JP2009013854A - 軸流ファン - Google Patents

軸流ファン Download PDF

Info

Publication number
JP2009013854A
JP2009013854A JP2007175678A JP2007175678A JP2009013854A JP 2009013854 A JP2009013854 A JP 2009013854A JP 2007175678 A JP2007175678 A JP 2007175678A JP 2007175678 A JP2007175678 A JP 2007175678A JP 2009013854 A JP2009013854 A JP 2009013854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
boss
boss portion
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007175678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4925946B2 (ja
Inventor
Tetsuchiyo Suzuki
哲暢 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP2007175678A priority Critical patent/JP4925946B2/ja
Publication of JP2009013854A publication Critical patent/JP2009013854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4925946B2 publication Critical patent/JP4925946B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】 ファン前方の気流の流れを改善し、消費馬力を抑えつつ高風量を得ることができると共に、ボス部の強度も高く、かつ生産性も良好な軸流ファンの提供。
【解決手段】 ボス部の外周面に放射状に延びる複数枚のファンブレードを有する軸流ファンにおいて、前記ボス部前面に放射状に設けるガイドベーンがファンブレードの付け根部付近の前縁まで延長され、かつ該延長部はさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に形成された構造となしていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に自動車機関等の冷却用として回転駆動する軸流型のエンジン冷却用ファンに係り、より詳しくはボス部(ハブ)の外周面に放射状に延びる複数枚のファンブレードを有する軸流ファンに関するものである。
この種の従来の軸流ファンとしては、例えば図8(a)、(b)に示すように、断面形状が略T字形の円筒状のボス部(ハブ)11の外周面に放射状に延びる複数枚のファンブレード12が突設された構造によって構成されたものが知られている。この軸流ファンの場合は、前記ボス部11の内周面側のほぼ中央部に軸芯に対しほぼ直角に突出した取付け壁11aに相手部材への取付け部材(インサート)13の一部が埋設されて取付けられている。
また、図9(a)、(b)に示すように、円筒環状のボス部(ハブ)21の外周面に放射状からなる複数枚のファンブレード12が突設され、かつ前記ボス部21の内周面側に、軸芯方向に直角な相手部材への取付け部材23が設けられた軸流ファンであって、前記ボス部21のファンブレード間の壁部に切欠き送気溝22が設けられたエンジン冷却用ファン(特許文献1参照)や、図10(a)、(b)に示すように、ボス部31から放射状に延びる複数枚のファンブレード32を有する軸流ファンであって、前記ボス部の軸方向端面のうち前記ファンブレード32の前縁側に位置する曲面32aが、この軸端面側からファンブレードの付け根側に設けて構成された射出成型による軸流ファン(特許文献2参照)等が知られている。
実公昭63−25359号公報 特開2002−310097号公報
しかしながら、前記図8に示す軸流ファンは、図中に矢印で示すように円筒状のボス部(ハブ)11の内部へ空気あるいは風が流れ込むことにより渦流が発生し、ボス部11の前面付近の風や空気の流れが悪化するという欠点がある。また、図9に示すエンジン冷却用ファンの場合は、ボス部21内側と該ボス部21の内周面側に設けられた取付け部材23との間へ空気あるいは風が流れ込むことにより渦流が発生し、前記の軸流フンと同様、ボス部21の前面付近の風や空気の流れが悪化するという欠点に加え、ボス部を切欠いているため該ボス部の強度が低いという欠点がある。さらに、図10に示す軸流ファンの場合は、ファンブレード32の付け根部の曲面32aに沿ってプレード32の根元を空気が周方向に流れ易いという欠点がある。
本発明は上記した従来の軸流ファンの欠点を解消するためになされたもので、ボス部前面からファンブレードの前縁にかけてガイドベーンを設けることによりファン前方の気流の流れを改善でき、消費馬力を抑えつつ高風量を得ることができると共に、ボス部の強度も高い軸流ファンを提供しようとするものである。
本発明に係る軸流ファンは、ボス部の外周面に放射状に延びる複数枚のファンブレードと前記ボス部前面に放射状に設けるガイドベーンを有する軸流ファンにおいて、前記ガイドベーンがファンブレードの付け根部付近の前縁まで延長され、かつ該延長部はさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に形成された構造となしていることを特徴とするものである。
この軸流ファンにおいて、前記ガイドベーンは、そのボス部外周面に沿って形成される部分が前記ファンブレード間に位置するように設けることが好ましく、また、前記ボス部と一体または別体のどちらでもよく、さらに、前記ファンブレードの前縁部からボス部中心部に向ってガイド面が凸状の湾曲した形状に形成してもよい。
本発明に係る軸流ファンは、ボス部前面に放射状に設けるガイドベーンをファンブレードの前縁まで延長し、かつ該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に形成した構造としたことにより、ファン前方のボス部前面に放射状流れを生起し、かつボス部外周部付近の流れに斜流成分を持つよう空気の流れを著しく改善できると共に、ボス部前面に沿って流れる空気をボス部外周面側へ向って放射状にスムーズにガイドすることができるので、ボス部背面での回り込みも改善されて、消費馬力を抑えつつ高風量を得ることができる。また、ボス部に設ける前記ガイドベーンにより当該ボス部が補強されるので、ボス部の強度の向上にも有効である。
図1は本発明に係る軸流ファンの第1実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図2は同じく本発明の第2実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図3は同じく本発明の第3実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図4は同じく本発明の第4実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図5は同じく本発明の第5実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図6は同じく本発明の第6実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図、図7は同じく本発明の第7実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図であり、1はボス部、1−1はボス部前面、2はファンブレード、2−1はブレードの前縁、2−2はブレードの後縁、2a〜2gはブレード付け根部、3a〜3gはガイドベーン、4はボス部の補強部材を兼ねた相手部材への取付け部材(インサート)である。
図1に示す第1実施例の軸流ファンは、断面形状が略コ字形のボス部(ハブ)1の外周面に当該ボス部より放射状に延びる複数枚のファンブレード2を有し、該ファンブレード2のボス部付け根部2aの前縁2−1および後縁2−2はボス部1の外周面とほぼ面一であって、前記ボス部の前面1−1に複数個の板状のガイドベーン3aが設けられている。このガイドベーン3aは、前記ボス部の前面1−1からファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1まで延びるボス部前面側延長部3a−1と、該延長部3a−1からさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延びるボス部外周面側延長部3a−2を有し、かつ前記ボス部前面側延長部3a−1はファンが回転した際に気流が前記ボス部1の中心から外周部に向って流れるように、ファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1からボス部中心部へ向ってガイド面が凸状の滑らかに湾曲した形状となしており、該ガイドベーン3aのボス部前面1−1側端部は当該ボス部の内周面近傍に位置し、ボス部外周面側端部は当該ボス部外周面の風下側端部に位置している。そして、各ガイドベーン3aはボス部外周面側延長部3a−2の部分が前記ファンブレード2間に位置するように設けられる。また、各ガイドベーン3aのボス部前面側延長部3a−1は、ボス部前面1−1にほぼ垂直に形成されている。4aは相手部材への取付け部材(インサート)4に設けられた締結用ボルト孔である。
すなわち、かかる構成の軸流ファンは、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3aをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3a−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3a−2とで形成することにより、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印イで示すように前記ガイドベーン3aの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れるように構成したものである。
図2に示す第2実施例の軸流ファンは、ファンブレード2の前縁2−1側のブレード付け根部2bがボス部前面1−1より風上側に突出し、かつガイドベーン3bのボス部前面側延長部3b−1を前記ボス部前面1−1より風上側に突出したブレード付け根部2bの前縁2−1とほぼ面一になるように形成した以外は、前記図1に示すものと実質的に同じ構造となした軸流ファンを例示したものである。2a−1はそのブレード付け根部の突出部である。
したがって、この第2実施例の軸流ファンにおいても、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3bをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3b−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3b−2とで形成することにより、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印ロで示すように前記ガイドベーン3bの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れる。
図3に示す第3実施例の軸流ファンは、ガイドベーン3cのボス部前面側延長部3c−1を前記ボス部前面1−1より風上側に突出したブレード付け根部2cの前記突出部2a−1よりさらに前方へ突出するように形成した以外は、前記図2に示すものと実質的に同じ構造となした軸流ファンを例示したものである。
したがって、この第3実施例の軸流ファンにおいても、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3cをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3c−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3c−2とで形成することにより、前記第2実施例の軸流ファンと同様、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印ハで示すように前記ガイドベーン3cの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れる。
図4に示す第4実施例の軸流ファンは、ガイドベーンのボス部前面1−1側の湾曲形状を変えた以外は、前記図1に示す第1実施例のものと実質的に同じ構造となした軸流ファンを例示したものである。すなわち、この第4実施例の軸流ファンのガイドベーン3dは、前記ボス部の前面1−1からファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1まで延びるボス部前面側延長部3d−1の形状を前記ボス部の内周側から外周面側に向ってガイド面を滑らかに凹状から凸状に途中から変えて湾曲した形状となしたものである。2dはブレード付け根部である。
したがって、この第4実施例の軸流ファンにおいても、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3dをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3d−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3d−2とで形成することにより、前記第1実施例の軸流ファンと同様、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印ニで示すように前記ガイドベーン3dの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れる。
図5に示す第5実施例の軸流ファンは、ガイドベーンのボス部前面1−1側の湾曲形状を前記図4に示す軸流ファンのガイドベーン3dとほぼ同じ形状にガイド面の湾曲形状を変えた以外は、前記図2に示す第2実施例のものと実質的に同じ構造となした軸流ファンを例示したものである。すなわち、この第5実施例の軸流ファンのガイドベーン3eも、前記図4に示す軸流ファンのガイドベーン3dと同様に、前記ボス部の前面1−1からファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1まで延びるボス部前面側延長部3e−1のボス部内周面側端部を周方向に向って回転方向前方へ曲率中心位置を変えて湾曲した形状となしたものである。2eはブレート付け根部である。
したがって、この第5実施例の軸流ファンにおいても、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3eをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3e−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3e−2とで形成することにより、前記第1実施例の軸流ファンと同様、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印ホで示すように前記ガイドベーン3eの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れる。
図6に示す第6実施例の軸流ファンは、ガイドベーンのボス部前面1−1側の湾曲形状を前記図4、図5に示す軸流ファンのガイドベーン3d、3eとほぼ同じ形状に変えた以外は、前記図3に示す第3実施例のものと実質的に同じ構造となした軸流ファンを例示したものである。すなわち、この第5実施例の軸流ファンのガイドベーン3fも、前記図4、図5に示す軸流ファンのガイドベーン3d、3eと同様に、前記ボス部の前面1−1からファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1まで延びるボス部前面側延長部3f−1の形状を前記ボス部の内周側から外周面側に向ってガイド面を滑らかに凹状から凸状に途中から変えて湾曲した形状となしたものである。2fはブレート付け根部である。
したがって、この第6実施例の軸流ファンにおいても、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3fをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3f−1と、該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延長して形成したボス部外周面側延長部3f−2とで形成することにより、前記第3実施例の軸流ファンと同様、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印ヘで示すように前記ガイドベーン3fの存在によりボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れる。
なお、上記図1〜図6に示す軸流ファンでは、ガイドベーン3a〜3fのボス部外周面側延長部3a−2〜3f−2を当該ボス部外周面の風下側端縁まで形成しているが、このガイドベーン3a〜3fのボス部外周面側延長部3a−2〜3f−2の長さは、必ずしも当該ボス部外周面の風下側端縁までとする必要はなく、軸流ファンの大きさ、ボス部外周面の幅、ブレード付け根部の翼弦長さ等に応じて、ボス部外周面の幅より短く形成してもよいことはいうまでもない。
図7に示す第7実施例の軸流ファンは、そのボス部外周面側延長部の長さを当該ボス部外周面の幅より短く形成したガイドベーンを有する軸流ファンを例示したもので、図1に示す第1実施例の軸流ファンに適用した例を示す。すなわち、この第7実施例の軸流ファンは、ガイドベーン3gを前記ボス部の前面1−1からファンブレード2の付け根部付近の前縁2−1まで延びるボス部前面側延長部3g−1と、該延長部3g−1からさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に延びて当該ボス部外周面の幅より短く形成したボス部外周面側延長部3g−2とで構成したものである。
したがって、かかる構成の軸流ファンの場合でも、前記ボス部前面1−1に放射状に設けるガイドベーン3gをファンブレード2の付け根部付近の前縁まで延長して形成したボス部前面側延長部3g−1と、ボス部外周面の幅より短く形成したボス部外周面側延長部3g−2の存在により、ファンが回転した際にボス部前面1−1に添って流れる空気が矢印トで示すようにボス部外周面側へ放射状にガイドされ、かつボス部外周を軸方向に流れるため、その作用効果は前記した実施例1のものとほとんど変わらないことはいうまでもない。
なお、ここでは一例として実施例1の軸流ファンに適用した場合を示したが、他の実施例に適用しても同様の作用効果が得られることはいうまでもない。また、ここでは断面コ字状のボスに適用した例を示したが、断面台形状でコーン状のボスに適用してガイドベーンを非直角に設けてもよいことはいうまでもない。
なお、本発明にかかる前記軸流ファンは、樹脂材による射出成型あるいはアルミニウムまたはアルミニウム合金材による鋳造成型等によってファンブレード2およびガイドベーン3a〜3gをボス部1と一体に設けるか、あるいはガイドベーン3a〜3gをボス部と別体のものを取着して設ける。
本発明者らの実験によれば、例えば、本発明の軸流ファンと従来の軸流ファンを使用して、1300rpmで回転させ同じ車輌抵抗で送風した場合の風量を比較すると、送風風量は1.2〜3.5%程度以上向上する結果が得られた。
本発明は、ボス部前面に放射状に設けるガイドベーンをファンブレードの前縁まで延長し、かつ該延長部をさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に直角に形成した構造としたことにより、ファン前方のボス部前面に放射状流れを生起し、かつボス部外周部付近の流れに斜流成分を持つよう空気の流れを著しく改善できると共に、ボス部前面に沿って流れる空気をボス部外周面側へ放射状にスムーズにガイドすることができるので、ボス部背面での回り込みも改善されて、消費馬力を抑えつつ高風量を得ることができると共に、ボス部に設ける前記ガイドベーンにより当該ボス部が補強されるので、ボス部の強度の向上にも有効である等、品質的に優れた軸流ファンを実現でき、また、自動車機関等の冷却用として回転駆動する軸流型のエンジン冷却用ファンのみならず、各種動力機関の冷却用ファン等にも適用可能である。
本発明に係る軸流ファンの第1実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第2実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第3実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第4実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第5実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第6実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 同じく本発明の第7実施例を示す三面図で、(a)は要部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図、(c)は(a)のB−B線上の横断平面図である。 従来の軸流ファンの一例を示し、(a)は一部正面図、(b)は(a)のA−A線上の縦断側面図である。 従来の軸流ファンの他の例を示し、(a)は一部正面図、(b)は(a)のB−B線上の縦断側面図である。 従来の軸流ファンの別の例を示し、(a)は一部正面図、(b)は(a)のC−C線上の縦断側面図である。
符号の説明
1 ボス部
1−1 ボス部前面
2 ファンブレード
2−1 ブレードの前縁
2−2 ブレードの後縁
2a〜2g ブレード付け根部
3a〜3g ガイドベーン
4 相手部材への取付け部材(インサート)

Claims (4)

  1. ボス部の外周面に放射状に延びる複数枚のファンブレードと前記ボス部前面に放射状に設けるガイドベーンを有する軸流ファンにおいて、前記ガイドベーンがファンブレードの付け根部付近の前縁まで延長され、かつ該延長部はさらに前記ボス部外周面に沿って風下側に向って軸方向に形成された構造となしていることを特徴とする軸流ファン。
  2. 前記ガイドベーンは、そのボス部外周面に沿って形成される部分が前記ファンブレード間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軸流ファン。
  3. 前記ガイドベーンは、前記ボス部と一体または別体であることを特徴とする請求項1または2に記載の軸流ファン。
  4. 前記ガイドベーンは、前記ファンブレードの前縁部からボス部中心部に向ってガイド面が凸状の湾曲形状をしてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の軸流ファン。
JP2007175678A 2007-07-03 2007-07-03 軸流ファン Active JP4925946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175678A JP4925946B2 (ja) 2007-07-03 2007-07-03 軸流ファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175678A JP4925946B2 (ja) 2007-07-03 2007-07-03 軸流ファン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009013854A true JP2009013854A (ja) 2009-01-22
JP4925946B2 JP4925946B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=40355053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007175678A Active JP4925946B2 (ja) 2007-07-03 2007-07-03 軸流ファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4925946B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073000A (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 コルゲ−ト・パ−モリブ・カンパニ− 棒状洗浄剤及び連続押出し装置
JPS6325359Y2 (ja) * 1983-06-21 1988-07-11
JPH03130412U (ja) * 1990-04-12 1991-12-27
JP2002310097A (ja) * 2001-02-07 2002-10-23 Denso Corp 車両用軸流ファン
JP2003214389A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Nippon Densan Corp ファン用インペラ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325359Y2 (ja) * 1983-06-21 1988-07-11
JPS6073000A (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 コルゲ−ト・パ−モリブ・カンパニ− 棒状洗浄剤及び連続押出し装置
JPH03130412U (ja) * 1990-04-12 1991-12-27
JP2002310097A (ja) * 2001-02-07 2002-10-23 Denso Corp 車両用軸流ファン
JP2003214389A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Nippon Densan Corp ファン用インペラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4925946B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880288B2 (ja) 送風機
US8342808B2 (en) Cooling fan
JP5929522B2 (ja) 軸流送風機
US8419360B2 (en) Multi-blade centrifugal fan
US20130323072A1 (en) Axial fan
KR20090014308A (ko) 축류팬 조립체
JP4618077B2 (ja) 冷却ファンおよび送風機
JP2005106003A (ja) 冷却ファンおよび送風機
US20110014052A1 (en) Fan with structural support ring
JP2007063989A (ja) 冷却ファン
JP2004270701A (ja) 軸流ファン
KR101833559B1 (ko) 프리팁형 축류팬 조립체
JP2006322378A (ja) 送風機羽根車
JP2008025463A (ja) 送風機羽根車
JP2007023964A (ja) 送風装置
US6350104B1 (en) Fan blade
JP4925946B2 (ja) 軸流ファン
JP4994975B2 (ja) 軸流ファン
JP4994973B2 (ja) 軸流ファン
JP4994974B2 (ja) 軸流ファン
US6609887B2 (en) Fan for a motor vehicle, equipped with guide vanes
JP6971960B2 (ja) プロペラファン
JP2007205230A (ja) 送風機羽根車
JP2007177778A (ja) 軸流ファン
JP2006200457A (ja) 送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4925946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150