JP2009027840A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要なスペースや工数を増やすことなく、適切にインピーダンスが追加できるようにして、コモンモードノイズを簡単かつ容易に低減できるようにする。
【解決手段】絶縁基板7上に、導体パターン10を介してチップ9等を配置して構成されるコンバータモジュール3(またはインバータモジュール4)と、フィン11との間に高インピーダンス特性を持つオイルコンパウンド5を介在させる。これにより、モジュール3または4とフィン11との間のコモンモードのノイズ電流を抑制できるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、パワー半導体のスイッチング時に放出されるノイズを低減するための機能を備えた電力変換装置に関する。
近年、EMC(Electromagnetic Compatibility:電磁両立性に関する規則)規制が厳しくなる中、汎用インバータを始め、様々な産業分野で放射ノイズの低減が技術課題となっている。特に、これらの主部品であるパワー半導体、およびこれらを搭載したパワーモジュールがスイッチングすることにより発生するノイズについては、これを低減する対策が必要とされている。
汎用インバータ等でEMC対策を行なう際に多用されているのは、入力へのフィルタ挿入であり、これは主にモータや、その他の主回路構成部品との間の接地ラインを介する、コモンモードノイズの電流を抑制するものである。ただし、入力フィルタによってノイズを抑制できるのは、入力ラインを介するコモンループによるノイズであり、入力ライン以外のコモンループ間で発生するノイズは、抑制することが難しい。
そのため、例えば特許文献1では、主回路系統の中での接地ラインとして、電力変換器のフィンやACリアクトル、および負荷であるモータの接地線に、ダンピングインピーダンスを設けて対策を施している。
また、特許文献2では、電力用インバータモジュールについて、回路パターンに抵抗率の低い主配線と、抵抗率および透磁率の高い表皮配線を形成し、表皮配線部でノイズを抑制するようにしている。
さらに、特許文献3では、モータ駆動回路一体型電動圧縮機において、ハウジングと車体間に存在する配管等にゴム等の絶縁材料を用いることにより、インピーダンスを増加させてノイズを低減することを付帯的効果として挙げている。
加えて、特許文献4では、放熱機能と電磁波ノイズ抑制機能の2つの機能を備えた、電磁波ノイズ抑制体についての製造方法を開示している。
特開2006−025467号公報 特開2001−326300号公報 特開2006−027315号公報 特開2005−327930号公報
しかし、特許文献1における電力変換器のコモン対策については、フィンから接地に落とすラインにのみダンピングインピーダンスを設けているが、実際にはインバータモジュールとコンバータモジュール間のコモンループにもノイズ電流が流れるため、このループのノイズ対策ができていないことになる。つまり、ダンピングインピーダンスの対策では、同一フィンにインバータとコンバータを搭載している場合に対処することができない。
その上、インピーダンスの追加は機能的・構造的にはノイズ抑制に効果があるものと推定されるが、ダンピングインピーダンスの大きさが不明である。また、ノイズを低減したい周波数、すなわち対象とする周波数を明確にし、その周波数でダンピングインピーダンスを持つものを選定しなければ、ノイズ低減量を制御できない。さらに、インピーダンスの挿入は、構成を煩雑にする。特に電力変換器のフィンとアースの間では、一般にフィンを接着またはねじ止めして直接筺体に接続してアースに落とすため、フィンを浮かせ、なおかつ抵抗を介して接地するのは、基板構造や筺体構造を複雑にし、工数が増えて煩雑となる。
一方、特許文献2では、電力用インバータモジュールに関する回路パターンの配線に、抵抗率および透磁率の高い表皮配線を施してノイズ低減を図っているが、これはノルマルループに対する対策であり、対策箇所が根本的に異なっている。また、表皮効果による高周波での高抵抗化を狙っているが、効果が見られる10MHzでも、平板状配線部材の抵抗率は10-1Ω/cmと小さいため、コモンモード対策に要する抵抗値を稼ぐには、表皮効果のみでは困難である。
さらに、特許文献3では、IGBT等のモジュールが内蔵された駆動回路が組み込まれた、モータ駆動回路一体型電動圧縮機のハウジングと車体との間にインピーダンスを追加しているが、筺体と車体によってできるループは、ここで対象としているモジュール周辺でできるループに比べて大きいため、この対策によって抑制できるノイズの周波数帯域が大きく異なる。特許文献3では、モジュール周辺のインバータ・コンバータ間のループは対象としておらず、インバータもコンバータも全て組み込まれたハウジングからアースに落とす際の車体との影響を検討しているため、最も大きなノイズを出すモジュール周辺の対策がなされていないだけでなく、対象とする周波数も明確でない。
また、特許文献4では、放熱機能と電磁波ノイズ抑制機能の2つの機能を備えた、電磁波ノイズ抑制体の製造方法を提案しており、冷却用途とノイズ抑制用途の両立を狙ったものであるが、対象とする周波数が1GHzと桁違いに高く(大きく)、対象周波数を異にしている。その上、対象とする用途はCPU等の高密度集積回路であるため、磁性体の膜厚は数百nmと薄く、インピーダンスを稼ぐことが困難である。つまり、ノイズ電流の発生回路へのインピーダンス追加による発生源自体を抑制する用途ではなく、発生した電波の反射または吸収を抑制するものと考えられる。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、その課題は、モジュールの基板を介するコモンループに対し、不要なスペースや工数を増やすことなく、適切にインピーダンスが追加できるようにすることにある。その際、“どの周波数範囲の”ノイズについて、“どのようなインピーダンス追加”で低減するかを明確にするものである。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、半導体パワーモジュールを用いた電力変換装置において、
前記モジュールと冷却フィンとの間に塗布され、モジュールの発熱を前記フィンに伝導するオイルコンパウンドに、インピーダンスを持たせことにより、モジュールと冷却フィンを介して流れるコモンモードのノイズ電流を抑制することを特徴とする。
上記請求項1の発明においては、前記オイルコンパウンドは、伝導性電磁波から放射ノイズにまたがる1〜100MHz付近でノイズを低減し得るインピーダンスを有することができ(請求項2の発明)、これら請求項1または2の発明においては、前記オイルコンパウンドは、インピーダンスとして0.05〜240Ωの抵抗値を持つことができる(請求項3の発明)。また、上記請求項1〜3のいずれかの発明においては、前記オイルコンパウンドは、tanδとして0.1〜10%の値を持つことができる(請求項4の発明)。
上記請求項1〜4のいずれかの発明においては、前記オイルコンパウンドは、亜鉛華,アルミナ,窒化アルミニウム,窒化ケイ素を含む金属化合物を1または2種類以上添加して冷却性能を持たせ、さらにtanδを向上させるためにシリコーンゴム,アクリルゴム,アクリロニトリルブタジェンゴム,クロロスルフォン化ポリエチレンゴム,クロロプレンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,スチレンブタジェンゴム,ハイパロン(登録商標),天然ゴムを含むゴム成分と、塩化ビニル混和物,フッ素樹脂,エポキシ樹脂を含む樹脂材と、チタン酸バリウムの1または2種類以上を添加したものとすることができる(請求項5の発明)。
上記請求項1〜5のいずれかの発明においては、前記オイルコンパウンドは、水酸基含有オルガノポリシキロ酸100重量部に対し、シリコーンゴム,アクリルゴム,アクリロニトリルブタジェンゴム,クロロスルフォン化ポリエチレンゴム,クロロプレンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,スチレンブタジェンゴム,ハイパロン(登録商標),天然ゴムを含むゴム成分と、塩化ビニル混和物,フッ素樹脂,エポキシ樹脂を含む樹脂材と、チタン酸バリウムの1または2種類以上を添加し、その比率を0.3〜1500重量部とすることができる(請求項6の発明)。
この発明によれば、これまで入力フィルタの対策で困難であった、1〜100MHz付近に発生するノイズを簡単に低減することができる。すなわち、モジュールと冷却フィンとの間に塗布するオイルコンパウンドに高インピーダンス特性を持たせることにより、インバータとコンバータ間に発生するコモンモードノイズ電流を低減することができる。この発明によれば、オイルコンパウンドを変更するだけで済むため、工数を増やさずにコモンモードノイズ抑制に大きな効果がもたらされることになる。
図1はこの発明の実施の形態を示すインバータ回路図、図2は図1のモジュール構成を示す概要図である。
図1において、1は入力フィルタ、2はバリスタ、3はコンバータモジュール、4はインバータモジュール、5は高インピーダンスオイルコンパウンド、6はモジュール基板を介するコモンループである。また、図2の符号7は絶縁基板、8はベース金属板、9はチップ、10は導体パターン、11は冷却フィンを示す。
すなわち、この発明はモジュールを冷却フィンに取り付ける際に必須となる、オイルコンパウンド自体にインピーダンスを持たせることにより、コンバータモジュール3およびインバータモジュール4を介するコモンループ6で、確実に対処できるようにしたものである。
図3および図4に、高インピーダンスでない市販のオイルコンパウンド、例えば信越シリコーン(登録商標)を用いた場合のインバータ回路とそのモジュール構成を示す。
図3,4では、オイルコンパウンドは高インピーダンスではなく通常のもので、誘電正接(tanδ)が0.05以下(周波数:1〜100MHz)であり、そのためインピーダンス値が低い。
これに対し、図1,2ではオイルコンパウンド5は高インピーダンスであり、tanδが0.1〜10(周波数:1〜100MHz)で、従来のものに比べて高いインピーダンスを持つため、コモンループ6を介して流れるノイズ電流を抑制できると言うわけである。
なお、図1,3に示す回路の入力フィルタ1とバリスタ2の位置関係は、どちらが入力電源側でも良く、さらには整流ダイオードの右側に入る場合もあり、構造上の都合や回路定数の設定の仕方により配置場所が異なる。加えて、フィルタ内の接地CおよびバリスタのCの配置の仕方も図1,3に限らず、回路定数の設定の仕方により配置を変えることができる。コンバータモジュールのバリスタは接地Cでも良く、省略されることもある。
また、対象とする周波数は、インバータ等で用いられている一般的なフィルタ設計では対策効果が低い、1M〜100MHzとする。フィルタでは、雑音端子電圧において最もノイズが大きくなる150kHz付近をメインとし、この周波数でインピーダンスの大きな材料を用いるが、このような従来のフィルタを用いた場合、多くは150kHzのノイズは低減できるが、1MHz以降の周波数領域では効果が薄れる。
この領域に発生するノイズは、規格が厳しい条件になればなるほど(例えば、CISPR(国際電気標準会議)でClassAやClassB相当)、マージンが小さくなってしまい、対策として十分でない。この1〜100MHzに発生するノイズのループは、モジュールの基板を介するものが回路構成上多いため、対策箇所としても有効である。従って、この発明では、一般的なフィルタでは対策が難しい1〜100MHzを対象とし、この周波数で大きなインピーダンスを呈するものを用いることとする。
次に、高インピーダンスのオイルコンパウンド抵抗値の、実現可能な範囲の求め方について以下に説明する。
まず、基板において、或る周波数fの抵抗値Rは、次の(1)式で示される。
tanδ=ωCRより、R=tanδ/ωC=tanδ/2πfC …(1)
(1)式において、Rを決定するパラメータとしてはtanδ,周波数fおよびキャパシタンスCが挙げられる。
周波数については、低減したいノイズが存在する範囲として1〜100MHzと定める。続いて、キャパシタンスCはSをモジュールの基板面積、dを基板厚さとして、次の(2)式で示すことができる。
C=ε0εrS/d …(2)
ε0:真空の誘電率 εr:モジュールの比誘電率
面積Sについては、インバータモジュールおよびコンバータモジュールを用いてモータドライブを行なう場合に、小容量〜大容量クラスのモジュールを用いるが、これらを実用する場合に取り得る基板の面積の範囲として、ここではS=2.3×10-4〜1.9×10-2[m2]と定めた。また、オイルコンパウンドの厚さとして、熱伝導度および絶縁性を確保しつつ半導体パワーモジュール用途で使用可能な範囲として0.05〜1mmと定め、この条件下で取り得る容量値として、上記(2)式よりキャパシタンスCを15〜12000pFと定めた。
また、tanδは周波数特性および温度依存特性を保有している。従って、1M〜100MHzの周波数で半導体パワーモジュールの使用環境として、−40〜150℃の温度範囲にある場合、tanδが実用的に取り得る値としては、0.1〜10[%]の範囲に存在する。
以上より、抵抗Rのパラメータとなる周波数f,キャパシタンスCおよびtanδの範囲が定まったので、この条件下で高インピーダンスのオイルコンパウンドとして活用できる範囲を上記(1)式より計算すると、0.03Ω<抵抗値<240Ωとなる。
続いて、オイルコンパウンドの具体的な材料について説明する。
高インピーダンスをもつオイルコンパウンドとは、通常、冷却用途で用いられるもの(例えば信越シリコーン(G746:登録商標))に、損失成分tanδが高い材料を添加することにより実現する。具体的には、ゴム成分,樹脂材,セラミックス(例えばチタン酸バリウム)などを配合させた組成物である。
ゴム成分としては、シリコーンゴム,アクリルゴム,アクリロニトリルブタジェンゴム,クロロスルフォン化ポリエチレンゴム,クロロプレンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,スチレンブタジェンゴム,ハイパロン(登録商標),天然ゴムなどを用いる。
樹脂としては、塩化ビニル混和物,フッ素樹脂,エポキシ樹脂などの樹脂材やチタン酸バリウムなどはtanδが高く、好適である。
上記の材料は、交流電場が印加されたときに双極子が電界に追従しづらく、ロス成分が発生しtanδが高くなる。ロス成分は熱エネルギーに変換される。こうすることで、tanδの高い特性をもつ絶縁層を形成することができる。
通常の冷却用途で用いられるオイルコンパウンドは、水酸基含有オルガノポリシキロ酸100重量部に対し、亜鉛華,アルミナ,窒化アルミニウム,窒化ケイ素などの金属化合物が、用途により150〜900重量部程度配合されたものである(参考文献:特開平02−212556号公報)。
次に、高tanδ材料をどれくらい配合すれば良いかについて述べる。金属化合物と高tanδ材と水酸基含有オルガノポリシキロ酸の占める容積比とによって、トータルのオイルコンパウンドのtanδが決定される。すなわち、水酸基含有オルガノポリシキロ酸は比重が約1であるのに対し、上記金属化合物の比重は約3〜5である。従って、水酸基含有オルガノポリシキロ酸を「1」とした場合、比重と重量部の関係から容積換算すると、金属化合物は0.3(150重量部)〜最大3(1500重量部)の範囲にある。
この状態で高tanδ材を添加し、tanδ=0.1〜10を実現するためには、水酸基含有オルガノポリシキロ酸の重量部100に対し、0.3(金属化合物最小添加時)〜最大3(金属化合物最大添加時)重量部の高tanδ材が必要である。
この高tanδ材の添加重量部とオイルコンパウンドのtanδ値との関係を、図5に示す。また、上記各条件と結果をまとめて、表1に示す。
Figure 2009027840
図6A〜図6Eは、図1,2のように高インピーダンスのオイルコンパウンドを塗布することにより、ノイズ抑制効果があるコモンループ例を示す。フィルタ1やバリスタ2を備えた図1の回路に対しては、図6A〜図6Eに矢印で示す5個のコモンループ6a〜6eが存在するが、この発明のように、高インピーダンスのオイルコンパウンドを塗布することにより、これらのコモンループのノイズを抑制することが可能になる。
また、モジュールを冷却フィンに接続する際には、一般に使用される導電性を有するねじでは、その部分で導通して高インピーダンスの効果が失われるあるため、ポリカーボネイトやセラミックスなどの絶縁性のねじを用いることが必須である。そこで、この発明のように、高インピーダンスのオイルコンパウンドを塗布するような場合は、絶縁性ねじを用いることが望ましく、その例を図7に示す。図7では、符号13にて絶縁性ねじが示されている。
この発明の実施の形態を示すインバータ回路図 図1のモジュール構成を示す概要図 一般的なインバータ回路図 図3のモジュール構成を示す概要図 高tanδ材の添加量とオイルコンパウンドのtanδ値との関係説明図 コモンループの第1例を説明する説明図 コモンループの第2例を説明する説明図 コモンループの第3例を説明する説明図 コモンループの第4例を説明する説明図 コモンループの第5例を説明する説明図 この発明の変換装置への適用例を示す構造図
符号の説明
1…入力フィルタ、2…バリスタ、3…コンバータモジュール、4…インバータモジュール、5…高インピーダンスオイルコンパウンド、6a〜6e…モジュール基板を介するコモンループ、7…絶縁基板、8…ベース金属板、9…チップ、10…導電パターン、11…冷却フィン、12…オイルコンパウンド(低インピーダンス)、13…絶縁性ねじ。

Claims (6)

  1. 半導体パワーモジュールを用いた電力変換装置において、
    前記モジュールと冷却フィンとの間に塗布され、モジュールの発熱を前記フィンに伝導するオイルコンパウンドに、インピーダンスを持たせことにより、モジュールと冷却フィンを介して流れるコモンモードのノイズ電流を抑制することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記オイルコンパウンドは、伝導性電磁波から放射ノイズにまたがる1〜100MHz付近でノイズを低減し得るインピーダンスを有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記オイルコンパウンドは、インピーダンスとして0.05〜240Ωの抵抗値を持つことを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記オイルコンパウンドは、tanδとして0.1〜10%の値を持つことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 前記オイルコンパウンドは、亜鉛華,アルミナ,窒化アルミニウム,窒化ケイ素を含む金属化合物を1または2種類以上添加して冷却性能を持たせ、さらにtanδを向上させるためにシリコーンゴム,アクリルゴム,アクリロニトリルブタジェンゴム,クロロスルフォン化ポリエチレンゴム,クロロプレンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,スチレンブタジェンゴム,ハイパロン(登録商標),天然ゴムを含むゴム成分と、塩化ビニル混和物,フッ素樹脂,エポキシ樹脂を含む樹脂材と、チタン酸バリウムの1または2種類以上を添加したものとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  6. 前記オイルコンパウンドは、水酸基含有オルガノポリシキロ酸100重量部に対し、シリコーンゴム,アクリルゴム,アクリロニトリルブタジェンゴム,クロロスルフォン化ポリエチレンゴム,クロロプレンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム,フッ素ゴム,ブチルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,スチレンブタジェンゴム,ハイパロン(登録商標),天然ゴムを含むゴム成分と、塩化ビニル混和物,フッ素樹脂,エポキシ樹脂を含む樹脂材と、チタン酸バリウムの1または2種類以上を添加し、その比率を0.3〜1500重量部とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電力変換装置。
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