JPH09239555A - 抵抗溶接機の制御装置 - Google Patents

抵抗溶接機の制御装置

Info

Publication number
JPH09239555A
JPH09239555A JP8048940A JP4894096A JPH09239555A JP H09239555 A JPH09239555 A JP H09239555A JP 8048940 A JP8048940 A JP 8048940A JP 4894096 A JP4894096 A JP 4894096A JP H09239555 A JPH09239555 A JP H09239555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
transformer
circuit
welding machine
primary side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8048940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3638700B2 (ja
Inventor
Kinya Ichikawa
川 欣 也 市
Suteo Fujino
野 捨 生 藤
Chihiro Okatsuchi
土 千 尋 岡
Tatsuaki Anpo
保 達 明 安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
NAS Toa Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
NAS Toa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, NAS Toa Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP04894096A priority Critical patent/JP3638700B2/ja
Publication of JPH09239555A publication Critical patent/JPH09239555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3638700B2 publication Critical patent/JP3638700B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接電流の変化範囲を狭めることなく、変圧
器2次側の無通電状態を確実に検出する。 【解決手段】 PWM回路26は、変圧器5の1次側検
出電流Iと電流基準I*との偏差を入力し、PWM信号
を駆動回路21を介してインバータ回路4に送ってい
る。電圧波形シミュレータ回路28及び変調率検出回路
29は、PWM回路26からのPWM信号に基き変圧器
5の1次側電圧V1 及び変調率Mを検出する。判定要素
演算回路30は、1次側検出電流I、1次側電圧V1
変調率Mを入力して、変圧器5の2次側が無通電状態に
有るか否かについての判定要素を演算する。レベル検出
器24は、この判定要素のレベルを検出し、無通電検出
回路25は、そのレベルが所定値以上又は所定値以下の
場合に無通電状態と判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路の
PWM制御により、変圧器を介して溶接電流を供給す
る、抵抗溶接機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接機の制御装置としてインバータ
を用いるものがある。この種の従来の装置を図3に示
す。
【0003】交流電源1の交流電圧は整流器2で直流に
変換され、コンデンサ3で平滑された後、IGBT(ス
イッチ素子)41〜44で成るインバータ4により、1
kHz程度の高周波の交流に変換され、変圧器5により
低い交流電圧に変換された後、整流器7で直流に変換さ
れて溶接電極9に直流の溶接電流として供給される。溶
接電極9への配線部には浮遊インダクタンス8が存在
し、直流の溶接電流の平滑化に有効に作用している。
【0004】溶接電流の大きさは電流基準I* により制
御される。すなわち、溶接電流は変流器6を介して変圧
器5の一次電流として検出された後、溶接電流シミュレ
ータ回路12により直流溶接電流の模擬信号(変圧器5
の一次側には溶接電流の内整流器7の環流電流は流れな
い)として検出される。電流制御器13は、この検出電
流1を電流基準I* と比較し、その偏差を減少させるよ
うに電流制御信号aを出力する。この信号aは比較器1
5でキャリア発生器14から出力される三角波bと比較
されPWM信号cとなる。キャリア発生器14は三角波
の周期に同期した信号dを出力し、分配回路16は信号
dに応じて出力信号e,fのいずれか一方をアクティブ
にする。これによりアンド回路17と18を介して駆動
回路21と22に交互にPWM信号cが与えられる。
【0005】一方、起動回路19から駆動信号gが入力
されるとタイマー20が動作して設定時間のみ通電信号
hが出力され、駆動回路21,22を動作状態にするこ
とによりスイッチング信号j,kが交互に出力される。
したがって、IGBT41,IGBT44のグループと
IGBT43,IGBT42のグループが交互にオンし
て高周波の交流電圧が変圧器5の一次側に与えられ、溶
接電流と溶接時間の制御が行われる。
【0006】ところで、溶接電極9やその配線ケーブル
等に傷損が発生し、変圧器5の2次側が無通電状態にな
った場合は、これを検出して警報を出力することが必要
となる。
【0007】従来は、平均値検出回路23が、シミュレ
ータ回路12から1次側検出電流Iを入力してこれを平
均化し、レベル検出器24がそのレベルを検出してい
た。そして、無通電検出回路25は、検出レベルが、変
圧器5の励磁電流(一般に定格の1〜3%程度)よりや
や高いレベル(定格の5〜6%程度)を検出した場合
は、変圧器5の2次側が無通電状態になっていると判別
し、警報を出力していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、変圧器の周波
数が低い(例えば、50/60Hz)用途の場合、コス
ト上の理由により、この変圧器の鉄心の磁束密度を比較
的高く設計する場合が多い。そのため、励磁電流が増加
したり変圧器が飽和したりするので、レベル検出器24
の検出レベルを上昇させないと誤動作が発生する。しか
し、検出レベルを上昇させることは、電流基準I* の下
限値が制限されることになり、溶接電流の変化範囲を狭
くしてしまうという問題を生じさせることになる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、溶接電流の変化範囲を狭めることなく、変圧器2
次側の無通電状態を確実に検出することが可能な抵抗溶
接機の制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、変圧器の1次側
にインバータ回路を接続すると共に、この変圧器の2次
側に溶接電極を接続し、インバータ回路の交流出力をP
WM制御することにより溶接電流の制御を行う抵抗溶接
機の制御装置において、前記変圧器の1次側に流れる電
流を検出する電流検出手段と、前記PWM制御を行う際
に生成するPWM信号から前記変圧器の1次側電圧を演
算する電圧波形シミュレータ回路と、前記PWM制御を
行う際に生成するPWM信号から変調率を検出する変調
率検出回路と、前記電流検出手段、前記電圧波形シミュ
レータ回路、前記変調率検出回路からの信号入力に基い
て、前記変換器の2次側が無通電状態になっているか否
かについての判定要素を演算する判定要素演算回路と、
前記判定要素演算回路の演算した判定要素のレベルを検
出するレベル検出回路と、前記レベル検出回路が検出し
たレベルが所定値以上又は所定値以下となった場合に、
前記変圧器の2次側が無通電状態になっていることを判
別する無通電検出回路と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧
位相又は1次側電流基準位相の90度付近における1次
側検出電流であること、を特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧
位相又は1次側電流基準位相の90度付近におけるPW
M変調率及び1次側検出電流であり、前記無通電検出回
路は、前記PWM変調率が1であり、且つ前記1次側検
出電流が所定値以下である場合に、前記無通電状態と判
別するものである、ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記1次側電圧位相又は
1次側電流基準位相の180度手前付近から180度ま
での区間におけるPWM変調率及び1次側検出電流であ
り、前記無通電検出回路は、前記1次側検出電流が電流
基準付近のレベルを維持し、且つ前記PWM変調率が次
第に低下している場合に、前記無通電状態と判別するも
のである、ことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧
位相に対する1次側検出電流位相の遅れであり、前記無
通電検出回路は、前記遅れが約90度となった場合に、
前記無通電状態と判別するものである、ことを特徴とす
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側検出
電流についての実効値と平均値との比又はピーク値と平
均値との比であり、前記無通電検出回路は、前記実効値
と平均値との比又は前記ピーク値と平均値との比が所定
値以上である状態が所定区間以上継続した場合に、前記
無通電状態と判別するものである、ことを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧
又は変調率の変化率と1次側検出電流の変化率であり、
前記無通電検出回路は、前記両変化率の極性が一致しな
い区間を検出した場合に、前記無通電状態と判別するも
のである、ことを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧
及び1次側検出電流に基き求められる電力又は力率であ
り、前記無通電検出回路は、前記電力又は力率が所定値
以下である場合に、前記無通電状態と判別するものであ
る、ことを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記判定要素は、前記変圧器の1次側検出
電流であり、前記無通電検出回路は、前記1次側検出電
流の所定値以上となる区間が所定区間より短い場合に、
前記無通電状態と判別するものである、ことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の構成図
であり、図3と同様の構成要素には同一符号を付して重
複した説明を省略する。なお、本実施形態では、電流基
準I* を商用周波数程度の交流とし、これを変圧器5の
2次側では整流せずに、そのまま用いることとしてい
る。したがって、変圧器5は大きくなるものの整流回路
のダイオードか不要となるので、2次側のロスを少くす
ることができる。
【0020】図1において、電流制御回路13は電流基
準I* 及び1次側検出電流Iを入力し、これらの偏差信
号を出力する。PWM回路26は、電流制御回路13か
らの信号をルート化したPWM信号を、クロック回路2
7からのクロック信号に同期させて出力する。駆動回路
21は、このPWM信号によりインバータ回路4のIG
BT41〜44を駆動する。
【0021】PWM回路26は、また、電圧波形シミュ
レータ回路28及び変調率検出回路29にもPWM信号
を出力する。電圧波形シミュレータ回路28及び変調率
検出回路29は、それぞれPWM信号をルート化し、1
次側電圧波形信号及び変調波信号を判定要素演算回路3
0に出力する。
【0022】判定要素演算回路30は、変流器6からの
1次側検出電流I、電圧波形シミュレータ回路28から
の電圧波形信号、変調率検出回路29からの変調波信号
を入力し、変圧器5の2次側が無通電状態になっている
か否かを判定するための判定要素を演算する。レベル検
出回路24は、この判定要素のレベルを検出し、無通電
検出回路25は、この検出したレベルから、無通電状態
についての判別を行う。
【0023】図1のようなインバータ回路4によるPW
M制御では、電流基準I* と一致するように1次側検出
電流Iを制御するので、この1次側検出電流Iの最大値
が電流基準I* を大幅に超えることはない。そして、負
荷オープン時すなわち変圧器5の2次側無通電時には、
変圧器5の励磁電流(鉄心が飽和することが多い)を1
次側電流として検出することができる。鉄心が飽和する
と1次側電流は部分的には流れるがその波形率が悪化す
るなど種々の特徴が現われる。本発明は、変圧器5の2
次側が無通電状態になった場合に、1次側の波形に現わ
れる種々の特徴を利用して、この無通電状態を検出しよ
うとするものである。
【0024】図2は、変圧器5の1次側電圧V1 、1次
側検出電流I、電流基準I* の各波形を示したものであ
る。図2(a)は負荷オープン時すなわち2次側無通電
時のものであり、図2(b)は正常時のものである。
【0025】いま、2次側ケーブルの断線や溶接電極9
の圧接不良等により溶接条件ができていない場合には、
これを警報出力により知らせる必要がある。このような
状態では、図2(a)に示すように、時刻t0 にて電流
基準I* を入力し、インバータ回路4の出力により変圧
器5の1次側に全電圧を加え、電流Iを速やかに電流基
準I* と一致させるようにする。
【0026】しかし、変圧器5の2次側はオープンとな
っていため、検出電流Iは励磁電流のみで定格電流Iの
2〜3%程度である。そして、定常的には電流基準I*
の90°位相(時刻t1 )付近で励磁電流は最低とな
る。したがって、判定要素演算回路30により、1次側
電圧V1 又は電流基準I* の90°位相の位置における
1次側検出電流Iを求め、レベル検出回路24及び無通
電検出回路25により、そのレベルが著しく低いことを
検出した場合には変圧器5の2次側が無通電状態となっ
ていることを検出できる。
【0027】変圧器5の2次側が無通電状態になってい
ることは、図2(a)の波形に現われた次のような特徴
を利用することによっても検出することができる。
【0028】(イ)90°位相(時刻t1 )付近におけ
る変調率Mは1であり、そのときの検出電流Iのレベル
は著しく低いものとなっているが、これは負荷側に電流
を流すことができなくなっていることを意味しており、
無通電状態と判別することができる。
【0029】(ロ)時刻t2 〜t3 を見ると、時刻t2
で電流Iが電流基準I* と同レベルに到達し、時刻t3
まで同レベルを維持している。しかし、1次側電圧V1
及び変調率Mは、この間に急速に低下している。これ
は、時刻t2 で変圧器5が飽和したことを意味してお
り、これにより変圧器5の2次側の無通電を検出でき
る。
【0030】(ハ)1次側電圧V1 に対し、1次側検出
電流Iの位相が約90°遅れているが、これも変圧器5
が飽和して電力が負荷側に供給されていないことを意味
している。
【0031】(ニ)電力P及び力率は下記の演算式から
求められるが、この電力Pや力率が著しく低いことから
も2次側の無通電状態を検出できる。
【0032】
【数1】 (ホ)図2(a)と図2(b)との比較から明らかなよ
うに、図2(a)の検出電流Iの波形はピーク状となっ
ており、ピーク状となっている区間では、〔実効値/平
均値〕の値又は〔ピーク値/平均値〕の値が大きくなっ
ている。これらのことから2次側の無通電状態を検出で
きる。
【0033】(ヘ)図2(a)の検出電流Iと図2
(b)の検出電流Iとを比較してみれば明らかなよう
に、レベルが一定となる区間は図2(a)の方が著しく
短い。これらのことから2次側の無通電状態を検出でき
る。
【0034】(ト)図2(a)において、時刻t1 〜t
2 では電流Iが増加しているにもかかわらず電圧V1
一定であり、また、時刻t2 〜t3 では電圧V1 が低下
しているにもかかわらず電流Iが一定となっている。し
たがって、電圧V1 及び電流Iの変化率についての極性
を求め、両者の極性が一致しない区間がある場合には、
2次側が無通電状態になっていると判別できる。
【0035】上述した無通電状態の検出方法は、変圧器
1次側の各信号の波形の特徴を利用して行うものであ
り、電流基準I* のレベルを引上げる必要はない。した
がって、溶接電流の変化範囲を狭くすることなく、2次
側の無通電状態を検出することができる。そして、上記
の構成は、マイクロコンピュータにより容易に実現でき
る。
【0036】なお、図1では変圧器5の2次側を交流の
まま使用する構成について説明したが、図3のように変
圧器5の2次側を整流する方式に対しても本発明を適用
することができる。
【0037】また、上記実施形態では、変圧器5の1次
側電圧V1 をPWM信号から求めるようにしているが、
変圧器に3次巻線を設けたり、電圧検出用の変圧器を別
個に設けることにより1次側電圧V1 を求める構成とす
ることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、溶接電
流の変化範囲を狭めることなく、変圧器2次側の無通電
状態を確実に検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成図。
【図2】図1の変圧器の2次側が異常な場合及び正常な
場合の各信号の波形を示す波形図。
【図3】従来装置の構成図。
【符号の説明】
4 インバータ回路 5 変圧器 9 溶接電極 24 レベル検出回路 25 無通電検出回路 26 PWM回路 28 電圧波形シミュレータ回路 29 変調率検出回路 30 判定要素演算回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】溶接電流の大きさは電流基準Iにより制
御される。すなわち、溶接電流は変流器6を介して変圧
器5の一次電流として検出された後、溶接電流シミュレ
ータ回路12により直流溶接電流の模擬信号(変圧器5
の一次側には溶接電流の内整流器7の環流電流は流れな
い)として検出される。電流制御器13は、この検出
流Iを電流基準Iと比較し、その偏差を減少させるよ
うに電流制御信号aを出力する。この信号aは比較器1
5でキャリア発生器14から出力される三角波bと比較
されPWM信号cとなる。キャリア発生器14は三角波
の周期に同期した信号dを出力し、分配回路16は信号
dに応じて出力信号e,fのいずれか一方をアクティブ
にする。これによりアンド回路17と18を介して駆動
回路21と22に交互にPWM信号cが与えられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、変圧器の1次側
にインバータ回路を接続すると共に、この変圧器の2次
側に溶接電極を接続し、インバータ回路の交流出力をP
WM制御することにより溶接電流の制御を行う抵抗溶接
機の制御装置において、前記変圧器の1次側に流れる電
流を検出する電流検出手段と、前記PWM制御を行う際
に生成するPWM信号から前記変圧器の1次側電圧を演
算する電圧波形シミュレータ回路と、前記PWM制御を
行う際に生成するPWM信号から変調率を検出する変調
率検出回路と、前記電流検出手段、前記電圧波形シミュ
レータ回路、前記変調率検出回路からの信号のうち少く
ともいずれか一つの信号の入力に基いて、前記変換器の
2次側が無通電状態になっているか否かについての判定
要素を演算する判定要素演算回路と、前記判定要素演算
回路の演算した判定要素のレベルを検出するレベル検出
回路と、前記レベル検出回路が検出したレベルが所定値
以上又は所定値以下となった場合に、前記変圧器の2次
側が無通電状態になっていることを判別する無通電検出
回路と、を備えたことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図1において、電流制御回路13は電流基
準I及び1次側検出電流Iを入力し、これらの偏差信
号を出力する。PWM回路26は、電流制御回路13か
らのPWM信号v26、クロック回路27からのクロ
ック信号に同期させて出力する。駆動回路21は、この
PWM信号v26 によりインバータ回路4のIGBT4
1〜44を駆動する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】PWM回路26は、また、電圧波形シミュ
レータ回路28及び変調率検出回路29にもPWM信号
を出力する。電圧波形シミュレータ回路28及び変調率
検出回路29は、PWM信号のv26の入力に基いて、
1次側電圧波形信号v28及び変調波信号v29 を判定
要素演算回路30に出力する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 土 千 尋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 安 保 達 明 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器の1次側にインバータ回路を接続す
    ると共に、この変圧器の2次側に溶接電極を接続し、イ
    ンバータ回路の交流出力をPWM制御することにより溶
    接電流の制御を行う抵抗溶接機の制御装置において、 前記変圧器の1次側に流れる電流を検出する電流検出手
    段と、 前記PWM制御を行う際に生成するPWM信号から前記
    変圧器の1次側電圧を演算する電圧波形シミュレータ回
    路と、 前記PWM制御を行う際に生成するPWM信号から変調
    率を検出する変調率検出回路と、 前記電流検出手段、前記電圧波形シミュレータ回路、前
    記変調率検出回路からの信号入力に基いて、前記変換器
    の2次側が無通電状態になっているか否かについての判
    定要素を演算する判定要素演算回路と、 前記判定要素演算回路の演算した判定要素のレベルを検
    出するレベル検出回路と、 前記レベル検出回路が検出したレベルが所定値以上又は
    所定値以下となった場合に、前記変圧器の2次側が無通
    電状態になっていることを判別する無通電検出回路と、 を備えたことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧位相又は1次
    側電流基準位相の90度付近における1次側検出電流で
    あること、 を特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧位相又は1次
    側電流基準位相の90度付近におけるPWM変調率及び
    1次側検出電流であり、 前記無通電検出回路は、前記PWM変調率が1であり、
    且つ前記1次側検出電流が所定値以下である場合に、前
    記無通電状態と判別するものである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記1次側電圧位相又は1次側電流基
    準位相の180度手前付近から180度までの区間にお
    けるPWM変調率及び1次側検出電流であり、 前記無通電検出回路は、前記1次側検出電流が電流基準
    付近のレベルを維持し、且つ前記PWM変調率が次第に
    低下している場合に、前記無通電状態と判別するもので
    ある、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧位相に対する
    1次側検出電流位相の遅れであり、 前記無通電検出回路は、前記遅れが約90度となった場
    合に、前記無通電状態と判別するものである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側検出電流について
    の実効値と平均値との比又はピーク値と平均値との比で
    あり、 前記無通電検出回路は、前記実効値と平均値との比又は
    前記ピーク値と平均値との比が所定値以上である状態が
    所定区間以上継続した場合に、前記無通電状態と判別す
    るものである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧又は変調率の
    変化率と1次側検出電流の変化率であり、 前記無通電検出回路は、前記両変化率の極性が一致しな
    い区間を検出した場合に、前記無通電状態と判別するも
    のである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側電圧及び1次側検
    出電流に基き求められる電力又は力率であり、 前記無通電検出回路は、前記電力又は力率が所定値以下
    である場合に、前記無通電状態と判別するものである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の抵抗溶接機の制御装置にお
    いて、 前記判定要素は、前記変圧器の1次側検出電流であり、 前記無通電検出回路は、前記1次側検出電流の所定値以
    上となる区間が所定区間より短い場合に、前記無通電状
    態と判別するものである、 ことを特徴とする抵抗溶接機の制御装置。
JP04894096A 1996-03-06 1996-03-06 抵抗溶接機の制御装置 Expired - Fee Related JP3638700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04894096A JP3638700B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 抵抗溶接機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04894096A JP3638700B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 抵抗溶接機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09239555A true JPH09239555A (ja) 1997-09-16
JP3638700B2 JP3638700B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=12817280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04894096A Expired - Fee Related JP3638700B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 抵抗溶接機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3638700B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102091848A (zh) * 2010-12-21 2011-06-15 无锡市大德科技有限公司 一种逆变式co2/mag/mig焊机电弧控制电路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102091848A (zh) * 2010-12-21 2011-06-15 无锡市大德科技有限公司 一种逆变式co2/mag/mig焊机电弧控制电路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3638700B2 (ja) 2005-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7831401B2 (en) Power outage detection in a switched mode power supply
JP2008048485A (ja) 直流交流変換装置、および直流交流変換装置の過電流保護方法
US20080047941A1 (en) Power supply apparatus for welder
US9966861B1 (en) Active clamp converter and control method for the same
JP3447366B2 (ja) 3相pwm電圧発生回路
JPH05251172A (ja) 電磁誘導加熱調理器
US7599197B2 (en) Power supply apparatus
JP5124186B2 (ja) 電源装置及びアーク加工用電源装置
KR102060068B1 (ko) 전력 변환 장치 및 이를 포함하는 공기 조화기
JPH09239555A (ja) 抵抗溶接機の制御装置
JP2007195276A (ja) 電源装置
JP3675336B2 (ja) 電源回路及び電動装置
KR102171316B1 (ko) 열처리용 인버터-고주파 변압기형 전력 변환 장치
JPH0753313B2 (ja) インバ−タ式抵抗溶接機の電源制御装置
JP7065464B2 (ja) 電源装置および溶接用電源装置
KR102069068B1 (ko) 전력 변환 장치와 그 제어방법 및 전력 변환 장치를 포함하는 공기 조화기
JP3811532B2 (ja) アーク加工用電源装置
KR20170042065A (ko) 위상천이형 풀브릿지 컨버터의 입력 신호 제어 장치 및 그 동작 방법
JP2000032751A (ja) コンバータ
JP3070314B2 (ja) インバータの出力電圧補償回路
JPH0753314B2 (ja) インバ−タ式抵抗溶接機の電源制御装置
US20200313564A1 (en) Power supply and medical system
JP6286399B2 (ja) 電力変換装置
JP2000042751A (ja) 抵抗溶接機の制御装置
KR100186481B1 (ko) 유도 가열 조리기의 출력 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees