JP2009018508A - 未加硫ゴム部材の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】未加硫ゴム部材に対して所定の貫通穴を確実かつ円滑に形成することができる未加硫ゴム部材の製造装置を提供する。
【解決手段】受部2に載置された未加硫ゴム部材Rの表面を押えプレート10で押圧しつつ、針状体5を針状体軸心回りに回転させて受部2に対して近接するように下方移動させ、この針状体5を押えプレート10に設けた挿通孔11を挿通させて未加硫ゴム部材Rに突き刺して貫通穴を形成し、貫通穴を形成した後は、回転させた針状体5を受部2から離反するように上方移動させて未加硫ゴム部材Rから引き抜き、次いで押えプレート10を上方移動させる。
【選択図】 図4
【解決手段】受部2に載置された未加硫ゴム部材Rの表面を押えプレート10で押圧しつつ、針状体5を針状体軸心回りに回転させて受部2に対して近接するように下方移動させ、この針状体5を押えプレート10に設けた挿通孔11を挿通させて未加硫ゴム部材Rに突き刺して貫通穴を形成し、貫通穴を形成した後は、回転させた針状体5を受部2から離反するように上方移動させて未加硫ゴム部材Rから引き抜き、次いで押えプレート10を上方移動させる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、未加硫ゴム部材の製造装置に関し、さらに詳しくは、未加硫ゴム部材に対して所定の貫通穴を確実かつ円滑に形成することができる未加硫ゴム部材の製造装置に関するものである。
タイヤやその他の様々なゴム製品の成形工程においては、種々の未加硫ゴム部材が積層されて使用される。このように未加硫ゴム部材を積層した場合には、層間に空気溜りが発生し易く、不良発生の要因となるため、この空気溜りを解消するための装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1をはじめとして、従来提案されている、いわゆるプリッキング装置は、未加硫ゴム部材に対して針状体を単純に突き刺して引き抜くことによって、空気溜りを防止する貫通孔を形成するものであった。
しかしながら、未加硫ゴム部材は粘着性が高いため針状体に付着し易く、針状体を引き抜く際に付着して所定の貫通穴が形成できないことがあった。また、引き抜く針状体とともに未加硫ゴム部材が引き上げられ、その度に工程が中断して円滑に貫通穴を形成することができないという問題があった。
特開2000−301626号公報
本発明の目的は、未加硫ゴム部材に対して所定の貫通穴を確実かつ円滑に形成することができる未加硫ゴム部材の製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の未加硫ゴム部材の製造装置は、未加硫ゴム部材を載置する受部と、該受部上で未加硫ゴム部材を移動させる移動手段と、前記受部に対し近接・離反移動して受部上の未加硫ゴム部材に貫通穴を形成する針状体を備えた未加硫ゴム部材の製造装置において、前記針状体を針状体軸心回りに回転させる回転手段を設けたことを特徴とするものである。
ここで、前記受部に対し近接・離反移動して受部上の未加硫ゴム部材の表面を押圧する押えプレートを設け、該押えプレートに前記針状体が挿通する挿通孔を形成することもできる。前記受部上の未加硫ゴム部材の貫通穴が形成される位置の近傍で未加硫ゴム部材表面を押圧する押えローラを設けることもできる。また、前記針状体を複数本、着脱自在に、かつ、前記受部の平面方向に対して任意の位置で取付けるユニット体を設け、該ユニット体を前記受部に対し近接・離反移動させる構成にすることもできる。
本発明の未加硫ゴム部材の製造装置によれば、未加硫ゴム部材を載置する受部に対し近接・離反移動する針状体を針状体軸心回りに回転させる回転手段を設けたので、受部上の未加硫ゴム部材に貫通穴を形成する際に針状体に付着し易い未加硫ゴム部材を回転力により付着しないようにすることができる。そのため、貫通穴を形成後に針状体を未加硫ゴム部材から引き抜く際には、未加硫ゴム部材が針状体とともに引き上げられるというトラブルを防止することができる。これによって、未加硫ゴム部材に対して所定の貫通穴を確実かつ円滑に形成することが可能になる。
以下、本発明の未加硫ゴム部材の製造装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に例示するように、本発明の未加硫ゴム部材の製造装置1(以下、製造装置1という)は、フレーム2bに複数の支持ローラ2aを所定のピッチで軸支した受部2を有している。この受部2の前後には搬送コンベヤ3a、3bが配置されている。これら受部2および搬送コンベヤ3a、3bには貫通穴を形成する未加硫ゴム部材Rが載置される。
受部2の上方には受部2に対して流体シリンダ等により近接・離反移動するユニット体4が設置され、このユニット体4には複数本の針状体5がチャック部6を介して先端を下方に向けて取付けられている。ユニット体4には、駆動モータ9と、それぞれの針状体5に連結された回転歯車7とが伝達歯車8を介在させて噛み合うように設けられている。この駆動モータ9が回転すると、それぞれの回転歯車7が回転し、これによりそれぞれの針状体5が針状体軸心中心まわりに同じ方向に回転する。伝達歯車8を設けずに直接、それぞれの回転歯車7どうしを噛み合せるようにして、それぞれの針状体5の回転方向を隣り合うどうしで逆方向にすることもできる。
また、受部2とユニット体4との間には、流体シリンダ等により受台2に対し近接・離反移動する押えプレート10が設置されている。この押えプレート10にはユニット体4に取付けられたそれぞれの針状体5が挿通する挿通孔11が形成されている。
この製造装置1により、未加硫ゴム部材Rに所定の貫通穴Hを形成して、貫通穴Hを有する未加硫ゴム部材Rを製造する手順を以下に説明する。
図1に例示するように、搬送コンベヤ3a、3bにより未加硫ゴム部材Rが搬送され、受部2に載置される。ここで、押えプレート10を受部2に近接させるように下方移動させ未加硫ゴム部材Rの表面を軽く押圧する。次いで、ユニット体4を受部2に近接させるように下方移動させる。
そして、図4に例示するように、一体的に下方移動するそれぞれの回転している針状体5を、押えプレート10に設けた挿通孔11に挿通させて未加硫ゴム部材Rに突き刺す。針状体5が回転しているので、付着し易い未加硫ゴム部材Rであっても、この回転力により付着しにくくなり、所定の貫通穴Hを形成することができる。
未加硫ゴム部材Rに所定の貫通穴Hを形成した後は、図5に例示するように押えプレート10によって未加硫ゴム部材Rを押圧した状態のまま、ユニット体4を受部2から離反するように上方移動させる。これにより、回転しているそれぞれの針状体5を一体的に未加硫ゴムRから引き抜く。針状体5が回転しているので、未加硫ゴム部材Rが付着しにくく、しかも、押えプレート10によって未加硫ゴム部材Rの表面が押圧されているので、未加硫ゴム部材Rが針状体5とともに引き上げられるというトラブルを確実に防止することができる。
針状体5を未加硫ゴム部材Rから引き抜いた後は、押えプレート10を受部2から離反させるように上方移動させて未加硫ゴム部材Rから引き離す。押えプレート10の下面には、未加硫ゴム部材Rが付着しないように付着防止加工を施す、或いは付着を防止する材料を用いることが好ましい。
次いで、停止させていた搬送コンベヤ3a、3bを稼動させて、新たに貫通穴Hを形成する位置まで未加硫ゴム部材Rを所定長さだけ移動させる。以降、図1、図4、図5に例示した手順を繰り返す。
このようにして、未加硫ゴム部材Rに対して所定の貫通穴Hを確実かつ円滑に形成することができる。未加硫ゴム部材Rが針状体5とともに引き上げられることがないので、貫通穴Hを形成する工程を中断することなく、繰り返し連続して行うことが可能になり生産性を向上させることができる。
この実施形態では、複数本の針状体5を搬送コンベヤ3a、3bの搬送方向に対して直列に配置しているが、並列に配置することもでき、未加硫ゴム部材Rに形成する貫通穴Hに位置に応じて、受部2の平面方向に対して任意の位置に着脱自在に配置できるようにすることもできる。また、ユニット体4に取付ける針状体5は、場合によっては単数にすることもできる。
また、受部2は、未加硫ゴム部材Rに貫通穴Hを形成する際に、針状体5の上下移動を阻害することなく未加硫ゴム部材Rを載置できるものであればよく、例えば、下方移動する針状体5を回避する溝を有する受台を用いることもできる。
受部2上で未加硫ゴム部材Rを移動させる移動手段は、上記に例示した搬送コンベヤ3a、3bに限定されるものではなく、針状体5を回転させる回転手段も上記に例示した駆動モータ9に限定されるものではない。
図6、図7に製造装置1の別の実施形態を例示する。この実施形態は、既述した実施形態の押えプレート10を押えローラ12に替えたものであり、他の構造は同じであるので相違点のみを説明する。
この複数の押えローラ12は、支持アーム13に回転自在に軸支されて、ユニット4の下方で、受部2上の未加硫ゴム部材Rの表面を常に押圧する。これら複数の押えローラ12は、それぞれの針状体5によって貫通穴Hが形成される位置の近傍で未加硫ゴム部材Rを押圧するように配置されている。例えば、それぞれの針状体5によって貫通穴Hが形成される位置と押えローラ12との最短水平距離は、1cm〜20cm程度である。
このように押えローラ12が、貫通穴Hが形成される位置の近傍に配置されているので、図8に例示するように針状体5を未加硫ゴム部材Rに突き刺して貫通穴Hを形成した後、図9に例示するように引き抜く際に、未加硫ゴム部材Rが針状体5とともに引き上げられるというトラブルを防止することができる。特に、この実施形態では2列の押えローラ12群が、針状体5によって貫通穴Hが形成される位置の両側(未加硫ゴム部材R幅方向)に配置されているので、未加硫ゴム部材Rが引き上げられるトラブルを一段と確実に防止することができる。
針状体5を未加硫ゴム部材Rから引き抜いた後は、停止させていた搬送コンベヤ3a、3bを稼動させて、新たに貫通穴Hを形成する位置まで未加硫ゴム部材Rを所定長さだけ移動させる。その際に、押えローラ12は受部2で移動する未加硫ゴム部材Rの表面を転動する。以降、図6、図8、図9に例示した手順を繰り返す。
上記説明した2つの実施形態ではそれぞれ、受部2上の未加硫ゴム部材Rを押圧する押えプレート10或いは、押えローラ12を設けているが、針状体5の回転のみで針状体5への付着を十分に防止できる未加硫ゴム部材Rであれば、これら押えプレート10、押えローラ12を省略することもできる。
1 製造装置
2 受部
2a 支持ローラ
2b フレーム
3a、3b 搬送コンベア
4 ユニット体
5 針状体
6 チャック部
7 回転歯車
8 伝達歯車
9 駆動モータ
10 押えプレート
11 挿通孔
12 押えローラ
13 支持アーム
H 貫通穴
R 未加硫ゴム部材
2 受部
2a 支持ローラ
2b フレーム
3a、3b 搬送コンベア
4 ユニット体
5 針状体
6 チャック部
7 回転歯車
8 伝達歯車
9 駆動モータ
10 押えプレート
11 挿通孔
12 押えローラ
13 支持アーム
H 貫通穴
R 未加硫ゴム部材
Claims (4)
- 未加硫ゴム部材を載置する受部と、該受部上で未加硫ゴム部材を移動させる移動手段と、前記受部に対し近接・離反移動して受部上の未加硫ゴム部材に貫通穴を形成する針状体を備えた未加硫ゴム部材の製造装置において、前記針状体を針状体軸心回りに回転させる回転手段を設けた未加硫ゴム部材の製造方法。
- 前記受部に対し近接・離反移動して受部上の未加硫ゴム部材の表面を押圧する押えプレートを設け、該押えプレートに前記針状体が挿通する挿通孔を形成した請求項1に記載の未加硫ゴム部材の製造装置。
- 前記受部上の未加硫ゴム部材の貫通穴が形成される位置の近傍で未加硫ゴム部材表面を押圧する押えローラを設けた請求項1に記載の未加硫ゴム部材の製造装置。
- 前記針状体を複数本、着脱自在に、かつ、前記受部の平面方向に対して任意の位置で取付けるユニット体を設け、該ユニット体を前記受部に対し近接・離反移動させる構成にした請求項1〜3のいずれかに記載の未加硫ゴム部材の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007183213A JP2009018508A (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 未加硫ゴム部材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007183213A JP2009018508A (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 未加硫ゴム部材の製造装置 |
Publications (1)
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JP2009018508A true JP2009018508A (ja) | 2009-01-29 |
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ID=40358566
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JP2007183213A Pending JP2009018508A (ja) | 2007-07-12 | 2007-07-12 | 未加硫ゴム部材の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009018508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163313A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ部材の製造方法 |
-
2007
- 2007-07-12 JP JP2007183213A patent/JP2009018508A/ja active Pending
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JP2013163313A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ部材の製造方法 |
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