JP2009029575A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に回生状態で運転を続けることによって、全てのエレベータを同時に運転させる能力がない自家発電であってもできる限り多くのエレベータによる避難運転を継続し続けることが可能なエレベータ制御装置を提供する。
【解決手段】避難用エレベータ制御装置は、自家発電装置の動作状態を検出する自家発電状態検出部332と、避難運転時の各回のエレベータの乗車人数を記憶する乗車人数記憶部334と、乗車人数記憶部334に記憶された乗車人数に基づいて次回の避難運転時にエレベータに乗車する人数を推定する次回乗車人数推定部335と、次回乗車人数推定部335による推定値に基づいて次回の避難運転時に使用するエレベータの台数を決定する避難運転台数決定部336と、避難運転台数決定部336によって決定された台数分のエレベータの動作制御を行なう避難運転制御部331とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータ制御装置に関し、特に、避難時におけるエレベータ制御装置に関する。
火災などの災害時にエレベータを避難に利用する場合において、エレベータ内の乗客だけでなく避難が終わっていない人を速やかに避難階に避難させることが望ましい。災害による停電発生時には、自家発電設備を備えている場合は自家発電によってエレベータを運転する必要があるが、コストの問題によって全てのエレベータを同時に運転させるだけの自家発電設備を設置することは難しく、避難に利用できるエレベータの台数は十分ではなかった。
従来の自家発電によるエレベータの避難運転において、停電時におけるエレベータのかご内の人数を検出し、人数の多いかごから順に避難階に帰着させることによってエレベータによる避難者の平均避難時間を短縮していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−333067号公報(第3頁、第1図)
特許文献1では、避難に利用できるエレベータは1台のみであり、複数台のエレベータを同時に利用することができないという問題があった。
火災時におけるエレベータの避難運転は、避難者がエレベータに乗車する上階の脱出階とエレベータを降車する下階の避難階との間の往復運転となる。一般的なエレベータには、かご容量の約50%の負荷で釣り合うようにカウンターウエイトが備えられている。従って、かご内負荷が50%未満のエレベータを上方向に移動させる場合には、駆動トルクよりも、重力加速度によって加速しないように減速させるための制動トルクが必要となる。一方、かご内負荷が50%以上のエレベータを下方向に移動させる場合も同様のことがいえる。エレベータのモータは、制動時には電力を消費せずに発電を行なうため回生状態となる。エレベータによる避難運転において、避難階から脱出階に移動するときは、かご内は常に無負荷なため回生状態であり、脱出階から避難階に移動するときは、エレベータに乗車する避難者の人数が避難運転をするエレベータの台数に対して十分に多いときは回生状態となる。
本発明は、このような知見に基づいて上記の問題を解決するためになされたもので、脱出階からエレベータに乗車する人数に合わせて避難運転において1回の往復運転をおこなうエレベータの台数を動的に決定して常に回生状態で運転を続けることによって、全てのエレベータを同時に運転させる能力がない自家発電装置であってもできる限り多くのエレベータによる避難運転を継続し続けることが可能なエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による避難用エレベータ制御装置は、自家発電装置からの電力供給が可能なエレベータの制御装置であって、自家発電装置の動作状態を検出する自家発電状態検出部と、避難運転時における各回のエレベータの乗車人数を記憶する乗車人数記憶部と、乗車人数記憶部に記憶された乗車人数に基づいて、次回の避難運転時にエレベータに乗車する人数を推定する次回乗車人数推定部と、次回乗車人数推定部による推定値に基づいて、次回の避難運転時に使用するエレベータの台数を決定する避難運転台数決定部と、避難運転台数決定部によって決定された台数分のエレベータの動作制御を行なう避難運転制御部とを備えることを特徴とする。
本発明は、請求項1に記載のように、自家発電装置からの電力供給が可能なエレベータの制御装置であって、自家発電状態検出部は自家発電装置の動作状態を検出し、乗車人数記憶部は避難運転時における各回のエレベータの乗車人数を記憶し、次回乗車人数推定部は乗車人数記憶部に記憶された乗車人数に基づいて、次回の避難運転時にエレベータに乗車する人数を推定し、避難運転台数決定部は次回乗車人数推定部による推定値に基づいて、次回の避難運転時に使用するエレベータの台数を決定し、避難運転制御部は避難運転台数決定部によって決定された台数分のエレベータの動作制御を行なうので、脱出階から避難する人数に合わせて避難運転するエレベータの台数を決定して常に回生状態で運転を続けることによって、全てのエレベータを同時に運転させる能力がない自家発電装置であってもできる限り多くのエレベータによる避難運転を継続し続けることが可能なエレベータ制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態による避難用エレベータ制御システムの構成図である。図1に示すように、建物に設置されたエレベータを制御するエレベータ制御システムは、自家発電装置1、かご2、エレベータ制御装置3、乗場灯4、乗場呼びボタン5、火災検知機能6から構成されており、自家発電装置1からの電力供給が可能である。
自家発電装置1は、停電時にエレベータに対して電力供給を行なう。かご2はエレベータのかごであり、2−1〜2−Nまで設置されている。ここで、Nはかご2の設置台数を示している。エレベータ制御装置3は、エレベータの通常時の運行動作および非常時の運行動作を制御する。乗場灯4は、各階に設置されており、エレベータのかご2の到着や割当状況を方向別に示している。図中のように、4−1−1〜4−1−Fは、かご2−1に対応する乗場灯であり、4−N−1〜4−N−Fは、かご2−Nに対応する乗場灯である。ここで、Fは建物の最上階を示している。このように、乗場灯4は各かごごとに対応して設置されている。乗場呼びボタン5は、エレベータを呼ぶためのボタンであり、方向別に設置されている。図中のように、5−1−1〜5−1−Fは、かご2−1に対応する乗場呼びボタンであり、5−N−1〜5−N−Fはかご2−Nに対応している。乗場呼びボタン5は、各かご2ごとに設置してもよいし、かご2−1〜2−Nが群管理機能によって一括管理されている場合には、1台以上の任意のかご2にのみボタンを設置してもよい。建物の各所定箇所に配置された複数の火災検知装置を備えて構成される災害検知機能である火災検知機能6は、煙感知器や温度感知器などの火災感知器や、火災報知器、防災監視盤の火災発生ボタンなどの火災が発生したことを検知する複数の装置からなり、どの場所でどのような火災が起こっているのかを検知することができる機能である。
エレベータ制御装置3は、各台制御機能31、群管理制御機能32、避難運転制御機能33から構成される。
各台制御機能31−1〜31−Nは、かご2−1〜かご2−N、乗場灯4−1−1〜4−N−F、乗場呼びボタン5−1−1〜5−N−Fの状態の取得および制御を行なっている。群管理制御機能32は、各台制御機能31−1〜31−Nから情報を取得して、かご2−1〜2−Nに対して乗場呼びを割当てて任意の階へ配車制御を行なうなどの群制御を行なっている。また、火災検知機能6から火災発生の信号を受け取った場合には、火災管制運転を行なう。火災時におけるエレベータの避難運転を制御する避難運転制御機能33は、火災管制運転後に火災検知機能6で得られた火災検知状態に基づいて、エレベータに対して避難用の運転に必要な制御を行なう。
図2は、本発明の実施形態による避難運転制御機能33の構成ブロック図である。図2に示すように、避難運転制御機能33は、避難運転制御部331、自家発電状態検出部332、火災検知状態検出部333、乗車人数記憶部334、次回乗車人数推定部335、避難運転台数決定部336、避難運転終了指令入力部337から構成される。避難運転制御部331は、自家発電装置1、火災検知機能6、各台制御機能31−1〜31−N、群管理制御機能32の状態に基づいて、例えば、群管理制御機能32に対して避難運転時におけるエレベータの動作指令を出力したり、直接的に各台制御機能31−1〜31−Nに対してエレベータの動作指令を出力する。自家発電状態検出部332は、自家発電装置1の動作状況を検知して避難運転制御部331へ出力する。火災検知状態検出部333は、火災検知機能6から得られた情報を避難運転制御部331へ出力する。乗車人数記憶部334は、群管理制御機能32、避難運転時の各台制御機能31−1〜31−Nから脱出階出発時のエレベータの乗車人数の情報を受け取って時系列に記憶する。次回乗車人数推定部335は、乗車人数記憶部334に記憶された乗車人数の時系列データに基づいて、次回の避難運転で脱出階出発時にエレベータに乗車する人数を推定する。避難運転台数決定部336は、次回乗車人数推定部335の推定値に基づいて、常に回生状態でエレベータを運転できる値となるように、エレベータの避難運転台数を決定する。避難運転終了指令入力部337は、火災検知状態検出部333によって火災が終了したことを検知したときに避難運転終了指令を避難運転制御部331に出力する。このとき、防災責任者などが操作する避難運転終了指令ボタンを備え、避難運転終了指令ボタンが操作されたことを検出して避難運転終了指令を避難運転制御部331に出力してもよい。
図3は、本発明の実施形態による避難運転制御部331における動作のフローチャートである。ここでは、エレベータが避難運転を開始してもよいのかどうかの判断を行なっている。ステップS301では、火災検知機能6の結果により、ビル内で火災が発生したかどうかの判断を行なう。火災が発生している場合はステップS302に移行し、発生していない場合には避難運転開始判断を終了する。ステップS302では、群管理制御機能32の状態により、火災管制運転が終了したのかどうかの監視を開始する。ステップS303では、火災管制運転が終了したのかどうかを判断し、火災管制運転が終了した場合にはステップS304に移行し、火災管制運転が終了していない場合にはステップS303の判断を継続させる。ステップS304では避難運転を開始し、避難運転開始判断を終了する。
図4は、本発明の実施形態による避難運転制御部331における避難運転のフローチャートである。本発明の実施形態における避難運転としては、予め脱出階を1つ以上設定し、脱出階まで階段で避難してきた居住者をエレベータに乗車させて安全にビルの外へ移動可能である避難階まで運転して降車させるものとする。このとき、火災に対してエレベータによる避難が安全に行なわれるように、脱出階または脱出階の1つ下の階が火災の場合、バンクの全階のエレベータホールまたはエレベータホールに隣接する区画が火災の場合、エレベータシャフトや機械室が火災の場合には、エレベータによる避難運転は中断する。また、スプリンクラーや消火活動の際の水によって、エレベータのピットやかごの上が浸水した場合においてもエレベータによる避難運転は実行しない。かごの1台当たりの脱出階は1つでも複数でもよいが、ここでは脱出階がバンク当たり1つ設定されている場合について説明する。さらに、かご同士の動作については同期を取っても取らなくてもよいが、ここでは脱出階での乗車をスムーズに行なうために脱出階におけるかごは、避難運転する台数分同時に扉を開く場合について説明する。
図4に示すように、ステップS401では、エレベータによる避難運転の可否判断を行い、避難運転が可能な場合にはステップS402に移行し、エレベータによる避難運転を中断する場合には避難運転を終了する。避難運転の可否判断の具体的な手段については後に説明する。ステップS402では、全てのかご2を脱出階へ移動させる。このとき、エレベータ避難が可能である旨のアナウンスや表示を乗場で行なってもよく、脱出階の乗場灯4を点滅させるなどの操作を行なってもよい。ステップS402の終了時点におけるかご2の初期位置は、火災管制運転の完了後であるため避難階に存在しており、かご2の中は無人である。また、既にエレベータによる避難運転が開始されている場合は、かご2は脱出階で乗車中または避難階でかご2の中が無人であるかのいずれかである。ステップS403では、避難運転台数決定部336によって避難運転に使用するエレベータの台数を決定する。ステップS404では、脱出階において乗場呼びボタン5が押下されて乗場呼びされているのかどうかを判断し、乗場呼びされている場合にはステップS405に移行し、乗場呼びがない場合にはステップS401に移行する。ステップS405では、ステップS401と同様の動作を行ない、エレベータによる避難運転が可能であるのかどうかの判断をする。このとき、エレベータによる避難運転が可能な場合にはステップS406に移行し、エレベータによる避難運転を中断する場合には避難運転を終了させる。ステップS406では、ステップS403において決定した台数分のかごの扉を開いて避難者を乗車させる。このとき、乗車可能である旨のアナウンスや表示をエレベータ乗場またはかご2の中で行なってもよいし、脱出階の乗場灯4を点灯させてもよい。ステップS407では、ステップS401と同様の動作を行ない、エレベータによる避難運転が可能であるのかどうかの判断をする。この判断は、避難者がかご2に乗車して扉が閉まるまでの間の火災状況の変化に対応している。このとき、エレベータによる避難運転が可能な場合にはステップS408に移行し、エレベータによる避難運転を中断する場合には避難運転を終了させる。ステップS408では、かご2の扉を閉めて、ステップS409に移行する。ステップS409では、かご2を脱出階から避難階まで走行させて、ステップS410に移行する。脱出階が複数存在する場合は次の脱出階まで走行し、ステップS406〜ステップS409の動作処理を行なう。ステップS410では、避難階に到着後にかご2の扉を開けて避難者を降車させて、ステップS411に移行する。ステップS411では、ステップS401と同様の動作を行ない、エレベータによる避難運転が可能であるのかどうかの判断をする。この判断は、かご2が避難階に到着してから避難者の降車が完了するまでの間の火災状況の変化に対応している。このとき、エレベータによる避難運転が可能な場合にはステップS402に移行し、エレベータによる避難運転を中断する場合には避難運転を終了させる。
図5は、本発明の実施形態による避難運転可否判断のフローチャートである。図5に示す避難運転可否判断は、図4のステップS401、ステップS405、ステップS407、ステップS411における避難運転可否判断である。
図5に示すように、ステップS501では、火災検知状態検出部333からの情報によって脱出階で火災が発生しているのかどうかを判断して、火災が発生していない場合はステップS502に移行し、火災が発生している場合はステップS508に移行する。ステップS502では、火災検知状態検出部333からの情報によって脱出階の1階床下で火災が発生しているのかどうかを判断して、火災が発生していない場合はステップS503に移行し、火災が発生している場合はステップS508に移行する。ステップS503では、火災検知状態検出部333からの情報によって各階のエレベータホールまたは隣接区画で火災が発生しているかどうかを判断して、火災が発生していない場合はステップS504に移行し、火災が発生している場合はステップS508に移行する。ステップS504では、火災検知状態検出部333からの情報によってエレベータシャフトまたは機械室で火災が発生しているのかどうかを判断して、火災が発生していない場合はステップS505に移行し、火災が発生している場合はステップS508に移行する。ステップS505では、各台制御機能31−1〜31−Nまたは群管理制御機能32から得られたエレベータピットまたはかご2の上あるいは機械室に設けられた浸水センサの状態によって、エレベータピットまたはかご2の上あるいは機械室が浸水していない場合はステップS506に移行し、浸水している場合はステップS508に移行する。このように、浸水センサは災害検知器の1つとして建物の所定箇所に設けられている。ステップS506では、避難運転終了指令入力部337から避難運転終了指令が出力されているのかどうかを判断して、避難運転終了指令が出力されていない場合はステップS507に移行し、避難運転終了指令が出力されている場合はステップS508に移行する。ステップS507では、ステップS506の結果から避難運転可能であると判断して、避難運転可否判断を終了する。ステップS508では、エレベータによる避難運転を中止と判断して、避難運転可否判断を終了する。
次に、エレベータが常に回生状態で運転可能となるように、避難運転時におけるエレベータの台数を決定するための処理について述べる。
乗車人数記憶部334では、図4のステップS408におけるかごの扉を閉めた時点でのかご内の人数をかごの負荷量から判断し、避難運転開始からk回目の脱出階出発時の乗車人数をP[k]として記憶する。P[k]および脱出階出発回数Kは、図3のステップS304における避難運転開始時に初期化される。
次回乗車人数推定部335は、次回(K+1回目)の脱出階出発時の乗車人数を、過去のP[k](k=0,・・・・,K)から推定する。推定方法としては、前回の値を用いる方法、移動平均を用いる方法、ニューラルネットワークを用いる方法など様々な方法があり、例えば式(1)のような方法で推定することが可能である。
P[K+1]=P[K]+α{(P[K]−P[K−1])+β(P[K−1] −P[K−2])} ・・・(1)
ここで、αおよびβは変化速度に関するパラメータであり、例えば、0≦α≦1、0≦β≦1の任意の値を設定する。
避難運転台数決定部336では、エレベータが自家発電装置1による自家発電運転中かどうかを判断し、自家発電運転中の場合には、脱出階出発時の全てのかごの負荷が50%以上で、脱出階から避難階へのエレベータの運転が回生状態となるように、次回乗車人数推定値P[K]に基づいて避難運転を行なうかごの台数を決定する。一方、自家発電運転中でない場合には、全てのかごを用いて避難運転を行なう。
図6は、本発明の実施形態による避難運転台数決定のフローチャートである。ステップS601では、自家発電状態検出部332における検出結果に基づいて、エレベータが電力線からの給電による運転であるか、または自家発電装置1からの給電による運転であるかの判断を行い、自家発電による運転の場合はステップS602に移行し、電力線からの給電の場合はステップS603に移行する。ステップS602では、避難運転台数nをかご台数としてステップS604に移行する。ステップS603では、避難運転台数nをかご台数として、避難運転台数決定の処理を終了する。ステップS604では、次回乗車人数推定値P[K]に基づいて次回の脱出階出発時のかご負荷率を推定してステップS605に移行する。かご負荷率の推定は、式(2)によって求められる。
R=P[K]/(C×n) ・・・(2)
ここで、Rは推定負荷率、Cはかご一台あたりの乗車定員である。
ステップS605では、次回の脱出階出発時に各かごが回生状態となるかどうかについて回生判断値Xに基づいて判断する。回生判断値Xは、式(3)によって求められる。
X=γR ・・・(3)
ここで、γは負荷率に関する安全率であり、0<γ≦1の値をとる。例えば、かごの容量に対してかご内の負荷が50%のときに回生状態となるエレベータの場合において、回生判断値Xが50%を超えていれば回生状態であると判断して避難運転台数決定の処理を終了する。一方、回生判断値Xが50%未満のときは回生状態ではないと判断してステップS606に移行する。ステップS606では、避難運転に利用するエレベータの台数を1台減らしてステップS604に移行する。
なお、本実施形態において、各台制御機能31、群管理制御機能32、避難運転制御機能33をエレベータ制御装置内に設置したが、これらの機能は独立した装置として設置されてもよい。また、カウンターウエイトの釣り合い負荷が50%でない場合においても適用可能である。
以上のことから、脱出階から避難する人数に合わせて避難運転するエレベータの台数を決定して常に回生状態で運転を続けることによって、全てのエレベータを同時に運転させる能力がない自家発電であってもできる限り多くのエレベータによる避難運転を継続し続けることが可能となる。また、エレベータのバンク毎に、複数のエレベータを同期させて運転することにより、脱出階で同時に複数のかごが戸開するため、避難者が脱出階の乗場に滞留していても、スムーズな避難が可能となる。
本発明の実施形態による避難用エレベータ制御システムの構成図である。 本発明の実施形態による避難運転制御機能の構成ブロック図である。 本発明の実施形態による避難運転制御部における動作のフローチャートである。 本発明の実施形態による避難運転制御機能における避難運転のフローチャートである。 本発明の実施形態による避難運転可否判断のフローチャートである。 本発明の実施形態による避難運転台数決定のフローチャートである。
符号の説明
1 自家発電装置、2 かご、3 エレベータ制御装置、31 各台制御機能、32 群管理制御機能、33 避難運転制御機能、331 避難運転制御部、332 自家発電状態検出部、333 火災検知状態検出部、334 乗車人数記憶部、335 次回乗車人数推定部、336 避難運転台数決定部、337 避難運転終了指令入力部、4 乗場灯、5 乗場呼びボタン、6 火災検知機能。

Claims (2)

  1. 自家発電装置からの電力供給が可能なエレベータ制御装置であって、
    前記自家発電装置の動作状態を検出する自家発電状態検出部と、
    避難運転時における各回のエレベータの乗車人数を記憶する乗車人数記憶部と、
    前記乗車人数記憶部に記憶された前記乗車人数に基づいて、次回の避難運転時に前記エレベータに乗車する人数を推定する次回乗車人数推定部と、
    前記次回乗車人数推定部による推定値に基づいて、前記次回の避難運転時に使用する前記エレベータの台数を決定する避難運転台数決定部と、
    前記避難運転台数決定部によって決定された台数分のエレベータの動作制御を行なう避難運転制御部と、
    を備えることを特徴とする、エレベータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ制御装置において、
    前記避難運転台数決定部は、前記次回乗車人数推定部による推定値に基づいて、回生状態でエレベータを運転させることが可能なように、次回の避難運転時に使用するエレベータの台数を決定することを特徴とする、エレベータ制御装置。
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