JP2009024379A - シックハウス防止フィルム - Google Patents
シックハウス防止フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009024379A JP2009024379A JP2007187891A JP2007187891A JP2009024379A JP 2009024379 A JP2009024379 A JP 2009024379A JP 2007187891 A JP2007187891 A JP 2007187891A JP 2007187891 A JP2007187891 A JP 2007187891A JP 2009024379 A JP2009024379 A JP 2009024379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- sick house
- prevention film
- house prevention
- resin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明のシックハウス防止フィルム1は、ロール状に巻かれることが可能な長尺の樹脂フィルム10と、前記樹脂フィルム10の第1面F1の全面に形成され気体の通過を阻止する金属製の蒸着膜11と、前記樹脂フィルム10における前記第1面F1とは反対側の第2面F2に形成された吸着層14と、前記蒸着膜11の面に形成された粘着層12とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
そこで、特許文献2では、既存の建築物の壁面や天井面に活性炭シートを用いた壁紙を貼付することで、化学物質を前記活性炭シートに吸着させることが提案されている。
本第1発明のシックハウス防止フィルムを天井や壁、床面などに貼付することにより、金属製の蒸着膜が建材から流出する化学物質の室内への流入を遮断すると共に、反対側(室内側)に設けた吸着層により当該室内のハウスダストや化学物質が吸着される。したがって、室内の空気の清浄化が図られ、シックハウスを防止することができる。
また、既存の建築物の天井や、壁、床面などに本シックハウス防止フィルムを貼付することができるので、施工が著しく簡便である。
また、「吸着層」には、たとえば、活性炭や炭の粉末などを用いることができる。前記炭としては、たとえば、建築廃材などから生成した炭を用いてもよい。かかる場合には、リサイクル化が促進されて環境破壊を低減させることができる。
さらに、「粘着層」には、自然素材から作成した種々の粘着剤を用いることができる。前記粘着層としては、たとえば、両面テープなどを用いてもよい。
かかる態様によれば、露出した側縁部に、隣接するシックハウス防止フィルムの粘着層を貼付することで、隣り合うシックハウス防止フィルム同士の蒸着膜を重ね貼りすることができる。
ここで、前記吸着層には活性炭や炭の粉末などが用いられているので、隣り合うシックハウス防止フィルム同士を重ね貼りする際、前記吸着層に隣のシックハウス防止フィルムの粘着層を用いて貼着するのは難しい。そこで、前記樹脂フィルムの露出した側縁部を設けることで、該露出した側縁部に隣り合うシックハウス防止フィルムの粘着層を貼着することにより、シックハウス防止フィルム同士を隙間無く配設することができる。したがって、化学物質の遮断性能が著しく向上する。
かかる態様によれば、粘着層を側縁部にのみ設けることで、粘着層に用いる粘着剤の量を少くすることができる。
本第2発明のシックハウス防止フィルムを天井や壁、床面などに貼付することにより、建材から発生する化学物質を前記吸着層が吸着すると共に、反対側(室内側)に設けた金属製の蒸着膜により当該化学物質の室内への流入を遮断することができる。したがって、建材から発生する化学物質の室内への流入を遮断して、該室内の空気の清浄化を図り得る。
また、吸着層と粘着層とが同じ第2面に形成されているので、図4Cに示すように、壁や床面などに本シックハウス防止フィルムを複数層に重ね貼りすることも可能となり、より効果的に前記化学物質の室内への流入を遮断することができる。
かかる場合には、一方の側縁部に粘着層を設けることにより、隣り合うシックハウス防止フィルム同士を重ね貼りすることができると共に、吸着層が形成される面積を大きく設定することができる。
なお、以下の説明で用いる図面では、発明の内容を分かり易くするために、シックハウス防止フィルムの厚さを拡大して描いている。
図1に示すように、シックハウス防止フィルム1は、長手方向Xに延びる長尺のフィルムであり、ロール状に巻かれることが可能である。シックハウス防止フィルム1の幅方向Wの長さは、施工性を考慮して、たとえば、60cm〜120cm程度に設定されているのが好ましい。
図2Aに示すように、前記樹脂フィルム10の第1面(一方の面)F1の全面には、気体の通過を阻止する金属製の蒸着膜11が形成されている。前記蒸着膜11としては、たとえば、アルミを蒸着して形成したものを用いることができる。
なお、粘着層12には自然素材を用いた粘着剤を採用するのが好ましい。粘着層12としては、たとえば、蒸着膜11に両面テープの粘着面を貼付したものを用いてもよい。
天井や壁に用いる場合;
図1のシックハウス防止フィルム1を天井や壁2(図2B)に施工するには、まず、ロール状に巻かれたシックハウス防止フィルム1の剥離紙13を剥がしながら、図2Bの左側の二点鎖線で示すように、既存の天井(または壁紙)2に該シックハウス防止フィルム1の両端の粘着層12を貼着させると共に、前記天井(壁)2の長さに合わせて所定の長さにカットする。
貼付済のシックハウス防止フィルム1に次のシックハウス防止フィルム1を貼付する作業を繰り返しながら、図3に示すように、天井(壁)2に、隣り合うシックハウス防止フィルム1の側縁部S1,S2同士が重なるように貼着し、天井(壁)2全面にシックハウス防止フィルム1を配置する。
図1のシックハウス防止フィルム1を図2Cに示す床面4などに施工するには、まず、ロール状に巻かれたシックハウス防止フィルム1の剥離紙13(図2A)を剥がしながら、図2Cの左側の二点鎖線で示すように、床面4に該シックハウス防止フィルム1の両端の粘着層12を貼着させると共に、前記床面4の長さに合わせて、シックハウス防止フィルム1を所定の長さにカットする。
図2Cに示す前記床面4全体にシックハウス防止フィルム1を貼付した後、シックハウス防止フィルム1の上から畳5やカーペットなどを配置する。
図4Aに示すように、シックハウス防止フィルム1Aは、樹脂フィルム10を備えており、該樹脂フィルム10の第1面(図4Bの天井(壁)2または床面4に接する面)F1の全面には、気体の通過を阻止する金属製の蒸着膜11が形成されている。
その他の構成は、実施例1と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図4Aのシックハウス防止フィルム1Aを、図4Bに示す天井(壁)2または床面4に施工するには、まず、シックハウス防止フィルム1の剥離紙13(図4A)を剥がしながら、図4Bの左側の二点鎖線で示すように、シックハウス防止フィルム1Aを吸着層14が形成された第2面F2が天井(壁)2または床面4側になるように該天井(壁)2や床面4に貼付し、所定の長さにカットする。
図4Cの実線で示す貼着済のシックハウス防止フィルム1Aの第1面F1側の蒸着膜11に、図4Cの二点鎖線で示すシックハウス防止フィルム1Aを前述の施工方法で貼着する。
なお、化学物質の流出量やシックハウス防止フィルム1Aの遮断状態に応じて、シックハウス防止フィルム1Aを3重以上に重ね貼りしてもよい。
10:樹脂フィルム
11:蒸着膜
12:粘着層
14:吸着層
F1:第1面
F2:第2面
Claims (8)
- ロール状に巻かれることが可能な長尺の樹脂フィルムと、
前記樹脂フィルムの第1面の全面に形成され気体の通過を阻止する金属製の蒸着膜と、
前記樹脂フィルムにおける前記第1面とは反対側の第2面に形成され化学物質を吸着する吸着層と、
前記蒸着膜の面に形成された粘着層とを備えたシックハウス防止フィルム。 - 請求項1において、前記吸着層は前記第2面における前記樹脂フィルムの長手方向に沿った一方の側縁部を除く概ね全面に形成されており、前記側縁部において前記樹脂フィルムの第2面が露出しているシックハウス防止フィルム。
- 請求項2において、前記粘着層は前記側縁部にのみ設けられているシックハウス防止フィルム。
- ロール状に巻かれることが可能な長尺の樹脂フィルムと、
前記樹脂フィルムの第1面の全面に形成され気体の通過を阻止する金属製の蒸着膜と、
前記樹脂フィルムにおける前記第1面とは反対側の第2面の一部に形成され化学物質を吸着する吸着層と、
前記樹脂フィルムの第2面の残部に形成された粘着層とを備えたシックハウス防止フィルム。 - 請求項1において、前記吸着層は前記第2面における前記樹脂フィルムの長手方向に沿った一方の側縁部を除く概ね全面に形成されており、前記粘着層は前記側縁部にのみ設けられているシックハウス防止フィルム。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記シックハウス防止フィルムが天井材であるシックハウス防止フィルム。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記シックハウス防止フィルムが壁材であるシックハウス防止フィルム。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記シックハウス防止フィルムが床下材であるシックハウス防止フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007187891A JP4034337B1 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シックハウス防止フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007187891A JP4034337B1 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シックハウス防止フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4034337B1 JP4034337B1 (ja) | 2008-01-16 |
JP2009024379A true JP2009024379A (ja) | 2009-02-05 |
Family
ID=39078266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007187891A Expired - Fee Related JP4034337B1 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シックハウス防止フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4034337B1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004162185A (ja) * | 2002-11-11 | 2004-06-10 | Unitika Ltd | 脱臭壁紙 |
JP2005171446A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Toppan Printing Co Ltd | 揮発性有害物質を遮断する壁紙 |
JP2005307565A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Fuji Raito Kogyo Kk | 建築材料 |
-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007187891A patent/JP4034337B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004162185A (ja) * | 2002-11-11 | 2004-06-10 | Unitika Ltd | 脱臭壁紙 |
JP2005171446A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Toppan Printing Co Ltd | 揮発性有害物質を遮断する壁紙 |
JP2005307565A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Fuji Raito Kogyo Kk | 建築材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4034337B1 (ja) | 2008-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9512613B2 (en) | Sound damping wallboard and method of forming a sound damping wallboard | |
JP2009512776A5 (ja) | ||
CA2559160A1 (en) | Composite building material for cementitious material wall assembly | |
CA2739597A1 (en) | Vapor-insulating wall cladding | |
JP4034337B1 (ja) | シックハウス防止フィルム | |
JP2000328012A (ja) | 両面粘着テープ | |
JP2007046321A (ja) | 床構造、床仕上げ材及び床の施工方法 | |
JP4696740B2 (ja) | パネル、その施工構造及びパネル表装材層の更新方法 | |
CA2923198C (en) | Flooring tape | |
JP3262545B2 (ja) | 養生資材用の両面接着シート | |
JP2005180144A (ja) | 畳表マット | |
JP4898202B2 (ja) | 粘着テープロール | |
JPH08196504A (ja) | クリーナ用ゴミ吸着体 | |
JP5839680B2 (ja) | ゴミ取りシート | |
JP3216036U (ja) | 貼り付け用シート | |
JP2000220298A (ja) | 養生シート | |
JP2002154178A (ja) | 調湿性を有する壁紙 | |
JPH0715750U (ja) | 両面粘着テープ | |
JPH089145Y2 (ja) | 両面粘着テープ | |
JP2008133646A (ja) | 壁紙貼着施工方法 | |
JP2010136978A (ja) | 粘着テープロール | |
JP2003313966A (ja) | 内装用壁材 | |
JP2006326327A5 (ja) | ||
JP2007029679A (ja) | クリーナ用粘着式ローラー及びその製造法 | |
JP2010261305A (ja) | 床材の施工構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4034337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |