JP2009023476A - 車体のパネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シーリング部材の取付作業性を向上すると共に、パネル部材の剛性低下を防止することが可能な車体のパネル構造を提供すること。
【解決手段】メンテナンス等の作業が必要な燃料タンク(車両搭載装置)2の上方を覆うと共に、この燃料タンク2の接続ユニット(作業対象部位)5が臨む開口部10が形成されたリヤフロアパネル(フロア部材)3を有する車体のフロア構造であって、開口部10は、接続ユニット5の側面αに近接し、且つ、中心Oから各辺までの距離d〜dがほぼ等しい多角形形状を呈している。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両搭載装置を覆うと共に、この車両搭載装置の作業対象部位が臨む開口部が形成されたパネル部材を有する車体のパネル構造に関するものである。
従来から、車体のパネル部材の下方に設けられた燃料タンク等の車両搭載装置のメンテナンス等を行うために、作業対象部位であるポンプユニットの上部等が臨む開口部をパネル部材に形成した車体のパネル構造が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許3367361号公報 特開2001−48057号公報
ところで、上述の車体のパネル構造では、開口部が平面視円形形状を呈する場合では、この開口部の周縁に取り付けられるシーリング部材の取付作業性が低下する問題が生じることが考えられる。
また、シーリング部材の取付作業性を向上させるために、前記円形形状の開口部の開口面積を確保しつつこの開口部を矩形状にすると、開口面積が大きくなりすぎてしまい、このパネル部材の剛性が低下するおそれがあった。
そこで、この発明は、シーリング部材の取付作業性を向上すると共に、パネル部材の剛性低下を防止することが可能な車体のパネル構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、メンテナンス等の作業が必要な車両搭載装置を覆うと共に、この車両搭載装置の作業対象部位が臨む開口部が形成されたパネル部材を有する車体のパネル構造であって、前記開口部は、前記作業対象部位の側面に近接し、且つ、中心から各辺までの距離がほぼ等しい多角形形状を呈していることを最も主な特徴としている。
このように構成された本発明によると、開口部が作業対象部位の側面に近接し且つ中心部から各辺までの距離がほぼ等しいので、開口面積の拡大を最小限に抑えることができてパネル部材の剛性低下を抑制することができる。また、開口部が多角形形状を呈しているので、各辺に対してシーリング部材を直線状に取り付けることができ、容易に取り付けることが可能となって、取付作業性を向上させることができる。
本発明に係る車体のパネル構造の最良の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1に示す車体1には、メンテナンス等が必要な車両搭載装置である燃料タンク2の上方を覆うリヤフロアパネル(パネル部材)3が設けられている。
このリヤフロアパネル3は、車両の後部に配設され、リヤクロスメンバ3aとリヤホイールハウス3bとの間に位置している(図3及び図4参照)。
そして、このリヤフロアパネル3には、燃料タンク2内に取り付けられた燃料ポンプ4(図2参照)の作業対象部位である接続ユニット5が臨む開口部10が形成されている。
なお、この開口部10を除いたリヤフロアパネル3のほぼ全面には、車両前後方向に延びる多数の突条部3cが形成されている(図5(b)参照)。
接続ユニット5は、燃料ポンプ4の上面4aから突出する燃料パイプ(図示せず)の接続口5a、リターンパイプ(図示せず)の接続口5b、電気コネクタのカプラ5c等からなり、燃料タンク2の上面2aに形成された開口部2bを介して上方に露出している。
なお、図2において6は燃料の吸込口であり、7は燃料の量を計測する燃料計の一部をなすフロートである。
開口部10は、接続ユニット5の上方に位置しており、周縁部に取り付けられたシーリング部材11を介してキャップ12が着脱可能に取り付けられている。なお、このキャップ12は図示しないクリップやねじ等の固定手段により固定され、水密状態に開口部10を封鎖している。
ここで、シーリング部材11は、リング形状のエプトシール等のゴム材により形成され、開口部10の周縁部に形成された溝条部10aに嵌着されている。
そして、この開口部10の開口形状は、図5(a)に示すように、平面視した際に接続ユニット5の側面αに近接し、且つ、中心Oから各辺までの距離d〜dがほぼ等しいほぼ正八角形形状を呈している。
すなわち、図5(a)において、d≒d≒d≒d≒d≒d≒d≒dであり、t≒t≒t≒t≒t≒t≒t≒tである。
なお、接続ユニット5の側面αは、ここでは燃料ポンプ4の上面4aの外周側面であるが、この開口部10は、側面αから突出した燃料パイプの接続口5aの先端等も臨むことができる大きさに設定されている(図4参照)。
また、この開口部10の周囲を取り囲むように、リヤフロアパネル3には、溝部13が形成されている。
次に、この発明の車体のフロア構造の作用について説明する。
まず、万一燃料ポンプ4に故障が生じた場合には、キャップ12を取り外して開口部10を開き、作業対象部位である燃料ポンプ4の接続ユニット5を露出する。
これにより、燃料タンク2やリヤフロアパネル3を取り外すことなく、補修作業や燃料ポンプ4の交換等のメンテナンスを行うことができる。
ここで、開口部10は、接続ユニット5の側面αに近接すると共に、側面αから突出した燃料パイプの接続口5aの先端等も臨むことができる大きさに設定されている。
そのため、接続口5の先端等が開口部10の周縁部に引っかかることがなく、燃料ポンプ4の交換等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
また、開口部10が接続ユニット5の側面αに近接しているので、この開口部10の開口面積の拡大を最小限に抑えることができ、リヤフロアパネル3の剛性低下を防止することが可能となる。
特に、このリヤフロアパネル3は、開口部10を除くほぼ全面に多数の突条部3cが形成されているので、さらに剛性を高めることができる。
また、開口部10の周囲に形成された溝部13によってもリヤフロアパネル3の剛性を向上させることができる。
一方、この開口部10の周縁部にシーリング部材11を嵌着するには、まず、リング形状のシーリング部材11の一部を開口部10の周縁部に形成された溝条部10aに引っかける。
そして、開口部10の開口形状に沿ってシーリング部材11を押し付けていき、溝条部10a内に嵌着させる。
このとき、開口部10がほぼ正八角形形状を呈しているので、シーリング部材11を一つの辺に沿って直線状に伸ばして取り付けた後、その辺と隣接する他の辺との間の角部を押さえつつ隣接する他の辺に沿って直線状に伸ばして取り付けることができる。
このように、シーリング部材11を直線状に伸ばして取り付けることができると共に、開口部10の角部においてシーリング部材11を押さえることで、取り付け作業中にシーリング部材11がずれたり外れたりしにくくなる。
これにより、容易にシーリング部材11を取り付けることができ、取り付け作業性の向上を図ることができる。
なお、図6には、作業対象部位の側面形状を同一とした場合に、開口部10の開口形状を正四角形、正六角形、正八角形、正十角形、円形として、各形状における開口部10の周縁長さ(周長)と、シーリング部材11の取り付け作業時間と、リヤフロアパネル3の振動周波数とを示している。
これによれば、まず周長は、正八角形、正十角形、円形が比較的短く、円形が最も短くなっている。この場合、周長が短い方がシーリング部材11が短くなり、性能がすぐれていると判断できる。
また、シーリング部材11の取り付け作業時間は、正四角形、正六角形、正八角形が比較的短く、正四角形が最も短くなっている。この場合、作業時間が短い方が短時間で取り付けることができるので、性能がすぐれていると判断できる。
さらに、振動周波数は、正八角形、正十角形、円形が比較的高くなり、正八角形が最も高くなっている。この場合、周波数が高い方が車室に響く低音のこもり音が小さくなり、性能がすぐれていると判断できる。
このように、開口部10の開口形状が正八角形の場合が、周長、作業時間、周波数のいずれにおいても高性能となり、最も効果のある形状であると判断できる。
そのため、上述の実施の形態では、開口部10が平面視ほぼ正八角形形状を呈しているので、他の多角形形状と比較した場合に、最もシーリング部材11の取り付け作業性を向上させることができると共に、最もリヤフロアパネル3の剛性低下を防止することが可能となる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、開口部10がほぼ正八角形形状を呈しているが、これに限らず、開口部10を設ける位置や、作業対象部位の大きさ、形状等に応じて四角形や六角形、十角形形状を呈していてもよい。
この場合であっても、この開口部10が、平面視した際に作業対象部位の側面αに近接すると共に、開口部10の中心Oから各辺までの距離がほぼ等しくなっていれば、シーリング部材11を容易に取り付けることができると共に、パネル部材の剛性低下を防止することができる。
さらに、メンテナンス等が必要な車両搭載装置は、燃料タンク2に限らず、例えばエンジンやモータ・コントロールユニット等のパワーユニットであってもよい。
また、上述の実施の形態では、開口部10がパネル部材としてのリヤフロアパネル3に形成されているが、クロスメンバや、リヤストラットメンバ、その他のパネル部材であってもよい。
本発明に係る車体のパネル構造を有する車体を示す模式図である。 本発明に係る車体のパネル構造を示す断面図である。 本発明に係る車体のパネル構造を示す平面図である。 図3においてキャップを除いた状態の平面図である。 (a)は開口部を示す平面図であり、(b)はリヤフロアパネルを示す斜視図である。 開口部の開口形状と周長、作業時間、周波数との関係を示すグラフである。
符号の説明
2 燃料タンク(車両搭載装置)
3 リヤフロアパネル(パネル部材)
5 接続ユニット(作業対象部位)
10 開口部
α 側面
O 中心
〜d中心から各辺までの距離

Claims (3)

  1. メンテナンス等の作業が必要な車両搭載装置を覆うと共に、この車両搭載装置の作業対象部位が臨む開口部が形成されたパネル部材を有する車体のパネル構造であって、
    前記開口部は、前記作業対象部位の側面に近接し、且つ、中心から各辺までの距離がほぼ等しい多角形形状を呈していることを特徴とする車体のパネル構造。
  2. 前記開口部が、ほぼ正八角形形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の車体のパネル構造。
  3. 前記開口部は、車体のフロアパネルに形成された燃料ポンプのメンテナンス用であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車体のパネル構造。

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