JP2009009632A - 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2009009632A
JP2009009632A JP2007168821A JP2007168821A JP2009009632A JP 2009009632 A JP2009009632 A JP 2009009632A JP 2007168821 A JP2007168821 A JP 2007168821A JP 2007168821 A JP2007168821 A JP 2007168821A JP 2009009632 A JP2009009632 A JP 2009009632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic pole
magnetic
groove
main magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007168821A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Takeshita
弘人 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007168821A priority Critical patent/JP2009009632A/ja
Publication of JP2009009632A publication Critical patent/JP2009009632A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

【課題】 トラック幅を狭くしても、製造途中に主磁極の倒壊や剥離が生じにくく、かつ記録磁界の強度の低下を抑制することが可能な磁気ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】 基板上に、該基板の表層部とはエッチング耐性の異なる材料からなる第1の膜(38)を形成する。第1の膜に、基板の表面まで達し、底面がある幅を持つ第1の溝(38a)を形成する。第1の溝の内面及び第1の膜の上面を覆い、非磁性材料からなる第2の膜(43)を、該第2の膜の表面に、該第1の溝の形状を反映して、深くなるに従って幅が狭くなる第2の溝(43b)が形成される条件で堆積させる。第2の膜の上に、磁性材料からなる主磁極層(45a)を堆積させて、第2の溝内を主磁極層で充填する。主磁極層及び第2の膜を、第1の膜が露出するまで研磨する。研磨後、第1の膜を除去し、第1の溝内に充填されていた第2の膜からなる支持部材、及び第2の溝内に充填されていた主磁極層からなる主磁極(45)を残す。
【選択図】 図1−10

Description

本発明は、磁気記録媒体に磁気記録を行う磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッドに関する。
ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記録再生装置では、薄膜磁気ヘッドによりデータの記録及び再生が行われる。従来は、ディスク媒体の記録膜を面内方向に磁化させることにより記録を行う長手磁気記録方式が一般的であった。ところが、近年の記録密度の著しい増加により、長手磁気記録方式による高密度化は技術的限界に近づきつつあり、さらなる高密度化が困難になってきている。
長手磁気記録方式に代わる技術として、垂直磁気記録方式が注目されている。この方式では、ディスクの記録膜を垂直方向に磁化させることにより記録を行う。垂直磁気記録方式では、ディスク媒体の相互に隣接するビットの磁化が対向せず、互いの磁化を強め合う性質を持つ。このため、隣接するビットの磁化同士が対向する長手磁気記録方式に比べて、原理的に高密度化に適している。
記録密度を高めるために、垂直磁気記録用ヘッドの書き込み用主磁極の先端部を微小化する必要がある。スキュー角が生じたときに、主磁極の側辺が記録対象トラックからはみ出して隣接トラックのデータを消去してしまうサイドイレーズを抑制するために、磁気記録媒体対向面(浮上面)における主磁極の形状が、リーディングエッジ側(スライダ流入端側)からトレーリングエッジ側(スライダ流出端側)に向かって幅が広くなる逆台形にされる。
下記の特許文献1〜3に、断面が逆台形の主磁極を作製する方法が開示されている。特許文献1に開示された方法では、レジスト膜に、断面が逆台形の溝を形成し、その溝内に磁性材料をめっきによって埋め込むことにより主磁極が形成される。特許文献2及び3に開示された方法では、磁性材料層の上にハードマスクを形成し、斜め方向からイオンビームを照射して磁性材料層をエッチングすることにより、主磁極が形成される。
下記の特許文献4に、主磁極の側方に非磁性のギャップを介して磁気シールド部材を配置したいわゆるサイドシールド構造が提案されている。サイドシールド構造を採用することにより、記録磁界の、隣接トラックへの漏れを抑制することができる。
特開2002−197610号公報 特開2003−203311号公報 特開2006−147023号公報 特開2005−190518号公報
記録密度が高まり、トラック幅が狭くなると、主磁極の逆台形の断面形状も狭くしなければならない。主磁極の断面の底辺が短くなると、主磁極の形成直後に、主磁極を自立させることが困難になり、極端な場合には、主磁極の倒壊や剥離が発生する。
主磁極断面の高さ(ポール長)を低減させることにより、逆台形の底辺の過度な狭小化を回避することができる。ところが、この場合、浮上面における主磁極の断面積が著しく小さくなり、十分な強度の記録磁界を発生させることが困難になる。特に、サイドシールド構造を採用すると、磁束がサイドシールド部材に吸収されて、十分な強度の記録磁界を確保することがますます困難になる。
本発明の目的は、トラック幅を狭くしても、製造途中に主磁極の倒壊や剥離が生じにくく、かつ記録磁界の強度の低下を抑制することが可能な磁気ヘッドの製造方法、及び磁気ヘッドを提供することである。
本発明の一観点によると、
(a)基板上に、該基板の表層部とはエッチング耐性の異なる材料からなる第1の膜を形成する工程と、
(b)前記第1の膜に、前記基板の表面まで達し、底面がある幅を持つ第1の溝を形成する工程と、
(c)前記第1の溝の内面及び前記第1の膜の上面を覆い、非磁性材料からなる第2の膜を、該第2の膜の表面に、該第1の溝の形状を反映して、深くなるに従って幅が狭くなる第2の溝が形成される条件で堆積させる工程と、
(d)前記第2の膜の上に、磁性材料からなる主磁極層を堆積させて、前記第2の溝内を該主磁極層で充填する工程と、
(e)前記主磁極層及び前記第2の膜を、前記第1の膜が露出するまで研磨する工程と、
(f)研磨後、前記第1の膜を除去し、前記第1の溝内に充填されていた前記第2の膜からなる支持部材、及び前記第2の溝内に充填されていた主磁極層からなる主磁極を残す工程と
を有する磁気ヘッドの製造方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
磁気記録媒体に対向する浮上面に対して垂直な非磁性表面上に配置され、該浮上面に平行な断面内において、該非磁性表面上で相互に連結され、該非磁性表面から上方に向かって間隔が広がる一対の側壁を含む支持部材と、
前記一対の支持部材の間に充填された磁性材料からなる主磁極と、
前記主磁極を励磁する励磁機構と
を有する磁気ヘッドが提供される。
工程(f)で第1の膜を除去したとき、主磁極が支持部材で支持される。このため、主磁極の倒壊や剥離を抑制することができる。
図1A〜図1Yyを参照して、第1の実施例による磁気ヘッドの製造方法について説明する。
図1Aに示すように、Al−TiCからなる支持基板1を準備する。支持基板1の表面をyz面とし、法線方向をx軸方向とするxyz直交座標系を定義する。xy面に平行な面が浮上面になるように、y方向及びz方向を定義する。なお、ウエハ工程完了後に、xy面に平行な面で切り出すことにより、個々の磁気ヘッドに分離されるが、図1A〜図1Yyは、個々の磁気ヘッドに分離する前の工程に対応する図面であるが、分離後に1つの磁気ヘッドとなる部分を代表して示している。図1Aの左端が浮上面に相当する。
支持基板1の上に、再生素子用下部シールド膜2、再生素子3、再生素子用上部シールド膜4を含む再生素子部を形成する。再生素子用下部シールド膜2及び再生素子用上部シールド膜4は、例えばNi80Fe20で形成され、その厚さは1.5μmである。再生素子3には、巨大磁気抵抗効果(GMR)素子や、トンネル磁気抵抗効果(TMR)素子が用いられる。第1の実施例では、一例として、トラック幅80nmのTMR素子を用いる。再生素子部のうち、再生素子用下部シールド膜2、再生素子3、再生素子用上部シールド膜4が配置されていない領域は、アルミナ(Al)からなる非磁性部材5で充填されている。再生素子部の最上層には、アルミナからなる非磁性膜6が配置されている。再生素子部は、公知の製造方法により作製することができる。
図1Bに示すように、非磁性膜6の上に、Ni80Fe20等の磁性材料からなる下地膜10aをスパッタリングにより堆積させる。下地膜10aの上にレジスト膜13を配置し、このレジスト膜13に、リターンヨークに整合する開口を形成する。下地膜10aを電極としてNi80Fe20等の磁性材料を電解めっきすることにより、開口が形成されている領域にめっき膜10bを堆積させる。図1Cに示すように、レジスト膜13を除去する。
図1Dに示すように、露出していた下地膜10aをイオンミリング等により除去する。このとき、めっき膜10bの表層部も薄く除去される。これにより、下地膜10aとめっき膜10bとからなるリターンヨーク10が形成される。リターンヨーク10の厚さは例えば1.5μmとする。リターンヨーク10は、浮上面からz軸方向のある深さまで達する。図1E以降においては、下地膜10aとめっき膜10bとを区別せず、1枚の層として表記する。
本明細書において、リターンヨーク10の形成方法のように、下地膜の形成、レジストパターンの形成、電解めっき、レジストパターンの除去、及び下地膜の除去により金属パターンを形成する方法を、単に、「電解めっき法」と記す。
図1Eに示すよう用に、非磁性膜6及びリターンヨーク10の上に、アルミナからなる非磁性膜15を、スパッタリングにより堆積させる。
図1Fに示すように、リターンヨーク10の表面が露出するまで化学機械研磨(CMP)を行うことにより、表面の平坦化を行う。
図1Gに示すように、リターンヨーク10の一部の領域上に、レジストパターン17を形成する。レジストパターン17は、リターンヨーク10と主磁極とを接続するための接続部材が配置される領域を被覆する。全面に、アルミナ等からなる絶縁膜18を堆積させる。アルミナは、非磁性材料であり、かつ絶縁性材料でもある。本明細書において、特に、アルミナを絶縁性材料として利用する場合に、「絶縁膜」と表記している。
図1Hに示すように、レジストパターン17を、その上に堆積している絶縁膜18とともに除去する。これにより、絶縁膜18に、リターンヨーク10の表面の一部を露出させる開口18aが現れる。このように、レジストパターン上に堆積している膜を、レジストパターンと共に除去することにより、パターニングされた膜を形成する方法は、「リフトオフ法」と呼ばれる。
図1Iに示すように、絶縁膜18の上に、スパイラル状のコイル20を電解めっきにより形成する。コイル20は、例えば厚さ1.5μmのCu膜で形成され、開口18aの周囲を4周する。
図1Jに示すように、開口18aの底面に露出しているリターンヨーク10の上、及びコイル20の内周側の端部の上に、それぞれNi80Fe20等の磁性材料からなる磁路接続部材23、及びコイル引き出し部材24を形成する。磁路接続部材23は、Ni80Fe20を磁性材料として利用し、コイル引き出し部材24は、Ni80Fe20を導電性材料として利用している。
図1Kに示すように、全面にアルミナからなる絶縁膜25をスパッタリングにより堆積させ、その表面をCMPにより平坦化する。絶縁膜25は、コイル20の隙間を埋め込むとともに、コイル20の上面を被覆する。また、絶縁膜25の上面に、磁路接続部材23及びコイル引き出し部材24が露出する。スパッタリングによりコイル20の隙間にアルミナを充填することが困難な場合には、図1Jに示した状態のときに、コイル20、磁路接続部材23、及びコイル引き出し部材24の隙間を、樹脂で埋め込んでおいてもよい。
図1Lに示すように、絶縁膜25の上に、Ni80Fe20等の磁性材料からなる厚さ1.0μmの主磁極補助層30及びコイル引き出し部材31を電解めっきにより形成する。主磁極補助層30は、磁路接続部材23が配置された位置から、浮上面に向かって、浮上面となる位置の手前まで延びる。コイル引き出し部材31は、1層目のコイル引き出し部材24の上に配置される。
図1Mに示すように、絶縁膜25の上に、主磁極補助層30及びコイル引き出し部材31を被覆するようにアルミナからなる絶縁膜35を堆積させ、その表面の平坦化を行う。絶縁膜35の上面に、主磁極補助層30及びコイル引き出し部材31が露出する。
図1Nに示すように、絶縁膜35の上に、酸化シリコンからなる厚さ340nmの第1の膜38をスパッタリングにより堆積させる。第1の膜38の厚さは、後に堆積される第2の膜43の厚さ50nmと、主磁極45の厚さ280nmとの和に、CMP研磨量のばらつきを考慮した削り代10nm分を加えたものである。
第1の膜38には、反応性イオンエッチング(RIE)等によって容易に、かつ高精度に加工することが可能な材料を用いることが好ましい。このような材料として、酸化シリコン以外に、窒化シリコン、タンタル等が挙げられる。これらの材料は、CF、CHF、SF等のガスを用いて容易にエッチングすることができる。特に、CHFを用いると、レジスト材料に対して高いエッチング選択比を確保することができる。また、後の工程で、第1の膜38をエッチングして、その下の絶縁膜35を露出させるために、第1の膜38には、絶縁膜35とはエッチング耐性の異なる材料を用いることが好ましい。なお、第1の膜35は最終的に浮上面に露出しないため、アルミナ等の硬度の高い材料を用いる必要はない。
図1Oyに示すように、第1の膜38の上に、レジスト膜40を形成する。レジスト膜40の、主磁極が配置される領域に開口40aを形成する。図1Ozに、浮上面となる位置における断面図を示す。絶縁膜35の上に第1の膜38が形成され、その上に開口40aが設けられたレジスト膜40が形成されている。
図1Oxに、支持基板1の平面図を示す。主磁極に整合する開口40aは、浮上面となる位置からz方向に延びる細い領域、この細い領域に連続し、浮上面から遠ざかる向きに広がったテーパ状領域、及びテーパ状領域に連続する長方形の領域を含む。主磁極補助層30は、長方形の領域、及びテーパ状の領域の一部と整合する。細い領域には、主磁極補助層30が配置されていない。
図1Pyに示すように、レジスト膜40をマスクとして、第1の膜38をエッチングする。第1の膜38のエッチングには、エッチングガスとしてCHFを用いたRIEが用いられる。これにより、主磁極を配置するための第1の溝38aが形成される。第1の溝38aの底面には、主磁極補助層30及び絶縁膜35が露出する。第1の膜38は、精密加工が容易な酸化シリコン等で形成されているため、磁性材料やアルミナ等を加工する場合に比べて、高精度に加工することができる。
図1Pzに示すように、浮上面の位置において、第1の溝38aの断面形状は、深くなるに従って狭くなる逆台形となる。例えば、第1の溝38aの側面と、下地である絶縁膜35の上面とのなす角度を約80°とする。このような条件は、エッチング時の圧力、印加するRFパワー密度、RIE装置の電極間距離等を調整することにより、見出すことができる。第1の溝38aの底面に絶縁膜35が露出しており、細い領域は、底面において幅が0になるのではなく、ある幅を有する。第1の膜38に第1の溝38aを形成した後、レジスト膜40を除去する。
図1Qyに示すように、第1の膜38の表面上、及び第1の溝38aの内面上に、アルミナ等の非磁性材料からなる厚さ50nmの第2の膜43を、例えば化学気相成長(CVD)により堆積させる。その後、磁路接続部材23の上方に、イオンミリングにより、第2の膜43を貫通する開口43aを形成する。なお、開口43aは、リフトオフ法により形成してもよい。開口43aの底面に、主磁極補助層30が露出する。第2の膜43の上面には、第1の溝38aの形状を反映した第2の溝43bが表れる。
図1Qzに示すように、浮上面の位置においては、第2の溝43bは、第1の溝38aの側面を反映した傾斜した側面を有する。第1の溝38aの形状を反映した形状の第2の溝43bを形成するために、第2の膜43は、等方的に成長する方法、例えばCVD等により形成することが好ましい。第2の溝43bが第1の溝38aの形状を反映するため、第2の溝43bの幅は、深くなるに従って狭くなる。第2の膜43が等方的に成長する場合には、第2の溝43bの側面と、絶縁膜35の上面とのなす角度も、約80°になる。
第1の膜38に形成した第1の溝38aの、浮上面の位置における幅、及び第2の膜43の厚さを調整すると、第2の溝43bの一方の側面と他方の側面とが底部で接続され、第2の溝43bの、浮上面の位置における断面形状を、逆台形ではなく、逆三角形にすることができる。例えば、第2の膜43の厚さを、第1の溝38aの、浮上面の位置における底面の幅の1/2以上にすることにより、第2の溝43bの断面形状を逆三角形にすることができる。
図1Ry及び図1Rzに示すように、第2の膜43の上に、Fe70Ni30等の磁性材料からなる主磁極層45aを堆積させる。主磁極層45aは、例えば厚さ40nmの下地膜をスパッタリング等により堆積させた後、厚さ350nmのめっき層を堆積させることにより形成することができる。第2の膜43の上面に形成されている第2の溝43b内は、主磁極層45aで充填される。主磁極層45aは、第2の膜43に形成された開口43aを介して、主磁極補助層30に接続される。主磁極層45aの堆積後、第2の膜38が露出するまで主磁極層45aにCMPを施す。
図1Sy、図1Sz、及び図1Sxに、CMP後の構造を示す。第2の溝43b内に、主磁極45が残る。図1Szに示したように、浮上面の位置における主磁極45の断面形状は、逆三角形になる。浮上面における主磁極45のトラック幅方向(y軸方向)の寸法は、100nmである。この寸法は、第1の膜38に形成する溝38aの幅、及び第2の膜43の膜厚により調整することができる。主磁極45のポール長(x軸方向の寸法)は280nmである。ポール長は、第1の膜38及び第2の膜43の膜厚により調整することができる。
図1Sxに示すように、主磁極45は、浮上面に露出する細い先端部分45n、浮上面から遠い領域に配置された太い部分45w、両者を接続するテーパ状の部分45tにより構成される。
CMP後、第1の膜38を選択的に除去する。第1の膜38の除去は、例えばCHFを用いて等方的にエッチングすることにより行うことができる。第1の膜38を選択的に除去するために、第1の膜38は、第2の膜43とエッチング耐性の異なる材料で形成して置く必要がある。
図1Ty及び図1Tzに、第1の膜38を除去した後の構造を示す。第1の溝38aが形成されていた領域に、第2の膜43と主磁極45とからなる凸部46が残る。凸部46が残らない領域には、絶縁膜35及びコイル引き出し部材31が露出する。図1Tzに示すように、主磁極45の先端部分45nの側方に残る第2の膜43は、絶縁膜35の表面で相互に連結され、上方に向かって間隔が広がる一対の側壁で構成される。この一対の側壁の間に、主磁極45の先端部分45nが配置されている。この部分の第2の膜43は、主磁極45の先端部分45nを支持する支持部材として機能する。主磁極45の先端部分45nの断面形状が逆三角形になっているため、先端部分45nのみでは自立することができない。先端部分45nを支持する支持部材43の底面がある幅を持っているため、先端部分45nを安定して支持することができる。
図1Uy及び図1Uzに示すように、支持部材43及び主磁極45からなる凸部46の上面と側面、絶縁膜35の上面、及びコイル引き出し部材31の上面を、アルミナ等の非磁性材料からなる厚さ30nmの第3の膜48で覆う。第3の膜48の堆積には、カバレッジ性に優れたCVDを採用することが好ましい。
図1Vy及び図1Vzに示すように、主磁極45の先端部分45nの側方及び上方の、第3の膜48の上に、Ni50Fe50等の磁性材料からなる磁気シールド膜50を、電解めっき法により形成する。例えば、電解めっきのための下地膜の厚さを40nmとし、めっきされる部分の厚さを500nmとする。
図1Wyに示すように、第3の膜48に、コイル引き出し部材31の上面を露出させる開口48aを形成する。第3の膜48のエッチングは、例えばイオンミリング等により行う。
図1Xyに示すように、第3の膜48の上に、コイル引き出し配線53を、電解めっき法により形成する。コイル引き出し配線53は、例えばCuで形成され、コイル引き出し部材31に接続される。
図1Yyに示すように、基板全面をアルミナ等の保護膜55で覆う。その後、基板1を、浮上面となるべき位置で切断して、磁気ヘッドごとに分離する。さらに、浮上面を研磨してその位置を微調整する。
主磁極45、主磁極補助層30、磁路接続部材23、及びリターンヨーク10が、記録用磁場のための磁路を画定する。この磁路と鎖交するコイル20に電流を流すことにより、この磁路に記録用磁場を発生させることができる。
図2に、第1の実施例による磁気ヘッドを用いたハードディスクドライブの概略図を示す。ロータリアクチュエータ74で支持されたサスペンションアーム73の先端に、ジンバルと呼ばれる支持具でスライダ72が取り付けられている。スライダ72の端部に磁気ヘッド71が取り付けられている。磁気ヘッド71には、上記第1の実施例による磁気ヘッドが用いられる。
磁気ヘッド71は、磁気ディスク70の表面から微小な高さだけ浮上している。磁気ディスク70の表面に、同心円状の多数のトラック75が画定されている。ロータリアクチュエータ74を駆動してサスペンションアーム73を旋回させることにより、磁気ヘッド71を、磁気ディスク70上の半径方向に関して異なる位置に移動させることができる。
第1の実施例による方法で作製した磁気ヘッドの主磁極45は、図1Vzに示すように、浮上面において、リーディングエッジからトレーリングエッジに向かって広がった逆三角形の形状を有する。このため、図2に示した磁気ヘッド71が半径方向に移動してスキュー角が発生したとしても、隣接トラックへの影響を抑制することができる。
また、第1の実施例では、製造途中段階において、主磁極45自体が自立しなければならない状態が発生しない。例えば、図1Tzに示した状態では、主磁極45の先端部分45nは、支持部材43により支持される。このため、主磁極45の倒壊や剥離を抑制することができる。
浮上面における主磁極45のトラック幅方向(y軸方向)の寸法を大きくすることなく断面積を大きくするために、主磁極45の断面形状を逆台形にするよりも、逆三角形にすることが好ましい。従来の方法では、製造途中段階において主磁極を、他の支持部材等を用いることなく自立させる必要があったため、その断面形状を逆三角形にすることはできなかった。第1の実施例では、主磁極45の断面形状を逆三角形にすることができるため、そのトラック幅方向の寸法を大きくすることなく、断面積を大きくすることが可能になる。断面積増大の十分な効果を得るために、主磁極先端部45nのポール長(x軸方向の高さ)を、トラック幅方向の寸法の2倍以上とすることが好ましい。
なお、浮上面における主磁極先端部部45nの断面形状は、必ずしも逆三角形である必要はなく、逆台形であってもよい。この場合にも、従来の方法に比べて、逆台形の短い方の底辺をより短くして、逆三角形に近づけることが可能である。このため、主磁極45の断面積を大きくすることができるという効果は失われない。
主磁極先端部分45nの側方に、磁気シールド膜(サイドシールド部材)50が配置されているため、隣接トラックへの記録用磁束のはみ出しを抑制することができる。主磁極先端部分45nの断面積を大きくすることができるため、サイドシールド部材を配置しても、十分な大きさの記録磁界強度を確保することができる。
また、第1の実施例では、図1Py及び図1Pzに示した工程で第1の膜38に形成する溝38aの形状、及び図1Qy及び図1Qzに示した工程で堆積させる第2の膜43の膜厚によって、主磁極45の形状が決定される。第1の膜38に、高精度の加工が容易な酸化シリコン等を用いているため、主磁極45の形状を高精度に制御することが可能になる。
例えば、第1の膜38を磁性材料で形成しておけば、第1の膜38をサイドシールド部材として利用することが可能である。ところが、磁性材料を高精度に加工することは困難であるため、この場合には、主磁極の形状を高精度に制御することが困難になる。
次に、第1の実施例による方法を、イオンミリングで主磁極を整形する比較例と比較した結果について説明する。まず、図3A〜図3Eを参照して、比較例による磁気ヘッドの製造方法について説明する。図3A〜図3Eは、浮上面の位置における断面に対応する。
図3Aに示すように、主磁極補助層等が形成された基板100の上に、めっき用の下地膜101を形成する。下地膜101は、Fe70Co30で形成され、その厚さは40nmである。下地膜101の上にレジスト膜102を形成し、レジスト膜102に、主磁極を収容するための溝102aを形成する。溝102aは、深くなるに従って幅が狭くなる断面形状を有する。下地膜101を電極としてFe70Co30を電解めっきすることにより主磁極105を形成する。主磁極105の高さは200nmである。
図3Bに示すように、レジスト膜102を除去する。図3Cに示すように、主磁極105にイオンビームを斜め方向から照射することにより、主磁極105の幅を狭める。この状態で、主磁極105のトラック幅方向の寸法、及び斜面の傾斜角は、第1の実施例の場合と同一とする。イオンビームの入射角(基板法線と、イオンビームの進行方向とのなす角)は60°とする。これにより、露出していた下地膜101、及び基板100の表層部が除去される。この時点で、主磁極105が自立する必要があるため、主磁極105の先端部分の底面に、ある程度の幅を確保しておかなければならない。
図3Dに示すように、主磁極105の上面と側面、及び基板100の表面をアルミナからなる厚さ80nmの非磁性膜108で覆う。図3Eに示すように、非磁性膜108の上に、Ni50Fe50からなる磁性膜110を、電解めっき法で形成する。めっき用下地膜の厚さを40nmとし、めっき膜の厚さを500nmとする。その後の工程は、第1の実施例による製造方法の図1Wyに示した段階以降と同一である。
第1の実施例による方法で作製した磁気ヘッドと、比較例による方法で作製した磁気ヘッドとの浮上面を、走査型電子顕微鏡で観察した。サンプル数は、それぞれ500個とした。第1の実施例による方法で作製した磁気ヘッドにおいては、主磁極の倒壊または剥離が生じていたものはなかった。これに対し、比較例による方法で作製した磁気ヘッドにおいては、25個のサンプルで主磁極の倒壊または剥離が発生していた。この評価により、第1の実施例による方法が、主磁極の倒壊や剥離の抑制に有効であることが確認された。
第1の実施例では、図1Qyに示した工程で、第2の膜43に開口43aを形成した。この開口43aは、主磁極45と主磁極補助層30とを直接接触させる。これにより、磁路の磁気抵抗を低減させることができる。なお、第2の膜43に開口43aを形成せず、主磁極45と主磁極補助層30とを、第2の膜43を介して対向させる構成としてもよい。この場合、磁路の磁気抵抗が若干高くなることが懸念されるが、図1Sxに示したように、主磁極45と主磁極補助層30とが重なる領域の面積が大きいため、磁気抵抗の増加はわずかである。
次に、図4A及び図4Bを参照して、第2の実施例による磁気ヘッドの製造方法について説明する。図1Ty及び図1Tzに示した構造に至るまでの工程は、第1の実施例と第2の実施例とで共通である。
図4Aに示すように、第2の実施例では、凸部46を非磁性材料からなる第3の膜で覆うことなく、凸部46の上面と側面、及び絶縁膜35の上に、磁性材料からなる磁気シールド膜50を直接堆積させる。磁気シールド膜50を覆うように、全面にアルミナ膜52を堆積させる。アルミナ膜52は、図1Vyに示した磁気シールド膜50が配置されていない領域の第3の膜48の上にも堆積する。
図4Bに示すように、主磁極45が露出するまでアルミナ膜52及び磁気シールド膜50にCMPを施し、その表面を平坦化する。
第1の実施例では、図1Vzに示したように、主磁極45の側方にサイドシールド部材が配置され、さらに主磁極45の上方(トレーリングエッジ側)にも磁気シールド部材(トレーリングシールド部材)50が配置されていた。このため、主磁極45の上面と、磁気シールド膜50との間に、非磁性材料からなる第3の膜48を挿入した。第2の実施例では、トレーリングシールド部材が配置されず、サイドシールド部材のみが配置される。このため、主磁極45とトレーリングシールド部材とを分離するための第3の膜を配置する必要はない。第2の実施例では、主磁極45とサイドシールド部材50との間隔が適性値になるように、第2の膜43の厚さを設定しておくことが好ましい。
次に、図5A及び図5Bを参照して、第3の実施例による磁気ヘッドの製造方法について説明する。図1Vy及び図1Vzに示した構造に至るまでの工程は、第1の実施例と第3の実施例とで共通である。
図5Aに示すように、磁気シールド膜50を形成した後に、全面をアルミナ膜52で被覆する。アルミナ膜52は、図1Vyに示した磁気シールド膜50が配置されていない領域の第3の膜48の上にも堆積する。図5Bに示すように、第3の膜48が露出するまで、アルミナ膜52と磁気シールド膜50とにCMPを施して、主磁極45のトレーリングエッジ側の磁気シールド膜50を除去する。
この際に、磁気シールド膜50の研磨速度が第3の膜48の研磨速度よりも速い条件で、磁気シールド膜50を研磨する。第3の膜48はCMPのストッパ膜として機能する。磁気シールド膜50に、FeNi系の磁性材料を用いた場合、第3の膜48をTaまたはRuで形成すると、磁気シールド膜50の研磨速度が第3の膜48の研磨速度よりも速い条件を見出すことができる。
上記第2及び第3の実施例による方法でも、第1の実施例の場合と同様に、主磁極45の倒壊や剥離を抑制することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
上述の実施例から、以下の付記に示した発明が導出される。
(付記1)
(a)基板上に、該基板の表層部とはエッチング耐性の異なる材料からなる第1の膜を形成する工程と、
(b)前記第1の膜に、前記基板の表面まで達し、底面がある幅を持つ第1の溝を形成する工程と、
(c)前記第1の溝の内面及び前記第1の膜の上面を覆い、非磁性材料からなる第2の膜を、該第2の膜の表面に、該第1の溝の形状を反映して、深くなるに従って幅が狭くなる第2の溝が形成される条件で堆積させる工程と、
(d)前記第2の膜の上に、磁性材料からなる主磁極層を堆積させて、前記第2の溝内を該主磁極層で充填する工程と、
(e)前記主磁極層及び前記第2の膜を、前記第1の膜が露出するまで研磨する工程と、
(f)研磨後、前記第1の膜を除去し、前記第1の溝内に充填されていた前記第2の膜からなる支持部材、及び前記第2の溝内に充填されていた主磁極層からなる主磁極を残す工程と
を有する磁気ヘッドの製造方法。
(付記2)
前記工程(f)の後に、さらに、
(g)前記支持部材と主磁極とからなる凸部の上面、側面、及び前記基板の表面を覆うように、非磁性材料からなる第3の膜を形成する工程と、
(h)前記第3の膜の上に、磁性材料からなる磁気シールド膜を堆積させる工程と
を有する付記1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記3)
前記工程(f)の後に、さらに、
(g)前記支持部材と主磁極とからなる凸部の上面、側面、及び前記基板の表面を覆うように、磁性材料からなる磁気シールド膜を堆積させる工程と、
(h)前記凸部の上に堆積している前記磁気シールド膜を除去し、該凸部の側方に該磁気シールド膜を残す工程と
を有する付記1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記4)
前記工程(f)の後、工程(g)の前に、さらに、
(f1)前記凸部の上面、側面、及び前記基板の表面上に、非磁性材料からなる第3の膜を堆積させる工程を有し、
前記工程(g)において、前記第3の膜の上に前記磁気シールド膜を堆積させる付記3に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記5)
前記工程(h)において、前記磁気シールド膜の研磨速度が、前記第3の膜の研磨速度よりも速い条件で、前記磁気シールド膜を研磨することにより、前記凸部の上に堆積している前記磁気シールド膜を除去する付記4に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記6)
前記第3の膜が、TaまたはRuで形成されている付記5に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記7)
磁気記録媒体に対向する浮上面に対して垂直な非磁性表面上に配置され、該浮上面に平行な断面内において、該非磁性表面上で相互に連結され、該非磁性表面から上方に向かって間隔が広がる一対の側壁を含む支持部材と、
前記一対の支持部材の間に充填された磁性材料からなる主磁極と、
前記主磁極を励磁する励磁機構と
を有する磁気ヘッド。
(付記8)
前記主磁極の、前記浮上面における断面形状は、前記非磁性表面から上方に向かって広がり、その高さが、最大幅の2倍以上である付記7に記載の磁気ヘッド。
(付記9)
前記主磁極の、前記浮上面における断面形状は逆三角形である付記7に記載の磁気ヘッド。
(付記10)
さらに、前記支持部材の外側に、磁性材料からなるサイドシールド部材が配置されている付記7乃至9のいずれか1項に記載の磁気ヘッド。
第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その1)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その2)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その3)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その4)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図及び平面図(その5)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その6)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その7)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その8)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その9)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その10)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その11)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その12)である。 第1の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その13)である。 第1の実施例による方法で作製した磁気ヘッドを用いたハードディスクドライブの概略図である。 比較例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その1)である。 比較例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図(その2)である。 第2の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図である。 第3の実施例による磁気ヘッドの製造途中段階における素子の断面図である。
符号の説明
1 支持基板
2 再生素子用下部シールド膜
3 再生素子
4 再生素子用上部シールド膜
5 非磁性部材
6 非磁性膜
10 リターンヨーク
13 レジスト膜
15 非磁性膜
17 レジストパターン
18 絶縁膜
18a 開口
20 コイル
23 磁路接続部材
24 コイル引き出し部材
25 絶縁膜
30 主磁極補助層
31 コイル引き出し部材
35 絶縁膜
38 第1の膜
38a 第1の溝
40 レジスト膜
40a 開口
43 第2の膜
43a 開口
43b 第2の溝
45 主磁極
45a 主磁極層
46 凸部
48 第3の膜
50 磁気シールド膜
52 アルミナ膜
53 コイル引き出し配線
55 保護膜
70 磁気ディスク
71 磁気ヘッド
72 スライダ
73 サスペンションアーム
74 ロータリアクチュエータ
75 トラック
100 基板
101 下地膜
102 レジスト膜
102a 溝
105 主磁極
108 非磁性膜
110 磁気シールド膜

Claims (5)

  1. (a)基板上に、該基板の表層部とはエッチング耐性の異なる材料からなる第1の膜を形成する工程と、
    (b)前記第1の膜に、前記基板の表面まで達し、底面がある幅を持つ第1の溝を形成する工程と、
    (c)前記第1の溝の内面及び前記第1の膜の上面を覆い、非磁性材料からなる第2の膜を、該第2の膜の表面に、該第1の溝の形状を反映して、深くなるに従って幅が狭くなる第2の溝が形成される条件で堆積させる工程と、
    (d)前記第2の膜の上に、磁性材料からなる主磁極層を堆積させて、前記第2の溝内を該主磁極層で充填する工程と、
    (e)前記主磁極層及び前記第2の膜を、前記第1の膜が露出するまで研磨する工程と、
    (f)研磨後、前記第1の膜を除去し、前記第1の溝内に充填されていた前記第2の膜からなる支持部材、及び前記第2の溝内に充填されていた主磁極層からなる主磁極を残す工程と
    を有する磁気ヘッドの製造方法。
  2. 前記工程(f)の後に、さらに、
    (g)前記支持部材と主磁極とからなる凸部の上面、側面、及び前記基板の表面を覆うように、非磁性材料からなる第3の膜を形成する工程と、
    (h)前記第3の膜の上に、磁性材料からなる磁気シールド膜を堆積させる工程と
    を有する請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  3. 前記工程(f)の後に、さらに、
    (g)前記支持部材と主磁極とからなる凸部の上面、側面、及び前記基板の表面を覆うように、磁性材料からなる磁気シールド膜を堆積させる工程と、
    (h)前記凸部の上に堆積している前記磁気シールド膜を除去し、該凸部の側方に該磁気シールド膜を残す工程と
    を有する請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  4. 前記工程(f)の後、工程(g)の前に、さらに、
    (f1)前記凸部の上面、側面、及び前記基板の表面上に、非磁性材料からなる第3の膜を堆積させる工程を有し、
    前記工程(g)において、前記第3の膜の上に前記磁気シールド膜を堆積させる請求項3に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  5. 磁気記録媒体に対向する浮上面に対して垂直な非磁性表面上に配置され、該浮上面に平行な断面内において、該非磁性表面上で相互に連結され、該非磁性表面から上方に向かって間隔が広がる一対の側壁を含む支持部材と、
    前記一対の支持部材の間に充填された磁性材料からなる主磁極と、
    前記主磁極を励磁する励磁機構と
    を有する磁気ヘッド。
JP2007168821A 2007-06-27 2007-06-27 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド Withdrawn JP2009009632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168821A JP2009009632A (ja) 2007-06-27 2007-06-27 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168821A JP2009009632A (ja) 2007-06-27 2007-06-27 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009009632A true JP2009009632A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40324564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007168821A Withdrawn JP2009009632A (ja) 2007-06-27 2007-06-27 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009009632A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120113544A1 (en) * 2010-11-10 2012-05-10 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Wet etching silicon oxide during the formation of a damascene pole and adjacent structure
US8201320B2 (en) 2009-12-17 2012-06-19 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method for manufacturing a magnetic write head having a wrap around shield that is magnetically coupled with a leading magnetic shield
US8347488B2 (en) 2009-12-09 2013-01-08 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic write head manufactured by damascene process producing a tapered write pole with a non-magnetic step and non-magnetic bump

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8347488B2 (en) 2009-12-09 2013-01-08 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic write head manufactured by damascene process producing a tapered write pole with a non-magnetic step and non-magnetic bump
US8201320B2 (en) 2009-12-17 2012-06-19 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method for manufacturing a magnetic write head having a wrap around shield that is magnetically coupled with a leading magnetic shield
US20120113544A1 (en) * 2010-11-10 2012-05-10 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Wet etching silicon oxide during the formation of a damascene pole and adjacent structure
US8432637B2 (en) * 2010-11-10 2013-04-30 HGST Netherlands B.V. Wet etching silicon oxide during the formation of a damascene pole and adjacent structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4745892B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用構造物及びその製造方法並びに薄膜磁気ヘッド
JP2007287313A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法並びにヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置
JP5955307B2 (ja) マルチリーダ方法および装置
US20070139816A1 (en) Magnetic transducer with milling mask
JP4970768B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用構造物およびその製造方法並びに薄膜磁気ヘッド
JP2007004958A (ja) 垂直磁気記録用薄膜磁気ヘッド
JP2006139898A (ja) 薄膜磁気ヘッド用構造物およびその製造方法並びに薄膜磁気ヘッド
US20070153418A1 (en) Magnetic recording head and fabrication process
JP2003203311A (ja) 磁性層パターンの形成方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP4377799B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド、これを用いた磁気記録装置及びその製造方法
JP2005317188A (ja) 平面型垂直記録用ヘッド
JP2006302421A (ja) 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド
US10643640B1 (en) Ultimate double yoke (uDY) combined with one turn coil designs for perpendicular magnetic recording (PMR)
JP2006085884A (ja) 垂直磁気記録用磁気ヘッドおよびその製造方法
JP3992285B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド、およびその製造方法
US7151647B2 (en) Thin film magnetic head and manufacturing method for creating high surface recording density and including a second yoke portion having two layers of which one is etched to form a narrow portion and a sloped flare portion
JP5040756B2 (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JP4009234B2 (ja) 垂直磁気記録ヘッドの製造方法
JP2009009632A (ja) 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド
US7372667B2 (en) Thin-film magnetic head, head gimbal assembly with thin-film magnetic head, head arm assembly with head gimbal assembly, magnetic disk drive apparatus with head gimbal assembly and manufacturing method of thin-film magnetic head
JP2005122818A (ja) 薄膜磁気ヘッド、これを用いた磁気記録装置及びその製造方法
JP2007059908A (ja) オーバーレイドリード線を備えた磁気記録ヘッド
JP2006107697A (ja) 垂直磁気記録用磁気ヘッドおよびその製造方法
US9640204B2 (en) Magnetic recording head front shield formation
JP2009026375A (ja) 磁気ヘッドの製造方法及び磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100907