JP2005333344A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】OFDM信号にスペクトル拡散信号を多重する場合の干渉の問題を解決する無線通信装置を提供する。
【解決手段】第1の情報11が割り当てられた第1サブキャリア及び第2の情報12が割り当てられた第2サブキャリアを含み、第1の情報11に対して第2の情報12が相対的に高い誤り耐性を持つように構成されたOFDM信号13を生成する手段101〜105と、第2サブキャリアにOFDM信号13の周波数帯域より狭い周波数帯域を持つスペクトル拡散信号14を多重して多重信号を生成する手段107〜109と、多重信号を送信する手段110〜113を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、OFDM(直交周波数分割多重)とスペクトル拡散を併用する無線通信装置及びFFTタイミングの検出精度を向上させた無線通信装置に関する。
OFDMとスペクトル拡散を併用する無線通信システムは、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では、OFDM信号にスペクトル拡散信号を多重し、スペクトル拡散信号にOFDM信号の情報とは別の情報を乗せることで伝送速度の向上を図っている。スペクトル拡散信号の周波数帯域は、OFDM信号の周波数帯域と同一もしくはOFDM信号の周波数帯域を含む帯域としている。
特許文献1には、スペクトル拡散信号電力を白色雑音とみなせる程度に十分小さくすることで、スペクトル拡散信号によるOFDM信号への干渉を回避し、逆にOFDM信号によるスペクトル拡散信号への干渉については、スペクトル拡散信号の拡散利得で回避することが開示されている。
さらに、特許文献1にはスペクトル拡散信号に使用する拡散コードの先頭とOFDMシンボルの境界を一致させることにより、受信機側でスペクトル拡散信号からマルチパスのタイミングを検出し、そのタイミングを用いてOFDM信号の復調に必要なFFT(高速フーリエ変換)のタイミングを決定することが示されている。
特許第3142771号
特許文献1の技術においては、多重されるスペクトル拡散信号がOFDM信号に与える干渉を小さくするために、スペクトル拡散信号の帯域幅当たりの送信電力を小さくしている。しかし、スペクトル拡散信号が多重されることによる定常的な干渉の発生は避けられず、このためにOFDM信号により送信される情報の伝送速度が低下する。また、スペクトル拡散信号の送信電力を小さくすると、逆にスペクトル拡散信号に対してOFDM信号が与える干渉が相対的に増加するために、スペクトル拡散信号の拡散率を大きくする必要がある。
受信機側において拡散率の大きなスペクトル拡散信号について相関処理を行う場合、マッチトフィルタを用いると拡散率に応じて回路規模が増大し、スライディング相関器を使用する場合には、処理時間が増大する。OFDM信号に多重されるスペクトル拡散信号を例えば受信機側でFFTタイミングを検出するために用いた場合、スペクトル拡散信号の拡散率の増加は、FFTタイミング検出のための回路の規模あるいはタイミング検出時間の増加という問題を引き起こす。
一方、受信機側においてFFTタイミング検出を行う際に、OFDMシンボルの終端部とガードインターバル(GI)との間の拡散コードの相関性を利用して検出精度を上げる手法が知られている。特許文献1では、GIにおけるOFDM信号成分はIFFT後の信号の終端部と同じ波形でを持つが、拡散コードのパターンはOFDMシンボルと無関係に生成されている。すなわち、GIにおける拡散コードのパターンとOFDMシンボルの終端部に相当する時刻の拡散コードのパターンとは同一ではない。このため、スペクトル拡散信号の多重は、OFDMシンボルの終端部とGI間の相関性を利用したFFTタイミング検出の精度向上には全く寄与しない。逆に、拡散コードが雑音として作用するために、FFTタイミングの検出精度を劣化させてしまう可能性がある。
本発明の一つの目的は、OFDM信号にスペクトル拡散信号を多重する場合の干渉による諸問題を解決する無線通信装置を提供することにある。より具体的には、スペクトル拡散信号からOFDM信号に与えられる干渉によってOFDM信号による情報伝送誤り確率を低下させ、またスペクトル拡散信号の拡散率を大きくすることなくスペクトル拡散信号に対してOFDM信号が与える干渉を緩和することを目的とする。
本発明の他の目的は、FFTタイミング検出の検出精度を向上させる無線通信装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の観点では第1の情報が割り当てられた複数の第1サブキャリア及び第2の情報が割り当てられた複数の第2サブキャリアを含み、第1の情報に対して第2の情報が相対的に高い誤り耐性を持つように構成された第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
ここで、前記OFDM信号を生成する手段は、例えば(a)前記第1の情報を前記第1のサブキャリアをそれぞれ含むN個のOFDMシンボルに拡散する第1拡散器と、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアをそれぞれ含むM個(ただし、M>N)のOFDMシンボルに拡散する第2拡散器とを有する、(b)前記第2の情報を前記第2のサブキャリアをそれぞれ含む複数個のOFDMシンボルに拡散する拡散器を有する、(c)前記第1の情報を前記第1のサブキャリアに第1の拡散率で拡散する第1拡散器と、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアに第1の拡散率より大きい第2の拡散率で拡散する第2拡散器とを有する、あるいは(d)前記第2の情報を前記第2のサブキャリアに拡散する拡散器を有する。
本発明の第2の観点によると、第1の情報を第1の符号化率で符号化して第1の符号化データを生成する手段と、第2の情報を前記第1の符号化率より小さい第2の符号化率で符号化して第2の符号化データを生成する手段と、前記第1の符号化データを変調して第1の変調データを生成する手段と、前記第2の符号化データを変調して第2の変調データを生成する手段と、前記第1の変調データが割り当てられた第1サブキャリア及び前記第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第3の観点によると、第1の情報を符号化して第1の符号化データを生成する手段と、第2の情報を符号化して第2の符号化データを生成する手段と、前記第1の符号化データを第1の変調多値数で変調して第1の変調データを生成する手段と、前記第2の符号化データを前記第1の変調多値数より小さい第2の変調多値数で変調して第2の変調データを生成する手段と、前記第1変調データが割り当てられた第1のサブキャリア及び前記第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第4の観点によると、第1の情報が割り当てられた複数の第1サブキャリア及び第2の情報が割り当てられた直交する第2サブキャリアを含み、前記第1の情報に対して第2の情報が相対的に高い誤り耐性を持つように構成された第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号及び前記第2サブキャリアに多重された前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を有する多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、前記受信信号から前記第2の周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、前記スペクトル拡散信号に対応する拡散コードを発生する拡散コード発生器と、前記第2の周波数帯域の信号成分と前記拡散コードとの相関演算を行う相関演算器と、前記相関演算器の出力信号からFFT(高速フーリエ変換)タイミングを検出するタイミング検出器と、前記受信信号及び前記第2の周波数帯域の信号成分のいずれかを選択する選択器と、選択された前記受信信号または前記第2の周波数帯域の信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより、第1サブキャリア及び第2サブキャリアの両方または第2サブキャリアのみを含むサブキャリア成分を抽出するFFTユニットと、抽出されたサブキャリア成分から前記第1の情報及び第2の情報をそれぞれ抽出する第1の情報抽出部及び第2の情報抽出部とを具備する無線通信装置を提供する。
ここで、前記第1の情報抽出部は、例えば前記第1サブキャリアに対して前記第1の拡散率に対応する逆拡散を施す第1逆拡散器を有し、前記第2の情報抽出部は、前記第2サブキャリアに対して前記第1の拡散率より大きい第2の拡散率に対応する逆拡散を施す第2逆拡散器を有する。前記第2の情報抽出部は、例えば前記第2サブキャリアに対して逆拡散を施す逆拡散器を有する。
本発明の第5の観点では、第1の情報を第1の符号化率で符号化しかつ変調して得られる第1の変調データが割り当てられた第1サブキャリア及び第2の情報を前記第1の符号化率より小さい第2の符号化率で符号化しかつ変調して得られる第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、前記受信信号から前記第2の周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、前記スペクトル拡散信号に対応する拡散コードを発生する拡散コード発生器と、前記第2の周波数帯域の信号成分と前記拡散コードとの相関演算を行う相関演算器と、前記相関演算器の出力信号からFFT(高速フーリエ変換)タイミングを検出するタイミング検出器と、前記受信信号及び前記第2の周波数帯域の信号成分のいずれかを選択する選択器と、前記選択器により選択された前記受信信号または前記第2の周波数帯域の信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより、第1サブキャリア及び第2サブキャリアの両方または第2サブキャリアのみを含むサブキャリア成分を抽出するFFTユニットと、抽出されたサブキャリア成分から第1の情報及び第2の情報をそれぞれ抽出する第1の情報抽出部及び第2の情報抽出部とを具備する無線通信装置を提供する。
ここで、前記第1の情報抽出部は、例えば前記第1サブキャリア成分に対して前記第1の符号化率に対応する誤り訂正を施す第1の誤り訂正器を有し、前記第2の情報抽出部は、例えば前記第2サブキャリア成分に対して前記第1の符号化率より大きい第2の符号化率に対応する誤り訂正を施す第2の誤り訂正器を有する。
本発明の第6の観点によると、送信情報をシリアル・パラレル変換することによりサブキャリア毎の信号に分割するシリアル・パラレル変換器と、前記サブキャリア毎の信号に対してIFFT(高速フーリエ変換)を施してOFDM(直交周波数多重)信号を生成するIFFTユニットと、前記OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを生成するランダムコード生成器と、前記OFDM信号に前記ランダムコードを多重して第1の多重信号を生成する手段と、前記第1の多重信号の終端部をコピーして前記第2の多重信号の先頭にガードバンドとして付加することにより送信用信号を生成するガードインターバル付加器と、前記送信用信号を送信する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
ここで、前記ランダムコード生成器は、例えば(a)シフトレジスタのシフト動作により前記ランダムコードを生成するように構成され、前記ランダムコードを生成する毎に前記OFDM信号が次に生成される時点まで前記シフトレジスタのシフト動作を停止するか、あるいは(b)シフトレジスタのシフト動作により前記ランダムコードを生成するように構成され、前記ランダムコードを生成する毎に前記OFDM信号が次に生成される時点までの間に生成されるランダムコードを廃棄する。
本発明の第7の観点によると、送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、前記受信信号をFFT(高速フーリエ変換)長に相当する時間だけ遅延する遅延器と、前記受信信号と前記遅延器の出力信号との相関演算を行う相関演算器と、前記相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第8の観点では、送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、前記受信信号から前記ランダムコードが多重された周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、前記ランダムコードと同じランダムコードを生成するランダムコード生成器と、前記フィルタの出力信号と前記ランダムコード生成器により生成されるランダムコードとの相関演算を行う相関演算器と、前記相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第10の観点によると、送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、前記受信信号をFFT(高速フーリエ変換)長に相当する時間だけ遅延する遅延器と、前記受信信号と前記遅延器の出力信号との相関演算を行う第1相関演算器と、前記受信信号から前記ランダムコードが多重された周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、前記ランダムコードと同じランダムコードを生成するランダムコード生成器と、前記フィルタの出力信号と前記ランダムコード生成器により生成されるランダムコードとの相関演算を行う第2相関演算器と、前記第1相関演算器及び第2相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明によれば、OFDM信号のうちスペクトル拡散信号が多重されるサブキャリアに割り当てられる情報の誤り耐性をそれ以外のサブキャリアに割り当てられる情報の誤り耐性より大きくすることにより、スペクトル拡散信号からOFDM信号に与えられる干渉によってOFDM信号による情報伝送誤り確率を低下させ、またスペクトル拡散信号の拡散率を大きくすることなくスペクトル拡散信号に対してOFDM信号が与える干渉を緩和することができる。
本発明によれば、OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードをOFDM信号に多重した信号の終端部をコピーして信号の先頭にガードバンドとして付加することにより、OFDMシンボルとGIガードインターバル間の相関性を利用するFFTタイミング検出の検出精度を高くすることができる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(送信機について)
まず、図1を用いて本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の送信機について説明する。送信機には例えば音声や映像などのユーザが送信したいユーザ情報11と、例えば基地局からの待ち受け時の呼び出し情報のような制御情報12が入力される。ユーザ情報11及び制御情報12は、いずれもシリアルのシンボル列である。ユーザ情報11及び制御情報12のシンボル列は、それぞれ第1シリアル・パラレル変換器101及び第2シリアル・パラレル変換器102によってシリアル・パラレル変換される。これによりOFDM(直交周波数分割多重)信号の各サブキャリアにそれぞれ対応する、より低速の複数のシンボル列(低速シンボル列という)が生成される。
ユーザ情報11に対応する低速シンボル列は、第1拡散器103に入力される。制御情報12に対応する低速シンボル列は、第2拡散器104に入力される。第1拡散器103及び第2拡散器104では、第1拡散コード生成器100で生成される拡散コードC1により拡散処理が行われる。
図2に、第1拡散器103及び第2拡散器104による拡散処理前後の様子を示す。図2の横軸は時間、縦軸は周波数であり、周波数軸上に互いに直交する複数のサブキャリアが並んでいる。図2によると、ユーザ情報11は8つの第1サブキャリアに割り当てられ、制御情報12は2つの第2サブキャリアに割り当てられる。図2の例では、第1拡散器103での拡散率は4、第2拡散器104での拡散率は16である。すなわち、第1拡散器103ではユーザ情報11の1シンボルがN=4個のOFDMシンボルに渡って拡散処理され、第2拡散器104では制御情報12の1シンボルがM=16個のOFDMシンボルに渡って拡散処理される。
このようにユーザ情報11及び制御情報12を複数のOFDMシンボルに拡散する代わりに、複数のサブキャリアに拡散させてもよい。また、ユーザ情報11及び制御情報12を複数のOFDMシンボルに拡散することと、複数のサブキャリアに拡散することを併用してもよい。これらの場合、ユーザ情報11の拡散率に対して制御情報12の拡散率を大きくすることにより、制御情報12の誤り耐性をユーザ情報11の誤り耐性より相対的に大きくする。さらに、場合によってはユーザ情報11については拡散を行わず、制御情報12のみ拡散を行うようにしてもよい。
第1拡散器103及び第2拡散器104から出力される拡散後の信号は周波数領域の信号であり、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット105によってIFFTが施されることにより、全サブキャリアに対応する周波数領域の信号が一括して時間領域の信号に変換される。IFFTユニット105の出力信号13は、互いに直交する複数のサブキャリアによるOFDMと拡散コードC1によるスペクトル拡散(SS)が施されているため、通常のOFDM信号と区別する意味で以後OFDM−SS信号と呼ぶ。また、OFDM−SS信号13の1シンボルをOFDMシンボルと呼ぶ。
ガードインターバル(GI)付加器106では、図3に示されるようにIFFTユニット105から出力されるOFDM−SS信号13の各々のOFDMシンボルの終端からOFDMシンボルの1/4周期に相当する期間の波形をコピーして、OFDMシンボルの先頭にガードインターバルとして付加する。
第2拡散コード生成器108は、OFDM−SS信号13よりも狭い周波数帯域を持つ拡散コードC2をOFDM−SS信号13に同期して生成する。拡散コードC2は振幅調整器109に入力され、ここで振幅調整を受けることによりOFDM−SS信号13に同期したスペクトル拡散信号14が生成される。振幅調整器109によって、スペクトル拡散信号14の送信電力を調整することができる。スペクトル拡散信号14は、例えば後述するように受信機においてFFTタイミングを検出するために用いられる。
スペクトル拡散信号14は加算器107に入力され、GI付加器106から出力されるGI付加後のOFDMシンボルと加算されることにより、OFDM−SS信号に対して多重される。このときGI付加後のOFDMシンボルと、スペクトル拡散信号14の拡散コードC2の位相関係は図4のようになっており、拡散コードC2の1周期分がGI付加後のOFDMシンボルの長さの整数倍と一致する。
上述の処理により加算器107では、図5に示すようにOFDM−SS信号13中のユーザ情報11が割り当てられた第1サブキャリアと、制御情報12が割り当てられたサブキャリアのうち、制御情報12が割り当てられた第2サブキャリアの周波数帯域にスペクトル拡散信号14が多重される。一方、従来の技術である例えば特許文献1では、図6に示すようにOFDM信号の周波数帯域とスペクトル拡散信号の周波数帯域がほぼ一致している。
加算器107から出力されるベースバンドのディジタル信号は、DAC(ディジタル・アナログ変換器)110によってアナログ信号に変換される。DAC110から出力されるベースバンドのアナログ信号は、周波数変換器111によりRF(無線周波数)信号に変換される。RF信号はPA(電力増幅器)112により増幅され、アンテナ113に供給されることによって、アンテナ112から図示しない受信機に向けて電波として送信される。
DAC110から出力されるベースバンドのディジタル信号は一般に複素信号であるため、周波数変換器111には直交変調器を含んでいる。また、DAC110の出力以後には、信号に含まれる高調波除去のためのスムージングフィルタを含んでいる。図1では、これら直交変調器及びスムージングフィルタについては省略している。この点は後述する他の実施形態においても、同様である。
(受信機について)
次に、図7を用いて本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の受信機について説明する。図1に示した送信機からは、ユーザ情報11と制御情報12を含む信号が送信される。図7の受信機では、制御部200が受信信号から制御情報のみ抽出すべきか、ユーザ情報を含めて抽出すべきかを決定し、それに従って各部の制御を行う。
図1の送信機から送信されたRF信号は、アンテナ201により受信される。アンテナ201から出力される受信信号は、LNA(低雑音増幅器)202により増幅された後、周波数変換器203によりベースバンド信号に変換される。周波数変換器203からのベースバンド信号は、フィルタ204及び第1ADC(アナログ・ディジタル変換器)205に入力される。フィルタ204は、入力される信号からスペクトル拡散信号が多重された周波数帯域の信号を取り出すフィルタであり、周波数変換器203の出力信号帯域より狭い通過帯域を持つ。フィルタ204により抽出されたスペクトル拡散信号帯域の信号は、第2ADC206に入力される。
第1ADC205は、受信信号の全帯域幅の2倍以上のサンプリングレートでサンプリングを行い、各サンプル値をディジタル値に変換する。第2ADC206は、フィルタ204の出力信号、すなわちスペクトル拡散信号の帯域幅の2倍以上のサンプリングレートでサンプリングを行い、各サンプル値をディジタル値に変換する。第1ADC205及び第2ADC206からの出力信号は、選択器207を介してGI(ガードインターバル)除去器208に入力される。
第2ADC206からの出力信号は、FFTタイミング決定部209にも入力される。FFTタイミング決定部209は相関演算器210、第2拡散コード生成器211及びタイミング検出器212を有する。第2拡散コード生成器211は、図1の送信機においてスペクトル拡散信号14の生成に使用したのと同じ第2拡散コードC2を生成する。相関演算器210は、拡散コードC2と第2ADC206の出力信号との相関演算を行う。タイミング検出器212は、相関演算器210の出力信号から相関電力がピークを示すタイミングを検出する。
タイミング検出器212によって検出された相関電力のピークタイミングは、第2拡散コードC2の位相を示しており、図4に示すようにOFDMシンボルの位相と一致する。このことを利用して、相関電力のピークタイミングをFFTタイミングとして決定することができる。相関演算器210としては、第2拡散コード生成器211により生成される第2拡散コードC2の1周期分を使ったマッチトフィルタを使用することで実現でき、あるいはスライディング相関器により実現することもできる。
制御部200が受信信号から制御情報のみを抽出すべきと決定した場合、選択器207は制御部200からの制御信号に従って第2ADC206の出力をGI除去器208に接続する。このとき第1ADC205の出力信号は使用されないため、制御部200は第1ADC205のサンプリング処理を停止させることが望ましく、これにより消費電力を削減させることができる。
GI除去器208は、FFTタイミング決定部209で決定されたFFTタイミングを用いて、GIを含む信号からOFDMシンボル長のサンプリングデータを取り出し、それをFFTユニット213に渡す。FFTユニット213は、GI除去器208でGIが除去された後の信号についてFFTを施し、制御情報12が割り当てられている第2サブキャリアの周波数成分を抽出する。
このときGI除去器208及びFFTユニット213は、制御部200からの制御信号に従って第2ADC206のサンプリングレートと同じクロックレートで動作を行うように制御される。従って、GI除去器208及びFFTユニット213では信号処理量が必要最小限に抑えられるため、消費電力が削減される。
FFTユニット213からの出力信号は、ユーザ情報抽出部214及び制御情報抽出部215に入力される。ユーザ情報抽出部214は、逆拡散器216及び第1P/S(パラレル・シリアル)変換器218を有する。制御情報抽出部215は、逆拡散器217及び第2P/S(パラレル・シリアル)変換器219を有する。第1拡散コード生成器220は、図1の送信機において制御情報12の拡散に使用したのと同じ第1拡散コードC1を生成する。
制御部200が受信信号から制御情報のみを抽出すべきと決定した場合、制御情報抽出部215が制御部200からの制御信号に従って動作し、FFT後のサブキャリア成分から制御情報22を抽出する。逆拡散器217は、第1拡散コード生成器220からの第1拡散コードC1を用いてFFT後のサブキャリア成分について逆拡散処理を施し、第2P/S変換器219を介して制御情報22を出力する。このときユーザ情報抽出部215は使用されないため、制御部200からの制御信号により動作を停止している。
一方、制御部200が受信信号からユーザ情報のみを抽出すべきと決定した場合、制御部200からの制御信号に従って第2ADC206に加えて第1ADC205も動作を行い、選択器207は第1ADC205の出力をGI除去器208に接続する。GI除去器208及びFFTユニット213は、第1ADC205と同じサンプリングレートで動作する。GI除去器208は、FFTタイミング決定部209で決定されたFFTタイミングに従いGIを除去したサンプリングデータをFFTユニット213に渡す。FFTユニット213は、OFDM−SS信号の全サブキャリアの周波数成分を抽出する。
このとき、ユーザ情報抽出部215は制御部200からの制御信号に従って動作しており、FFTユニット213の出力信号からユーザ情報を抽出する。ユーザ情報抽出部215内の逆拡散器216及び第1P/S変換器218の動作は、制御情報抽出部216内の逆拡散器217及び第2P/S変換器219と基本的に同じである。すなわち、逆拡散器216は第1拡散コード生成器220からの第1拡散コードC1を用いてFFT後のサブキャリア成分について逆拡散処理を施し、第1P/S変換器218を介してユーザ情報21を出力する。このとき制御情報抽出部216は使用されないので、制御部200からの制御により動作を停止させる。
受信信号からユーザ情報及び制御情報の双方を抽出する場合には、制御部200からの制御信号に従ってユーザ情報抽出部214及び制御情報抽出部215の両方が同時に動作する。こうして抽出されるユーザ情報21及び制御情報22は、必要に応じて図示しない伝送路応答推定器からの情報に従って、伝送路による振幅及び位相変動の影響が補正される。
以上述べたように本発明の第1の実施形態では、図1の送信機側においてスペクトル拡散信号14をOFDM−SS信号13に多重する場合、スペクトル拡散信号14が多重されない第1サブキャリア(前記の例では、ユーザ情報11が割り当てられたサブキャリア)に対して、スペクトル拡散信号14が多重される第2サブキャリア(前記の例では、制御情報12が割り当てられたサブキャリア)の拡散率を大きくしている。この結果、OFDM−SS信号13のうちスペクトル拡散信号14が多重される第2サブキャリアの誤り耐性が大きくなり、第2サブキャリアに対するスペクトル拡散信号14の干渉の影響が緩和されるため、制御情報12の誤りを防止できる。
特許文献1では、図6のようにスペクトル拡散信号がOFDM信号の全サブキャリアの周波数帯域に多重される。この場合、OFDM信号に対するスペクトル拡散信号の干渉を避けるために、スペクトル拡散信号の送信電力A2を小さくする必要がある。反面、送信電力A2を小さくするとスペクトル拡散信号に対するOFDM信号による干渉が相対的に増加するため、スペクトル拡散信号の拡散率を大きくしなければならない。
受信機側において拡散率の大きなスペクトル拡散信号について相関処理を行う場合、マッチトフィルタを用いると拡散率に応じて回路規模が増大し、スライディング相関器を使用する場合には、処理時間が増大する。OFDM信号に多重されるスペクトル拡散信号を例えば受信機側でFFTタイミングを検出するために用いた場合、スペクトル拡散信号の拡散率の増加は、FFTタイミング検出用の回路規模あるいはタイミング検出時間の増加という問題を引き起こす。
一方、本発明の第1の実施形態では、スペクトル拡散信号14を特定のサブキャリアの周波数帯域、すなわち制御情報12が割り当てられる第2サブキャリアの周波数帯域に多重し、かつ制御情報12の誤り耐性をユーザ情報11の誤り耐性に比較して大きくしている。これによって第2サブキャリアに対するスペクトル拡散信号14からの干渉が減るため、図5のようにスペクトル拡散信号14の送信電力A1を図6の場合より大きくとることができ、スペクトル拡散信号14に対するOFDM−SS信号13による干渉が軽減される。従って、スペクトル拡散信号14の拡散率をあまり大きくする必要がなく、拡散率を大きくすることによる上記の問題を避けることができる。
さらに、スペクトル拡散信号14が多重される第2サブキャリアに伝送速度の遅い制御情報12を割り当てることで、受信機において受信信号から制御情報のみを抽出する場合には、制御情報の抽出に用いる第2ADC206のサンプリングレートを下げ、さらにGI除去器208及びFFTユニット209などの動作速度を下げて処理量を減らすことで、受信機全体としての消費電力を削減することができる。
(第2の実施形態)
(送信機について)
次に、本発明の第2の実施形態を図8及び図9を用いて説明する。図8に示されるように、本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の送信機では、ユーザ情報11は第1符号化器121に入力され、制御情報12は第2符号化器122に入力される。第1符号化器121及び第2符号化器122は、符号化率が可変である。第1符号化器121及び第2符号化器122としては、例えばターボ符号化器などを用いることができる。
第1符号化器121により符号化されたユーザ情報は、第1インタリーバ123でビットの並び順序を入れ替えるインタリーブ処理が施された後、第1変調器125で複数のビットを一つのシンボルにまとめる変調処理が施される。第1変調器125は変調方式(特に変調多値数)が可変の変調器であり、例えばBPSK(2値位相変調)、QPSK(4値位相変調)、16QAM(16値振幅位相変調)などを用いることができる。第1変調器125により変調されたシンボル列は、第1S/P変換器127に入力され、ここでユーザ情報11に割り当てられた複数の第1サブキャリアに分配される。
制御情報12についても、ユーザ情報11と同様の処理が施される。すなわち、制御情報12は第2符号化器122により符号化された後、第2インタリーバ124によりインタリーブ処理が施され、さらに第2変調器126を経て第2S/P変換器128に入力され、制御情報12に割り当てられた複数の第2サブキャリアに分配される。第2変調器126も第1変調器125と同様、変調方式(変調多値数)が可変である。
ここで、第1符号化器121の符号化率と第1変調器123の変調多値数の組み合わせ、及び第2符号化器122の符号化率と第2変調器124の変調多値数の組み合わせで、ユーザ情報11及び制御情報12の誤り耐性に差をつけることができる。
制御情報12が割り当てられる第2サブキャリアは、後述するようにスペクトル拡散信号が多重されるため、多重されるスペクトル拡散信号の干渉の影響を受けやすい。この影響を緩和するために、例えば第1符号化器121の符号化率よりも第2符号化器122の符号化率を小さくするか、あるいは第1変調器123の変調多値数よりも第2変調器124の変調多値数を小さくする。これによって第2サブキャリアに割り当てられる制御情報12は、第1サブキャリアに割り当てられるユーザ情報11に比較して誤り耐性が高くなり、スペクトル拡散信号の干渉を受けにくくなる。
第1S/P変換器127及び第2S/P変換器128以降の処理は、基本的に第1の実施形態と同様である。すなわち、第1S/P変換器127及び第2S/P変換器128によってサブキャリア毎の成分に割り当てられた各信号は、IFFTユニット105によりIFFTが施されることによって時間領域の信号であるOFDM信号13に変換される。OFDM信号13は、GI付加器106に入力される。GI付加器106では、図3に示したようにOFDM信号13の各々のOFDMシンボルの終端からOFDMシンボルの1/4周期に相当する時間の波形をコピーして、OFDMシンボルの先頭にガードインターバルとして付加する。
拡散コード生成器108は、OFDM信号13よりも狭い周波数帯域を持つ拡散コードC2を生成する。拡散コードC2は振幅調整器109に入力され、ここで振幅が調整されることによりスペクトル拡散信号14が生成される。スペクトル拡散信号14は、例えば後述するように受信機においてFFTタイミングを決定するために用いられる。スペクトル拡散信号14は加算器107に入力され、GI付加器106から出力されるGI付加後のOFDMシンボルと加算される。このときGI付加後のOFDMシンボルと、スペクトル拡散信号14の拡散コードC2の位相関係は図4に示すように設定されており、拡散コードC2の1周期分がGI付加後のOFDMシンボル長の整数倍と一致する。
加算器107から出力されるベースバンドのディジタル信号は、DAC110によってアナログ信号に変換される。DAC110から出力されるベースバンドのアナログ信号は、周波数変換器111によりRF信号に変換される。RF信号はPA112により電力増幅され、アンテナ113に供給されることによって、アンテナ112から電波として送信される。
(受信機について)
次に、図9を用いて本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の受信機について説明する。図8に示した送信機からは、ユーザ情報11と制御情報12を含む信号がRF信号として送信される。図8の受信機では、制御部230が受信信号から制御情報のみ抽出すべきか、ユーザ情報を含めて抽出すべきかを決定し、それに従って各部の制御を行う。さらに、制御部230は受信されたユーザ情報及び制御情報の変調多値数及び符号化率を決定し、それに従って各部の動作を制御する制御信号を生成する。変調多値数や符号化率に関する情報は、システム上あらかじめ決定されていてもよいし、送信機側からの報知情報から得ることもできるし、さらには情報の送受に先立ってそれらのパラメタを受け渡す段階を踏んでもよい。
以下、図7と相対応する部分に同一符号を付して説明すると、図8の送信機から送信されたRF信号はアンテナ201により受信される。アンテナ201から出力される受信信号は、LNA202により増幅された後、周波数変換器203によりベースバンド信号に変換される。周波数変換器203からのベースバンド信号は、フィルタ204及び第1ADC205に入力される。フィルタ204は、入力される信号からスペクトル拡散信号が多重された周波数帯域の信号を取り出すフィルタであり、周波数変換器203の出力信号帯域より狭い通過帯域を持つ。フィルタ204により抽出されたスペクトル拡散信号帯域の信号は、第2ADC206に入力される。
第1ADC205は、受信信号の全帯域幅の2倍以上のサンプリングレートでサンプリングを行い、各サンプル値をディジタル値に変換する。第2ADC206は、フィルタ204の出力信号、すなわちスペクトル拡散信号の帯域幅の2倍以上のサンプリングレートでサンプリングを行い、各サンプル値をディジタル値に変換する。第1ADC205及び第2ADC206からの出力信号は、選択器207を介してGI(ガードインターバル)除去器208に入力される。
第2ADC206からの出力信号は、相関演算器210、第2拡散コード生成器211及びタイミング検出器212を有するFFTタイミング決定部209にも入力される。第2拡散コード生成器211は、図1の送信機においてスペクトル拡散信号14の生成に使用したのと同じ第2拡散コードC2を生成する。相関演算器210は、拡散コードC2と第2ADC206からの出力信号との相関を求める。タイミング検出器212は、相関演算器210の出力信号から相関電力がピークを示すタイミングを検出する。
タイミング検出器212で検出された相関電力のピークタイミングは、第2拡散コードC2の位相を示しており、図4に示すようにOFDMシンボルの位相と一致する。このことを利用して、相関電力のピークタイミングをFFTタイミングとして決定することができる。相関演算器210としては、第2拡散コード生成器211で生成される第2拡散コードC2の1周期分を使ったマッチトフィルタを使用することで実現でき、あるいはスライディング相関器により実現することもできる。
制御部230が受信信号から制御情報のみを抽出すべきと決定した場合、選択器207は制御部230からの制御信号に従って第2ADC206の出力をGI除去器208に接続する。このとき第1ADC205の出力信号は使用されないため、制御部230は第1ADC205のサンプリング処理を停止させ、消費電力を削減させる。
GI除去器208は、FFTタイミング決定部209で決定されたFFTタイミングを用いて、GIを含む信号からOFDMシンボル長のサンプリングデータを取り出し、それをFFTユニット213に渡す。FFTユニット213は、GI除去器208でGIが除去された後の信号についてFFTを行い、制御情報が割り当てられているサブキャリアの周波数成分を抽出する。
このときGI除去器208及びFFTユニット213は、制御部200からの制御信号に従って第2ADC206のサンプリングレートと同じクロックレートで動作を行うように制御される。従って、GI除去器208及びFFTユニット213では信号処理量が必要最小限に抑えられるため、消費電力が削減される。
FFTユニット213からの出力信号は、ユーザ情報抽出部231及び制御情報抽出部232に入力される。ユーザ情報抽出部231は、第1位相補正器233、第1P/S変換器235、第1復調器237、第1デインタリーバ239及び第1誤り訂正器241を含む。制御情報抽出部232は、第2位相補正器234、第2P/S変換器235、第2復調器238、第2デインタリーバ240及び第2誤り訂正器242を含む。
制御部230が受信信号から制御情報のみを抽出すべきと決定した場合、制御情報抽出部232が制御部230からの制御信号に従って動作し、FFT後のサブキャリア成分から制御情報を抽出する。第2位相補正器234は、IFFTユニット213からの出力信号について図示しない伝送路応答推定器からの情報を用いて振幅及び位相の補正、すなわち伝送路による振幅及び位相変動の影響を補正する。第2復調器238は、第2位相補正器234から第2P/S変換器236を介して出力されるサブキャリア成分について、制御情報に適用された変調多値数に応じた軟判定情報を生成する。
第2デインタリーバ240は、制御情報に適用された並べ替え順序の逆手順で軟判定情報の並べ替えを行い、第2誤り訂正器242に入力する。第2誤り訂正器242は、制御情報に適用された符号化率に対応した復号処理を施し、制御情報22を出力する。制御情報のみを抽出する場合、ユーザ情報抽出部231は使用されないため、制御部230からの信号により動作を停止している。
一方、制御部230が受信信号からユーザ情報のみを抽出すべきと決定した場合、ユーザ情報抽出部231が制御部230からの制御信号に従って動作し、制御部200からの制御信号に従って第2ADC206に加えて第1ADC205も動作を行い、選択器207は第1ADC205の出力をGI除去器208に接続する。GI除去器208及びFFTユニット213は、第1ADC205と同じサンプリングレートで動作する。GI除去器208は、FFTタイミング決定部209で決定されたFFTタイミングに従いGIを除去したサンプリングデータをFFTユニット213に渡す。FFTユニット213は、OFDM信号の全サブキャリアの周波数成分を抽出する。
このとき、ユーザ情報抽出部215は制御部230からの制御信号に従って動作しており、FFTユニット213の出力信号からユーザ情報を抽出する。ユーザ情報抽出部215の動作は制御情報抽出部246と基本的に同様であり、第1位相補正器233、第1P/S変換器235、第1復調器237、第1デインタリーバ239及び第1誤り訂正器241を介してユーザ情報21を出力する。ユーザ情報のみを抽出する場合、制御情報抽出部232は使用されないため、制御部230からの信号により動作を停止している。
受信信号からユーザ情報及び制御情報の双方を抽出する場合には、制御部230からの制御信号に従ってユーザ情報抽出部241及び制御情報抽出部242の両方が同時に動作する。
図10に、符号化率を変えたときの送信ビット列と符号化後のビット列の関係を示す。送信ビット列とは、第1符号化器121の場合はユーザ情報11であり、第2符号化器122の場合は制御情報12である。符号化率1/3の場合には、図10(a)に示されるように、符号化の後のビット列には送信ビット列の1ビット当たり2ビットの冗長ビットが付加される。符号化率2/3の場合には、図10(b)に示されるように符号化後のビット列は図10(a)の符号化率1/3の冗長ビットのうち一部のみであり、冗長度を下げている。符号化率2/3では符号化率1/3よりも伝送速度は上がるが、冗長度が低いために誤り耐性は低くなる。符号化率1/5では、図10(c)に示されるように、送信ビット列の1ビット当たり冗長ビットを4ビットとすることで、符号化率1/3よりもさらに誤り耐性が高くなるが、伝送速度は低下する。一方、図10(d)に示されるように、符号化率1/3で符号化したビット列を複数回繰り返し送信することにより、受信機側の信号対雑音比を改善することもできる。但し、図10(d)では符号化率1/3よりも誤り耐性は向上するが、伝送速度は半分となる。
ここで、スペクトル拡散信号14が多重される第2サブキャリアに割り当てられる制御情報12を符号化する第2符号化器122においては、符号化率1/3や1/5、あるいは1/3の繰り返し送信のような、誤り耐性の高い比較的符号化率の小さい符号化処理を制御情報12に対して施す。これによって制御情報12に割り当てられる第2サブキャリアに多重されるスペクトル拡散信号14の干渉による制御情報12の誤りや、伝送速度の低下を避けることができる。
一方、スペクトル拡散信号の多重されない第1サブキャリアに割り当てられるユーザ情報11を符号化する第1符号化器121においては、第2符号化器121の符号化率と同等あるいはより高い符号化率の符号化処理をユーザ情報11に対して施すことによって、ユーザ情報11の伝送速度を高めることが可能である。このように第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記の説明では、スペクトル拡散信号が多重されない第1サブキャリアに割り当てられるユーザ情報11を符号化する第1符号化器121での符号化率に対して、スペクトル拡散信号が多重される第2サブキャリアに割り当てられる制御情報12を符号化する第2符号化器122での符号化率を小さくしたが、前述したように第1変調器125及び第2変調器126の変調多値数に差を持たせてもよい。すなわち、スペクトル拡散信号が多重されない第1サブキャリアに割り当てられるユーザ情報11の符号化データに変調を施す第1変調器125での変調多値数に対して、スペクトル拡散信号が多重される第2サブキャリアに割り当てられる制御情報12の符号化データに変調を施す第2変調器126での変調多値数を小さくして、制御情報12の誤り耐性を大きくする。
また、変調多値数と符号化率の組み合わせでユーザ情報11と制御情報12の誤り耐性に差を持たせてもよい。変調多値数と符号化率の組み合わせは、言い替えれば変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせであり、MCS(Modulation and Coding Scheme)と呼ばれる。MCSは一般に伝送速度(スループット)によってランク付けすることが可能であり、より上位のランクほど、つまり伝送速度が大きいほど誤り耐性は小さくなる。従って、ランク付けされた複数のMCS(MCSセット)を用意しておき、ユーザ情報11に対してはより上位ランクのMCSを割り当て、制御情報12に対してはより下位のMCSを割り当てるようにすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、OFDMシンボルとGI(ガードインターバル)間の相関性を利用するFFTタイミング検出の検出精度を向上させる例について説明する。第3の実施形態では、相関性を利用したFFTタイミングの検出のために、拡散コードに代えてランダムコードを使用する。
(送信機について)
図11に示されるように、本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置の送信機に入力される送信情報31は、まず符号化器301により誤り訂正符号化が施された後、インタリーバ302によってバースト誤りの影響を軽減するためのビット並び順序を入れ替えるインタリーブ処理が施され、さらに変調器303によってBSPK(2値位相変調)などの変調が施される。変調器303から出力される変調データは、S/P(シリアル・パラレル)変換器304によってOFDM(直交周波数分割多重)信号のサブキャリア毎の信号分割された後、IFFT(高速フーリエ変換)ユニット305により一括して時間領域の信号に変換され、加算器306に入力される。
ランダムコード生成器307は、IFFT部の出力信号長に相当するランダムコードを生成する。ランダムコードは振幅調整器308により振幅が調整されてから加算器306に入力され、IFFTユニット305の出力信号と加算される。ここで、IFFTユニット305の出力信号のサンプル数に対して、ランダムコード生成器307が生成するランダムコードのパターン数(スペクトル拡散におけるチップに相当)を少なくする。これにより図12に示されるように、ランダムコード信号の周波数帯域をOFDM信号の周波数帯域より狭くすることで、OFDM信号に対してランダムコード信号が与える影響を少なくする。
GI(ガードインターバル)付加器309では、加算器306の出力信号の終端部の一部、例えばIFFT後の信号の1/4に相当する部分を加算器306の出力信号の先頭部分にGIとして付加し、OFDMシンボルを生成する。GI付加器309の出力信号は、DAC(ディジタル・アナログ変換器)310によりOFDM信号帯域の2倍以上のサンプリングレートでディジタル信号からアナログ信号へと変換された後、周波数変換器311によりRF(無線周波数)信号に変換される。RF信号はPA(電力増幅器)312により増幅され、アンテナ313に供給されることによって、アンテナ312から電波として図示しない受信機に向けて送信される。
DAC310から出力されるベースバンドのディジタル信号は一般に複素信号であるため、周波数変換器311には直交変調器を含んでいる。また、DAC310の出力以後には信号に含まれる高調波除去のためのスムージングフィルタを含んでいる。図11では、これら直交変調器及びスムージングフィルタについては省略している。
IFFTユニット305の出力信号331とランダムコード生成器307で生成されるランダムコード332は、図13に示すような関係になっている。信号331及び332についてそれぞれ終端から一部分をコピーして、信号331及び332の始端部分にGIとして付加すると、信号333及び334のようになる。ただし、実際には信号331と332を加算器306により加算した後、GI付加を行っているので、信号333と信号334が独立して存在しているわけではない。
信号333の隣り合う2つのOFDMシンボルの間を見てみると、1つ目のOFDMシンボルの終端と2つ目のOFDMシンボルのGIが隣接する。信号333の1つ目のOFDMシンボルの終端にあるランダムコードと2つ目のOFDMシンボルのGIに含まれるランダムコードとは、相互相関が十分小さくなるようなパターンにする必要がある。
ランダムコード生成器307は、周知のM系列生成多項式を利用した例えば図14に示すような複数のレジスタ(REG)で構成されるシフトレジスタと、排他的論理和ゲートEORとの組み合わせにより実現される。図14のランダムコード生成器307では、ランダムコードを一つ生成する毎にシフトレジスタがシフト動作を行う。
ランダムコード生成器307は、例えば図12(a)に示すようにOFDM信号の1シンボル分に相当するランダムコードを生成した後、一定時間シフト動作を停止することでランダムコードの生成を停止して、次のOFDM信号の生成を待つように制御される。この場合、ランダムコードの系列で見ると、隣り合う2つのOFDMシンボルに使用したランダムコードの位相は連続する。
一方、図12(b)に示すように、OFDM信号の1シンボル分に相当するランダムコードを生成した後でも、シフト動作を停止することなくランダムコードの生成を続行するが、次のOFDM信号が生成されるまでの間に生成されるランダムコードを破棄するようにしてもよい。これにより図12(a)の場合とは異なり、隣り合う2つのOFDMシンボルに使用したランダムコードの位相は連続しない。
次に、図16を用いて本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置の受信機について説明する。図11の送信機から送信されたRF信号は、アンテナ401により受信される。アンテナ401から出力される受信信号は、LNA(低雑音増幅器)402により増幅された後、周波数変換器403によりベースバンド信号に変換される。周波数変換器403から出力されるベースバンド信号は、ADC(アナログ・ディジタル変換器)404に入力される。ADC404は、OFDM信号の周波数帯域の2倍以上のサンプリングレートでサンプリングを行い、各サンプル値をディジタル値に変換する。ADC404からの出力信号は、GI除去器409に入力される。
ADC404からの出力信号は、FFTタイミング決定部405にも入力される。FFT(高速フーリエ変換)タイミング決定部405は遅延器406、相関演算器407及びタイミング検出器408を有する。遅延器406は、ADC404からの出力信号をFFT長に相当する時間だけ遅延させる。相関演算器407は、ADC404からの出力信号と遅延器406からの出力信号との相関演算をGI長の期間にわたって行い、相関電力を求める。タイミング検出器408は、相関演算器407の出力信号から相関電力がピークを示すタイミングを検出してGIの終了タイミング、すなわちFFTタイミングとして検出し、GI除去器409に通知する。
GI除去器409は、タイミング検出器408により検出されたタイミングを用いて受信信号(ADC404の出力信号)からGIを除去し、GI除去後の信号をFFTユニット410に渡す。FFTユニット410は、GI除去後の信号にFFTを施してサブキャリア毎の信号を分離し、位相補正器411に渡す。位相補正器411は、サブキャリア毎の信号について図示していない伝送路応答推定器からの情報を用いて振幅及び位相を補正する。P/S(パラレル・シリアル)変換器412は、位相補正器411によって補正された信号をシリアル信号に変換する。復調器413は、P/S変換器412からの出力信号について送信機側の変調多値数に従って復調処理を行う。デインタリーバ414は、復調された信号のビット列の並び替えを行い、バースト誤りのランダム化を施す。誤り訂正器415は、デインタリーバ414からの出力信号に対し誤り訂正を施し、受信情報41を出力する。
次に、図17を用いてOFDMシンボルの終端部とGI間の相関性を利用したFFTタイミング検出の原理を説明する。図17に示すように、ADC404の出力信号501及びこれを遅延器406でFFT時間だけ遅延した信号502をGI長だけ取り出し、相関演算器407により両者の相互相関を求める相関演算を行い、信号503を得る。受信信号が1サンプル入力される度に相関演算を行うと、信号501におけるOFDMシンボル終端と信号502のGI部分が重なった部分で、相関電力値にピークが発生する。各OFDMシンボルの先頭がGIであるため、相関電力値のピークもOFDMシンボル周期で発生する。
図18及び図19に、受信信号にマルチパス信号が含まれる場合の相関電力値の変化を示す。まず、図19はスペクトル拡散信号をOFDM信号に多重する特許文献1においてOFDMシンボルの終端部とGIの相関性を利用する例である。この場合、スペクトル拡散信号に用いる拡散コードについてはOFDMシンボルの終端部とGI間で相関性はないため、相関電力値はOFDM信号の相関性に依存したものとなる。OFDM信号は異なる周波数の正弦波(サブキャリア)が多重された信号であるため、時間的な相関性が低い。特にマルチパスが存在する場合には、時間的な変化は緩やかになってしまう。すなわち、各パスの信号成分間の相関により、単独パスだけの場合に発生する2つのピークの間に相関電力のピークが発生する可能性がある。このようなピークはFFTタイミング検出の誤差となり、受信性能を劣化させる。
一方、本発明の第3の実施形態に従うと、OFDM信号にOFDMシンボル長と同じ長さのランダムコードが多重されており、図18に示すようにGIに含まれるランダムコードとOFDMシンボルの終端部に多重されたランダムコードは同一のパターンである。また、OFDM信号の位相がランダムコードの1タイミング(拡散コードの1チップに相当)だけずれた場合の相関電力は小さくなっている。
従って、相関演算器407によりOFDMシンボルの終端部とGIとの相関演算を行うと、ランダムコードの作用により相関電力の時間的変化に鋭いピークが現れる。このピークからタイミング検出器408によって各マルチパスのタイミングが判断でき、最適なFFTタイミングを検出することが可能となる。なお、受信時においては受信信号にランダムコードが多重されているかどうかを認識する必要は特にない。従って、送信機側での変更だけで、FFTタイミングの検出精度の向上という得ることができる。
次に、図20及び図21を用いて第3の実施形態における受信機に含まれるFFTタイミング決定部の変形例について説明する。図20に示される変形例のFFTタイミング決定部405Aは、ランダムコードそのものによる相関演算を行う例である。すなわち、FFTタイミング決定部405Aはランダムコードの周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタ421と、送信機側と同じランダムコードを生成するランダムコード生成器422、及びフィルタ421の出力信号とランダムコードとの相関演算を行う相関演算器423を有する。タイミング検出器408は、相関演算器407の出力信号から相関電力がピークを示すタイミングを検出してGIの終了タイミング、すなわちFFTタイミングとして決定し、GI除去器409に通知する。このようにOFDM信号のOFDMシンボルの全てを使ったランダムコードによる相関を利用することにより、FFTタイミングを検出することもできる。この場合、送信機側でランダムコードを適用したことを受信機側で認識して、FFTタイミング決定部405Aの処理を行うことが望ましい。
図21に示される変形例のFFTタイミング決定部405Bは、図16中に示したFFTタイミング決定部405と図20中に示したFFTタイミング決定部405Aを組み合わせた例である。FFTタイミング決定部405Bでは、相関演算器407により生成される、GIに関する相関電力値と、相関演算器423により生成される、ランダムコードに関する相関電力値をタイミング検出器407によって加算する。このようにOFDMシンボルの終端部とGI間のランダムコードの相関性に加えて、OFDM信号のOFDMシンボルの全てを使ったランダムコードによる相関を併用することにより、FFTタイミングの決定精度をさらに向上させることができる。この場合には、送信機側でランダムコードを適用したことを受信機側も認識してフィルタ421、ランダムコード生成器422及びフィルタ421による処理を加えることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置に含まれる送信機のブロック図 OFDM−SS信号における制御情報及びユーザ情報の拡散率について説明する図 ガードインターバルの付加について説明する図 OFDM信号とスペクトル拡散信号の拡散コード位相の関係を示す図 本発明の第2の実施形態における周波数領域で見たOFDM−SS信号とスペクトル拡散信号を示す図 従来技術に基づいてOFDM信号にスペクトル拡散信号を多重する様子を示す図 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置に含まれる受信機のブロック図 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置に含まれる送信機のブロック図 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置に含まれる受信機のブロック図 本発明の第2の実施形態における送信ビット列を種々の符号化率で符号化する様子を示す図 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置に含まれる送信機のブロック図 本発明の第3の実施形態における周波数領域で見たOFDM信号とスペクトル拡散信号を示す図 本発明の第3の実施形態におけるIFFT後の信号とランダムコードの位相関係及びGI付加について説明する図 本発明の第3の実施形態におけるランダムコード生成器の一例を示すブロック図 本発明の第3の実施形態におけるOFDMシンボル間でのランダムコードの生成について説明する図 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置に含まれる受信機のブロック図 本発明の第3の実施形態におけるOFDMシンボル終端とGI部分の相関演算によるFFTタイミング検出について説明する図 本発明の第3の実施形態におけるマルチパス受信時のFFTタイミング検出について説明する図 比較例によるマルチパス受信時のFFTタイミング検出について説明する図 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置に含まれる受信機の第1の変形例の要部のブロック図 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置に含まれる受信機の第2の変形例の要部のブロック図
符号の説明
11…ユーザ情報、12…制御情報、13…OFDM−SS信号、14…スペクトル拡散信号、21…ユーザ情報、22…制御情報、100…拡散コード生成器、101,102…シリアル・パラレル変換器、103,104…拡散器、105…IFFTユニット、106…GI付加器、107…加算器、108…拡散コード生成器、109…振幅調整器、110…D/A変換器、111…周波数変換器、112…電力増幅器、113…送信アンテナ、121,122…符号化器、123,124…インタリーバ、115,126…変調器、127,128…シリアル・パラレル変換器、201…受信アンテナ、202…低雑音増幅器、203…周波数変換器、204…フィルタ、205,206A/D変換器、207…選択器、208…GI除去器、209…FFTタイミング決定部、210…相関演算器、211…拡散コード生成器、212…タイミング検出器、213…IFFTユニット、214…ユーザ情報抽出部、215…制御情報抽出部、216,217…逆拡散器、218,219…パラレル・シリアル変換器、220…拡散コード生成器、31…送信情報、301…符号化器、302…インタリーバ、303…変調器、204…シリアル・パラレル変換器、305…IFFTユニット、306…加算器、307…ランダムコード生成器、308…振幅調整器、309…GI付加器、310…D/A変換器、311…周波数変換器、312…電力増幅器、313…送信アンテナ、401…受信アンテナ、402…低雑音増幅器、403…周波数変換器、404…A/D変換器、405…FFTタイミング決定部、406…遅延器、407…相関演算器、408…タイミング検出器、409…GI除去器、410…FFTユニット、411…位相補正器、412…パラレル・シリアル変換器、413…復調器、414…デインタリーバ、415…誤り訂正器、41…受信情報、421…フィルタ、422…ランダムコード生成器、423…相関演算器。

Claims (18)

  1. 第1の情報が割り当てられた複数の第1サブキャリア及び第2の情報が割り当てられた複数の第2サブキャリアを含み、第1の情報に対して第2の情報が相対的に高い誤り耐性を持つように構成された第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、
    前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、
    前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置。
  2. 前記OFDM信号を生成する手段は、前記第1の情報を前記第1のサブキャリアをそれぞれ含むN個のOFDMシンボルに拡散する第1拡散器と、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアをそれぞれ含むM個(ただし、M>N)のOFDMシンボルに拡散する第2拡散器とを有する請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記OFDM信号を生成する手段は、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアをそれぞれ含む複数個のOFDMシンボルに拡散する拡散器を有する請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記OFDM信号を生成する手段は、前記第1の情報を前記第1のサブキャリアに第1の拡散率で拡散する第1拡散器と、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアに第1の拡散率より大きい第2の拡散率で拡散する第2拡散器とを有する請求項1乃至3のいずれか1項記載の無線通信装置。
  5. 前記OFDM信号を生成する手段は、前記第2の情報を前記第2のサブキャリアに拡散する拡散器を有する請求項1乃至3のいずれか1項記載の無線通信装置。
  6. 第1の情報を第1の符号化率で符号化して第1の符号化データを生成する手段と、
    第2の情報を前記第1の符号化率より小さい第2の符号化率で符号化して第2の符号化データを生成する手段と、
    前記第1の符号化データを変調して第1の変調データを生成する手段と、
    前記第2の符号化データを変調して第2の変調データを生成する手段と、
    前記第1の変調データが割り当てられた第1サブキャリア及び前記第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、
    前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、
    前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置。
  7. 第1の情報を符号化して第1の符号化データを生成する手段と、
    第2の情報を符号化して第2の符号化データを生成する手段と、
    前記第1の符号化データを第1の変調多値数で変調して第1の変調データを生成する手段と、
    前記第2の符号化データを前記第1の変調多値数より小さい第2の変調多値数で変調して第2の変調データを生成する手段と、
    前記第1変調データが割り当てられた第1のサブキャリア及び前記第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、
    前記第2サブキャリアに前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を多重して多重信号を生成する手段と、
    前記多重信号を送信する手段とを具備する無線通信装置。
  8. 第1の情報が割り当てられた複数の第1サブキャリア及び第2の情報が割り当てられた直交する第2サブキャリアを含み、前記第1の情報に対して第2の情報が相対的に高い誤り耐性を持つように構成された第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号及び前記第2サブキャリアに多重された前記第1の周波数帯域より狭い第2の周波数帯域を有するスペクトル拡散信号を有する多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、
    前記受信信号から前記第2の周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、
    前記スペクトル拡散信号に対応する拡散コードを発生する拡散コード発生器と、
    前記第2の周波数帯域の信号成分と前記拡散コードとの相関演算を行う相関演算器と、
    前記相関演算器の出力信号からFFT(高速フーリエ変換)タイミングを検出するタイミング検出器と、
    前記受信信号及び前記第2の周波数帯域の信号成分のいずれかを選択する選択器と、
    選択された前記受信信号または前記第2の周波数帯域の信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより、第1サブキャリア及び第2サブキャリアの両方または第2サブキャリアのみを含むサブキャリア成分を抽出するFFTユニットと、
    抽出されたサブキャリア成分から前記第1の情報及び第2の情報をそれぞれ抽出する第1の情報抽出部及び第2の情報抽出部とを具備する無線通信装置。
  9. 前記第1の情報抽出部は、前記第1サブキャリアに対して前記第1の拡散率に対応する逆拡散を施す第1逆拡散器を有し、前記第2の情報抽出部は、前記第2サブキャリアに対して前記第1の拡散率より大きい第2の拡散率に対応する逆拡散を施す第2逆拡散器を有する請求項8記載の無線通信装置。
  10. 前記第2の情報抽出部は、前記第2サブキャリアに対して逆拡散を施す逆拡散器を有する請求項8記載の無線通信装置。
  11. 第1の情報を第1の符号化率で符号化しかつ変調して得られる第1の変調データが割り当てられた第1サブキャリア及び第2の情報を前記第1の符号化率より小さい第2の符号化率で符号化しかつ変調して得られる第2の変調データが割り当てられた第2サブキャリアを含む第1の周波数帯域を有するOFDM(直交周波数多重)信号を生成する手段と、
    前記受信信号から前記第2の周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、
    前記スペクトル拡散信号に対応する拡散コードを発生する拡散コード発生器と、
    前記第2の周波数帯域の信号成分と前記拡散コードとの相関演算を行う相関演算器と、
    前記相関演算器の出力信号からFFT(高速フーリエ変換)タイミングを検出するタイミング検出器と、
    前記受信信号及び前記第2の周波数帯域の信号成分のいずれかを選択する選択器と、
    前記選択器により選択された前記受信信号または前記第2の周波数帯域の信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより、第1サブキャリア及び第2サブキャリアの両方または第2サブキャリアのみを含むサブキャリア成分を抽出するFFTユニットと、
    抽出されたサブキャリア成分から第1の情報及び第2の情報をそれぞれ抽出する第1の情報抽出部及び第2の情報抽出部とを具備する無線通信装置。
  12. 前記第1の情報抽出部は、前記第1サブキャリア成分に対して前記第1の符号化率に対応する誤り訂正を施す第1の誤り訂正器を有し、前記第2の情報抽出部は、前記第2サブキャリア成分に対して前記第1の符号化率より大きい第2の符号化率に対応する誤り訂正を施す第2の誤り訂正器を有する請求項11記載の無線通信装置。
  13. 送信情報をシリアル・パラレル変換することによりサブキャリア毎の信号に分割するシリアル・パラレル変換器と、
    前記サブキャリア毎の信号に対してIFFT(高速フーリエ変換)を施してOFDM(直交周波数多重)信号を生成するIFFTユニットと、
    前記OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを生成するランダムコード生成器と、
    前記OFDM信号に前記ランダムコードを多重して第1の多重信号を生成する手段と、
    前記第1の多重信号の終端部をコピーして前記第2の多重信号の先頭にガードバンドとして付加することにより送信用信号を生成するガードインターバル付加器と、
    前記送信用信号を送信する手段とを具備する無線通信装置。
  14. 前記ランダムコード生成器は、シフトレジスタのシフト動作により前記ランダムコードを生成するように構成され、前記ランダムコードを生成する毎に前記OFDM信号が次に生成される時点まで前記シフトレジスタのシフト動作を停止する請求項13記載の無線通信装置。
  15. 前記ランダムコード生成器は、シフトレジスタのシフト動作により前記ランダムコードを生成するように構成され、前記ランダムコードを生成する毎に前記OFDM信号が次に生成される時点までの間に生成されるランダムコードを廃棄する請求項13記載の無線通信装置。
  16. 送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、
    前記受信信号をFFT(高速フーリエ変換)長に相当する時間だけ遅延する遅延器と、
    前記受信信号と前記遅延器の出力信号との相関演算を行う相関演算器と、
    前記相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、
    前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、
    前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、
    前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置。
  17. 送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、
    前記受信信号から前記ランダムコードが多重された周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、
    前記ランダムコードと同じランダムコードを生成するランダムコード生成器と、
    前記フィルタの出力信号と前記ランダムコード生成器により生成されるランダムコードとの相関演算を行う相関演算器と、
    前記相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、
    前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、
    前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、
    前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置。
  18. 送信情報が割り当てられたサブキャリアを含むOFDM(直交周波数多重)信号に該OFDM信号に含まれるOFDMシンボルに等しい長さを持つランダムコードを多重した第1多重信号の終端部をコピーして前記第1多重信号の先頭にガードバンドとして付加した第2多重信号を受信して受信信号を生成する手段と、
    前記受信信号をFFT(高速フーリエ変換)長に相当する時間だけ遅延する遅延器と、
    前記受信信号と前記遅延器の出力信号との相関演算を行う第1相関演算器と、
    前記受信信号から前記ランダムコードが多重された周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、
    前記ランダムコードと同じランダムコードを生成するランダムコード生成器と、
    前記フィルタの出力信号と前記ランダムコード生成器により生成されるランダムコードとの相関演算を行う第2相関演算器と、
    前記第1相関演算器及び第2相関演算器の出力信号からFFTタイミングを検出するタイミング検出器と、
    前記受信信号から前記FFTタイミングに従って前記ガードバンドを除去するガードバンド除去器と、
    前記ガードバンド除去後の受信信号に対して前記FFTタイミングでFFTを施すことにより前記サブキャリア毎の信号を分離して抽出するFFTユニットと、
    前記FFTユニットの出力信号から前記送信情報を抽出する手段とを具備する無線通信装置。
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