JP2009020462A - マイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物、マイクロレンズ、およびマイクロレンズの形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にかかるマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物は、熱架橋基を有する繰返し単位を有する共重合体と、感光剤とを含み、共重合体の質量平均分子量が10,000〜30,000であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物は、下記一般式(1)で表される繰返し単位(A)、および下記一般式(2)で表される繰返し単位(B)を有する共重合体と、感光剤とを含み、該共重合体の質量平均分子量が10,000〜30,000である。
繰返し単位(A)は、アルカリ可溶性を示し、繰返し単位(B)は、熱架橋基を含む。この感光性樹脂組成物は、ポジ型の感光性樹脂組成物である。
まず、共重合体を構成する繰返し単位(A)、および繰返し単位(B)について説明する。
繰返し単位(A)は、前記一般式(1)で表される。繰返し単位(A)は、一般式(1)において、R0がメチル基であることが好ましい。
これらの中でも、一般式(a‐1)で示される繰返し単位(A)が好ましく、特にR0がメチル基である場合が最も好ましい。
繰返し単位(B)は、前記一般式(2)で表される。一般式(2)において、R0,R1は、繰返し単位(A)において説明したR0、R1と同様である。繰返し単位(B)は、熱架橋基を有する。熱架橋基は、熱を加えることにより、架橋する基のことをいう。具体的には、R3が熱架橋基であり、熱架橋性を有する1価の有機基である。当該有機基としては、R3は、エポキシ基、オキセタニル基のいずれかを含むことが好ましい。これらの中でも、R3は、エポキシ基を有する有機基であることが好ましく、熱処理による架橋効率を向上させることができる。
繰返し単位(B1)は、R3が非脂環式構造を含む有機基である繰返し単位である。繰返し単位(B1)としては、下記一般式(b1‐1)、(b1‐2)で示される繰返し単位が好ましい。
中でも、上記一般式(b1−1)において、特にR0がメチル基である繰返し単位(B1)がより好ましい。
繰返し単位(B2)は、R3が脂環式構造を含む有機基である繰返し単位である。繰返し単位(B2)としては、以下の一般式(b2−1)〜(b2−12)に示される繰返し単位が好ましい。
中でも、一般式(b2―1)で示される繰返し単位がより好ましく、特に、一般式(b2―1)において、R0がメチル基、かつR1がメチレン基である繰返し単位が最も好ましい。
前記共重合体の質量平均分子量(Mw:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)のスチレン換算による測定値)は、10,000〜30,000である。共重合体の質量平均分子量が、下限値以上であることにより耐熱性が向上し、例えば前記共重合体を用いてマイクロレンズを形成する場合に、マイクロレンズを硬化させるための焼成処理時もレンズ形状を維持することができる。また、上限値以下にすることにより、現像時の残渣の発生を抑えることができる。
共重合体は、ランダム重合またはブロック重合のいずれであってもよい。
前記共重合体とともに、所望する物性を損なわない範囲において、繰返し単位(A)以外の繰返し単位からなるアルカリ可溶性樹脂を混合して用いることができる。たとえば、アクリル樹脂、ヒドロキシスチレン樹脂、ノボラック樹脂などが挙げられる。この場合には、全共重合体において、繰返し単位(A)以外の繰返し単位からなるアルカリ可溶性樹脂の含有量は、40質量%以下であり、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下であり、0質量%であることが最も望ましい。
感光剤は、紫外線などの照射によって前記共重合体のアルカリ溶液(たとえば水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液)に対する溶解性を高めるものである。感光剤は、キノンジアジド基を有する感光剤(キノンジアジド基含有化合物)が好ましい。
トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタンなどのトリスフェノール型化合物;
2,4−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−5−ヒドロキシフェノール、2,6−ビス(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノールなどのリニア型3核体フェノール化合物;
1,1−ビス[3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル]イソプロパン、ビス[2,5−ジメチル−3−(4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシフェニル]メタン、ビス[2,5−ジメチル−3−(4−ヒドロキシベンジル)−4−ヒドロキシフェニル]メタン、ビス[3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル]メタン、ビス[3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−ヒドロキシ−5−エチルフェニル]メタン、ビス[3−(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル]メタン、ビス[3−(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−ヒドロキシ−5−エチルフェニル]メタン、ビス[2−ヒドロキシ−3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−5−メチルフェニル]メタン、ビス[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−5−メチルフェニル]メタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−5−メチルフェニル]メタン、ビス[2,5−ジメチル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシフェニル]メタンなどのリニア型4核体フェノール化合物;
2,4−ビス[2−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチルベンジル]−6−シクロフェキシルフェノール、2,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチルベンジル]−6−シクロフェキシルフェノール、2,6−ビス[2,5−ジメチル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシベンジル]−4−メチルフェノールなどのリニア型5核体フェノール化合物などのリニア型ポリフェノール化合物;
ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)メタン、2,3,4−トリヒドロキシフェニル−4’−ヒドロキシフェニルメタン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(2’,3’,4’−トリヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(2’,4’−ジヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−(3’−フルオロ−4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジメチルフェニル)プロパンなどのビスフェノール化合物;
1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1−[1−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、などの多核枝分かれ型化合物;
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンなどの縮合型フェノール化合物;などが挙げられる。
本発明のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物には、塗布性の点から、界面活性剤が配合されていてもよい。界面活性剤としては、従来公知のものであってよく、フッ素−シリコーン系、または、シリコーン系の化合物が挙げられる。具体的には、XR−104(製品名、大日本インキ化学工業(株)製)、BYK−310(製品名、ビックケミー・ジャパン(株)製)などを挙げることができる。界面活性剤の使用量は、全固形分に対して400ppm以下の量である。
本発明のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物には、塗布性の改善、粘度調整のため有機溶剤が配合されている。
本発明のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物は、たとえば、以下の方法により調製することができる。まず、繰返し単位(A)となる単量体および繰返し単位(B)となる単量体を混合し、公知の技術を用いて共重合体を調製する。ついで、前記共重合体および感光剤を、また必要に応じてその他の添加剤を有機溶剤に加えて、3本ロールミル、ボールミル、サンドミルなどの攪拌機を用いて混合し、5μmメンブランフィルターによって濾過することにより、感光性樹脂組成物が調製される。
本発明のマイクロレンズは、上述したマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物を用いて形成されることを特徴とする。すなわち、本発明のマイクロレンズは、耐熱性に優れた樹脂を用いて形成されている。そのため、このマイクロレンズが設けられた各種素子が、たとえば実装工程において、高温の熱処理に曝された場合であっても、レンズ形状の変化が抑制されたマイクロレンズを提供することができる。したがって、本発明のマイクロレンズは、イメージセンサ、液晶表示素子などのレンズなどに適用することができる。
本発明のマイクロレンズ形成方法は、上述したマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物を基板に塗布して感光性樹脂層を形成する工程(感光性樹脂層形成工程)、ハーフトーンマスクを介して該感光性樹脂層を露光したのち、現像して、レンズ形状のパターンを形成する工程(パターン形成工程)、該パターンを熱硬化させる工程(熱硬化工程)、を含むことを特徴とする。以下に、上述の感光性樹脂組成物を用いて、マイクロレンズを形成する方法について詳細に説明する。以下の説明では、半球状のパターン(マイクロレンズ)を得るために、サーマルフローが不要である、いわゆる「メルトレス」法について説明する。
まず、画像素子が形成されたシリコンウェーハなどの基板上に平坦化膜を設け、表面を平坦化する。スピンナーなどを用いて感光性樹脂組成物を、基板上に塗布し、乾燥させることにより膜厚1.0〜4.0μm程度の感光性樹脂層を形成する。乾燥方法は特に限定されず、たとえば(i)ホットプレートを用いて80℃〜120℃の温度において60秒〜120秒間乾燥する方法、(ii)室温において数時間〜数日間放置する方法、(iii)温風ヒーターや赤外線ヒーター中に数十分〜数時間入れて溶剤を除去する方法、のいずれでもよい。
ついで、ポジ型のハーフトーンマスクまたはグレートーンマスクなどの多階調マスクを介して、紫外線、エキシマレーザー光などの活性化エネルギー線を照射して感光性樹脂層を露光する。ハーフトーンマスクは半透過の膜を利用することにより、また、グレートーンマスクはスリット部が光の一部を遮ることにより、中間露光を実現する。したがって、露光後の感光性樹脂層には、露光部分、未露光部分のほかに中間露光部分が含まれることになる。中間露光部分では、露光量に応じて溶解度が異なるため、現像液に対する溶解性も異なることになる。よって、多階調マスクを用いることにより、後述する現像処理によって溶解除去される感光性樹脂の量を調節することができる。
この後、レンズ形状のパターンを熱硬化させる焼成処理を行うことにより、レンズを硬化させる。焼成処理は、たとえば、100℃〜300℃の条件の熱処理であり、より好ましくは、200℃〜220℃の条件である。このとき、繰返し単位(B)が有する熱架橋基における架橋反応を進行させる。具体的には、繰返し単位(B1)にエポキシ基が含まれている場合には、エポキシ基が開環し架橋反応が進行する。この架橋反応により、樹脂の硬度、すなわち、マイクロレンズの硬度を上昇させることとなり、耐熱性、耐薬品性の向上、レンズ形状の安定化などを実現することができる。また、本発明の感光性樹脂層は、特定の分子量を有する共重合体を用いて形成しているために、ガラス転移温度が高く、この熱処理によって硬化前に形状が崩れることがない。
繰返し単位(A):繰返し単位(B1)=40:60(モル比)である共重合体(質量平均分子量10,000)30gを、PGMEA70gに溶解し、感光剤として1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン1モルと1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロライド3モルとのエステル化物9gを、界面活性剤としてBYK−310(製品名、ビックケミー・ジャパン社製)0.017gを添加し、混合して感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1)=80:20である共重合体(質量平均分子量10,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1)=40:60である重合体(質量平均分子量30,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
添加する感光剤の量を、9gから3gに変更した以外は、実施例3と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
添加する感光剤の量を、9gから12gに変更した以外は、実施例3と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1):繰返し単位(B2)=40:55:5である共重合体(質量平均分子量10,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1):繰返し単位(B2)=40:50:10である共重合体(質量平均分子量20,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1)=40:60である共重合体(質量平均分子量9,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1)=40:60である共重合体(質量平均分子量35,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
添加する感光剤の量を、9gから2.7gに変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
共重合体を、繰返し単位(A):繰返し単位(B1):、繰返し単位(B2)-=40:50:10である共重合体(質量平均分子量9,000)に変更した以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を製造した。
シリコン基板に各感光性樹脂組成物をスピンコートによって塗布し、110℃、90秒の条件でホットプレートを用いて乾燥し、膜厚1μmの感光性樹脂層を形成した。ついで、各レンズの中心部の光透過率が0%であり、周辺部へ広がるにしたがって光透過率が増加するように透過率を調整したハーフトーンマスクを介して波長365nmの露光機を用いて露光し、2.38質量%濃度のTMAH水溶液によって現像処理を行い、半球状のマイクロレンズを形成した。さらに高圧水銀灯を用いて1000mJの露光量によって全面露光し、未露光の感光剤を分解した。その後、110℃〜130℃、5分間の条件でホットプレートを用いて加熱し、残存溶剤を除去した。さらに、220℃、5分間の条件でホットプレートを用いて焼成処理を行った。
1737ガラスのガラス基板に感光性樹脂組成物をスピンコートによって塗布し、110℃、90秒の条件でホットプレートを用いて乾燥した。ついで高圧水銀灯を用いて1000mJの露光量において全面露光し、未露光の感光剤を分解した。ホットプレートを用いて160℃、5分間加熱した後、さらに220℃、5分間の条件で焼成し、膜厚1μmの膜を形成した。そしてこの膜について、波長450nmの光の透過率を測定した。透過率の測定は、UV−2500PC(装置名、島津製作所製)を用いて行った。この結果を表1に示した。なお、焼成処理前または焼成処理後のレンズ形状が半球状にならなかった感光性樹脂組成物に関しては、透過率の測定は行わなかった。
シリコン基板に感光性樹脂組成物をスピンコートによって塗布し、110℃、90秒の条件でホットプレートを用いて乾燥し、膜厚1μmの感光性樹脂組成物層を形成した。その後、110℃〜130℃、5分間の条件でホットプレートを用いて加熱し、残存溶剤を除去した。さらに、220℃、5分間の条件でホットプレートを用いて焼成を行った。
Claims (8)
- 下記一般式(1)で表される繰返し単位(A)および下記一般式(2)で表される繰返し単位(B)を有する共重合体と、感光剤とを含み、
該共重合体の質量平均分子量が10,000〜30,000であることを特徴とするマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 前記R3は、エポキシ基、オキセタニル基のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 前記共重合体は、前記R3が非脂環式構造を含む有機基である繰り返し単位(B1)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 前記共重合体における前記一般式(1)で表される繰返し単位の含有量は、20モル%〜50モル%であり、前記一般式(2)で表される繰返し単位の含有量は、50モル%〜80モル%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 前記共重合体は、前記R3が脂環式構造を含む有機基である繰り返し単位(B2)を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 前記共重合体における繰返し単位(B2)の含有量は、1モル%〜20モル%であることを特徴とする請求項5に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物。
- 請求項1から6の何れか1項に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物を用いて形成されたマイクロレンズ。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロレンズ形成用感光性樹脂組成物を基板に塗布して感光性樹脂層を形成する工程、
該感光性樹脂層をハーフトーンマスクを介して露光したのち、現像して、レンズ形状のパターンを形成する工程、および、
該パターンを熱硬化させる工程、を含むことを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
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