JP2009018890A - 媒体分離送り出し機構および媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小切手を1枚ずつ確実に分離して送り出すことのできる小切手分離送り出し機構を提案すること。
【解決手段】小切手分離送り出し機構13では、繰り出しローラ71が小切手4を第1送り速度V1で送り出し、分離ローラ対の分離ローラ81によって小切手4が第2送り速度V2(>V1)で送り出す。小切手4は、最初は繰り出しローラ71の送り出し力F1によって送り出されるが、分離ローラ対にくわえ込まれた後は、小切手4が速く送り出されるので、繰り出しローラ71がワンウエイクラッチ機構96によって空転状態になり送り出し力F1が零になり、分離ローラ対の送り出し力F2のみによって送り出され、当該分離ローラ対において重なった状態で送り込まれた小切手が確実に分離される。分離ローラ対において小切手に滑りが生じて送り速度が低下すると、繰り出しローラの送り出し力F1が再び作用し、小切手4が確実に送り出される。
【選択図】図6

Description

本発明は、小切手、記録用紙などのシート状媒体を分離して一枚ずつ送り出すために、小切手読取装置、プリンタ、スキャナ、磁気読取装置などの媒体処理装置などに搭載される媒体分離送り出し機構に関するものである。
銀行などの金融機関においては、持ち込まれた小切手、手形などの小切手類(有価証券類)を小切手読取装置に掛けて、それらの表面画像および磁気インク文字を読み取り、読取結果に応じて小切手類の仕分け作業などを行っている。近年においては電子決済の普及に伴って、読み取った画像データ、磁気インク文字をコンピュータ処理して、小切手類をコンピュータにより管理することも行われている。特許文献1にはこのような小切手読取装置が開示されている。
小切手の情報を確実に読み取るためには、小切手を一枚ずつ送り出して磁気インク文字読取用の磁気ヘッドの読取位置および画像読取用のスキャナの読取位置を経由して搬送することが必要である。複数枚の小切手が重なった状態で搬送されると、正確に情報を読み取ることができず、又搬送路上において小切手が詰まるおそれもある。
積層状態で収納されている小切手などのシート状媒体を1枚ずつ送り出すためのシート状媒体の分離送り出し機構としては、リタードローラ方式が知られている。リタードローラ方式は、繰り出しローラによって送り出されたシート状媒体を、分離ローラと、ここに押し付けられている回転負荷が作用しているリタードローラとの間に通すことにより、重なって送り出されたシート状媒体を分離する方式である。リタードローラ方式の分離送り機構は特許文献2に開示されている。
特開2004−206362号公報 特開2001−48362号公報
ここで、シート状媒体の分離送り出し機構では、送り出し不良および分離不良が発生しないようにするためのローラ押さえ荷重の設定領域が狭いという問題点がある。送り出し不良とは送り出し力が小さくシート状媒体を送り出すことのできないことをいい、分離不良とはシート状媒体を1枚ずつに分離できず、重なったまま送り出されてしまうことをいう。
前者の送り出し不良は、媒体送り出し力が小さいと発生しやすいので、送り不良の発生を回避あるいは抑制するためには、シート状媒体に対する繰り出しローラの押さえ荷重、および、分離ローラの押さえ荷重を大きくしたり、繰り出しローラ、分離ローラの摩擦係数を高くするなどし、媒体送り出し力を大きくすることが望ましい。しかるに、後者の分離不良は、シート状媒体の間の摩擦力が大きいと発生しやすいので、分離不良の発生を回避あるいは抑制するためには、分離ローラの押さえ荷重を小さくすることが望ましい。
このように、送り出し不良を防ぐためには媒体送り出し力を大きくするためにローラ押さえ荷重を高めることが必要であり、分離不良を防ぐためにはシート状媒体間の摩擦力を小さくするためにローラ押さえ荷重を小さくすることが必要である。このため、双方の要求を満足するローラ押さえ荷重の設定範囲は狭く、従来の媒体分離送り出し機構は、異なる素材のシート状媒体を、送り出し不良および分離不良を発生させることなく1枚ずつ確実に送り出すことが困難であった。
本発明の課題は、送り出し不良が発生しないように媒体送り出し力を十分に大きくしても分離不良に陥ることのないシート状媒体の分離送り出し機構を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のシート状媒体分離送り出し機構は、
シート状媒体を送り出すための繰り出しローラと、
この繰り出しローラによって送り出されている状態のシート状媒体を分離して送り出すための分離ローラと、
前記繰り出しローラに対して、シート状媒体を繰り出すための繰り出し方向の回転力のみを伝達するワンウエイクラッチ機構とを有し、
前記繰り出しローラによるシート状媒体の繰り出し速度は第1の速度であり、
前記分離ローラによるシート状媒体の送り出し速度は、前記第1の速度よりも速い第2の速度であることを特徴としている。
ここで、シート状媒体送り出し機構は、シート状媒体を前記繰り出しローラに押し付けるための押し付け部材と、前記分離ローラに押し付けられており、所定の回転負荷が作用しているリタードローラとを備えた構成とされる。
媒体分離送り出し機構において、シート状媒体は繰り出しローラによって第1送り速度で送り出される。すなわち、繰り出しローラによる送り出し力のみがシート状媒体に作用した状態で送り出される。
シート状媒体が分離ローラに到達した後は、当該シート状媒体の送り出し方向の前側部分が分離ローラによって第1送り速度より速い第2送り速度で送り出される。この結果、第2送り速度で送り出されるシート状媒体によって繰り出しローラが引っ張られる。繰り出しローラはワンウエイクラッチ機構を介して送り出し方向の回転力のみが伝達されるので、シート状媒体によって引っ張られると、ワンウエイクラッチ機構が切れた状態になり、繰り出しローラが第2送り速度に対応する速い速度で空回りする状態になる。このため、シート状媒体は分離ローラによる送り出し力のみによって送り出され、繰り出しローラによる送り出し力が作用しない。
このように、シート状媒体の送り出し力は、最初は繰り出しローラによる送り出し力が作用し、分離ローラに到達した後は、分離ローラによる送り出し力のみが作用する。よって、双方のローラの送り出し力がシート状媒体に作用することが無いので、シート状媒体の送り出し力を低く抑えることができ、分離不良の発生を回避あるいは抑制できる。
ここで、分離ローラの送り出し力が小さく、シート状媒体の送り出し動作が滞った場合、例えば、シート状媒体に滑りが発生して送り速度が第1送り速度以下に低下した場合には、繰り出しローラの送り出し力がシート状媒体に加わる。すなわち、シート状媒体の送り速度が第1速度以下に下がると、ワンウエイクラッチ機構が繋がり、繰り出しローラに回転力が伝達されて、繰り出しローラによってシート状媒体が第1送り速度で送り出される状態が形成される。この結果、シート用媒体は、前側においては分離ローラの送り出し力が作用し、後ろ側においては繰り出しローラの送り出し力が作用し、これら双方の送り出し力によって送り出される。よって、送り出し不良の発生を回避あるいは抑制できる。
次に、本発明の媒体分離送り出し機構が、駆動モータと、この駆動モータの回転力を前記繰り出しローラおよび前記分離ローラに伝達するための動力伝達機構と有している場合には、前記繰り出しローラを、ローラ本体と、このローラ本体を同軸状態に支持しているローラホルダと、ローラホルダと同軸のローラ軸から構成し、これらローラホルダおよびローラ軸の間を前記ワンウエイクラッチ機構を介して連結しておけばよい。また、前記歯車式動力伝達機構における前記繰り出しローラに回転力を伝達するための歯車列の最終段に位置する従動歯車を、前記ローラホルダと同軸状態に固定しておけばよい。
次に、本発明は小切手処理装置などの媒体処理装置に関するものであり、上記構成の媒体分離送り出し機構と、
当該媒体分離送り出し機構によって送り出されたシート状媒体を搬送する搬送路と、
この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報の読み取り処理、および、当該シート状媒体に対する印刷処理のうち、少なくとも一方の処理を行う処理部とを有していることを特徴としている。
本発明の媒体分離送り出し機構では、繰り出しローラによって第1送り速度で送り出されたシート状媒体が分離ローラおよびリタードローラにくわえ込まれると、これらによって第1送り速度よりも速い第2送り速度で送り出され、繰り出しローラは空転状態になり当該繰り出しローラによる送り出し力がシート状媒体には作用しない。よって、シート状媒体の送り出し力が低く抑えられるので、シート状媒体が重なった状態のままで送り出されてしまう分離不良状態の発生を回避あるいは抑制できる。また、分離ローラおよびリタードローラの間を通って送り出されるシート状媒体が送り不良状態に陥ると、繰り出しローラによる送り出し力が再びシート状媒体に加わり、シート状媒体の送り出しが確実に行われる。よって、シート状媒体の送り不良の発生も回避あるいは抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したシート状媒体の分離送り出し機構を備えた小切手読取装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係る小切手処理装置の外観斜視図であり、図2はその平面図である。小切手処理装置1は、本体ケース2と、この上側に被せた蓋ケース3とを備えており、これらのケース内部に各部品が組み込まれた構成となっている。蓋ケース3には、小切手4(シート状媒体)を搬送するための小切手搬送路5が、細幅の垂直溝によって規定されている。小切手搬送路5は上から見た場合に全体としてU形状をした搬送路であり、直線状の上流側搬送路部分6と、これに連続する湾曲状搬送路部分7と、これに連続する僅かに屈曲した形状の下流側搬送路部分8とを備えている。
上流側搬送路部分6の上流端は、小切手送り出し通路9bを介して広幅の垂直溝からなる小切手挿入部9aに連通している。下流側搬送路部分8の下流端は、左右に分岐した分岐路10a、10bを介して、それぞれ広幅の垂直溝からなる第1および第2小切手排出部11、12に繋がっている。
読取対象の小切手4は、図1に示すように、その表面4aの下端部分に磁気インク文字4Aが印刷されている。また、表面4aには、金額、振出人、番号、サインなどが記載されており、裏面4bには裏書き欄などが設けられている。
(内部構成)
図3は小切手処理装置1の内部構成を搬送機構を中心に示す説明図である。小切手挿入部9aには、ここに束の状態で挿入された小切手4を小切手送り出し通路9bを介して小切手搬送路5に1枚ずつ送り出すための小切手分離送り出し機構13が配置されている。小切手分離送り出し機構13の詳細構造については後述する。
小切手挿入部9aから小切手送り出し通路9bを介して送り出された小切手4を小切手搬送路5に沿って搬送する搬送機構は、搬送モータ21と、この搬送モータ21の回転軸に取り付けた駆動プーリ22と、小切手搬送路5に沿って配置されている搬送ローラ31〜36と、各搬送ローラ31〜36に押し付けられて連れ回りする押えローラ41〜46とを備えている。また、第2小切手排出部12に小切手を送り込むための排出ローラ37を備えており、この排出ローラ37の回転は、伝達歯車48を介して、第1小切手排出部11に小切手を送り込むための排出ローラ49に伝達されるようになっている。また、搬送モータ21の回転を各搬送ローラ31〜36に伝達するための無端ベルト23を備えている。
搬送ローラ31、32は上流側搬送路部分6における上流端に配置され、搬送ローラ33および34は、上流側搬送路部分6における中程の位置、および湾曲状搬送路部分7との境界位置にそれぞれ配置されている。搬送ローラ35は湾曲状搬送路部分7における下流側の位置に配置されている。搬送ローラ36は、下流側搬送路部分8における中程の位置に配置されており、排出ローラ37は第2小切手排出部12の排出口部分に配置されている。排出ローラ49は第1小切手排出部11の排出口部分に配置されている。
次に、搬送ローラ32、33の間には、表面画像読取手段としての表面側コンタクトイメージスキャナ52および裏面画像読取手段としての裏面側コンタクトイメージスキャナ53が配置されている。搬送ローラ33、34の間には、磁気インク文字読取用の磁気ヘッド54が配置されている。
下流側搬送路部分8における搬送ローラ36の下流側には印刷機構56が配置されている。印刷機構56は小切手4に押圧される印刷位置と、この印刷位置から後退した待機位置の間を、駆動用モータ(図示せず)によって移動可能となっている。印刷機構56は、プランジャにより押されて小切手4に印刷するようなスタンプ機構でもよい。
一方、小切手搬送路5には、小切手搬送制御のために各種のセンサが配置されている。搬送ローラ31、32の間には、送り出される小切手4の長さを検出するための用紙長検出器61が配置されている。磁気ヘッド54の対向面には、小切手4が重なった状態で搬送されていることを検出するための重送検出器62が配置されている。搬送ローラ35の手前側の位置にはジャム検出器63が配置されており、この検出器63によって所定時間以上に亘って継続して小切手4が検出されている場合には、小切手搬送路5に小切手が詰まった紙詰まり状態になったことが分かる。搬送ローラ36の手間側の位置には、印刷機構56によって印刷される小切手4の有無を検出するための印刷検出器64が配置されている。さらに、小切手搬送路5から第1、第2小切手排出部11、12に分岐している分岐路10a、10bの位置には、これらに排出される小切手を検出するための排出検出器65が配置されている。
なお、分岐路10a、10bの上流端には、不図示の駆動モータによって切り替え操作される切り替え板66が配置されている。切り替え板66は、第1、第2小切手排出部11、12に対する小切手搬送路5の下流端の接続を選択的に切り替え、小切手4を選択された排出部に導くためのものである。
(小切手分離送り出し機構)
図4は小切手分離送り出し機構13の主要部分を示す概略構成図である。小切手分離送り出し機構13は、小切手4を送り出すための繰り出しローラ71と、小切手4を繰り出しローラ71の側に押し付けるための押し付け部材72とを備えている。また、繰り出しローラ71によって小切手送り出し通路9bに送り出された小切手4を一枚ずつ小切手搬送路5に送り出すための分離機構74を備えている。
繰り出しローラ71は、小切手挿入部9aの第1ガイド面14の側に配置されており、その外周面が僅かに第1ガイド面14から小切手挿入部9aに突出した状態となっている。繰り出しローラ71に対峙している他方の第2ガイド面15には開口部15d(図1参照)が形成されている。この開口部15dを介して、押し付け部材72が小切手挿入部9aに進退可能となっている。
押し付け部材72は、その後端部72aが支軸72bを中心として回転可能に支持されており、その先端側には小切手押し付け面72cが形成されている。押し付け部材72を支軸72bを中心として、図4(a)に示す待機位置72Aから小切手挿入部9aの側に旋回させると、当該押し付け部材72は、その小切手押し付け面72cが小切手挿入部9aに進出して、図4(b)に示す繰り出しローラ71に押し付けられた押し付け位置72Bまで旋回可能である。
小切手収納部分9aに小切手4を入れておくと、押し付け部材72によって小切手4が繰り出しローラ71に押し付けられた状態が形成される。この状態で、繰り出しローラ71を回転すると、当該繰り出しローラ71に接触している小切手4が小切手送り出し通路9bに送り出され、ここを介して、小切手搬送路5の側に供給される。
押し付け部材72の待機位置72Aは、例えば、装置本体側に取り付けられているメカニカルスイッチなどのセンサ(図示せず)によって検出される。また、押し付け部材72を、小切手挿入部9aに挿入された小切手4に押し付ける動作は、例えば、小切手挿入部9aに取り付けられた透過型の光学センサ(図示せず)によって小切手4が検出されている場合に許可される。小切手4が検出されている場合には、小切手処理装置1の上位機器であるコンピュータシステム103(図7参照)からの指令により、あるいは、手動操作入力指令に基づき、押し付け部材72が待機位置72Aから繰り出しローラ71に向けて旋回して、小切手4を当該繰り出しローラ71に押し付けた状態が形成される。
次に、分離機構74はリタードローラ式分離機構であり、小切手送り出し通路9bにおける中程の部位において、第1ガイド面14の側に配置された分離ローラ81と、他方の側に配置されたリタードローラ82からなる。リタードローラ82は所定の押圧力で分離ローラ81の外周面に押し付けられている。リタードローラ82はトルクリミッタ83によって小切手送り出し方向への所定の回転負荷トルクが与えられている。繰り出しローラ71によって小切手送り出し通路9bに送り出された小切手4は、分離ローラ81およびリタードローラ82のニップ部84に送り込まれ、ここを通過する間に分離されて、1枚ずつ小切手送り出し口9cに向けて送り出される。
次に、図5(a)は、繰り出しローラ71および分離ローラ81の駆動系を示す概略構成図である。小切手分離送り出し機構13には、これらのローラ71、81を駆動するための単一の駆動モータ85が配置されている。駆動モータ85の回転力は歯車式駆動力伝達機構を介して、繰り出しローラ71および分離ローラ81に伝達される。歯車式駆動力伝達機構は、駆動モータ85の回転軸に取り付けた駆動歯車86、伝達歯車87、複合伝達歯車88、繰り出しローラ側伝達歯車89、分離ローラ側伝達歯車90を備えている。
駆動モータ85の駆動歯車86には伝達歯車87が噛み合っており、伝達歯車87は複合伝達歯車88の大径歯車88aに噛み合っている。複合伝達歯車88は、大径歯車88aと、この両側に同軸状態に配置されているローラ側小径歯車88bとを備えている。ローラ側小径歯車88bは、繰り出しローラ側伝達歯車89および分離ローラ側伝達歯車90にそれぞれ噛み合っている。繰り出しローラ側伝達歯車89は、繰り出しローラ71のローラホルダに取り付けた従動歯車94に噛み合っており、分離ローラ側伝達歯車90は、分離ローラ81のローラホルダに取り付けた従動歯車95に噛み合っている。
ここで、図5(b)に示すように、繰り出しローラ71は、ローラ本体71aと、ローラ本体71aを同軸状態で支持しているローラホルダ71bを備えており、ローラホルダ71bは、繰り出しローラ軸71cに取り付けられている。繰り出しローラ軸71cに同軸状態で従動歯車94が固定されている。また、ローラホルダ71bと繰り出しローラ軸71cの間は、ワンウエイクラッチ機構96を介して連結されている。
ワンウエイクラッチ機構96は、図5において矢印Aで示す繰り出しローラ軸71cの回転をローラホルダ71bに伝達する。繰り出しローラ軸71cが逆方向に回転する場合には、ローラホルダ71bと繰り出しローラ軸71cの間が切り離され、この状態では、ローラホルダ71bは繰り出しローラ軸71cに対して矢印A方向に相対的に空転可能な状態になる。
なお、ワンウエイクラッチは、例えば繰り出しローラ側伝達歯車89に取り付けることも可能である。また、複合伝達歯車88に取り付けることも可能である。
(小切手分離送り出し動作)
図6は小切手分離送り出し機構13の動作を示す説明図である。図6(a)に示すように、繰り出しローラ71および分離ローラ81を送り出し方向(矢印A方向)に回転させ、押し付け部材72を待機位置72Aから押し付け位置72Bに向けて押し出す。この結果、小切手4が押し付け部材72によって繰り出しローラ71に押し付けられ、繰り出しローラ71に接している小切手4から順に送り出される。
繰り出しローラ71によって送り出された小切手4が分離ローラ81およびリタードローラ82のニップ部84にくわえ込まれるまでは、小切手4に作用する送り出し力は、繰り出しローラ71による送り出し力F1のみである。送り出し力F1は、繰り出しローラ71の押え荷重をp1、繰り出しローラ71と小切手4の間の摩擦係数をμ1とすると、F1=p1×μ1となる。また、小切手4は、繰り出しローラ71によって予め定めた一定の第1送り速度V1で送り出される。
ここで、分離ローラ81およびリタードローラ82の間に重なって送り込まれた小切手4を確実に分離させるためには、リタードローラ82によるブレーキ力Bを、小切手間の摩擦力と、繰り出しローラ71による送り出し力F1(=p1×μ1)との合計値よりも大きくしておく必要がある。小切手間の摩擦力は、分離ローラ81およびリタードローラ82間の押さえ荷重をp2とし、小切手間の摩擦係数をμ2とすると、p2×μ2となる。
B>p2×μ2+F1
したがって、ブレーキ力Bが一定の場合、小切手4の分離不良を回避するためには、分離ローラ81およびリタードローラ82の押さえ荷重p2および繰り出しローラ71の押さえ荷重p1を小さくしておく必要がある。
しかしながら、本例では、分離ローラ81は、繰り出しローラ71による小切手の第1送り速度V1よりも速い第2送り速度V2で小切手4を送り出す。このため、図6(b)に示すように分離ローラ81およびリタードローラ82に小切手4がくわえ込まれた後は、小切手4が分離ローラ81によって前方に引っ張られた状態になる。この結果、繰り出しローラ71は小切手送り方向に、より早い速度で回転させられる。繰り出しローラ71のローラ本体71aはワンウエイクラッチ機構96を介して従動歯車94が取り付けられている繰り出しローラ軸71cに連結されている。ローラ本体71aが小切手送り出し方向に、繰り出しローラ軸71cより速い速度で回転しようとすると、ワンウエイクラッチ機構96が切れて、ローラ本体71aが同一方向に空転する。換言すると、ローラ本体71aは小切手4に連れ周りする状態になり、その送り出し力F1が零になり、分離ローラ81のみの送り出し力によって小切手4が送り出される状態が形成される。
したがって、ブレーキ力Bは次式のように分離ローラ81およびリタードローラ82の間の小切手間の摩擦力以上であればよい。
B>p2×μ2
よって、繰り出しローラ71による送り出し力F1が作用する場合に比べて、分離ローラ81およびリタードローラ82の押さえ荷重p2を大きくすることができる。また、繰り出しローラ71の側の押さえ荷重p1も大きくすることができる。ローラ押さえ荷重を大きくすると、送り出し力が増加するので、小切手4の送り不良状態の発生を回避あるいは抑制できる。
また、分離ローラ81による小切手4の送り速度が低下した場合、例えば、滑りが発生して、第1送り速度V1以下になると、繰り出しローラ71の側においてワンウエイクラッチ機構96が接続状態に切り替わり、再び繰り出しローラ71による送り出し力F1が小切手4に作用した状態になる。よって、小切手4の送り不良状態が発生することを回避することができる。
なお、本例では、繰り出しローラ71および分離ローラ81の外径寸法を同一とし、これらに対する動力伝達経路を構成している歯車列の減速比を変えることにより、分離ローラ81を早く回転させるようにしている。この代わりに、例えば、分離ローラ81を繰り出しローラ71よりも大きくしておき、双方のローラを同一角速度で回転させるようにしてもよい。
また、以上の説明は、本発明を小切手処理装置における小切手分離送り出し機構として用いた例である。本発明の媒体分離送り出し機構は、プリンタ、スキャナ、磁気読取装置など小切手処理装置以外のシート状媒体を処理するための装置にも同様に適用可能である。
(小切手処理装置の制御系)
図7は小切手処理装置1の制御系を示す概略ブロック図である。小切手処理装置1の制御系は、ROM、RAMを備え、CPUを中心に構成された制御部101を有している。制御部101は通信ケーブル102を介して上位のコンピュータシステム103に接続される。コンピュータシステム103は表示器103a、キーボード、マウスなどの操作部103bなどの入出力機器を備えており、当該コンピュータシステム103の側から小切手読取動作の開始指令などが制御部101に入力される。
制御部101は読取動作の開始指令を受け取ると、駆動モータ85、搬送モータ21を駆動して小切手4を一枚ずつ小切手搬送路5に送り出させ、送り出された小切手4を小切手搬送路5に沿って搬送させる。制御部101には、表面側コンタクトイメージスキャナ52、裏面側コンタクトイメージスキャナ53および磁気ヘッド54によって読み取られた小切手4の表面画像情報、裏面画像情報および磁気インク文字情報が入力される。これらの情報は、コンピュータシステム103に供給され、画像処理、文字認識処理などが行われ、読取が正常に行われたか否かが判断され、判断結果が制御部101に供給される。制御部101は判断結果に基づき印刷機構56および切り替え板66の駆動を制御する。
制御部101による小切手4の搬送制御は、小切手搬送路5に配置されている用紙長検出器61、重送検出器62、ジャム検出器63、印刷検出器64および排出検出器65からの検出信号に基づき行われる。なお、制御部101には、本体ケース2に形成された電源スイッチなどの操作スイッチを含む操作部105が接続されている。
(小切手処理動作)
図8は小切手処理装置1の処理動作を示す概略フローチャートである。まず、操作者が上位のコンピュータシステム103の操作部103bから読み取り開始指令を入力すると、センサで小切手4の挿入を検出すると、駆動モータ85によって繰り出しローラ71が回転し、押し付け部材72が移動して小切手4を繰り出しローラ71に押し付ける。この結果、小切手4が繰り出しローラ71によって送り出される。また、搬送モータ21が駆動して、各搬送ローラ31〜37が回転駆動される。小切手送り出し通路9bに繰り出された小切手4は、小切手送り出し通路9bに配置されている分離機構74によって一枚ずつに分離されて小切手搬送路5に送り出される(ステップST1、ST2)。
送り出された小切手4は、搬送ローラ31〜36に順次に引き渡されながら小切手搬送路5に沿って搬送される(ステップST3)。搬送される小切手4の表面画像および裏面画像、並びに磁気インク文字が、それぞれ、表面側コンタクトイメージスキャナ52、裏面側コンタクトイメージスキャナ53および磁気ヘッド54によって読み取られる(ステップST4)。
読み取られた情報は、通信ケーブル102を介して上位のコンピュータシステム103に送信される(ステップST5)。コンピュータシステム103の側において読み取られた表面画像、裏面画像、および磁気インク文字情報を処理して、読取が正常に行われたか否かを判断する。小切手4が上下逆の状態で搬送された場合には、磁気インク文字を認識できないので、読取不良であると判断される。小切手4が表裏逆の状態で搬送された場合には、磁気インク文字情報が得られないので、読取不能であると判断される。また、小切手4が折れていたり、ちぎれていたり、搬送時にスキューするなどで、磁気インク文字の一部が読取不能の場合にも読取不良であると判断される。さらに、表裏の画像情報から、小切手4が折れていたり、ちぎれていたり、搬送時にスキューするなどで、金額情報などの所定の情報が認識できない場合などにおいても読取不良であると判断される。
正常な読取であると判断された場合には、印刷機構56を印刷位置に移動する(ステップST8、ST10)。小切手4は印刷機構56によって「電子決済済み」などの印刷が行われながら搬送され、切り替え板66によって第1小切手排出部11の側に排出される(ステップST10)。排出検出器65によって小切手4の後端が検出された後は、搬送動作を止める(ステップST11、ST12)。
これに対して、読取不良、読取不能などの判断結果が出た場合には(ステップST8)、切り替え板66の切り替え動作を行う(ステップST14)。印刷機構56は待機位置に保持し、小切手4への印刷は行わない。小切手4は切り替え板66によって第2小切手排出部12に振り分けられ、そこに排出される(ステップST14)。排出検出器65によって小切手4の後端が検出された後は搬送動作を止める(ステップST11、ST12)。
なお、重送検出器62によって小切手の重送状態が検出された場合には、割り込み処理が行われ、例えば、操作部105に配置されている警告ランプなどを介して異常搬送が発生した旨の警告を行う。同様に、ジャム検出器63によって小切手が小切手搬送路5に詰まった状態に陥ったことが検出された場合にも同様な割り込み処理が発生する。
本発明を適用した小切手処理装置の外観斜視図である。 図1の小切手処理装置の平面図である。 図1の小切手処理装置の内部構成を示す説明図である。 小切手分離送り出し機構の概略構成図である。 小切手分離送り機構の駆動系の概略構成図である。 小切手分離送り機構の動作を示す説明図である。 小切手処理装置の制御系を示す概略ブロック図である。 小切手処理装置の小切手処理動作を示す概略フローチャートである。
符号の説明
1 小切手処理装置、2 本体ケース、3 蓋ケース、4 小切手、5 小切手搬送路、6 上流側搬送路部分、7 湾曲状搬送路部分、8 下流側搬送路部分、9a 小切手挿入部、9b 小切手送り出し通路、10a,10b 分岐通路、11 第1小切手排出部、12 第2小切手排出部、13 小切手分離送り出し機構、14 第1ガイド面、15 第2ガイド面、21 搬送モータ、22 駆動ローラ、23 無端ベルト、31〜36 搬送ローラ、41〜46 押えローラ、52 表面側コンタクトイメージスキャナ、53 裏面側コンタクトイメージスキャナ、54 磁気ヘッド、56 印字機構、71 繰り出しローラ、71a ローラ本体、71b ローラホルダ、72 押し付け部材、72A 待機位置、72B 押し付け位置、72a 後端部、72b 支軸、72c 小切手押し付け面、74 分離機構、81 分離ローラ、82 リタードローラ、83 トルクリミッタ、84 ニップ部、85 駆動モータ、86 駆動歯車、87 伝達歯車、88 複合伝達歯車、88a 大径歯車、88b ローラ側小径歯車、89 繰り出しローラ側伝達歯車、90 分離ローラ側伝達歯車、94,95 従動歯車、96 ワンウエイクラッチ機構

Claims (4)

  1. シート状媒体を繰り出すための繰り出しローラと、
    この繰り出しローラによって繰り出されるシート状媒体を分離して送り出すための分離ローラと、
    前記繰り出しローラに対して、シート状媒体を繰り出すための繰り出し方向の回転力のみを伝達するワンウエイクラッチ機構とを有し、
    前記繰り出しローラによるシート状媒体の繰り出し速度は第1の速度であり、
    前記分離ローラによるシート状媒体の送り出し速度は、前記第1の速度よりも速い第2の速度であることを特徴とする媒体分離送り出し機構。
  2. 請求項1に記載の媒体分離送り出し機構において、
    シート状媒体を前記繰り出しローラに押し付けるための押し付け部材と、
    前記分離ローラに押し付けられており、所定の回転負荷が作用しているリタードローラとを有していることを特徴とする媒体分離送り出し機構。
  3. 請求項2に記載の媒体分離送り出し機構において、
    駆動モータと、
    この駆動モータの回転力を前記繰り出しローラおよび前記分離ローラに伝達するための動力伝達機構とを有し、
    前記繰り出しローラは、ローラ本体と、このローラ本体を同軸状態に支持しているローラホルダと、ローラ軸を備えており、
    これらローラホルダおよびローラ軸の間は、前記ワンウエイクラッチ機構を介して連結されており、
    前記動力伝達機構における前記繰り出しローラに回転力を伝達するための歯車列の最終段に位置する従動歯車は、前記ローラホルダに同軸状態に固定されていることを特徴とする媒体分離送り出し機構。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項に記載の媒体分離送り出し機構と、
    当該媒体分離送り出し機構によって送り出されたシート状媒体を搬送する搬送路と、
    この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報の読み取り処理、および、当該シート状媒体に対する印刷処理のうち、少なくとも一方の処理を行う処理部とを有していることを特徴とする媒体処理装置。
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