JP2009024300A - ヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】強度不足を回避すると共に、作業者が被ったときのむれの発生を防止する
【解決手段】帽体3に設けられている入口側貫通孔49を介して帽体3内に入った空気を、帽体3の内壁に沿って流れる空気と帽体3を被った人の頭部の沿って流れる空気とに分流し、この分流した空気を帽体3に設けられている出口側貫通孔51の手前で合流し、出口側貫通孔51から排出するように構成されているへルメット1である。
【選択図】図12

Description

本発明は、ヘルメットに係り、特に、帽体の内部に空気を流すための貫通孔が設けられているヘルメットに関する。
従来、作業者が被ったときのむれを防止するためのヘルメットとして、帽体の前方に設けた貫通孔より導入した空気を、帽体の後方に設けた貫通孔から排出する構成のものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−84943号公報
ところで、前記従来のヘルメットでは、帽体の内部を空気が十分に流れず、作業者がヘルメットを被ったときのむれの発生を回避すること困難な場合があるという問題がある。なお、むれを防止すべく空気の充分な流れを得るためには、帽体に設ける貫通孔の大きさを大きくすればよいが、貫通孔を大きくするとヘルメット(帽体)の強度が不足することになる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、強度不足を回避することができると共に、作業者が被ったときのむれの発生を防止することができるヘルメットを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、帽体に設けられている入口側貫通孔を介して帽体内に入った空気を、帽体の内壁に沿って流れる空気と帽体を被った人の頭部に沿って流れる空気とに分流し、この分流した空気を帽体に設けられている出口側貫通孔の手前で合流し、前記出口側貫通孔から排出するように構成されているへルメットである。
請求項2に記載の発明は、椀状の帽体と、前記帽体の上方前側に設けられた第1の空気導入孔と、前記帽体の上方前側で、前記第1の空気導入孔の下側に設けられた第2の空気導入孔と、前記帽体の上方後側に設けられた第1の空気排出孔と、前記帽体の上方後側で、前記第1の空気排出孔の下側に設けられた第2の空気排出孔と、前記帽体の内側に設置されたライナー部材と、前記第1の空気導入孔から導入した空気を前記帽体の内壁に沿って前記第1の空気排出孔まで流す第1の空気通路を、前記帽体の内壁と協働して形成するために、前記ライナー部材に設けられた第1の部位と、前記第2の空気導入孔から導入した空気を前記ライナー部材の内側で前記第1の空気通路に沿って前記第2の空気排出孔まで流す第2の空気通路を形成するために、前記ライナー部材に設けられた第2の部位と、前記第1の空気排出孔から排出された空気と前記第2の空気排出孔から排出された空気とをお互いに合流するために設けられた合流部位とを有するヘルメットである。
請求項3に記載の発明は、椀状の帽体と、前記帽体の上方前側に設けられた第1の空気導入孔と、前記帽体の上方前側で、前記第1の空気導入孔の下側に設けられた第2の空気導入孔と、前記帽体の上方後側に設けられた第1の空気排出孔と、前記帽体の上方後側で、前記第1の空気排出孔の下側に設けられた第2の空気排出孔と、前記帽体の内側に設置されたライナー部材と、前記第1の空気導入孔から導入した空気を前記帽体の内壁に沿って前記第1の空気排出孔まで流す第1の空気通路を、前記帽体の内壁と協働して形成するために、前記ライナー部材に設けられた第1の部位と、前記第2の空気導入孔から導入した空気を前記ライナー部材の内側で前記第1の空気通路に沿って前記第2の空気排出孔まで流す第2の空気通路を形成するために、前記ライナー部材に設けられた第2の部位と、前記第1の空気通路と前記第2の空気通路とを、前記各空気通路の途中で一旦合流させるために前記ライナー部材に設けられた第3の部位とを有するヘルメットである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のヘルメットにおいて、前記帽体の前方で左右両側に設けられた複数の小空気導入孔と、前記各小空気導入孔から導入された空気を、前記第1の空気通路の途中、前記第2の空気通路の途中のうちの少なくともいずれかの箇所まで導くために、前記ライナー部材に設けられた第4の部位とを有するヘルメットである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のヘルメットにおいて、前記各空気導入孔は、前記帽体に設けられた前側貫通孔を介して空気を導入し、前記各空気導入孔と前記前側貫通孔とはお互いの位置がずれており、前記各空気排出孔は、前記帽体に設けられた後側貫通孔を介して空気を排出し、前記各空気排出孔と前記後側貫通孔とはお互いの位置がずれているヘルメットである。
請求項6に記載の発明は、椀状の帽体と、前記帽体の上方前側に設けられた第1の前側貫通孔と、前記帽体の上方前側で、前記第1の前側貫通孔から僅かに離れて、前記第1の前側貫通孔の下側に設けられた第2の前側貫通孔と、前記帽体の上方後側に設けられた第1の後側貫通孔と、前記帽体の上方後側で、前記第1の後側貫通孔から僅かに離れて、前記第1の後側貫通孔の下側に設けられた第2の後側貫通孔と、前記各前側貫通孔、前記各後側貫通孔から離れ、前記帽体の前方の左右両側で、前記各前側貫通孔、前記各後側貫通孔よりも下方に設けられた複数の小貫通孔と、貫通孔を備え、前記帽体の外側で前記帽体に着脱自在に設けられ、前記帽体に設置された状態で、前記各前側貫通孔およびこれらの周辺の部位を覆う前側カバー部材と、貫通孔を備え、前記帽体の外側で前記帽体に着脱自在に設けられ、前記帽体に設置された状態で、前記各後側貫通孔およびこれらの周辺の部位を覆う後側カバー部材と、前記帽体の内側に設置されるほぼ椀状のライナー部材と、前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記第2の前側貫通孔とつながるように、前記ライナー部材の上方前側で前記ライナー部材に設けられた第3の前側貫通孔と、前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記第2の後側貫通孔とつながるように、前記ライナー部材の上方後側で前記ライナー部材に設けられた第3の後側貫通孔と、前記ライナー部材の上部に設けられた上部貫通孔と、前記ライナー部材の左右両側で前記ライナー部材に設けられた各側部貫通孔と、前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記複数の小空気導入孔とつながるように、前記ライナー部材の前方の左右両側に設けられた各切り欠き部と、前記ライナー部材の凸面で、前記第3の前側貫通孔から前記上部貫通孔を通り前記第3の後側貫通孔まで形成された前後溝と、前記ライナー部材の凸面で、前記一方の側部貫通孔から前記上部貫通孔を通り前記他方の側部貫通孔まで形成された左右溝と、前記ライナー部材の凸面で、前記一方の切り欠き部から前記一方の側部貫通孔まで形成された第1の斜め前方溝と、前記ライナー部材の凸面で、前記他方の切り欠き部から前記他方の側部貫通孔まで形成された第2の斜め前方溝とを有するヘルメットである。
本発明によれば、強度不足を回避することができると共に、作業者が被ったときのむれの発生を防止することができるヘルメットを提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係るヘルメット1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1において、帽体3から前側カバー部材5を取り外した状態を示した図である。
図3は、ヘルメット1の概略構成を示す斜視図であり、図1におけるIII矢視図であり、図4は、図3において、帽体3から後側カバー部材7を取り外した状態を示した図である。
図5は、図1におけるV矢視図であり、ヘルメット1の側面図である。図6は、図1におけるVI矢視図であり、ヘルメット1の底面図である。図7は、図1におけるVII矢視図であり、ヘルメット1の正面図である。
図8は、図1におけるVIII矢視図であり、ヘルメット1の背面図である。
図9は、ライナー部材9の概略構成を示す斜視図である。図10は、図9におけるX矢視図であり、ライナー部材9の平面図である。図11は、図9におけるXI矢視図であり、ライナー部材9の底面図である。
図12は、図7におけるXII−XII断面を示す図であり、ヘルメット1の縦断面図である。図13は、図5におけるXIII−XIII断面を示す図であり、ヘルメット1の横断面図である。
ヘルメット1は、たとえば、安全帽として作業者が被って使用するものであり、厚生労働省の型式検定における通気孔に関する指針の要件を満たしているものである。
ヘルメット1は、ポリエチレンのごとき合成樹脂等で構成された椀状の帽体3とライナー部材9とハンモック11(図12、図13参照)とを備えて構成されている。
ハンモック11は、係止装置(図示せず)を用いて帽体3に着脱自在に係止されるヘルメット用内装体であり、ハンモック11が設置された帽体3(ヘルメット1)を人が被った場合(着用した場合)、ハンモック11を介して帽体3やライナー部材9が支持されると共に、帽体3に加えられた衝撃力を、ライナー部材9と共にハンモック11が吸収して緩和するようになっている。
帽体3の上方前側には、帽体外部の空気を帽体3の内部に導入するための第1の空気導入孔13と第2の空気導入孔15とが設けられている。第2の空気導入孔15は、第1の空気導入孔13から僅かに離れて第1の空気導入孔13の下側に設けられている。
帽体3上方後側には、帽体内部の空気を帽体3の内部から排出するための第1の空気排出孔17と第2の空気排出孔19とが設けられている。第2の空気排出孔19は、第1の空気排出孔17から僅かに離れて第1の空気排出孔17の下側に設けられている。
ライナー部材9は、発泡スチロールのごとき衝撃吸収可能な部材で構成されており、帽体3に加わった衝撃力等の力を緩和するために、帽体3の内側で帽体3に一体的に設置されている。なお、ハンモック11を設置した状態では、ライナー部材9は、帽体3とハンモック11とのほぼ間に存在している。
ライナー部材9には、第1の部位21が設けられている。第1の部位21は、たとえば、溝29で形成されており、第1の空気導入孔13から導入した空気を帽体3の内壁(帽体3の左右方向のほぼ中央部であって帽体3の上方で第1の空気導入孔13から第1の空気排出孔17に向かって延びている内壁の部位)に沿って第1の空気排出孔17まで流す第1の空気通路23を、帽体3の内壁と協働して形成するために設けられている。
また、ライナー部材9には、第2の部位25が設けられている。第2の部位25は、たとえば、溝63や貫通孔33、35で形成されており、第2の空気導入孔15から導入した空気をライナー部材9の内側(帽体3の内壁に接している側とは反対側;椀状のライナー部材9の凹面側)で第1の空気通路23に沿って第2の空気排出孔19まで流す第2の空気通路27を形成するために設けられている。
なお、作業者がヘルメット1を頭に被った場合、第2の空気通路27を通る空気は、作業者の頭部近くの上方を前から後に向かって(帽体3の内側に位置している中心の側を)流れるようになっている。
さらに、ライナー部材9には、第3の部位37が設けられている。第3の部位37は、たとえば、貫通孔39で形成されており、第1の空気通路23と第2の空気通路27とを、各空気通路23、27の途中で一旦合流させるために設けられている。すなわち、第3の部位37が設けられていることによって、各空気導入孔13、15から別々に帽体3の内部に入った空気が、帽体3の内部で一旦合流して一部が混合され、この合流した空気が再び分離されて、各空気排出孔17、19から別々に排出されるようになっている。
また、帽体3には、小空気導入孔40が複数設けられている。各小空気導入孔40は、帽体3の前方で左右両側に設けられており、これらの小空気導入孔40を介して、帽体外部の空気を帽体3の内部に導入するようになっている。各小空気導入孔40は、各空気導入孔13、15、各空気排出孔17、19から離れ、各空気導入孔13、15、各空気排出孔17、19よりも下方に設けられている。
ライナー部材9には、第4の部位41が設けられている。第4の部位41は、たとえば、切り欠き部43A、43B、溝45A、45Bや貫通孔47A、47Bで形成されており、各小空気導入孔40から導入された空気を、第1の空気通路23の途中、第2の空気通路27の途中のうちの少なくともいずれかの箇所まで導くことができるようになっている。
各空気導入孔13、15は、帽体3に直接的もしくは間接的に設けられた前側貫通孔49を介して帽体3の外部から空気を導入するようになっている。また、各空気導入孔13、15は、前側貫通孔49を通して帽体3の外部から直接覗けないところに位置している。すなわち、各空気導入孔13、15と前側貫通孔49とはお互いの位置がずれている。
各空気排出孔17、19は、帽体3に直接的もしくは間接的に設けられた後側貫通孔51を介して帽体3の外部に空気を排出するようになっており、各空気排出孔17、19は、各空気導入孔13、15と同様に、後側貫通孔51を通して帽体3の外部から直接覗けないところに位置している。すなわち、各空気排出孔17、19と後側貫通孔51とはお互いの位置がずれている。
ヘルメット1についてさらに詳しく説明する。
帽体3の前方上側(左右方向では中央部)には、前側凹凸部53が形成されて(設けられて)おり、帽体3の後方上側(左右方向では中央部)には、後側凹凸部55が形成されている。各凹凸部53、55は、帽体3の外面側で凹状になり帽体3の内面側で凸状になるようにして形成されている。
第1の空気導入孔(第1の前側貫通孔)13は、帽体3の肉厚方向からみたときに前側凹凸部53の内側に入るようにして帽体3に設けられており、第1の前側貫通孔13は、帽体3の前後をお互いに結ぶ方向からみたときに面積が最も大きくなるように形成されている。
第2の空気導入孔(第2の前側貫通孔)15も、帽体3の肉厚方向からみたときに前側凹凸部53の内側に入るようにして帽体3に設けられており、第2の前側貫通孔15は、ヘルメット1を作業者が被った場合、作業者の額もしくは額よりも僅かに上部の部位に対向するようになっている。
第1の空気排出孔(第1の後側貫通孔)17は、帽体3の肉厚方向からみたときに後側凹凸部55の内側に入るようにして帽体3に設けられており、第1の後側貫通孔17は、帽体3の前後をお互いに結ぶ方向からみたときに面積が最も大きくなるように形成されている。
第2の空気排出孔(第2の後側貫通孔)19も、帽体3の肉厚方向からみたときに後側凹凸部55の内側に入るようにして帽体3に設けられており、第2の後側貫通孔19は、ヘルメット1を作業者が被った場合、作業者の後頭部に対向するようになっている。
各小空気導入孔(各小貫通孔)40はたとえば楕円状もしくは長円状に形成されており、帽体3の前後方向で長くなるようにして設けられている。これにより、帽体3の剛性を極力低下させない小さい断面積で空気を効率良く帽体内部に導入して流すことができる。
前側カバー部材5は、貫通孔49を備えており、帽体3の外側で帽体3の前側凹凸部53の凹状部を覆うようにして帽体3に着脱自在に設けられている。前側カバー部材5が帽体3に設置された状態では、各前側貫通孔13、15およびこれらの周辺の部位が覆われるようになっている。
すでに理解されるように、帽体3に前側カバー部材5を設置した状態では、直線状の細長い棒を、帽体3(前側カバー部材5)の外部から前側カバー部材5の貫通孔49にいかなる角度で挿入しても、帽体3の壁に突き当たり、直線状の細長い棒が各前側貫通孔13、15には到達せず、帽体3の内部には到達しないようになっている。
さらに、帽体3に前側カバー部材5を設置した状態では、前側カバー部材5と帽体3の間には、空間SP1が形成されるようになっており、前側貫通孔49から入った空気が空間SP1を通り各前側貫通孔13、15を通過して帽体3の内部に供給されるようになっている。
また、帽体3に前側カバー部材5を設置した状態では、前側貫通孔49は、各前側貫通孔13、15の下側に位置している。これにより、前側貫通孔49から水等が空間SP1内に侵入しても、帽体3の内部には容易には到達しないようになっている。
後側カバー部材7は、貫通孔51を備えており、帽体3の外側で帽体3の後側凹凸部55の凹状部を覆うようにして帽体3に着脱自在に設けられている。後側カバー部材7が帽体3に設置された状態では、各後側貫通孔17、19およびこれらの周辺の部位が覆われるようになっている。
すでに理解されるように、前側カバー部材5の場合と同様に、帽体3に後側カバー部材7を設置した状態では、直線状の細長い棒を、帽体3(後側カバー部材7)の外部から後側カバー部材7の貫通孔51にいかなる角度で挿入しても、帽体3の壁に突き当たり、直線状の細長い棒が各後側貫通孔17、19には到達せず、帽体3の内部には到達しないようになっている。
さらに、帽体3に後側カバー部材7を設置した状態では、後側カバー部材7と帽体3の間には、空間SP3が形成されるようになっており、帽体3の内部を通り各後側貫通孔17、19から出てきた空気が空間SP3を通り後側カバー部材7の貫通孔51を通過して帽体3の外部に排出されるようになっている。すなわち、第1の空気排出孔17から排出された空気と第2の空気排出孔19から排出された空気とをお互いに合流するための合流部位が、帽体3(ライナー部材9であってもよい。)に設けられている。
また、前側カバー部材5の場合と同様に、帽体3に後側カバー部材7を設置した状態では、後側貫通孔51は、各後側貫通孔17、19の下側に位置している。これにより、後側貫通孔51から水等が空間SP3内に侵入しても、帽体3の内部には容易には到達しないようになっている。
ところで、ヘルメット1では、帽体3に各空気導入孔13、15を一体で設け、帽体3の外側に前側カバー部材5を着脱自在に設けた構成であるが、帽体3に貫通孔(前側カバー部材5の貫通孔49に相当する貫通孔)を一体で設け、各空気導入孔(各空気導入孔13、15に相当する貫通孔)を備えた各部材を、帽体3の内側にたとえば着脱自在に設けた構成であってもよい。各空気排出孔17、19や後側カバー部材7の場合も同様である。また、カバー部材は着脱自在であるので、カバーの色を変えることも可能である。
ライナー部材9は、ほぼ椀状に形成されている。すなわち、ライナー部材9には切り欠き43A、43B、57A、57B等が設けられているが、これらの切り欠き43A、43B、57A、57B等が設けられていなければライナー部材9は椀状に形成されていることになる。
また、ライナー部材9の凸状外面の一部が、帽体3の凹状内面の一部(上側に位置する部位)とほぼ一致する形態になっている。ライナー部材9の凹状内面と、ヘルメット1を被った作業者の頭との間には、空間SP5が形成されるようになっている。この空間SP5内に後述するハンモック11が位置するようになっていると共に、この空間SP5の一部に第2の空気通路27が形成されるようになっている。
さらに、ライナー部材9には、前側凹部59と後側凹部61とが形成されて(設けられて)いる。各凹部59、61は、左右方向では中央部に形成されており、前側凹部59は、ライナー部材9の凸面の上方前側に形成されており、後側凹部61は、ライナー部材9の凸面の上方後側に形成されている。そして、ライナー部材9を設置したときに、各凹部59、61のそれぞれが、帽体3の各凹凸部53、55の各凸部のそれぞれが嵌合し、ライナー部材9が帽体3に対して位置決め設置されるようになっている。
また、ライナー部材9には、第3の前側貫通孔33と第3の後側貫通孔35と上部貫通孔39とが形成されている。第3の前側貫通孔33は、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに第2の前側貫通孔15とつながるように、ライナー部材9の上方前側(左右方向では中央部)に設けられている。ライナー部材9の肉厚方向からみたときに、第3の前側貫通孔33は、前側凹部59の内側に入るようにして設けられている。
第3の後側貫通孔35は、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに第2の後側貫通孔19とつながるように、ライナー部材9の上方後側(左右方向では中央部)に設けられている。ライナー部材9の肉厚方向からみたときに、第3の後側貫通孔35は、後側凹部61の内側に入るようにして設けられている。上部貫通孔39はライナー部材9の上部(ほぼ頂上部)に設けられている。
さらに、ライナー部材9には、各側部貫通孔47A、47Bと、各前側切り欠き部43A、43Bと、各後側切り欠き部57A、57Bと、前後溝29と、左右溝31と、各斜め前方溝45A、45Bと、各斜め後方溝58A、58Bと、内側前後溝63と、内側左右溝65とが設けられている。
各側部貫通孔47A、47Bは、ライナー部材9の上方左右両側(前後方向ではほぼ中央部)に設けられており、各前側切り欠き部43A、43Bは、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに各小空気導入孔40とつながるように(帽体3の肉厚方向から見たときに各小空気導入孔40が各前側切り欠き部43A、43Bの内側になるように)、ライナー部材9の裾でライナー部材9の前方の左右両側に設けられている。
各後側切り欠き部57A、57Bは、ライナー部材9の後方の左右両側に設けられており、前後溝29は、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに、帽体3の内壁に沿った第1の空気通路23を形成するために設けられており、ライナー部材9の凸面で、第3の前側貫通孔33から上部貫通孔39を通り第3の後側貫通孔35まで、所定の幅、所定の深さで形成されている。
左右溝31は、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに、帽体3の内壁に沿って、ライナー部材9の一方の側部貫通孔47Aからライナー部材9の他方の側部貫通孔47Bまで通じる空気通路を形成するために設けられており、ライナー部材9の凸面で、一方の側部貫通孔47Aから上部貫通孔39を通り他方の側部貫通孔47Bまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。
各斜め前方溝45A、45Bは、第1の斜め前方溝45Aと第2の斜め前方溝45Bとで構成されており、第1の斜め前方溝45Aは、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに、帽体3の内壁に沿って、ライナー部材9の一方の前側切り欠き部43Aからライナー部材9の一方の側部貫通孔47Aまで通じる空気通路を形成するために、ライナー部材9の凸面で、一方の前側切り欠き部43Aから一方の側部貫通孔47Aまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。第2の斜め前方溝45Bも同様にして、ライナー部材9の凸面で、他方の前側切り欠き部43Bから他方の側部貫通孔47Bまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。
各斜め後方溝58A、58Bは、第1の斜め後方溝58Aと第2の斜め後方溝58Bとで構成されており、第1の斜め後方溝58Aは、ライナー部材9を帽体3の内側に設置したときに、帽体3の内壁に沿って、ライナー部材9の一方の側部貫通孔47Aからライナー部材9の一方の後側切り欠き部57Aまで通じる空気通路を形成するために、ライナー部材9の凸面で、一方の側部貫通孔47Aから一方の後側切り欠き部57Aまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。第2の斜め後方溝58Bも同様にして、ライナー部材9の凸面で、他方の側部貫通孔47Bから他方の後側切り欠き部57Bまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。
内側前後溝63は、ライナー部材9の凹面で、第3の前側貫通孔33から上部貫通孔39を通り第3の後側貫通孔35まで、所定の幅、所定の深さで形成されている。内側左右溝65は、ライナー部材9の凹面で、一方の側部貫通孔47Aから上部貫通孔39を通り他方の側部貫通孔47Bまで、所定の幅、所定の深さで形成されている。
ヘルメット1の帽体3に設けられている各貫通孔13、15、17、19、40は、厚生労働省の型式検定における通気孔に関する指針(「保護帽及び電気用帽子の検定試験に関する提案」;平成18年9月27日;社団法人 産業安全技術協会 機械器具試験部、「別紙;保安帽における通気孔の考え方」;平成14年6月6日付け;日本安全帽工業会)を満たしているものである。
なお、ライナー部材9の前側凹部59に帽体3の前側凹凸部53の凸部が嵌合することにより、帽体3の各空気導入孔13、15から帽体3の内側に入った空気の各通路は、お互いに遮断されている。すなわち、帽体3の各空気導入孔13、15から帽体3の内側に入った空気は、入った後しばらくは(ライナー部材9の上部貫通孔39に達するまでは)お互いに混り合うことなく分離されて流れるようになっている。また、ライナー部材9の後側凹部61に帽体3の後側凹凸部55の凸部が嵌合することにより、帽体3の各空気排出孔17、19から出る前の空気の各通路も、同様にしてお互いが遮断されている。
また、ライナー部材9の各切り欠き部43A、43B、57A、57Bはハンモック11との干渉を避けるために設けられているのであるが、前述したように、前側の各切り欠き部43A、43Bは、小空気導入孔40からの空気を帽体3の内部に取り入れるために設けられているものである。
ここで、ヘルメット1を作業者が着用した場合の空気の流れについて説明する。この場合、作業者は、歩く等して前進しているものとする。
前側カバー部材5の貫通孔49から入った一部の空気は、第1の空気導入孔13を通って、帽体3の内部に入り、帽体3の内壁に沿って流れ、第1の空気排出孔17と後側カバー部材7の貫通孔51とを通って帽体3の外部に排出される(図12の矢印AR1参照)。
前側カバー部材5の貫通孔49から入った他一部の空気は、第2の空気導入孔15を通り、ライナー部材9の貫通孔33を通ってライナー部材9の内部に入り、ライナー部材9の貫通孔35と第2の空気排出孔19と後側カバー部材7の貫通孔51とを通って帽体3の外部に排出される(図12の矢印AR3参照)。
そして、ライナー部材9の貫通孔39のところで、矢印AR1で示す空気の一部と矢印AR3で示す空気の一部とがお互いに混じる。
また、帽体3の小空気導入孔40から帽体3の内部に入った空気は、ライナー部材9の各切り欠き部43A、43Bや各溝45A、45Bや各貫通孔47A、47Bを通って、帽体3の頂上部まで到達する(図12の矢印AR5、図13の矢印AR7、AR9参照)。
そして、ライナー部材9の貫通孔39のところで、矢印AR5、AR7、AR9で示す空気と、矢印AR1、AR3で示す空気とがお互いに混じる。
上述した空気の流れによって、ヘルメット1を着用した作業者の頭部が効率良く冷やされ、湿気や熱を排出する。
ヘルメット1によれば、空気導入孔を分割して複数設け(小さく2つに分割して設け)、また、空気排出孔を分割して複数設け(小さく2つに分割して設け)たことによって、へルメット1(帽体3)の強度等(「保護帽及び電気用帽子の検定試験に関する提案」の要件)が保たれている。また、第1の空気通路23が帽体3の内壁に沿って形成されているので空気の流れに対する抵抗が少なく、ヘルメット1を被った作業者が歩行したりあるいはフォークリフトに乗って移動するときに、第1の空気通路23を流れる空気の流速が第2の空気通路25よりも空気の流速が速くなっている。さらに、第1の空気通路23を流れる空気と第2の空気通路25を流れる空気とが通路の途中で一旦合流している。したがって、第2の空気通路25(作業者の頭のごく近く)を流れている空気が第1の空気通路23を流れている空気に引きずられ、第2の空気通路25を流れている空気の流速が増し、第2の空気通路25を流れる空気の流量が増加する。そして、作業者がヘルメット1を被ったときのむれの発生を防止することができる。また、帽体3の各後側貫通孔17、19から排出された空気が合流することにより、帽体の内壁に沿って流れる空気(図12矢印AR1の空気)によって人の頭部に沿って流れる空気(図12矢印AR3の空気)の流速を増すことができ、人の頭を効率良く冷やすことができ、湿気や熱が排出される。
また、第2の空気導入孔15が作業者の額もしくは額よりも僅かに上部の部位に対向しており、第2の空気排出孔19が、作業者の後頭部に対向しているので、作業者の額から後頭部にかけての湿気や熱を、帽体3の外部に放出することが容易であり、作業者がヘルメット1を被ったときのむれの発生を防止することができる。
さらに、前述した空気通路をライナー部材9により形成しているので、帽体3に加わった衝撃力を吸収することができると共にむれを防止することができる。
また、ヘルメット1によれば、複数の小空気導入孔40が設けられているので、ヘルメット1を被った作業者の頭のむれ(特に、額の左右上方におけるむれ)の発生を防止することができる。さらに、各小空気導入孔40が各空気導入孔13、15や各空気排出孔17、19よりも下方に設けられているので、ヘルメット1を被った作業者のむれを効率良く防止することができる。すなわち、各小空気導入孔40から入った空気が作業者の頭で暖められて上昇しても、この上昇した空気が各空気通路23、25に導かれるので、空気の流れが良くなっているものである。
さらに、ヘルメット1によれば、各空気導入孔13、15や各空気排出孔17、19が、帽体3の外部から直接覗けないように設けられているので、異物が帽体3の外部から帽体の内部に直接入ることはなく、したがって、ヘルメット1を被った作業者の頭部を防護することができる。
ここで、ヘルメット1の試験結果を掲げる。
人の首から上の頭部を模した模型の頭上部に、生理食塩水を適宜しみ込ませた布を設置し、この布を36.5℃に加熱しておく。この状態でヘルメット1や従来のヘルメットを模型に被せる。そして、図12に示す温度センサー、湿度センサー(頭頂部のセンサー)SN1と、温度センサー、湿度センサー(後頭部のセンサー)SN3とでヘルメット1内の温度や湿度を測定した。
気温23℃無風状態においては、ヘルメット1の場合、実験開始後15分で、センサーSN1の箇所の温度が25.0℃、湿度が35%になった。また、実験開始後15分で、センサーSN3の箇所の温度が24.0℃、湿度が36%になった。これに対して、従来のヘルメットでは、実験開始後15分で、センサーSN1の箇所の温度が26.2℃、湿度が42%であった。
前方から風速0.5m/sec〜1.5m/secの風を送った場合においては、ヘルメット1の場合、実験開始後15分で、センサーSN1の箇所の温度が26.0℃、湿度が45%になった。また、実験開始後15分で、センサーSN3の箇所の温度が25.3℃、湿度が62%になった。これに対して従来のヘルメットは実験開始15分でセンサーSN1の箇所の温度は28.2℃、湿度99%であった。この実験は、貫通孔13、15、17、19、40、49、51による効果を明らかにするために、ヘルメット1(帽体3)の下側の開口部との間(環状の部位)のメジを閉じて行なった。
なお、ヘルメット1は、帽体に設けられている入口側貫通孔を介して帽体内に入った空気を、帽体の内壁に沿って流れる空気と帽体を被った人の頭部に沿って流れる空気とに分流し、この分流した空気を帽体に設けられている出口側貫通孔の手前で合流し、前記出口側貫通孔から排出するように構成されていることを特徴とするへルメットの例である。
また、ヘルメット1は、椀状の帽体と、前記帽体の外部から導入した空気を、前記帽体の内壁に沿わせ前記帽体の内部を通して前記帽体の外部に導く第1の空気通路と、前記帽体の外部から導入した空気を、前記帽体の内壁から離れたところ(ヘルメットを被った作業者の頭部側の部位)で前記帽体の内部を通して前記帽体の外部に導く第2の空気通路とを有し、前記第1の空気通路を流れる空気を用いて前記第2の空気通路を流れる空気を誘引して流速を速くするように構成されているヘルメットの例である。
本発明の実施形態に係るヘルメットの概略構成を示す斜視図である。 図1において、帽体から前側カバー部材を取り外した状態を示した図である。 ヘルメットの概略構成を示す斜視図であり、図1におけるIII矢視図である。 図3において、帽体から後側カバー部材を取り外した状態を示した図である。 図1におけるV矢視図であり、ヘルメットの側面図である。 図1におけるVI矢視図であり、ヘルメットの底面図である。 図1におけるVII矢視図であり、ヘルメット1の正面図である。 図1におけるVIII矢視図であり、ヘルメット1の背面図である。 ライナー部材の概略構成を示す斜視図である。 図9におけるX矢視図であり、ライナー部材の平面図である。 図9におけるXI矢視図であり、ライナー部材9の底面図である。 図7におけるXII−XII断面を示す図であり、ヘルメット1の縦断面図である。 図5におけるXIII−XIII断面を示す図であり、ヘルメット1の横断面図である。
符号の説明
1 ヘルメット
3 帽体
5 前側カバー部材
7 後側カバー部材
9 ライナー部材
11 ハンモック
13 第1の空気導入孔
15 第2の空気導入孔
17 第1の空気排出孔
19 第2の空気排出孔
21 第1の部位
23 第1の空気通路
25 第2の部位
27 第2の空気通路
29 溝(ライナー部材の外側前後溝)
31 溝(ライナー部材の外側左右溝)
33、35、39、47A、47B 貫通孔
37 第3の部位
41 第4の部位
43A、43B、57A、57B 切り欠き部
45A、45B、58A、58B 溝(ライナー部材の外側斜め溝)
63 溝(ライナー部材の内側前後溝)
65 溝(ライナー部材の内側左右溝)
SP1、SP3、SP5 空間
SN1、SN3 センサー

Claims (6)

  1. 帽体に設けられている入口側貫通孔を介して帽体内に入った空気を、帽体の内壁に沿って流れる空気と帽体を被った人の頭部に沿って流れる空気とに分流し、この分流した空気を帽体に設けられている出口側貫通孔の手前で合流し、前記出口側貫通孔から排出するように構成されていることを特徴とするヘルメット。
  2. 椀状の帽体と;
    前記帽体の上方前側に設けられた第1の空気導入孔と;
    前記帽体の上方前側で、前記第1の空気導入孔の下側に設けられた第2の空気導入孔と;
    前記帽体の上方後側に設けられた第1の空気排出孔と;
    前記帽体の上方後側で、前記第1の空気排出孔の下側に設けられた第2の空気排出孔と;
    前記帽体の内側に設置されたライナー部材と;
    前記第1の空気導入孔から導入した空気を前記帽体の内壁に沿って前記第1の空気排出孔まで流す第1の空気通路を、前記帽体の内壁と協働して形成するために、前記ライナー部材に設けられた第1の部位と;
    前記第2の空気導入孔から導入した空気を前記ライナー部材の内側で前記第1の空気通路に沿って前記第2の空気排出孔まで流す第2の空気通路を形成するために、前記ライナー部材に設けられた第2の部位と;
    前記第1の空気排出孔から排出された空気と前記第2の空気排出孔から排出された空気とをお互いに合流するために設けられた合流部位と;
    を有することを特徴とするヘルメット。
  3. 椀状の帽体と;
    前記帽体の上方前側に設けられた第1の空気導入孔と;
    前記帽体の上方前側で、前記第1の空気導入孔の下側に設けられた第2の空気導入孔と;
    前記帽体の上方後側に設けられた第1の空気排出孔と;
    前記帽体の上方後側で、前記第1の空気排出孔の下側に設けられた第2の空気排出孔と;
    前記帽体の内側に設置されたライナー部材と;
    前記第1の空気導入孔から導入した空気を前記帽体の内壁に沿って前記第1の空気排出孔まで流す第1の空気通路を、前記帽体の内壁と協働して形成するために、前記ライナー部材に設けられた第1の部位と;
    前記第2の空気導入孔から導入した空気を前記ライナー部材の内側で前記第1の空気通路に沿って前記第2の空気排出孔まで流す第2の空気通路を形成するために、前記ライナー部材に設けられた第2の部位と;
    前記第1の空気通路と前記第2の空気通路とを、前記各空気通路の途中で一旦合流させるために前記ライナー部材に設けられた第3の部位と;
    を有することを特徴とするヘルメット。
  4. 請求項2または請求項3に記載のヘルメットにおいて、
    前記帽体の前方で左右両側に設けられた複数の小空気導入孔と;
    前記各小空気導入孔から導入された空気を、前記第1の空気通路の途中、前記第2の空気通路の途中のうちの少なくともいずれかの箇所まで導くために、前記ライナー部材に設けられた第4の部位と;
    を有することを特徴とするヘルメット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のヘルメットにおいて、
    前記各空気導入孔は、前記帽体に設けられた前側貫通孔を介して空気を導入し、前記各空気導入孔と前記前側貫通孔とはお互いの位置がずれており、
    前記各空気排出孔は、前記帽体に設けられた後側貫通孔を介して空気を排出し、前記各空気排出孔と前記後側貫通孔とはお互いの位置がずれていることを特徴とするヘルメット。
  6. 椀状の帽体と;
    前記帽体の上方前側に設けられた第1の前側貫通孔と;
    前記帽体の上方前側で、前記第1の前側貫通孔から僅かに離れて、前記第1の前側貫通孔の下側に設けられた第2の前側貫通孔と;
    前記帽体の上方後側に設けられた第1の後側貫通孔と;
    前記帽体の上方後側で、前記第1の後側貫通孔から僅かに離れて、前記第1の後側貫通孔の下側に設けられた第2の後側貫通孔と;
    前記各前側貫通孔、前記各後側貫通孔から離れ、前記帽体の前方の左右両側で、前記各前側貫通孔、前記各後側貫通孔よりも下方に設けられた複数の小貫通孔と;
    貫通孔を備え、前記帽体の外側で前記帽体に着脱自在に設けられ、前記帽体に設置された状態で、前記各前側貫通孔およびこれらの周辺の部位を覆う前側カバー部材と;
    貫通孔を備え、前記帽体の外側で前記帽体に着脱自在に設けられ、前記帽体に設置された状態で、前記各後側貫通孔およびこれらの周辺の部位を覆う後側カバー部材と;
    前記帽体の内側に設置されるほぼ椀状のライナー部材と;
    前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記第2の前側貫通孔とつながるように、前記ライナー部材の上方前側で前記ライナー部材に設けられた第3の前側貫通孔と;
    前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記第2の後側貫通孔とつながるように、前記ライナー部材の上方後側で前記ライナー部材に設けられた第3の後側貫通孔と;
    前記ライナー部材の上部に設けられた上部貫通孔と;
    前記ライナー部材の左右両側で前記ライナー部材に設けられた各側部貫通孔と;
    前記ライナー部材を前記帽体の内側に設置したときに前記複数の小空気導入孔とつながるように、前記ライナー部材の前方の左右両側に設けられた各切り欠き部と;
    前記ライナー部材の凸面で、前記第3の前側貫通孔から前記上部貫通孔を通り前記第3の後側貫通孔まで形成された前後溝と;
    前記ライナー部材の凸面で、前記一方の側部貫通孔から前記上部貫通孔を通り前記他方の側部貫通孔まで形成された左右溝と;
    前記ライナー部材の凸面で、前記一方の切り欠き部から前記一方の側部貫通孔まで形成された第1の斜め前方溝と;
    前記ライナー部材の凸面で、前記他方の切り欠き部から前記他方の側部貫通孔まで形成された第2の斜め前方溝と;
    を有することを特徴とするヘルメット。
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