JP5385513B2 - ディジタル通信システム、ディジタル無線送信装置、ディジタル無線受信装置 - Google Patents
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Description
3GPP TS 25.212 V5.10.0 (2005-06) Annex A (informative): Blind transport format detection
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、伝送フォーマットの開始位置の候補が複数あっても、膨大なデータ処理を行うことなく、伝送フォーマットの開始位置を検出することが可能なディジタル通信システムを提供することを目的とする。
この発明に係わる通信システムでは、送信側である基地局において、テールバイティング(Tail biting)による畳み込み符号を用いた誤り訂正符号化方法を採用する。このため、符号化前の情報と、符号化によって得られる信号との間の周期性が対応する。テールバイティングによる畳み込み符号について説明する。
次に、第1の実施形態に係わる上記セルラシステムの基地局の構成について説明する。図5は、この基地局が備える下り回線の送信系の構成を中心に示したものである。この基地局は移動通信網(図示しない)に収容され、移動局と移動通信網の間を中継するものである。
誤り訂正符号化部102は、例えば図1に示すように構成され、制御部200から指示される符号化率で、テールバイティングによる畳み込み符号により、送信データを構成するビット列を誤り訂正符号化する。
符号化率調整部104は、制御部200からの指示されるパラメータに基づいて、フレーム分割部103の出力にリピティション(ビット繰り返し)処理を施して、フレーム分割部103の出力のビット数を調整することにより符号化率を調整する。
無線送信部109は、GI付加部108の出力をディジタル−アナログ変換するディジタル−アナログ変換器と、この出力をアップコンバートするアップコンバータと、この出力を電力増幅する電力増幅器を備え、これらにより無線(RF)信号を生成して、アンテナから送信する。
受信系110は、移動局から送信される無線信号を受信したり、移動局から受信した信号の品質を検出するものである。
GI除去部202は、無線受信部201から出力されるベースバンドのディジタル信号からガードインターバルを除去する。
誤り訂正復号化部208は、制御部200からの指示される符号化率で、フレーム合成部207が合成した受信データを誤り訂正復号化する。
フレームタイミングブラインド検出部210は、制御部200からの指示に基づき受信信号を巡回シフトし、CRC誤り検出結果を監視し、誤り無く受信されるシフト量から送信の初期タイミング(先頭フレームのタイミング)を検出する。
まず基地局における送信動作について説明する。図7は、基地局における主な送信処理のフローを示すものであり、この処理は制御部100が基地局の各部を制御することにより為される。また図8に、上記フローに対応する送信データの遷移を示す。以下、これらの図を参照して説明する。
次に、第2の実施形態に係わる上記セルラシステムの基地局の構成について説明する。図12は、この基地局が備える下り回線の送信系の構成を中心に示したものである。この基地局は移動通信網(図示しない)に収容され、移動局と移動通信網の間を中継するものである。
誤り訂正符号化部302は、例えば図1に示すように構成され、制御部300から指示される符号化率で、テールバイティングによる畳み込み符号送信データを構成するビット列を誤り訂正符号化する。
フレーム分割部303は、制御部300からの指示に基づき、インターリーブされた送信データを各フレームに分割する。
変調部305は、制御部300から指示される変調方式Mで、フレーム内インターリーバ312の出力を変調して、複素数値で表されるデータ信号を生成する。
GI付加部308は、IFFT部307から出力されるOFDM信号にガードインターバルを付加して出力する。
受信系310は、移動局から送信される無線信号を受信したり、移動局から受信した信号の品質を検出するものである。
GI除去部402は、無線受信部401から出力されるベースバンドのディジタル信号からガードインターバルを除去する。
復調部405は、上記位相基準信号からサブキャリア周波数のチャネル推定値を求め、これを用いて信号分離部404が出力する信号をチャネル等価し、この等価結果を、制御部400から指示される復調方式で復調することによって、データ信号を構成するビット列を再生する。
フレーム合成部407は、制御部400からの指示に従い、符号化率調整部406から出力された各フレームの受信信号を1つの受信データに合成する。
誤り訂正復号化部408は、制御部400からの指示される符号化率で、チャネルデインターリーバ413でデインターリーブされた受信データを誤り訂正復号化する。
フレームタイミングブラインド検出部410は、制御部400からの指示に基づき受信信号を巡回シフトし、CRC誤り検出結果を監視し、誤り無く受信されるシフト量から送信の初期タイミング(先頭フレームのタイミング)を検出する。
まず基地局における送信動作について説明する。図14は、基地局における主な送信処理のフローを示すものであり、この処理は制御部300が基地局の各部を制御することにより為される。また図15に、上記フローに対応する送信データの遷移を示す。以下、これらの図を参照して説明する。
次に、第3の実施形態に係わる上記セルラシステムの基地局の構成について説明する。図19は、この基地局が備える下り回線の送信系の構成を中心に示したものである。この基地局は移動通信網(図示しない)に収容され、移動局と移動通信網の間を中継するものである。
誤り訂正符号化部502は、例えば図1に示すように構成され、制御部500から指示される符号化率で、テールバイティングによる畳み込み符号により、送信データを構成するビット列を誤り訂正符号化する。
シフトマッピング部513は、各フレームの送信データをそれぞれOutput毎に所定のビット数だけ周期的にビットシフトさせる。周期的ビットシフトの例を以下に説明する。8ビットのデータ列{a0,a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7}を2ビット周期的ビットシフトさせると{a2,a3,a4,a5,a6,a7,a0,a1}となる。
サブキャリア割当部506は、制御部500からの指示に基づいて、変調部505から出力されるデータ信号と、制御部500から与えられる制御信号と位相基準信号とをそれぞれ対応するサブキャリアに割り当てた信号を生成する。
GI付加部508は、IFFT部507から出力されるOFDM信号にガードインターバルを付加して出力する。
受信系510は、移動局から送信される無線信号を受信したり、移動局から受信した信号の品質を検出するものである。
GI除去部602は、無線受信部601から出力されるベースバンドのディジタル信号からガードインターバルを除去する。
信号分離部604は、FFT部603にてサブキャリア毎に分割された信号を、制御信号や位相基準信号、データ信号等に分離し、分離した信号を、それぞれ対応するモジュールに出力する。
誤り訂正復号化部608は、制御部600からの指示される符号化率で、フレーム合成部607が合成した受信データを誤り訂正復号化する。
フレームタイミングブラインド検出部610は、制御部600からの指示に基づき受信信号を巡回シフトし、CRC誤り検出結果を監視し、誤り無く受信されるシフト量から送信の初期タイミング(先頭フレームのタイミング)を検出する。
まず基地局における送信動作について説明する。図21は、基地局における主な送信処理のフローを示すものであり、この処理は制御部300が基地局の各部を制御することにより為される。また図22に、上記フローに対応する送信データの遷移を示す。以下、これらの図を参照して説明する。
Claims (15)
- 送信局と受信局との間でデータ伝送を行うディジタル通信システムにおいて、
前記送信局は、
複数のビットを含む1ブロックの伝送データの誤り検出符号化を行う際に、該1ブロックの伝送データに誤り検出符号を付加した送信データを生成する第1符号化手段と、
符号化前のデータと、符号化後のデータとの間の周期性が対応する誤り訂正符号により、前記送信データを誤り訂正符号化する第2符号化手段と、
該第2符号化手段によって得られる符号化データを、複数のフレームに分割するフレーム分割手段と、
該フレーム分割手段で分割された複数のフレームを送信する送信手段と
を備え、
前記受信局は、
前記送信局から前記複数のフレームを受信する受信手段と、
該受信手段が受信した複数のフレームを合成する合成手段と、
該合成手段により合成された複数のフレームに対して、前記第2符号化手段による誤り訂正符号化に対応する復号を行う第1復号手段と、
該第1復号手段により復号されたデータに対して、フレームの境界を復号の先頭とする前記第1符号化手段による符号化に対応する復号を行う第2復号手段と、
該第2復号手段の復号結果に基づいて、前記受信手段が受信した複数のフレームからフレームの開始位置を検出する検出手段と
を備え、
前記合成手段は、同期に使用するチャネルにより検出したフレームタイミングで、前記受信手段により受信された複数のフレームを合成することにより得られる複数の受信信号を出力する
ことを特徴とするディジタル通信システム。 - 前記送信局は、さらに、
前記第2符号化手段によって得られる符号化データを、インターリーブするチャネルインターリーブ手段
を備え、
前記フレーム分割手段は、前記チャネルインターリーブ手段によりインターリーブされた符号化データを、複数のフレームに分割し、
前記受信局は、さらに、
前記合成手段によって合成された複数のフレームをデインターリーブするチャネルデインターリーブ手段
を備え、
前記第1復号手段は、前記チャネルデインターリーブ手段によりデインターリーブされた複数のフレームに対して、前記第2符号化手段による誤り訂正符号化に対応する復号を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル通信システム。 - 前記送信局は、さらに、
前記フレーム分割手段で分割されたフレーム毎のデータを、該フレーム毎にインターリーブするフレーム内インターリーブ手段
を備え、
前記送信手段は、前記フレーム内インターリーブ手段でインターリーブされたフレーム毎のデータを送信し、
前記受信局は、さらに、
前記受信手段が受信した複数のフレームのデータを、それぞれデインターリーブするフレーム内デインターリーブ手段
を備え、
前記合成手段は、前記フレーム内デインターリーブ手段によりデインターリーブされた複数のフレームのデータを合成する
ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル通信システム。 - 送信局と受信局との間でデータ伝送を行うディジタル通信システムにおいて、
前記送信局は、
複数のビットを含む1ブロックの伝送データの誤り検出符号化を行う際に、該1ブロックの伝送データに誤り検出符号を付加した送信データを生成する第1符号化手段と、
符号化前のデータと、符号化後のデータとの間の周期性が対応する誤り訂正符号により、前記送信データを誤り訂正符号化する第2符号化手段と、
該第2符号化手段によって得られる符号化データを、複数のフレームに分割するフレーム分割手段と、
該フレーム分割手段で分割された複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせる第1シフト手段と、
該第1シフト手段でビットシフトされたデータを含む複数のフレームを送信する送信手段と
を備え、
前記受信局は、
前記送信局から前記複数のフレームを受信する受信手段と、
該受信手段により受信された複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせる第2シフト手段と、
該第2シフト手段でビットシフトさせたデータを含む複数のフレームを合成する合成手段と、
該合成手段により合成された複数のフレームに対して、前記第2符号化手段による誤り訂正符号化に対応する復号を行う第1復号手段と、
該第1復号手段により復号されたデータに対して、フレームの境界を復号の先頭とする前記第1符号化手段による符号化に対応する復号を行う第2復号手段と、
該第2復号手段の復号結果に基づいて、前記受信手段が受信した複数のフレームからフレームの開始位置を検出する検出手段と
を備え、
前記合成手段は、同期に使用するチャネルにより検出したフレームタイミングで、前記第2シフト手段でビットシフトさせたデータを含む複数のフレームを合成することにより得られる複数の受信信号を出力する
ことを特徴とするディジタル通信システム。 - 前記送信局は、さらに、
前記第1シフト手段によりビットシフトされたフレーム毎のデータを、フレーム毎にインターリーブするフレーム内インターリーブ手段
を備え、
前記送信手段は、前記フレーム内インターリーブ手段でインターリーブされたフレーム毎のデータを送信し、
前記受信局は、さらに、
前記受信手段により受信された複数のフレームのデータを、それぞれデインターリーブするフレーム内デインターリーブ手段
を備え、
前記第2シフト手段は、前記フレーム内デインターリーブ手段にてデインターリーブされた複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせることを特徴とする請求項4に記載のディジタル通信システム。 - 前記第2符号化手段は、テールバイティングにより前記送信データを誤り訂正符号化することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のディジタル通信システム。
- データ送信を行うディジタル無線送信装置において、
複数のビットを含む1ブロックの伝送データの誤り検出符号化を行う際に、該1ブロックの伝送データに誤り検出符号を付加した送信データを生成する第1符号化手段と、
符号化前のデータと、符号化後のデータとの間の周期性が対応する誤り訂正符号により、前記送信データを誤り訂正符号化する第2符号化手段と、
該第2符号化手段によって得られる符号化データを、複数のフレームに分割するフレーム分割手段と、
該フレーム分割手段で分割された複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせるシフト手段と、
該シフト手段でビットシフトされたデータを含む複数のフレームを送信する送信手段と
を具備することを特徴とするディジタル無線送信装置。 - さらに、前記シフト手段でビットシフトされたフレーム毎のデータを、フレーム毎にインターリーブするフレーム内インターリーブ手段
を備え、
前記送信手段は、前記フレーム内インターリーブ手段でインターリーブされたフレーム毎のデータを送信することを特徴とする請求項7に記載のディジタル無線送信装置。 - 前記第2符号化手段は、テールバイティングにより前記送信データを誤り訂正符号化することを特徴とする請求項7又は8に記載のディジタル無線送信装置。
- 送信局から送信される複数のフレームを受信する受信手段と、
該受信手段が受信した複数のフレームを合成する合成手段と、
該合成手段により合成された複数のフレームに対して、送信局による誤り訂正符号化に対応する復号を行う第1復号手段と、
該第1復号手段により復号されたデータに対して、フレームの境界を復号の先頭として、前記送信局により付加された誤り検出符号に対応する復号を行う第2復号手段と、
該第2復号手段の復号結果に基づいて、前記受信手段が受信した複数のフレームからフレームの開始位置を検出する検出手段と
を具備し、
前記合成手段は、同期に使用するチャネルにより検出したフレームタイミングで、前記受信手段により受信された複数のフレームを合成することにより得られる複数の受信信号を出力する
ことを特徴とするディジタル無線受信装置。 - さらに、前記合成手段によって合成された複数のフレームのデータをデインターリーブするチャネルデインターリーブ手段
を備え、
前記第1復号手段は、前記チャネルデインターリーブ手段によりデインターリーブされたデータに対して、前記送信局による誤り訂正符号化に対応する復号を行うことを特徴とする請求項10に記載のディジタル無線受信装置。 - さらに、前記受信手段が受信した複数のフレームのデータを、それぞれデインターリーブするフレーム内デインターリーブ手段
を備え、
前記合成手段は、前記フレーム内デインターリーブ手段によりデインターリーブされた複数のフレームのデータを合成することを特徴とする請求項10に記載のディジタル無線受信装置。 - 送信局から複数のフレームを受信する受信手段と、
該受信手段により受信された複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせるシフト手段と、
該シフト手段でビットシフトされたデータを含む複数のフレームを合成する合成手段と、
該合成手段により合成された複数のフレームに対して、前記送信局による誤り訂正符号化に対応する復号を行う第1復号手段と、
該第1復号手段により復号されたデータに対して、フレームの境界を復号の先頭として、前記送信局により付加された誤り検出符号に対応する復号を行う第2復号手段と、
該第2復号手段の復号結果に基づいて、前記受信手段が受信した複数のフレームのデータからフレームの開始位置を検出する検出手段と
を具備し、
前記合成手段は、同期に使用するチャネルにより検出したフレームタイミングで、前記第2シフト手段でビットシフトさせたデータを含む複数のフレームを合成することにより得られる複数の受信信号を出力する
ことを特徴とするディジタル無線受信装置。 - 前記受信手段により受信された複数のフレームのデータを、それぞれデインターリーブするフレーム内デインターリーブ手段
を備え、
前記シフト手段は、前記フレーム内デインターリーブ手段にてデインターリーブされた複数のフレームのデータを、フレーム毎に異なるように予め設定されたビット数だけシフトさせることを特徴とする請求項13に記載のディジタル無線受信装置。 - 前記第1復号手段は、前記送信局によるテールバイティングによる誤り訂正符号化に対する復号を行うことを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載のディジタル無線受信装置。
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