JP2009009319A - 非接触電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触電子装置において、様々な高周波信号を利用した通信プロトコルに対して応答することができなかった。
【解決手段】非接触電子装置に、半導体集積回路装置B1と、周波数の異なる電波乃至電磁波で供給される高周波信号を受信する複数のアンテナ(又はアンテナコイル)A1,L1を具備し、いずれのアンテナを介して高周波信号が入力されているかをインターフェース判定回路B5によって判定し、その判定結果に応じて、半導体集積回路装置B1の動作状態を変化させる。これによって、非接触電子装置が、周波数の異なる高周波信号を利用した複数の通信プロトコルに対して応答することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触電子装置に関し、特に、ICタグ内に含まれる半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものである。
非接触電子装置内に半導体集積回路装置及びアンテナを搭載した、いわゆるICタグは、リーダ・ライタ装置と半導体集積回路装置との間で情報の交換を行い、ICタグが保持しているデータの送信、リーダ・ライタ装置から送信されたデータの保持など様々な機能を実現する。具体的には、ICタグに搭載された半導体集積回路装置は、リーダ・ライタ装置から供給されたキャリア信号をアンテナで受信し、アンテナの両端に発生した電圧を整流及び平滑化し内部回路の動作に必要な内部電圧を形成すると共に、リーダ・ライタ装置から供給されたキャリア信号にデータを重畳することでデータのやり取りを行う。
このようなICタグに関し、特許文献1には、内部クロックをICタグ内で生成することによって、本質的にキャリア電波の周波数の制約を無くす技術が記載されている。また、非特許文献1や非特許文献2には、ICタグの各種基本仕様が規格として記載されている。
特開2005−173790号公報 ISO/IEC−18000−6 ISO/IEC−15693
リーダ・ライタ装置とICタグとの通信には、[非特許文献1]や[非特許文献2]に示されるように、860MHzから960MHzの周波数帯域、所謂、UHF帯の高周波信号や、13.56MHz帯の高周波信号がキャリア信号として利用される場合が多く、データのやり取りを規定する通信プロトコルも多数存在する。また、キャリア信号として2.45GHz帯を利用するものなどもある。
[非特許文献1]に記載される通信手段は、キャリア信号には860MHz〜960MHzの周波数帯域、所謂、UHF帯の高周波信号を利用し、下り通信方式は、キャリア信号の振幅を部分的に下り通信データによって変調する、所謂、振幅変調方式によって成され、下り通信データは、副搬送波を利用したミラーコード等によって符号化される。また、データレートは、UHF帯のキャリア信号には依存せず、リーダ・ライタ装置から指定された通信速度に応じて決定される。
[非特許文献2]に記載される通信手段は、キャリア信号には13.56MHz帯の高周波信号を利用し、下り通信方式は、キャリア信号の振幅を部分的に下り通信データによって変調する、所謂、振幅変調方式によって成され、下り通信データは、マンチェスタコードや副搬送波を利用したマンチェスタコードによって符号化される。また、データレートは、13.56MHzのキャリア信号を分周して得られる周波数によって規定される。
[非特許文献1]や[非特許文献2]等のように、一般的には、ICタグは1つの周波数帯域に対応したものが大多数であり、利用用途等によって、キャリア信号の周波数や通信プロトコルが選択されている。
例えば、[非特許文献1]のようにUHF帯の高周波信号を利用するICタグは、物品管理者が多数の物品に貼付されたICタグを一括管理する場合等の長距離通信を必要とする利用形態には好適である。しかし、別の利用者が同一のICタグを利用する場合、その利用形態が長距離通信を必要としない形態であってもUHF帯の信号を使用する必要があった。そのため、例えば、リーダ・ライタ装置内のアンテナを駆動する回路には、UHF帯での動作が可能な高性能な部品が必要となり、安価なリーダ・ライタ装置を提供することが困難であった。
また、[非特許文献2]のように13.56MHz帯の高周波信号を利用するICタグは、UHF帯に比べ、リーダ・ライタ装置を構成する部品が安価になるものの、ICタグとリーダ・ライタ装置の通信距離が短いため、物品管理者が多数の物品に貼付されたICタグを一括管理する場合等の長距離通信を必要とする利用形態には不利である。
このように、単一の周波数帯域に対応したICタグを利用する場合、それぞれのキャリア信号や通信プロトコルが持つ利点を鑑み、ICタグの利用形態に応じて、好適なキャリア信号や通信プロトコルを選択する必要があった。そのため、同一のICタグに対して複数のキャリア周波数を利用することは困難であったため、それぞれのキャリア周波数や通信プロトコルが持つ利点を組み合わせて利用することができなかった。
一方、様々なキャリア信号に対応したICタグとして、[特許文献1]に開示されているICタグ等がある。[特許文献1]に示されるICタグは、ICチップに発振回路を内蔵することで、キャリア信号の周波数に対する制約を無くし、ICタグに記憶されているデータの読出し方法、及び、書込み方法を実現しようとするものである。
この手段を用いることで、[非特許文献2]のようにキャリア信号に同期した通信を行う必要がないため、キャリア信号は内部電圧の生成、及び、リーダ・ライタ装置へのデータ送信にのみ使用され、キャリア信号の周波数に対する制約は軽減され、選択の自由度が向上することが見込まれる。しかし、リーダ・ライタ装置からICタグへのデータ送信には光信号を使用するため、電波や電磁波のみを利用してICタグとの通信を実現する[非特許文献1]や[非特許文献2]等に適用することは極めて困難であった。
そこで、本発明の目的の一つは、周波数の異なる高周波信号を利用した複数の通信プロトコルに対して応答する非接触電子装置(ICタグ)を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の非接触電子装置は、周波数の異なる電波乃至電磁波で供給される高周波信号を受信する複数のアンテナと、この複数のアンテナを用いて送受信するデータを処理する半導体集積回路装置を具備するものとなっている。そして、この半導体集積回路装置は、いずれのアンテナを介して高周波信号が入力されているかを判定する入出力判定回路を備え、この判定結果に応じて自身の内部の動作状態を変更するものとなっている。これによって、リーダ・ライタ装置からの高周波信号を受信した際に、例えばこの高周波信号の周波数帯に応じた処理内容を選択し、この周波数帯に対応した通信プロトコルでリーダ・ライタ装置に応答することなどが可能となる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。すなわち、非接触電子装置が、周波数の異なる高周波信号を利用した複数の通信プロトコルに対して応答することが可能になる。
以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の非接触電子装置の第1の実施の形態の基本構成を示す。図1において、B1は非接触電子装置に搭載される半導体集積回路装置、A1及びL1は非接触電子装置に搭載されるアンテナ及びアンテナコイル、C1は共振容量である。半導体集積回路装置B1は、電源回路B2、内部回路B3、及びアンテナA1及びアンテナコイルL1を接続するためのアンテナ端子LA及びLBを有している。また、図1では、共振容量C1は非接触電子装置に搭載されているが、半導体集積回路装置B1に搭載しても良い。
アンテナA1及びアンテナコイルL1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA及びLBに高周波の交流信号を供給する。交流信号は、部分的に情報信号(データ)によって変調される。代表的には、アンテナA1はUHF帯や2.45GHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナであり、リーダ・ライタ装置から電波の形態で高周波信号が供給され、アンテナコイルL1は13.56MHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナコイルであり、リーダ・ライタ装置から電磁波の形態で高周波信号が供給される。
電源回路B2は、図示はしないが、一般的な整流回路および平滑容量などから構成される。整流回路が、非接触電子装置に備えられたアンテナA1及びアンテナコイルL1が受信した交流信号を整流し、この整流回路の出力信号を平滑容量が平滑化することで、内部回路B3に供給する電源電圧VDDを得る。また、電源電圧VDDが所定の電圧以上にならないように制御するレギュレータ回路を設けても良い。
内部回路B3は、クロック抽出回路B4、インターフェース判定回路B5、クロック生成回路B6、信号処理回路B7から構成される。クロック抽出回路B4は、アンテナコイルL1によって受信された高周波信号を2値化することで、高周波信号と同一周期のクロック信号を生成し、出力信号S1として出力する。
インターフェース判定回路B5は、クロック抽出回路B4の出力信号S1を受け、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1またはアンテナコイルL1のどちらで受信しているかを判定し、その判定結果を出力信号S2として信号処理回路B7に供給する。クロック生成回路B6は、電源電圧VDDが供給されることで、信号処理回路B7が動作するためのクロック信号を生成する回路であり、一般的には発振回路等から構成される。
信号処理回路B7は、送受信回路B8、制御回路B9、メモリB10、機能ブロックB11から構成される。送受信回路B8は、非接触電子装置に備えられるアンテナA1及びアンテナコイルL1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナA1及びアンテナコイルL1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。リーダ・ライタ装置は、アンテナA1及びアンテナコイルL1からの電波及び電磁波の反射が上記変調動作によって変化するのを受けて、制御回路B9からの情報信号を受信する。
メモリB10は、制御回路B9との間で情報データの記録等に利用され、制御回路B9によってデータの読取りや書込み及び消去がなされる。機能ブロックB11は、特に限定はされないが、データの暗号化機能等の特定の演算機能を有し、制御回路B9によって動作が制御されるものであるが、搭載されない場合もある。
信号処理回路B7は、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて自身の動作状態を変化させる。例えば、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、機能ブロックB11の動作を許可し、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、機能ブロックB11の動作を禁止する。また、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、メモリB10へのデータ書込み機能を無効とし、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、メモリB10へのデータ書込み機能を有効としても良い。
図2には、本発明に係る非接触電子装置に搭載されるクロック抽出回路の基本的回路構成図を示し、図3及び図4には、図1に示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例を示す。
図3は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合における動作波形の一例を示しており、(A)はアンテナ端子間に発生する高周波信号、(B)はクロック抽出回路B4に備えられるフィルタ回路B12の出力信号、(C)はクロック抽出回路B4の出力信号S1、(D)はインターフェース判定回路B5の出力信号S2をそれぞれ表している。
図4は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合における動作波形の一例を示しており、(A)はアンテナ端子間に発生する高周波信号、(B)はクロック抽出回路B4に備えられるフィルタ回路B12の出力信号、(C)はクロック抽出回路B4の出力信号S1、(D)はインターフェース判定回路B5の出力信号S2をそれぞれ表している。
図2に示すクロック抽出回路B4は、フィルタ回路B12、2値化回路B13から構成され、アンテナA1またはアンテナコイルL1によってアンテナ端子間に供給された高周波信号を、フィルタ回路B12が不要な周波数成分を除去し、2値化回路B13が2値化する。フィルタ回路B12は、代表的には、ローパスフィルタで構成されるが、バンドパスフィルタを用いても良い。但し、その周波数特性は、アンテナA1またはアンテナコイルL1によって受信する高周波信号のどちらか一方だけを除去するように設定する。
また、上述の通り、アンテナA1はUHF帯や2.45GHz帯の高周波信号を受信するアンテナであり、アンテナコイルL1は13.56MHz帯の高周波信号を受信するアンテナコイルであることから、クロック抽出回路B4の消費電流を考慮すれば、フィルタ回路B12はアンテナコイルL1が受信する高周波信号を通過させ、アンテナA1が受信する高周波信号を除去するような周波数特性に設定することが好適である。
2値化回路B13は、フィルタ回路B12の出力信号と所定の電圧とを比較し、その大小関係に応じて、“0”または“1”を出力する。これにより、フィルタ回路B12を通過した高周波信号を2値化し、抽出されたクロック信号をインターフェース判定回路B5に供給する。
リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合は、図3に示すように、アンテナ端子間に発生した高周波信号はフィルタ回路B12を通過し、2値化回路B13の出力信号としてクロック信号が得られ、クロック抽出回路B4の出力信号S1となる。インターフェース判定回路B5は、クロック抽出回路B4の出力信号S1を受け、出力信号S1がクロック信号であることを検出し、アンテナコイルL1から高周波信号が供給されていると判定(Mode1)する。
このとき、インターフェース判定回路B5は、ノイズ等の影響を鑑みると、何周期分のクロック信号が入力されたかを数え、所定の回数Nを超えた場合に、アンテナコイルL1から高周波信号が供給されていると判定することが好ましい。図3では、判定するために8周期分のクロックを数えた場合を示している。
一方、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合は、図4に示すように、アンテナ端子間に発生した高周波信号はフィルタ回路B12によって除去され、フィルタ回路B12の出力信号は、グランド電位に近い電位を出力する。これにより、2値化回路B13の出力信号S1にはクロック信号が得られないため、インターフェース判定回路B5の出力信号S2は初期値を出力する。ここでは、出力信号S2が初期値の場合、インターフェース判定回路B5がアンテナA1から高周波信号が供給されていると判定(Mode2)したことになる。
以上の構成および動作により、同一端子に2つのアンテナを接続した場合において、高周波信号を受信しているアンテナを特定することが可能になる。これにより、インターフェース判定回路B5の出力信号を利用することで、受信している高周波信号の周波数帯域に応じて信号処理回路B7に備えられる機能ブロックB11の動作可否機能や、メモリB10へのアクセス制限等を実現することが可能になる。
(実施の形態2)
図5に、本発明の非接触電子装置の第2の実施の形態の基本構成を示す。図5に示す第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態において、アンテナA1及びアンテナコイルL1を接続する端子を分離し、更に、信号処理回路B7が動作するために使用されるクロック信号を選択する機能と、送受信回路の選択機能を追加したものである。
図5において、B1は非接触電子装置に搭載される半導体集積回路装置、A1及びL1は非接触電子装置に搭載されるアンテナ及びアンテナコイル、C1は共振容量である。半導体集積回路装置B1は、電源回路B2a及びB2b、内部回路B3、及びアンテナA1を接続するためのアンテナ端子LA及びLB、アンテナコイルL1を接続するためのアンテナ端子LA2及びLB2を有している。図5では、2組のアンテナ端子を設けているが、例えば、アンテナ端子LB及びLB2を半導体集積回路装置B1内のグランド電位として利用する場合等は、アンテナ端子LB2を削除し、アンテナコイルL1の片側端子をアンテナ端子LBに接続することが可能である。また、第1の実施の形態と同様に、共振容量C1は半導体集積回路装置B1に搭載しても良い。
アンテナA1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA及びLBに高周波の交流信号を供給し、アンテナコイルL1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA2及びLB2に高周波の交流信号を供給する。交流信号は、部分的に情報信号(データ)によって変調される。代表的には、アンテナA1はUHF帯や2.45GHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナであり、リーダ・ライタ装置から電波の形態で高周波信号が供給され、アンテナコイルL1は13.56MHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナコイルであり、リーダ・ライタ装置から電磁波の形態で高周波信号が供給される。また、アンテナA1及びアンテナコイルL1の接続端子が分離されているため、それぞれのアンテナ接続端子に電源回路B2a及びB2bが設けられる。このとき、2つの電源回路B2からの出力電圧が電源電圧VDDとして内部回路B3に供給される。
電源回路B2a及びB2bは、図示はしないが、一般的な整流回路および平滑容量などから構成される。整流回路が、非接触電子装置に備えられたアンテナA1及びアンテナコイルL1が受信した交流信号を整流し、この整流回路の出力信号を平滑容量が平滑化することで、内部回路B3に供給する電源電圧VDDを得る。また、電源回路B2a及びB2bに備えられる平滑容量は共通化しても良いし、電源電圧VDDが所定の電圧以上にならないように制御するレギュレータ回路を設けても良い。
内部回路B3は、クロック抽出回路B4、インターフェース判定回路B5、クロック生成回路B6、信号処理回路B7、クロック選択回路B14から構成される。クロック抽出回路B4は、アンテナコイルL1によって受信された高周波信号を2値化することで、高周波信号と同一周期のクロック信号を生成し、出力信号S1として出力する。
インターフェース判定回路B5は、クロック抽出回路B4の出力信号S1を受け、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1またはアンテナコイルL1のどちらで受信しているかを判定し、その判定結果を出力信号S2として信号処理回路B7とクロック選択回路B14に供給する。
クロック選択回路B14は、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、クロック生成回路B6が出力するクロック信号を信号処理回路B7に供給し、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、クロック抽出回路B4が2値化した高周波信号と同一周期のクロック信号を信号処理回路B7に供給する。このとき、クロック選択回路B14は、クロック抽出回路B4とクロック生成回路B6が出力するクロック信号を選択するだけでなく、クロック信号を分周することで、通信プロトコル等に適した周波数に変更する機能を有しても良い。
信号処理回路B7は、送受信回路B8a及びB8b、制御回路B9、メモリB10、機能ブロックB11から構成される。送受信回路B8aは、非接触電子装置に備えられるアンテナA1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナA1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。送受信回路B8bは、非接触電子装置に備えられるアンテナコイルL1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナコイルL1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。
メモリB10は、制御回路B9との間で情報データの記録等に利用され、制御回路B9によってデータの読取りや書込み及び消去がなされる。機能ブロックB11は、特に限定はされないが、データの暗号化機能等の特定の演算機能を有しており、制御回路B9によって動作が制御される。また、信号処理回路B7において、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、送受信回路B8aを動作させると共に、送受信回路B8bを停止させ、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、送受信回路B8aを停止させると共に、送受信回路B8bを動作させる。
以上の構成および動作により、高周波信号を受信しているアンテナを特定することが可能になると共に、インターフェース判定回路B5の出力信号を利用することで、受信している高周波信号の周波数帯域に応じたクロック信号や送受信回路の選択が可能になる。例えば、[非特許文献2]のように、キャリア信号には13.56MHz帯の高周波信号を使用し、通信データレートがキャリア信号の周波数に依存する形態である場合には、クロック抽出回路B4の出力信号S1を内部回路B3の動作クロックとして供給し、[非特許文献1]のように、キャリア信号にはUHF帯の高周波信号を使用し、通信データレートがキャリア信号の周波数に依存しない形態である場合には、クロック生成回路B6が出力するクロック信号を内部回路B3の動作クロックとして供給することで、安定したデータの送受信を実現することが可能になる。これにより、どのような通信プロトコルに対しても最適なクロック信号を選択することができ、更には、不要な送受信回路を停止することが可能になるため、消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図6に、本発明の非接触電子装置の第3の実施の形態の基本構成を示す。図6に示す第3の実施の形態は、アンテナA1及びアンテナコイルL1を接続する端子を分離し、更に、検波回路によってアンテナ端子間に発生した高周波信号を検出するものである。
図6において、B1は非接触電子装置に搭載される半導体集積回路装置、A1及びL1は非接触電子装置に搭載されるアンテナ及びアンテナコイル、C1は共振容量である。半導体集積回路装置B1は、電源回路B2a及びB2b、内部回路B3、及びアンテナA1を接続するためのアンテナ端子LA及びLB、アンテナコイルL1を接続するためのアンテナ端子LA2及びLB2を有している。図6では、2組のアンテナ端子を設けているが、例えば、アンテナ端子LB及びLB2を半導体集積回路装置B1内のグランド電位として利用する場合等は、アンテナ端子LB2を削除し、アンテナコイルL1の片側端子をアンテナ端子LBに接続することが可能である。また、第1の実施の形態と同様に、共振容量C1は半導体集積回路装置B1に搭載しても良い。
アンテナA1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA及びLBに高周波の交流信号を供給し、アンテナコイルL1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA2及びLB2に高周波の交流信号を供給する。交流信号は、部分的に情報信号(データ)によって変調される。代表的には、アンテナA1はUHF帯や2.45GHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナであり、リーダ・ライタ装置から電波の形態で高周波信号が供給され、アンテナコイルL1は13.56MHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナコイルであり、リーダ・ライタ装置から電磁波の形態で高周波信号が供給される。また、アンテナA1及びアンテナコイルL1の接続端子が分離されているため、それぞれのアンテナ接続端子に電源回路B2が設けられる。このとき、2つの電源回路B2からの出力電圧が電源電圧VDDとして内部回路B3に供給される。
電源回路B2a及びB2bは、図示はしないが、一般的な整流回路および平滑容量などから構成される。整流回路が、非接触電子装置に備えられたアンテナA1及びアンテナコイルL1が受信した交流信号を整流し、この整流回路の出力信号を平滑容量が平滑化することで、内部回路B3に供給する電源電圧VDDを得る。また、電源回路B2a及びB2bに備えられる平滑容量は共通化しても良いし、電源電圧VDDが所定の電圧以上にならないように制御するレギュレータ回路を設けても良い。
内部回路B3は、検波回路B15a及びB15b、インターフェース判定回路B5、クロック生成回路B6、信号処理回路B7から構成される。検波回路B15aは、非接触電子装置に備えられるアンテナA1によって受信された高周波信号の有無を2値化することで、アンテナA1から高周波信号が供給されているか否かを検出し、検波回路B15bは、非接触電子装置に備えられるアンテナコイルL1によって受信された高周波信号の有無を2値化することで、アンテナコイルL1から高周波信号が供給されているか否かを検出する。
インターフェース判定回路B5は、検波回路B15aの出力信号S3及び検波回路B15bの出力信号S4を受け、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1またはアンテナコイルL1のどちらで受信しているかを判定し、その判定結果を出力信号S2として信号処理回路B7に供給する。
信号処理回路B7は、送受信回路B8a及びB8b、制御回路B9、メモリB10、機能ブロックB11から構成される。送受信回路B8aは、非接触電子装置に備えられるアンテナA1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナA1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。送受信回路B8bは、非接触電子装置に備えられるアンテナコイルL1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナコイルL1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。
メモリB10は、制御回路B9との間で情報データの記録等に利用され、制御回路B9によってデータの読取りや書込み及び消去がなされる。機能ブロックB11は、特に限定はされないが、データの暗号化機能等の特定の演算機能を有し、制御回路B9によって動作が制御されるものであるが、搭載されない場合もある。
信号処理回路B7は、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて自身の動作状態を変化させる。例えば、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、機能ブロックB11の動作を許可し、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、機能ブロックB11の動作を禁止する。また、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、メモリB10へのデータ書込み機能を無効とし、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、メモリB10へのデータ書込み機能を有効としても良い。
図7には、本発明に係る非接触電子装置に搭載される検波回路の基本的回路構成図を示し、図8及び図9には、図6に示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例を示す。
図8は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合における動作波形の一例を示しており、(A)はアンテナコイルL1の両端に発生する高周波信号、(B)はアンテナA1の両端に発生する高周波信号、(C)は検波回路B15bに備えられる整流部の出力信号、(D)は検波回路B15bに備えられるフィルタ回路の出力信号、(E)は検波回路B15bの出力信号S4、(F)は検波回路B15aに備えられる整流部の出力信号、(G)は検波回路B15aに備えられるフィルタ回路の出力信号、(H)は検波回路B15aの出力信号S3、(I)はインターフェース判定回路B5の出力信号S2をそれぞれ表している。
図9は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合における動作波形の一例を示しており、(A)はアンテナコイルL1の両端に発生する高周波信号、(B)はアンテナA1の両端に発生する高周波信号、(C)は検波回路B15bに備えられる整流部の出力信号、(D)は検波回路B15bに備えられるフィルタ回路の出力信号、(E)は検波回路B15bの出力信号S4、(F)は検波回路B15aに備えられる整流部の出力信号、(G)は検波回路B15aに備えられるフィルタ回路の出力信号、(H)は検波回路B15aの出力信号S3、(I)はインターフェース判定回路B5の出力信号S2をそれぞれ表している。
図7に示す検波回路B15は、整流部B16、フィルタ回路B17、2値化回路B18から構成される。アンテナA1またはアンテナコイルL1によってアンテナ端子間に供給された高周波信号を、整流部B16が整流・平滑化し、フィルタ回路B17が不要な周波数成分を除去し、2値化回路B18が2値化する。
整流部B16は、代表的には、ダイオード、抵抗、容量等から構成され、アンテナ端子間に供給された高周波信号を整流し、平滑化する。フィルタ回路B17は、代表的には、ローパスフィルタで構成される。また、その周波数特性は、整流部の出力信号が持つ高周波成分を除去するように設定する。2値化回路B18は、フィルタ回路B17の出力信号と所定の電圧とを比較し、その大小関係に応じて、“0”または“1”を出力する。これにより、フィルタ回路B17の出力信号を2値化し、その2値化された信号をインターフェース判定回路B5に供給する。なお、整流部B16やフィルタ回路B17は、電源回路B2a,B2b内に同様の機能を実現するものが存在する場合には、それらを利用することも可能である。
リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合は、図8に示すように、アンテナコイルL1の両端に発生した高周波信号が整流部B16によって整流され、フィルタ回路B17を通過することで高周波成分が除去される。フィルタ回路B17の出力信号を2値化回路B18によって2値化し、出力信号S4に“H”出力が得られる。このとき、アンテナA1では高周波信号を受信していないため、フィルタ回路B17の出力信号はグランド電位となり、2値化回路B18の出力信号S3には“L”出力が得られる。これらにより、インターフェース判定回路B5は、アンテナコイルL1から高周波信号が供給されていると判定(Mode1)する。
一方、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合は、図9に示すように、アンテナA1の両端に発生した高周波信号が整流部B16によって整流され、フィルタ回路B17を通過することで高周波成分が除去される。フィルタ回路B17の出力信号を2値化回路B18によって2値化し、出力信号S3に“H”出力が得られる。このとき、アンテナコイルL1では高周波信号を受信していないため、フィルタ回路B17の出力信号はグランド電位となり、2値化回路B18の出力信号S4には“L”出力が得られる。これらにより、インターフェース判定回路B5は、アンテナA1から高周波信号が供給されていると判定(Mode2)する。
以上の構成および動作により、高周波信号を受信しているアンテナを特定することが可能になると共に、インターフェース判定回路B5の出力信号を利用することで、受信している高周波信号の周波数帯域に応じたクロック信号や送受信回路の選択が可能になる。更に、検波回路B15a及び検波回路B15bは、高周波信号が入力される場合においても、検波回路に備えられる2値化回路B18に入力される信号の変化点が少ないため、主として、検波回路に備えられる2値化回路の消費電力を低減することが可能になる。
(実施の形態4)
図10に、本発明の非接触電子装置の第4の実施の形態の基本構成を示す。図10に示す第4の実施の形態は、アンテナやアンテナコイルを接続する2組の接続端子を具備し、一方のアンテナ接続端子にはアンテナA1が接続され、もう一方のアンテナ接続端子にはアンテナA2及びアンテナコイルL1が接続され、更に、検波回路によってアンテナ端子間に発生した高周波信号を検出すると共に、クロック抽出回路によってアンテナコイルL1から高周波信号が供給されていることも検出するものである。
図10において、B1は非接触電子装置に搭載される半導体集積回路装置、A1及びA2は非接触電子装置に搭載されるアンテナ、L1及びC1は非接触電子装置に搭載されるアンテナコイル及び共振容量である。半導体集積回路装置B1は、電源回路B2a及びB2b、内部回路B3、アンテナA1を接続するためのアンテナ端子LA及びLB、アンテナA2及びアンテナコイルL1を接続するためのアンテナ端子LA2及びLB2を有している。図10では、2組のアンテナ端子を設けているが、例えば、アンテナ端子LB及びLB2を半導体集積回路装置B1内のグランド電位として利用する場合等は、アンテナ端子LB2を削除し、アンテナコイルL1の片側端子をアンテナ端子LBに接続することが可能である。また、第1の実施の形態と同様に、共振容量C1は半導体集積回路装置B1に搭載しても良い。
アンテナA1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA及びLBに高周波の交流信号を供給し、アンテナA2は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA2及びLB2に高周波の交流信号を供給し、アンテナコイルL1は、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号を受信し、アンテナ端子LA2及びLB2に高周波の交流信号を供給する。交流信号は、部分的に情報信号(データ)によって変調される。代表的には、アンテナA1及びA2はUHF帯や2.45GHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナであり、リーダ・ライタ装置から電波の形態で高周波信号が供給され、アンテナコイルL1は13.56MHz帯の高周波信号を受信することが可能なアンテナコイルであり、リーダ・ライタ装置から電磁波の形態で高周波信号が供給される。
例えば、アンテナA1はUHF帯の高周波信号を受信するアンテナとし、アンテナA2は2.45GHz帯の高周波信号を受信するアンテナとすれば、アンテナコイルL1が受信する13.56MHz帯の高周波信号と合わせて、3つの周波数帯の高周波信号を受信することが可能になる。また、アンテナA1の接続端子とアンテナA2及びアンテナコイルL1の接続端子が分離されているため、それぞれのアンテナ接続端子に電源回路B2a及びB2bが設けられる。このとき、2つの電源回路B2からの出力電圧が電源電圧VDDとして内部回路B3に供給される。
電源回路B2a及びB2bは、図示はしないが、一般的な整流回路および平滑容量等から構成される。整流回路が、非接触電子装置に備えられたアンテナA1及びアンテナコイルL1が受信した交流信号を整流し、この整流回路の出力信号を平滑容量が平滑化することで、内部回路B3に供給する電源電圧VDDを得る。また、電源回路B2a及びB2bに備えられる平滑容量は共通化しても良いし、電源電圧VDDが所定の電圧以上にならないように制御するレギュレータ回路を設けても良い。
内部回路B3は、検波回路B15a及びB15b、クロック抽出回路B4、インターフェース判定回路B5、クロック生成回路B6、クロック選択回路B14、信号処理回路B7から構成される。検波回路B15aは、非接触電子装置に備えられるアンテナA1によって受信された高周波信号の有無を2値化することで、アンテナA1から高周波信号が供給されているか否かを検出し、検波回路B15bは、非接触電子装置に備えられるアンテナA2またはアンテナコイルL1によって受信された高周波信号の有無を2値化することで、アンテナA2またはアンテナコイルL1から高周波信号が供給されているか否かを検出する。クロック抽出回路B4は、非接触電子装置に備えられるアンテナコイルL1によって受信された高周波信号を2値化することで、高周波信号と同一周期のクロック信号を生成し、出力信号S1として出力する。
インターフェース判定回路B5は、検波回路B15aの出力信号S3、検波回路B15bの出力信号S4、及び、クロック抽出回路B4の出力信号S1を受け、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1及びA2、更にアンテナコイルL1のどれで受信しているかを判定する。例えば、アンテナA1から高周波信号が供給されている場合は、検波回路B15aの出力信号S3によって判定し、アンテナA2及びアンテナコイルL1から高周波信号が供給されている場合は、検波回路B15bの出力信号S4によって判定する。更に、実施の形態1で示したように、クロック抽出回路B4がアンテナA2とアンテナコイルL2によって供給される高周波信号からクロック信号を抽出できるか否かによって、アンテナA2及びアンテナコイルL1のどちらで高周波信号を受信しているかを判断する。
インターフェース判定回路B5は、これらの判定結果を出力信号S2として信号処理回路B7とクロック選択回路B14に供給する。但し、実施の形態4では、3つのアンテナまたはアンテナコイルが接続されるため、インターフェース判定回路B5は3つの状態を表現できる信号線を用いて出力信号S2を出力する。
クロック選択回路B14は、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1またはA2で受信している場合には、クロック生成回路B6が出力するクロック信号を信号処理回路B7に供給し、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、クロック抽出回路B4によって生成されたクロック信号を信号処理回路B7に供給する。このとき、クロック選択回路B14は、クロック抽出回路B4とクロック生成回路B6が出力するクロック信号を選択するだけでなく、クロック信号を分周することで、通信プロトコル等に適した周波数に変更する機能を有しても良い。
信号処理回路B7は、2つの送受信回路B8a及びB8b、制御回路B9、メモリB10、機能ブロックB11から構成される。送受信回路B8aは、非接触電子装置に備えられるアンテナA1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナA1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。送受信回路B8bは、非接触電子装置に備えられるアンテナA2またはアンテナコイルL1によって受信された交流信号に重畳される情報信号を復調してディジタルの情報信号として制御回路B9に供給する機能と、制御回路B9から出力されるディジタル信号の情報信号を受け、アンテナA2またはアンテナコイルL1が受信している交流信号を同情報信号によって変調する機能を有する。
メモリB10は、制御回路B9の間で情報データの記録等に利用され、制御回路B9によってデータの読取りや書込み及び消去がなされる。機能ブロックB11は、特に限定はされないが、データの暗号化機能等の特定の演算機能を有し、制御回路B9によって動作が制御されるものであるが、搭載されない場合もある。また、信号処理回路B7は、インターフェース判定回路B5の出力信号S2に応じて、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナA1で受信している場合には、送受信回路B8aを動作させると共に、送受信回路B8bを停止させ、リーダ・ライタ装置から供給される高周波信号をアンテナコイルL1で受信している場合には、送受信回路B8aを停止させると共に、送受信回路B8bを動作させる。
以上の構成および動作により、半導体集積回路装置B1に2組のアンテナ接続端子を設けることで、3つの周波数帯域の高周波信号に対応したアンテナを接続することが可能になる。更に、高周波信号を受信しているアンテナを特定することが可能になると共に、インターフェース判定回路B5の出力信号を利用することで、受信している高周波信号の周波数帯域に応じたクロック信号や送受信回路の選択が可能になる。これにより、使用している通信プロトコルに最適なクロック信号の周波数を選択することができ、更には、不要な送受信回路を停止することが可能になるため、消費電力を低減することが可能になる。
以上、本発明者によりなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態1では、半導体集積回路装置内にクロック選択機能を有していないが、実施の形態2のように13.56MHz帯の高周波信号から抽出されるクロック信号と、クロック生成回路から出力されるクロック信号を選択する機能を有することも可能であるし、実施の形態3において、アンテナコイルL1をアンテナA2に変更することも可能である。また、非接触電子装置に備えられる電源回路、受信部、送信部、制御部、メモリを複数の半導体集積回路装置で構成するものであっても良い。
また、本実施の形態は、ICタグに限らず、電波や電磁波の形態によってデータのやり取りを実現する非接触電子装置に広く利用できる。
本発明は、非接触電子装置、所謂ICタグ等に適用して好適である。
本発明の非接触電子装置の第1の実施の形態である。 本発明に係る非接触電子装置に搭載されるクロック抽出回路の具体的な実施の形態である。 図1で示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例である。 図1で示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例である。 本発明の非接触電子装置の第2の実施の形態である。 本発明の非接触電子装置の第3の実施の形態である。 本発明に係る非接触電子装置に搭載される検波回路の具体的な実施の形態である。 図6で示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例である。 図6で示した非接触電子装置における各部の動作波形の一例である。 本発明の非接触電子装置の第4の実施の形態である。
符号の説明
A1,A2 アンテナ
LA,LB アンテナ端子
L1 アンテナコイル
C1 共振容量
VDD 電源電圧
B1 半導体集積回路装置
B2 電源回路
B3 内部回路
B4 クロック抽出回路
B5 インターフェース判定回路
B6 クロック生成回路
B7 信号処理回路
B8 送受信回路
B9 制御回路
B10 メモリ
B11 機能ブロック
B12,B17 フィルタ回路
B13,B18 2値化回路
B14 クロック選択回路
B15 検波回路
B16 整流部

Claims (11)

  1. アンテナを搭載する非接触電子装置であって、
    前記非接触電子装置は、半導体集積回路装置と、周波数の異なる電波または電磁波で供給される高周波信号を受信する複数のアンテナとを具備し、
    前記半導体集積回路装置は、前記複数のアンテナを接続する単数または複数のアンテナ接続端子と、電源回路と、入出力判定回路と、クロック回路と、データ送受信回路と、信号処理回路とを具備し、
    前記入出力判定回路は、いずれのアンテナを介して高周波信号が入力されているかを判定し、
    前記半導体集積回路装置は、前記入出力判定回路の出力信号に応じて動作状態が変化するように構成されたことを特徴とする非接触電子装置。
  2. 請求項1記載の非接触電子装置において、
    前記半導体集積回路装置は、前記アンテナ接続端子及び前記電源回路及び前記データ送受信回路を複数組み具備することを特徴とする非接触電子装置。
  3. 請求項2記載の非接触電子装置において、
    前記複数のデータ送受信回路のそれぞれは、
    前記アンテナに供給される高周波信号に重畳された情報信号を復調する機能と、
    前記アンテナに供給される高周波信号を情報信号で変調する機能とを有し、
    前記入出力判定回路の出力信号に応じて個別に動作状態または非動作状態に制御されることを特徴とする非接触電子装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の非接触電子装置において、
    前記入出力判定回路は、
    前記アンテナから供給された高周波信号の中から所定の周波数範囲の高周波信号を抽出するフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の出力を2値判定する2値化回路とを備え、
    前記2値化回路の出力によって前記アンテナから供給される高周波信号が所定の周波数範囲の高周波信号であるか否かを判定することを特徴とする非接触電子装置。
  5. 請求項4記載の非接触電子装置において、
    前記フィルタ回路は、前記周波数の異なる電波または電磁波で供給される高周波信号の中から相対的に低周波数側の高周波信号を抽出することを特徴とする非接触電子装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の非接触電子装置において、
    前記入出力判定回路は、
    前記アンテナから供給された高周波信号を整流および平滑化する整流部と、
    前記整流部の出力を安定化させるフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の出力を2値判定する2値化回路とを備え、
    前記2値化回路の出力によって前記アンテナから供給される高周波信号の有無を判定することを特徴とする非接触電子装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の非接触電子装置において、
    前記クロック回路は、前記データ送受信回路を含む各種内部回路の動作クロックを生成し、
    前記各種内部回路には、前記入出力判定回路の出力信号に応じて異なる周波数の前記動作クロックが供給されることを特徴とする非接触電子装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の非接触電子装置において、
    前記信号処理回路は、
    前記半導体集積回路装置の動作状態を制御する機能と、
    特定の演算処理を実行する演算機能と、
    情報を保存するメモリ部とを有し、
    前記演算機能は、前記入出力判定回路の出力信号に応じて動作状態または非動作状態に制御されることを特徴とする非接触電子装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の非接触電子装置において、
    前記信号処理回路は、
    前記半導体集積回路装置の動作状態を制御する機能と、
    特定の演算処理を実行する演算機能と、
    情報を保存するメモリ部とを有し、
    前記メモリ部は、前記入出力判定回路の出力信号に応じてアクセス可否が制御されることを特徴とする非接触電子装置。
  10. アンテナ接続端子と、
    それぞれが前記アンテナ接続端子に並列に接続され、それぞれが異なる周波数の高周波信号を受信する複数のアンテナと、
    前記アンテナ接続端子から供給された異なる周波数の高周波信号の中から所定の周波数範囲の高周波信号を抽出するフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の出力を2値判定する2値化回路とを具備し、
    前記2値化回路の出力によって、前記複数のアンテナのいずれが高周波信号を受信しているかを判定することを特徴とする非接触電子装置。
  11. 請求項10記載の非接触電子装置において、
    前記フィルタ回路は、前記異なる周波数の高周波信号の中から相対的に低周波数側の高周波信号を抽出することを特徴とする非接触電子装置。
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