JP4269317B2 - 識別用のicチップと、そのデータの読出し方法、書込み方法 - Google Patents

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この発明は、各種の物品や人物等を識別するために用いる無線式の識別用のICチップと、そのデータの読出し方法、書込み方法に関する。
各種の物品や人物等を識別するために、多様なICカードやICタグが開発され、普及しつつある。ICカードやICタグは、接触形、非接触形があるが、使い勝手の面から、無線式の識別用のICチップを組み込む非接触形が優れている。なお、無線式のICチップは、ICカードやICタグに組み込むに加えて、紙幣などを含む各種の物品に直接組み込んで物品の識別用途に使用することもある。
従来の無線式の識別用のICチップは、内部の電子回路を作動させるために、外部からのキャリヤ電波を利用して電力を供給する(たとえば特許文献1)。すなわち、オンチップアンテナを介して外部のリーダライタからのキャリヤ電波を受信すると、それを整流して内部電源を作るとともに、キャリヤ電波に重畳されているデータを読み取り、必要なデータを無線により発信することができる。
特開平10−145443号公報
かかる従来技術によるときは、外部からのキャリヤ電波は、ICチップの内部電源を作るに加えて、データを重畳する搬送波として使用されているから、重畳されているデータを正確に復調するために、キャリヤ電波の周波数を一定に維持しなければならず、応用範囲が制限されがちであるという問題があった。すなわち、ICチップに搭載するオンチップアンテナの特性は、ICチップを組み込む物品の性状に影響されるため、キャリヤ電波の周波数が固定されると、オンチップアンテナの特性を物品ごとに精密に調節設定して対応させなければならないからである。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、内部クロックをICチップ内で生成することによって、本質的にキャリヤ電波の周波数に制約がなく、極めて応用範囲が広い識別用のICチップと、そのデータの読出し方法、書込み方法を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明の構成は、外部からのキャリヤ電波を利用して内部電源を作る電源部と、クロック発振回路により内部クロックを生成するクロック発生部と、メモリ部と、メモリ部のデータをシリアルに読み出し、各データに内部クロックを前置してキャリヤ電波を負荷変調する出力部とを備えることをその要旨とする。
なお、各データにクロック信号を前置して重畳する外部からの光信号を受光し、光信号から分離するクロック信号に従ってデータをシリアルに読み取り、メモリ部に記憶させる書込部を付設することができ、書込部は、データのオーバフローを検出してメモリ部を書込み不能にブロックすることができる。
また、出力部に接続するオンチップアンテナには、外部アンテナを接続するバンプを付設することができる。
第2発明の構成は、クロック発振回路により内部クロックを生成し、メモリ部に記憶されているデータをシリアルに読み出し、各データに内部クロックを前置して外部からのキャリヤ電波を負荷変調するこことをその要旨とする。
第3発明の構成は、各データにクロック信号を前置して重畳する外部からの光信号を受光し、光信号から分離するクロック信号に従ってデータをシリアルに記憶し、記憶されたデータをメモリ部に書き込んでメモリ部を書込み不能にブロックすることをその要旨とする。
かかる第1発明の構成によるときは、電源部は、外部からのキャリヤ電波を利用して内部電源を作り、クロック発生部は、クロック発振回路により独自に内部クロックを生成する。一方、出力部は、メモリ部に記憶されているデータをシリアルに読み出し、各データに内部クロックの所定数のパルスを前置してキャリヤ電波を負荷変調する。そこで、キャリヤ電波を発信する外部のリーダライタは、キャリヤ電波を介してメモリ部からのデータを読み取ることができ、このとき、識別用のICチップ、リーダライタの双方は、キャリヤ電波の周波数に何ら依存するところがない。すなわち、キャリヤ電波は、ICチップの内部電源用の電力を供給するだけであって、その周波数に本質的な制約がない。なお、リーダライタは、負荷変調されたキャリヤ電波から内部クロックを分離してクロック信号とし、クロック信号に従って、キャリヤ電波に含まれるデータをシリアルに読み取ることができる。
書込部は、外部からの光信号に重畳するデータをシリアルに読み取り、メモリ部に記憶させることにより、メモリ部に所定のデータを書き込んで記憶させることができる。なお、このときの光信号には、各データにクロック信号を前置して重畳されているから、書込部は、光信号から分離するクロック信号に従ってデータをシリアルに読み取ることができる。
書込部は、光信号に重畳するデータのオーバフローを検出してメモリ部を書込み不能にブロックすることにより、以後の追加書込みを禁止してメモリ部のデータの改変を防止することができる。なお、メモリ部を書込み不能にする手段としては、光信号のデータを読み取るシフトレジスタの前段側にゲート回路を設け、このゲート回路をハードウェア的にブロックして閉じてもよく、メモリ部に使用する不揮発性メモリをヒューズメモリとして、ヒューズメモリをハードウェア的に書込み不能にブロックしてもよく、これらの両者を併用してもよい。なお、前者によれば、メモリ部に使用する不揮発性メモリとして、たとえば再書込み可能なフラッシュメモリを使用することも可能である。
外部アンテナを接続するバンプをオンチップアンテナに付設すれば、外部アンテナを介してオンチップアンテナの特性を容易に向上させ、識別用のICチップの交信距離を大きくして応用範囲を一層拡大することができる。
第2発明の構成によるときは、第1発明のクロック発生部、メモリ部、出力部の動作を実現することができ、第3発明の構成によるときは、第1発明のメモリ部、書込部の動作を実現することができる。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
識別用のICチップ10は、無線式であって、電源部11、クロック発生部12、書込部13、メモリ部14、出力部15を備えてなる(図1)。
電源部11の入力側、出力部15の出力側は、それぞれオンチップアンテナAに共通に接続されている。なお、オンチップアンテナAには、外部アンテナAo を接続するためのバンプBが付設されている。オンチップアンテナA、外部アンテナAo には、それぞれ外部の図示しないリーダライタからのキャリヤ電波S1 が到達するものとする。
電源部11の出力は、内部電源Vとして、ICチップ10内の各部に給電されている。クロック発生部12の出力は、内部クロックSc として、出力部15に入力されている。書込部13の出力は、メモリ部14を介して出力部15に接続されている。書込部13には、外部の図示しないリーダライタからの光信号S2 が到達するものとする。
オンチップアンテナAには、共振用のコンデンサCが並列接続されており(図2)、オンチップアンテナAの一端は、接地されている。なお、オンチップアンテナAには、接続用のバンプB、Bを介して外部アンテナAo を付加して接続することができ、外部アンテナAo にも、共振用のコンデンサCo が並列接続されている。ただし、オンチップアンテナA、外部アンテナAo の非接地側の一端は、電源部11、出力部15に個別に導かれている。
電源部11において、オンチップアンテナA、外部アンテナAo の非接地側の一端は、それぞれ整流用のダイオードD1 を介して共通に接続されている。ダイオードD1 、D1 の出力側には、平滑用のコンデンサC1 が接続され、内部電源Vが出力されている。
クロック発生部12は、クロック発振回路12aに対し、分周回路12b、モノマルチバイブレータ12cを付設して構成されている。クロック発振回路12aの出力は、内部クロックSc として、また、分周回路12bの出力は、分周クロックSc1として、それぞれ出力部15のセレクタ15bに個別に分岐入力されており、モノマルチバイブレータ12cの出力は、タイミングクロックSc2として、出力部15のレジスタ15aに入力されている。
書込部13は、外部のリーダライタからの光信号S2 を受光する受光素子PDに対し、増幅器13a、ゲート回路13b、分離回路13c、シフトレジスタ13d、オーバフロー検出回路13eをこの順に縦続して構成されている。分離回路13cの別の出力は、シフトレジスタ13d、オーバフロー検出回路13eに分岐接続されており、オーバフロー検出回路13eの出力は、ゲート回路13bの他、メモリ部14のメモリ14aに個別に接続されている。なお、受光素子PDは、たとえばフォトダイオードまたはフォトトランジスタである。
シフトレジスタ13dの別の出力は、メモリ14aに接続され、メモリ14aの出力は、出力部15のレジスタ15aに接続されている。レジスタ15aの出力は、セレクタ15bを介して、たとえばFETのようなスイッチング素子Tのゲートに接続されており、スイッチング素子Tのカソード側は接地され、アノード側は、個別の抵抗R5 、R5 を介し、オンチップアンテナA、外部アンテナAo の非接地側の一端に接続されている。
書込部13の分離回路13cは、受光素子PD、増幅器13a、ゲート回路13bを介して到達する外部からの光信号S2 と同一波形の電気信号S2aを適切に信号処理することにより、光信号S2 に重畳されているクロック信号CLを分離して出力する。
分離回路13cの構成は、たとえば図3(A)のとおりである。分離回路13cは、直列コンデンサC1a、波形整形回路13c1 、積分回路13c2 、波形整形回路13c3 、ゲート回路13c4 を縦続するクロック信号CL側の分枝と、直列コンデンサC1b、検波回路13c5 、波形整形回路13c6 を縦続するデータ信号Da 側の分枝とを備えている。なお、ゲート回路13c4 は、NANDゲートをフリップフロップ形に組み合わせ、図3(B)の真理値表に従って動作する。
ICチップ10は、たとえば0.5mm角のシリコンチップとして形成することができる(図4)。ただし、図4(B)は、同図(A)のX−X線矢視相当断面図である。
ICチップ10は、シリコンベース21上に必要な集積回路22を形成し、たとえばポリイミドからなる絶縁層23をシリコンベース21の上面に付設した上、絶縁層23上にオンチップアンテナA、バンプB、Bを形成して構成されている。ただし、オンチップアンテナAは、キャリヤ電波S1 の代表周波数2.45GHz 帯用として好適な3巻のループアンテナが例示されており、絶縁層23上に金属メッキ層として形成されている。また、絶縁層23の一部には、集積回路22に含まれる受光素子PDに光信号S2 を効率よく到達させるために、凸レンズ状の透光部24が形成されている。
かかるICチップ10の作動は、次のとおりである。
メモリ部14のメモリ14aにデータが書き込まれていないとき、外部のリーダライタからのキャリヤ電波S1 がオンチップアンテナA、外部アンテナAo の一方または双方に到達すると(図5の最上段)、電源部11は、ダイオードD1 、D1 を介してキャリヤ電波S1 を整流し、内部電源Vを作ることができる。なお、キャリヤ電波S1 は、周波数10MHz 〜70GHz 程度の無変調波である。そこで、クロック発生部12は、内部電源Vによって作動し、クロック発振回路12aは、付属の分周回路12b、モノマルチバイブレータ12cとともに、内部クロックSc 、分周クロックSc1、タイミングクロックSc2の各信号を生成して出力部15に出力することができる。
つづいて、各データDにクロック信号CLを前置して重畳する光信号S2 を外部のリーダライタから書込部13の受光素子PDに入光させる(図6の最上段)。ただし、光信号S2 は、赤外線光とし、たとえばクロック信号CLの部分の副搬送周波数fc ≧500kHz とし、データD=1の部分の副搬送周波数fd ≦fc /10とすることが好ましい。また、データD=0の部分は、光信号S2 を消滅させるものとする。光信号S2 は、書込部13の増幅器13a、ゲート回路13bを経て、光信号S2 と同一波形の電気信号S2aとして分離回路13cに到達する。
そこで、図3(A)の分離回路13cのデータ信号Da 側の分枝では、直列コンデンサC1bを介して電気信号S2aの直流分をカットし、出力側に図示しない平滑コンデンサを有する検波回路13c5 を介して検波する結果、光信号S2 のクロック信号CLの部分、データD=1の部分に対してHレベル、データD=0の部分に対してLレベルをとる電気信号S2bが得られ(図6の第2段)、コンパレータを含む波形整形回路13c6 を介して電気信号S2bを波形整形することにより、データ信号Da を作ることができる(同図の第3段)。ただし、電気信号S2bは、光信号S2 のデータD=1の部分に対し、脈動する交流成分を含んでいる。
一方、分離回路13cのクロック信号CL側の分枝では、直列コンデンサC1a、波形整形回路13c1 、積分回路13c2 を経由させることにより、光信号S2 のデータD=1の部分に対し、積分回路13c2 の積分時定数に応じて漸増する電気信号S2cを作り(図6の第4段)、コンパレータを含む波形整形回路13c3 を介し、光信号S2 のデータD=1の部分に対してのみHレベルとなる電気信号S2dに変換することができる(同図の第5段)。なお、電気信号S2cは、光信号S2 のクロック信号CLの部分に対し、積分回路13c2 の時定数が十分長いため、波形整形回路13c3 を通過しない微少な振動成分を含んでいる。
クロック信号CL側の分枝の最終段のゲート回路13c4 は、以上のようにして作られるデータ信号Da 、電気信号S2dを入力すると、図3(B)の真理値表に従い、クロック信号CLを分離して出力することができる(図6の最下段)。なお、クロック信号CLの立上りは、ゲート回路13c4 により、電気信号S2dの立上り、データ信号Da の立下りが条件となっている。よって、書込部13のシフトレジスタ13dは、分離回路13cからのクロック信号CLの立上りごとに、クロック信号CLに従って分離回路13cからのデータ信号Da を読み取ることにより、光信号S2 のデータDをシリアルに読み取り、記憶することができる。
シフトレジスタ13dは、所定量のデータDを記憶すると、オーバフロー信号Sf を発生する。そこで、オーバフロー検出回路13eは、メモリ部14のメモリ14aに対して書込信号Sw を送出し、シフトレジスタ13d内のデータDをメモリ14aに書き込んで記憶させるとともに、ゲート回路13bにゲート信号Sg を送出し、ゲート回路13bを閉じて以後の電気信号S2aの出力を阻止することができる。すなわち、メモリ部14のメモリ14aは、ゲート回路13bを介し、書込み不能にブロックされる。なお、メモリ14aは、不揮発性メモリであり、外部からのキャリヤ電波S1 が消失して内部電源Vが喪失しても、内部のデータDをそのまま保持して待機する。
次に、外部からのキャリヤ電波S1 がオンチップアンテナA、外部アンテナAo に到達すると(図5)、出力部15のレジスタ15aは、クロック発生部12からのタイミングクロックSc2に従ってメモリ14a内のデータDをシリアルに読み出し、セレクタ15bに送出する。なお、クロック発生部12の分周回路12bは、クロック発振回路12aからの内部クロックSc を数分の1ないし数10分の1に分周して分周クロックSc1を作り、モノマルチバイブレータ12cは、分周クロックSc1の立下りに対応してタイミングクロックSc2を作るものとする(同図の第2〜4段)。
一方、セレクタ15bは、分周クロックSc1がLレベルのとき、内部クロックSc をそのまま出力し、分周クロックSc1がHレベルのとき、レジスタ15aからのデータDを出力するように作動し、データ信号Db を作ってスイッチング素子Tに送出する(図5の第6段)。そこで、セレクタ15bは、データ信号Db に従ってスイッチング素子Tを開閉することができる。
スイッチング素子Tは、抵抗R5 、R5 を介してオンチップアンテナA、外部アンテナAo の負荷インピーダンスを変動させ、データ信号Db に従ってキャリヤ電波S1 を負荷変調する(図5の最下段)。そこで、リーダライタは、キャリヤ電波S1 を介してメモリ14a内のデータDを読み取ることができる。負荷変調されたキャリヤ電波S1 は、各データDごとに内部クロックSc の所定数のパルスを前置する信号波形となっているからである。
リーダライタは、たとえば書込部13の分離回路13cに類似する復調回路30を利用して、負荷変調されたキャリヤ電波S1 に含まれる各データDを読み取ることができる(図7)。復調回路30は、検波回路31に対し、直列コンデンサC2 、増幅器32、積分回路33、波形整形回路34を縦続するクロック信号CL1 側の分枝と、波形整形回路35だけのデータ信号Da1側の分枝とを接続して構成されている。
検波回路31の出力には、キャリヤ電波S1 を検波することにより、分離回路13cの電気信号S2bと類似の電気信号S1aが得られ(図8の第2段)、それを波形整形してデータ信号Da1が得られる(同図の第3段)。一方、増幅器32の出力側には、電気信号S1aの交流成分を増幅して電気信号S1bが得られ(同図の第4段)、積分回路33の出力側には、分離回路13cの電気信号S2cと類似の電気信号S1cが得られる(同図の第5段)。そこで、コンパレータを含む波形整形回路34の出力側には、クロック信号CL1 が得られ、クロック信号CL1 の各立上りに対応してデータ信号Da1を読み取ることにより、キャリヤ電波S1 に含まれる各データDをシリアルに読み取ることができる。ただし、図8は、各信号波形を単なる模式図として図示している。
以上の説明において、外部アンテナAo は、必要に応じて使用すればよい。そこで、オンチップアンテナAのみを使用すると、キャリヤ電波S1 の周波数がオンチップアンテナAの共振周波数の近傍に限定されることになるが、このときのリーダライタは、キャリヤ電波S1 の周波数をスイープさせ、最適の周波数によりデータDの読出しを実行するように構成してもよい。
また、ゲート回路13bは、たとえばゲート信号Sg によって溶断するヒューズを組み込み、ゲート信号Sg によりヒューズを溶断させてゲート回路13bをハードウェア的に閉じ、再び開くことがないように構成するとよい。このときのメモリ14aは、ゲート回路13bを介して確実にブロックされるため、再書込み可能なフラッシュメモリであってもよい。ただし、メモリ14aは、記憶中のデータDの改変が生じないように、再書込み不能なフラッシュメモリ、ヒューズメモリ、アンチヒューズメモリなどを使用することが好ましい。
全体構成ブロック系統図 詳細ブロック系統図 図2の要部ブロック説明図 全体構成模式説明図 動作説明線図(1) 動作説明線図(2) リーダライタの要部ブロック系統図 動作説明線図(3)
符号の説明
A…オンチップアンテナ
Ao …外部アンテナ
B…バンプ
V…内部電源
D…データ
S1 …キャリヤ電波
S2 …光信号
Sc …内部クロック
CL…クロック信号
11…電源部
12…クロック発生部
12a…クロック発振回路
13…書込部
14…メモリ部
15…出力部

特許出願人 株式会社 エフ・イー・シー
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (6)

  1. 外部からのキャリヤ電波を利用して内部電源を作る電源部と、クロック発振回路により内部クロックを生成するクロック発生部と、メモリ部と、該メモリ部のデータをシリアルに読み出し、各データに内部クロックを前置してキャリヤ電波を負荷変調する出力部とを備えてなる識別用のICチップ。
  2. 各データにクロック信号を前置して重畳する外部からの光信号を受光し、光信号から分離するクロック信号に従ってデータをシリアルに読み取り、前記メモリ部に記憶させる書込部を付設することを特徴とする請求項1記載の識別用のICチップ。
  3. 前記書込部は、データのオーバフローを検出して前記メモリ部を書込み不能にブロックすることを特徴とする請求項2記載の識別用のICチップ。
  4. 前記出力部に接続するオンチップアンテナには、外部アンテナを接続するバンプを付設することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の識別用のICチップ。
  5. クロック発振回路により内部クロックを生成し、メモリ部に記憶されているデータをシリアルに読み出し、各データに内部クロックを前置して外部からのキャリヤ電波を負荷変調することを特徴とする識別用のICチップにおけるデータの読出し方法。
  6. 各データにクロック信号を前置して重畳する外部からの光信号を受光し、光信号から分離するクロック信号に従ってデータをシリアルに記憶し、記憶されたデータをメモリ部に書き込んでメモリ部を書込み不能にブロックすることを特徴とする識別用のICチップにおけるデータの書込み方法。
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