JP2009022881A - 上水道水の処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニア濃度が低い被処理水にあっても、オゾンで有効に有機物を分解しながら臭素酸の発生を有効に抑制する。
【解決手段】上水道水の処理装置は、被処理水にオゾンを添加するオゾン供給装置2を備える。さらに、処理装置は、オゾン供給装置2に加えて、被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加するチオ硫酸ナトリウム供給装置3を備える。処理装置は、オゾンとチオ硫酸ナトリウムとで被処理水を処理して臭素酸の発生を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、上水道水の処理装置に関し、とくに、オゾン処理によって生成される臭素酸の発生を抑制する上水道水の処理装置に関する。
上水道水は、異物を除去した被処理水にオゾンを供給し、オゾンで有機物を分解するオゾン処理を行っている。オゾン処理は、上水道水の好ましい処理方法ではあるが、被処理水の臭素濃度が高いと、オゾンが臭素を酸化して臭素酸を発生させる。臭素酸は発ガン性がある物質として、上水道水に含まれる濃度が0.01ppmに制限されている。臭素酸の発生量は、オゾンの供給量を少なくして減少できる。ただ、オゾンの供給量を少なくすと、被処理水に含まれる有機物を好ましい状態に処理できなくなる。とくに、被処理水の水質が低下した状態で、十分に有機物を分解できなくなる。
この弊害を解消することを目的として、被処理水に含まれるアンモニア濃度を測定し、アンモニア濃度でオゾンの供給量をコントロールするオゾン処理装置が開発されている。(特許文献1参照)
特開2007−117849号公報
特許文献1の公報は、臭気物質濃度が高い処理水が流入したとき、あるいは渇水などにより被処理水の水質が悪化したときなどに、被処理水のアンモニア濃度に対応するようにオゾン注入率を高くして、臭素酸濃度を規定値以内に抑制しながら、高いオゾン注入効果を確保し、良好な水質の水道水を生成する装置を記載している。この装置は、被処理水のアンモニア濃度に応じて、オゾン供給装置で生成されるオゾンの濃度を制御して、被処理水中の臭素酸を抑制している。
この装置は、オゾン供給装置から供給されるオゾン化空気によって、被処理水に含まれる臭化物イオンが酸化されて次亜臭素酸イオンとする。この次亜臭素酸イオンと被処理水中に含まれているアンモニアとを反応させて、臭素酸の生成を抑制する。アンモニアと臭素酸を反応させて、臭素酸の生成を抑制するので、被処理水中のアンモニア濃度が高いときはオゾン注入率を高くする。この装置は、被処理水のアンモニア濃度が高いときにオゾン供給量を多くして、オゾンでもって上水道水の水質を改善する。
以上の装置は、被処理水に含まれるアンモニアを利用して臭素酸の発生を抑制するので、被処理水のアンモニア濃度が低い状態で、臭素酸の発生を効果的に抑制できない。それは、アンモニアを利用して臭素酸の発生を抑制するからである。被処理水は、アンモニア濃度と臭素濃度と有機物濃度とが常に特定の比率にはない。アンモニア濃度が低く、臭素濃度と有機物濃度が高い被処理水にあっては、アンモニアで臭素酸の発生を効果的に抑制できない。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、アンモニア濃度が低い被処理水にあってもオゾンで有効に有機物を分解しながら臭素酸の発生を有効に抑制できる上水道水の処理装置を提供することにある。
本発明の上水道水の処理装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
上水道水の処理装置は、被処理水にオゾンを添加するオゾン供給装置2を備える。さらに、処理装置は、オゾン供給装置2に加えて、被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加するチオ硫酸ナトリウム供給装置3を備える。処理装置は、オゾンとチオ硫酸ナトリウムとで被処理水を処理して臭素酸の発生を抑制する。
本発明の請求項2の上水道水の処理装置は、チオ硫酸ナトリウム供給装置3がチオ硫酸ナトリウムを添加した被処理水に、オゾン供給装置2がオゾンを供給する。
本発明の請求項3の上水道水の処理装置は、被処理水に含まれる臭素濃度を検出する濃度センサ4を備え、チオ硫酸ナトリウム供給装置3が、濃度センサ4で検出する臭素濃度でチオ硫酸ナトリウムの供給量をコントロールする。
本発明の請求項4の上水道水の処理装置は、チオ硫酸ナトリウム供給装置3が、被処理水をキャビテーション状態に撹拌しながらチオ硫酸ナトリウムを供給するキャビテーション攪拌機5を備える。
本発明の請求項5の上水道水の処理装置は、オゾン供給装置2が、被処理水をキャビテーション状態に攪拌しながらオゾンを供給するキャビテーション攪拌機5を備える。
本発明の請求項6の上水道水の処理装置は、チオ硫酸ナトリウム供給装置3が、被処理水を噴射しながらチオ硫酸ナトリウムを供給するエジェクター20を備える。
本発明の請求項7の上水道水の処理装置は、オゾン供給装置2が、被処理水にオゾンを供給する気泡発生器25を備える。
本発明の上水道水の処理装置は、アンモニア濃度が低い被処理水にあっても、オゾンで有効に有機物を分解しながら臭素酸の発生を有効に抑制できる。それは、本発明の処理装置が、オゾン供給装置に加えて、被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加するチオ硫酸ナトリウム供給装置を備えており、オゾンとチオ硫酸ナトリウムとで被処理水を処理するからである。オゾンと共に供給されるチオ硫酸ナトリウムは、以下の式で臭素と反応して臭素酸の発生を抑制する。
Na+4Br+5HO→2NaBr+2HSO+6HBr
この式で示すように、被処理水に含まれる臭素は、臭化ナトリウムと臭化水素となり、オゾンによって臭素酸となるのを抑制できる。反応して発生する硫酸は極めて微量であることから、上水道水のpHなどを変化させることはない。また、臭化水素の発生量も少なく、また発ガン性があるともされない。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための上水道水の処理装置を例示するものであって、本発明は処理装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す上水道水の処理装置は、オゾン処理して上水道水となる被処理水をオゾン処理する処理槽1にオゾンを供給するオゾン供給装置2と、処理槽1の被処理水にチオ硫酸ナトリウムを供給して被処理水に含まれる臭素がオゾンに酸化されて臭素酸となるのを抑制するチオ硫酸ナトリウム供給装置3とを備える。さらに、図の処理装置は、被処理水に含まれる臭素濃度を検出する濃度センサ4を備える。
処理槽1は、堰7で複数の区画室8に区画している。この処理槽1は、ポンプ6で一定の流量で被処理水が供給され、供給される被処理水を順番に区画された区画室8に流して排出側の区画室8から排出する。処理装置は、キャビテーション攪拌機5を介して、流入側の区画室8に、被処理水をキャビテーション状態で攪拌しながらチオ硫酸ナトリウムを添加し、またオゾンを添加する。したがって、チオ硫酸ナトリウム供給装置3とオゾン供給装置2は、キャビテーション攪拌機5を備えている。
キャビテーション攪拌機5の断面図を図2に示す。この図に示すキャビテーション攪拌機5は、高速回転するインペラ11を備えている。高速回転するインペラ11は、キャビテーションを起こす状態で被処理水を吸入して排出する。インペラ11は表面に中心から外周に伸びる凸条11Aを設けている。このインペラ11は、モーター12で高速回転されて、吸入した被処理水を半径方向に加速して排出する。ケーシング10は、インペラ11の中心にオ硫酸ナトリウム溶液やオゾン含有空気を供給するための注入路15を設けている。このキャビテーション攪拌機5は、高速回転するインペラ11でもって、その注入路15から供給されるチオ硫酸ナトリウムやオゾン含有空気を、キャビテーション状態で、吸入する被処理水に添加して強制撹拌する。したがって、このキャビテーション攪拌機5を介してチオ硫酸ナトリウムを供給する処理装置は、チオ硫酸ナトリウムを効率よく臭素と反応できる。また、このキャビテーション攪拌機5を介してオゾンを供給する処理装置は、オゾンでもって被処理水に含まれる有機物を効率よく分解できる。
さらに、図2のキャビテーション攪拌機5は、被処理水の排出路16を永久磁石13で強磁界としている。永久磁石13は、インペラ11とこのインペラ11と対向する固定子14との対向面に固定されて、被処理水の排出路16を強磁界としている。このキャビテーション攪拌機5は、被処理水とチオ硫酸ナトリウムやオゾンとをキャビテーション状態で攪拌しながら、強磁界に通過させる。このため、チオ硫酸ナトリウムが速やかに臭素との反応し、またオゾンで有機物を効率よく分解できる。ただし、本発明の処理装置は、必ずしも被処理水をキャビテーション状態としてチオ硫酸ナトリウムやオゾンを供給する必要はなく、また強磁界に通過させる必要もない。
図3に示す処理装置は、チオ硫酸ナトリウム供給装置3が、被処理水を噴射しながらチオ硫酸ナトリウムを供給するエジェクター20を備える。図に示すエジェクター20は、処理槽1の底部に配置された水中ポンプ21と、この水中ポンプ21から供給される被処理水を噴射するノズル22とを備える。このノズル22には、チオ硫酸ナトリウム溶液を供給するための注入部23を設けており、この注入部23から供給されるチオ硫酸ナトリウムを、ノズル22から噴射される被処理水に添加している。このエジェクター20は、水中ポンプ21から供給される被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加しながら、ノズル22の先端から処理槽1の内部に勢いよく被処理水を噴射して強制撹拌する。したがって、このチオ硫酸ナトリウム供給装置3も、チオ硫酸ナトリウムを効率よく被処理水の臭素と反応できる。さらに、チオ硫酸ナトリウム供給装置は、チオ硫酸ナトリウムを処理槽の底部に供給し、被処理水を撹拌してチオ硫酸ナトリウムと臭素とを反応できる他の全ての構造が採用できる。
さらに、図3の処理装置は、オゾン供給装置2が、被処理水にオゾンを供給する気泡発生器25を備える。この気泡発生器25は、処理槽1の底部に配置された複数の散気管26と、この散気管26にオゾンを含む空気を供給するエアーポンプ27とを備える。図の気泡発生器25は、エアーポンプ27に連結された供給管28を処理槽1の底部に配管すると共に、この供給管28に複数の散気管26を連結している。図の気泡発生器25は、供給管28の両側に散気管26を連結しており、処理槽1の区画室8の底部の全体に散気管26を配置して、処理槽1の底面積に対する発泡部面積の割合を大きくしている。散気管26は、その表面に、微細なエア吐出口(図示せず)を無数に開口しており、エアーポンプ27から供給されるオゾンを含む空気をエア吐出口から吐出して、微細な気泡を発生させる。この気泡発生器25は、処理槽1の底部の広い面積に配置された散気管26から、オゾンを含む空気を微細な気泡の状態で噴射する。したがって、この処理装置は、気泡状態にバブリングされるオゾン空気でもって、被処理水の有機物を効率よく分解できる。さらに、オゾン供給装置は、気泡発生器として、処理槽の底部にオゾン空気を気泡状態にバブリングして発生させる他の全ての構造が採用できる。
チオ硫酸ナトリウム供給装置3は、処理槽1に設けている流入側の区画室8に、キャビテーション攪拌機5を介してチオ硫酸ナトリウムを供給する。チオ硫酸ナトリウムは、被処理水に含まれる臭素がオゾンで酸化されて臭素酸となるのを抑制する。チオ硫酸ナトリウム供給装置3は、処理槽1に供給される被処理水の流量に対して一定の割合でチオ硫酸ナトリウムを添加し、あるいは被処理水に含まれる臭素濃度に対応してチオ硫酸ナトリウムを添加する。臭素濃度でチオ硫酸ナトリウムを制御する処理装置は、処理槽1に流入される被処理水の臭素濃度を濃度センサ4で検出し、検出した臭素濃度でチオ硫酸ナトリウムの供給量をコントロールする。このチオ硫酸ナトリウム供給装置3は、被処理水の臭素濃度に比例して、チオ硫酸ナトリウムの添加量を多くする。
チオ硫酸ナトリウムは、以下の式で示すように臭素に反応して、臭素を臭化ナトリウムと、硫酸と、臭化水素に変化させる。
Na+4Br+5HO→2NaBr+2HSO+6HBr
この式から1モルのチオ硫酸ナトリウム(Na)は4モルの臭素(4Br)と反応する。チオ硫酸ナトリウムの分子量は158、臭素の分子量は160であるから、1モルに相当する158gのチオ硫酸ナトリウムが、4モルに相当する640gの臭素と反応する。したがって、全てのチオ硫酸ナトリウムが臭素に反応するとすれば、理論的には640gの臭素に対して、158gのチオ硫酸ナトリウムを添加して臭素酸の発生を抑制できる。したがって、臭素濃度を0.64ppmとする被処理水に、濃度が0.158ppmとなるようにチオ硫酸ナトリウムを添加して臭素酸の発生を抑制できる。このことから、チオ硫酸ナトリウムは、約4倍の重量の臭素と反応する。しかしながら、現実には全てのチオ硫酸ナトリウムを残らず臭素と反応させることは難しい。このため、臭素酸の発生を効果的に抑制するために、チオ硫酸ナトリウムの添加量は、被処理水に含まれる臭素の2倍以上、好ましくは10倍以上、さらに好ましくは20倍以上とする。キャビテーション攪拌機5を介してチオ硫酸ナトリウムを被処理水に供給する処理装置は、チオ硫酸ナトリウムと臭素との反応性を向上できることから、チオ硫酸ナトリウムの添加量を少なくして、臭素酸の発生をより効果的に抑制できる。
オゾン供給装置2は、キャビテーション攪拌機5を介して被処理水にオゾンを供給する。オゾン供給装置2は、チオ硫酸ナトリウムが添加された被処理水にオゾンを供給する。この処理装置は、臭素をチオ硫酸ナトリウムと反応させて臭化ナトリウムと臭化水素とした後オゾンを添加するので、臭素酸の発生をより効果的に抑制できる。ただ、本発明の処理装置は、チオ硫酸ナトリウムとオゾンとを一緒に被処理水に添加することもでき、また、オゾンを添加した被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加することもできる。
オゾン供給装置2は、たとえば処理槽1に供給される被処理水1リットルに対して、0.6mg〜1mgの割合でオゾンを供給する。ただし、被処理水の有機物濃度によってオゾンの供給量を被処理水1リットルに対して、0.5mg〜5mgにコントロールすることもできる。また、オゾン供給装置2は、季節によってオゾンの供給量をコントロールすることもできる。
チオ硫酸ナトリウムを添加して、臭素酸の発生が抑制される状態を図3に示す。この図は、臭素を含む被処理水にオゾンを添加し、チオ硫酸ナトリウムを添加する状態と添加しない状態とで臭素酸の生成量が変化する特性を示している。この図の曲線AとBは、チオ硫酸ナトリウムを添加して臭素酸の発生が抑制される状態を示し、曲線Cはチオ硫酸ナトリウムを添加しないで、オゾンを添加して臭素酸が増加する状態を示している。この図は、臭素濃度を0.75ppmとする1000リットルの被処理水に、5mg/時間の割合でオゾンを供給して、臭素酸の発生量を測定する状態を示している。
チオ硫酸ナトリウムを添加しない被処理水の臭素酸濃度は、曲線Cで示すように、20分後に0.85ppm(mg/リットル)、40分後に0.9ppm、60分後に0.94ppmとなる。これに対して、曲線Aはチオ硫酸ナトリウムの添加量を3.4g、曲線Bはチオ硫酸ナトリウムの添加量を43gとする状態を示している。曲線Aに示すように、チオ硫酸ナトリウムの添加量を3.4gとする被処理水は、30分後の臭素酸の濃度が0.76ppm(mg/リットル)、60分後の臭素酸の濃度が0.73ppmに抑制される。また、曲線Bは43gのチオ硫酸ナトリウムを添加して被処理水は、20分後の臭素酸の濃度が0.008ppm(mg/リットル)と極めて少なくなる。臭素酸濃度の測定は、測定限界を0.005ppmとすることから、ほとんど測定限界に近い値まで臭素酸が抑制される。このことから、本発明の処理装置は、チオ硫酸ナトリウムの添加量をコントロールすることで、臭素を含む被処理水にオゾンを供給しながら、臭素酸の発生を極めて効果的に抑制できる。
本発明の上水道水の処理装置は、臭素を含む上水道水にオゾンを供給して、オゾンで有機物を分解しながら、臭素がオゾンに酸化されて臭素酸となるのを有効に抑制して、臭素酸の濃度を低濃度する上水道水が得られる。
本発明の一実施例にかかる上水道水の処理装置の概略構成図である。 キャビテーション攪拌機の一例を示す断面図である。 本発明の他の実施例にかかる上水道水の処理装置の概略構成図である。 臭素酸の生成量が変化する特性を示すグラフである。
符号の説明
1…処理槽
2…オゾン供給装置
3…チオ硫酸ナトリウム供給装置
4…濃度センサ
5…キャビテーション攪拌機
6…ポンプ
7…堰
8…区画室
10…ケーシング
11…インペラ 11A…凸条
12…モーター
13…永久磁石
14…固定子
15…注入路
16…排出路
20…エジェクター
21…水中ポンプ
22…ノズル
23…注入部
25…気泡発生器
26…散気管
27…エアーポンプ
28…供給管

Claims (7)

  1. 被処理水にオゾンを添加するオゾン供給装置(2)を備える上水道水の処理装置であって、オゾン供給装置(2)に加えて、被処理水にチオ硫酸ナトリウムを添加するチオ硫酸ナトリウム供給装置(3)を備え、オゾンとチオ硫酸ナトリウムとで被処理水を処理して臭素酸の発生を抑制するようにしてなる上水道水の処理装置。
  2. オゾン供給装置(2)が、チオ硫酸ナトリウム供給装置(3)がチオ硫酸ナトリウムを添加した被処理水にオゾンを供給する請求項1に記載される上水道水の処理装置。
  3. 被処理水に含まれる臭素濃度を検出する濃度センサ(4)を備え、前記チオ硫酸ナトリウム供給装置(3)が、濃度センサ(4)で検出する臭素濃度でチオ硫酸ナトリウムの供給量をコントロールする請求項1に記載される上水道水の処理装置。
  4. チオ硫酸ナトリウム供給装置(3)が、被処理水をキャビテーション状態に撹拌しながらチオ硫酸ナトリウムを供給するキャビテーション攪拌機(5)を備える請求項1に記載される上水道水の処理装置。
  5. オゾン供給装置(2)が、被処理水をキャビテーション状態に攪拌しながらオゾンを供給するキャビテーション攪拌機(5)を備える請求項1に記載される上水道水の処理装置。
  6. チオ硫酸ナトリウム供給装置(3)が、被処理水を噴射しながらチオ硫酸ナトリウムを供給するエジェクター(20)を備える請求項1に記載される上水道水の処理装置。
  7. オゾン供給装置(2)が、被処理水にオゾンを供給する気泡発生器(25)を備える請求項1に記載される上水道水の処理装置。
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