JP4588594B2 - 環状部材およびその成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、環状の基体および環状のゴム体が一体化された環状部材およびその成形方法に関し、該環状部材は、例えば空気入りタイヤに使用される、ビードコアおよびスティフナが一体化されたビードコア組立体である。
環状の基体および環状のゴム体が一体化された環状部材として、例えば空気入りタイヤに備えられるビードコアおよびスティフナが一体化されて成形されたビードコア組立体がある。そして、該ビードコア組立体は、未加硫のリボン状ゴム材を巻回し、積層して成形される。例えば、特許文献1に開示された技術では、射出成形機のノズルから供給された線状ゴム体が、ビードコアが載置された成形ディスクに渦巻き状に複数層積層されて、ビードコアに付着したビードフィラ(スティフナに相当)が成形される。また、特許文献2に開示された技術では、押出し成形手段から押し出されたエラストマ材料のストリップが、ビードコアが支持された支持表面に環状に貼り付けられて、ビードコアに結合されたビードエイペックス(スティフナに相当)が成形される。
特開平11−105155号公報 特開2004−161000号公報
ビードコアが支持部材(特許文献1の成形ディスクまたは特許文献2の支持表面が相当)に支持されている状態で、支持部材にリボン状ゴム材(特許文献1の線状ゴム体または特許文献2のストリップが相当)が供給されて、ビードコア組立体が成形される場合、例えば六角形の断面形状を有するビードコアのように、ビードコアの形状によっては、リボン状ゴム材を排出するゴム材供給装置のヘッド部がビードコアおよび支持部材と干渉するために、ビードコアと支持部材との間の狭い空隙にリボン状ゴム材を供給することができないことから、図6に示されるように、支持部材d上で空隙eがある状態でビードコアbとスティフナcとが一体化されてビードコア組立体aが成形される。しかしながら、タイヤ製造の過程では、ビードコアに対してスティフナを屈曲させることがあり、そのような場合にビードコアからスティフナが剥離するのを防止するためには、このような空隙をなくして、ビードコアとスティフナとの結合力を高めることが望ましい。また、空隙の存在により、加硫工程においてビードコアとスティフナとの位置関係が変化しやすくなるため、完成したタイヤのユニフォーミティを低下させる原因になる。
また、ビードコア、スティフナと接し、プライとゴムとの接着性を高めるために、ビードコアおよびスティフナをスキムゴム体で覆う場合に、従来ではシート状ゴム材を貼り付けていたため、手間がかかる難点があり、スキムゴム体を備えるビードコア組立体の成形工程には改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜4記載の発明は、基体およびゴム体が一体化された環状部材の成形方法において、基体の形状に関わらず基体とゴム体との結合力が高められた環状部材の成形を容易にすることを目的とする。そして、請求項4記載の発明は、さらに、スキムゴム体を備える環状部材の生産性を向上させることを目的とする。
請求項1記載の発明は、環状の基体および環状のゴム体が一体化された環状部材の成形方法において、前記ゴム体は第1ゴム体および第2ゴム体を含み、リボン状ゴム材を支持部材上で巻回して環状の前記第1ゴム体を成形する第1成形工程と、リボン状ゴム材を前記基体上で巻回して環状の前記第2ゴム体を成形する第2成形工程と、前記第1成形工程後に前記基体および前記第2ゴム体を前記支持部材上の前記第1ゴム体と一体化する一体化工程と、を含む環状部材の成形方法である。
これによれば、第1ゴム体は、基体および第2ゴム体がない状態で支持部材上に成形されるので、リボン状ゴム材を供給するゴム材供給装置は、基体および支持部材との干渉なしに第1ゴム体を成形できる。そして、第1ゴム体を、基体および第2ゴム体の形状に対応させて、一体化により基体および第2ゴム体との間に空隙を形成することがない形状および位置に成形することで、巻回されたリボン状ゴム材により、基体において、少なくとも第1ゴム体との間に空隙を形成することがないゴム体が簡単に成形される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の環状部材の成形方法において、前記基体を前記支持部材上で前記第1ゴム体と一体化した後、前記第2成形工程での前記第2ゴム体の成形の過程で前記第2ゴム体を前記支持部材上で前記第1ゴム体と一体化するものである。
これによれば、第2ゴム体は、第1ゴム体が成形され支持部材上で成形されるので、第2ゴム体を成形するための別個の成形装置が不要になる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の環状部材の成形方法において、前記基体上で前記第2ゴム体が成形された後、前記一体化工程が行われるものである。
これによれば、第1ゴム体が支持部材に成形されるのを待つことなく、基体上に第2ゴム体を成形できるので、第1ゴム体および第2ゴム体の成形を並行して行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の環状部材の成形方法において、前記第1成形工程では、前記支持部材上にリボン状ゴム材を巻回して成形された第1スキムゴム体上に前記第1ゴム体が成形され、前記第2成形工程では、内周面に第2スキムゴム体がリボン状ゴム材を巻回して成形された前記基体の外周面に前記第2ゴム体が成形され、前記一体化工程の後に前記第2ゴム体上にリボン状ゴム材を巻回して第3スキムゴム体を成形するものである。
これによれば、環状部材を覆うスキムゴム体を、リボン状ゴム材を巻回することにより成形できる。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、基体および第2ゴム体と一体化される第1ゴム体は、第2ゴム体がない状態で支持部材上に成形され、しかも第1,第2ゴム体はリボン状ゴム材を巻回することにより成形されるので、基体の形状に関わらず基体とゴム体との結合力が高められた環状部材の成形を容易にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、第1ゴム体が成形される成形装置により第2ゴム体が成形されるので、コンパクトな装置で環状部材を成形できる。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、ゴム体および第2ゴム体の成形を並行して行うことができるので、生産性の向上に寄与する。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、スキムゴム体を巻回することにより成形できるので、スキムゴム体を備える環状部材の生産性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施形態を説明するための図である。
図1を参照すると、ゴムを主体に形成された空気入りタイヤ1は、本発明が適用された成形方法により成形されたビードコア組立体B(図2,図3参照)が加硫工程で加硫されて形成されたビードコア6およびスティフナ7を備える。タイヤ1は、ホイールのリム8に嵌合する1対のビード部2と、路面に接触するトレッド部3と、各ビード部2からタイヤ1の径方向外方に延びてトレッド部3に連なる1対のサイドウォール部4とを備える。トロイド状のカーカス5は、トレッド部3およびサイドウォール部4を経て、ビードコア6およびスティフナ7の周囲を内側から外側へと折り返して径方向外方に巻き上げるように設けられる。
タイヤ1をリム8に固定する円環状のビードコア6およびゴムからなる円環状のスティフナ7は、密着して一体化した状態で、カーカス5の折返し部5aに囲まれてビード部2内に埋設されている。ビードコア6の横断面形状は、この実施形態では六角形であるが、四角形など六角形以外の多角形であってもよく、また真円や楕円などを含む円形であってもよい。
以下、ビードコア組立体Bの成形方法について説明する。
図2を参照すると、ビードコア組立体Bを成形する成形装置10は、環状の基体としてのビードコア6および環状のゴム体としての未加硫のスティフナ7を支持する支持部材11と、支持部材11をその回転軸線L1を中心に回転駆動する駆動装置としてのサーボモータ12と、未加硫のスティフナ7を支持部材11上およびビードコア6上で成形するために未加硫のリボン状ゴム材Rを供給するゴム材供給装置20とを備える。
支持部材11は、サーボモータ12により回転駆動される回転台13と一体に回転する環状の支持ディスク11aと、ビードコア6を固定状態で支持すると共に支持ディスク11aと一体に回転可能な支持リム11bとを備える。円筒状の支持リム11bは周方向に分割された複数の弧状の可動片を備え、該可動片は支持ディスク11aに対して回転軸線L1の径方向に移動可能である。そして、前記可動片がアクチュエータ14により駆動されて径方向外方に移動することで、ビードコア6は回転軸線L1を中心にして支持ディスク11aと一体回転するように支持リム11bに支持され、前記可動片が径方向内方に移動する(図2(A)に二点鎖線で示される。)ことにより、支持リム11bによるビードコア6の支持が解除される。
ゴム材供給装置20は、流動性が高い高温の未加硫のゴムを押し出す押出機21と、押出機21から連続的に押し出されたゴムを長尺ゴム材であるリボン状ゴム材Rに成形して排出するヘッド部22と、押出機21からのゴムをヘッド部22に導く可撓性の導管23と、支持部材11に対するヘッド部22の位置を変更する操作部24とを備える。
ヘッド部22は、導管23が接続されてゴムを連続的に排出する排出部22aと、排出部22aから排出されたゴムをリボン状ゴム材Rに成形してビードコア6や支持ディスク11aに貼り付ける貼付け部としての貼付けローラ22bとから構成される。貼付けローラ22bは、例えばヘッド部22に設けられるモータ等の駆動手段(図示されず)により回転駆動される1対のローラから構成され、該1対のローラにより形成される開口を通過することで、該開口により決まる断面形状を有するゴム材Rが成形される。
ゴム材Rの断面形状は、3角形から10角形の多角形、真円や楕円などを含む円形などのいずれの形状であってもよい。また、ゴム材Rの幅は1.0mm〜30mmの範囲にあり、ゴム材Rの厚みまたは外径は0.2mm〜5.0mmの範囲である。
操作部24は、回転軸線L1に直交する平面上の揺動中心線L3を中心に揺動可能にヘッド部22を支持するアーム24aと、アーム24aを軸線方向(支持部材11の回転軸線L1に平行な方向)に平行に往復運動させるシリンダ24bと、シリンダ24bを回転軸線L1の径方向に移動可能に支持する支持台24cとを備える。ヘッド部22がアーム24aに設けられるアクチュエータ(図示されず)により駆動されて揺動することにより支持ディスク11aに対するヘッド部22の向きが変更され、シリンダ24bがアーム24aを移動させることにより支持ディスク11aに対する軸線方向でのヘッド部22の位置が変更され、シリンダ24bが支持台24上で移動することにより支持ディスク11aに対する径方向でのヘッド部22の位置が変更される。
なお、サーボモータ12、ヘッド部22、操作部24などの動作は、制御装置(図示されず)により制御される。
以下、図3を参照して、ビードコア組立体Bを成形するための各工程を説明する。
図3(A)を参照すると、第1形成工程では、サーボモータ12(図3(A)参照)により駆動されて回転する支持ディスク11aの成形面K上の所定位置に、ヘッド部22の貼付けローラ22b(図2(B)参照)から供給されたゴム材Rが、1層毎に渦巻き状に複数回巻回されつつ、軸線方向に順次積層されることにより、円環状の第1ゴム体31が成形面Kに付着して成形される(図3(E)参照)。このとき、ビードコア6(図2(B)参照)は、支持リム11bに支持されていないので、径方向および軸線方向でのヘッド部22の移動がビードコア6により制約されることがない。
なお、軸線方向とは回転軸線L1の方向であり、実施形態において、回転軸線L1はビードコア組立体Bの中心軸線L2およびタイヤ1の中心軸線に一致する。また、横断面とは回転軸線L1を含む平面での断面である。
第1成形工程の後に、図3(B)に示されるように、拡径した支持リム11bに固定状態で支持されたビードコア6が、支持ディスク11aに付着している第1ゴム体31に押し付けられる。そして、この押付け工程により、第1ゴム体31がビードコア6に全面的に付着して、ビードコア6を第1ゴム体31と一体化する第1一体化工程が行われる。
図3(F)を併せて参照すると、ビードコア6におけるスティフナ7の付着面としての外周面Tは、ビードコア6の横断面において、中心軸線L2(図2(B)参照)に直交する平面Hから鋭角の角度θ1で傾斜する軸線方向での一端部Taおよび鋭角の角度θ2で傾斜する軸線方向での他端部Tbを有する。そして、この第1一体化工程により、第1ゴム体31は、一端部Taでの最先端Ta1から軸線方向でゴム材Rの軸線方向幅d1の範囲S1内で、かつビードコア6の横断面において、最先端Ta1から平面Hに平行な方向でゴム材Rの径方向幅d2の範囲S2以上に渡って一端部Taとの間に空隙を形成することなく付着している。
なお、ゴム材Rの断面形状が円形である場合、角度θ1および角度θ2は、それぞれ一端部Taおよび他端部Tbにおける接線と平面Hとの間の角度である。
そして、少なくとも、範囲S1,S2内でのビードコア6と支持ディスク11aとの間に形成される領域は、ヘッド部22がビードコア6および支持ディスク11aと干渉するために、ヘッド部22が進入できない領域であり、第1ゴム体31は、図3(F)に示されるように、この領域を埋めるように成形される。
ここで、ビードコア6の外周面Tとは、ビードコア6の外表面を、回転軸線L1(図2(B)参照)の径方向外方から見たときの該外表面の最大輪郭よりも径方向外方にある部分であり、ビードコア6の内周面Nとは、前記外表面のうち、回転軸線L1の径方向内方から見たときの該外表面の最大輪郭よりも径方向内方にある部分である。また、最先端Ta1は、この実施形態では、ビードコア6における支持ディスク11aとの接触部である。さらに、一端部Taおよび他端部Tbは、それぞれ、軸線方向においてタイヤ1の内側および外側に位置する部分である。
第1一体化工程の後、図3(C)に示されるように、ヘッド部22から排出されるゴム材Rが、支持部材11に保持されたビードコア6上および第1ゴム体31上で一層毎に多数回渦巻き状に巻回されつつ、軸線方向に積層されて、円環状の第2ゴム体32が成形される第2成形工程が行われると共に、第2ゴム体32の成形過程で第2ゴム体32が第1ゴム体31に付着する第2一体化工程が行われる。ここで、第1一体化工程および第2一体化工程は、第1成形工程後にビードコア6および第2ゴム体32を支持ディスク11a上の第1ゴム体31と一体化する一体化工程を構成する。
そして、第2ゴム体32は、ビードコア6の外周面Tにおいて、第1ゴム体31が付着している部分以外の残りの部分の全面に付着し、かつ第1ゴム体31に付着する。
したがって、第1ゴム体31が支持ディスク11a上で成形される前記所定位置および第1ゴム体31の形状は、ビードコア6および第2ゴム体32の形状に対応させて、支持リム11bにビードコア6が支持された状態で、第2ゴム体32が前記残りの部分の全体に空隙を形成することなく付着し、第2ゴム体32が第1ゴム体31との間に空隙が形成されることなく第1ゴム体31に付着する位置および形状ある。ここで、「空隙を形成することがない」とは、ゴム材Rの断面形状により不可避的に形成される空隙を除いて、空隙が形成されないことを意味する。
次いで、第2成形工程により支持部材11上で一体化したビードコア6、第1ゴム体31および第2ゴム体32に対して、第1,第2ゴム体31,32よりも軟質のゴムからなるリボン状ゴム材Rが1層毎に渦巻き状に複数回巻回されつつ、軸線方向に積層されて円環状の第3ゴム体33が、第1,第2ゴム体31,32との間に空隙を形成することなく成形される第3成形工程が行われる。なお、この第3成形工程では、第1,第2ゴム体31,32の成形に使用されるゴム材Rとは異なる性状を有するゴム材Rが使用されるため、第1,第2成形工程で使用された押出機21およびヘッド部22等が交換されている。
また、必要に応じて、第2成形工程と第3成形工程の間、または第3成形工程後に、圧着ローラにより第1〜第3ゴム体31,32,33同士をより密着させる圧着工程や、第3成形工程後に、整形ローラにより第2,第3ゴム体32,33の形状を整形する(例えばゴム体32,33の表面を平坦にする。)整形工程を行うことが可能である。
これら一連の工程により、第1〜第3ゴム体31,32,33を含んで構成される未加硫のゴム体30であるスティフナ7と、ビードコア6とが一体化されたビードコア組立体Bが成形される。
その後、ビードコア組立体Bは、成形ドラムの両側部に位置する未加硫のカーカス5の両端部にセットされ、カーカス5の折返し部5aにより囲まれた状態で、グリーンタイヤに備えられる。その後、加硫工程でグリーンタイヤに加硫が施される。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
ビードコア組立体Bの成形方法において、リボン状ゴム材Rを支持ディスク11a上で巻回しつつ積層してスティフナ7の第1ゴム体31を成形する第1成形工程と、ゴム材Rをビードコア6上で巻回しつつ積層してスティフナ7の第2ゴム体32を成形する第2成形工程と、第1成形工程後にビードコア6および第2ゴム体32を支持ディスク11a上の第1ゴム体31と一体化する一体化工程とを含むことにより、第1ゴム体31は、ビードコア6および第2ゴム体32がない状態で支持部材11上に成形されるので、ゴム材Rを供給するゴム材供給装置20は、ビードコア6および支持部材11との干渉なしに第1ゴム体31を成形できる。そして、第1ゴム体31を、ビードコア6および第2ゴム体32の形状に対応させて、一体化によりビードコア6および第2ゴム体32との間に空隙を形成することがない形状および前記所定位置に成形することで、巻回されたリボン状ゴム材Rにより、ビードコア6において、少なくとも第1ゴム体31との間に空隙を形成することがないゴム体31が簡単に成形される。この結果、ビードコア6の形状に関わらずビードコア6と第1,第2ゴム体31,32との結合力が高められたビードコア組立体Bの成形を容易にすることができる。
ビードコア6を支持ディスク11a上で第1ゴム体31と一体化した後、第2成形工程での第2ゴム体32の成形の過程で第2ゴム体32を支持ディスク11a上で第1ゴム体31と一体化することにより、第2ゴム体32は、第1ゴム体31が成形された支持ディスク11a上で成形されることから、第2ゴム体32を成形するための別個の成形装置が不要になるので、コンパクトな成形装置10でビードコア組立体Bを成形できる。
ビードコア組立体Bにおいて、ビードコア6の外周面Tは一端部Taを有し、第1ゴム体31は、一端部Taでの最先端Ta1から、軸線方向でゴム材Rの軸線方向幅d1の範囲S1内で、かつ平面Hに平行な方向でゴム材Rの径方向幅d2の範囲S2以上に渡って一端部Taとの間に空隙を形成することなく付着し、第2ゴム体32は外周面Tおよび第1ゴム体31に付着していることにより、一端部Taでは、範囲S1内で、かつ範囲S2以上に渡って、一端部Taの最先端Ta1まで第1ゴム体31が付着するので、最先端Ta1の近傍に空隙が存在する従来のビードコア組立体に比べて、ビードコア6と第1ゴム体31と結合力が高められる。この結果、第1ゴム体31はビードコア6の外周面Tの一端部Taの最先端Ta1まで付着し、第2ゴム体32は外周面Tおよび第1ゴム体31に付着するので、ビードコア6の形状に依存することなくビードコア6と第1,第2ゴム体31,32との結合力を高めることができる。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、第1実施形態とは、第2成形工程および一体化工程が相違し、その他は基本的に同一である。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
以下、ビードコア組立体Bを成形するための各工程を説明する。
第1形成工程では、図4(A)に示されるように、成形装置10(図2参照)において第1実施形態と同様に第1ゴム体31,が成形される。
一方、図4(B)に示されるように、成形装置10とは別個の成形装置において、支持ディスク11aに対して着脱可能な支持リム11bに保持されたビードコア6上に、ヘッド部22からのゴム材Rが、一層毎に渦巻き状に軸線方向に多数回巻回されつつ、径方向に積層されて、第2ゴム体32が成形される第2成形工程が行われる。この第2成形工程は、第1成形工程と並行して行われる。
第1,第2成形工程の後の一体化工程では、図4(C)に示されるように、第2ゴム体32が成形されたビードコア6を保持する支持リム11bが、支持ディスク11aに結合されることにより、ビードコア6および第2ゴム体32が支持ディスク11aに成形された第1ゴム体31に押し付けられる。そして、この押付け工程により、第1ゴム体31がビードコア6および第2ゴム体32に全面的に付着して、ビードコア6および第2ゴム体32を支持ディスク11a上で第1ゴム体31と一体化する一体化工程が行われる。
一体化工程の後、圧着ローラ(図示されず)により第1ゴム体31と第2ゴム体32とを圧着する圧着工程が行われて、第1,第2ゴム体31,32がより密着する。圧着工程の後、第1実施形態と同様に、第3ゴム体33が成形される第3成形工程が行われる。
これら一連の工程により、第1〜第3ゴム体31,32,33を含んで構成される未加硫のゴム体30であるスティフナ7と、ビードコア6とが一体化されたビードコア組立体Bが成形される。
この第2実施形態によれば、第2ゴム体32が第1ゴム体31が成形された支持ディスク11a上で成形されることに基づく効果を除いて、第1実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。
ビードコア6上で第2ゴム体32が成形された後、一体化工程が行われることにより、第1ゴム体31が支持ディスク11aに成形されるのを待つことなく、ビードコア6上に第2ゴム体32を成形できるので、第1ゴム体31および第2ゴム体32の成形を並行して行うことができるので、生産性の向上に寄与する。
図5を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形態は、第2実施形態とは、スキムゴム体40が成形される点で相違し、その他は基本的に同一である。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
図5(A)を参照すると、第1スキム成形工程では、成形面K上にスティフナ7の成形範囲で、ヘッド部22からのリボン状ゴム材Rが渦巻き状に複数回巻回されつつ、積層された第1スキムゴム体41が成形される。次いで、図5(B)に示されるように、第1成形工程では、支持ディスク11a上の第1スキムゴム体41上で、第1スキムゴム体41に付着するように第1ゴム体31が成形される。
第2スキム成形工程および第2成形工程は、第1スキム成形工程および第1成形工程から独立して行われる。具体的には、第2スキム成形工程では、図5(C)に示されるように、支持リム11bとは別個の支持リム16に外周面T側で保持されたビードコア6に対して、その内周面Nにヘッド部22からのゴム材Rが渦巻き状に多数回巻回されて積層されて、第2スキムゴム体42が成形される。また、図5(D)に示されるように、支持リム11bに第2スキムゴム体42を介して支持されたビードコア6上で、第2実施形態と同様の第2成形工程で第2ゴム体32が成形される。これら、第2スキム成形工程および第2成形工程は、第1スキム成形工程および第1成形工程と並行して行われる。
その後、第2実施形態と同様の一体化工程で、図5(E)に示されるように、ビードコア6および第2ゴム体32を第1ゴム体31に付着させた後、圧着工程で、第1,第2ゴム体31,32が圧着される。次いで、図5(F)に示されるように、第3成形工程で第3ゴム体33が成形された後、図5(G)に示されるように、第2スキムゴム体42に付着すると共に、第2ゴム体32および第3ゴム体33の第2ゴム体32寄りの一部を覆って、第3スキムゴム体43が多数回巻回されつつ積層されて形成される第3スキム成形工程が行われる。
それゆえ、第1〜第3スキム成形工程からなるスキム成形工程により成形される第1〜第3スキムゴム体41,42,43から構成されるスキムゴム体40は、ビードコア6と第1,第2ゴム体31,32、第3ゴム体33と第1,第2ゴム体31,32の相互の付着部を覆って形成される。
そして、これら一連の工程により、第1〜第3ゴム体31,32,33を含んで構成されるゴム体30であるスティフナ7と、ビードコア6とが一体化されたうえで、ビードコア6およびスティフナ7がスキムゴム体40により被覆されたビードコア組立体Bが成形される。
この第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。
第1成形工程では、支持ディスク11a上にゴム材Rを巻回しつつ積層して成形された第1スキムゴム体41上に第1ゴム体31が成形され、第2成形工程では、内周面Nに第2スキムゴム体42がゴム材Rを巻回しつつ積層して成形されたビードコア6の外周面Tに第2ゴム体32が成形され、一体化工程の後に第2,第3ゴム体32,33上にゴム材Rを巻回しつつ積層して第3スキムゴム体43を成形することにより、ビードコア組立体Bを覆うスキムゴム体40を、リボン状ゴム材Rを巻回することにより成形できるので、スキムゴム体40を備えるビードコア組立体Bの生産性が向上する。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
ヘッド部22は、排出部22aおよび貼付けローラ22bの代わりに、リボン状ゴム材Rを排出すると共に貼り付けるノズルにより構成されてもよい。
環状部材は、ビードコア組立体B以外の部材であってもよく、また円環状以外の形状であってもよい。さらに、基体におけるゴム体30の付着面は内周面であってもよい。
第1実施形態において、第2ゴム体32および第3ゴム体33は、単一の成形工程により分けることなく成形されてもよい。また第1実施形態に、第3実施形態のスキム成形工程が付加されてもよい。
本発明の第1実施形態である成形方法により成形されたビードコア組立体のビードコアおよびスティフナ7を備える空気入りタイヤの子午線での要部断面図である。 第1実施形態の成形方法が使用される成形装置の概略を一部断面で示す図であり、(A)は、成形装置全体の図であり、(B)は、ビードコア組立体が成形過程にある状態での(A)の要部拡大図である。 図2の成形装置でのビードコア組立体の成形工程を説明する要部断面図であり、(A)は、第1ゴム体が成形された状態を示し、(B)は、ビードコアが第1ゴム体と一体化した状態を示し、(C)は、第2ゴム体が成形された状態を示し、(D)は、第3ゴム体が成形された状態を示し、(E)は、(A)のE部分の拡大図であり、(F)は、(B)のF部分の拡大図である。 本発明の第2実施形態でのビードコア組立体の成形工程を説明する要部断面図であり、(A)は、第1ゴム体が成形された状態を示し、(B)は、第2ゴム体が成形された状態を示し、(C)は、ビードコアおよび第2ゴム体が第1ゴム体と一体化した状態を示し、(D)は、第3ゴム体が成形された状態を示す。 本発明の第3実施形態でのビードコア組立体の成形工程を説明する要部断面図であり、(A)は、第1スキムゴム体が成形された状態を示し、(B)は、第1ゴム体が成形された状態を示し、(C)は、第2スキムゴム体が成形された状態を示し、(D)は、第2ゴム体が成形された状態を示し、(E)は、ビードコアおよび第2ゴム体が第1ゴム体と一体化した状態を示し、(F)は、第3ゴム体が成形された状態を示し、(G)は、第3スキムゴム体が成形された状態を示す。 従来技術によるビードコア組立体の成形工程を説明する図である。
符号の説明
1…タイヤ、2…ビード部、6…ビードコア、7…スティフナ、11…支持部材、22…ヘッド部、30〜33…ゴム体、40〜43…スキムゴム体、B…ビードコア組立体、R…リボン状ゴム材。

Claims (4)

  1. 環状の基体および環状のゴム体が一体化された環状部材の成形方法において、
    前記ゴム体は第1ゴム体および第2ゴム体を含み、リボン状ゴム材を支持部材上で巻回して環状の前記第1ゴム体を成形する第1成形工程と、リボン状ゴム材を前記基体上で巻回して環状の前記第2ゴム体を成形する第2成形工程と、前記第1成形工程後に前記基体および前記第2ゴム体を前記支持部材上の前記第1ゴム体と一体化する一体化工程と、を含むことを特徴とする環状部材の成形方法。
  2. 前記基体を前記支持部材上で前記第1ゴム体と一体化した後、前記第2成形工程での前記第2ゴム体の成形の過程で前記第2ゴム体を前記支持部材上で前記第1ゴム体と一体化することを特徴とする請求項1記載の環状部材の成形方法。
  3. 前記基体上で前記第2ゴム体が成形された後、前記一体化工程が行われることを特徴とする請求項1記載の環状部材の成形方法。
  4. 前記第1成形工程では、前記支持部材上にリボン状ゴム材を巻回して成形された第1スキムゴム体上に前記第1ゴム体が成形され、前記第2成形工程では、内周面に第2スキムゴム体がリボン状ゴム材を巻回して成形された前記基体の外周面に前記第2ゴム体が成形され、前記一体化工程の後に前記第2ゴム体上にリボン状ゴム材を巻回して第3スキムゴム体を成形することを特徴とする請求項2または3記載の環状部材の成形方法。
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