JP2009024397A - 屋根の棟換気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】積雪の影響を受けることなく、また雨や風の影響を受けることなく、太陽電池によって効率の良い発電をすることができる屋根の棟換気システムを提供する。
【解決手段】屋根1の棟2の上に棟2内部と連通する小屋型の換気棟3を設け、換気棟3に換気口4を形成すると共に換気ファン5によって換気口4と屋根1の棟2内部との間で換気を行なうようにした屋根の棟換気システムに関する。換気棟3の屋根部に軒6を張り出して設けると共に、換気ファン5の電源となる太陽電池7を軒6の下面に設ける。太陽電池7は換気棟3の軒6の下面に設けられており、太陽電池7の上に雪が降り積もるようなことがなく、また雨や風が太陽電池7に直接作用することもないものであり、積雪で太陽電池7が覆われたり、太陽電池7の表面が汚れたり、太陽電池7が劣化したりすることを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池を換気ファンの電源として備えた屋根の棟換気システムに関するものである。
棟換気システムとして、屋根の棟の上に換気棟を立設し、換気棟内や小屋裏等に設けた換気ファンを駆動することによって、換気棟に形成した換気口と、換気棟の下部で連通している屋根の棟内部との間で強制的に空気を流通させて、換気を行なうようにしたものがある。
このように換気ファンを備えて強制換気をすることができるようにした棟換気システムにおいて、モータで駆動される換気ファンの電源として、太陽電池を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
そしてこれらのものにあって太陽電池は、小屋型に形成される換気棟の屋根面に取り付けられている。このように太陽電池パネルを換気棟の屋根面に取り付けるのは、太陽光の照射を受け易く、発電効率の上で有利であるためである。
特開2003−161011号公報 特開2005−213942号公報 実開平7−1139号公報
しかし、上記のように太陽電池を換気棟の屋根面に取り付ける場合、降雪によってその上に雪が積もると、太陽電池の受光面が雪で覆われて太陽電池内に太陽光が届かなくなって、発電をすることができなくなるという問題があった。特に積雪地方では、冬季の間は殆ど太陽電池から電力を得ることができなくなるものであった。
また換気棟の屋根面に取り付けられた太陽電池パネルは、降雨時に雨水で表面が濡れるため、砂塵やホコリなどがこの濡れた雨水に吸着され、太陽電池の表面が汚れ易いものであり、このように太陽電池の受光面が汚れると、太陽光の入射効率が低下して発電効率が低くなるという問題もあった。
さらに、太陽電池として色素増感型太陽電池を用いる場合、太陽電池を風や雨が直接当る換気棟の屋根面に取り付けると、太陽電池の劣化で電解質が漏れ易くなり、これによっても発電効率が低下し、また寿命が短くなるという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、積雪の影響を受けることなく、また雨や風の影響を受けることなく、太陽電池によって効率の良い発電をすることができる屋根の棟換気システムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る屋根の棟換気システムは、屋根1の棟2の上に棟2内部と連通する小屋型の換気棟3を設け、換気棟3に換気口4を形成すると共に換気ファン5によって換気口4と屋根1の棟2内部との間で換気を行なうようにした屋根の棟換気システムにおいて、換気棟3の屋根部に軒6を張り出して設けると共に、換気ファン5の電源となる太陽電池7を軒6の下面に設けて成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、太陽電池7は換気棟3の軒6の下面に設けているので、太陽電池7の上に雪が降り積もるようなことがなく、また雨や風が太陽電池7に直接作用することもないものであり、積雪で太陽電池7が覆われたり、太陽電池7の表面が汚れたり、太陽電池7が劣化したりすることを防止することができ、太陽電池7によって効率の良い発電をすることができるものである。
また本発明は、換気棟3の側面に形成される換気口4の上縁に庇8を張り出して設け、太陽光を反射して太陽電池7の下面の受光面9に光を照射するために、庇8の上面を光反射性に形成して成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、太陽電池7は換気棟3の軒6の下側に設けたにもかかわらず、換気口4に設けた庇8を利用して、庇8の光反射性に形成した上面で太陽光を反射させて太陽電池7の受光面9に入射させることができるものであり、太陽電池7で効率の良い発電を行なうことができるものである。
本発明によれば、太陽電池7は換気棟3の軒6の下面に設けているので、太陽電池7の上に雪が降り積もるようなことがなく、また雨や風が太陽電池7に直接作用することもないものであり、積雪で太陽電池7が覆われたり、太陽電池7の表面が汚れたり、太陽電池7が劣化したりすることを防止することができ、太陽電池7によって効率の良い発電をすることができるものである。
また太陽電池7は換気棟3の軒6の下側に設けたにもかかわらず、換気口4に設けた庇8を利用して、庇8の光反射性に形成した上面で太陽光を反射させて太陽電池7の受光面9に入射させることができるものであり、太陽電池7で効率の良い発電を行なうことができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、図2(a)に示すように家屋Aの屋根1の頂部の棟2の上に換気棟3が設けてある。換気棟3は小屋型に形成されるものであり、図1及び図2の実施の形態では屋根1の棟2の上に四角筒状の塔として立設する形態に換気棟3を形成するようにしてあるが、屋根1の棟2に沿った長い形態に換気棟3を形成するようにしてもよい。
換気棟3の内部は図1のように下面が開口した空洞に形成してあり、換気棟3の下面の開口は屋根1の棟2の内部と連通させてある。また換気棟3の四周の各側面には上下複数個所において横長スロット状の換気口4が開口して設けてある。さらに換気棟3の内部には換気ファン5が取り付けてある。換気ファン5はモータ12によって回転駆動されるものであり、換気ファン5を回転駆動することによって、外気を換気口4から換気棟3内に吸引すると共に換気棟3の下面開口から屋根1の棟2内部に送り込み、あるいは屋根1の棟2内部の空気を換気棟3内に吸引すると共に換気口4から排出するようにして、換気口4と屋根1の棟2内部との間で強制換気を行なうことができるものである。尚、本実施例においては、換気ファン5を換気棟3の内部に設けるようにしたが、これに限られることはなく、屋根1の頂部の棟2内など小屋裏内に換気ファン5を設けることによっても、換気棟3の換気口4と屋根1の棟2内部との間での強制換気を行なうことは可能である。
換気棟3は上記のように小屋型に形成されるものであり、その頂部は屋根型に形成し、換気棟3の四周に軒6を張り出して設けてある。そしてこの四周に張り出した軒6の下面に、図2(b)のようにロ字形配置で太陽電池7が取り付けてある。太陽電池7はその受光面9を下側にして水平に配置されるものである。この太陽電池7は換気ファン5に電気的に接続してあり、太陽電池7が換気ファン5のモータ12の電源となるものである。太陽電池7としてはシリコン系太陽電池やアモルファス系太陽電池など任意のものを用いることができるが、少ない受光量でも発電が可能な色素増感型太陽電池を用いるのが好ましい。
図3は色素増感型太陽電池の一例を示すものである。この色素増感型太陽電池は、スペーサ29を介在させて対向配置された一対の透明基板20、21と、各透明基板20、21の対向面に配置される透明電極22、23と、透明電極22、23の間に充填される電解質層24と、一方の透明電極22(23)と電解質層24との間に配置される粒子膜26と、透明基板20の表面に形成される紫外線吸収層14とを備えて形成してある。
透明基板20、21としてはガラス板やプラスチック板、プラスチックフィルムなどを使用することができる。このプラスチックとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリエチレンナフタレート、シンジオタクチックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルフォン、ポリエステルスルフォン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、環状ポリオレフィン、ブロム化フェノキシ等が挙げられる。透明電極22、23としては、フッ素をドープした酸化スズ膜(FTO)や酸化インジウムスズ膜(ITO)、金、銀、アルミニウム、インジウム、酸化スズなどを透明基板20、21に蒸着等することにより形成することができる。また、一方の透明電極22(又は23)の表面に白金や金などの金属層28を設けることができる。
電解質層24で使用される電解質としては、酸化体と還元体からなる一対の酸化還元系構成物質が溶媒中に含まれていれば、特に限定されないが、酸化体と還元体が同一電荷を持つ酸化還元系構成物質が好ましい。酸化還元系構成物質とは、酸化還元反応において、可逆的に酸化体及び還元体の形で存在する一対の物質である。このような酸化還元系構成物質自体は当業者に公知である。該酸化還元系構成物質は、例えば、塩素化合物−塩素、ヨウ素化合物−ヨウ素、臭素化合物−臭素、タリウムイオン(III)−タリウムイオン(I)、水銀イオン(II)−水銀イオン(I)、ルテニウムイオン(III)−ルテニウムイオン(II)、銅イオン(II)−銅イオン(I)、鉄イオン(III)−鉄イオン(II)、バナジウムイオン(III)−バナジウムイオン(II)、マンガン酸イオン−過マンガン酸イオン、フェリシアン化物−フェロシアン化物、キノン−ヒドロキノン、フマル酸−コハク酸などが挙げられる。言うまでもなく、その他の酸化還元系構成物質も使用できる。中でも、ヨウ素化合物−ヨウ素が好ましく、ヨウ素化合物としては、ヨウ化リチウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化銅、ヨウ化銀ルビジウム等の金属ヨウ化物、テトラアルキルアンモニウムヨージド、ピリジニウムヨージド等のヨウ化4級アンモニウム塩化合物、ヨウ化ジメチルプロピルイミダゾリウム等のヨウ化ジイミダゾリウム化合物が特に好ましい。また、電解質を溶解するために使用される溶媒は、酸化還元系構成物質を溶解しイオン伝導性に優れた化合物が好ましい。溶媒としては水性溶媒及び有機溶媒の何れも使用できるが、酸化還元系構成物質をより安定するため、有機溶媒が好ましい。例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネ−ト化合物、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、ガンマーブチロラクトン等のエステル化合物、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオキソシラン、テトラヒドロフラン、2−メチルーテトラヒドラフラン等のエーテル化合物、3−メチル−2−オキサゾジリノン、2−メチルピロリドン等の複素環化合物、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル化合物、スルフォラン、ジジメチルスルフォキシド、ジメチルフォルムアミド等の非プロトン性極性化合物、水などが挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いることもできるし、また、2種類以上を混合して併用することもできる。中でも、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネ−ト化合物、3−メチル−2−オキサゾジリノン、2−メチルピロリドン等の複素環化合物、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル化合物が特に好ましい。電解質層24としては、液体、固体、もしくはゲル状電解質のいずれも使用することができる。電解質層24を形成する電解質溶液としては、エチレンカーボネートとアセトニトリルの混合溶液にヨウ化テトラプロピルアンモニウムとヨウ素を溶解させたものなどを用いることができる。
粒子膜26はルテニウム錯体などの色素25を吸着させた酸化チタンなどの半導体微粒子27を充填することにより形成することができる。色素25としては上記の他に、例えば、アゾ系色素、キノン系色素、キノンイミン系色素、キナクリドン系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、ポルフィリン系色素、フタロシアニン系色素、ペリレン系色素、インジゴ系色素、ナフタロシアニン系色素である。その中でも、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素のような金属錯体色素は、高い量子収率を有し、光に対する耐久性がよいため、光電変換材料には適している。該金属錯体色素としては、銅、ニッケル、鉄、コバルト、バナジウム、スズ、けい素、チタン、ゲルマニウム、コバルト、亜鉛、ルテニウム、マグネシウム、アルミニウム、鉛、マンガン、インジウム、モリブデン、ジルコニウム、アンチモン、タングステン、白金、ビスマス、セレン、銀、カドミウム、白金などの金属が用いられる。この中でも、銅、チタン、亜鉛、アルミニウム、鉄、バナジウム、けい素等の金属錯体色素は高い量子効率を有する。半導体微粒子27としては上記の他に、例えば、酸化亜鉛、酸化マンガン、酸化カドミニウム、酸化インジウム、酸化鉛、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化銅、酸化水銀、酸化銀、酸化マンガン、酸化鉄、酸化バナジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化ストロンチウム、酸化ガリウム、酸化けい素、酸化クロムなどの如き金属酸化物類、SrTiO、CaTiOのようなペロブスカイト類、硫化カドミウム、硫化亜鉛、硫化インジウム、硫化鉛、硫化モリブデン、硫化タングステン、硫化アンチモン、硫化ビスマス、硫化カドミニウム亜鉛、硫化銅などの如き金属硫化物類、CdSe、InSe、WSe、HgS、PbSe、CdTeの金属カルコゲナイド類、その他GaAs、Si、Se、Cd、Zn、InP、AgBr、PbI、HgI、BiIが挙げられる。また、前記半導体から選ばれる少なくとも一種以上を含む複合体も使用することができる。これらの中でも特に安価で性能に優れたアナターゼ型酸化チタン微粒子が好ましい。酸化チタンの商品名としては、例えば、AMT−600(テイカ株式会社製、商品名、アナターゼ型、平均粒子径30nm)、AMT−100(テイカ株式会社製、商品名、アナターゼ型、1次平均粒子径6nm)、ST−01(石原テクノ製、商品名、アナターゼ型、1次平均粒子径7nm)、ST−21(石原テクノ製、商品名、アナターゼ型、1次平均粒子径20nm)、P−25(日本エアロジル株式会社製、商品名、ルチル・アナタース型結晶、1次平均粒径約30nm)などが挙げられる。半導体微粒子27の1次平均粒子径としては、例えば、1nm〜1000nm、15nm〜100nmの範囲である。半導体微粒子27の粒子径が1nmより小さいと、粒子膜26の空孔径が小さくなり、電解質溶液中の酸化還元物質の移動が困難になって、光変換後の電流値が低くなるので好ましくない。また、半導体微粒子27の1次平均粒子径が1000nmより大きくなると、粒子膜26の表面積が大きくないため、充分な増感色素の担持量を得ることができないので、光変換後の電流値が高くならないため好ましくない。半導体微粒子27への色素25の担持量としては、10−8〜10−6mol/cm、特に0.1〜9.0×10−7mol/cmが好ましい。また、粒子膜26の膜厚は0.01μm〜100μm、好ましくは1μm〜50μmの範囲である。
紫外線吸収層14は透明(クリアー)な無機質塗膜(セラミックコート)であることが好ましい。この紫外線吸収層14は特開平9−249822号公報に開示されたシリコーン系コーティング剤を用いて形成することができる。
一方、換気棟3の側面には上記のように換気口4が形成してあり、換気口4の上縁には外方へ向けて斜め下方に傾斜する庇8がフィン状に突設してある。この庇8は雨水が換気口4に流入することを防ぐためのものである。そして上記のように太陽電池7を設けた軒6の下側に位置する庇8の上面は光反射性に形成してある。庇8の上面を白色の塗料で塗装したり、光輝材を含有する塗料で塗装してメタリック調に形成したりすることによって、庇8の上面を光反射性に形成することができるものであり、太陽光の反射率が50%以上の光反射性であることが望ましい。光輝材としては、マイカ、酸化チタン被覆マイカ、アルミニウムフレーク等を用いることができるものであり、これらの光輝材を含有する塗料で庇8の上面を塗装することによって、太陽光の反射率が高い光反射性に形成することができるものである。また庇8の上面に鏡や白い板を貼ったりして、光反射性に形成することもできる。
上記のように形成される太陽電池付設の棟換気システムにあって、太陽光を受光して太陽電池7で発電がなされるとその電力が換気ファン5のモータ12に供給され、換気ファン5を駆動して上記のように屋根1の棟2内部の強制換気を行なうことができるものである。尚、太陽電池7で発電された電気を一旦蓄電し、この蓄電した電気を換気ファン5に供給するようにしてもよい。また太陽電池7のみを換気ファン5の電源とすることも可能であるが、家屋内に配線される電源線を換気ファン5に接続し、太陽電池7による発電が不十分なときには、電源配線から給電される電力で換気ファン5を駆動させるようにしてもよい。
ここで、上記のように太陽電池7は上記のように換気棟3の軒6の下面に設けられているので、雪が太陽電池7の上に降り積もるようなことはない。従って、太陽電池7の受光面9が雪で覆われて太陽電池7内に太陽光が届かなくなるようなことがなく、雪の影響で発電できなくなることがなくなるものである。このため、積雪地方において、積雪期間の間も常に太陽電池7から電力を得ることができるものである。また、太陽電池7には雨水が降りかかることもないので、太陽電池7の受光面9が雨水で濡れることを防ぐことができる。従って砂塵やホコリなどがこの濡れた雨水に吸着されて受光面9が汚れることを未然に防止できるものであり、太陽電池7の受光面9の汚れによって太陽光の入射効率が低下することを防いで、常に高い発電効率で発電をすることができるものである。さらに、雨や風が太陽電池7に作用して太陽電池7が劣化することを防ぐことができるものであり、特に色素増感型太陽電池の場合に電解質が漏れるような劣化を防ぐことができるものであり、効率の高い発電を長期に亘って維持することができると共に、寿命を長く延ばすことができるものである。
また、太陽電池7は換気棟3の軒6の下側において受光面9を下向きに配置して取り付けてあるので、太陽光は太陽電池7の受光面9に直接照射されないが、太陽電池7の下側に配置される庇8の上面は太陽光の反射率を高く形成してあるので、庇8の上面に照射された太陽光は図1の矢印のように庇8の上面で反射し、この反射した太陽光が太陽電池7の受光面9に入射され、太陽電池7による発電に供されるものである。このように、換気棟3の換気口4に設けた庇8を利用して、太陽電池7への太陽光の入射効率を高めることができ、太陽電池7の発電効率を高く得ることができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は全体の概略図、(b)は図1のイ−イ線断面図である。 色素増感型太陽電池の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 屋根
2 棟
3 換気棟
4 換気口
5 換気ファン
6 軒
7 太陽電池
8 庇
9 受光面

Claims (2)

  1. 屋根の棟の上に棟内部と連通する小屋型の換気棟を設け、換気棟に換気口を形成すると共に換気ファンによって換気口と屋根の棟内部との間で換気を行なうようにした屋根の棟換気システムにおいて、換気棟の頂部に軒を張り出して設けると共に、換気ファンの電源となる太陽電池を軒の下面に設けて成ることを特徴とする屋根の棟換気システム。
  2. 換気棟の側面に形成される換気口の上縁に庇を張り出して設け、太陽光を反射して太陽電池の下面の受光面に光を照射するために、庇の上面を光反射性に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の屋根の棟換気システム。
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