JP2009017656A - 電源装置及びアーク加工用電源装置 - Google Patents

電源装置及びアーク加工用電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、異なる2つの入力電圧に対応可能なアーク加工用電源装置を提供する。
【解決手段】第1,第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と補助スイッチング回路14の第7,第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2との間に切替スイッチS1を備えた。400V系入力時には切替スイッチS1を導通することで、第1,第2の平滑コンデンサC1,C2の各端子間電圧が交互にインバータ回路13に供給される。200V系入力時には切替スイッチS1を遮断することで、第1,第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1の電圧が第7,第8のスイッチング素子TR7,TR8に備えられる逆接続のダイオードD17,D18を介してインバータ回路13側に供給されることが防止され、ソフトスイッチング制御の効果が確実に得られるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源等の入力交流電源を直流電圧に変換しその直流電圧から所定の交流電圧に変換するインバータ回路を有する電源装置、及び、その電源装置を用いたアーク加工用電源装置に関するものである。
アーク加工機等に用いられる電源装置は、例えば特許文献1に示されるように、商用電源(三相交流電源)を整流回路にて整流し平滑コンデンサにて平滑化した直流電圧に変換する直流変換回路と、複数のスイッチング素子(第1〜第4のスイッチング素子)のブリッジ回路で構成される交流変換用のインバータ回路とを備えている。インバータ回路は、所定の組み合わせのスイッチング素子同士が同期してオンオフ制御され、直流変換回路からの直流電圧を所定の高周波交流電圧に変換している。そして、インバータ回路からの所定の高周波交流電圧がアーク溶接やアーク切断等のアーク加工に適した加工用直流電圧に更に変換される。
ところで、入力する商用電源の電圧値は、世界的に200V系(200〜240V)の地域と、高電圧の400V系(380〜480V)の地域とが存在するため、アーク加工用電源装置では、従来、その両者の電圧値に合わせた仕様のものがそれぞれ個別に製造されている。
例えば、特許文献1の図4等で示される電源装置は、入力交流電源が200V仕様のものであり、平滑コンデンサが1個で構成されている。加えて、この電源装置はソフトスイッチング制御がなされる電源装置であって、平滑コンデンサの後段の電源線間に補助コンデンサが接続されるとともに、両コンデンサ間の一方の電源線上に補助スイッチング素子が配置されている。この補助スイッチング素子は、交流変換時にオンオフ制御されているインバータ回路のスイッチング素子がオフするよりも所定時間前にオフし、インバータ回路への直流電圧の供給を停止する。つまり、補助コンデンサの放電が完了しインバータ回路の印加電圧が略ゼロ電圧となるその所定時間経過後にインバータ回路のスイッチング素子がオフすることでスイッチング損失を低減させるソフトスイッチング制御がなされるようになっている。
これに対し、特許文献1の図11等で示される電源装置は、入力交流電源が400V仕様のものであり、具体的には、上記した200V仕様の平滑コンデンサと同容量の平滑コンデンサが2個、整流回路の出力側の電源線間に第1及び第2の平滑コンデンサとして直列に接続されている。第1及び第2の平滑コンデンサの後段の各電源線上には、補助スイッチング素子として第5及び第6のスイッチング素子が配置されるとともに、第5及び第6のスイッチング素子の後段と補助コンデンサとの間の電源線間には、補助スイッチング素子として第7及び第8のスイッチング素子が直列に接続されている。この第7及び第8のスイッチング素子間の接続点と第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点とは、互いに短絡接続されている。
そして、一方の電源線側の第5のスイッチング素子と他方の電源線側の第8のスイッチング素子との組みと、その反対側の第6のスイッチング素子と第7のスイッチング素子との組みが交互にオンオフ制御されて、第1及び第2の平滑コンデンサのいずれか一方の端子間電圧がインバータ回路に印加するようになっている。つまり、第1及び第2の平滑コンデンサのいずれか一方の端子間電圧は、上記した200V仕様の平滑コンデンサの端子間電圧と同等となるため、インバータ回路以降を200V仕様のものと共通の構成としている。
また、この400V仕様の電源装置においても、第5及び第6のスイッチング素子を、交流変換時にオンオフ制御されているインバータ回路のスイッチング素子がオフするよりも所定時間前にオフさせることで、ソフトスイッチング制御が可能となっている。
特開2003−311408号公報
しかしながら、上記のように、200V仕様のものと400V仕様のものとがそれぞれ個別に存在することは、煩雑である。そのため、1つの電源装置で200V系と400V系の2つの電圧値に対応したいとの要求がある。
そこで、400V仕様の電源装置をベースとし、400V系入力の場合は上記のように動作させる一方、200V系入力の場合は、第7及び第8のスイッチング素子を常時オフとして対応することが考えられる。
しかしながらこの対応では、第7及び第8のスイッチング素子を常時オフとすると、第1及び第2の平滑コンデンサ間の電圧が第7及び第8のスイッチング素子に逆接続されるダイオードを介して補助コンデンサを充電しつつインバータ回路に常時印加されることとなり、インバータ回路のスイッチング素子が略ゼロ電圧でオフできなくなる。つまり、この200V系入力時では、ソフトスイッチング制御を行っても、スイッチング損失低減というその制御の効果が得られなくなってしまうという問題がある。
また別の対策として、200V仕様の電源装置にコイルやスイッチング素子等を含む数多くの電気回路部品で構成される降圧直流チョッパ回路を追加し、400V系入力の場合に、そのチョッパ回路で直流電圧を200V系と同等の電圧値まで降圧することも考えられるが、このような降圧直流チョッパ回路を追加することは大掛かりで電源装置の大型化を招き、また大幅なコストアップを招くことから得策ではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で、異なる2つの入力電圧に対応することができる電源装置及びアーク加工用電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、整流回路及びその出力側の一対の電源線間に直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサを有し、入力交流電源を整流・平滑化した直流電圧に変換する直流変換回路と、第1〜第4のスイッチング素子を用いたブリッジ回路で構成され、その第1〜第4のスイッチング素子が所定組み毎でオンオフ駆動して前記各電源線を介して供給された前記直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ回路と、前記直流変換回路と前記インバータ回路前段の前記各電源線間に接続される補助コンデンサとの間において、第5及び第6のスイッチング素子が前記各電源線上に配置され第7及び第8のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されてなり、第1の電圧値の前記入力交流電源の入力時には前記第1及び第2の平滑コンデンサの両端電圧を前記インバータ回路に供給する一方、第1の電圧値の倍の第2の電圧値の前記入力交流電源の入力時には第5〜第8のスイッチング素子の所定組み毎でオンオフ駆動して前記第1又は第2の平滑コンデンサの各端子間電圧を交互に前記インバータ回路に供給し、更に第5〜第8のスイッチング素子の所定の素子が前記第1〜第4のスイッチング素子のオフに先立ってオフして前記インバータ回路側への電圧供給を停止するソフトスイッチング制御が行われる補助スイッチング回路とを備えた電源装置であって、前記第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点と、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第1の切替手段が備えられていることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点と、補助スイッチング回路において電源線間に直列接続される第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間には、相互間を導通・遮断に切り替える第1の切替手段が備えられる。そして、高電圧の第2の電圧値の交流電圧入力時には第1の切替手段が導通されることで、第1又は第2の平滑コンデンサの各端子間電圧が交互にインバータ回路に供給可能となる。また、第1の電圧値の交流電圧入力時には第1の切替手段が遮断されることで、第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点の電圧が第7及び第8のスイッチング素子に備えられる逆接続のダイオードを介してインバータ回路側に供給されることが確実に防止され、ソフトスイッチング制御の効果が確実に得られるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置において、前記第1の切替手段は、導通・遮断の切り替えが制御可能に構成されるものであって、前記第2の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を導通に切り替え、前記第1の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を遮断に切り替えるよう制御する切替制御手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、切替制御手段の制御により、第2の電圧値の交流電圧入力に基づいて第1の切替手段が導通に切り替えられ、第1の電圧値の交流電圧入力に基づいて第1の切替手段が遮断に切り替えられる。つまり、切替手段の切り替えが切替制御手段の制御により自動で行われ、人による操作を必要としない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電源装置において、前記インバータ回路では、前記第1及び第3のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されるとともに、前記第2及び第4のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されて構成されるものであり、前記第1及び第3のスイッチング素子間の接続点又は前記第2及び第4のスイッチング素子間の接続点のいずれかと、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第2の切替手段が備えられ、前記第7及び第8のスイッチング素子は、前記第2の切替手段の導通により並列となる前記インバータ回路のスイッチング素子と同一のオンオフ制御が行われることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第3のスイッチング素子間の接続点又は第2及び第4のスイッチング素子間の接続点のいずれかと、第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間には、相互間を導通・遮断に切り替える第2の切替手段が備えられる。そして、第1の切替手段の導通時(第2の電圧値の交流電圧入力時)に第2の切替手段が遮断されることで上記した第2の電圧値の交流電圧入力時と同様の動作が可能であり、第1の切替手段の遮断時(第1の電圧値の交流電圧入力時)に第2の切替手段が導通されることで、第7及び第8のスイッチング素子は、第2の切替手段の導通により並列となるインバータ回路のスイッチング素子と同一のオンオフ制御が行われ、インバータ回路の一部として動作する。これにより、第7及び第8のスイッチング素子と並列となったインバータ回路のスイッチング素子に流れる電流を二分でき、該スイッチング素子での熱の発生が低減される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電源装置において、前記第1及び第2の切替手段は、導通・遮断の切り替えが制御可能に構成されるものであって、前記第2の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を導通、前記第2の切替手段を遮断に切り替え、前記第1の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を遮断、前記第2の切替手段を導通に切り替えるよう制御する切替制御手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、切替制御手段の制御により、第2の電圧値の交流電圧入力に基づいて第1の切替手段が導通、第2の切替手段が遮断に切り替えられ、第1の電圧値の交流電圧入力に基づいて第1の切替手段が遮断、第2の切替手段が導通に切り替えられる。つまり、切替手段の切り替えが切替制御手段の制御により自動で行われ、人による操作を必要としない。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置において、前記切替手段は、1個のスイッチで構成されていることをその要旨とする。
この発明では、切替手段は1個のスイッチで構成されることから、電源装置の回路構成を複雑としない。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源装置を用い、加工対象物のアーク加工を行うアーク加工用電圧を生成するように構成されているアーク加工用電源装置である。
この発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源装置が用いられて構成されるため、上記各請求項の作用効果が得られるアーク加工用電源装置を提供できる。
本発明によれば、単に電路の開閉を行う切替手段といった簡単な構成の追加で、異なる2つの入力電圧に対応することができる電源装置及びアーク加工用電源装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のアーク加工用電源装置11を備えたアーク加工機10を示す。アーク加工機10は、その電源装置11から出力される加工用直流電圧をトーチTHに供給し、そのトーチTHから加工対象物Mに向けてアークを発生させることで、加工対象物Mに対してアーク溶接やアーク切断等のアーク加工を行う装置である。このようなアーク加工機10に用いるアーク加工用電源装置11は、入力された商用電源(三相交流電圧)を直流電圧に変換する直流変換回路12と、その直流電圧を所定の高周波交流電圧に変換するインバータ回路13とを備え、そのインバータ回路13からの高周波交流電圧を加工用直流電圧に更に変換している。
直流変換回路12は、6個のダイオードD1〜D6を用いたブリッジ回路で構成され三相の入力交流電源を全波整流する一次側整流回路DR1と、該整流回路DR1の出力側の第1及び第2の電源線L1,L2間に直列に接続され該整流回路DR1の出力電圧を平滑化する第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2とを有し、入力交流電源から直流電圧を生成する。この第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2は、それぞれ同容量のものが用いられる。また、直流変換回路12には、直流電圧を検出する電圧検出回路IVが電源線L1,L2間に接続されている。電圧検出回路IVは、検出した直流電圧を電圧検出信号Ivとして後述の出力制御回路SCに出力し、電源装置11に入力される交流電源が200V系か400V系かの判定等に用いられる。
インバータ回路13は、電源線L1,L2に接続され、4個のIGBTよりなる第1〜第4のスイッチング素子TR1〜TR4を用いたブリッジ回路で構成されている。第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3が電源線L1,L2間に直列に接続されるとともに、第2及び第4のスイッチング素子TR2,TR4が電源線L1,L2間に直列に接続され、スイッチング素子TR1のエミッタとスイッチング素子TR3のコレクタとの間が変圧器INTの一次側コイルの一端に、スイッチング素子TR2のエミッタとスイッチング素子TR4のコレクタとの間がその一次側コイルの他端にそれぞれ接続されている。尚、第1〜第4のスイッチング素子TR1〜TR4には、それぞれダイオードD11〜D14が逆接続されている。そして、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4の組みと、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3の組みとが出力制御回路SCの制御に基づいて交互にオンオフ駆動され、直流変換回路12からの直流電圧を所定の高周波交流電圧に変換して変圧器INTの一次側コイルに供給する。
インバータ回路13及び前記直流変換回路12の間には、補助スイッチング回路14及び補助コンデンサC3が備えられている。補助スイッチング回路14は、4個のIGBTよりなる第5〜第8のスイッチング素子TR5〜TR8を備え、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2の後段の電源線L1上に第5のスイッチング素子TR5が、電源線L2上に第6のスイッチング素子TR6がそれぞれ配置されている。第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8は、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6の後段の電源線L1,L2間に直列に接続されている。尚、第5〜第8のスイッチング素子TR5〜TR8には、それぞれダイオードD15〜D18が逆接続されている。第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8の後段の電源線L1,L2間には、補助コンデンサC3が接続されている。
また、第7のスイッチング素子TR7のエミッタと第8のスイッチング素子TR8のコレクタ間の接続点N2と、前記第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1との間には、本実施形態ではリレーよりなる切替スイッチS1が接続されている。そして、切替スイッチS1は、出力制御回路SCの制御に基づき、入力交流電源が200V系と判定された時にはオフされて両接続点N1,N2を遮断し、入力交流電源が400V系と判定された時にはオンされて両接続点N1,N2を導通する。また、第5〜第8のスイッチング素子TR5〜TR8は、出力制御回路SCの制御に基づいてインバータ回路13の第1〜第4のスイッチング素子TR1〜TR4のスイッチング損失を低減すべく該スイッチング素子TR1〜TR4と同期させてオンオフ駆動されるとともに、入力交流電源が200V系と400V系とで異なる制御が行われる。
インバータ回路13で生成された高周波交流電圧は、変圧器INTの一次側コイルに供給され、該変圧器INTの二次側には、二次整流回路DR2及び直流リアクトルDCLが備えられる。二次整流回路DR2及び直流リアクトルDCLは、インバータ回路13からの高周波交流電圧をアーク加工用直流電圧に変換し、この加工用直流電圧は、直流リアクトルDCL側の出力線L3を介してトーチTHに出力される。一方、出力線L4は加工対象物Mと接続され、加工用直流電圧の供給に基づきトーチTHから加工対象物Mに向けてアークが生じるようになっている。
また、出力線L4上には、実出力電流値を検出する出力電流検出回路IDが接続されている。出力電流検出回路IDは、検出した出力電流値を出力電流検出信号Idとして比較演算回路ERに出力し、該比較演算回路ERでは、その出力電流検出信号Idと、出力電流設定器IRからの出力電流設定信号Irとが比較される。因みに、出力電流設定器IRでは、アーク加工を行う加工対象物Mに応じた出力電流値となるように人の操作等によりその出力電流値の設定がなされ、その設定に応じた出力電流設定信号Irが比較演算回路ERに出力される。比較演算回路ERは、出力電流検出信号Idと出力電流設定信号Irとを比較した比較演算信号Er、即ち出力電流値と設定値との偏差を比較演算信号Erとして出力制御回路SCに出力し、出力制御回路SCでのフィードバック制御に用いられる。
出力制御回路SCは、先ず、電圧検出回路IVから電圧検出信号Ivの入力に基づいて、直流変換回路12で生成する直流電圧を検出し、この検出に基づいて入力交流電圧が200V系か400V系かを判定している。出力制御回路SCは、400V系入力と判定した場合には切替スイッチS1をオンに切り替え、200V系入力と判定した場合には切替スイッチS1をオフに切り替えて、各入力に応じた図2及び図3のタイミング波形に従ってインバータ回路13及び補助スイッチング回路14を制御する。因みに、入力交流電源投入前では、切替スイッチS1は400V系入力に対応可能にオン状態とされている。
[400V系入力の場合]
400V系入力の場合では、出力制御回路SCにより切替スイッチS1がオン状態に切り替えられ、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とが導通状態とされる。そして、図2のタイミング波形に従った制御がなされる。
出力制御回路SCは、出力電流設定器IRでの入力からの出力電流設定値に基づくオン時間で、インバータ回路13の第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4の組みと第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3の組みとを交互にオンオフ動作させる。因みにこの場合、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4は、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオンに切り替わる少なくとも所定時間t2前にはオフに切り替えられ、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3は、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオンに切り替わる少なくとも所定時間t4前にはオフに切り替えられる。そして、出力制御回路SCは、出力電流設定器IRにおいて出力電流設定値が増加されると、各スイッチング素子TR1〜TR4のオン時間を所定時間t2,t4の確保可能な範囲で長く設定し、出力電流設定値が減少されると、各スイッチング素子TR1〜TR4のオン時間を短く(所定時間t2,t4を長く)設定する。また、出力制御回路SCは、実際の出力電流値(出力電流検出信号Id)を用いたフィードバック制御を行っており、実際の出力電流値と出力電流設定値との偏差(比較演算信号Er)に基づいて各スイッチング素子TR1〜TR4のその時々のオン時間を調整している。
また、補助スイッチング回路14において、出力制御回路SCは、前記インバータ回路13の各スイッチング素子TR1〜TR4のオンオフ動作と対応させて第5〜第8のスイッチング素子TR5〜TR8をオンオフ動作させている。この場合、第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8は、オン時には第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4と同時にオンされ、オフ時には第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオフに切り替わる所定時間t1前にオフされる。また、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7は、オン時には第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3と同時にオンされ、オフ時には第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオフに切り替わる所定時間t3前にオフされる。
第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8がオンすると、インバータ回路13には、第1の平滑コンデンサC1の端子間電圧、即ち400V系の入力交流電源を直流電圧に変換した電圧の半分の電圧(200V系入力時の直流電圧と同等の電圧)が供給されることになる。これにより、この第1の平滑コンデンサC1側の充電電圧が、同時にオンされる第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4を介して変圧器INTの一次側コイルに印加される。
第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4のオフ時には、そのオフに先立って所定時間t1前に第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8がオフされるソフトスイッチング制御が行われることで、直流変換回路12からインバータ回路13側への直流電圧の供給が先に停止され、やがて補助コンデンサC3の放電が完了する所定時間t1経過後に第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオフされる。これにより、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4にかかる電圧が略ゼロ電圧で該スイッチング素子TR1,TR4がオフされ、ソフトスイッチング制御の効果であるスイッチング損失の低減がなされる。尚、第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8のオフ時において、第1の平滑コンデンサC1と補助コンデンサC3との端子間電圧が同等となることから、第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8の両端子間電圧がそれぞれ略ゼロ電圧となり、第5及び第8のスイッチング素子TR5,TR8でのスイッチング損失も低減されている。
また、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7のオン時についても同様であり、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7がオンすると、インバータ回路13には、第2の平滑コンデンサC2の端子間電圧、即ち400V系の入力交流電源を直流電圧に変換した電圧の半分の電圧(200V系入力時の直流電圧と同等の電圧)が供給されることになる。これにより、この第2の平滑コンデンサC2側の充電電圧が同時にオンされる第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3を介して変圧器INTの一次側コイルに逆方向電圧として印加される。
第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3のオフ時には、そのオフに先立って所定時間t3前に第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7がオフされるソフトスイッチング制御が行われることで、直流変換回路12からインバータ回路13側への直流電圧の供給が先に停止され、やがて補助コンデンサC3の放電が完了する所定時間t3経過後に第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオフされる。これにより、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3にかかる電圧が略ゼロ電圧で該スイッチング素子TR2,TR3がオフされ、この場合もソフトスイッチング制御の効果であるスイッチング損失の低減がなされる。尚、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7のオフ時において、第2の平滑コンデンサC2と補助コンデンサC3との端子間電圧が同等となることから、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7の両端子間電圧がそれぞれ略ゼロ電圧となり、第6及び第7のスイッチング素子TR6,TR7でのスイッチング損失も低減されている。
そして、このように400V系入力時においては、補助スイッチング回路14にて200V系入力時の直流電圧と同等の電圧に降圧してインバータ回路13に供給するとともに、インバータ回路13の各スイッチング素子TR1〜TR4のスイッチング損失を低減するソフトスイッチング制御が行われている。
[200V系入力の場合]
200V系入力の場合では、出力制御回路SCにより切替スイッチS1がオフ状態に切り替えられ、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とが遮断状態とされる。そして、図3のタイミング波形に従った制御がなされる。
出力制御回路SCは、この200V系入力時でも同様に、出力電流設定器IRでの入力からの出力電流設定値に基づくオン時間で、インバータ回路13の第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4の組みと第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3の組みとを交互にオンオフ動作させる。因みにこの場合、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4は、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオンに切り替わる少なくとも所定時間t2前にはオフに切り替えられ、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3は、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオンに切り替わる少なくとも所定時間t4前にはオフに切り替えられる。そして、出力制御回路SCは、出力電流設定値に応じて各スイッチング素子TR1〜TR4のオン時間を設定するとともに、各スイッチング素子TR1〜TR4のその時々のオン時間をフィードバック制御により調整している。
また、補助スイッチング回路14において、出力制御回路SCは、前記インバータ回路13の各スイッチング素子TR1〜TR4のオンオフ動作と対応させて第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6をオンオフ動作させる一方、この200V系入力時では第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8をオフ状態に維持している。この200V系入力時では、第5のスイッチング素子TR5は、オン時には第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3と同時にオンされる一方、オフ時には第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオフに切り替わる所定時間t1前にオフされる。つまり、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオフに切り替わる所定時間t1前から第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオンとなるまでの期間、第5のスイッチング素子TR5はオフし、それ以外の期間はオンされている。また、第6のスイッチング素子TR6は、オン時には第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4と同時にオンされる一方、オフ時には第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオフに切り替わる所定時間t3前にオフされる。つまり、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3がオフに切り替わる所定時間t3前から第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4がオンとなるまでの期間、第6のスイッチング素子TR6はオフし、それ以外の期間はオンされている。
そのため、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6がともにオンする期間では、インバータ回路13には、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2の両端電圧、即ち直流変換回路12からの直流電圧が供給されることになる。これにより、この直流電圧が第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4のオン期間、及び第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3のオン期間において変圧器INTの一次側コイルにそれぞれ逆方向電圧として印加される。
また、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4のオフ時には、そのオフに先立って所定時間t1前に第5のスイッチング素子TR5がオフされるソフトスイッチング制御が行われることで、第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4は略ゼロ電圧でオフされ、ソフトスイッチング制御の効果であるスイッチング損失の低減がなされる。また、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3のオフ時についても同様に、そのオフに先立って所定時間t3前に第6のスイッチング素子TR6がオフされるソフトスイッチング制御が行われることで、第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3は略ゼロ電圧でオフされ、ソフトスイッチング制御の効果であるスイッチング損失の低減がなされる。
ここで、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6をインバータ回路13のスイッチング素子TR1〜TR4に先立ってオフとするソフトスイッチング制御を行う際、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とを導通状態として従来と同構成とした場合では、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1の電圧が第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8に逆接続されているダイオードD17,D18を介してインバータ回路13に供給されてしまい、そのソフトスイッチング制御の効果が得られない。
これに対し、本実施形態では、接続点N1,N2間が切替スイッチS1にて遮断されているため、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1の電圧がインバータ回路13に供給されることが防止され、この200V系入力時においてもソフトスイッチング制御のスイッチング損失低減効果が得られるようになっている。尚、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6のオフ時においても同様に、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2の両端電圧と補助コンデンサC3との端子間電圧が同等となることから、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6の両端子間電圧がそれぞれ略ゼロ電圧となり、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6でのスイッチング損失も低減されている。
そして、このように200V系入力時においては、補助スイッチング回路14にて直流電圧の降圧を行わないでインバータ回路13に供給するとともに、インバータ回路13の各スイッチング素子TR1〜TR4のスイッチング損失を低減するソフトスイッチング制御が行われている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と、補助スイッチング回路14において電源線L1,L2間に直列接続される第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2との間には、相互間を導通・遮断に切り替えるリレーよりなる切替スイッチS1(第1の切替手段)が備えられている。そして、第2の電圧値としての400V系入力時には切替スイッチS1が導通されることで、第1又は第2の平滑コンデンサC1,C2の各端子間電圧が交互にインバータ回路13に供給可能となる。また、第1の電圧値としての200V系入力時には切替スイッチS1が遮断されることで、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1の電圧が第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8に備えられる逆接続のダイオードD17,D18を介してインバータ回路13側に供給されることが確実に防止され、ソフトスイッチング制御の効果が確実に得られるようになる。このように本実施形態では、単に電路の開閉を行う切替スイッチS1といった簡単な構成の追加で、異なる2つの入力電圧に対応可能なアーク加工用電源装置11を提供することができる。
(2)本実施形態では、出力制御回路SCの制御により、400V系入力の判定に基づいて切替スイッチS1が導通に切り替えられ、200V系入力の判定に基づいて切替スイッチS1が遮断に切り替えられる。つまり、切替スイッチS1の切り替えが出力制御回路SCの制御により自動で行われるため、人による操作を必要としない。
(3)本実施形態では、切替スイッチS1は1個のスイッチ(リレー)で構成されることから、電源装置11の回路構成を複雑としない。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態のアーク加工用電源装置は、前記第1の実施形態の回路構成に対して切替スイッチが更に追加されて構成されている。
図4に示すアーク加工用電源装置11aでは、同様に、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と、補助スイッチング回路14の第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2との間に、リレーよりなる切替スイッチS1(第1の切替スイッチ)が接続されている。これに加え、その第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2と、インバータ回路13の第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3間の接続点N3との間に、リレーよりなる第2の切替スイッチS2が接続されている。これら切替スイッチS1,S2は、出力制御回路SCの制御に基づいて、400V系入力時にはオン/オフ、200V系入力時にはオフ/オンというように相補で切り替えられる。そして、出力制御回路SCは、各入力に応じた図5及び図6のタイミング波形に従ってインバータ回路13及び補助スイッチング回路14を制御する。
[400V系入力の場合]
400V系入力の場合では、出力制御回路SCにより切替スイッチS1がオン状態に切り替えられ、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とが導通状態とされる。また、切替スイッチS2がオフ状態に切り替えられ、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2と第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3間の接続点N3とが遮断状態とされる。
つまり、これら切替スイッチS1,S2の開閉状態では、前記第1の実施形態の電源装置11と同様の構成となり、本実施形態の出力制御回路SCは、図5に従った前記第1の実施形態の400V系入力時の制御と同一の制御を行っている。従って、本実施形態のアーク加工用電源装置11aにおいても、この400V系入力時では、補助スイッチング回路14にて200V系入力時の直流電圧と同等の電圧に降圧してインバータ回路13に供給するとともに、インバータ回路13の各スイッチング素子TR1〜TR4のスイッチング損失を低減するソフトスイッチング制御が行われる。
[200V系入力の場合]
200V系入力の場合では、出力制御回路SCにより切替スイッチS1がオフ状態に切り替えられ、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とが遮断状態とされる。また、切替スイッチS2がオン状態に切り替えられ、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2と第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3間の接続点N3とが導通状態とされる。
そして、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6は、本実施形態の出力制御回路SCにより、図6に従った前記第1の実施形態の200V系入力時の制御と同一の制御が行われる。即ち、第5のスイッチング素子TR5が第1及び第4のスイッチング素子TR1,TR4のオフに先立って(所定時間t1前に)オフされ、第6のスイッチング素子TR6が第2及び第3のスイッチング素子TR2,TR3のオフに先立って(所定時間t3前に)オフされるソフトスイッチング制御が行われる。
また、切替スイッチS1,S2の開閉状態により、第7のスイッチング素子TR7が第1のスイッチング素子TR1と並列に、第8のスイッチング素子TR8が第3のスイッチング素子TR3と並列に接続された状態となる。そのため、本実施形態の出力制御回路SCは、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8を第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3と同一のオンオフ制御を行い、インバータ回路13の一部として動作させる。つまり、切替スイッチS1がオフして第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1と第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2とを遮断状態としていることから、このような第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8の使い方が可能となっている。尚、切替スイッチS1による接続点N1,N2間の遮断により、本実施形態においても、第1及び第2の平滑コンデンサC1,C2間の接続点N1の電圧がインバータ回路13側に供給されることが防止され、ソフトスイッチング制御への影響も防止されている。
また、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8をインバータ回路13の一部として動作させることで、本来第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3に流れていた電流が半分となる。これにより、第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3での熱の発生を低減でき、電流容量の小さい小型で低コストなスイッチング素子を用いることも可能となる。
因みに、一方のスイッチング素子のコレクタと他方のスイッチング素子のエミッタとが接続された一対で1つのパッケージで構成されているものがあり、本実施形態においてそのパッケージ化された対のスイッチング素子を使用して構成した場合、図4の破線で囲んだ素子が組みとなる。具体的には、第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3の組みと、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8の組みと、第5及び第2のスイッチング素子TR5,TR2の組みと、第6及び第4のスイッチング素子TR6,TR4の組みとで分けられる。
即ち、第1、第3、第7及び第8のスイッチング素子TR1,TR3,TR7,TR8の発熱が抑えられることから、電流容量の小さなパッケージのもの(例えば150A)を選定可能である。一方、第5及び第6のスイッチング素子TR5,TR6は、オン時間が長いため、電流容量の大きなもの(例えば300A)を選定するのが望ましい。しかしながらこの場合、パッケージの構成から同一パッケージで構成できないため、残っていた第2及び第4のスイッチング素子TR2,TR4とそれぞれ組とされる。従って、対のスイッチング素子のパッケージを使用して構成する場合、このように合理的な組み分けが可能である。
次に、前記第1の実施形態の作用効果に加えて、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3間の接続点N3と、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8間の接続点N2との間には、相互間を導通・遮断に切り替えるリレーよりなる切替スイッチS2(第2の切替手段)が備えられている。そして、切替スイッチS1の導通時(400V系入力時)に切替スイッチS2が遮断されることで400V系入力時と同様の動作が可能であり、切替スイッチS1の遮断時(200V系入力時)に切替スイッチS2が導通されることで、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8は、切替スイッチS2の導通により並列となるインバータ回路13のスイッチング素子TR1,TR3と同一のオンオフ制御が行われ、インバータ回路13の一部として動作する。これにより、第7及び第8のスイッチング素子TR7,TR8と並列となったスイッチング素子TR1,TR3に流れる電流を二分でき、該スイッチング素子TR1,TR3での熱の発生を低減することができる。
(2)本実施形態では、出力制御回路SCの制御により、400V系入力の判定に基づいて切替スイッチS1が導通、切替スイッチS2が遮断に切り替えられ、200V系入力の判定に基づいて切替スイッチS1が遮断、切替スイッチS2が導通に切り替えられる。つまり、切替スイッチS1の切り替えが出力制御回路SCの制御により自動で行われるため、人による操作を必要としない。
(3)本実施形態では、切替スイッチS2は、切替スイッチS1とともにそれぞれ1個のスイッチ(リレー)で構成されることから、電源装置11aの回路構成を複雑としない。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1及び第2の実施形態では、切替手段としての切替スイッチS1及び切替スイッチS2をそれぞれ1個のリレーで構成したが、リレー以外で出力制御回路SCによる制御が可能なスイッチや、手動切替によるスイッチ等で構成してもよい。尚、第2の実施形態に手動切替スイッチを用いた場合、互いのスイッチを連動させるとよい。また、切替手段を2以上の回路部品を用いたスイッチ回路で構成してもよい。
・上記第2の実施形態では、切替スイッチS2の一端をインバータ回路13の第1及び第3のスイッチング素子TR1,TR3間の接続点N3に接続したが、第2及び第4のスイッチング素子TR2,TR4間の接続点に接続してもよい。
・上記第1及び第2の実施形態では、各スイッチング素子TR1〜TR8にIGBTを用いたが、IGBT以外のスイッチング素子を用いて構成してもよい。
・上記第1及び第2の実施形態では、アーク加工用電源装置11,11aに実施したが、アーク加工用以外の目的で用いられる電源装置、例えば直流変換回路12、インバータ回路13及び補助スイッチング回路14を有する交流−交流変換電源装置に実施してもよい。また、インバータ回路13及び補助スイッチング回路14を有する直流−交流変換電源装置に実施してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 第1〜第4のスイッチング素子を用いたブリッジ回路で構成され、その第1〜第4のスイッチング素子が所定組み毎でオンオフ駆動して一対の電源線を介して供給された直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ回路と、
前記各電源線間に直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサと前記インバータ回路前段の前記各電源線間に接続される補助コンデンサとの間において、第5及び第6のスイッチング素子が前記各電源線上に配置され第7及び第8のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されてなり、第1の電圧値の前記入力交流電源の入力時には前記第1及び第2の平滑コンデンサの両端電圧を前記インバータ回路に供給する一方、第1の電圧値の倍の第2の電圧値の前記入力交流電源の入力時には第5〜第8のスイッチング素子の所定組み毎でオンオフ駆動して前記第1又は第2の平滑コンデンサの各端子間電圧を交互に前記インバータ回路に供給し、更に第5〜第8のスイッチング素子の所定の素子が前記第1〜第4のスイッチング素子のオフに先立ってオフして前記インバータ回路側への電圧供給を停止するソフトスイッチング制御が行われる補助スイッチング回路と
を備えた電源装置であって、
前記第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点と、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第1の切替手段が備えられていることを特徴とする電源装置。
このように構成すれば、上記請求項1と同様の作用効果を有する。
(ロ) 上記(イ)に記載の電源装置において、
前記インバータ回路では、前記第1及び第3のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されるとともに、前記第2及び第4のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されて構成されるものであり、
前記第1及び第3のスイッチング素子間の接続点又は前記第2及び第4のスイッチング素子間の接続点のいずれかと、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第2の切替手段が備えられ、
前記第2の切替手段にて導通とされた前記第1及び第3のスイッチング素子又は前記第2及び第4のスイッチング素子のいずれかと、前記第7及び第8のスイッチング素子とは、同一のオンオフ制御が行われることを特徴とする電源装置。
このように構成すれば、上記請求項3と同様の作用効果を有する。
第1の実施形態におけるアーク加工用電源装置を示す回路図である。 第1の実施形態における400V系入力時の波形図である。 第1の実施形態における200V系入力時の波形図である。 第2の実施形態におけるアーク加工用電源装置を示す回路図である。 第2の実施形態における400V系入力時の波形図である。 第2の実施形態における200V系入力時の波形図である。
符号の説明
11,11a…電源装置、12…直流変換回路、13…インバータ回路、14…補助スイッチング回路、C1,C2…第1,第2の平滑コンデンサ、C3…補助コンデンサ、DR1…整流回路としての一次側整流回路、L1,L2…電源線、M…加工対象物、N1,N2,N3…接続点、S1,S2…第1,第2の切替手段としての切替スイッチ、SC…切替制御手段としての出力制御回路、TR1〜TR8…第1〜第8のスイッチング素子。

Claims (6)

  1. 整流回路及びその出力側の一対の電源線間に直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサを有し、入力交流電源を整流・平滑化した直流電圧に変換する直流変換回路と、
    第1〜第4のスイッチング素子を用いたブリッジ回路で構成され、その第1〜第4のスイッチング素子が所定組み毎でオンオフ駆動して前記各電源線を介して供給された前記直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバータ回路と、
    前記直流変換回路と前記インバータ回路前段の前記各電源線間に接続される補助コンデンサとの間において、第5及び第6のスイッチング素子が前記各電源線上に配置され第7及び第8のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されてなり、第1の電圧値の前記入力交流電源の入力時には前記第1及び第2の平滑コンデンサの両端電圧を前記インバータ回路に供給する一方、第1の電圧値の倍の第2の電圧値の前記入力交流電源の入力時には第5〜第8のスイッチング素子の所定組み毎でオンオフ駆動して前記第1又は第2の平滑コンデンサの各端子間電圧を交互に前記インバータ回路に供給し、更に第5〜第8のスイッチング素子の所定の素子が前記第1〜第4のスイッチング素子のオフに先立ってオフして前記インバータ回路側への電圧供給を停止するソフトスイッチング制御が行われる補助スイッチング回路と
    を備えた電源装置であって、
    前記第1及び第2の平滑コンデンサ間の接続点と、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第1の切替手段が備えられていることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記第1の切替手段は、導通・遮断の切り替えが制御可能に構成されるものであって、
    前記第2の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を導通に切り替え、前記第1の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を遮断に切り替えるよう制御する切替制御手段を備えたことを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置において、
    前記インバータ回路では、前記第1及び第3のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されるとともに、前記第2及び第4のスイッチング素子が前記各電源線間に直列接続されて構成されるものであり、
    前記第1及び第3のスイッチング素子間の接続点又は前記第2及び第4のスイッチング素子間の接続点のいずれかと、前記第7及び第8のスイッチング素子間の接続点との間に、相互間を導通・遮断に切り替える第2の切替手段が備えられ、
    前記第7及び第8のスイッチング素子は、前記第2の切替手段の導通により並列となる前記インバータ回路のスイッチング素子と同一のオンオフ制御が行われることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記第1及び第2の切替手段は、導通・遮断の切り替えが制御可能に構成されるものであって、
    前記第2の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を導通、前記第2の切替手段を遮断に切り替え、前記第1の電圧値の前記入力交流電源の入力に基づいて前記第1の切替手段を遮断、前記第2の切替手段を導通に切り替えるよう制御する切替制御手段を備えたことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置において、
    前記切替手段は、1個のスイッチで構成されていることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源装置を用い、加工対象物のアーク加工を行うアーク加工用電圧を生成するように構成されていることを特徴とするアーク加工用電源装置。
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