JP2009026497A - 放電灯点灯回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】損失を低減することが可能な放電灯点灯回路を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る放電灯点灯回路1は、入力直流電力を交流電力に変換するインバータ回路10と、インバータ回路10からの交流電力を昇圧し、放電灯5に供給するための昇圧交流電力を生成する昇圧回路30であって、昇圧交流電力を出力するトランス34と、トランス34とインバータ回路10との間に接続され、トランス34の1次コイル34aを含む共振回路31とを有する当該昇圧回路30と、インバータ回路10又は昇圧回路30からの交流電力から放電灯5を起動するための起動パルス電圧を生成する起動回路40と、インバータ回路10に対してスイッチング制御を行う制御回路60とを備え、制御回路60は、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の一実施形態に係る放電灯点灯回路1は、入力直流電力を交流電力に変換するインバータ回路10と、インバータ回路10からの交流電力を昇圧し、放電灯5に供給するための昇圧交流電力を生成する昇圧回路30であって、昇圧交流電力を出力するトランス34と、トランス34とインバータ回路10との間に接続され、トランス34の1次コイル34aを含む共振回路31とを有する当該昇圧回路30と、インバータ回路10又は昇圧回路30からの交流電力から放電灯5を起動するための起動パルス電圧を生成する起動回路40と、インバータ回路10に対してスイッチング制御を行う制御回路60とを備え、制御回路60は、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用の放電灯を点灯するための点灯回路に関するものである。
車両用照明等に用いられる放電灯を点灯するための点灯回路が知られている。特許文献1には、インバータ回路と、昇圧回路と、起動回路とから構成された放電灯点灯回路が記載されている。昇圧回路は、インバータ回路によって生成された交流電力を昇圧して放電灯に供給するために、共振回路とトランスとを有している。共振回路は、容量素子、インダクタ素子及びトランスの1次コイルとから構成され、インバータ回路とトランスとの間に接続されている。このようにして、トランスの2次コイルから放電灯に交流電力が供給される。
共振回路では、容量素子と、インダクタ素子と、トランスの1次コイルとが共振することによって、これらの合成インピーダンスが周波数依存性を有する。共振回路の合成インピーダンスは、共振周波数に近いほど小さい。その結果、共振回路は、インバータ回路から出力される交流電力の周波数が共振周波数に近いほど、大きな電力を出力する。
この特性を利用して、特許文献1に記載の放電灯点灯回路では、インバータ回路のスイッチング周波数を調整して、出力電力を制御している。詳説すれば、放電灯起動時には、放電灯の光量(全光束)の立ち上がりを早めるために、インバータ回路のスイッチング周波数を共振周波数に近づけて放電灯に大きな電力を供給し、次第に、放電灯に供給する電力を低下させるために、インバータ回路のスイッチング周波数を共振周波数から離す。
特開2005−63821号公報
しかしながら、スイッチング周波数が共振周波数からずれるほど損失が大きくなってしまう。これは、スイッチング損失が大きくなることに起因する。詳説すれば、スイッチング周波数が共振周波数からずれた場合、インバータ回路におけるスイッチング素子は、電流がゼロでないときにオン状態からオフ状態に切り替わることとなり(ターンオフ)、電流が次第にゼロになると共に両端電圧が次第に上昇する期間において、この電流と電圧との積がスイッチング素子における電力損失となる。
一方、スイッチング周波数が共振周波数と同一である場合、インバータ回路におけるスイッチング素子は、電流がゼロであるときにオン状態からオフ状態に切り替わる。したがって、スイッチング周波数を共振周波数と同一にすればスイッチング素子の電力損失を減らすことができる。しかしながら、スイッチング周波数を共振周波数と同一にすると、出力電力が大きくなり過ぎると共に、上記したように出力電力の調整ができなくなってしまう。
そこで、本発明は、損失を低減することが可能な放電灯点灯回路を提供することを目的としている。
本発明の放電灯点灯回路は、(a)入力直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、(b)インバータ回路からの交流電力を昇圧し、放電灯に供給するための昇圧交流電力を生成する昇圧回路であって、昇圧交流電力を出力するトランスと、トランスとインバータ回路との間に接続され、トランスの1次コイルを含む共振回路とを有する当該昇圧回路と、(c)インバータ回路又は昇圧回路からの交流電力から放電灯を起動するための起動パルス電圧を生成する起動回路と、(d)インバータ回路に対してスイッチング制御を行う制御回路とを備え、(e)制御回路は、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うことを特徴とする。
この放電灯点灯回路によれば、制御回路は、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うので、出力電力の上昇を抑制しつつ、スイッチング制御の周波数、すなわちインバータ回路のスイッチング周波数を共振回路の共振周波数の近傍に設定することができる。したがって、この放電灯点灯回路によれば、インバータ回路におけるスイッチング素子のターンオフ時の損失を低減することができる。
上記した制御回路は、間欠スイッチング制御における動作期間のスイッチング制御の周波数を共振回路の共振周波数の近傍で略一定とし、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を調整することによって、昇圧交流電力の制御を行ってもよい。
これによれば、間欠スイッチング制御における動作期間のスイッチング制御の周波数を共振回路の共振周波数の近傍で略一定とするので、損失低減を維持することができる。
また、上記した制御回路は、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を略一定とし、動作期間におけるスイッチング制御の周波数を調整することによって、昇圧交流電力の制御を行ってもよい。
間欠スイッチング制御において、動作期間に対して休止期間が長くなると、放電灯の温度低下に起因して放電灯が消灯してしまうことがある(立消え)。しかしながら、これによれば、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率が略一定であるので、放電灯の立消えを低減することができる。
また、上記した制御回路は、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を入力直流電圧に応じて変更してもよい。
間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率が略一定である場合、入力電圧が低下すると、動作期間におけるスイッチング制御では所望の出力電力を得ることができないことがある。しかしながら、これによれば、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を入力電圧に応じて変更するので、入力電圧が低下しても、動作期間におけるスイッチング制御によって所望の出力電力を得ることができる。
また、上記した制御回路は、1つの動作期間と1つの休止期間とを1周期とする間欠スイッチング制御の周波数を変調してもよい。
動作期間と休止期間との比率を略一定とする間欠スイッチング制御が行われている場合や、動作期間と休止期間との比率を調整して出力電力を制御する間欠スイッチング制御において安定動作している場合、間欠スイッチング制御の周波数に起因して音響共鳴が発生することがある。しかしながら、これによれば、間欠スイッチング制御の周波数を変調させるので、間欠スイッチング制御の周波数に起因する音響共鳴を抑制することができる。
本発明によれば、放電灯点灯回路の損失を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
[第1の実施形態]
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放電灯点灯回路を示す回路図である。図1には、放電灯点灯回路1と共に、スイッチ2、入力用直流電源としてのバッテリ3、ソケット4および放電灯5が示されている。放電灯点灯回路1の一対の入力6a,6bの間には、スイッチ2とバッテリ3とが直列に接続され、放電灯点灯回路1の入力6bは電源線(例えば、接地ライン)9に接続される。放電灯点灯回路1の一対の出力7a,7bの間には、放電灯5を搭載するためのソケット4が接続される。このようにして、放電灯点灯回路1は、スイッチ2がオン状態であるときに、バッテリ3から供給される直流電力を用いて、車両用の放電灯5、主に前照灯などの灯具を点灯する。
図1に示す放電灯点灯回路1は、インバータ回路10と、ドライバ回路20と、昇圧回路30と、起動回路40と、電流検出用抵抗素子50と、制御回路60とを備えている。
インバータ回路10は、2つのトランジスタ11,12を有している。本実施形態では、トランジスタ11,12は、Nチャネル型FETである。トランジスタ11,12は、入力6a,6b間に直列に接続されている。具体的には、トランジスタ11のドレインは入力6aに接続されており、ソースはトランジスタ12のドレインに接続されている。トランジスタ12のソースは入力6bに接続されている。トランジスタ11,12のゲートは、ドライバ回路20に接続されている。
ドライバ回路20は、制御回路60から受ける制御信号Scに応じて、トランジスタ11,12の各々のゲートに駆動信号を供給する。駆動信号のデューティはほぼ50%であり、駆動信号の位相は互いに180度ずれている。これによって、インバータ回路10では、入力6a,6bに入力される直流電力が交流電力に変換され、この交流電力は昇圧回路30に供給される。
昇圧回路30は、インバータ回路10からの交流電力を昇圧して昇圧交流電力を生成し、放電灯5へ供給する。昇圧回路30は、共振回路31とトランス34とを有している。
共振回路31は、直列に接続された容量素子32、インダクタ33及びトランス34の1次コイル34aとを有している。容量素子32の一端はインバータ回路10におけるトランジスタ11のソースおよびトランジスタ12のドレインに接続されており、容量素子32の他端はインダクタ33の一端に接続されている。インダクタ33の他端はトランス34の1次コイル34aの一端に接続されており、1次コイル34aの他端は入力6bに接続されている。なお、インダクタ33は、上記インダクタ素子の他、例えばトランス34の1次側漏れインダクタンスや配線による浮遊インダクタンスなどで構成してもよい。
共振回路31では、容量素子32と、インダクタ33と、1次コイル34aとが共振することによって、これらの合成インピーダンスが周波数依存性を有する。共振回路31の合成インピーダンスは、共振周波数に近いほど小さい。その結果、共振回路31は、インバータ回路10から出力される交流電力の周波数が共振周波数に近いほど、大きな電力を出力する。
図2は、インバータ回路のスイッチング周波数に対する共振回路の出力電力を示す図である。図2によれば、上記したように、インバータ回路10のスイッチング周波数が共振周波数frに近いほど、共振回路31の出力電力Prが大きいことがわかる。
トランス34は、共振回路31からの出力電力Prを昇圧して放電灯5へ供給する。トランス34における2次コイル34bの一端は出力7aに接続されており、2次コイル34bの他端は電流検出用抵抗素子50の一端に接続されている。電流検出用抵抗素子50の他端は出力7bに接続されている。
起動回路40の入力は共振回路31における容量素子32とインダクタ33との間のノードに接続されており、起動回路40の出力はトランス34における1次コイル34aの中間端子に接続されている。起動回路40は、ソケット4に搭載される放電灯5を起動させるために、狭パルス幅を有するトリガーパルス電圧を生成し、このトリガーパルス電圧をトランス34の1次コイル34aに重畳させる。その結果、トリガーパルス電圧はトランス34によって昇圧され、高電圧値および狭パルス幅を有する起動パルス電圧(例えば、約20kV)が昇圧回路30の出力電圧に重畳される。
制御回路60は、インバータ回路10に対して、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うための制御信号Scを生成する(図3参照)。
本実施形態では、制御回路60は、スイッチング制御を行う動作期間において、インバータ回路10のスイッチング周波数を共振回路31の共振周波数frに固定する。具体的には、制御回路60は、共振回路31における容量素子32の両端の電圧Va,Vbの位相を監視して、動作期間におけるインバータ回路10のスイッチング周波数を共振回路31の共振周波数frと同一に調整する。
また、本実施形態では、制御回路60は、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率(デューティ)を調整して、放電灯点灯回路1の出力電力Poを制御する。具体的には、制御回路60は、出力電圧Vvo、出力電流に応じた抵抗素子50の電圧降下値Vioを監視して、動作期間を調整する。
図4は、制御回路60を示す回路図である。図4に示す制御回路60は、周波数検出回路61と、スイッチング制御回路62と、電力演算回路63と、カウンタ64と、比較器65と、間欠スイッチング制御回路66とを有している。
周波数検出回路61は、共振回路31における容量素子32の両端の電圧Va,Vbの位相差から、スイッチング周波数と共振周波数frとの差分を検出する。周波数検出回路61は、スイッチング周波数と共振周波数frとが一致するように、すなわち電圧Va,Vbの位相差が90°になるように、スイッチング制御回路62へ指令する。
スイッチング制御回路62は、周波数検出回路61からの指令に応じて、共振周波数と同一な周波数を有するスイッチング信号Sswを間欠スイッチング制御回路66へ供給する。
電力演算回路63は、出力電圧Vvoと出力電流を表す電圧Vioとから出力電力Poを演算し、アナログ−ディジタル変換して、出力電力Poの大きさを示す16ビットディジタル信号の4桁の値D1〜D4をそれぞれ比較器65へ出力する。
カウンタ64は、基準クロックCrefをカウントし、カウント値に応じた16ビットディジタル信号の4桁の値Da〜Ddをそれぞれ比較器65へ出力する。なお、カウンタ64は、比較器65の出力信号によってリセットされる。
比較器65は、電力演算回路63からのディジタル信号とカウンタ64からのディジタル信号とを比較し、一致した場合に出力信号を生成する。図5は、比較器65を示す回路図である。図5に示す比較器65は、4つのEXNOR回路65a〜65dとAND回路65eとを有している。EXNOR回路65a〜65dは、ディジタル信号の各桁の値D1〜D4とディジタル信号の各桁の値Da〜Ddとをそれぞれ排他的論理演算し、AND回路65eは、これらの排他的論理演算結果を乗算し、調整信号Saを生成する。
これによって、電力演算回路63、カウンタ64及び比較器65は、出力電力Poの大きさに応じた調整信号Saを間欠スイッチング制御回路66へ供給する。
再び図4に戻り、間欠スイッチング制御回路66は、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間とを有する間欠スイッチング制御のための制御信号Scを生成する。図6は、間欠スイッチング制御回路66を示す回路図である。図6に示す間欠スイッチング制御回路66は、動作期間用カウンタ66aと、休止期間用カウンタ66bと、D−FF66c,66dと、AND回路66eと、NOT回路66f,66gと、NAND回路66hと、NOR回路66i,66j,66kとを有している。
動作期間用カウンタ66aは、NOT回路66fを介して入力されるスイッチング信号Sswのパルス数をカウントし、カウント値が所定値nに達したときに、例えばハイレベルの信号を出力する。また、動作期間用カウンタ66aは、NOR回路66iを介して入力される休止期間用カウンタ66bからのハイレベルの信号に応じて、出力信号をローレベルに切り替えると共に、カウント値をリセットしてカウントを開始する。
D−FF66cは、トグルスイッチとして機能し、NOT回路66gを介して入力される動作期間用カウンタ66aからのハイレベルの信号に応じて、例えばハイレベルの信号を出力する。また、D−FF66cは、NOR回路66jを介して入力される休止期間用カウンタ66bからのハイレベルの信号に応じて、出力信号をローレベルに切り替える。
休止期間用カウンタ66bは、NOT回路66fを介して入力されるスイッチング信号Sswのパルス数をカウントし、カウント値が所定値mに達したときに、例えばハイレベルの信号を出力する。また、休止期間用カウンタ66bは、NAND回路66h及びNOR回路66kを介して入力される動作期間用カウンタ66aからのハイレベルの信号に応じて、出力信号をローレベルに切り替えると共に、カウント値をリセットしてカウントを開始する。
D−FF66dは、トグルスイッチとして機能し、休止期間用カウンタ66bからのハイレベルの信号に応じて、例えばハイレベルの信号を出力する。また、D−FF66dは、NAND回路66h及びNOR回路66kを介して入力される動作期間用カウンタ66aからのハイレベルの信号に応じて、出力信号をローレベルに切り替える。
AND回路66eは、休止期間用カウンタ66bからの信号とスイッチング信号Sswとを受け、休止期間用カウンタ66bからの信号がハイレベルであるときにスイッチング信号Sswを制御信号Scとして出力し、休止期間用カウンタ66bからの信号がローレベルのときにはスイッチング信号Sswを出力しない。
このようにして、図3に示すような間欠スイッチング制御を行うための制御信号Scが生成される。
また、動作期間用カウンタ66aは、比較器65からの調整信号Saに応じて、所定値nを変更する。これにより、動作期間用カウンタ66aは、出力電力Poに応じて、間欠スイッチング制御における動作期間を調整し、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を調整することとなる。その結果、出力電力制御が行われる。
なお、本実施形態では、NOR回路66i,66j,66kを有しているので、外部からのリセット信号Srによってリセット可能となっている。
次に、第1の実施形態の放電灯点灯回路1の動作を説明する。まず、車両運転者によってスイッチ2がオン状態とされ、一対の入力6a,6bの間にバッテリ3から直流電圧が入力されると、この直流電圧は、インバータ回路10へ供給される。また、制御回路60から制御信号Scが出力される。すると、ドライバ回路20によってトランジスタ11,12が交互にオン状態となり、交流電圧が生成される。この交流電圧は共振回路31を介してトランス34に供給され、トランス34によって昇圧された交流電圧が生成され、ソケット4に搭載された放電灯5に供給される。
また、起動回路40によって、トランス34における1次コイル34aの中間端子−他端間には瞬時電流が流れ、トリガーパルス電圧が発生する。このトリガーパルス電圧はトランス34によって昇圧され、2次コイル34bの端子間には高電圧(例えば、約20kV)および狭パルス幅の起動パルス電圧が誘起される。その結果、放電灯点灯回路1の一対の出力7a、7bの間には、起動パルス電圧が重畳された出力電圧が発生し、ソケット4に搭載された放電灯5が絶縁破壊を起こすことによって点灯を開始する。
放電灯5が点灯を開始すると、制御回路60における周波数検出回路61及びスイッチング制御回路62によって、共振回路31の共振周波数frと同一な周波数を有するスイッチング信号Sswが生成される。一方、電力演算回路63、カウンタ64及び比較器65によって、出力電力Poに応じた調整信号Saが生成される。すると、間欠スイッチング制御回路66によって、図3に示すように、スイッチング信号Sswをスルーする動作期間とスイッチング信号Sswをマスクする休止期間とを交互に有する制御信号Scが生成される。この制御信号Scにおける動作期間と休止期間との比率は、調整信号Sa、すなわち出力電力Poに応じて調整されることとなる。このように、放電灯点灯回路1では、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を停止する休止期間とを交互に設ける間欠スイッチング制御が行われ、出力電力Poが調整される。
ここで、放電灯点灯回路において発生する損失の中で、インバータ回路のスイッチング素子による損失が占める割合が大きい。このスイッチング素子による損失は、主に以下の2つに分類できる。
(1)導通損失:スイッチング素子がオン状態であるときに発生する電力損失
(2)スイッチング損失:スイッチング過渡時に発生する電力損失
また、このスイッチング損失は、以下の2つに分類できる。
(2−1)ターンオン損失:オフ状態からオン状態への切替時に発生する電力損失
(2−2)ターンオフ損失:オン状態からオフ状態への切替時に発生する電力損失
(1)導通損失:スイッチング素子がオン状態であるときに発生する電力損失
(2)スイッチング損失:スイッチング過渡時に発生する電力損失
また、このスイッチング損失は、以下の2つに分類できる。
(2−1)ターンオン損失:オフ状態からオン状態への切替時に発生する電力損失
(2−2)ターンオフ損失:オン状態からオフ状態への切替時に発生する電力損失
(1)導通損失については、スイッチング素子自体のオン抵抗値に起因するものであり、回路的な手法で低減することは困難である。本実施形態では、(2)スイッチング損失において、特に(2−2)ターンオフ損失を低減することを目的としている。以下に、比較例の回路と比較しながら詳説する。
図7は、本実施形態の放電灯点灯回路のインバータ回路におけるハイサイド側のトランジスタの電圧波形及び電流波形を示す図であり、図8は、比較例の放電灯点灯回路のインバータ回路におけるハイサイド側のトランジスタの電圧波形及び電流波形を示す図である。なお、比較例の放電灯点灯回路は、本実施形態の放電灯点灯回路1と略同一であり、制御回路が間欠スイッチング制御を行わず、スイッチング制御によって電力制御を行う点で本実施形態と異なっている。
図7,8に示すように、スイッチング素子のターンオンは、スイッチング素子の転流ダイオード(例えば、図1に点線で示すボディダイオード)に順方向電流が流れている期間、すなわちスイッチング素子の電圧Vdsが転流ダイオードの順方向電圧でクランプされている期間に行われるので(時刻t1)、所謂零電圧スイッチングとなり、(2−1)スイッチング損失におけるターンオン損失は小さい。
しかしながら、図8に示すように、比較例では、間欠スイッチング制御を行わず、スイッチング制御によって出力電力制御を行うので、スイッチング周波数が共振周波数frより大きい周波数で動作することとなる。その結果、スイッチング素子のターンオフは、スイッチング素子に電流Idが流れている期間に行われることとなる。これにより、電流Idが次第にゼロになると共に電圧Vdsが次第に上昇する期間t2−t3において、この電流Idの時間積分値と電圧Vdsの時間積分値との積が(2−2)スイッチング損失におけるターンオフ損失となる。このターンオフ損失は無視できないものであり、スイッチング周波数が共振周波数frからずれるほど大きくなる。
しかしながら、本実施形態では、図7に示すように、スイッチング周波数を共振周波数frと略同一にするので、スイッチング素子に流れる電流Idがゼロになったときにターンオフすることとなり(時刻t2)、(2−2)スイッチング損失におけるターンオフ損失を低減することができる。
このように、第1の実施形態の放電灯点灯回路1によれば、制御回路60が、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うので、出力電力Poの上昇を抑制しつつ、スイッチング制御の周波数、すなわちインバータ回路10のスイッチング周波数を共振回路31の共振周波数frと同一に設定することができる。したがって、第1の実施形態の放電灯点灯回路1によれば、インバータ回路10におけるスイッチング素子のターンオフ時の損失を低減することができる。
[第2の実施形態]
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る放電灯点灯回路を示す回路図である。図9に示す放電灯点灯回路1Aは、放電灯点灯回路1において制御回路60に代えて制御回路60Aを備えている構成で第1の実施形態と異なっている。放電灯点灯回路1Aの他の構成は放電灯点灯回路1と同一である。
図10は、第2の実施形態の制御回路を示す回路図である。図10に示す制御回路60Aは、周波数検出回路61、カウンタ64及び比較器65を備えず、スイッチング制御回路62及び電力演算回路63に代えてそれぞれスイッチング制御回路62A、電力演算回路63Aを備えている構成で制御回路60と異なっている。
電力演算回路63Aは、電力演算回路63と同様に、出力電圧Vvoと出力電流を表す電圧Vioとから出力電力Poを演算する。そして、電力演算回路63Aは、演算結果をアナログ信号又はディジタル信号としてスイッチング制御回路62Aへ出力する。
スイッチング制御回路62Aは、電力演算回路63Aからの信号に応じた周波数を有するスイッチング信号Sswを間欠スイッチング制御回路66へ供給する。
間欠スイッチング制御回路66は、上記したように、動作期間と休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御のための制御信号Scを生成する。なお、本実施形態では、調整信号Saが入力されないので、間欠スイッチング制御回路66における動作期間用カウンタ66aの所定値nは固定される。その結果、間欠スイッチング制御における動作期間が一定となる。
このようにして、放電灯点灯回路1Aでは、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率が一定となり、動作期間におけるスイッチング制御(PFM制御)によって出力電力制御が行われる。
この第2の実施形態の放電灯点灯回路1Aでも、制御回路60Aが、スイッチング制御を行う動作期間とスイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うので、出力電力Poの上昇を抑制しつつ、スイッチング制御の周波数、すなわちインバータ回路10のスイッチング周波数を共振回路31の共振周波数frの近傍で制御することができる。したがって、第2の実施形態の放電灯点灯回路1Aでも、インバータ回路10におけるスイッチング素子のターンオフ時の損失を低減することができる。
ところで、間欠スイッチング制御において、動作期間に対して休止期間が長くなると、放電灯の温度低下に起因して放電灯5が立消えしてしまうことがある。しかしながら、第2の実施形態の放電灯点灯回路1Aによれば、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率が略一定であるので、放電灯5の立消えを低減することができる。
[第3の実施形態]
[第3の実施形態]
図11は、本発明の第3の実施形態に係る放電灯点灯回路を示す回路図である。図11に示す放電灯点灯回路1Bは、放電灯点灯回路1Aにおいて制御回路60Aに代えて制御回路60Bを備えている構成で第2の実施形態と異なっている。放電灯点灯回路1Bの他の構成は放電灯点灯回路1Aと同一である。
制御回路60Bは、入力電圧Vinに応じて、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変更する点で制御回路60と異なっている。図12は、第3の実施形態の制御回路を示す回路図である。図12に示す制御回路60Bは、制御回路60Aにおいて更に入力電圧検出回路67と、カウンタ64と、比較器65とを備えている。制御回路60Bの他の構成は制御回路60Aと同一である。
入力電圧検出回路67は、入力電圧Vinを検出し、入力電圧Vinの大きさを示す16ビットディジタル信号の4桁の値D1,D2,D3,D4をそれぞれ比較器65へ出力する。
これによって、入力電圧検出回路67、カウンタ64及び比較器65は、入力電圧Vinの大きさに応じた調整信号Saを間欠スイッチング制御回路66へ供給する。
間欠スイッチング制御回路66では、上記と同様に、動作期間用カウンタ66aが調整信号Saに応じて、所定値nを変更する。これにより、間欠スイッチング制御回路66は、入力電圧Vinに応じて、間欠スイッチング制御における動作期間を変更し、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変更することとなる。
この第3の実施形態の放電灯点灯回路1Bでも、第2の実施形態の放電灯点灯回路1Aと同様な利点を得ることができる。
ところで、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率が略一定である場合、入力電圧Vinが減少すると、動作期間におけるスイッチング制御では所望の出力電力を得ることができないことがある。しかしながら、第3の実施形態の放電灯点灯回路1Bによれば、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を入力電圧Vinに応じて変更するので、入力電圧Vinが減少しても、動作期間におけるスイッチング制御によって所望の出力電力を得ることができる。
[第4の実施形態]
[第4の実施形態]
図13は、本発明の第4の実施形態に係る放電灯点灯回路を示す回路図である。図13に示す放電灯点灯回路1Cは、放電灯点灯回路1Aにおいて制御回路60Aに代えて制御回路60Cを備えている構成で第2の実施形態と異なっている。放電灯点灯回路1Cの他の構成は放電灯点灯回路1Aと同一である。
図14は、第4の実施形態の制御回路を示す回路図である。図14に示す制御回路60Cは、制御回路60Aにおいて更に乱数発生回路68を備えている。制御回路60Cの他の構成は制御回路60Aと同一である。
乱数発生回路68は、乱数を発生し、この乱数に応じた調整信号Saを間欠スイッチング制御回路66へ供給する。
間欠スイッチング制御回路66では、上記と同様に、動作期間用カウンタ66aが調整信号Saに応じて、所定値nを変更する。これにより、間欠スイッチング制御回路66は、乱数に応じて、間欠スイッチング制御における動作期間を変調し、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変調することとなる。
この第4の実施形態の放電灯点灯回路1Cでも、第2の実施形態の放電灯点灯回路1Aと同様な利点を得ることができる。
ところで、動作期間と休止期間との比率を略一定とする間欠スイッチング制御が行われている場合、間欠スイッチング制御の周波数に起因して音響共鳴が発生することがある。しかしながら、この第4の実施形態の放電灯点灯回路1Cによれば、間欠スイッチング制御の周波数を変調させるので、間欠スイッチング制御の周波数に起因する音響共鳴を抑制することができる。
[第5の実施形態]
[第5の実施形態]
図15は、本発明の第5の実施形態に係る放電灯点灯回路を示す回路図である。図15に示す放電灯点灯回路1Dは、放電灯点灯回路1Aにおいて制御回路60Aに代えて制御回路60Dを備えている構成で第2の実施形態と異なっている。放電灯点灯回路1Dの他の構成は放電灯点灯回路1Aと同一である。
図16は、第5の実施形態の制御回路を示す回路図である。図16に示す制御回路60Dは、制御回路60Aにおいて間欠スイッチング制御回路66に代えて間欠スイッチング制御回路66Dを備え、更に比較器69を備えている。制御回路60Dの他の構成は制御回路60Aと同一である。
比較器69の第1の入力は電力演算回路63Aの出力に接続されており、比較器69の第2の入力には基準電圧Vrefが入力される。比較器69は、出力電力Poに応じた電圧が基準電圧Vref以下に低下した場合に、例えばローレベルからハイレベルに変更した調整信号Saを間欠スイッチング制御回路66Dへ供給する。
図17は、間欠スイッチング制御回路66Dを示す回路図である。図17に示す間欠スイッチング制御回路66Dは、動作期間用カウンタ66aに加えて休止期間用カウンタ66bにも調整信号Saが入力されている点で間欠スイッチング制御回路66と異なっている。間欠スイッチング制御回路66Dの他の構成は、間欠スイッチング制御回路66と同一である。
間欠スイッチング制御回路66Dでは、調整信号Saがローレベルからハイレベルに変更したとき、動作期間用カウンタ66aは出力信号をローレベルに固定してカウントを停止し、休止期間用カウンタ66bは出力信号をハイレベルに固定してカウントを停止する。これにより、間欠スイッチング制御回路66Dは、スイッチング信号Sswをスルーし続ける。すなわち、間欠スイッチング制御回路66Dは、間欠スイッチング制御を停止し、スイッチング信号Sswを制御信号Scとして出力することとなる。
このように、第5の実施形態に係る放電灯点灯回路1Dでは、出力電力Poが低下した場合には、休止期間を設けることなく、常にスイッチング制御を行うこととなる。
この第5の実施形態に係る放電灯点灯回路1Dでも、第2の実施形態に係る放電灯点灯回路1Aと同様の利点を得ることができる。更に、第5の実施形態に係る放電灯点灯回路1Dによれば、所望の出力電力が出力できなくなった場合に、間欠スイッチング制御を止めて、常にスイッチング制御を行うことによって所望の出力電力を維持することができる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率と、動作期間におけるスイッチング周波数との何れか一方を固定したが、これらを共に変更してもよい。また、本実施形態では、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変更するために、動作期間用カウンタ66aによって動作期間を変更したが、休止期間用カウンタ66bによって休止期間を変更してもよいし、動作期間と休止期間とを共に変更してもよい。
また、第1の実施形態では、スイッチング周波数を共振周波数frと同一にしたが、スイッチング周波数は共振周波数frの近傍に設定されてもよい。例えば、入力電圧Vinが上昇すると、出力電力Poを調整するために、動作期間に対する休止期間を長くしなければならず、放電灯5の温度低下に起因して放電灯5が立消えしてしまう可能性がある。しかしながら、これによれば、共振回路31を通過する電力を低下することができるので、入力電圧Vinが上昇しても、動作期間に対する休止期間を極端に長くすることを抑制でき、放電灯5の立消えを低減することができる。
また、第4の実施形態では、第2の実施形態、すなわち間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を固定する形態において、この比率を変調する一例を示したが、第1の実施形態、すなわち間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変更する形態において、この比率を変調してもよい。動作期間と休止期間との比率を調整して出力電力Poを制御する間欠スイッチング制御において安定動作している場合、間欠スイッチング制御の周波数に起因して音響共鳴が発生することがある。しかしながら、これによれば、間欠スイッチング制御の周波数を変調させるので、間欠スイッチング制御の周波数に起因する音響共鳴を抑制することができる。
また、第4の実施形態では、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を変調するために、動作期間用カウンタ66aによって動作期間を変調したが、休止期間用カウンタ66bによって休止期間を変調してもよいし、動作期間と休止期間とを共に変調してもよい。
また、第4の実施形態では、乱数発生回路を用いて、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率をランダムに変調したが、線形的に変調してもよい。例えば、三角波状や正弦波状に変調してもよい。
また、第3〜第5の実施形態を組み合わせた形態であってもよい。すなわち、間欠スイッチング制御における動作期間と休止期間との比率を入力電圧Vinに応じて変更しつつ変調し、所望の出力電力を得ることができない場合には間欠スイッチング制御信号を止めて常にスイッチング制御を行ってもよい。
また、本実施形態では、起動回路40は、昇圧回路30からの交流電力を用いて起動パルス電圧を生成したが、インバータ回路10からの交流電力を用いて起動パルス電圧を生成してもよい。
1,1A,1B,1C,1D…放電灯点灯回路、2…スイッチ、3…バッテリ、4…ソケット、5…放電灯、10…インバータ回路、11,12…トランジスタ、20…ドライバ回路、30…昇圧回路、31…共振回路、32…容量素子、33…インダクタ、34…トランス、34a…1次コイル、34b…2次コイル、40…起動回路、50…電流検出用抵抗素子、60,60A,60B,60C,60D…制御回路、61…周波数検出回路、62,62A…スイッチング制御回路、63,63A…電力演算回路、64…カウンタ、65…比較器、66,66D…間欠スイッチング制御回路、67…入力電圧検出回路、68…乱数発生回路、69…比較器。
Claims (5)
- 入力直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路からの交流電力を昇圧し、放電灯に供給するための昇圧交流電力を生成する昇圧回路であって、前記昇圧交流電力を出力するトランスと、前記トランスと前記インバータ回路との間に接続され、前記トランスの1次コイルを含む共振回路とを有する当該昇圧回路と、
前記インバータ回路又は前記昇圧回路からの交流電力から前記放電灯を起動するための起動パルス電圧を生成する起動回路と、
前記インバータ回路に対してスイッチング制御を行う制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記スイッチング制御を行う動作期間と前記スイッチング制御を休止する休止期間とを交互に設けた間欠スイッチング制御を行うことを特徴とする、
放電灯点灯回路。 - 前記制御回路は、
前記間欠スイッチング制御における前記動作期間の前記スイッチング制御の周波数を前記共振回路の共振周波数の近傍で略一定とし、
前記間欠スイッチング制御における前記動作期間と前記休止期間との比率を調整することによって、前記昇圧交流電力の制御を行う、
ことを特徴とする、請求項1に記載の放電灯点灯回路。 - 前記制御回路は、
前記間欠スイッチング制御における前記動作期間と前記休止期間との比率を略一定とし、
前記動作期間における前記スイッチング制御の周波数を調整することによって、前記昇圧交流電力の制御を行う、
ことを特徴とする、請求項1に記載の放電灯点灯回路。 - 前記制御回路は、前記間欠スイッチング制御における前記動作期間と前記休止期間との比率を入力直流電圧に応じて変更することを特徴とする、請求項3に記載の放電灯点灯回路。
- 前記制御回路は、1つの前記動作期間と1つの前記休止期間とを1周期とする前記間欠スイッチング制御の周波数を変調することを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の放電灯点灯回路。
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WO2017175722A1 (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 株式会社デンソー | 電源装置 |
JP2017192282A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-19 | 株式会社デンソー | 電源装置 |
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2007
- 2007-07-17 JP JP2007185979A patent/JP2009026497A/ja active Pending
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