JP2009029223A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全長が短いステアリングコラム装置に離脱機構を設ける。
【解決手段】ロアジャケット1bにアッパジャケット1aが挿通されてジャケット1が構成され、該ジャケット1の内部に伸縮自在なステアリングシャフト2が支持される一方、車体に結合された一対のサイドブラケット5dの間に配置されたロアジャケット1bの上端部下面に一対のディスタンスブラケット1cが一体形成され、該ディスタンスブラケット1cに形成された支持孔1dと一対のサイドブラケット5dに形成されたチルト用長孔5eとにロックボルト6が挿通され、該ロックボルト6を締め付ける締め付け手段21が設けられ、一方のサイドブラケット5d・ディスタンスブラケット1c間にテレスコ用長孔18cを有する離脱用固定部18が挟持され、該離脱用固定部18には、アッパジャケット1aと一体の離脱用移動部17が離脱可能に結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリングコラム装置に関し、衝突時にアッパジャケットがロアジャケット内で軸方向へ移動するようにしたものである。
自動車には、ステアリングホィールを回動操作すると、その回動運動を操舵機構へ伝達し、該操舵機構によりピニオンの回転運動をラックの往復運動に変換し、左右の操舵車輪を操舵するため、ステアリングホィールと操舵機構とを連結するステアリングコラム装置が設けられている。
従来のステアリングコラム装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このステアリングコラム装置は、ロアジャケットの内部にアッパジャケットを挿入し、該アッパジャケットと一体に形成されたディスタンスブラケットのテレスコ用の長孔および一対の固定部材のチルト用の長孔にロックボルトを挿通させ、該一対の固定部材を車体に離脱可能に結合している。
衝突事故が生じ、運転者がステアリングホィールに二次衝突した場合は、固定部材が車体から離脱するため、アッパジャケットが車体前方へ抜け、運転者からステアリングホィールへ作用する力が小さくなり、運転者が受ける反作用の力が軽減する。
特開2006−182062号公報
ところが、特許文献1の場合のようにステアリングコラム装置の前方の空間が広い場合はアッパジャケットを離脱させるための構成を車体前方に配置できるが、ステアリングコラム装置の全長が短くしかも電動パワーステアリング装置やキーロック機構が設けられる場合は、スペースが足りないため、離脱機構を設けることができない。
そこで本発明は、上記の課題を解決したステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、ロアジャケットの上端内部にアッパジャケットの下端部がスライド自在に挿通されてジャケットが構成され、該ジャケットの内部に伸縮自在なステアリングシャフトが回転自在に支持され、車体に一対のサイドブラケットが結合され、該一対のサイドブラケットの間に前記ロアジャケットが配置され、該ロアジャケットの上端部下面の両側に一対のディスタンスブラケットが夫々一体形成され、前記アッパジャケットにはテレスコブラケットが結合され、前記一対のサイドブラケットの夫々に形成されたチルト用長孔と、前記一対のディスタンスブラケットの夫々に形成された支持孔と、前記テレスコブラケットに形成されたテレスコ用長孔とにロックボルトが挿通され、該ロックボルトを介して前記一対のサイドブラケットを締め付ける締め付け手段が設けられ、該締め付け手段の締め付けにより前記ロアジャケットに対して前記アッパジャケットを規制する規制手段が設けられ、前記テレスコブラケットは、前記アッパジャケットの下面に突出形成された離脱用移動部と、前記一対のサイドブラケットの一方と前記一対のディスタンスブラケットの一方との間に配置された離脱用固定部とにより構成され、該離脱用固定部に前記離脱用移動部が車体前方へ向かって離脱可能に結合されたことを特徴とする。
この発明によれば、衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突すると、アッパシャフトを介してアッパジャケットに荷重が加わり、アッパジャケットと一体の離脱用移動部が一方のサイドブラケットとディスタンスブラケットとの間に結合した離脱用固定部から離脱し、アッパジャケットがロアジャケット内で軸方向へ移動する。従って、運転者がステアリングホィールに二次衝突した際の反作用の力が小さく、運転者に加わる衝撃が緩和される。そして、衝突時にテレスコ用長孔を形成した離脱用固定部は移動しないため、衝撃吸収荷重の安定化が図れると共に衝撃吸収構造の小スペース化が図れる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のステアリングコラム装置において、前記規制手段として前記ロアジャケットの上端部の下面にアッパジャケットの下端部の縮径を可能にするスリットを形成し、該スリット内において、衝突時の前記離脱用移動部を移動可能にしたことを特徴とする。
この発明によれば、衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突した際に、アッパシャフトを介してアッパジャケットに荷重が加わり、アッパジャケットがロアジャケットに対して相対的に軸方向へ移動すると、アッパジャケットと一体の離脱用移動部がロアジャケットのスリットの内部で移動する。従って、ジャケットの全長が短く、ロアジャケットからのアッパジャケットの突出量が短い場合でも二次衝突時のアッパジャケットの軸方向への移動ストロークを長くすることができ、十分な衝撃吸収ストロークを確保できる。
請求項1に係るステアリングコラム装置によれば、アッパジャケットにはテレスコブラケットが結合され、一対のサイドブラケットの夫々に形成されたチルト用長孔と、一対のディスタンスブラケットの夫々に形成された支持孔と、前記テレスコブラケットに形成されたテレスコ用長孔とにロックボルトが挿通され、該ロックボルトを介して前記一対のサイドブラケットを締め付ける締め付け手段が設けられ、該締め付け手段の締め付けにより前記ロアジャケットに対して前記アッパジャケットを規制する規制手段が設けられ、前記テレスコブラケットは、アッパジャケットの下面に突出形成された離脱用移動部と、一対のサイドブラケットの一方と一対のディスタンスブラケットの一方との間に配置された離脱用固定部とにより構成され、該離脱用固定部に離脱用移動部が車体前方へ向かって離脱可能に結合されたので、衝突時にロックボルトがテレスコ用長孔の末端の内壁に衝突することが無く、衝撃吸収荷重の安定化が図れる。また、アッパジャケットとアッパシャフトおよびテレスコブラケットの離脱用移動部のみが移動するため、ステアリングコラム装置の全長が短くしかも電動パワーステアリング装置やキーロック機構が設けられるためスペースが足りない場合でも、離脱機構を設けることが可能である。
請求項2に係るステアリングコラム装置によれば、衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突した際に、アッパシャフトを介してアッパジャケットに荷重が加わり、アッパジャケットがロアジャケットに対して相対的に軸方向へ移動すると、アッパジャケットと一体の離脱用移動部がロアジャケットのスリットの内部で移動する。従って、ジャケットの全長が短く、ロアジャケットからのアッパジャケットの突出量が短い場合でも二次衝突時のアッパジャケットの軸方向への移動ストロークを長くすることができ、十分な衝撃吸収ストロークを確保できる。
以下、本発明によるステアリングコラム装置の実施の形態を説明する。
図1に示すように、ロアジャケット1bの右端である上端の内部にアッパジャケット1aの左端である下端部がスライド自在に挿通されてジャケット1が構成され、該ジャケット1の内部に伸縮自在なステアリングシャフト2が回転自在に支持されている。即ち、以下のように構成されている。ステアリングシャフト2は、アッパシャフト2aとロアシャフト2bとから構成され、両者はスプライン結合部3を介して相対的に軸方向へ移動できるように構成されている。アッパシャフト2aは軸受4を介してアッパジャケット1a内に回転自在に支持され、ロアシャフト2bは図示しない電動パワーステアリングの入力軸に連結されてロアジャケット1b内に回転自在に支持されている。そして、アッパシャフト2aの右端には、図示しないステアリングホィールが設けられている。
前記ジャケット1を車体に支持するため、車体には図2,図3に示す一対のサイドブラケットが結合されている。即ち、車体に車体側ブラケット5が結合されており、車体側ブラケット5は取付部5aと挟持部5bとから構成されている。取付部5aには取付孔5cが形成され、挟持部5bは逆U字形に形成されて一対のサイドブラケット5dを備えている。
図3に示すように、一対のサイドブラケット5dの間に前記ロアジャケット1bが配置され、該ロアジャケット1bの上端部下面には、左右両側に一対のディスタンスブラケット1cが一体形成されている。そして、夫々のディスタンスブラケット1cには支持孔1d(図2参照)が形成されている。
一方、前記一対のサイドブラケット5dの夫々には、チルト用長孔5e(図2参照)が上下方向へ長く形成されている。該チルト用長孔5eと前記支持孔1dとにはロックボルト6が挿通され、該ロックボルト6により一対のサイドブラケット5dを介してディスタンスブラケット1cを締め付ける締め付け手段21が設けられている。
該締め付け手段21の構成を説明する。ロックボルト6の頭部6aとは反対側にはカム機構10が設けられている。該カム機構10は、固定カム11と可動カム12とによって構成されている。図7に示すように、固定カム11は、ロックボルト6が挿通された筒部11aと、可動カム12との対向面に低部と高部とこれらを滑らかに繋ぐテーパ部とを有するフランジ部11bとで構成されている。一方、可動カム12は、ロックボルト6が挿通された筒部12aと、前記固定カム11との対向面に前記低部,高部,テーパ部を押圧する突出部が形成されたフランジ部12bとで構成されている。可動カム12を回転駆動するため、可動カム12の筒部12aが操作レバー13の基端部に異形嵌合されている。そして、ロックボルト6の先端部にはナット14がねじ込まれ、該ナット14を操作レバー13と一体に回転させるため、図5に示すようにロックプレート15の一端に形成された六角孔の部分がナット14に嵌合され、ロックプレート15の他端がボルト16を介して操作レバー13に結合されている。ボルト16は円弧孔15aに挿通されており、締め付け時の操作レバー13の位置を微調整することができる。
アッパジャケット1aにはテレスコブラケット22が結合され、該テレスコブラケット22は、前記アッパジャケット1aの下面に突出形成された離脱用移動部17と、前記一対のサイドブラケット5dの一方と前記一対のディスタンスブラケット1cの一方との間に配置された離脱用固定部18とにより構成され、該離脱用固定部18に前記離脱用移動部17が車体前方へ向かって離脱可能に結合されている。前記離脱用移動部17は、ステアリング装置を車体後方から見た図7に示すように、前記一対のディスタンスブラケット1cの間に配置され、該離脱用移動部17はアッパジャケットの下面中央に結合されている。即ち、図1に示すように離脱用移動部17の基端部がアッパジャケット1aの下面から下方へ突出して設けられ、その先端部が車体前方へ向かって伸びてL字形になっている。そして、下端部はカム機構10が設けられた車体左側に折り曲げられて軸平行部17aが形成され、該軸平行部17aには図示しないステアリングホィールの方向から軸方向に沿って切欠部17bが形成されている。一方、離脱用固定部18は、その基端部が一対のサイドブラケット5dの一方と一対のディスタンスブラケット1cの一方との間に挟持されており、基端部にはテレスコ用長孔18cが形成されている。該テレスコ用長孔18cには前記ロックボルト6が挿通されている。離脱用固定部18の先端部は内側へ折り曲げられて軸平行部18aが形成され、該軸平行部18aは、離脱用固定部18を挟持するディスタンスブラケット1cの下部を越えてロアジャケット1bの下方の一対のディスタンスブラケット1cの間まで延びている。そして、図2のように、軸平行部18aには結合孔18bが形成されると共に軸平行部18aの内側にはナット19が溶接結合され、前記軸平行部17aに形成された切欠部17bおよび結合孔18bに挿通させたトルクボルト20がナット19にねじ込まれ、離脱用固定部18に離脱用移動部17が車体前方へ向かって離脱可能に結合されている。
前記のように、ロアジャケット1bの上端部の内部にはアッパジャケット1aの下端部が挿通されており、ロアジャケット1bを締め付け手段21により左右から挟んでアッパジャケット1aが動かないように規制するため、図6に示すようにロアジャケット1bの上端部の下面中央には、アッパジャケット1aの下端部の締め付けを可能にするための規制手段としてスリット1gが形成されている。該スリット1gは、衝突時に前記離脱用移動部17が前記アッパジャケット1aと共に移動できるようにするための移動用スリットとして機能する。
この実施の形態では、チルト用長孔5eに沿ったロックボルト6の移動と、該ロックボルト6に対するテレスコ用長孔18cを有するアッパジャケット1aの軸方向の相対的な移動をより強く規制するため、複数の摩擦板が用いられている。即ち、図2に示すように一方のサイドブラケット5dには内側から外側へ向かって突出するピン9が設けられ、該ピン9は3枚のチルト用摩擦板7の上部の孔に挿通されている。夫々のチルト用摩擦板7にも図示しないチルト用長孔(図示せず)が形成されている。一方、サイドブラケット5dとディスタンスブラケット1cとの間に挟まれた離脱用固定部18には、図6に示すように車体前方へ向かって延長されて連結部18dが形成され、該連結部18dからフランジ状に折り曲げ形成された突出部18eが3枚のテレスコ用摩擦板8の角孔8aに挿通されている。夫々のテレスコ用摩擦板8にもテレスコ用長孔8bが形成されている。前記ロックボルト6は、チルト用摩擦板7のチルト用長孔5eとテレスコ用摩擦板8のテレスコ用長孔8bとに交互に挿入されている。前記固定カム11の回転を規制するため、前記固定カム11の筒部11aは断面形状が略四角形に形成され、筒部11aはチルト用摩擦板7のチルト用長孔5eおよびテレスコ用摩擦板8のテレスコ用長孔8bに挿通されている。また、図2に示すように、ロックボルト6の回転を規制するため、頭部6aにはサイドブラケット5dのチルト用長孔5eの幅寸法と対応した幅寸法の回り止め部6bが形成されている。
次に、ステアリングコラム装置の作用を説明する。
チルト調整またはテレスコ調整を行う場合は、操作レバー13を回動させることによりロックボルト6を緩める。操作レバー13を回動させることにより可動カム12の突出部が固定カム11の高部から低部へ移動し、かつナット14が緩む方向へ回転する。このため、固定カム11が図2の左方へ移動し、かつナット14も左方へ移動する。このため、固定カム11の移動量とナット14の移動量とを加算した分だけロックボルト6が緩む。
ロックボルト6をチルト用長孔5eに沿って昇降させれば、ステアリングシャフト2をジャケット1と共に昇降させてチルト調整することができる。また、アッパジャケット1aを軸方向に沿って移動させることにより、ロックボルト6に対してロックボルト6の挿通された離脱用固定部18の部分が軸方向へ移動してテレスコ調整することができる。アッパジャケット1aを軸方向に沿って移動させると、スプライン結合部3の存在により、アッパジャケット1aおよびアッパシャフト2aが軸方向に沿って移動する。
チルト調整およびテレスコ調整による位置合わせが終了したら、操作レバー13を前記の方向とは反対方向へ回動させることにより、ロックボルト6を締めることができる。図3のように、3枚のチルト用摩擦板7と3枚のテレスコ用摩擦板8とを交互に重ねて締め付けているので、両者間の摩擦抵抗が大きく、規制力が大きい。
衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突した際には、アッパシャフト2aを介してアッパジャケット1aに荷重が加わり、アッパジャケット1aが
軸方向へ移動しようとすることから、図2において、アッパジャケット1aと一体の離脱用移動部17および離脱用固定部18にも荷重が作用する。そのため、離脱用固定部18にはテレスコ用長孔18cに沿って大きな力が作用するが、離脱用固定部18に滑りが生じる前に、離脱用固定部18よりもアッパジャケット1aに近い位置で、離脱用固定部18に対して離脱用移動部17が移動して離脱する。従って、テレスコ用長孔18cの長さ分だけ離脱用固定部18が滑ってテレスコ用長孔18cの内壁がロックボルト6に衝突して運転者が大きな衝撃を受ける事態を未然に防止することができる。
この発明によれば、衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突すると、アッパシャフト2aを介してアッパジャケット1aに荷重が加わり、アッパジャケット1aと一体の離脱用移動部17の軸平行部17aがトルクボルト20から離脱し、一方のサイドブラケット5dとディスタンスブラケット1cとの間に結合した離脱用固定部18から離脱用移動部17が離脱して車体前方へ移動する。従って、運転者がステアリングホィールに二次衝突した際の反作用の力が小さく、運転者に加わる衝撃が緩和される。即ち、衝突時にロックボルト6がテレスコ用長孔18cの末端の内壁に衝突することが無く、衝撃吸収荷重の安定化が図れる。また、アッパジャケット1aとアッパシャフト2aおよびテレスコブラケット22の離脱用移動部17のみが移動するため、ステアリングコラム装置の全長が短くしかも電動パワーステアリング装置やキーロック機構が設けられるためスペースが足りない場合でも、離脱機構を設けることが可能である。
この発明によれば、衝突時に運転者がステアリングホィールに二次衝突した際に、アッパシャフト2aを介してアッパジャケット1aに荷重が加わり、アッパジャケット1aがロアジャケット1bに対して相対的に軸方向へ移動すると、アッパジャケット1aと一体の離脱用移動部17がロアジャケット1bのスリット1gの内部で移動する。従って、ジャケット1の全長が短く、ロアジャケット1bからのアッパジャケット1aの突出量が短い場合でも二次衝突時のアッパジャケット1aの軸方向への移動ストロークを長くすることができ、十分な衝撃吸収ストロークを確保できる。
なお、本実施の形態では、締め付け手段としてカム機構とナットとを用いたネジ機構との双方の機構を採用したが、いずれか一方のみまたはその他の構成を用いたものであってもよい。また、離脱用固定部を一方のサイドブラケットとディスタンスブラケットとの間に結合した場合を示したが、他方のサイドブラケットとディスタンスブラケットとの間に結合してもよい。更に、離脱機構として離脱用移動部に切欠部を形成した構成を示したが、離脱用固定部に切欠部を形成することもできる。また更に、規制手段としては、締め付け手段の締め付け時にロックボルトと一体に回動するスリーブを設け、該スリーブの外周面に形成された突出部によりアッパジャケットをロアジャケットの内周面に押圧する構成を採用してもよい。
ステアリングコラム装置の正面断面図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置の軸方向断面図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置の斜視図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置を下方から見た斜視図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置の正面図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置の下面図(実施の形態)。 ステアリングコラム装置の軸方向側面図(実施の形態)。
符号の説明
1…ジャケット
1a…アッパジャケット
1b…ロアジャケット
1c…ディスタンスブラケット
1d…支持孔
1g…スリット(規制手段)
2…ステアリングシャフト
5d…サイドブラケット
5e…チルト用長孔
6…ロックボルト
17…離脱用移動部
17b…切欠部
18…離脱用固定部
18c…テレスコ用長孔
21…締め付け手段
22…テレスコブラケット

Claims (2)

  1. ロアジャケットの上端内部にアッパジャケットの下端部がスライド自在に挿通されてジャケットが構成され、該ジャケットの内部に伸縮自在なステアリングシャフトが回転自在に支持され、車体に一対のサイドブラケットが結合され、該一対のサイドブラケットの間に前記ロアジャケットが配置され、該ロアジャケットの上端部下面の両側に一対のディスタンスブラケットが夫々一体形成され、前記アッパジャケットにはテレスコブラケットが結合され、
    前記一対のサイドブラケットの夫々に形成されたチルト用長孔と、前記一対のディスタンスブラケットの夫々に形成された支持孔と、前記テレスコブラケットに形成されたテレスコ用長孔とにロックボルトが挿通され、該ロックボルトを介して前記一対のサイドブラケットを締め付ける締め付け手段が設けられ、該締め付け手段の締め付けにより前記ロアジャケットに対して前記アッパジャケットを規制する規制手段が設けられ、
    前記テレスコブラケットは、前記アッパジャケットの下面に突出形成された離脱用移動部と、前記一対のサイドブラケットの一方と前記一対のディスタンスブラケットの一方との間に配置された離脱用固定部とにより構成され、該離脱用固定部に前記離脱用移動部が車体前方へ向かって離脱可能に結合されたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載のステアリングコラム装置において、
    前記規制手段として前記ロアジャケットの上端部の下面にアッパジャケットの下端部の縮径を可能にするスリットを形成し、該スリット内において、衝突時の前記離脱用移動部を移動可能にしたことを特徴とするステアリングコラム装置。
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