JP2000042751A - 抵抗溶接機の制御装置 - Google Patents
抵抗溶接機の制御装置Info
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- JP2000042751A JP2000042751A JP10207449A JP20744998A JP2000042751A JP 2000042751 A JP2000042751 A JP 2000042751A JP 10207449 A JP10207449 A JP 10207449A JP 20744998 A JP20744998 A JP 20744998A JP 2000042751 A JP2000042751 A JP 2000042751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランス2次側の整流ダイオードが短絡故障
をしている際でも、トランスの1次側の電流はトランス
のインピーダンス分により制御可能であり、トランス2
次側の整流器の異常の検出ができない。 【解決手段】 カウンタ手段15によりインバータ装置
4の正負の出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、演
算手段16でその正負の出力極性のカウント値の差を演
算する。そして、この演算手段16の出力が予め設定さ
れたインバータ出力の正負極性における負荷特性の差の
許容値に対応する値を越えると第2の整流器6の異常と
判断する。
をしている際でも、トランスの1次側の電流はトランス
のインピーダンス分により制御可能であり、トランス2
次側の整流器の異常の検出ができない。 【解決手段】 カウンタ手段15によりインバータ装置
4の正負の出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、演
算手段16でその正負の出力極性のカウント値の差を演
算する。そして、この演算手段16の出力が予め設定さ
れたインバータ出力の正負極性における負荷特性の差の
許容値に対応する値を越えると第2の整流器6の異常と
判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ式抵抗
溶接機の制御装置に係わり、特に溶接用トランスの2次
側に整流器を有する直流式抵抗溶接システムのインバー
タ式抵抗溶接機の制御装置に関する。
溶接機の制御装置に係わり、特に溶接用トランスの2次
側に整流器を有する直流式抵抗溶接システムのインバー
タ式抵抗溶接機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ式抵抗溶接機の構成を
図7に示す。図7において、三相または単相の交流電源
1は、第1の整流器2及び平滑用コンデンサ3によっ
て、直流電圧に変換され、直流電圧は、インバータ回路
4によって、高周波の交流電圧へと変換される。
図7に示す。図7において、三相または単相の交流電源
1は、第1の整流器2及び平滑用コンデンサ3によっ
て、直流電圧に変換され、直流電圧は、インバータ回路
4によって、高周波の交流電圧へと変換される。
【0003】さらにインバータ回路4からの交流電圧
は、降圧トランス5によって、低圧/大電流の電力に変
換され、第2の整流器6によって再び直流に変換された
後、電力脈動の少ない高品質な電力を電極7を通して溶
接対象8へ供給する。
は、降圧トランス5によって、低圧/大電流の電力に変
換され、第2の整流器6によって再び直流に変換された
後、電力脈動の少ない高品質な電力を電極7を通して溶
接対象8へ供給する。
【0004】溶接対象は、溶接材の厚み,材質等で決定
されるインピーダンス分をもつため、溶接の熱量を制御
するために、通常は電流指令値に応じた電流制御がゲー
ト制御装置11により行われる。
されるインピーダンス分をもつため、溶接の熱量を制御
するために、通常は電流指令値に応じた電流制御がゲー
ト制御装置11により行われる。
【0005】このとき、出力トランス2次側の電流を制
御対象とすると、トランスの偏磁を検出できず、過電流
によるインバータの破損の要因となる。このため、トラ
ンス1次側の電流を制御対象とし、併せて偏磁防止回路
14により偏磁防止制御を実施している。
御対象とすると、トランスの偏磁を検出できず、過電流
によるインバータの破損の要因となる。このため、トラ
ンス1次側の電流を制御対象とし、併せて偏磁防止回路
14により偏磁防止制御を実施している。
【0006】制御波形の一例を図8に示す。インバータ
回路4は基準クロック31の立ち上がりエッジでゲート
をデブロックし、出力を開始する。32はインバータの
極性信号である。
回路4は基準クロック31の立ち上がりエッジでゲート
をデブロックし、出力を開始する。32はインバータの
極性信号である。
【0007】通電時の等価回路は図9のようなLR回路
であるため、インバータのオン期間中に回路中のリアク
タンス分Lとインバータの直流電圧Vで決まる傾き(d
i/dt=V/L)で出力電流波形36が増加する。図
9において、R1はトランス1次側抵抗、L1はトラン
ス1次側漏れリアクタンス、L2はトランス2次側漏れ
リアクタンス、R2はトランス2次側抵抗、R3はトラ
ンス−負荷間配線抵抗、L3はトランス−負荷間配線リ
アクタンス、LMはトランスの励磁リアクタンス、RL
は負荷抵抗である。
であるため、インバータのオン期間中に回路中のリアク
タンス分Lとインバータの直流電圧Vで決まる傾き(d
i/dt=V/L)で出力電流波形36が増加する。図
9において、R1はトランス1次側抵抗、L1はトラン
ス1次側漏れリアクタンス、L2はトランス2次側漏れ
リアクタンス、R2はトランス2次側抵抗、R3はトラ
ンス−負荷間配線抵抗、L3はトランス−負荷間配線リ
アクタンス、LMはトランスの励磁リアクタンス、RL
は負荷抵抗である。
【0008】インバータの出力電流波形36は、検出器
9によって検出された後整流されフィードバック電流波
形33bが得られ、これが図示しない電流基準発生回路
によって与えられる基準電流波形33aを超えた時点で
インバータゲートをブロックする。
9によって検出された後整流されフィードバック電流波
形33bが得られ、これが図示しない電流基準発生回路
によって与えられる基準電流波形33aを超えた時点で
インバータゲートをブロックする。
【0009】インバータオフの期間には、図10のイン
バータオフ時の負荷電流経路41でオン時に通電した電
流がトランスの励磁リアクタンスを介して通電し、負荷
に溶接のためのエネルギーを供給しつづけながら、電流
値は減少していく。このとき、1次側にも電流は流れる
が、この電流はインバータの直流部へ回生され、すみや
かに零となる。
バータオフ時の負荷電流経路41でオン時に通電した電
流がトランスの励磁リアクタンスを介して通電し、負荷
に溶接のためのエネルギーを供給しつづけながら、電流
値は減少していく。このとき、1次側にも電流は流れる
が、この電流はインバータの直流部へ回生され、すみや
かに零となる。
【0010】次に基準クロック31の立ち上がりエッジ
によりインバータを逆極性でデブロックし、再び出力電
流が基準値を超えた時点でゲートブロックする。このよ
うにして得られた、PWM波形35a、35bによりイ
ンバータ回路4を制御することにより、負荷溶接対象8
には、37で示される負荷通電電流が流れることにな
る。PWM波形35a、35bは、それぞれ極性が正、
負のときのPWM波形である。
によりインバータを逆極性でデブロックし、再び出力電
流が基準値を超えた時点でゲートブロックする。このよ
うにして得られた、PWM波形35a、35bによりイ
ンバータ回路4を制御することにより、負荷溶接対象8
には、37で示される負荷通電電流が流れることにな
る。PWM波形35a、35bは、それぞれ極性が正、
負のときのPWM波形である。
【0011】また、この制御と別に、偏磁防止回路によ
り、ゲートパルス幅に若干のオフセットをかけ、偏磁ぎ
みになった極性側のゲートパルスを絞り込む回路が追加
されている。
り、ゲートパルス幅に若干のオフセットをかけ、偏磁ぎ
みになった極性側のゲートパルスを絞り込む回路が追加
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の抵抗溶接機の制
御装置では、図9の経路40のようにトランス2次側の
整流ダイオードが短絡故障をしている際でも、トランス
の1次側の電流はトランスのインピーダンス分により制
御可能である。
御装置では、図9の経路40のようにトランス2次側の
整流ダイオードが短絡故障をしている際でも、トランス
の1次側の電流はトランスのインピーダンス分により制
御可能である。
【0013】したがって、実際に負荷へは電流が流れて
いないにもかかわらず、インバータ自体の制御としては
異常なく、トランス2次側の整流器の異常の検出ができ
ないという問題点がある。
いないにもかかわらず、インバータ自体の制御としては
異常なく、トランス2次側の整流器の異常の検出ができ
ないという問題点がある。
【0014】実際に2次側の異常を検出するためには負
荷電流そのものを検出する必要があり、直流大電流の検
出器が必要となる。また、この場合でも1次側電流が偏
磁防止制御のために必要であり、結局2つの電流を検出
することになる。
荷電流そのものを検出する必要があり、直流大電流の検
出器が必要となる。また、この場合でも1次側電流が偏
磁防止制御のために必要であり、結局2つの電流を検出
することになる。
【0015】よって、本発明は、従来のインバータ装置
と同様に出力トランス1次側の検出のみを行い、2次側
整流器の異常を検出することができる抵抗溶接機の制御
装置を提供することを目的とする。
と同様に出力トランス1次側の検出のみを行い、2次側
整流器の異常を検出することができる抵抗溶接機の制御
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る抵抗溶接機の制御装置では、
カウンタ手段によりインバータ装置の正負の出力極性の
それぞれのパルス幅を測定し、演算手段でその正負の出
力極性のカウント値の差を演算する。そして、この演算
手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性
における負荷特性の差の許容値に対応する値を越えると
第2の整流器の異常と判断する。
に本発明の請求項1に係る抵抗溶接機の制御装置では、
カウンタ手段によりインバータ装置の正負の出力極性の
それぞれのパルス幅を測定し、演算手段でその正負の出
力極性のカウント値の差を演算する。そして、この演算
手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性
における負荷特性の差の許容値に対応する値を越えると
第2の整流器の異常と判断する。
【0017】本発明の請求項2に係る抵抗溶接機の制御
装置では、微分手段によりインバータ装置の正負の出力
極性のそれぞれの出力電流の傾きを演算し、演算手段で
その正負の出力極性の出力電流の傾きの差を演算する。
そして、この演算手段の出力が予め設定されたインバー
タ出力の正負極性における負荷特性の差の許容値に対応
する値を越えると第2の整流器の異常と判断する。
装置では、微分手段によりインバータ装置の正負の出力
極性のそれぞれの出力電流の傾きを演算し、演算手段で
その正負の出力極性の出力電流の傾きの差を演算する。
そして、この演算手段の出力が予め設定されたインバー
タ出力の正負極性における負荷特性の差の許容値に対応
する値を越えると第2の整流器の異常と判断する。
【0018】本発明の請求項3に係る抵抗溶接機の制御
装置では、実効値演算手段によりインバータ装置の正負
の出力極性のそれぞれの出力電流の実効値を演算し、演
算手段でその正負の出力極性の実効値の差を演算する。
そして、この演算手段の出力が予め設定されたインバー
タ出力の正負極性における負荷特性の差の許容値に対応
する値を越えると第2の整流器の異常と判断する。
装置では、実効値演算手段によりインバータ装置の正負
の出力極性のそれぞれの出力電流の実効値を演算し、演
算手段でその正負の出力極性の実効値の差を演算する。
そして、この演算手段の出力が予め設定されたインバー
タ出力の正負極性における負荷特性の差の許容値に対応
する値を越えると第2の整流器の異常と判断する。
【0019】本発明の請求項4に係る抵抗溶接機の制御
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、微分手段によ
りインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力電
流の傾きを演算する。負荷力率演算手段ではこのカウン
タ手段の出力と微分手段の出力とを基に正負の出力極性
のそれぞれの負荷力率を演算し、演算手段でその正負の
出力極性の負荷力率の差を演算する。そして、この演算
手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性
における負荷特性の差の許容値に対応する値を越えると
第2の整流器の異常と判断する。
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、微分手段によ
りインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力電
流の傾きを演算する。負荷力率演算手段ではこのカウン
タ手段の出力と微分手段の出力とを基に正負の出力極性
のそれぞれの負荷力率を演算し、演算手段でその正負の
出力極性の負荷力率の差を演算する。そして、この演算
手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性
における負荷特性の差の許容値に対応する値を越えると
第2の整流器の異常と判断する。
【0020】本発明の請求項5に係る抵抗溶接機の制御
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、実効値演算手
段でインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力
電流の実効値を演算する。負荷インピーダンス演算手段
ではこのカウンタ手段の出力と実効値演算手段の出力と
を基に正負の出力極性のそれぞれの負荷インピーダンス
を演算する。そして、この負荷インピーダンス演算手段
の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性にお
ける負荷特性の許容範囲に対応する値を超えると第2の
整流器の異常と判断する。
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、実効値演算手
段でインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力
電流の実効値を演算する。負荷インピーダンス演算手段
ではこのカウンタ手段の出力と実効値演算手段の出力と
を基に正負の出力極性のそれぞれの負荷インピーダンス
を演算する。そして、この負荷インピーダンス演算手段
の出力が予め設定されたインバータ出力の正負極性にお
ける負荷特性の許容範囲に対応する値を超えると第2の
整流器の異常と判断する。
【0021】本発明の請求項6に係る抵抗溶接機の制御
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、微分手段によ
りインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力電
流の傾きを演算する。負荷力率演算手段ではこのカウン
タ手段の出力と微分手段の出力とを基に正負の出力極性
のそれぞれの負荷力率を演算する。そして、この負荷力
率演算手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正
負極性における負荷特性の許容範囲に対応する値を超え
ると第2の整流器の異常と判断する。
装置では、カウンタ手段によりインバータ装置の正負の
出力極性のそれぞれのパルス幅を測定し、微分手段によ
りインバータ装置の正負の出力極性のそれぞれの出力電
流の傾きを演算する。負荷力率演算手段ではこのカウン
タ手段の出力と微分手段の出力とを基に正負の出力極性
のそれぞれの負荷力率を演算する。そして、この負荷力
率演算手段の出力が予め設定されたインバータ出力の正
負極性における負荷特性の許容範囲に対応する値を超え
ると第2の整流器の異常と判断する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の抵抗溶接機の制御装置の構成図で、図7と同一
要素については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の抵抗溶接機の制御装置の構成図で、図7と同一
要素については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
【0023】図1において、新たに追加された回路は、
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、カウンタ15a,15bの両カウント値の差
の絶対値を演算する演算回路16と、インバータ出力の
正負duty(正負極性における負荷特性)の差の許容
値に対応する値を設定する判定値設定回路18と、演算
回路16の出力と判定値設定回路18の出力と比較する
比較器17である。また、カウンタ15a,15bへの
入力は、基準クロックを分周回路19によって2分周し
た極性信号によりスイッチ20によって切り替えられ
る。
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、カウンタ15a,15bの両カウント値の差
の絶対値を演算する演算回路16と、インバータ出力の
正負duty(正負極性における負荷特性)の差の許容
値に対応する値を設定する判定値設定回路18と、演算
回路16の出力と判定値設定回路18の出力と比較する
比較器17である。また、カウンタ15a,15bへの
入力は、基準クロックを分周回路19によって2分周し
た極性信号によりスイッチ20によって切り替えられ
る。
【0024】このような構成により、各カウンタ15
a,15bによりインバータ出力のパルス幅を正負極性
それぞれの場合にカウントし、その値を比較することに
よって、正負極性におけるインバータ負荷回路の特性の
差を推定することができ、その値が極性によって大きく
異なることをもって、トランスの2次側の第2の整流器
6に使用されるダイオードの短絡を検出することができ
る。
a,15bによりインバータ出力のパルス幅を正負極性
それぞれの場合にカウントし、その値を比較することに
よって、正負極性におけるインバータ負荷回路の特性の
差を推定することができ、その値が極性によって大きく
異なることをもって、トランスの2次側の第2の整流器
6に使用されるダイオードの短絡を検出することができ
る。
【0025】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図2は本発明の第2の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
明する。図2は本発明の第2の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
【0026】図2において、新たに追加された回路は、
検出器9により検出されたインバータの出力電流を微分
する微分回路21と、微分回路21の正負各極性の出力
を保持するサンプルホールド回路22a,22bと、サ
ンプルホールド回路22a,22bの両出力値の差の絶
対値を演算する演算回路16と、インバータ出力の正負
duty(正負極性における負荷特性)の差の許容値に
対応する値を設定する判定値設定回路18と、演算回路
16の出力と判定値設定回路18の出力と比較する比較
器17である。また、サンプルホールド回路22a,2
2bへの入力は、基準クロックを分周回路19によって
2分周した極性信号によりスイッチ20によって切り替
えられる。
検出器9により検出されたインバータの出力電流を微分
する微分回路21と、微分回路21の正負各極性の出力
を保持するサンプルホールド回路22a,22bと、サ
ンプルホールド回路22a,22bの両出力値の差の絶
対値を演算する演算回路16と、インバータ出力の正負
duty(正負極性における負荷特性)の差の許容値に
対応する値を設定する判定値設定回路18と、演算回路
16の出力と判定値設定回路18の出力と比較する比較
器17である。また、サンプルホールド回路22a,2
2bへの入力は、基準クロックを分周回路19によって
2分周した極性信号によりスイッチ20によって切り替
えられる。
【0027】このような構成により、それぞれの出力極
性で、微分回路21及びサンプルホールド回路22a,
22bにより、電流の傾きを取得し、演算回路16にて
その差分の絶対値を取得することで、正負極性における
インバータ負荷回路の特性の差を推定することができ、
その値が極性によって大きく異なることをもって、トラ
ンスの2次側の第2の整流器6に使用されるダイオード
の短絡を検出することができる。
性で、微分回路21及びサンプルホールド回路22a,
22bにより、電流の傾きを取得し、演算回路16にて
その差分の絶対値を取得することで、正負極性における
インバータ負荷回路の特性の差を推定することができ、
その値が極性によって大きく異なることをもって、トラ
ンスの2次側の第2の整流器6に使用されるダイオード
の短絡を検出することができる。
【0028】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図3は本発明の第3の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
明する。図3は本発明の第3の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
【0029】図3において、新たに追加された回路は、
検出器9により検出されたインバータの出力電流により
実効値を演算する実効値回路23a,23bと、実効値
回路23a,23bの両出力値の差の絶対値を演算する
演算回路16と、インバータ出力の正負duty(正負
極性における負荷特性)の差の許容値に対応する値を設
定する判定値設定回路18と、演算回路16の出力と判
定値設定回路18の出力と比較する比較器17である。
また、実効値回路23a,23bへの入力は、基準クロ
ックを分周回路19によって2分周した極性信号により
スイッチ20によって切り替えられる。
検出器9により検出されたインバータの出力電流により
実効値を演算する実効値回路23a,23bと、実効値
回路23a,23bの両出力値の差の絶対値を演算する
演算回路16と、インバータ出力の正負duty(正負
極性における負荷特性)の差の許容値に対応する値を設
定する判定値設定回路18と、演算回路16の出力と判
定値設定回路18の出力と比較する比較器17である。
また、実効値回路23a,23bへの入力は、基準クロ
ックを分周回路19によって2分周した極性信号により
スイッチ20によって切り替えられる。
【0030】このような構成により、各実効値回路23
a,23bによりインバータ出力の実効値を正負極性そ
れぞれの場合に算出し、その値を比較することによっ
て、正負極性におけるインバータ負荷回路の特性の差を
推定することができ、その値が極性によって大きく異な
ることをもって、トランスの2次側の第2の整流器6に
使用されるダイオードの短絡を検出することができる。
a,23bによりインバータ出力の実効値を正負極性そ
れぞれの場合に算出し、その値を比較することによっ
て、正負極性におけるインバータ負荷回路の特性の差を
推定することができ、その値が極性によって大きく異な
ることをもって、トランスの2次側の第2の整流器6に
使用されるダイオードの短絡を検出することができる。
【0031】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図4は本発明の第4の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
明する。図4は本発明の第4の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
【0032】図4において、新たに追加された回路は、
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流を微分する微分回路21と、微分回路21の正負各
極性の出力を保持するサンプルホールド回路22a,2
2bと、カウンタ15a,15bの出力とサンプルホー
ルド回路22a,22bの出力とを基に負荷力率を演算
する負荷力率演算回路24a,24bと、負荷力率演算
回路24a,24bの両出力値の差の絶対値を演算する
演算回路16と、インバータ出力の正負duty(正負
極性における負荷特性)の差の許容値に対応する値を設
定する判定値設定回路18と、演算回路16の出力と判
定値設定回路18の出力と比較する比較器17である。
また、カウンタ15a,15bとサンプルホールド回路
22a,22bへの入力は、基準クロックを分周回路1
9によって2分周した極性信号によりスイッチ20a,
20bによって切り替えられる。負荷力率演算回路24
による負荷力率の演算方法は、以下の通りである。イン
バータオフ時の回路方程式は次式のようになる。
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流を微分する微分回路21と、微分回路21の正負各
極性の出力を保持するサンプルホールド回路22a,2
2bと、カウンタ15a,15bの出力とサンプルホー
ルド回路22a,22bの出力とを基に負荷力率を演算
する負荷力率演算回路24a,24bと、負荷力率演算
回路24a,24bの両出力値の差の絶対値を演算する
演算回路16と、インバータ出力の正負duty(正負
極性における負荷特性)の差の許容値に対応する値を設
定する判定値設定回路18と、演算回路16の出力と判
定値設定回路18の出力と比較する比較器17である。
また、カウンタ15a,15bとサンプルホールド回路
22a,22bへの入力は、基準クロックを分周回路1
9によって2分周した極性信号によりスイッチ20a,
20bによって切り替えられる。負荷力率演算回路24
による負荷力率の演算方法は、以下の通りである。イン
バータオフ時の回路方程式は次式のようになる。
【0033】
【数1】Ri+L×di/dt=0 ここで、オフ期間をΔt、その間の電流の変化量をΔi
とし、Δi<i、iはほぼ一定とすると、
とし、Δi<i、iはほぼ一定とすると、
【0034】
【数2】L/R=−i(Δi/Δt) となる。実際の演算にはiの代わりに制御指令値i*を
使用する。また、Δtはスイッチング周期2Tとパルス
幅検出値tpより、Δt=T−tpであたえられ、更
に、Δiは定常状態ではインバータオン期間の変化幅と
等しいため、オン期間の電流傾きdi/dtとパルス幅
tpより、Δi=tp×di/dtで与えられる。従っ
て、最終的な回路定数L/Rの計算方法は下式となる。
使用する。また、Δtはスイッチング周期2Tとパルス
幅検出値tpより、Δt=T−tpであたえられ、更
に、Δiは定常状態ではインバータオン期間の変化幅と
等しいため、オン期間の電流傾きdi/dtとパルス幅
tpより、Δi=tp×di/dtで与えられる。従っ
て、最終的な回路定数L/Rの計算方法は下式となる。
【0035】
【数3】 L/R=i*×tp×(di/dt)/(T−tp) このような構成により、各負荷力率演算回路24a,2
4bにより負荷力率を正負極性それぞれの場合に算出
し、その値を比較することによって、正負極性における
インバータ負荷回路の特性の差を推定することができ、
その値が極性によって大きく異なることをもって、トラ
ンスの2次側の第2の整流器6に使用されるダイオード
の短絡を検出することができる。
4bにより負荷力率を正負極性それぞれの場合に算出
し、その値を比較することによって、正負極性における
インバータ負荷回路の特性の差を推定することができ、
その値が極性によって大きく異なることをもって、トラ
ンスの2次側の第2の整流器6に使用されるダイオード
の短絡を検出することができる。
【0036】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図5は本発明の第5の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
明する。図5は本発明の第5の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
【0037】図5において、新たに追加された回路は、
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流により実効値を演算する実効値回路23a,23b
と、カウンタ15a,15bの出力と実効値回路23
a,23bの出力とを基に負荷インピーダンスを演算す
る負荷インピーダンス演算回路25a,25bと、イン
バータ出力の正負duty(正負極性における負荷特
性)の許容値に対応する上限値、下限値を設定する判定
値設定回路18a,18bと、負荷インピーダンス演算
回路25a,25bの出力と判定値設定回路18a,1
8bの出力と比較する比較器17a,17bと、比較器
17a,17bの出力の論理和を取るOR回路26であ
る。また、カウンタ15a,15bと実効値回路23
a,23bと比較器17a,17bへの入力は、基準ク
ロックを分周回路19によって2分周した極性信号によ
りスイッチ20a,20b,20cによって切り替えら
れる。
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流により実効値を演算する実効値回路23a,23b
と、カウンタ15a,15bの出力と実効値回路23
a,23bの出力とを基に負荷インピーダンスを演算す
る負荷インピーダンス演算回路25a,25bと、イン
バータ出力の正負duty(正負極性における負荷特
性)の許容値に対応する上限値、下限値を設定する判定
値設定回路18a,18bと、負荷インピーダンス演算
回路25a,25bの出力と判定値設定回路18a,1
8bの出力と比較する比較器17a,17bと、比較器
17a,17bの出力の論理和を取るOR回路26であ
る。また、カウンタ15a,15bと実効値回路23
a,23bと比較器17a,17bへの入力は、基準ク
ロックを分周回路19によって2分周した極性信号によ
りスイッチ20a,20b,20cによって切り替えら
れる。
【0038】負荷インピーダンス演算回路による負荷イ
ンピーダンスの演算方法は以下の通りである。インバー
タの直流電圧をVD、パルス幅をtp、インバータスイ
ッチング周期を2Tとすれば、インバータオン期間にお
ける出力電圧は、
ンピーダンスの演算方法は以下の通りである。インバー
タの直流電圧をVD、パルス幅をtp、インバータスイ
ッチング周期を2Tとすれば、インバータオン期間にお
ける出力電圧は、
【0039】
【数4】VD×tp/T となる。従って、等価的な負荷インピーダンス分Zは、
電流実効値をirmsとすれば、
電流実効値をirmsとすれば、
【0040】
【数5】Z=(VD×tp/T)/irms となる。このような構成により、各負荷インピーダンス
演算回路25a,25bにより負荷インピーダンスを正
負極性それぞれの場合に算出し、その値と判定値設定回
路18a,18bで設定された負荷インピーダンスの許
容範囲の上限値/下限値とを比較し、負荷インピーダン
スが上限値または下限値のいずれかを越えたことをもっ
て、トランスの2次側の第2の整流器6に使用される1
個又は2個のダイオードの短絡を検出することができ
る。
演算回路25a,25bにより負荷インピーダンスを正
負極性それぞれの場合に算出し、その値と判定値設定回
路18a,18bで設定された負荷インピーダンスの許
容範囲の上限値/下限値とを比較し、負荷インピーダン
スが上限値または下限値のいずれかを越えたことをもっ
て、トランスの2次側の第2の整流器6に使用される1
個又は2個のダイオードの短絡を検出することができ
る。
【0041】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図6は本発明の第6の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
明する。図6は本発明の第6の実施の形態の抵抗溶接機
の制御装置の構成図であり、図7と同一要素については
同一符号を付し、説明を省略する。
【0042】図6において、新たに追加された回路は、
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流を微分する微分回路21と、微分回路21の正負各
極性の出力を保持するサンプルホールド回路22a,2
2bと、カウンタ15a,15bの出力とサンプルホー
ルド回路22a,22bの出力とを基に負荷力率を演算
する負荷力率演算回路24a,24bと、インバータ出
力の正負duty(正負極性における負荷特性)の許容
値に対応する上限値、下限値を設定する判定値設定回路
18a,18bと、負荷力率演算回路24a,24bの
出力と判定値設定回路18a,18bの出力と比較する
比較器17a,17bと、比較器17a,17bの出力
の論理和を取るOR回路26である。また、カウンタ1
5a,15bとサンプルホールド回路22a,22bへ
の入力は、基準クロックを分周回路19によって2分周
した極性信号によりスイッチ20a,20b,20cに
よって切り替えられる。
ゲート制御装置11から出力されるゲート信号により正
負各極性でのパルス幅をカウントするカウンタ15a,
15bと、検出器9により検出されたインバータの出力
電流を微分する微分回路21と、微分回路21の正負各
極性の出力を保持するサンプルホールド回路22a,2
2bと、カウンタ15a,15bの出力とサンプルホー
ルド回路22a,22bの出力とを基に負荷力率を演算
する負荷力率演算回路24a,24bと、インバータ出
力の正負duty(正負極性における負荷特性)の許容
値に対応する上限値、下限値を設定する判定値設定回路
18a,18bと、負荷力率演算回路24a,24bの
出力と判定値設定回路18a,18bの出力と比較する
比較器17a,17bと、比較器17a,17bの出力
の論理和を取るOR回路26である。また、カウンタ1
5a,15bとサンプルホールド回路22a,22bへ
の入力は、基準クロックを分周回路19によって2分周
した極性信号によりスイッチ20a,20b,20cに
よって切り替えられる。
【0043】このような構成により、各負荷力率演算回
路24a,24bにより負荷力率を正負極性それぞれの
場合に算出し、その値と判定値設定回路18a,18b
で設定された負荷インピーダンスの許容範囲の上限値/
下限値とを比較し、負荷インピーダンスが上限値または
下限値のいずれかを越えたことをもって、トランスの2
次側の第2の整流器6に使用される1個又は2個のダイ
オードの短絡を検出することができる。
路24a,24bにより負荷力率を正負極性それぞれの
場合に算出し、その値と判定値設定回路18a,18b
で設定された負荷インピーダンスの許容範囲の上限値/
下限値とを比較し、負荷インピーダンスが上限値または
下限値のいずれかを越えたことをもって、トランスの2
次側の第2の整流器6に使用される1個又は2個のダイ
オードの短絡を検出することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶接用トランスの2次側に整流器を持つインバータ式抵
抗溶接機において、2次側の電流を検出することなく、
2次側整流器の異常を検出することができる。
溶接用トランスの2次側に整流器を持つインバータ式抵
抗溶接機において、2次側の電流を検出することなく、
2次側整流器の異常を検出することができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図2】 本発明の第2の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図3】 本発明の第3の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図4】 本発明の第4の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図5】 本発明の第5の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図6】 本発明の第6の実施の形態の抵抗溶接機の制
御装置の構成図。
御装置の構成図。
【図7】 従来の抵抗溶接機の制御装置の構成図。
【図8】 従来の抵抗溶接機の制御を説明する波形図。
【図9】 抵抗溶接機の通電時の等価回路図。
【図10】 抵抗溶接機のインバータオフ時の負荷電流
経路図。
経路図。
1・・・交流電源 2・・・第1の整流器 3・・・直流コンデンサ 4・・・インバータ回路 5・・・降圧トランス 6・・・第2の整流器 7・・・溶接用端子 8・・・溶接対象 9・・・電流検出器 10・・・比較器 11・・・ゲート制御装置 12・・・基準クロック発生回路 13・・・電流基準発生回路 14・・・偏磁防止回路 15a,15b・・・パルス幅カウンタ 16・・・絶対値演算回路 17,17a,17b・・・比較器 18,18a,18b・・・判定値設定回路 19・・・分周回路 20,20a,20b,20c・・・切替回路 21・・・微分回路 22a,22b・・・サンプルホールド回路 23a,23b・・・実効値演算回路 24a,24b・・・負荷力率演算回路 25a,25b・・・負荷インピーダンス演算回路 26・・・OR回路
Claims (6)
- 【請求項1】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
パルス幅を測定するカウンタ手段と、前記カウンタ手段
の正負の出力極性のカウント値の差を演算する演算手段
と、前記演算手段の出力が所定値を越えると前記第2の
整流器の異常と判断する比較手段とを具備したことを特
徴とする抵抗溶接機の制御回路。 - 【請求項2】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
出力電流の傾きを演算する微分手段と、前記微分手段の
正負の出力極性の出力電流の傾きの差を演算する演算手
段と、前記演算手段の出力が所定値を越えると前記第2
の整流器の異常と判断する比較手段とを具備したことを
特徴とする抵抗溶接機の制御回路。 - 【請求項3】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
出力電流の実効値を演算する実効値演算手段と、前記実
効値演算の正負の出力極性の実効値の差を演算する演算
手段と、前記演算手段の出力が所定値を越えると前記第
2の整流器の異常と判断する比較手段とを具備したこと
を特徴とする抵抗溶接機の制御回路。 - 【請求項4】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
パルス幅を測定するカウンタ手段と、前記インバータ装
置の正負の出力極性のそれぞれにおいて出力電流の傾き
を演算する微分手段と、前記カウンタ手段の出力と前記
微分手段の出力とを基に正負の出力極性のそれぞれにお
ける負荷力率を演算する負荷力率演算手段と、前記負荷
力率演算手段の正負の出力極性の負荷力率の差を演算す
る演算手段と、前記演算手段の出力が所定値を越えると
前記第2の整流器の異常と判断する比較手段とを具備し
たことを特徴とする抵抗溶接機の制御回路。 - 【請求項5】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
パルス幅を測定するカウンタ手段と、前記インバータ装
置の正負の出力極性のそれぞれにおいて出力電流の実効
値を演算する実効値演算手段と、前記カウンタ手段の出
力と前記実効値演算手段の出力とを基に正負の出力極性
のそれぞれにおける負荷インピーダンスを演算する負荷
インピーダンス演算手段と、前記負荷インピーダンス演
算手段の正負の出力極性の負荷インピーダンスが所定範
囲を越えると前記第2の整流器の異常と判断する比較手
段とを具備したことを特徴とする抵抗溶接機の制御回
路。 - 【請求項6】 交流を直流に整流する第1の整流器と、
直流を安定化するコンデンサと、直流をパルス幅制御に
よって電流制御された高周波の交流に変換するインバー
タ装置と、インバータ装置の出力に接続される降圧トラ
ンスと、トランスの2次側に発生する交流を整流する第
2の整流器を有する抵抗溶接機の制御装置において、前
記インバータ装置の正負の出力極性のそれぞれにおいて
パルス幅を測定するカウンタ手段と、前記インバータ装
置の正負の出力極性のそれぞれにおいて出力電流の傾き
を演算する微分手段と、前記カウンタ手段の出力と前記
微分手段の出力とを基に正負の出力極性のそれぞれにお
ける負荷力率を演算する負荷力率演算手段と、前記負荷
力率演算手段の正負の出力極性の負荷力率が所定範囲を
越えると前記第2の整流器の異常と判断する比較手段と
を具備したことを特徴とする抵抗溶接機の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207449A JP2000042751A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 抵抗溶接機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207449A JP2000042751A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 抵抗溶接機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042751A true JP2000042751A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16539966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207449A Pending JP2000042751A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 抵抗溶接機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000042751A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100460123C (zh) * | 2007-08-27 | 2009-02-11 | 北京航空航天大学 | 超快变换方波复合脉冲电流变极性弧焊电源装置 |
CN100460122C (zh) * | 2007-08-27 | 2009-02-11 | 北京航空航天大学 | 超快变换变极性方波电流弧焊电源装置 |
JP2020071215A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 電元社トーア株式会社 | 整流素子劣化測定装置および整流素子劣化測定方法 |
WO2020095501A1 (ja) | 2018-11-07 | 2020-05-14 | 電元社トーア株式会社 | インバータ電源装置 |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10207449A patent/JP2000042751A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100460123C (zh) * | 2007-08-27 | 2009-02-11 | 北京航空航天大学 | 超快变换方波复合脉冲电流变极性弧焊电源装置 |
CN100460122C (zh) * | 2007-08-27 | 2009-02-11 | 北京航空航天大学 | 超快变换变极性方波电流弧焊电源装置 |
JP2020071215A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 電元社トーア株式会社 | 整流素子劣化測定装置および整流素子劣化測定方法 |
WO2020152894A1 (ja) * | 2018-10-31 | 2020-07-30 | 電元社トーア株式会社 | 整流素子劣化測定装置および整流素子劣化測定方法 |
WO2020095501A1 (ja) | 2018-11-07 | 2020-05-14 | 電元社トーア株式会社 | インバータ電源装置 |
US11545911B2 (en) | 2018-11-07 | 2023-01-03 | Dengensha Toa Co., Ltd. | Inverter power supply |
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