JP2000303246A - 保護帽 - Google Patents

保護帽

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JP2000303246A
JP2000303246A JP11114272A JP11427299A JP2000303246A JP 2000303246 A JP2000303246 A JP 2000303246A JP 11114272 A JP11114272 A JP 11114272A JP 11427299 A JP11427299 A JP 11427299A JP 2000303246 A JP2000303246 A JP 2000303246A
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outside
protective cap
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JP11114272A
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English (en)
Inventor
Shoji Shirai
庄史 白井
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Builmatel Co Ltd
Original Assignee
Builmatel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、雨天等における防水対策に優れ
ると共に、通気性を一層改善した。 【解決手段】 前部通気孔12と後部通気孔13とが外
気に開放されているので、流通路21内には外気が流通
し、開口22によって流通路21と連通する帽体10の
内部に貯留する蒸れた空気は、流通路21内の外気流に
吸引され、一点鎖線Bに示すように、開口22から上昇
し、前記外気流に同伴されて帽体外部に排気される。ま
た、流通路21内に浸入した雨水は、排水路25の傾斜
に沿って流下し、前部排水孔14から外部に排出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設作業、土木
作業、その他あらゆる作業において、頭部防護のために
着用される保護帽の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種作業現場や工場などにおいて、作業
者は保護帽を頭部に着用することにより、物体の飛来ま
たは落下による危険を防止し、或いは、墜落による危険
を未然に防止しているが、当該保護帽は、特に、夏期ま
たは労働量の激しい作業では、長時間の着用により、発
汗作用で頭部を蒸らすことになる。この結果、これらの
作業が不快なものとなるばかりでなく、作業能率も低下
することとなる。
【0003】保護帽に通気性を付与する試みとして、実
開昭60−143736号公報には、網または網状多孔
性材を、欠如部分が交互配置となるように多層に成形し
た保護帽が開示されている。また、実開昭58−783
2号公報に記載された考案も保護帽に通気性を付与しよ
うとするものであり、実開平1−94430号公報にも
作業用ヘルメット、乗物用ヘルメット、安全靴等の安全
保護具内部の空気換気装置が開示されている。しかしな
がら、これらの保護帽には屋外で使用する際の雨対策が
考慮されていない。
【0004】他方、実公昭42−20108号公報に
は、通気性を有し、雨対策が施されたヘルメットが開示
されているものの、当該考案は帽体の側部に小孔が穿設
されているために、飛来物または落下物の進入の虞があ
ると共に強度的にも十分でなく、頭部を保護するという
ヘルメット本来の目的を達成することができない。ま
た、当該ヘルメットでは前屈みの状態で作業等を行う場
合には、ヘルメット内部に雨水が浸入し、雨対策として
も不十分である。
【0005】さらに、本発明者は先に、通気性および雨
対策を施した保護帽として二重構造の帽体からなる保護
帽を提案したが(国際公開番号WO95/2810
1)、当該保護帽は二重構造を採用した結果、重量の増
加を避けることができない。而して、本発明者は、帽体
にその内外壁を貫通する導気孔を形成し、該導気孔から
帽体内部に浸入する水を帽体外部に排出するための排水
路を帽体の内壁に沿って設けてなり、該排水路の排水方
向直角断面において上部側に通気孔を形成したことを特
徴とする保護帽を提案し、当該発明は国際公開番号WO
98/23176として国際公開されている。当該保護
帽は軽量で、雨対策に優れているものの、通気性の点で
は未だ改善の余地が残されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量で、雨
天等における防水対策に優れると共に、通気性を一層改
善した保護帽を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の保護帽は、帽体
内部の左右側部に、外気が前後方向に流れ且つ雨仕舞が
施された流通路を形成し、該流通路と帽体内部とを帽体
頂部にて連通させたことを特徴とするものである。前記
流通路は、帽体内部の左右側部とその内側に設置したイ
ンナーとの間に形成されてなることが好ましい。前記流
通路と帽体内部とは、前記インナーに設けた開口により
連通されてなることが好ましい。前記流通路は、帽体の
前方下部と後方上部間に形成されてなることが好まし
い。前記雨仕舞は、前記流通路から区画された排水路で
あることが好ましい。
【0008】
【作用】帽体内部に貯留する蒸れた空気は流通路内の外
気流に吸引され、流通路と連通する開口から上昇し、外
気流に同伴されてスムーズに帽体外部に排気される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る保護帽の最良
の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、保護帽の主体を構成する帽体10
を、その内部に固着されるインナー20を上下に分離し
て示す斜視図であって、通常その内部には、帽体10に
加えられた衝撃を緩和するための着装体や衝撃吸収ライ
ナー、および脱落防止用のあごひもが備えられる。帽体
10およびインナー20の材質としては、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
また、強度を重視する場合には、鉄、鋼、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、その他高強度合金も使用可能で
あり、保護帽が使用される用途によっては、繊維強化プ
ラスチック製、セラミック製とすることもできる。
【0011】帽体10の左右側部の前方には、前部通気
孔12が穿設されている。通気孔12は後述する流通路
21に外気を導入させるためのものであり、帽体10の
下方寄りに穿設することが好ましい。前部通気孔12の
大きさについては特に制限はなく、帽体10の強度を維
持することができる程度の大きさであればよく、通気孔
12の数は、左右1〜数個程度が好ましい。最下部の通
気孔12は排水孔14としても機能する。通気孔12お
よび排水孔14の形状は、図示したような方形に限られ
ず、円形や楕円形などとしてもよい。
【0012】本実施形態のインナー20は、帽体10の
頂部から左右側部に至る帯状の曲面とし、インナー20
と帽体10の左右側壁との間に外気の流通路21を形成
する。また、図2に示すように、帽体10の頂部後方に
は後部通気孔13が穿設されている。而して、流通路2
1の一端は前部通気孔12であり、他端は後部通気孔1
3となる。後部通気孔13の大きさ、個数および形状に
関しては前部通気孔12と同じことが該当する。
【0013】インナー20の頂部近傍には開口22が設
けられ、開口22により流通路21と帽体内部とが連通
する。開口22の後方には帯状のインナー20に沿って
左右方向に延びる堰24を植設し、堰24の後方を排水
路25として区画することにより、後部通気孔13から
流入する雨水が開口22を経て帽体10の内部に浸入す
ることを防止する。当該雨水および前部通気孔12から
流入した雨水は、図1の一点鎖線Aに沿って前部排水孔
14から排出される。本実施形態では、端部に前部排水
孔14が開口した排水路25を形成することにより、流
通路21の雨仕舞が施されている。なお、符号16、1
6・・・は前部通気孔12を避けるための切欠きであ
る。インナー20は、帽体内部に流通路21を形成する
だけでなく、帽体10を補強する効果も有している。
【0014】図3は帽体10の頂部を前後方向に縦断し
て示す要部側面図である。本発明では、前部通気孔12
と後部通気孔13とが外気に開放されているので、流通
路21内には外気が流通する。従って、開口22によっ
て流通路21と連通する帽体10の内部に貯留する蒸れ
た空気は、流通路21内の外気流に吸引され、一点鎖線
Bに示すように、開口22から上昇し、前記外気流に同
伴されて帽体外部に排気される。本実施形態において保
護帽を雨天時等に屋外で使用した場合には、前部通気孔
12または後部通気孔13から流通路21内に浸入した
雨水は、排水路25の傾斜に沿って流下し、前部排水孔
14から外部に排出される。従って、着用された保護帽
が作業中に頻繁に傾いても、雨水が開口22から帽体1
0の内部にまで浸入することがない。なお、堰24は後
部通気孔13から進入する可能性のある落下物や飛来物
に対する障壁(衝突板)の役割も果たしている。
【0015】次に、本発明に係る保護帽の他の実施形態
を図4と図5に基づいて説明する。図4はインナー20
の変形例を示す斜視図あり、図5はその変形例における
帽体10の頂部を前後方向に縦断して示す要部側面図で
ある。この実施形態では、堰24より前方のインナー2
0を完全に切除して、大きな開口22とした点が前記実
施形態と相違する。従って、本実施形態では、通気性が
一層良好なものになる。なお、その他の部分は前記実施
形態と同様であり、図1、図3と同一の符号を付して説
明を省略する。
【0016】更に、図6と図7に、インナー20の変形
例を示す斜視図と、帽体10の頂部を前後方向に縦断し
た要部側面図を示す。この実施形態では、インナー20
を頂部インナー20Aと左右の側部インナー20B、2
0Bに3分割して、帽体10内により一層大きな開口2
2を形成したものである。また、後部通気孔13から浸
入した雨水については排水路25を経て後部排水孔15
からだけ排水するようにした点が相違する。但し、前部
通気孔12から浸入した雨水が前部排水孔14から排水
される点と流通路21における外気の流れについては、
前記2つの実施形態と同様である。なお、堰24の上半
分を連続した凹凸に切欠いて後部通気孔13との開口同
志を重ならないようにしたのは、飛来物等に対する障壁
としての役割を満たしつつ流通路21を確保するためで
ある。
【0017】上述した保護帽について、労働大臣が定め
る規格(1991年6月5日付の労働省告示第39号)
による耐貫通試験(第6条および第7条)と衝撃吸収試
験(第8条)を行ったところ、それぞれ同条所定の性能
が得られた。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の保護帽は、軽量であるに
も拘わらず、雨対策および通気性、通風性に極めて優れ
ている。請求項2および請求項3記載の保護帽は、前記
効果に加えて、インナーの設置により最も強度が要求さ
れる頂部を中心とした二重構造となっているので、保護
帽としての安全性が高い。請求項4および請求項5記載
の保護帽は、前記効果に加えて、帽体の製造が極めて容
易な構造となっている。
【0019】従って、本発明の保護帽は、種々の建設作
業や土木作業、重機操作、車両や航空機の運転作業、建
物内外における警備、警察、消防等の作業、更には、ア
メリカンフットボール、アイスホッケー、その他のスポ
ーツ競技に対して使用することができる。また、建築物
やダム等の建設現場、道路やトンネル等工事現場、造船
所、製鉄所、鉄工所、鉱石採取場、その他の各種作業現
場や工場等において、幅広く使用することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】帽体とインナーを上下に分離して示す斜視図で
ある。
【図2】上記帽体の背面図である。
【図3】上記帽体の頂部を前後方向に縦断して示す要部
側面図である。
【図4】インナーの変形例を示す斜視図である。
【図5】図4に示すインナーを装備した帽体の頂部を前
後方向に縦断して示す要部側面図である。
【図6】インナーの他の変形例を示す斜視図である。
【図7】図6に示すインナーを装備した帽体の頂部を前
後方向に縦断して示す要部側面図である。
【符号の説明】
10 帽体 12、13 通気孔 14、15 排水孔 20 インナー 21 流通路 22 開口 24 堰 25 排水路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体内部の左右側部に、外気が前後方向
    に流れ且つ雨仕舞が施された流通路を形成し、該流通路
    と帽体内部とを帽体頂部にて連通させたことを特徴とす
    る保護帽。
  2. 【請求項2】 前記流通路が帽体内部の左右側部とその
    内側に設置したインナーとの間に形成されてなる請求項
    1記載の保護帽。
  3. 【請求項3】 前記流通路と帽体内部とが前記インナー
    に設けた開口により連通されてなる請求項2記載の保護
    帽。
  4. 【請求項4】 前記流通路が帽体の前方下部と後方上部
    間に形成されてなる請求項1記載の保護帽。
  5. 【請求項5】 前記雨仕舞が前記流通路から区画された
    排水路である請求項1記載の保護帽。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024300A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Midori Anzen Co Ltd ヘルメット
CN108391884A (zh) * 2018-05-14 2018-08-14 江西联创电声有限公司 一种头盔

Cited By (3)

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JP2009024300A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Midori Anzen Co Ltd ヘルメット
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