JP2009029049A - リング状線材のゴム被覆方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルビードなどのリング状の線材をゴムで被覆するに際し、ゴム相互のジョイント部のないゴム被覆を簡便に実現する方途について提案する。
【解決手段】リング状線材の周面にゴムを被覆するに当り、該リング状線材をゴム押出機の押出ダイの内部にセットし、次いで、前記押出機にてゴムを押出しつつ前記リング状線材を自転させて該リング状線材の周面にゴムを被覆する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばタイヤのビードコアとなるケーブルビードなどのリング(環)状に成形された線材にゴムを被覆するための方法に関するものである。
空気入りタイヤのカーカスを支持するビードコアは、ゴム被覆したスチールワイヤを複数回並列に巻き回した層を複数積層した、いわゆる六角ビードや、リング状の芯線のまわりに複数本の側線を巻き回した層を複数有する、いわゆるケーブルビードが適用される。
これら六角ビードやケーブルビードは、タイヤのビード部のゴム中に埋設されることから、予めゴムで被覆してビードコアとして供するのが一般的である。六角ビードは、ゴム被覆したスチールワイヤを巻き回して作製することからゴムの被覆は比較的容易であるが、ケーブルビードはリング状に成形したものに対して、全体をゴムで被覆することになるため、ゴムの被覆を工夫する必要がある。
従来、リング状に成形したケーブルビードをゴムで被覆するには、図1に示すように、ケーブルビード1に沿ってゴムシート2を供給し、まず、案内ロール3を介してケーブルビード1の内周側からゴムシート2を、該シートの幅方向断面がV字状になるようあてがう。次いで、挟み込みロール4によってゴムシート2を両側から挟み、前記シートの断面形状をV字状からU字状に変形させる。その後、U字状のゴムシート2の両側端を押さえロール5にて片側ずつケーブルビード1側に押し付けてケーブルビード1をゴムシート2で包み、さらに押さえロール6にてゴムシート2の側端が重なったジョイント部2aを押圧して貼り合わせれば、ゴムで被覆されたケーブルビード1を得られる。
従来、ケーブルビードへのゴム被覆は、上述の手順で行うのが一般的であり、ゴム被覆後のケーブルビード1には、図1(b)に示すように、ジョイント部2aが形成される。このジョイント部2aは、ケーブルビード1をゴムで強固かつ完全に覆うには、上記したように、ゴムシート2の側端を重ねたジョイント部とする必要がある。このようなゴムシートによるケーブルの包み込みを実現するには、上記した種々のロール類によるゴムシートの成形条件を細かく制御する必要があり、ケーブルビードのサイズ変更に対応させるのは難しい。
すなわち、上記の成形条件は、該ゴムシートの接着性、厚みおよび幅精度などのゴムシート材の性能に左右されるため、ケーブルビードのゴム包み込みにおける成形条件の自由度は極めて低いものとなる。
また、上記のケーブルビードの包み込み手法では、ゴムシート2の側端を重ねることが必須であることから、そのジョイント部はケーブルビードの軸方向に延びる突条となることは避けられない。そして、かようなケーブルビードをビードコアとしてビード部に埋設するに当たって、該ケーブルビードの径方向外側に、所謂スティフナーを張り付けるのが通例であり、その際、ケーブルビードとスティフナーとの間に隙間が生じやすく、ビード部の欠陥因子となることがある。
そこで、本発明は、ケーブルビードなどのリング状の線材をゴムで被覆するに際し、ゴム相互のジョイント部のないゴム被覆を簡便に実現する方途について提案することを目的とする。
発明者は、リング状に成形されたケーブルビードに対して、ジョイント部のないゴム被覆を実現するには、ゴムの押出し成形が利用できることを新たに知見し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の要旨構成は、次のとおりである。
(1)リング状線材の周面にゴムを被覆するに当り、該リング状線材をゴム押出機の押出ダイの内部にセットし、次いで、前記押出機にてゴムを押出しつつ前記リング状線材を自転させて該リング状線材の周面にゴムを被覆することを特徴とするリング状線材のゴム被覆方法。
(2)前記リング状線材は、ケーブルビードである前記(1)に記載のリング状線材のゴム被覆方法。
本発明によれば、ケーブルビードなどのリング状の線材に対して、ゴム相互のジョイント部のないゴム被覆を簡便に実現することができるため、該ケーブルビードの径方向外側に、所謂スティフナーを張り付けた場合にあっても、該ビードとスティフナーとの間に隙間が生じることがなく、健全なビード部の構築が可能になる。
また、ケーブルビードに直接ゴムを被覆することが可能であり、従来のようにゴムシートなどの中間材を用意する必要がなく、生産性を向上することができる。
さらに、ゴムの被覆対象である線材のサイズや種類の変更に対しては、押出ダイを交換することで簡便に対処できる。従って、従来のような被覆工程での条件を微調整する必要がなく、安定した品質のゴム被覆線材を提供することが可能である。
以下に、本発明のリング状線材のゴム被覆方法について、ケーブルビードを例にして、図面を参照して詳しく説明する。
すなわち、図2に示すように、リング状のケーブルビード1を、例えば4つの案内ロール7を介して自転可能に配置する。これら案内ロール7によるケーブルビード1の自転経路には、ゴムの押出機8の押出ダイ9を設置し、ケーブルビード1は案内ロール7に配置されるとともに、押出ダイ9内にもセットされる。この押出ダイ9は、ケーブルビードを対象とする場合を図3に示すように、二重環状の口金形状を有し、外側の空隙9aからゴムが押し出され、その内側の孔9bにケーブルビード1が案内される。
次いで、前記押出機8にてゴムを押出しつつケーブルビード1を自転させて、該ケーブルビード1の周面に押出ダイ9を介してゴム10を被覆する。その際、押出機8からのゴムの押出し速度とケーブルビード1の自転速度とを同調させる。かように、押出ダイ9において、ケーブルビード1の周面にゴム10を押し出しつつケーブルビード1を自転移動することによって、図2(b)に示すように、ケーブルビード1の周面に均一にゴム10を被覆できる。かくして得られたケーブルビード1の周面にはジョイント部が形成されることはない。
また、ケーブルビード1のゴム被覆開始端と同終端との繋ぎは、終端を若干始端側に移動し、終端を始端に一部オーバーラップさせることによって、滑らかな繋ぎを実現できる。
ここで、ケーブルビード1を押出ダイ9内にセットする方法について、具体的に説明する。すなわち、図4に示すように、二分割が可能の押出ダイ9を使用して、図示のように該押出ダイ9を2分割した状態にてケーブルビード1をセットし、その後押出ダイ9を閉じることによって実現できる。なお、押出ダイ9の内側の孔9bを区画する内側の環体9Cは、押出ダイ本体9dに、例えば環の軸方向に間隔を置いて配置した複数のブリッジ9eを介して固定されている。
なお、以上の例では、断面が円形のケーブルビードにゴムを被覆する場合を示したが、押出ダイの形状を変更することによって様々なビードコア材に対応可能である。例えば、断面が矩形のストランドビードや、断面が四角形にフィラメントを積層してなる、やはり断面が矩形のマルチフラットビードなどは、口金形状が矩形の押出ダイを用いればよく、その他の形状またはサイズにも適宜の変更が可能である。
(a)は従来のケーブルビードにゴムを被覆する要領を示す図であり、(b)は得られたゴム被覆ケーブルビードを示す断面図である。 (a)は本発明に従ってケーブルビードにゴムを被覆する要領を示す図であり、(b)は得られたゴム被覆ケーブルビードを示す断面図である。 押出ダイの断面図である。 押出ダイを分割した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ケーブルビード
2 ゴムシート
2a ジョイント部
7 案内ローラ
8 押出機
9 押出ダイ
10 ゴム

Claims (2)

  1. リング状線材の周面にゴムを被覆するに当り、該リング状線材をゴム押出機の押出ダイの内部にセットし、次いで、前記押出機にてゴムを押出しつつ前記リング状線材を自転させて該リング状線材の周面にゴムを被覆することを特徴とするリング状線材のゴム被覆方法。
  2. 前記リング状線材は、ケーブルビードである請求項1に記載のリング状線材のゴム被覆方法。
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