JP2009017046A - 端末装置、基地局および通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シンボルレートが変更されたときに基地局におけるFFTタイミングを短時間で最適化する。
【解決手段】本発明の一態様としての端末装置は、時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを生成するブロック生成手段と、前記ブロック生成手段により生成された前記ブロックを送信する送信タイミングを、前記ブロックのシンボルレートが高いほど早いタイミングに、また前記ブロックのシンボルレートが低いほど遅いタイミングに決定する送信タイミング決定手段と、前記送信タイミング決定手段により決定された送信タイミングで前記ブロック生成手段により生成されたブロックを送信する送信手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、たとえばシングルキャリア通信を行う端末装置、基地局および通信方法に関する。
複数の端末装置から送信されたサイクリックプレフィクス (Cyclic prefix :CP)付きシングルキャリア信号を基地局が高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)を用いて一括受信する方法が従来から知られている。一括受信のためには各端末装置からの送信タイミングが基地局のFFTタイミングに制御されている必要があるが、たとえば特許文献1では、各端末装置の遅延プロファイルからタイミング検出し、各端末装置に対してタイミング情報をフィードバックすることで、タイミング制御を実現している。
特開2007-96468公報
しかし、ある端末装置からのシングルキャリアの信号帯域幅が増減する場合、たとえばシンボルレートが変更する場合、基地局での最適なFFTタイミング(受信タイミング)が異なることとなるが、上記特許文献1の方法では、ある端末装置からのシングルキャリアの信号帯域幅が増減する場合に最適なタイミング制御までに時間を要するなどの問題があった。
すなわち、上記特許文献1の方法において端末装置が送信するシングルキャリアの信号帯域幅が変更した場合は、まず基地局が端末装置の送信信号を受信してタイミング誤差を検出し、その結果を基にタイミング情報を生成し、端末装置にフィードバックして初めて最適なタイミング制御が可能なる。このため、最適なタイミング制御を行うまでに時間を要し、その間の端末装置からの送信信号のタイミングは最適でないため基地局における受信特性が劣化し、また、隣接チャネルへ悪影響を与えてしまうという問題があった。
本発明は、シンボルレートが変更されたときに基地局におけるFFTタイミングを短時間で最適化することを可能とした端末装置、基地局および通信方法を提供する。
本発明の一態様としての端末装置は、
時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを生成するブロック生成手段と、
前記ブロック生成手段により生成された前記ブロックを送信する送信タイミングを、前記ブロックのシンボルレートが高いほど早いタイミングに、また前記ブロックのシンボルレートが低いほど遅いタイミングに決定する送信タイミング決定手段と、
前記送信タイミング決定手段により決定された送信タイミングで前記ブロック生成手段により生成されたブロックを送信する送信手段と、
を備える。
本発明の一態様としての基地局は、
時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを端末装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたブロックの信号を前記複数のシンボルの長さに対応する区間でフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
前記フーリエ変換手段により前記ブロックの信号をフーリエ変換したタイミングの所望タイミングに対する誤差を検出するタイミング誤差検出手段と、
前記タイミング誤差検出手段により検出された誤差に基づいて前記端末装置により前記ブロックを送信する送信タイミングを計算する送信タイミング計算手段と、
前記端末装置にシンボルレートの変更を通知するシンボルレート通知手段と、
変更後のシンボルレートが、前記送信タイミング計算手段により送信タイミングを算出したときの前記ブロックのシンボルレートよりも高いときは、変更後のシンボルレートと前記ブロックのシンボルレートとの差の絶対値が大きいほど、前記送信タイミング計算手段により算出された送信タイミングをより早いタイミングに補正し、
変更後のシンボルレートが、前記送信タイミング計算手段により送信タイミングを算出したときの前記ブロックのシンボルレートよりも低いときは、変更後のシンボルレートと前記ブロックのシンボルレートとの差の絶対値が大きいほど、前記送信タイミング計算手段により算出された送信タイミングをより遅いタイミングに補正する、送信タイミング補正手段と、
前記送信タイミング補正手段により補正された送信タイミングを表すタイミング情報を前記端末装置に通知するタイミング情報通知手段と、
を備える。
本発明の一態様としての通信方法は、
時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを生成するブロック生成ステップと、
前記ブロック生成ステップにより生成された前記ブロックを送信する送信タイミングを、前記ブロックのシンボルレートが高いほど早いタイミングに、また前記ブロックのシンボルレートが低いほど遅いタイミングに決定する送信タイミング決定ステップと、
前記送信タイミング決定ステップにより決定された送信タイミングで前記ブロック生成ステップにより生成されたブロックを送信する送信ステップと、
を備える。
本発明により、シンボルレートが変更されたときに基地局におけるFFTタイミングを短時間で最適化することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
(第一の実施例)
図1は、第一の実施例に係る移動体通信システムの構成例を示す図である。
本実施例に係る移動体通信システムには、基地局CS1と、基地局CS1と通信を行う複数の端末装置PS1,PS2,・・・とが属している。複数の端末装置PS1,PS2,・・・は、それぞれ異なる周波数f1、f2、・・で同時に信号を送信し、基地局CS1はそれらの送信信号を一括受信する。
各端末装置は、情報ビットを符号化し、符号化ビットを変調し、CP(Cyclic Prefix:サイクリックプレフィクス)を付加することによりブロックを生成し、生成したブロックを送信する。端末装置は、ブロックとして、データブロック、パイロットブロック、同期ブロックなどを送信する。データブロックの例を図2(a)〜図2(c)に示す。
図2(a)のデータブロックは、8個のデータシンボル(データ部)と、データ部の後端1シンボルをコピーして先端に付加されるサイクリックプレフィクス(繰り返しシンボル)とを含む。図2(b)のデータブロックは、16個のデータシンボル(データ部)と、データ部の後端2シンボルをコピーして先端に付加されるサイクリックプレフィクス(繰り返しシンボル)とを含む。図2(c)のデータブロックは、32個のデータシンボル(データ部)と、データ部の後端4シンボルをコピーして先端に付加されるサイクリックプレフィクス(繰り返しシンボル)とを含む。図2(a)〜図2(c)の各データブロックの時間長は同じである。図2(a)〜図2(c)のようにサイクリックプレフィクスを付加することにより、受信側で受信信号を周波数領域で等化することができ、比較的簡易な演算でマルチパス環境でも高い受信品質を保つことができる。図2の例ではデータ部の後端からの一部を先端にコピーしているが、データ部の先端からの一部を後端にコピーするようにしてもよい。この場合、後端に付加されたシンボルが繰り返しシンボルに相当する。このように端末装置は、時間的に連続する複数のシンボルの一端に、複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形を付加した所定時間長のブロックを生成し、送信する。
図1の各端末装置は、2つ以上の異なるシンボルレートを切り替えてブロックを送信可能である。たとえば端末装置は、図2(a)、図2(b)、図2(c)に示す3つの異なるシンボルレートを切り替えてブロックを送信可能である。当然ながら、端末装置は、図2に示されたシンボルレート以外のシンボルレートで送信することも可能である。
図1の各端末装置は、複数のブロックからなるスロットを単位として基地局と通信を行うものとする。各端末装置が送信するスロットのフォーマットを定めたスロットフォーマットの例を図3に示す。図3の例では、同期ブロック1個と、パイロットブロック2個と、データブロック16個とで1つのスロットが構成されている。また、時間的に連続するスロット間にはガードタイム(Guard Time)が設けられている。
図4は、端末装置の構成を示すブロック図である。
上位レイヤ部11は、MAC(Media Access Control)層より上位の層の処理を行う。上位レイヤ部11は、送信時は、MAC部12に上位の層で得られた情報を出力し、また、受信時は、MAC部12から上位層への情報を受け取る。
MAC部12は、MAC層の処理を行う。MAC部12は、上位レイヤ部11から受け取った送信すべき情報にMAC層の処理を施して変調部13に出力する。また、MAC部12は、現在のシンボルレートを表すシンボルレート情報、基地局によって指定された送信タイミングを表す、基地局から通知されるタイミング情報(後述)、および初期タイミング同期時に基地局に送信したブロックのシンボルレート(初期シンボルレート)を表す初期シンボルレート情報(後述)を上位レイヤ部11から受け取ってタイミング算出部14に出力する。現在のシンボルレートはたとえば第2のシンボルレートの一例に相当し、初期シンボルレートはたとえばあらかじめ定められた基準となるシンボルレートである第Xのシンボルレートの一例に相当する。また、MAC部12は後述する復調部28から復調データを受け取り、受け取った復調データから上位レイヤへのデータを取り出して上位レイヤ部11に渡す。
変調部13は、MAC部12から入力された情報に基づいてデジタルベースバンド変調信号を生成し、生成したデジタルベースバンド変調信号をCP付加部15に出力する。
CP付加部15は、変調部13から入力されたデジタルベースバンド変調信号に対してブロック単位でサイクリックプレフィクス(CP)を付加してブロックを生成し、生成したブロックの信号をFIR部16に出力する。MAC部12、変調部13およびCP付加部15はたとえばブロック生成手段を形成する。
FIR部16は、CP付加部15から入力されたブロック信号に対して有限のフィルタ長で構成されたRoot Raised Cosine Filterでフィルタリング処理を行って信号帯域を制限し、フィルタリング処理されたブロック信号をタイミング調整部17に出力する。
タイミング算出部14は、MAC部12から入力されたシンボルレート情報、タイミング情報、および初期シンボルレート情報に基づいて、ブロックを送信すべき送信タイミングを定めた送信タイミング情報を算出し、算出した送信タイミング情報をタイミング調整部17に出力する。タイミング算出部14はたとえば送信タイミング決定手段に相当する。
タイミング調整部17は、FIR部16から入力されたフィルタリング処理されたブロック信号を、タイミング算出部14から入力された送信タイミング情報に示される送信タイミングに従ってDA(Digital-to-Analog)変換部18に出力する。タイミング調整部17は、たとえばブロック先頭のシンボルの電力が最大になるタイミングを基準として出力のタイミングをはかってもよいし、そのほかのタイミングを基準として出力のタイミングを計ってもよい。タイミング調整部17はたとえば送信手段に相当する。
DA変換部18は、タイミング調整部17から入力されたデジタルのブロック信号をアナログのブロック信号に変換し、LPF(Low Pass Filter)部19にアナログ信号を出力する。
LPF部19は、DA変換部18から入力されたアナログ信号から高調波成分を取り除くべくLPF(Low Pass Filter)を用いてフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理されたベースバンドのアナログ信号をUC(Up-Converter)部20に出力する。
UC部20は、LPF部19から入力されたアナログベースバンド信号を所望のRF(Radio Frequency)にアップコンバージョンしてRF信号を生成し、生成したRF信号をPA(Power Amplifier)部21に出力する。
PA部21は、UC部20から入力されたRF信号を電力増幅し、電力増幅されたRF信号をスイッチ部22に出力する。
スイッチ部22は、送信時にはPA部21から入力された電力増幅されたRF信号をアンテナ部23に出力し、受信時にはアンテナ部23で受信した信号をLNA部24に出力するようスイッチの切り替えを行う。
アンテナ部23は、送信時はスイッチ部22から入力されたRF信号を空間に電波として放射し、受信時は基地局から送信された信号を受信する。
LNA(Low Noise Amplifier)部は、スイッチ部23から入力された基地局からのRF信号に対して低雑音増幅処理を行い、低雑音増幅処理されたRF信号をDC(Down-Converter)部25に出力する。
DC部25は、LNA部24から入力されたRF信号をアナログベースバンド信号にダウンコンバートし、アナログベースバンド信号をLPF(Low Pass Filter)部26に出力する。
LPF部26は、DC部25から入力されたアナログベースバンド信号から高調波成分を取り除くためにLPF(Low Pass Filter)を用いてフィルタリング処理を行い、高調波成分が除去されたアナログ信号をAD(Analog-to-Digital)変換部27に出力する。
AD変換部27は、LPF部26から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号を復調部28に出力する。
復調部28は、AD変換部27から入力されたデジタル信号に対して復調処理を行い、MAC部12に復調データを出力する。
以下、タイミング算出部14における送信タイミング情報の算出方法に関して、図5を用いて説明する。ただし以下の説明はあくまで一例であり、本発明は下記の方法に限定されるものではない。
図5は、タイミング算出部14の構成を示すブロック図である。
基地局通知タイミング情報記憶部31は、初期タイミング同期(初期接続)時や、一定時間周期毎時や、基地局が必要だと判断したときに基地局から通知されるタイミング情報をMAC部12から受け取る。タイミング情報はたとえば以下のようにして取得される。タイミング同期時に、端末装置から基地局に、タイミング同期を行うための第1の信号を送信する。ここでは初期タイミング同期時を想定し、初期タイミング同期を行うための第1の信号を、初期シンボルレートのブロックで通知するとする。この第1の信号を受けた基地局が、ブロックの信号に含まれる第1の信号を元に、第1の信号を通知したブロックの送信タイミングの所望タイミングに対する誤差(たとえば第1の信号を通知したブロックの信号に対して行ったFFTタイミングの所望タイミングに対する誤差)を検出し、検出した誤差をもとに端末装置が適用すべき送信タイミングを決定し、決定した送信タイミングを表すタイミング情報を端末装置に通知する。
このタイミング情報は、より詳細には、現在の送信タイミングに対しての相対時間差を表し、基地局は現在の送信タイミングに対しこの相対時間差だけ送信タイミングをずらして送信することをタイミング情報によって通知している。基地局通知タイミング情報記憶部31は、通信を開始してから基地局から通知されMAC部12から受け取る各タイミング情報の累積和を計算し記憶する。すなわち、通信を開始してから第n回目に通知される相対時間差をΔtnとすると、基地局通知タイミング情報記憶部31で記憶される累積和ΔtCSは、
Figure 2009017046
となる。基地局通知タイミング情報記憶部31は、この累積和ΔtCSをタイミング加減算部34に出力する。
初期シンボルレート記憶部32は、MAC部12から入力された初期シンボルレート情報を記憶する。初期シンボルレート情報は、初期タイミング同期時に用いるシンボルレートを定めたものである。
シンボルレート比較部33は、MAC部12から現在のシンボルレート情報を受け取りまた、初期シンボルレート記憶部32から初期シンボルレート情報を受け取り、これらの情報を比較する。比較した結果、現在のシンボルレートと初期シンボルレートとが同一であれば0(ゼロ)をタイミング加減算部34に出力し、現在のシンボルレートの方が高ければ、
ΔtcompO=−ΔtcompH(ΔtcompH>0)
をタイミング加減算部34に出力し、初期シンボルレートの方が高ければ、
ΔtcompO=ΔtcompL(ΔtcompL>0)
をタイミング加減算部34に出力する。ΔtcompOは、遅らせるべき送信タイミングの時間に相当する。ΔtcompO<0ならば、ΔtcompOの絶対値は、早めるべき送信タイミングの時間に相当する。
ここで、現在のシンボルレートの方が初期シンボルレートより高いときは、これらの差の絶対値が大きいほど、ΔtcompHの値が大きくなるようにし、逆に、初期シンボルレートの方が現在のシンボルレートより高いときは、これらの差の絶対値が大きいほど、ΔtcompLの値が大きくなるようにする。ΔtcompH、ΔtcompLの値は、たとえば初期シンボルレートと現在のシンボルレートとの各組に応じてあらかじめ決めておいてもよいし、初期シンボルレートの値と現在のシンボルレートの値とを用いた演算によって計算してもよい。
タイミング加減算部34は、基地局通知タイミング情報記憶部31から入力された累積和ΔtCSと、シンボルレート比較部33から入力されたΔtcompOを加算し、その結果であるΔtout=ΔtCS+ΔtcompOを送信タイミング情報としてタイミング調整部17へ出力する。
このようにタイミング算出部14は、初期シンボルレートより高いシンボルレートで送信するときには基地局が指定する送信タイミングよりも相対的にΔtcompHだけ早いタイミングで送信し、上記初期シンボルレートより低いシンボルレートで送信するときには基地局が指定する送信タイミングよりも相対的にΔtcompLだけ遅いタイミングで送信が行われるように送信タイミング情報を算出している。以下ではこの理由について図6を用いて説明する。
図6(a)は、端末装置がシンボルレートrで送信するブロック(図2(a)参照)の最適なFFTタイミングを説明する図である。CPシンボルおよび1番目から8番目の各シンボルの送信波形は、図4のFIR部16によってフィルタリング処理されるため時間的に広がり、本例では各シンボルは6シンボル分に広がっている。基地局において本ブロックの送信波形をそのまま受信する場合、最適なFFTタイミング(受信タイミング)は点線で囲まれたタイミングになる。この場合の最適とは、受信側におけるCP除去後のブロックに含まれる所望信号エネルギーが最大という意味である。本来、各シンボルの送信波形の広がりがCP長内に収まっていれば各送信波形の広がりをすべて拾うタイミングでFFTを行うことが可能であり、この場合、このタイミングが最適なFFTタイミングである。しかし、図6(a)ではフィルタリング処理による送信波形の広がりがCP長を超えているため、必ず受信側におけるCP除去後のブロックに含まれる所望信号エネルギーが送信側におけるエネルギーよりも小さくなってしまう。したがって、実際には、エネルギーの損失を最も抑えるタイミングが最適なFFTタイミングとなる。
図7を用いて、最適なFFTタイミングに関してさらに詳しく説明する。
図6(a)に示すFFTタイミングを2シンボル分だけ早いタイミングにすると(図6(a)の左側へFFTタイミングを2シンボル分ずらす)、図7(a)に示すようにCPシンボルおよび1番目のシンボルのエネルギーは全て受信できるが、6番目や7番目のシンボルはそれらのメインローブすら受信できない。
図7(b)に示すように図7(a)より1シンボル分だけ遅いタイミングで受信すると、CPシンボルに相当する8番目のシンボルや1番目のシンボルのエネルギーが全て受信でき、また、6番目や7番目のシンボルなどブロック後半のシンボルの受信エネルギーも図7(a)よりも増加する。ただしこの図7(b)よりも遅いFFTタイミングで受信すると1番目のシンボルの受信エネルギーが損失し始めることとなる。なお、8番目のシンボルは先頭のCPシンボルと後端のシンボルに繰り返されているため、8番目のシンボルのエネルギー損失はない。
一方、図7(c)に示すようにFFTタイミングを図6(a)よりも2シンボル分だけ遅くすると、ブロック後半の7番目および8番目のシンボルのエネルギーは全て受信できるが、1番目のシンボルや2番目のシンボルはそれらのメインローブすら受信できない。
図7(d)に示すように図7(c)より1シンボル分だけ早いタイミングで受信すると、CPシンボルに相当する8番目のシンボルや7番目のシンボルのエネルギーが全て受信でき、また、1番目や2番目のシンボルなどブロック前半のシンボルの受信エネルギーも図7(c)よりも増加する。ただし、この図7(d)より早いFFTタイミングで受信すると7番目のシンボルの受信エネルギーが損失し始める。
対称性より、図7(b)のFFTタイミングと図7(d)のFFTタイミングとの中間であるタイミングがエネルギーの損失を最も抑える最適なFFTタイミングとなる。より一般的には、CPシンボルを除くブロック内の先端シンボル(1番目のシンボル)の波形広がりの先端タイミングtfirst(図7(a)参照)と、CPシンボルとして繰り返されるシンボルを除くブロック内の後端シンボル(たとえば7番目のシンボル)の波形広がりの後端タイミングtlast(図7(a)参照)との中心のタイミングをタイミングtmid(図7(a)参照)とし、FFT区間の中心のタイミングをtrx(図7(a)参照)とし、trxがtmidに一致するタイミングが最適なFFTタイミングである。すなわち、図6(a)の点線で囲まれたタイミングが最適なFFTタイミングである。
以上では図6(a)のシンボルレートrを例にして最適なFFTタイミングを示したが、他のシンボルレートについて最適なFFTタイミングを示すと以下のようになる。
図6(b)は、端末装置がシンボルレート2rで送信するブロック(図2(b)参照)の最適なFFTタイミングを説明する図である。図6(a)の場合と同様に考えると、図6(b)の点線で囲まれたタイミング、すなわち図6(a)よりもΔtcompLだけ遅いタイミングが、最適なFFTタイミングであるとわかる。
図6(c)は、端末装置がシンボルレート4rで送信するブロック(図2(c)参照)の最適なFFTタイミングを説明する図である。図6(a)の場合と同様に考えると、図6(c)の点線で囲まれたタイミング、すなわち図6(a)よりもΔtcompL+ΔtcompHだけ遅いタイミングが、最適なFFTタイミングであるとわかる。
ここで図6(a)、図6(b)、図6(c)のブロックは、それぞれCP長が同じであり、ブロック長も同じであり、シンボルレートのみが異なっている。シンボルレートの異なるブロックを同じ送信タイミングで送信し、各ブロックの信号が同じ伝送路を経由し、同じタイミングでFFTされた場合、あるシンボルレートのブロックにとって最適なタイミングでFFTされたとしても、他のシンボルレートのブロックにとっては最適なFFTタイミングにはならない。そこで、端末装置がシンボルレートに応じて送信タイミングを早くしたり遅くしたりし、基地局がシンボルレートによらず同じタイミングで受信するようにすれば、基地局は、各シンボルレートのブロックをそれぞれ最適なタイミングでFFTすることが可能である。
例えば、第一の時刻に端末装置はシンボルレート2rのブロックを基地局に対して送信し、基地局は最適なFFTタイミングで受信していたとする。最適なFFTタイミングは、あらかじめ基地局からタイミングに関するタイミング情報(フィードバック情報)を端末装置へ通知し端末装置がこのタイミング情報をもとに送信タイミングを調整することによって実現されてもいいし、基地局側でFFTタイミングを調整することによって実現されてもよい。第一の時刻の後の第二の時刻に、端末装置はシンボルレートrのブロックを基地局に対して送信する場合、シンボルレート2rのブロックを送信するタイミングよりもΔtcompLだけ遅いタイミングで送信し、基地局側ではシンボルレート2rのブロックと同じタイミングでFFTを行えば、シンボルレートrのブロックを最適なタイミングでFFTすることが可能である。そして、第二の時刻の後の第三の時刻に、端末装置がシンボルレート4rのブロックを基地局に対して送信する場合、シンボルレートrのブロックを送信するタイミングよりもΔtcompL+ΔtcompHだけ早いタイミングで送信し、基地局側ではシンボルレートrのブロックと同じタイミングでFFTを行えば、シンボルレート4rのブロックを最適なタイミングでFFTすることが可能である。
図8は、上記例においてシンボルレートr、シンボルレート2r、およびシンボルレート4rの各ブロックを送信するときの最適な送信タイミングを示す。
端末装置はシンボルレート2rのブロックを基地局に対して送信し、基地局は最適なタイミングでFFTしていたとする。ブロック送信周期はTBであるとする。端末装置がシンボルレート2rのまま送信し続ける場合、基地局はブロック周期TBで受信し続けていれば最適なFFTタイミングでシンボルレート2rのブロックを受信し続けることが可能である。一方、端末装置がシンボルレートを低くする(本例ではrにする)場合は、端末装置は送信タイミングをΔtcompLだけ遅くし、基地局はブロック周期TBで受信し続ければ、最適なFFTタイミングで受信し続けることが可能である。また、シンボルレートを高くする(本例では4rにする)場合は、送信タイミングをΔtcompHだけ早くし、基地局はブロック周期TBで受信し続ければ、最適なFFTタイミングで受信し続けることが可能である。
上記説明は伝送路が1波の場合を基にした説明であるが、マルチパス環境においても同様のことが言える。複数のn(n>2)波からなるマルチパス環境の場合、第k(1=<k=<n)波のみに着目して考えると伝送路が1波の場合と同様のことがいえ、マルチパス環境は第1波から第n波までの線形加算で表現できるためである。よって上記説明は一般の伝搬環境に対して共通して成り立つ。
以上のように、本実施例によれば、送信すべきブロックのシンボルレートが高いほど送信タイミングを早くし、シンボルレートが低いほど送信タイミングを遅くするようにしたことにより、シンボルレートが変更された場合に基地局において最適なFFTタイミングを実現するまでの時間を短縮することができる。
(第二の実施例)
図9は、第二の実施例に係る端末装置の構成を示すブロック図である。図4との違いは、MAC部とタイミング算出部の動作であり、他のブロックに関しては図4と同じであるため、ここでの説明は省略する。
MAC部41は、MAC層の処理を行い、送信すべき情報を変調部13に出力し、また現在のシンボルレートを表すシンボルレート情報、基地局から通知されるタイミング情報、現在のCPシンボル数、初期タイミング同期のために基地局に送信したブロックのシンボルレート(初期シンボルレート)を表す初期シンボルレート情報、および初期タイミング同期のために端末装置が送信したブロック内のCPシンボル数(初期CPシンボル数)をタイミング算出部42に出力する。
タイミング算出部42は、MAC部41から入力されたこれらの情報をもとに、送信タイミング情報を算出し、算出したタイミング情報をタイミング調整部17に出力する。
図10は、タイミング算出部42の構成を示すブロック図である。
基地局通知タイミング情報記憶部31、初期シンボルレート記憶部32、およびタイミング加減算部34は、図5と同様であるため、ここでの説明は省略する。
初期CPシンボル数記憶部51は、MAC部41から入力された初期CPシンボル数を記憶する。
差分算出部52は、初期CPシンボル数記憶部51から初期CPシンボル数を受け取り、また初期シンボルレート記憶部32から初期シンボルレート情報を受け取る。また差分算出部52は、MAC部41から現在のシンボルレート情報および現在のCPシンボル数を受け取る。初期CPシンボル数をSini、初期シンボルレートをrini、現在のシンボルレートをrnow、現在のCPシンボル数をSnowとし、差分算出部52は、これらの値から、以下の式によりΔtcompOを算出し、算出したΔtcompOをタイミング加減算部34に出力する。
Figure 2009017046
上式の導出に関して説明する。最適なFFTタイミングは、第一の実施例で説明したとおり、CPシンボルを除くブロック内の先端シンボルの波形広がりの先端タイミングtfirstと、CPシンボルに繰り返されるシンボルを除くブロック内の後端シンボルの波形広がりの後端タイミングtlastとの中心のタイミングをタイミングtmidとし、FFT区間の中心タイミングをtrxとしたとき、trxがtmidに一致するタイミングが最適なFFTタイミングである。CPシンボルを除くブロック内の先端シンボルの波形広がりの先端タイミングtfirstは、
Figure 2009017046
となる。ただし、rはシンボルレート、S(r)はシンボルレートrのときのCPシンボル数、Fは帯域制限用フィルタ(図9のFIR部に相当する)による送信波形広がりの幅をシンボル数で表したものである。CPシンボルに繰り返されるシンボルを除くブロック内の後端シンボルの波形広がりの後端タイミングtlastは、
Figure 2009017046
となる。ただし、TBdataはCP長を除くブロック長(すなわちFFT区間長)である。よってtmidは、
Figure 2009017046
となる。FFTの開始タイミングtsとtrxの関係は、
Figure 2009017046
である。trx=tmidとなるタイミングが最適なFFTタイミングであるから、
Figure 2009017046
となる。シンボルレートr1とシンボルレートr2のそれぞれの場合における最適なFFTタイミングの差分Δtsは以下のように算出できる。
Figure 2009017046
以上の導出は、CPシンボル数がシンボルレートによって一意に決まる場合の導出であるが、CPシンボル数がシンボルレートに依存しない場合でも同様にして導出できる。
上記において、初期シンボルレートriniは、たとえばあらかじめ定められた基準となるシンボルレートである第Xのシンボルレートの値rxに相当し、初期CPシンボル数Siniは、たとえば第Xのシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数Sxに相当する。現在のシンボルレートrnowはたとえば変更後のシンボルレートである第2のシンボルレートの値r2に相当し、現在のCPシンボル数Snowは、たとえば第2のシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数S2に相当する。
そして、タイミング算出部42は、上記ΔtcompOの算出式からも理解されるように、(Snow-1)/rnowが(Sini-1)/riniよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど初期シンボルレートにおける送信タイミングよりも早くなるように現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングを決定し、(Sini-1)/riniが(Snow-1)/rnowよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど初期シンボルレートにおける送信タイミングよりも遅くなるように現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングを決定する。(Snow-1)/rnowと(Sini-1)/riniが同じときは送信タイミングを変更しないものとする。
(第三の実施例)
図11は、第三の実施例にかかる端末装置の構成を示すブロック図を示している。図9との違いは、MAC部とタイミング算出部の動作であり、他のブロックに関しては図9と同じであるため、ここでの説明は省略する。
MAC部43は、MAC層の処理を行い、送信すべき情報を変調部13に出力し、また現在のシンボルレート情報、基地局から通知されたタイミング情報、および現在のCPシンボル数を、タイミング算出部44に出力する。
タイミング算出部44は、MAC部43から入力されたシンボルレート情報、タイミング情報およびCPシンボル数に基づいて、送信タイミング情報を算出し、算出した送信タイミング情報をタイミング調整部17に出力する。
図12は、タイミング算出部44の構成を示すブロック図である。
前情報記憶部45は、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレート情報およびCPシンボル数を記憶する。前情報記憶部45は、MAC部43からシンボルレート情報とCPシンボル数が入力されると、前情報記憶部45内のメモリに記憶されている1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレート情報とCPシンボル数を差分算出部46に出力し、MAC部43から入力されたシンボルレート情報とCPシンボル数を前情報記憶部45内のメモリに記憶する。
差分算出部46は、MAC部43からシンボルレート情報およびCPシンボル数Snowが入力され、前情報記憶部45から、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレート情報およびCPシンボル数Spreが入力される。差分算出部46は、現在のシンボルレートrnowと、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレートrpreと、現在のCPシンボル数Snowと、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のCPシンボル数Spreとから、以下の式によりΔtcompOを算出する。
Figure 2009017046
差分算出部46はこのΔtcompOをタイミング加減算部47に出力する。
タイミング加減算部47は、MAC部43から入力されたタイミング情報ΔtCSと、差分算出部46から入力されたΔtcompOを加算し、その結果であるΔtout1=ΔtCS+ΔtcompOを送信タイミング情報として基地局通知タイミング情報記憶部48へ出力する。タイミング情報ΔtCSは、初期タイミング同期時や、一定時間周期毎時や、基地局が必要だと判断したときに基地局から通知され、何も入力されないときは、ΔtCS=0が入力されたと判断する。
基地局通知タイミング情報記憶部48は、タイミング加減算部47からタイミング情報Δtout1がたとえば送信スロット毎に入力される。基地局通知タイミング情報記憶部48では、通信を開始してから入力されるタイミング情報Δtout1の累積和を記憶する。すなわち、通信を開始してから第n回目に入力される送信タイミングをΔtout1(n)とすると、基地局通知タイミング情報記憶部48で記憶する記憶値Δtout2は、
Figure 2009017046
となる。基地局通知タイミング情報記憶部48は、この記憶値Δtout2を送信タイミング情報としてタイミング調整部17に出力する。
上記において、シンボルレートrpreは、たとえば第2のシンボルレートに変更される直前のシンボルレートである第Xのシンボルレートrxに相当し、CPシンボル数Spreは、たとえば第Xのシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数Sxに相当する。また現在のシンボルレートrnowはたとえば変更後のシンボルレートである第2のシンボルレートの値r2に相当し、現在のCPシンボル数Snowは、たとえば第2のシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数S2に相当する。
そして、タイミング算出部44は、上記ΔtcompOの算出式からも理解されるように、(Snow-1)/rnowが(Spre-1)/rpreよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど直前のシンボルレートの送信タイミングよりも早くなるように変更後のシンボルレートにおける送信タイミングを決定し、(Spre-1)/rpreが(Snow-1)/rnowよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど直前のシンボルレートにおける送信タイミングよりも遅くなるように変更後のシンボルレートにおける送信タイミングを決定する。(Snow-1)/rnowと(Spre-1)/rpreが同じときは送信タイミングを変更しないものとする。
(第四の実施例)
図13は、第四の実施例に係る端末装置のタイミング算出部の構成を示すブロック図である。
基地局通知タイミング情報記憶部31およびタイミング加減算部34は、図5と同様であるため、ここでの説明は省略する。
初期タイミング記憶部61は、
Figure 2009017046
に相当する値を記憶する。ただし、初期タイミング同期に用いられる送信ブロックのCPシンボル数をSini、初期シンボルレートをriniとし、これらCPシンボル数Siniと初期シンボルレートriniは予め決められた固定値であるとする。
差分算出部62は、MAC部から現在のシンボルレート情報と、現在のCPシンボル数Snowとが入力され、初期タイミング記憶部61から値tpreが入力される。差分算出部62は、現在のシンボルレートrnowと、現在のCPシンボル数Snowと、初期タイミング記憶部61で記憶された値tpreとから、以下の式によりΔtcompOを算出する。
Figure 2009017046
差分算出部62は、このΔtcompOをタイミング加減算部34に出力する。
このように、初期タイミング同期に用いる送信ブロックのCPシンボル数と初期シンボルレートが予め決まっている場合は、タイミング算出部における演算を簡単にすることができる。なお、本実施例に係る端末装置の構成を示すブロック図は、図9においてMAC部41からタイミング算出部への、初期シンボルレート情報と初期CPシンボル数の入力を除いたものに相当する。
(第五の実施例)
図14は、第五の実施例に係る端末装置のタイミング算出部の構成を示すブロック図である。
基地局通知タイミング情報記憶部31およびタイミング加減算部34は、図5と同様であるため、ここでの説明は省略する。
タイミングテーブル部71は、シンボルレートとCPシンボル数の全通りの組み合わせに関してΔtcompOを格納したテーブルを有する。ただし、本実施例では、初期タイミング同期に用いられる送信ブロックのCPシンボル数Siniと初期シンボルレートriniはシステムによって予め決められた固定値であるとする。
タイミングテーブル部71は、MAC部から入力されたシンボルレート情報とCPシンボル数とをパラメータとしてテーブルを参照することでΔtcompOを読み出し、読み出したΔtcompOをタイミング加減算部34に出力する。
送信ブロックに採用されるシンボルレートの種類とCPシンボル数が有限である場合、その組み合わせも有限である。そこで、予め、各シンボルレートと各CPシンボル数の全通りの組み合わせに関してΔtcompOをテーブルに記憶しておけば、タイミング算出部における演算を簡単にできる。テーブルに記憶するΔtcompOとしてはたとえば第二の実施例や第四の実施例で説明した式で得られる値でもよいが、必ずしも第二の実施例や第四の実施例で説明した式の値と一致する必要はなく、基地局における受信タイミングマージンや実装誤差などを考慮した上で、上記式の値から大きく逸脱しない範囲の値を適用してもよい。
上記の他、第二の実施例において、初期CPシンボル数Sini、初期シンボルレートrini、現在のシンボルレートrnow、現在のCPシンボル数Snowの各組合せに応じてあらかじめΔtcompOを算出し、算出した値を各組合せと対応づけてテーブルに保持しておき、初期CPシンボル数Sini、初期シンボルレートrini、現在のシンボルレートrnow、現在のCPシンボル数Snowをパラメータとしてテーブルを参照することでΔtcompOを読み出すようにしてもよい。
また、第三の実施例において、現在のシンボルレートrnow、現在のCPシンボル数Snow、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレートrpre、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のCPシンボル数Spreの各組合せに応じてあらかじめΔtcompOを算出し、算出した値を各組合せと対応づけてテーブルに保持しておき、現在のシンボルレートrnow、現在のCPシンボル数Snow、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレートrpre、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のCPシンボル数Spreをパラメータとしてテーブルを参照することでΔtcompOを読み出すようにしてもよい。
(第六の実施例)
図15は、端末装置がスロット単位で送信する場合の送信タイミング制御の例を説明する図である。
図15の例では、同期ブロック(s)1個と、パイロットブロック(p)2個と、データブロック(d)16個で1つのスロットが構成されている。各ブロックはシンボルレートに応じて異なるシンボル数で構成されるが、1スロット内に含まれる全ブロックのシンボルレートは同じである。端末装置は、スロット送信周期Tslot毎にスロットを送信し、各スロットの送信シンボルレートおよびCP長が同じであれば相対的に同じスロットタイミングで送信し、送信シンボルレートまたはCP長のどちらか一方または両方を変更したら、第一の実施例から第五の実施例で説明した送信タイミング制御を行って調整後のスロットタイミングで送信を行う。
また、送信スロット間に端末装置が基地局から送信タイミングをΔtBs(図示せず)だけ変更するように通知された場合は、CP長またはシンボルレートによる送信タイミング調整後のスロットタイミングに対して、さらにΔtBsだけ送信タイミングに変更を加えるものとする。
(第七の実施例)
本実施例では、いわゆる拡張CP(拡張繰り返しシンボル)がブロックに含められる場合における送信タイミング制御について述べる。以下では、まず拡張CPについて簡単に説明し、その後、本実施例に係る送信タイミング制御について詳細に説明する。
図16は拡張CPを説明する図である。
拡張CPとは、あるブロックにおいて先端側に繰り返しシンボルが付加される場合に当該繰り返しシンボルと同一波形をもつ後端側のシンボル、または後端側に繰り返しシンボルが付加される場合における当該後端側の繰り返しシンボル、に先行するz個(zは1つ以上の整数)のシンボルを、1つ前のブロックの後端シンボルからのz個のシンボルと同一の波形をもつシンボルと同じにした場合における、該あるブロック内のこれらz個のシンボルのことである。
拡張CPを採用すると、実質的にCP長を延ばした場合と同様の効果を期待することができる。本例では拡張CPとして2シンボルを採用した場合が示されている。たとえばデータブロック1(data block 1)では、先端側の繰り返しシンボル(CP)と同一波形をもつ後端側のシンボル13,14に先行する2個のシンボルが、データブロック1の1つ前のパイロットブロック1(pilot block 1)の後端からの2個のシンボルc1、c2と同じにされており、したがってこれらは拡張CPである。
なお、拡張CPをz個用いると、たとえば、各ブロックのCPとして繰り返されるシンボルの直前のz個のシンボルが1つ前のブロックに依存するため、パイロットブロックのように既知シンボルに拡張CPを採用する場合は、図16のパイロットブロック2(pilot block 2)のように1つの前のブロック(data block 2)の拡張CPに相当する部分(ここではブロックの末尾2つc15,c16)をパイロットブロック2に合わせる必要がある。
また、同期ブロックとパイロットブロックが連続して送信される場合のように、既知シンボルからなるブロックが連続して送信される場合は、上述の理由により、通常、拡張CPを採用することができない。しかし、図16のようにc1からc16のシンボルからなる既知シンボル系列を同期用シンボル(sync block)に採用し、その既知シンボル系列をサイクリックシフトした系列をパイロットブロック(pilot block 1)に採用することで拡張CPを採用することが可能になる。
また、スロット先頭の同期ブロックに対しては、拡張CPを採用せずに送信してもいいし、同期ブロックのCP長を単純に延ばしてもよい。図16の例では拡張CPを採用せずに送信している。
図17は、第七の実施例に係る拡張CPを用いた場合の端末装置の構成を示すブロック図である。
図4との違いは、MAC部81とタイミング算出部82と変調部83の動作であり、他のブロックに関しては図4と同じであるため、ここでの説明は省略する。
MAC部81は、MAC層の処理を行い、送信すべき情報と拡張CPに関する情報を変調部83に出力し、またシンボルレート情報、基地局から通知されるタイミング情報、およびCPシンボル数をタイミング算出部82に出力する。
変調部83は、MAC部81から入力された情報に基づいて拡張CPを含むデジタルベースバンド変調信号を作成してCP付加部15に出力し、またタイミング算出部82に拡張CPシンボル数を出力する。
タイミング算出部82は、MAC部81から入力されたシンボルレート情報、タイミング情報およびCPシンボル数と、変調部83から入力された拡張CPシンボル数とに基づいて、送信タイミング情報を算出し、算出した送信タイミング情報をタイミング調整部17に出力する。
図18は、タイミング算出部82の構成を示すブロック図である。
基地局通知タイミング情報記憶部31およびタイミング加減算部34は図5と同様であるため、ここでの説明は省略する。
タイミングテーブル部91は、シンボルレートとCPシンボル数と拡張CPシンボル数との全通りの組み合わせに関してΔtcompOを格納したテーブルを有する。タイミングテーブル部91は、MAC部81から入力されたシンボルレート情報およびCPシンボル数と、変調部82から入力された拡張CPシンボル数とをパラメータとしてテーブルを参照してΔtcompOを読み出し、読み出したΔtcompOをタイミング加減算部34に出力する。
送信ブロックに採用されるシンボルレートの種類とCPシンボル数と拡張CPシンボル数が有限である場合、その組み合わせも有限である。そこで予め、各シンボルレートと各CPシンボル数と各拡張CPシンボル数との全通りの組み合わせに応じた値ΔtcompOをテーブルに記憶しておく。値ΔtcompOは、たとえば以下の式に従って求めておく。
Figure 2009017046
ここで、Siniは初期タイミング同期に用いる送信ブロックのCPシンボル数、SViniは初期タイミング同期に用いる送信ブロックの拡張CPシンボル数、riniは初期タイミング同期に用いる送信ブロックの初期シンボルレート、rはMAC部81から出力された現在のシンボルレート、Snow(r)はMAC部81から出力された現在のCPシンボル数、SVnow(r)はMAC部81から出力された現在の拡張CPシンボル数を表す。ただし初期CPシンボル数Sini、初期シンボルレートrini、拡張CPシンボル数SViniはシステムによって予め決められた固定値であるとする。
この式の導出は、第二の実施例で説明したtlastに対して拡張CPを考慮し、
Figure 2009017046
に置き換えることで求めることができる。
なお、本実施例では予め作成されたテーブルの値を参照してΔtcompOを求めたが、本発明はこの方法に限定されるものではなく、上記の式を直接計算して、ΔtcompOを計算してもよい。またテーブルに記憶する値は、必ずしも上記式の値と一致する必要はなく、基地局における受信タイミングマージンや実装誤差などを考慮した上で、上記式の値から大きく逸脱しない範囲の値を適用してもよい。
ここで上記式において、rは、第2のシンボルレートの値r2に相当し、Snow(r)は第2のシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数S2に相当し、SVnow(r)は第2のシンボルレートのブロックに含まれる拡張繰り返しシンボルの個数Sv2に相当する。また、riniは、あらかじめ定められた基準となるシンボルレートである第Xのシンボルレートの値rxに相当し、Siniは第Xのシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数Sxに相当し、SViniは第Xのシンボルレートのブロックに含まれる拡張繰り返しシンボルの個数Svxに相当する。
そして、タイミング算出部82は、上記ΔtcompOの算出式から理解されるように、(Snow(r)-1- SVnow(r))/ rが(Sini -1- SVini)/ riniよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングが、初期シンボルレートにおける送信タイミングよりも早くなるように現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングを決定し、
(Sini -1- SVini)/ riniが(Snow(r)-1- SVnow(r))/ rよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングが、初期シンボルレートにおける送信タイミングよりも遅くなるように現在の(たとえば変更後の)シンボルレートにおける送信タイミングを決定する。
上記ΔtcompOの算出では、初期タイミング同期に用いる送信ブロックのCPシンボル数Sini、初期タイミング同期に用いる送信ブロックの拡張CPシンボル数SVini、初期タイミング同期に用いる送信ブロックの初期シンボルレートriniに代えて、第三の実施例と同様に、直前のスロットのブロックに含まれるCPシンボル数、拡張CPシンボル数、直前のスロットのシンボルレートを用いることができる。
また第五の実施例で述べたのと同様に、初期CPシンボル数Sini、初期シンボルレートrini、拡張CPシンボル数SVini、現在のシンボルレートr、現在のCPシンボル数Snow(r)、拡張CPシンボル数Svnow(r)の各組合せに応じてあらかじめΔtcompOを算出し、算出した値を各組合せと対応づけてテーブルに保持しておき、初期CPシンボル数Sini、初期シンボルレートrini、拡張CPシンボル数SVini、現在のシンボルレートr、現在のCPシンボル数Snow(r)、拡張CPシンボル数Svnow(r)をパラメータとしてテーブルを参照することでΔtcompOを読み出すようにしてもよい。
また、現在のシンボルレートr、現在のCPシンボル数Snow(r)、拡張CPシンボル数Svnow(r)、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレート、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のCPシンボル数、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)の拡張CPシンボル数の各組合せに応じてあらかじめΔtcompOを算出し、算出した値を各組合せと対応づけてテーブルに保持しておき、現在のシンボルレートr、現在のCPシンボル数Snow(r)、拡張CPシンボル数Svnow(r)、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のシンボルレート、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)のCPシンボル数、1つ前のブロック(あるいは1つ前の送信スロット)の拡張CPシンボル数をパラメータとしてテーブルを参照することでΔtcompOを読み出すようにしてもよい。
(第八の実施例)
本実施例は、基地局が、通常のタイミング制御に加えて、シンボルレートの影響も加味して送信タイミングを決定し、決定した送信タイミングを表すタイミング情報(フィードバック情報)を端末装置に通知することを特徴とする。以下本実施例について詳細に説明する。
図19は、第八の実施例に係る基地局の構成を示すブロック図である。
アンテナ部101は、受信時は端末装置から送信された信号を受信し、送信時は基地局スイッチ部102から入力される信号を電波として空間に放射する。アンテナ部101はたとえば受信手段に相当する。
スイッチ部102は、受信時はアンテナ部101で受信された信号をLNA部103に出力し、送信時はPA部122から入力された信号をアンテナ部101に出力するようにスイッチの切り替えを行う。
LNA部103は、スイッチ部102から入力された信号に対して低雑音増幅処理を行い、低雑音増幅処理された信号をDC部104に出力する。
DC部104は、LNA部103から入力されたRF(Radio Frequency)の信号をダウンコンバートしてアナログベースバンド信号を生成し、生成したアナログベースバンド信号をLPF部105に出力する。
LPF部105は、DC部104から入力された信号から高調波成分を取り除くためにLPF(Low Pass Filter)を用いてフィルタリング処理を行い、高調波成分が除去された信号をAD変換部106に出力する。
AD変換部106は、LPF部105から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をFFT部107に出力する。
FFT部107は、AD変換部106から入力されたデジタル信号をFFT(Fast Fourier Transform)処理して時間領域から周波数領域に変換し、周波数領域信号108を窓関数部に出力する。FFT部107はたとえばフーリエ変換手段に相当する。
窓関数部108は、FFT部107から入力された周波数領域信号に窓関数処理を行うことにより所望の周波数成分の信号を取り出し、取り出した所望の周波数成分信号をFDE(Frequency-Domain Equalization:周波数領域等化)部109に出力する。
FDE部109は、窓関数部108から入力された所望の周波数領域成分信号に対して周波数領域等化処理を行い、周波数領域等化された信号をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部110に出力する。
IFFT部110は、FDE部109から入力された所望の周波数領域成分信号にIFFT処理を行って時間領域の信号に変換し、検波部112およびタイミング誤差検出部11に時間領域信号を出力する。
タイミング誤差検出部111は、IFFT部110から入力された時間領域信号から所望のFFTタイミングに対するタイミング誤差を検出し、検出したタイミング誤差を表すタイミング誤差情報を検波部112およびMAC部116に出力する。タイミング誤差検出方法としては、受信信号に含まれる既知信号と、タイミング誤差検出部111内に予め記憶された理想的な既知信号との相関を算出し、その相関出力のピークが現れるタイミングによってタイミング誤差を検出できる。ただし、このタイミング誤差検出方法はあくまで一例であり、本発明はこの方法に限定されるものではない。
検波部112は、タイミング誤差検出部111から入力されたタイミング誤差情報を基に、IFFT部110から入力された時間領域信号を検波し、検波データを復調部113に出力する。
復調部113は、検波部112から入力された検波データに対して、軟判定処理および復号処理などの復調処理を行い、MAC部116に復調データを出力する。
MAC部116は、MAC層の処理を行って、復調データから上位レイヤのデータを取り出し、取り出した上位レイヤのデータを上位レイヤ部115に渡す。またMAC部116は、タイミング誤差検出部111から受け取ったタイミング誤差情報をタイミング制御信号生成部117に渡す。
上位レイヤ部11は、受信時はMAC部116から情報を受け取ってMAC層より上位の処理を行い、送信時は上位レイヤの処理により得た情報をMAC部116に出力する。
MAC部116は、上位レイヤ部11から入力された情報に対してMAC層の処理を行い、送信すべき情報を変調部118に出力する。またMAC部116は、上位レイヤ部11から入力される、端末装置に通知するための変調情報をタイミング制御信号生成部117に出力する。変調情報には、端末装置に送信させるシンボルレートを表すシンボルレート情報と、端末装置に送信させるブロック内のCPシンボル数を表すCPシンボル数情報と、端末装置に送信させるブロック内の拡張CPシンボル数を表す拡張CPシンボル数情報とが含まれる。したがって、上位レイヤ部11はたとえばシンボルレート通知手段を含んでいる。
タイミング制御信号生成部117は、MAC部116から入力された変調情報とタイミング誤差情報を基にタイミング情報を生成し、タイミング情報を変調部118に出力する。タイミング制御信号生成部117はたとえば送信タイミング計算手段、送信タイミング補正手段およびタイミング情報通知手段の機能を有している。
変調部118は、MAC部116から入力された情報と、タイミング制御信号生成部117から入力されたタイミング情報に基づいて変調信号を作成し、変調信号をDA変換部119に出力する。
DA変換部119は、変調部118から入力されたデジタル変調信号をアナログ信号に変換し、LPF部120にアナログ信号を出力する。
LPF部120は、DA変換部119から入力されたアナログ信号から高調波成分を取り除くためにLPF(Low Pass Filter)を用いてフィルタリング処理を行い、高調波成分が除去された信号をUC部121に出力する。
UC部121は、LPF部120から入力されたアナログベースバンド信号を所望のRFにアップコンバートし、RF信号をPA部122に出力する。
PA部122は、UC部121から入力されたRF信号の電力を増幅させ、スイッチ部102に出力する。
図20は、タイミング制御信号生成部117の構成を示すブロック図である。
差分算出部131は、MAC部116から変調情報が入力され、送信タイミングの差分情報を算出し、算出した送信タイミングの差分情報をタイミング加減算部132に出力する。端末装置に送信させるシンボルレートをr、端末装置に送信させるブロックのCPシンボル数をSnow(r)、端末装置に送信させるブロックの拡張CPシンボル数をSVnow(r)とすると、差分算出部131の出力ΔtcompOは、
Figure 2009017046
となる。ただし、Siniは、基地局が今回のタイミング誤差検出に用いた端末装置からの送信信号のCPシンボル数、SViniは基地局が今回のタイミング誤差検出に用いた端末装置からの送信信号の拡張CPシンボル数、riniは今回のタイミング誤差検出に用いた端末装置からの送信信号のシンボルレートである。Sini、SVini、riniと、今回入力された変調情報に基づいて差分算出部でΔtcompOを算出する。ここで得られたΔtcompOをタイミング加減算部132に出力する。
タイミング加減算部は132は、MAC部116から入力されたタイミング誤差情報に含まれるタイミング誤差ΔtCSと、差分算出部131から入力されたΔtcompOを加算し、その結果であるΔtout=ΔtCS+ΔtcompOをタイミング情報として変調部118へ出力する。
このように端末装置へのタイミング情報を生成する際に、測定したタイミング誤差だけでなく、シンボルレートの更新情報、CPシンボル数の更新情報、拡張CPシンボル数の更新情報も考慮した補正(たとえば上記導出式に従った補正)を加えてタイミング情報を生成することで、効率良く端末装置の送信タイミング制御を行うことができる。
なお、本実施例では導出式に従って差分算出部131においてΔtcompOを算出したが、本発明は導出式による算出に限定されず、たとえば第七の実施例で説明したように、予め上記導出式等に基づき算出した値ΔtcompOをテーブル(メモリ)に保持しておき、このテーブルを参照することにより、ΔtcompOを求めてもよい。なお、実装誤差などを考慮した上で、導出記式の値から大きく逸脱しない範囲の値をテーブルの値に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第一の実施例に係る移動体通信システムの構成例を示す図 データブロックの例を示す図 端末装置が送信するスロットフォーマットの例を示す図 端末装置の構成を示すブロック図 タイミング算出部の構成を示すブロック図 シンボルレートに応じた最適なFFTタイミングを示す図 最適なFFTタイミングを説明する図 シンボルレートに応じた送信タイミング制御を示す図 第二の実施例に係る端末装置の構成を示すブロック図 第二の実施例に係るタイミング算出部の構成を示すブロック図 第三の実施例にかかる端末装置の構成を示すブロック図 第三の実施例にかかるタイミング算出部の構成を示すブロック図 第四の実施例に係る端末装置のタイミング算出部の構成を示すブロック図 第五の実施例に係る端末装置のタイミング算出部の構成を示すブロック図 端末装置がスロット単位で送信する場合の送信タイミング制御を説明する図 拡張CPとして2シンボル採用した場合の例を示す図 第七の実施例に係る拡張CPを用いた場合の端末装置の構成を示すブロック図 第七の実施例に係るタイミング算出部の構成を示すブロック図 第八の実施例に係る基地局の構成を示すブロック図 第八の実施例に係るタイミング制御信号生成部の構成を示すブロック図
符号の説明
PS1、PS2:端末装置
CS1:基地局
11:上位レイヤ部
12、41、43、81:MAC部
13、83:変調部
14、42、44、82:タイミング算出部
15:CP付加部
16:FIR部
17:タイミング調整部
18:DA変換部
19:ローパスフィルタ
20:UC部
21:PA部
22:スイッチ部
23:アンテナ部
24:LNA部
25:DC部
26:ローパスフィルタ
27:AD変換部
28:復調部
31、48:基地局通知タイミング情報記憶部
32:初期シンボルレート記憶部
33:シンボルレート比較部
34、47、132:タイミング加減算部
45:前情報記憶部
51:CPシンボル数記憶部
46、52、62、131:差分算出部
61:初期タイミング記憶部
71、91:タイミングテーブル部

Claims (13)

  1. 時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを生成するブロック生成手段と、
    前記ブロック生成手段により生成された前記ブロックを送信する送信タイミングを、前記ブロックのシンボルレートが高いほど早いタイミングに、また前記ブロックのシンボルレートが低いほど遅いタイミングに決定する送信タイミング決定手段と、
    前記送信タイミング決定手段により決定された送信タイミングで前記ブロック生成手段により生成されたブロックを送信する送信手段と、
    を備えた端末装置。
  2. 前記ブロック生成手段により生成されたブロックの送信タイミングを基地局において決定するための第1の信号を前記基地局に送信し、前記基地局から前記ブロックの送信タイミングを定めたタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段をさらに備え、
    前記送信タイミング決定手段は、前記第1の信号を送信したブロックのシンボルレートよりも高いシンボルレートのブロックを送信するときは、前記タイミング情報で定められた送信タイミングよりも早い送信タイミングを決定し、前記第1の信号を送信したブロックのシンボルレートよりも低いシンボルレートのブロックを送信するときは、前記タイミング情報で定められた送信タイミングよりも遅い送信タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記第1の信号は、前記基地局において前記送信タイミングを決定するための専用信号であることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記送信タイミング決定手段は、前記シンボルレートが第2のシンボルレートに変更された場合、
    r2を前記第2のシンボルレートの値、
    S2を前記第2のシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数、
    rxを第2のシンボルレートに変更される直前のシンボルレートまたはあらかじめ定められた基準となるシンボルレートである第Xのシンボルレートの値、
    Sxを前記第Xのシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数、
    とすると、
    (S2-1)/r2が(Sx-1)/rxよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングが前記Xのシンボルレートにおける送信タイミングよりも早くなるように前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングを決定し、
    (Sx-1)/rxが(S2-1)/r2よりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングが前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングよりも遅くなるように前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記送信タイミング決定手段は、(S2-1)/r2が(Sx-1)/rxよりも大きいときは、((S2-1)/r2-(Sx-1)/rx)/2に基づいた値だけ前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングを早めた送信タイミングを前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングとして決定し、(Sx-1)/rxが(S2-1)/r2よりも大きいときは、((Sx-1)/rx-(S2-1)/r2)/2に基づいた値だけ前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングを遅くした送信タイミングを前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングとして決定することを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 前記S2、前記r2、前記Sxおよび前記rxと、遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間とを対応づけて格納した第1のテーブルをさらに備え、
    前記送信タイミング決定手段は、前記S2、前記r2、前記Sxおよび前記rxに基づき前記第1のテーブルを参照することにより遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間を取得し、取得した時間と、前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングとから、前記第2のシンボルレートのブロックの送信タイミングを計算することを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  7. 前記第Xのシンボルレートは、前記あらかじめ定められた基準となるシンボルレートであり、また前記Sxおよび前記rxはそれぞれあらかじめ定められた固定値であり、
    前記S2および前記r2と、遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間とを対応づけて格納した第2のテーブルをさらに備え、
    前記送信タイミング決定手段は、前記S2、前記r2に基づき前記第2のテーブルを参照することにより前記遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間を取得し、取得した時間と、前記基準となる送信タイミングとから、前記第2のシンボルレートのブロックの送信タイミングを計算することを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  8. 前記ブロック生成手段は、前記ブロックの先端側において付加される繰り返しシンボルと同一波形をもつ前記ブロックの後端側のシンボル、または前記ブロックの後端側に付加される繰り返しシンボル、に先行する1つ以上のシンボルとして、1つ前のブロックの後端シンボルからの1つ以上のシンボルと同一の波形である拡張繰り返しシンボルを用い、
    前記送信タイミング決定手段は、前記シンボルレートが第2のシンボルレートに変更された場合、
    r2を前記第2のシンボルレートの値、
    S2を前記第2のシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数、
    Sv2を前記第2のシンボルレートのブロックに含まれる拡張繰り返しシンボルの個数、
    rxを第2のシンボルレートに変更される直前のシンボルレートまたはあらかじめ定められた基準となるシンボルレートである第Xのシンボルレートの値、
    Sxを前記第Xのシンボルレートのブロックに含まれる繰り返しシンボルの個数、
    Svxを前記第Xのシンボルレートのブロックに含まれる拡張繰り返しシンボルの個数、
    とすると、
    (S2-1-Sv2)/r2が(Sx-1-Svx)/rxよりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングが前記Xのシンボルレートにおける送信タイミングよりも早くなるように前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングを決定し、
    (Sx-1-Svx)/rxが(S2-1-Sv2)/r2よりも大きいときはこれらの差の絶対値が大きいほど前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングが前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングよりも遅くなるように前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  9. 前記送信タイミング決定手段は、(S2-1-Sv2)/r2が(Sx-1-Svx)/rxよりも大きいときは、((S2-1-Sv2)/r2-(Sx-1-Svx)/rx )/2に基づいた値だけ前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングを早めた送信タイミングを前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングとして決定し、(Sx-1-Svx)/rxが(S2-1-Sv2)/r2よりも大きいときは、((Sx-1-Svx)/rx -(S2-1-Sv2)/r2)/2に基づいた値だけ前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングを遅くした送信タイミングを前記第2のシンボルレートにおける送信タイミングとして決定することを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記S2、前記r2、前記Sv2、前記Sx、前記rx、前記Svxと、遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間とを対応づけて格納した第3のテーブルをさらに備え、
    前記送信タイミング決定手段は、前記S2、前記r2、前記Sv2、前記Sx、前記rx、前記Svxに基づき前記第3のテーブルを参照することにより遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間を取得し、取得した時間と、前記第Xのシンボルレートにおける送信タイミングとから、前記第2のシンボルレートのブロックの送信タイミングを計算することを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  11. 前記第Xのシンボルレートは、前記あらかじめ定められた基準となるシンボルレートであり、また前記Sx、前記rx、前記Svxはそれぞれあらかじめ定められた固定値であり、
    前記S2、前記r2および前記Sv2と、遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間とを対応づけて格納した第4のテーブルをさらに備え、
    前記送信タイミング決定手段は、前記S2、前記r2および前記Sv2に基づき前記第4のテーブルを参照することにより前記遅らせるべきまたは早めるべき送信タイミングの時間を取得し、取得した時間と、前記基準となる送信タイミングとから、前記第2のシンボルレートのブロックの送信タイミングを計算することを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  12. 時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたブロックの信号を前記複数のシンボルの長さに対応する区間でフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段により前記ブロックの信号をフーリエ変換したタイミングの所望タイミングに対する誤差を検出するタイミング誤差検出手段と、
    前記タイミング誤差検出手段により検出された誤差に基づいて前記端末装置により前記ブロックを送信する送信タイミングを計算する送信タイミング計算手段と、
    前記端末装置にシンボルレートの変更を通知するシンボルレート通知手段と、
    変更後のシンボルレートが、前記送信タイミング計算手段により送信タイミングを算出したときの前記ブロックのシンボルレートよりも高いときは、変更後のシンボルレートと前記ブロックのシンボルレートとの差の絶対値が大きいほど、前記送信タイミング計算手段により算出された送信タイミングをより早いタイミングに補正し、
    変更後のシンボルレートが、前記送信タイミング計算手段により送信タイミングを算出したときの前記ブロックのシンボルレートよりも低いときは、変更後のシンボルレートと前記ブロックのシンボルレートとの差の絶対値が大きいほど、前記送信タイミング計算手段により算出された送信タイミングをより遅いタイミングに補正する、送信タイミング補正手段と、
    前記送信タイミング補正手段により補正された送信タイミングを表すタイミング情報を前記端末装置に通知するタイミング情報通知手段と、
    を備えた基地局。
  13. 時間的に連続する複数のシンボルの一端に、前記複数のシンボルの他端を含む一部波形と同じ波形をもつ繰り返しシンボルを付加した所定時間長のブロックを生成するブロック生成ステップと、
    前記ブロック生成ステップにより生成された前記ブロックを送信する送信タイミングを、前記ブロックのシンボルレートが高いほど早いタイミングに、また前記ブロックのシンボルレートが低いほど遅いタイミングに決定する送信タイミング決定ステップと、
    前記送信タイミング決定ステップにより決定された送信タイミングで前記ブロック生成ステップにより生成されたブロックを送信する送信ステップと、
    を備えた通信方法。
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