JP2009028569A - バラスト水処理装置およびバラスト水処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】船舶のバラストタンク8から排水される海水に塩素殺菌剤を供給する塩素殺菌剤供給装置5と、塩素殺菌剤が供給されたバラスト水を海に排水する際に、該バラスト水に塩素還元剤を供給する塩素還元剤供給装置11とを備えたバラスト水処理装置であって、塩素還元剤供給装置11は、バラスト水の残留塩素濃度を計測する残留塩素濃度計27と、残留塩素濃度計27により計測された残留塩素濃度のバラスト水に対してその還元に必要な理論塩素還元剤量を演算し、該演算された理論塩素還元剤量に対して1.2〜1.6倍となる塩素還元剤量を演算する演算手段31と、演算手段31によって演算された還元剤量を供給するように塩素還元剤供給量を調整する制御手段33と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
ところで、環境の異なる荷積み港と荷下し港との間を往復する船舶によってバラスト水の注排水が行われると、荷積み港と荷下し港におけるバラスト水に含まれる微生物の差異により沿岸生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されている。
そこで、船舶のバラスト水管理に関する国際会議において2004年2月に船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約が採択され、バラスト水の処理が義務付けられることとなった。
そして、特許文献1に記載の方法においては、バラスト水を排出する際に瀑気装置によりバラスト水に空気を吹き込んで残留塩素を無害化するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、瀑気装置を設ける必要があるが、船舶の限られたスペースに設置するには制約が多いという問題がある。
また、バラスト水排出時に瀑気装置によりバラスト水に空気を吹き込むという方法では、残留塩素を完全になくすことは難しく、残留塩素による周辺環境に悪影響を与える懸念があるという問題もある。
しかしながら、残留塩素を還元するのに必要な塩素還元剤の供給量に関して、従来検討されていなかった。
そのため、塩素還元剤をどの程度供給することが適切であるか不明であり、何らの指針もなく行なうとすれば、供給量が少な過ぎたり、反対に多過ぎたりする事態が生ずることが考えられる。
供給量が少な過ぎると残留塩素の処理が不十分となり、バラスト水を排出する海域に悪影響を及ぼすことになるし、逆に供給量が多過ぎると海域に悪影響を及ぼすことに加え、大量のバラスト水を処理することを考えると、無駄なコストをかけることになる。
前記塩素還元剤供給装置は、前記バラスト水の残留塩素濃度を計測する残留塩素濃度計と、該残留塩素濃度計により計測された残留塩素濃度のバラスト水に対してその残留塩素の還元に必要な理論塩素還元剤量を演算し、該演算された理論塩素還元剤量に対して1.2〜1.6倍となる塩素還元剤量を演算する演算手段と、該演算手段によって演算された還元剤量を供給するように塩素還元剤供給量を調整する塩素還元剤供給量制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
前記バラスト水の残留塩素濃度を計測し、該残留塩素濃度のバラスト水に対してその残留塩素の還元に必要な理論塩素還元剤量の1.2〜1.6倍の塩素還元剤を供給するようにしたことを特徴とするものである。
バラスト水中の残留塩素を完全になくすために必要な塩素還元剤の供給量を求めるために、発明者らはまず、残留塩素との還元反応に必要な塩素還元剤量の理論値(理論塩素還元剤量)を求めた。
塩素濃度1mg/Lあたりの還元に必要な理論塩素還元剤濃度(mg/L)は、(塩素還元剤分子量/塩素原子量)で求めることができる。例えば、塩素還元剤が亜硫酸ナトリウムの場合、亜硫酸ナトリウムの分子量は63であり、塩素の原子量は35.5であるので、塩素濃度1mg/Lのものを還元するのに必要な亜硫酸ナトリウムの濃度は、(63/35.5=)1.77mg/Lとなる。
また、例えば塩素還元剤が重亜硫酸ナトリウムの場合、重亜硫酸ナトリウムの分子量は52であるので、塩素濃度1mg/Lのものを還元するのに必要な重亜硫酸ナトリウムの濃度は、(52/35.5=)1.46mg/Lとなる。
したがって、バラスト水中の残留塩素濃度がxmg/Lのとき、その還元に必要な塩素還元剤濃度の理論値は、例えば塩素還元剤が亜硫酸ナトリウムの場合、1.77xmg/Lとなる。
<実験1>
・塩素還元剤必要量に対する溶存酸素の影響を調べる実験
以下の説明において、「当量比」という文言が出てくるが、まずこの文言についての定義を示す。
供給した塩素還元剤濃度と、残留塩素の還元に要する理論塩素還元剤濃度との比率を、当量(理論塩素還元剤量)に対する比、すなわち当量比という。例えば、供給した塩素還元剤濃度が理論塩素還元剤濃度と同じ場合には、当量比は1となる。
(実験方法の概要)
海水を容器に入れ、これに次亜塩素酸ナトリウムを添加し、塩素が残留する海水とし、これに塩素還元剤として亜硫酸ナトリウムを添加する。
亜硫酸ナトリウムの供給量については、残留塩素濃度に対する理論塩素還元剤濃度を求め、当量比を種々変えて亜硫酸ナトリウムを供給する。そして、反応後の残留塩素濃度を計測する。
溶存酸素の影響を調べるために、溶存酸素のない海水と溶存酸素のある海水の2種類について上記の実験を行い、溶存酸素の影響を調べる。
なお、残留塩素濃度は残留塩素濃度計により計測し、溶存酸素濃度は溶存酸素濃度計により計測する。
以下、溶存酸素がない場合と、溶存酸素がある場合について具体的な実験方法とその結果を示す。
容器内の海水に次亜塩素酸ナトリウムを10mg/L供給して静置し、残留塩素濃度を計測すると残留塩素濃度5mg/Lであった。これに、窒素ガスを吹き込み溶存酸素のないサンプル海水を作成した。このように作成した残留塩素濃度5mg/L、溶存酸素0mg/Lのサンプル海水に当量比を変えて塩素還元剤を供給して、反応後の残留塩素濃度を計測した。計測結果を表1に示す。
このことから、溶存酸素がない場合には、残留塩素をなくするのに必要な塩素還元剤の量は当量で足りることが分かる。
上記の場合と同様に、容器内の海水に次亜塩素酸ナトリウムを10mg/L供給して残留塩素濃度5mg/Lの海水を作成する。この海水の溶存酸素を計測すると、7.7mg/Lであった。この、残留塩素濃度5mg/L、溶存酸素7.7mg/Lのサンプル海水に当量比を変えて塩素還元剤を供給して、反応後の残留塩素濃度を計測した。計測結果を表2に示す。
このことから、溶存酸素がある場合には、残留塩素をなくするのに必要な塩素還元剤の量は当量より多いことが分かる。
<実験2>
・種々の残留塩素濃度の海水に対する塩素還元剤必要量を求める実験
(実験方法)
容器内の海水に種々の濃度の次亜塩素酸ナトリウムを供給して静置し、残留塩素濃度を残留塩素濃度計により計測し、残留塩素濃度が1〜8.3mg/Lのサンプル海水1〜7を作成した。サンプル海水の溶存酸素濃度を溶存酸素濃度計により計測したところ、溶存酸素濃度は、7.0〜7.95mg/Lであった。
サンプル海水に塩素還元剤として亜硫酸ナトリウムを、当量比を0.9〜1.8の範囲で変えて供給して、反応後の残留塩素濃度を計測した。
残留塩素濃度が0mg/Lとなる塩素還元剤供給濃度を求め、その塩素還元剤供給濃度と理論塩素還元剤濃度との比(当量比)を求め、表3に示す。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
以下、図面を用いて、本発明に係るバラスト水処理装置について、最良の形態の一例を具体的に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るバラスト水処理装置の構成を示す図である。図1に示すバラスト水処理装置は、海水を取水し、取水した海水に生物殺滅処理を施してバラストタンクに送水する機能と、バラストタンクの海水を海に排水する際に無害化処理をする機能の両方の機能を備えている。
以下、各装置をさらに詳細に説明する。
粗ろ過装置2は、ポンプ3によって、船側部に設けられたシーチェスト(海水吸入口)から海水取水ライン1を通して取水される海水中に含まれる大小様々な夾雑物、水生生物のうち10mm程度以上の粗大物を除去するためのものである。
粗ろ過装置2としては10mm程度の孔を設けた筒型ストレーナ(こし器)、水流中の粗大物を比重差により分離するハイドロサイクロン、回転スクリーンにより粗大物を捕捉し掻揚げ回収する装置等を用いることができる。
ろ過装置4は粗ろ過装置2によって粗大物が除去された海水中に存在するプランクトン類を除去するものであり、目開き10〜200μmのものを用いる。
目開きを10〜200μmにしたのは動物性プランクトン、植物性プランクトンの捕捉率を一定のレベルに保ちつつ、逆流洗浄頻度を少なくして寄港地でのバラスト水処理時間を短縮するためである。逆に言えば、目開きが200μmより大きいと動物プランクトン、植物プランクトンの捕捉率が著しく低くなるし、目開きが10μmより小さいと逆流洗浄頻度が多くなり寄港地でのバラスト水処理時間が長くなるので好ましくない。特に目開き50μm程度のものを用いるのが、捕捉率と逆流洗浄頻度とを最適に設定できるので、好ましい。
また、ろ過装置4は、ろ過面積1m2あたり1日200m3以上のろ過速度が得られることが望ましい。ただし、ろ過モジュールの集積によって、より小型化が可能な場合には特に限定しない。
ノッチワイヤフィルタとは、ノッチ(突起)を設けたワイヤを枠体に巻きつけて形成した筒型のエレメントを、ケーシング内に保持し、このケーシングに送水及び逆洗浄のためのバルブ及び配管を設けたものである。筒型のエレメントは、ノッチによってワイヤ同士の間隔を、ろ過通路寸法である10〜200μmに保持している。
このノッチワイヤフィルタの具体例としては、神奈川機器工業製ノッチワイヤフィルタがある。
このノッチワイヤフィルタをろ過エレメントとして複数備え、逆洗手段を備えたものが特開2001−170416に開示されている。ろ過エレメント集合基板や、それぞれのろ過エレメントに小型超音波振動子を取り付け、逆洗時に超音波振動を付加することにより、逆洗浄効果を増大させ、逆洗浄の間隔を延ばしてろ過効率を高めることができる。
ウェッジワイヤフィルタとは、断面が三角形のワイヤを枠体に巻きつけて形成した筒型のエレメントを、ケーシング内に保持し、このケーシングに送水と逆洗浄のためのバルブと配管を設けたものである。筒型のエレメントは、ワイヤ同士の間隔をろ過通路寸法である10〜200μmになるように調整している。
このウェッジワイヤフィルタの具体一例としては、東洋スクリーン工業製ウェッジワイヤフィルタがある。
なお、積層ディスク型ろ過器においては、逆洗時にはディスクの圧締を解除して、間隙を大きくしてろ過残渣を除去する。
この積層ディスク型ろ過器の具体例としては、Arkal Filtration Systems製のSpin Klin Filter Systemsがる。
なお、ろ過装置4としては、上記の2種類のろ過装置の他、例えば密閉型砂ろ過器、ろ布ろ過器、金属繊維ろ過器など他の種々のろ過装置を用いることができる。
塩素殺菌剤供給装置5は、ろ過装置4によってろ過された海水に細菌類を死滅させる塩素殺菌剤を供給するものである。供給する塩素殺菌剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、塩素、またはこれらの2種以上の混合物が使用できるが、これ以外の塩素殺菌剤を使用することも可能である。
その理由は、有効塩素量の重量濃度が1mg/lより小さいと次亜塩素酸が水中の還元性物質、有機物と反応して残留しないし、100mg/lより大きいと腐食の問題や次亜塩素酸ナトリウムの貯留槽が大きくなり高コストとなる等の問題があり、不具合が生じるからである。
塩素殺菌剤をベンチュリ管の上流側に供給する場合には、塩素殺菌剤をベンチュリ管のど部に達するまでに管内である程度拡散させておき、次いでベンチュリ管のど部で発生するキャビテーションにより塩素殺菌剤の拡散、混合を進めることができ、塩素殺菌剤の細菌類への浸透を促進して塩素殺菌剤の殺滅効果を促進できる。
なお、殺菌剤をベンチュリ管の上流側に供給するためには、ベンチュリ管よりも上流側の直管路に殺菌剤の注入口を設けておけばよい。また、殺菌剤をベンチュリ管ののど部に供給する場合には、ベンチュリ管のエジェクタ作用により自吸されるので供給ポンプが不要となる。
塩素殺菌剤をろ過装置4によりろ過された海水中に拡散させる拡散器6として、ベンチュリ管を用いることが好ましい。
ベンチュリ管は塩素殺菌剤を海水中に拡散させると共に、ろ過装置4を通過したプランクトンに対してベンチュリ管により発生するキャビテーションにより損傷を与えるか殺滅するものである。
ベンチュリ管は、管路断面積が徐々に小さくなる絞り部、最小断面積部であるのど部、徐々に管路断面積が広がる広がり部(ディフューザ部)からなる。のど部での流速の急上昇に伴う静圧の急激な低下によりキャビテーション気泡が発生し、広がり部での流速の低下に伴う急激な圧力上昇により成長したキャビテーション気泡が急激に崩壊する。海水中の水生生物はキャビテーション気泡が崩壊することによる衝撃圧、せん断力、高温、酸化力の強いOHラジカルの作用などにより、損傷を受けるか破壊されて死滅する。
このベンチュリ管のキャビテーションによれば、特に、比較的固い殻を有する原虫類、動物プランクトンの外殻を破壊し、死滅させることができる。
拡散器として、ベンチュリ管以外に海水流路内に攪拌流れを生じさせるスタティックミキサや攪拌翼を回転させる撹拌器を用いてもよい。
塩素還元剤供給装置11は、塩素殺菌剤を添加されて塩素が残留する海水に塩素還元剤を供給して海水中に残存する塩素を還元することで、無害化するものである。
この実施形態では、塩素還元剤供給装置11はバラスト水供給ライン9に設けられ、バラスト水の排出時にバラストタンク8に貯留された塩素が残留しているバラスト水に、塩素還元剤を供給して残留塩素を還元処理して海中に排出するようにしている。
バラスト水供給ライン9のポンプ3より上流側の位置に設けられた注入口19からバラスト水に塩素還元剤を供給して、その後ポンプに送られるようにして、ポンプによりバラスト水の流れに乱れを生じさせるので、塩素還元剤をバラスト水中に拡散することができる。
塩素還元剤供給装置11は、図2に示す塩素還元剤供給量制御装置25によって制御され、適正な量の塩素還元剤が所定の箇所に供給される。
塩素還元剤供給量制御装置25は、バラストタンク8から排出された海水中の残留塩素濃度を計測する第1残留塩素濃度計27と、各種のデータを記憶する記憶手段29と、塩素還元剤供給量を演算する演算手段31と、演算手段31の演算結果に基づいて機器を制御する制御手段33と、ポンプ3の下流側に設けられて塩素還元剤が供給された海水中の残留塩素濃度を計測する第2残留塩素濃度計35とを備えている。
記憶手段29には、塩素還元剤供給量(y)と残留塩素濃度(x)との関係として予め定められた関係式(y=axc)が記憶されている。
a; 残留塩素濃度1mg/Lあたりの還元に必要な理論塩素還元剤濃度(mg/L)と残留塩素濃度との比であり、塩素還元剤が亜硫酸ナトリウムの場合1.77、重亜硫酸ナトリウムの場合1.46である。
c;当量比1.2〜1.6
上記の関係式は、塩素還元剤が海水中の溶存酸素と反応するため、残留塩素を還元する理論塩素還元剤量より多くの塩素還元剤を供給する必要があることを考慮して、理論塩素還元剤量に対して当量比として1.2〜1.6倍の塩素還元剤を供給するように塩素還元剤供給量(y)と残留塩素濃度(x)との関係を定めるものである。
もっとも、当量比として1.2〜1.6倍の範囲のどの値を選択するかについては、海域ごとの海水によって適宜経験等に基づいて選択してもよいし、最初最大値を選択してフィードバック制御によって徐々に小さくして最適値を求めるようにしてもよいし、あるいは最初最小値を選択してフィードバックによって徐々に大きくして最適値を求めるようにしてもよい。
また、供給すべき塩素還元剤供給量を、残留塩素濃度平均値および記憶手段29に記憶された関係式に基づいて演算する。具体的な塩素還元剤供給量の演算方法は後述する。
制御手段33は、演算手段31の演算結果に基づいて、供給ポンプ21の出力および/または供給量調整用のバルブ23の開度の調整制御を行う。
なお、残留塩素濃度計の代わりに酸化還元電位計によりバラスト水の酸化還元電位を計測し、飽和甘こう電極基準で500mVより低い(水素電極基準で700mVより低い)ことを確認することにより、残留塩素がなくなっていることを確認するようにしてもよい。
バラスト水の積込み時には、ポンプ3を稼動して海水取入ライン1から海水を船内に取り入れ、粗ろ過装置2により粗大物を除去し、ろ過装置4によりろ過装置4の目開きに応じた大きさのプランクトン等を除去する。ろ過装置4でろ過された海水には塩素殺菌剤供給装置5で塩素殺菌剤が供給され、塩素殺菌剤が添加された海水は拡散器6(ベンチュリ管)に導入される。拡散器6(ベンチュリ管)において、キャビテーションを発生させ水生生物に損傷を与えると共に、塩素殺菌剤の海水中への拡散が促進され殺菌効果が増大される。
拡散器6(ベンチュリ管)で処理された海水は、処理水送水ライン7を介してバラストタンク8に送られ貯留される。バラストタンク8内に貯留される海水には、塩素殺菌剤供給装置5で供給された塩素殺菌剤が、適切な濃度で残存することが好ましい。これにより、細菌類やプランクトンの再成長を抑制することができる。
バラスト水の排出時には、ポンプ3を稼動してバラストタンク8からバラスト水供給ライン9を介してバラスト水を導入し、バラスト水供給ライン9のポンプ3より上流側に注入口19を設けられた塩素還元剤供給装置11から塩素還元剤を供給し、残留する塩素を還元分解する。残留塩素の還元分解処理の終ったバラスト水は、処理水排水ライン13を介して、海中に排出される。
塩素還元剤の供給量は、塩素還元剤供給量制御装置25によって制御され、適正な量の塩素還元剤が所定の箇所に供給される。以下、塩素還元剤の供給量の制御方法を説明する。
演算手段31は、残留塩素濃度計の計測結果を入力して、所定時間における残留塩素濃度平均値xaveを求める。残留塩素濃度平均値xaveが求まると、関係式(y=axc)に基づいて、塩素還元剤供給量yを求める。このとき、例えばcの値として、最小値の1.2を選択する。
制御手段33は、演算手段31の演算結果に基づいて、供給ポンプ21の出力および/または供給量調整用バルブ23の開度の調整制御を行う。
制御手段33は、演算手段31の演算結果に基づいて、再び供給ポンプ21の出力および/または供給量調整用バルブ23の開度の調整制御を行う。
また、海水をバラストタンク8に積み込む際とバラストタンク8から排出する際との両方でバラスト水中の生物殺滅処理を行うようにしてもよい。その場合にはバラスト水の排出時の生物殺滅処理は軽度でよい。
また、塩素還元剤を適正な供給量で排出するバラスト水に供給するようにしたので、バラスト水中に残留する塩素を完全になくして周辺環境に悪影響を及ぼすことの防ぐことができ、また塩素還元剤の使用量を適量にすることができ、塩素還元剤を必要以上に供給することがないので、無駄なコストを削減できる。
さらに、装置の構成が単純であることから、既存船舶への適用が容易である。
Claims (4)
- 船舶にバラスト水として取水される海水及び/またはバラストタンクから排水される海水に塩素殺菌剤を供給する塩素殺菌剤供給装置と、塩素殺菌剤が供給されたバラスト水を海に排水する際に、該バラスト水に塩素還元剤を供給する塩素還元剤供給装置とを備えたバラスト水処理装置であって、
前記塩素還元剤供給装置は、前記バラスト水の残留塩素濃度を計測する残留塩素濃度計と、該残留塩素濃度計により計測された残留塩素濃度のバラスト水に対してその残留塩素の還元に必要な理論塩素還元剤量を演算し、該演算された理論塩素還元剤量に対して1.2〜1.6倍となる塩素還元剤量を演算する演算手段と、該演算手段によって演算された還元剤量を供給するように塩素還元剤供給量を調整する塩素還元剤供給量制御手段と、を備えたことを特徴とするバラスト水処理装置。 - 塩素還元剤を供給されたバラスト水の残留塩素濃度を計測する第2残留塩素濃度計を備え、演算手段は該第2残留塩素濃度計の計測値を入力して、該入力値に基づいて塩素還元剤量を演算することを特徴とする請求項1に記載のバラスト水処理装置。
- 船舶にバラスト水として取水される海水及び/またはバラストタンクから排水される海水に塩素殺菌剤を供給し、塩素殺菌剤が供給されたバラスト水を海に排水する際に、該バラスト水に塩素還元剤を供給するバラスト水処理方法であって、
前記バラスト水の残留塩素濃度を計測し、該残留塩素濃度のバラスト水に対してその残留塩素の還元に必要な理論塩素還元剤量の1.2〜1.6倍の塩素還元剤を供給するようにしたことを特徴とするバラスト水処理方法。 - 塩素還元剤を供給されたバラスト水の残留塩素濃度を計測して、該計測値に基づいて供給する塩素還元剤量を調整するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のバラスト水処理方法。
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