JP2009011089A - 電子機器、および電池切れの判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池切れの判定に関する信頼性を向上できる電子機器の技術を提供する。
【解決手段】撮像装置(電子機器)では、電源として使用される電池についての残量および出力レベル(例えば出力電圧)の検出が可能であり、電池の出力レベルが閾値として設定される判定レベルより低い場合に電池切れと判定する。ただし、この判定レベルに関しては、電池の残量が閾値α未満の場合には判定レベルβ1が設定され、電池残量が閾値α以上の場合には判定レベルβ1より低い判定レベルβ2が設定されるようになっている。これにより、電池での撮影可能な枚数(最大撮影枚数)Nmaxより少ない撮影枚数Npの場合においてフラッシュ発光等により矢印Lwのように一時的に電池の出力レベルが落ち込んでも電池切れと誤判断されることがなく、電池切れの判定に関する信頼性を向上できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池を電源として使用可能な電子機器の技術に関する。
電池(バッテリー)を電源として使用する電子機器、例えばデジタルスチルカメラやビデオカメラにおいては、その正常な動作に支障を来しかねない電池切れ(バッテリー切れ)を検知することは重要である。
この電池切れの検知については、例えば電池の出力電圧を常時監視し、その出力電圧が所定の閾値レベルより低くなったかを判定することで実現できる。
一方、電子機器においては、通常、各種の動作モードが用意されているため、これらの動作モードに応じて電池に対する負荷状態が変化し、それに伴って電池の出力電圧が変動する。例えば、デジタルスチルカメラでは、フラッシュの発光時や、次回のフラッシュ発光に備えたフラッシュ用コンデンサの充電時、撮像素子の駆動回路を含むアナログ回路の駆動時、撮像素子から読み出された画像信号に対してデジタル信号処理を行うデジタル回路の駆動時、フラッシュおよびアナログ・デジタル回路全てを動作させない待機時など、様々な動作状態が存在する。そして、待機時には低負荷状態となるため電池の出力電圧は比較的高く維持されるものの、フラッシュの発光時やフラッシュ用コンデンサの充電時には高負荷状態となるため電池の出力電圧が急激に落ち込むこととなる。
このように各種の動作状態に応じて変動する電池の出力電圧を一律に上述した所定の閾値レベル(固定値)と比較すると、電池の残量が十分な状態でもフラッシュの発光等により電池の出力電圧が一時的に落ち込んで所定の閾値レベルを下回ってしまう場合には、電池切れと誤判断されることとなる。
このような誤判断を改善する技術としては、例えば特許文献1に開示される技術がある。この技術によれば、デジタルスチルカメラ(電子機器)において高負荷時(例えばフラッシュの発光時)を除く期間に電池の出力電圧を検出して電池切れの判定を行うことにより、上記の誤判断を回避できるようになっている。
特開平9−219809号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、高負荷状態が比較的長く継続する場合(例えばデジタルスチルカメラによる連写撮影時など)においても電池の出力電圧が検出されないこととなるため、電池切れの判定を行えない期間が長くなって、その信頼性が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電池切れの判定に関する信頼性を向上できる電子機器の技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、電池を電源として使用可能な電子機器であって、(a)前記電池の残量を検出する残量検出手段と、(b)前記電池の出力レベルを検出する出力検出手段と、(c)前記出力検出手段で検出される電池の出力レベルが、閾値として設定される判定レベルより低い場合に、前記電子機器に対しての電池切れと判定する判定手段とを備え、前記判定手段では、前記残量検出手段で検出される電池の残量に応じて前記判定レベルが設定されることを特徴とする。
本発明の第2の側面は、電子機器の電源として使用される電池に関しての電池切れを判定する方法であって、(a)前記電池の残量を検出する残量検出工程と、(b)前記電池の出力レベルを検出する出力検出工程と、(c)前記出力検出工程で検出される電池の出力レベルが、閾値として設定される判定レベルより低い場合に、前記電子機器に対しての電池切れと判定する判定工程とを備え、前記判定工程では、前記残量検出工程で検出される電池の残量に応じて前記判定レベルが設定されることを特徴とする。
本発明によれば、出力検出手段(出力検出工程)で検出される電池の出力レベルが、残量検出手段(残量検出工程)で検出される電池の残量に応じて設定される判定レベルより低い場合に電子機器に対しての電池切れと判定する。その結果、電池切れの判定に関する信頼性を向上できる。
<第1実施形態>
<撮像装置の構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されており、携帯型の電子機器として機能する。
図1に示すように、撮像装置1Aは、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(交換レンズ)3が着脱可能である。
撮影レンズユニット3は、主として、鏡胴36と、鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り38(図3参照)等によって構成される撮影光学系とを備えている。レンズ群37には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズユニット3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズユニット3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイヤル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイヤル86を備えている。モード設定ダイヤル82を操作することによって、カメラの各種モード(撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、およびフルオート撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイヤル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として使用する電池9(図3参照)が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカードが着脱可能に収納されるようになっている。上記の電池収納室には、例えば繰返し充電可能な2次電池として構成された電池9が収納される。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、本撮影画像の撮影動作(撮像素子5(後述)を用いて被写体像(被写体の光像)に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。なお、撮影モードにおいて後述のように電池切れが検知された場合には、レリーズボタン11が押下されても撮影動作を行わない撮影禁止状態に遷移する。
図2において、カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓(接眼窓)10が設けられている。撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって、撮影レンズユニット3から光学的に導かれた被写体の光像を視認して構図決定を行うことができる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、画像表示が可能な背面モニタ12が設けられている。背面モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成されている。そして、背面モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカードに記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
背面モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
背面モニタ12の右側には方向選択キー84が設けられている。この方向選択キー84は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
背面モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
次に、図3を参照しながら、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図3は、撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像装置1Aは、操作部80、制御部101A、フラッシュ41等を備えている。
操作部80は、シャッターボタン11(図2参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザーの入力操作に応答して、制御部101Aが各種動作を実現する。
制御部101Aは、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU、RAM、及びROM等を備えている。この制御部101Aでは、ROM内に格納されるプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能が実現される。
制御部101Aは、撮影レンズユニット3内のレンズ制御部31に制御信号を送出しレンズ駆動部32を介してフォーカスレンズの位置を制御する合焦制御動作を行う。また、制御部101Aは、ミラー機構6が被写体の光路LPから退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路LPを遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御する。
制御部101Aは、測光センサ(不図示)の測光結果に基づき絞り駆動部30に制御信号を送出して絞り38の開口径(開度)を調整する。また、制御部101Aは、駆動アクチュエータ(不図示)を介してシャッタ4の開閉を制御する。
撮像素子5は、例えばCMOSセンサとして構成されており、光電変換作用により被写体の光像を電気的信号に変換して、画像信号を生成する。撮像素子5は、制御部101Aにより電荷の蓄積開始および蓄積終了が制御されて、受光面に結像された被写体像の露光を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。この撮像素子5で生成された画像信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換回路51に入力される。
撮像素子5で生成された画像信号は、A/D変換回路51によってデジタル画像データ(画像データ)に変換される。このA/D変換回路51で変換された画像データは、例えば制御部101Aにおいてγ補正等の画像処理が施された後、背面モニタ12に画像表示される。
フラッシュ41は、例えばポップアップ式のフラッシュとして構成されており、コンデンサ42に蓄積された電力を用いて発光する。このフラッシュ41の点灯の有無および点灯時間等は、制御部101A等によって制御される。
また、撮像装置1Aにおいては、カメラ本体部2に電池出力検知部52と電源回路53とが設けられている。
電池出力検知部52は、例えば入力電圧に応じたデジタル出力を行うA/D変換器に相当するものとして構成されており、電池収納室内の電池9と電源回路53とを電気的に接続する配線に設けられた検出端Paから、電池9の出力レベル(例えば出力電圧)を検出する。この電池出力検知部52での検出結果に基づき、撮像装置1Aの動作(例えば撮影動作)に必要な電力を供給することができない状態であるかの判定が行われる(後で詳述)。
電源回路53は、電池9の電力を使用して、制御部101Aを含む撮像装置1Aの各部に電力を供給する回路である。
また、撮像装置1Aは、制御部101Aの機能部位として電池残量検出部54を有している。この電池残量検出部54は、電池収納室内の電池9に搭載されたマイクロコンピュータ(以下では「マイコン」と略称する)90と交信し、マイコン90で取得した電池残量に関する情報に基づき電池9の残量を検出する。
マイコン90は、電池9の残量に関する電池側の固有データ(例えば使用期間や充電回数など)を取得・保持し、その固有データに基づく情報を電池残量検出部54に伝達する。このマイコン90からは、電池残量検出部54での残量演算処理が簡略化できるよう、保持している固有データそのものでなく抽象化した情報を電池残量検出部54に伝達するようになっている。例えば次の3種類の情報がマイコン90から伝送される。
(i)基準残量Qa :電池9をフル充電したときの充電量
(ii)残量Qb :電池9において現在使用可能な残量
(iii)補正係数Qc:電池9の使用期間や充電回数等を考慮して求めた補正値(補正量)
以上のような情報を取得した電池残量検出部54では、次の式(1)に基づき電池9の残量(%)が算出される。
(電池の残量)=(Qb−(Qc+Qd))/(Qa−(Qc+Qd))・・・・(1):
ここで、上式(1)における「Qd」は、撮像装置1Aが最低限の動作を行うのに必要な電池9の残量(終了係数)を表しており、例えば「電池が無くなりました」という旨の表示を背面モニタ12に行わせ撮像装置1Aのシステムをシャットダウンするのに必要な電池残量に相当する。
このような電池残量検出部54(およびマイコン90)により、精度良く電池9の残量を検出できることとなる。一方、電池残量検出部54では、マイコン90との交信や残量演算処理に一定の時間が費やされるため、単なるA/D変換器として構成される電池出力検出部52のようにリアルタイム性を有した連続的な検出を行える訳ではなく、時間軸に対して離散的な電池9の残量検出が行われる。
電池9の残量に関しては、その残量が僅かとなって電池9の出力レベルが定格電圧(定格レベル)付近から逸脱する電池切れの状態に陥いると撮像装置1Aの動作に支障を与えかねない。
そこで、このような電池切れの状態が継続しないように撮像装置1Aでは、上述した電池出力検出部52と電池残量検出部54とを用いて電池9の電池切れを的確に検知するようにしている。この電池切れの検知について、以下で詳しく説明する。
<電池切れの検知について>
図4は、撮像装置1Aにおける電池切れの検知について説明するための図である。ここで、図4(a)には、撮影枚数と電池9の残量との関係を表す特性Faが示されており、図4(b)には、撮影枚数と電池9の出力レベルとの関係を表す特性Fbが示されている。なお、図4中の撮影枚数「Nmax」は、電池9の残量が100%の状態(フル充電の状態)から標準的な撮影動作を行っていった場合に撮影可能な枚数(以下では「最大撮影枚数」ともいう)を表している。
図4(a)に示す特性Faのように撮影枚数が増加すると、電池残量検出部54で検出される電池9の残量は一次関数的に低下する。この電池残量検出部54での残量検出については上述のようにマイコン90との交信等が必要であるため離散的な検出が行われることとなる。なお、この離散的な残量検出イメージを図4(a)では黒丸のプロットとして表してる。
このように電池残量検出部54での残量検出は離散的なものとなり、残量検出できない時間帯が生じるため、この残量検出結果に基づき電池切れを判定するとすれば、その信頼性が低下することとなる。このため、撮像装置1Aでは、電池出力検出部52において実質的にリアルタイムで検出される電池9の出力レベルに基づき電池9の電池切れを検知するようにしている。
ただし、電池9の出力レベルが固定された一定の閾値レベルより低下した場合に電池切れと判断すると、上記の背景技術で述べたようにフラッシュ発光等により電池9の出力レベルが一時的に落ち込む場合には誤判断される可能性がある。この誤判断に関して、図5を用い具体的に説明する。
図5は、従来における電池切れの検知について説明するための図である。ここで、図5(a)および図5(b)は、図4(a)および図4(b)に対応している。
図5(b)に示すように従来においては、電池切れを判定するための閾値レベルである判定レベルβoが固定的に設定されている。この判定レベルβoのみを基準にすると、最大撮影枚数Nmaxより少ない撮影枚数Npの場合でも、フラッシュ発光等により矢印Lwのように一時的に電池の出力レベルが落ち込む時には電池切れと誤判断され、撮影モードにおいては撮影禁止状態に移行してしまう。これでは、最大撮影枚数Nmaxまでの撮影を行えない。
そこで、このような従来の不具合を改善するため、本実施形態の撮像装置1Aにおいては、電池9の出力レベルが一時的に低下しても上記の誤判断がなされないような動作が行われる。具体的には、電池出力検出部52で検出される電池9の出力レベルが閾値として設定される判定レベルより低い場合に撮像装置1Aに対しての電池切れと判定する点は従来と同様であるが、電池残量検出部54で検出される電池9の残量が予め定めている閾値α(図4(a))未満である場合には、図5の判定レベルβoと同等の判定レベルβ1が設定され、電池9の残量が閾値α以上である場合には、判定レベルβ1より低い判定レベルβ2が設定されるようになっている。すなわち、電池9の残量が多いほど低い判定レベルが設定される。なお、電池9の残量に関する閾値αについては、例えば10〜20%の残量に相当する値を採用し、判定レベルβ2については、例えば判定レベルβ1の70%程度の値を採用すると良い。
このように2段階の判定レベルβ1、β2を用い残量検出部54で検出される電池9の残量に応じて各判定レベルβ1、β2を切替えることにより、図4(b)のように最大撮影枚数Nmaxより少ない撮影枚数Npの場合においてフラッシュ41の発光等により矢印Lwのように一時的に電池の出力レベルが落ち込んでも出力レベルが判定レベルβ2を下回らないため、電池9が電池切れであると誤判断されることを防止できる。
以上のような撮像装置1Aにおける具体的な動作について、以下で説明する。
<撮像装置1Aの動作>
図6は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、制御部101Aで実行される。
まず、メインスイッチ81がユーザによって操作され電源がオンにされると撮像装置1Aが起動して例えば撮影モードに移行する。そして、電池残量検出部54による電池9の残量検出を一定のインターバルで行うために設けられたカウンタkに「0」が代入されてカウンタのリセットが行われる(ステップST1)。
ステップST2では、カウンタkが「100」となったかを判定する。この「100」とは、電池残量検出部54による残量検出の時間間隔を調整するための数値で、これにより適切な時間間隔での残量検出が可能となる。ここで、カウンタkが「100」である場合には、ステップST3に進み、「100」と異なる場合には、ステップST5に進む。
ステップST3では、電池残量検出部54で電池9の残量を検出し、残量情報を更新する。この電池9の残量情報については、例えば制御部101AのRAMに格納されており、電池残量検出部54で残量検出が行われる度に更新される。
ステップST4では、カウンタkに「0」を代入してカウンタのリセットを行う。すなわち、直前のステップST3で電池9の残量検出が行われたため、次の残量検出への時間調整が開始される。
ステップST5では、カウンタkのインクリメント、つまりカウンタkに(k+1)を代入する。
ステップST6では、ステップST3で得られた電池9の残量が上述した閾値α(図4(a))以上であるかを判定する。ここで、電池9の残量が閾値α以上の場合には、ステップST7に進み、閾値α未満の場合には、ステップST8に進む。
ステップST7では、上述した判定レベルβ2(図4(b))を設定する。
ステップST8では、上述した判定レベルβ1(図4(b))を設定する。
ステップST9では、電池出力検出部52で電池9の出力レベルを検出する。
ステップST10では、ステップST9で検出された電池9の出力レベルが、ステップST7またはステップST8で設定された判定レベル以上であるかを判定する。ここで、電池9の出力レベルが判定レベル以上の場合には、ステップST2に戻り、判定レベルより低く電池切れと判断される場合には、ステップST11に進む。
以上のステップST6〜ST9の動作により、電池9の残量が閾値α以上の場合には比較的低い判定レベルβ2が設定されるため、図4(b)のように最大撮影枚数Nmaxより少ない撮影枚数Npの場合に矢印Lwのように一時的に電池9の出力レベルが低下しても、ステップST10において電池切れと判断されることはなく、ステップST11の撮影禁止状態に移行しない。その結果、電池9に蓄えられた電力を最大限に活用して、最大撮影枚数Nmaxまで撮影を続行できることとなる。
ステップST11では、ステップST10で電池9が電池切れと判断されたため、撮影の続行を回避すべく撮影禁止状態に移行する。
以上のような撮像装置1Aの動作により、電池残量検出部54で検出される電池9の残量が閾値α以上である場合には、閾値α未満の場合に設定される判定レベルβ1より低い判定レベルβ2を設定するため、電池残量が少なくない状態においてフラッシュ発光等により電池9の出力レベルが一時的に落ち込んでも電池切れと誤判断されることがなくなる。また、連写撮影時等において比較的高い負荷状態が継続する場合でも電池出力検出部52で検出される電池9の出力レベルが判定レベルβ1または判定レベルβ2と常に比較されため、電池切れの判定を行えない期間がない。その結果、電池切れの判定に関する信頼性を向上できることとなる。
また、撮像装置1Aにおいては、マイコン90で取得した情報に基づき電池9に関する残量を検出するため、電池の残量を簡易に精度良く検出できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bは、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、制御部の構成が異なっている。
すなわち、撮像装置1Bの制御部101Bは、以下で説明する電池切れの検知を行うためのプログラムがROMに格納されている。
<電池切れの検知について>
図7は、撮像装置1Bにおける電池切れの検知について説明するための図である。ここで、図7(a)および図7(b)は、図4(a)および図4(b)に対応している。
第1実施形態の撮像装置1Aにおいては、電池9の残量が閾値α以上の場合には判定レベルβ2(図4(b))を設定していたが、第2実施形態の撮像装置1Bでは、図7(b)に示すように電池9の残量が閾値α以上の場合には判定レベルを設定しないようになっている。
すなわち、撮像装置1Bでは、電池残量検出部54で検出される電池9の残量が閾値α(図7(a))未満である場合には、図4(b)と同様に判定レベルβ1が設定されるものの、電池9の残量が閾値α以上である場合には、判定レベルが設定されない。
このように電池残量検出部54で検出される電池の残量に応じて閾値α未満となる電池残量の場合のみ判定レベルβ1を設定することにより、図7(b)のように最大撮影枚数Nmaxより少ない撮影枚数Npの場合においてフラッシュ41の発光等により矢印Lwのように一時的に電池の出力レベルが落ち込んでも、電池9が電池切れであると誤判断されることを防止できる。
以上のような撮像装置1Bにおける具体的な動作について、以下で説明する。
<撮像装置1Bの動作>
図8は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、制御部101Bで実行される。
ステップST21〜ST26では、図6のフローチャートに示すステップST1〜ST6と同様の動作を行う。
ステップST27では、上述したように判定レベルを設定しない。
ステップST28〜ST31では、図6のフローチャートに示すステップST8〜ST11と同様の動作を行う。
以上のような撮像装置1Bの動作により、第1実施形態と同様に電池切れの判定に関する信頼性を向上できることとなる。
<変形例>
・上記の各実施形態においては、電源としてマイコン90の搭載される二次電池を使用するのは必須でなく、マイコン90が搭載されない乾電池などの電池を使用しても良い。この場合には、例えば電池収納室にマイコン90に相当する部位を設けるようにすれば、電池残量検出部54において適切な電池残量の検出が可能となる。
・上記の各実施形態においては、電源として使用する電池を撮像装置内に収納するのは必須でなく、撮像装置の外部、例えば撮像装置に着脱可能なバッテリーパックや、縦位置での撮影時に撮像装置に装着して使用する補助器具、いわゆる縦位置コントロールグリップなどに収納するようにしても良い。
・上記の各実施形態における電池出力検出部52においては、電池収納室に収納されている電池の電圧値を検出するのは必須でなく、電池の電流値を検出しても良い。
・上記の第1実施形態においては、電池残量に応じて2段階の判定レベルβ1、β2を設けるのは必須でなく、電池残量に応じて3段階以上の判定レベルを設けるようにしても良い。
・本発明については、上述した撮像装置に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)やモバイルパソコン、携帯電話等を含む電子機器に適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。 撮像装置1Aにおける電池切れの検知について説明するための図である。 従来における電池切れ状態の検知について説明するための図である。 撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bにおける電池切れの検知について説明するための図である。 撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A、1B 撮像装置
2 カメラ本体部(カメラボディ)
3 撮影レンズユニット(交換レンズ)
9 電池
12 背面モニタ
41 フラッシュ
42 コンデンサ
52 電池出力検出部
53 電源回路
54 電池残量検出部
81 メインスイッチ
90 マイクロコンピュータ
101A、101B 制御部
α 電池残量に関する閾値
β1、β2 判定レベル

Claims (3)

  1. 電池を電源として使用可能な電子機器であって、
    (a)前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
    (b)前記電池の出力レベルを検出する出力検出手段と、
    (c)前記出力検出手段で検出される電池の出力レベルが、閾値として設定される判定レベルより低い場合に、前記電子機器に対しての電池切れと判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段では、前記残量検出手段で検出される電池の残量に応じて前記判定レベルが設定されることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記電池は、前記残量に関する情報を取得するマイクロコンピュータを備えており、
    前記残量検出手段は、
    (a-1)前記マイクロコンピュータで取得した情報に基づき、前記電池の残量を検出する手段、
    を有することを特徴とする電子機器。
  3. 電子機器の電源として使用される電池に関しての電池切れを判定する方法であって、
    (a)前記電池の残量を検出する残量検出工程と、
    (b)前記電池の出力レベルを検出する出力検出工程と、
    (c)前記出力検出工程で検出される電池の出力レベルが、閾値として設定される判定レベルより低い場合に、前記電子機器に対しての電池切れと判定する判定工程と、
    を備え、
    前記判定工程では、前記残量検出工程で検出される電池の残量に応じて前記判定レベルが設定されることを特徴とする電池切れの判定方法。
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