JP2009025656A - 液晶表示装置の駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で消費電流を著しく低減できるフルカラーおよび8カラーモード対応の液晶表示装置の駆動装置を提供する。
【解決手段】ソースバスSBに供給される階調電圧の駆動装置であって、前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器110と、第1のDAC(デジタルアナログ変換器)120と、第2のDAC130と、前記第2のDACの出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサ160とを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、キャパシタを電源あるいはグランドに接続するスイッチSW11を備えた8色カラーモード用の第2の駆動部200と、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のDAC、第2のDACのそれぞれの電源供給を停止するように動作する第2、第3および第4のスイッチSW1、SW2、SW3を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
【選択図】図2
【解決手段】ソースバスSBに供給される階調電圧の駆動装置であって、前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器110と、第1のDAC(デジタルアナログ変換器)120と、第2のDAC130と、前記第2のDACの出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサ160とを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、キャパシタを電源あるいはグランドに接続するスイッチSW11を備えた8色カラーモード用の第2の駆動部200と、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のDAC、第2のDACのそれぞれの電源供給を停止するように動作する第2、第3および第4のスイッチSW1、SW2、SW3を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
【選択図】図2
Description
本発明は液晶表示装置の駆動装置に関するもので、特にフルカラー表示および8色カラーモードで動作が可能なものに関する。
液晶表示装置においては、高画質化のためにフルカラー表示が要求されることが多くなっているが、一方では、待機状態等ではフルカラーは必要なく、むしろ少ない数の色、例えば8色で表示を行い、消費電力を抑えることも行われている。代表的なものとしては8色カラーモードがある。8色カラーモードは3原色に対して階調を与えず、オンかオフかを切り換え、8つの状態を得るものである。
フルカラー表示には各色に対して必要十分な階調制御を行う必要がある。
図1はこのようなフルカラーのための階調を行うための典型的な構成の例を示す。
ある画素について表示を行う場合、階調に対応するデータコードが駆動装置に与えられ、駆動装置側ではこのデータコードに対応する電圧信号に変換し、当該画素の液晶セルにドレインが接続された薄膜トランジスタのソース線に与え、その薄膜トランジスタのゲートか接続されたゲート線に必要な期間ゲートを開くための高電圧を与えることにより、該電圧信号を液晶セルに与えて透過率を変化させ、所望の画像を得る。
この場合、データコードと駆動電圧との関係はリニアではなく、ガンマ曲線と言われる特性を有している。このガンマ曲線に応じた電圧を得るための従来の模式的構成を図1に示す。
ここではデータ対電圧が図示された曲線の関係にあり、これから256階調の電圧を得るものとし、データコードは0から255まで、すなわち8ビットのデータが与えられ、このデータから所望の電圧を得ている。
まず、電圧範囲を得るために、電源とアース間に直列接続された18個の抵抗分割器を有する参照電圧発生器10より抵抗分割により取り出されたV0からV16までの17種類の電圧を得るようにし、16の電圧範囲をデータの上位4ビットを用いて4ビットスイッチマトリクスで選択し、電圧範囲を示すVnとVn+1を出力する。この選択された電圧範囲における16種類の電圧のうちのいずれかをデータの下位4ビットを用いて4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)30により得るようにしている。図1の例では電圧範囲V14-V15内の電圧をデータコード223から239に割り当てられた電圧のいずれかを出力することになる。
図2はカラー液晶表示装置のソースバスにソース電圧を印加する駆動装置の概略構成を示すブロック図であり、図1と同じ部分には同じ参照番号を付与している。また、図2は3色の2列分の液晶セルへ電圧を供給する部分を代表して示している。
今、第n番目の列のある画素の赤の液晶セルに印加される電圧データが与えられたとすると、図1で説明したのと同様に、参照電圧発生器10から17種類の電圧値が取り出され、これらの間の16種類の電圧範囲が、4ビットDA変換器である電圧セレクタ20により、電圧データの上位4ビットにより表示すべき画素列のソースバスに印加される電圧範囲に対応する2つの電圧値VnとVn+1が出力されて4ビット下位ビットDA変換器31に与えられ、この電圧範囲内でのデータ値に対応する電圧が得られる。この電圧はバッファ41で安定化され、1:3のデマルチプレクサ51により赤の画素ラインのソースバスSB1Rに印加される。なお、各ソースバスには大きな電圧変動により表示動作が遅れることを防止するため、プリチャージ回路60が設けられている。
このような構成により、ある列のソースバスに電圧を印加する場合、最初にプリチャージを行い、第1列の赤列の準備とドライブを行い、次に第1列の緑列の準備とドライブを行い、続いて第1列の青列の準備とドライブを行う。
米国特許公開2002−063674号
このようなフルカラー表示のための駆動装置は回路規模が大きく、消費電力も大きい。
前述したように、フルカラーモードと8色カラーモードを切り換えて表示を行わせる液晶表示装置の駆動装置においては、従来、ソースドライバをフルカラーモード用と8色カラーモードード用に準備して切り換えを行うようにしているため、フルカラー用の構成については完全に動作が停止されるわけではなく、消費電流の削減効果は期待されたほど得られない。
本発明は、簡単な構成で消費電流を著しく低減できるフルカラーおよび8カラーモード対応の液晶表示装置の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、ソースバスに供給される階調電圧により液晶表示素子を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第2、第3および第4のスイッチと、前記第2の駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第5のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第2、第3および第4のスイッチと、前記第2の駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第5のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
また、本発明の第2の観点によれば、ソースバスに供給される階調電圧により液晶表示素子を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチと、プリセット時に白表示に対しては前記ソースバスを電源に接続し、黒表示に対してはソースバスを接地する第2のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第3、第4および第5のスイッチと、前記8色カラー駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第6のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチと、プリセット時に白表示に対しては前記ソースバスを電源に接続し、黒表示に対してはソースバスを接地する第2のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第3、第4および第5のスイッチと、前記8色カラー駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第6のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置が提供される。
本発明によれば、フルカラー表示のための構成と8色カラー表示のための構成を1つの駆動回路中に設け、電力を多く消費するDAコンバータやバッファアンプの動作を完全に停止させるため、8色カラーモードにおいて電力消費を著しく減少させることができる。
以下、図面を参照して、本願発明の実施例を説明する。
図2は、本発明にかかる液晶表示装置の駆動装置の実施例を示すブロック図であり、3色の画素列が含まれる1列分の構成について説明する。この駆動装置はフルカラー表示のための駆動装置をベースとするものである。
図1に示されていない構成要素としてタイミング発生器およびデータラッチ100が示されているが、与えられるイメージデータをラッチし、所望のタイミングで上位ビットD7−D4と下位ビットD3−D0を出力するものである。
電圧範囲を得るための参照電圧発生器110は図1に示された参照電圧発生器10と全く同じように、電源とアース間にそれぞれスイッチSW1を介して直列接続された18個の抵抗分割器を有し、抵抗分割により取り出されたV0からV16までの17種類の電圧を得るものである。この17種類の電圧は17ビットバスにより、4ビットDA変換器である電圧セレクタ120に与えられる。
電圧セレクタ120では、タイミング発生器およびデータラッチ100から与えられたデータの上位4ビットから、電圧範囲を示す電圧値VnとVn+1を出力する。
電圧値VnとVn+1は4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130に与えられる。
このDAC130はタイミング発生器およびデータラッチ100から与えられたデータの下位4ビットから、指定された電圧範囲内における16種類の電圧のうちのいずれかを得る。
これらの2つのDACは、単位容量比が1:2:4:8のキャパシタを用いて電圧を発生させるものが良く知られているので、その説明は省略する。また、これらのDACには電源電圧VDDがスイッチSW2を介して供給されるようになっており、スイッチSW2がONの時のみ動作が行われる。
DAC130の出力はバッファ140で安定化される。バッファ140には参照電流発生器150からスイッチSW3を介して参照電流が供給される。
バッファ140の出力はデマルチプレクサ160により3色に対応したソースバスSBR、SBG、SBBに順次切り換えて供給される。
なお、表示動作の高速化を図るため、ソースバスにバッファ出力を印加する前にソースバス電位を上昇させるためのプリチャージ回路170も設けられている。
参照番号200で示された部分は8色カラー表示のための電圧発生装置の構成であり、電源と接地との間で接続を切り換えることのできるスイッチSW11と、このスイッチSW11と接地間に設けられたキャパシタC1を備えている。スイッチSW11はもう1つ切り換え端子があり、この端子デマルチプレクサの入力側に接続されている。
タイミング発生器およびデータラッチ100の出力のうち、最高位ビットのデータD7のみが電圧発生装置200に与えられる。また、セットアップとドライブを切り換える制御信号CTRも入力されている。
図2はフルカラー表示の場合を示しており、SW1〜SW3はONとなっており、SW11はどこにも接続されていない。
このようなスイッチの状態では、参照電圧発生器110から取り出された17種類の電圧値からデータコードの上位ビットに基づいて電圧セレクタ120は電圧範囲を示す2つの電圧VnとVn+1を選択し、4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130に供給する。
この4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130では単位容量比1C、2C、4C、8Cを有する5つのキャパシタを電圧VnあるいはVn+1に接続してデータの下位4ビットに応じた電圧値を得る。
この電圧値は4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130内で保持される。プリチャージ期間にプリチャージ回路170によりプリチャージされたソースバスのうちデマルチプレクサ160により選択されたソースバスに、4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130で保持された電圧がバッファ140でインピーダンス変換され、ドライブ期間中に印加される。
図3は図2と同じ回路構成を示すが、8色カラーモードの場合について説明している。
まず、タイミング発生器およびデータラッチ100に与えられるデータは最上位ビットのD7のみであり、この信号がハイのときには、スイッチSW1は電源側に切り換えられてキャパシタC1を充電し、D7信号がロウのときには、スイッチSW1は接地側に切り換えられてキャパシタC1を放電させる。
また、スイッチSW1、SW2、SW3はいずれもオフであるので、参照電圧発生器110、電圧セレクタ120、4ビットリニアデジタルアナログ変換器(DAC)130は動作のための電源が切り離されて非動作状態となる。
キャパシタC1の充放電終了後、制御信号CTRによりスイッチSW1はデマルチプレクサ側と接続され、選択された3本のソースバスのいずれかに電圧を印加し、あるいは印加しない。
3本のソースバスのそれぞれについて同様の動作を行うことにより、8色のいずれかが得られる。
図4は図2および3をより明確にした回路図であり、図2および図3に対応する部分には同じ参照番号を付してある。簡略化のため、デマルチプレクサは省略され、2つのDACはまとめて1つの要素として表示されている。
一方、キャパシタC1への充放電のためのデータD7で制御されるスイッチSW111と、キャパシタC1をソースバスに接続するためにセットアップモードとドライブモードに応じて切り換えるスイッチSW112に分けて表示してある。また、プリチャージ電源VPCはプリチャージ制御信号CTRPCにより制御されるスイッチSW12によりソースバスに接続される。各ソースバスLSXの容量をCSBとする。さらに、スイッチSW2とSW3は8色カラー表示切り替え信号M8により制御される。
図5のタイミングチャートおよび図3及び図4の一部を取り出して表示した模式的回路図である図6ないし図9を用いて本発明における8色カラーモードにおける動作について説明する。
前提としてM8信号が8色カラー側、すなわち、スイッチSW2およびSW3がオフであるとする。また、ここでは電源電圧は5Vであるが、プリチャージ電圧は2.5Vであるとする。
図5に示されるように、一連の動作は一水平期間1Hの間に行われ、前半は制御信号CTRLがロウであることによりセットアップが行われ、後半は制御信号CTRがハイになることによりセットアップが行われる。
まず、黒表示を行う場合には、供給されるデータD7はロウレベルであり、制御信号CTRがロウレベルであるセットアップ期間には、図6に示すように、スイッチSW11は接地側に接続されてキャパシタC1は放電され、プリチャージ制御信号がオンとされることにより、例えば2.5Vの電圧でソースバスのプリチャージが行われる。
また制御信号CTRがハイレベルになるドライブ期間では、図7に示すように、スイッチSW11によりソースバスにキャパシタC1が接続され、スイッチSW12は開放される。このとき、ソースバスに対する出力電圧VOUTはキャパシタC1とソースバスの容量CSBCSBにより決まる。すなわち、
C1*0+CSB*VPC=(C1+CSB)*VOUT
の関係があることから、
VOUT(黒)=(CSB/(C1+CSB))*VPC
となる。具体的に、VPC=2.5V、C1=40pF、CSB=10pFを代入すると、
VOUT(黒)= 0.5V
となる。
C1*0+CSB*VPC=(C1+CSB)*VOUT
の関係があることから、
VOUT(黒)=(CSB/(C1+CSB))*VPC
となる。具体的に、VPC=2.5V、C1=40pF、CSB=10pFを代入すると、
VOUT(黒)= 0.5V
となる。
次に、白表示を行う場合には、供給されるデータD7はハイレベルであり、制御信号CTRがロウレベルであるセットアップ期間には、図8に示すように、スイッチSW11は電源側に接続されてキャパシタC1は充電され、プリチャージ制御信号がオンとされることにより、例えば2.5Vの電圧でソースバスのプリチャージが行われる。
また制御信号CTRがハイレベルになるドライブ期間では、図9に示すように、スイッチSW11によりソースバスにキャパシタC1が接続され、スイッチSW12は開放される。このとき、ソースバスに対する出力電圧VOUTはキャパシタC1とソースバスの容量CSBとCSBにより決まる。すなわち、
C1*VDD+CSB*VPC=(C1+CSB)*VOUT
の関係があることから、
VOUT(白)=(C1/(C1+CSB))*VDD+(CSB/(C1+CSB))*VPC
となる。具体的に、VDD=5V、VPC=2.5V、C1=40pF、CSB=10pFを代入すると、
VOUT(白)= 4.5V
となる。このようにして白黒表示が可能である。
C1*VDD+CSB*VPC=(C1+CSB)*VOUT
の関係があることから、
VOUT(白)=(C1/(C1+CSB))*VDD+(CSB/(C1+CSB))*VPC
となる。具体的に、VDD=5V、VPC=2.5V、C1=40pF、CSB=10pFを代入すると、
VOUT(白)= 4.5V
となる。このようにして白黒表示が可能である。
図10は図6−9に示したものを基本とした第2の実施例を示す模式的回路図である。
この変形例では8色カラーモードにおいてソースバスに接続されるキャパシタを白表示用と黒表示用の2つ設け、D7の信号内容によって使い分けるようにしたものである。
この変形例では8色カラーモードにおいてソースバスに接続されるキャパシタを白表示用と黒表示用の2つ設け、D7の信号内容によって使い分けるようにしたものである。
具体的には白表示に対してはD7信号がハイのときにキャパシタC1をスイッチSW21により電源VDDに接続し、D7信号がロウのときにキャパシタC2をスイッチSW22により接地するようにしている。
このような構成では、
VOUT(白)=(C1/(C1+CSB))*VDD+(CSB/(C1+CSB))*VPC
VOUT(黒)=(CSB/(C2+CSB))*VPC
となり、C1とC2の値を適当に選ぶことにより、ソース線駆動電圧を白表示と黒表示で独立に選択することが可能となる。
VOUT(白)=(C1/(C1+CSB))*VDD+(CSB/(C1+CSB))*VPC
VOUT(黒)=(CSB/(C2+CSB))*VPC
となり、C1とC2の値を適当に選ぶことにより、ソース線駆動電圧を白表示と黒表示で独立に選択することが可能となる。
図11はさらに異なる第3の実施例を示す模式的回路図である。
この実施例では図2に示した電圧発生回路200と同様の部分(スイッチはSW31)と、セットアップ時にデータD7がハイの時にソースバスを電源VDDに接続し、ロウの時にソースバスを接地するスイッチSW32を有しており、プリチャージ回路は設けられていない。
この回路においても、制御信号CTRはロウがセットアップ、ハイがドライブ、データD7はハイが白表示、ロウが黒表示を意味する。
白表示の場合、セットアップ時にはスイッチSW31が接地側に接続されるため、キャパシタC1は放電される。一方、スイッチSW32はVDDに接続されるため、ソースバス容量はVDDで充電される。
ドライブ時にはスイッチSW31はソースバス側に接続され、スイッチSW32は不接続とされるので、出力電圧は
VOUT(白)=(CSB/(C1+CSB))*VDD
となる。
VOUT(白)=(CSB/(C1+CSB))*VDD
となる。
黒表示の場合、セットアップ時にはスイッチSW31がVDD側に接続されるため、キャパシタC1は充電される。一方、スイッチSW32はソースバスを接地するように接続するため、ソースバス容量はVDDで充電される。
ドライブ時にはスイッチSW31はソースバス側に接続され、スイッチSW32は不接続とされるので、出力電圧は
VOUT(黒)=(C1/(C1+CSB))*VDD
となる。
VOUT(黒)=(C1/(C1+CSB))*VDD
となる。
これらの出力電圧の式からわかるように、キャパシタが小さいほど白表示出力はに近づき、黒表示電圧は0に近づくことになる。実際、VDD=5V、C1=1.4pF、CSB=10pFを代入すると、
VOUT(白)= 4.505V
VOUT(黒)= 0.494V
となって、C1の容量を著しく減少させても実施例1や2と同様の動作が可能である。C1の容量が少なくても良いため、キャパシタ形成面積を削減でき、好ましい。また、プリチャージ回路は少なくとも8色カラーモードでは不要となるため、プリチャージ回路を簡略化することができる。
VOUT(白)= 4.505V
VOUT(黒)= 0.494V
となって、C1の容量を著しく減少させても実施例1や2と同様の動作が可能である。C1の容量が少なくても良いため、キャパシタ形成面積を削減でき、好ましい。また、プリチャージ回路は少なくとも8色カラーモードでは不要となるため、プリチャージ回路を簡略化することができる。
図12は第4の実施例を示すもので、第2及び第3の実施例を組み合わせたものである。すなわち、白表示に対してはD7信号がハイのときにキャパシタC1をスイッチSW41により電源VDDに接続し、D7信号がロウのときにキャパシタC2をスイッチSW42により接地するようにし、さらにセットアップ時にデータD7がハイの時にソースバスを電源VDDに接続し、ロウの時にソースバスを接地するスイッチSW43を有しており、プリチャージ回路は設けられていない。
この構成により、第2及び第3の実施例で得られる効果を得ることができる。すなわち、キャパシタC1およびC2の値を自由に選択できる他、C1の値を小さくすることができる。
以上の実施例は限定的なものではなく、当業者が通常行う変形や置換は本発明の範囲に含まれるものである。
110 参照電圧発生器
120 電圧セレクタ
130 4ビットDAC
140 バッファアンプ
150 参照電流発生器
160 デマルチプレクサ
170 プリチャージ回路
200 8色カラーモード用電圧発生回路
C1、C2 キャパシタ
CSB ソースバス容量
SW1、SW2、SW3、SW11、SW12、SW21、SW22、SW31、SW32、SW41、SW42、SW43 スイッチ
SBR、SBG、SBB ソースバス
120 電圧セレクタ
130 4ビットDAC
140 バッファアンプ
150 参照電流発生器
160 デマルチプレクサ
170 プリチャージ回路
200 8色カラーモード用電圧発生回路
C1、C2 キャパシタ
CSB ソースバス容量
SW1、SW2、SW3、SW11、SW12、SW21、SW22、SW31、SW32、SW41、SW42、SW43 スイッチ
SBR、SBG、SBB ソースバス
Claims (7)
- ソースバスに供給される階調電圧により液晶表示素子を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第2、第3および第4のスイッチと、前記第2の駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第5のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置。 - 前記第2のデジタルアナログ変換器と前記デマルチプレクサとの間に前記フルカラーモード時にのみ動作するバッファがさらに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
- 前記データコードの一部は最高位ビットであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
- 前記キャパシタは前記電源に接続される第1のキャパシタと前記接地に接続される第2のキャパシタとからなり、前記第1のスイッチは第1のキャパシタを電源とソースバス間で切り換える第1のサブスイッチと、第2のキャパシタを接地とソースバス間で切り換える第2のサブスイッチとからなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
- ソースバスをプリチャージするためのプリチャージ回路をさらに備えた請求項1−3のいずれかに記載の液晶表示装置の駆動装置。
- ソースバスに供給される階調電圧により液晶表示素子を駆動する液晶表示装置の駆動装置であって、
前記階調電圧のうちの粗い範囲を定める電圧値を発生する参照電圧発生器と、前記参照電圧発生器から、表示対象液晶セルに対する階調電圧を指定するデータコードの上位ビットにより電圧範囲を表す値を取り出す第1のデジタルアナログ変換器と、前記第1のデジタルアナログ変換器により指定された電圧範囲内での詳細値を前記データコードの下位ビットにより選択するとともに、前記第1のデジタルアナログ変換器の前記詳細値を選択的に出力可能な第2のデジタルアナログ変換器と、前記第2のデジタルアナログ変換器の出力を前記ソースバスに供給するデマルチプレクサとを備えたフルカラーモード用の第1の駆動部と、
キャパシタおよび前記データコードの一部によりキャパシタを電源あるいはグランドに接続する第1のスイッチと、プリセット時に白表示に対しては前記ソースバスを電源に接続し、黒表示に対してはソースバスを接地する第2のスイッチを備えた8色カラーモード用の第2の駆動部と、
前記フルカラーモードと前記8色カラーモードの切り換え信号により、前記8色カラーモードの時には前記参照電圧発生器、前記第1のデジタルアナログ変換器、第2のデジタルアナログ変換器のそれぞれの電源供給を停止するように動作する第3、第4および第5のスイッチと、前記8色カラー駆動部のキャパシタ出力を前記デマルチプレクサに切り換えて接続する第6のスイッチと、を備えた液晶表示装置の駆動装置。 - 前記キャパシタは前記電源に接続される第1のキャパシタと前記接地に接続される第2のキャパシタとからなり、前記第1のスイッチは第1のキャパシタを電源とソースバス間で切り換える第1のサブスイッチと、第2のキャパシタを接地とソースバス間で切り換える第2のサブスイッチとからなることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の駆動装置。
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