JP2009009019A - ソースドライバ、電気光学装置、投写型表示装置及び電子機器 - Google Patents

ソースドライバ、電気光学装置、投写型表示装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 転送すべきデータ量の増大を最小限に抑え、端子数の増加を抑えながら大容量の画像データを受信できるソースドライバ等を提供する。
【解決手段】 電気光学装置のソース線を駆動するためのソースドライバ30は、画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングのいずれかが伝送される伝送線を介して画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングを受信するための受信回路300と、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングに同期して前記画像データに基づいてソース線を駆動するソース線駆動回路310とを含む。受信回路300は、受信データと、所与の垂直同期タイミング指定データ又は所与の水平同期タイミング指定データとを比較する。垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データと一致した受信データにより、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングが指定される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ソースドライバ、電気光学装置、投写型表示装置及び電子機器に関する。
液晶表示(Liquid Crystal Display:LCD)パネルの画面サイズの拡大化や高精細化に伴い、画像データの大容量化が進んでいる。そのため、LCDパネルを駆動するソースドライバ(駆動回路)による画像データの転送速度の高速化が求められている。画像データの転送速度の高速化を目的としたソースドライバには、いわゆる差動信号線を用いた高速シリアル転送方式が採用され、このソースドライバは、ホスト又は表示コントローラからの画像データや表示タイミング信号を受け取る。
このような高速シリアル転送方式が採用されたソースドライバは、例えば特許文献1に開示されているように、差動信号線を介した差動インタフェース(InterFace:I/F)を有する。特許文献1では表示タイミングがタイミングコントローラにより指定されるが、例えば特許文献2に開示されているように、専用のクロック回線が設けられパケット化されたデータを送受信したり、例えば特許文献3に開示されているように垂直同期信号、水平同期信号自体を、差動信号線を伝送させるための差動信号により表される差動データに変換して送受信したりする。また、例えば特許文献4には、シリアルプロトコルを用いて画像データとクロックとを符号化する発明が記載されている。
その他に、垂直同期信号、水平同期信号が伝送される信号線をCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)駆動して、差動データとは別系統で、垂直同期信号、水平同期信号をCMOS信号として送る場合もある。或いはまた、画像データに付加したビットに、垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブル又はパリティ等のデータを設定する場合もある。
特開2005−257854号公報 特開2005−165273号公報 特開2002−175065号公報 特開2005−326805号公報
しかしながら、パケット化されたデータの送受信を行う場合や画像データに付加ビットを追加する場合、伝送すべきデータ量が多くなるという問題がある。また、垂直同期信号等を差動データに変換して送受信する場合、画像データを差動データに変換する回路の他に、垂直同期信号等を差動データに変換する回路が必要になるという問題がある。更に、垂直同期信号等を差動データとは別系統で伝送する場合、CMOS信号のタイミングと差動信号のタイミングのズレを合わせるのが困難となり、EMI(Electro Magnetic Interference)発生の要因や垂直同期信号等が入力される端子数の増加を招く。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、転送すべきデータ量の増大を最小限に抑えると共に、端子数の増加を抑えながら大容量の画像データを受信できるソースドライバ、これを含む電気光学装置、投写型表示装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
電気光学装置のソース線を駆動するためのソースドライバであって、
画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングのいずれかが伝送される伝送線を介して画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングを受信するための受信回路と、
前記垂直同期タイミング又は前記水平同期タイミングに同期して前記画像データに基づいて前記ソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
前記受信回路が、
前記受信回路の受信データと、所与の垂直同期タイミング指定データ又は所与の水平同期タイミング指定データとを比較し、
前記垂直同期タイミング指定データ又は前記水平同期タイミング指定データと一致した前記受信データにより、前記垂直同期タイミング又は前記水平同期タイミングが指定されるソースドライバに関係する。
本発明によれば、画像データと同じ伝送路で垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データを伝送させることで、ソースドライバのI/F回路の回路規模を増大させることなく、垂直同期信号や水平同期信号が入出力される端子を削減できるようになる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記受信データと前記垂直同期タイミング指定データとの一致を検出後にカウント動作を開始する第1のカウンタを有し、
前記第1のカウンタのカウント値が、走査ライン数に対応するデータの受信カウント数以下の第1のカウント値となるまで、前記受信データと前記垂直同期タイミング指定データとの比較結果をマスクすることができる。
本発明によれば、伝送路に重畳されるノイズにより、誤って垂直同期タイミングであることを検出してしまう事態を回避できる上に、無駄な比較処理を省略して低消費電力化を図ることができるようになる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記受信データと前記水平同期タイミング指定データとの一致を検出後にカウント動作を開始する第2のカウンタを有し、
前記第2のカウンタのカウント値が、水平画素数に対応するデータの受信カウント数以下の第2のカウント値となるまで、前記受信データと前記水平同期タイミング指定データとの比較結果をマスクすることができる。
本発明によれば、伝送路に重畳されるノイズにより、誤って水平同期タイミングであることを検出してしまう事態を回避できる上に、無駄な比較処理を省略して低消費電力化を図ることができるようになる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記受信データが前記垂直同期タイミング指定データと所定回数連続して一致したことを条件に、前記受信データにより、前記垂直同期タイミングが指定されてもよい。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記受信データが前記水平同期タイミング指定データと所定回数連続して一致したことを条件に、前記受信データにより、前記水平同期タイミングが指定されてもよい。
上記のいずれかの発明によれば、垂直同期タイミングや水平同期タイミングを誤って検出してしまう事態をより一層低減できるようになる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記伝送線を伝送されるデータが、
画像データが指定される画像データフィールドと、前記垂直同期タイミング、前記水平同期タイミング及びパリティデータが指定されるフラグフィールドとを有することができる。
また本発明に係るソースドライバでは、更に、
前記フラグフィールド内に、ドライバを制御するためのコマンドが指定される領域を有することができる。
上記のいずれかの発明によれば、端子数の増加を抑えながら、簡素な構成で垂直同期タイミングや水平同期タイミングを検出できる上に、ソースドライバのコマンドを設定でき、転送すべきデータ量の増大を最小限に抑えることができる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記垂直同期タイミング指定データが設定される垂直同期指定データ設定レジスタを含み、
前記受信回路が、
前記受信回路の受信データと、前記垂直同期指定データ設定レジスタの設定値とを比較することができる。
本発明によれば、垂直同期タイミング指定データとして任意のデータを指定でき、融通性のあるソースドライバを提供できる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記水平同期タイミング指定データが設定される水平同期指定データ設定レジスタを含み、
前記受信回路が、
前記受信回路の受信データと、前記水平同期指定データ設定レジスタの設定値とを比較することができる。
本発明によれば、水平同期タイミング指定データとして任意のデータを指定でき、融通性のあるソースドライバを提供できる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記垂直同期タイミング指定データが、
全ビットが0又は全ビットが1のスーパーホワイト領域又はスーパーブラック領域のデータであってもよい。
本発明によれば、簡素な構成で、端子を設けることなく、垂直同期タイミングを指定できるようになる。
また本発明に係るソースドライバでは、
前記水平同期タイミング指定データが、
全ビットが0又は全ビットが1のスーパーホワイト領域又はスーパーブラック領域のデータであってもよい。
本発明によれば、簡素な構成で、端子を設けることなく、水平同期タイミングを指定できるようになる。
また本発明は、
複数のゲート線と、
複数のソース線と、
各画素が、各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
前記複数のゲート線を走査するためのゲートドライバと、
前記複数のソース線を駆動するための上記のいずれか記載のソースドライバとを含む電気光学装置に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載のソースドライバを含む電気光学装置に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、転送すべきデータ量の増大を最小限に抑えると共に、端子数の増加を抑えながら大容量の画像データを受信できるソースドライバが適用される電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置と、
前記電気光学装置に光を入射するための光源と、
前記電気光学装置から出射される光を投写するための投写手段とを含む投写型表示装置に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載のソースドライバを含む投写型表示装置に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、転送すべきデータ量の増大を最小限に抑えると共に、端子数の増加を抑えながら大容量の画像データを受信できるソースドライバが適用される投写型表示装置を提供できる。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置と、
前記電気光学装置に対して画像データを供給する手段とを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載のソースドライバを含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、転送すべきデータ量の増大を最小限に抑えると共に、端子数の増加を抑えながら大容量の画像データを受信できるソースドライバが適用される電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 液晶装置の概要
図1に、本実施形態における液晶装置の構成の概要を示す。
液晶装置10は、表示コントローラ38、ソースドライバ30、LCDパネル20を含む。表示コントローラ38は、図示しないホストによって生成された階調データ(画像データ)を受け、該階調データを加工処理し、表示タイミングと共に加工処理後の階調データをソースドライバ30に供給する。ソースドライバ30は、表示コントローラ38からの表示タイミングに同期して、表示コントローラ38からの階調データに基づいてLCDパネル20の複数のソース線を駆動する。LCDパネル20は、複数のゲート線及び複数のソース線を有し、図示しないゲートドライバによって選択されたゲート線に接続される画素に、ソース線を介して駆動信号が印加される。
ここで、表示コントローラ38は、1画素(又は1画素を構成する1ドット)分のデータサイズがB(Bは2以上の整数)ビットの階調データを受け取り、1画素(又は1画素を構成する1ドット)分のデータサイズがB(1<B<B、Bは2以上の整数)ビットの階調データをソースドライバ30に供給する。即ち、ソースドライバ30は、1画素(又は1画素を構成する1ドット)分のデータサイズがBビットの階調データに基づいてLCDパネル20のソース線を駆動する。
従って、表示コントローラ38では、ホストから指定されたBビットの階調データを、LCDパネル20の製造ばらつきに起因した表示ムラ等が解消できるように他の階調データに変換してソースドライバ30に供給できる。即ち、表示コントローラ38では、2B1階調の階調データのうち、LCDパネル20の特性に応じて2B2(<2B1)階調のうちのいずれかを選択すればよい。これにより、ホスト及びソースドライバ30は、LCDパネル20の特性のばらつきを考慮することなく動作させることができる。
そして、本実施形態では、表示コントローラ38とソースドライバ30との間では、差動信号線を介して、階調データと表示タイミングとが差動データとして送受信される。これにより、階調データと表示タイミングとを別途の経路で送受信する場合に比べてタイミングのズレを考慮する必要がなくなる上に、EMI発生の要因を削減し、且つソースドライバ30や表示コントローラ38の端子数を減らすことができるようになる。
図2に、図1の表示コントローラ38の構成例のブロック図を示す。
表示コントローラ38は、ホストインタフェース(InterFace:I/F)200と、階調データ変換回路210と、フレームメモリ220と、表示タイミング生成回路230と、垂直同期タイミングデータ生成回路240と、水平同期タイミングデータ生成回路250と、ドライバI/F260とを含む。
ホストI/F200は、図示しないホスト及び表示コントローラ38との間に接続された信号線を介して入出力される信号のインタフェース処理を行う。
階調データ変換回路210は、1画素(又は1画素を構成する1ドット)分のデータサイズがBビットの階調データを、1画素(又は1画素を構成する1ドット)分のデータサイズがBビットの階調データに変換する。この変換処理は、ホスト等によって、入力されたBビットの階調データを所与のBビットの階調データに変換するように指定されている。
フレームメモリ220には、階調データ変換回路210によって変換された階調データが格納される。フレームメモリ220は、少なくとも1垂直走査分の階調データを格納し、差動信号線を介してソースドライバ30に対して階調データを順次出力する。
表示タイミング生成回路230は、ホストI/F200を介してホストから指定された垂直同期タイミングや水平同期タイミングに基づいて、表示コントローラ38がソースドライバ30に出力する画像の表示タイミングを生成する。
垂直同期タイミングデータ生成回路240は、表示タイミング生成回路230によって生成された表示タイミングのうち垂直同期タイミングに対応して予め決められた垂直同期タイミング指定データを生成する。垂直同期タイミング指定データとして、1画素(又は1ドット)当たりBビットの階調データのうち、階調データ変換回路210によって1画素(又は1ドット)当たりBビットの階調データに変換されないBビットの階調データが割り当てられる。このような垂直同期タイミング指定データとして、表示画像の画質にほとんど影響を与えない、全ビットが0又は全ビットが1のスーパーブラック領域(スーパーホワイト領域)の階調データを採用できる。
水平同期タイミングデータ生成回路250は、表示タイミング生成回路230によって生成された表示タイミングのうち水平同期タイミングに対応して予め決められた水平同期タイミング指定データを生成する。水平同期タイミング指定データとして、1画素(又は1ドット)当たりBビットの階調データのうち、階調データ変換回路210によって1画素(又は1ドット)当たりBビットの階調データに変換されないBビットの階調データが割り当てられる。このような水平同期タイミング指定データとして、表示画像の画質にほとんど影響を与えない、全ビットが0又は全ビットが1のスーパーブラック領域(スーパーホワイト領域)の階調データを採用できる。垂直同期タイミング指定データとしてスーパーブラック領域の階調データが採用された場合、水平同期タイミング指定データとしてスーパーホワイト領域の階調データが採用される。垂直同期タイミング指定データとしてスーパーホワイト領域の階調データが採用された場合、水平同期タイミング指定データとしてスーパーブラック領域の階調データが採用される。
ドライバI/F260は、ソースドライバ30との間に設けられた差動信号線を介して、垂直同期タイミング指定データ、水平同期タイミング指定データ、フレームメモリ220から読み出された階調データを送信する処理を行う。
図3に、本実施形態におけるスーパーホワイト領域及びスーパーブラック領域の階調データの説明図を示す。図3において、Bが「12」、Bが「10」であるものとする。
表示コントローラ38では、LCDパネル20の液晶素子のばらつきや光学特性を製品毎に揃えるための処理を行う。そこで、階調データ変換回路210は、割り当て表P1に示すように、1画素(又は1ドット)当たりのデータサイズがBビットの階調データを出力するが、Bビットの各階調データには、Bビットの変換前の階調データが割り当てられている。この割り当て方法は、ホスト等により、LCDパネル20の特性に応じた制御レジスタへの設定値により指定される。
この際、B>Bであるため、Bビットの階調データの全部がBビットの階調データのいずれかに割り当てることはない。そこで、垂直同期タイミングデータ生成回路240及び水平同期タイミングデータ生成回路250は、この割り当てられなかったBビットの階調データのいずれかを垂直同期タイミング指定データ及び水平同期タイミング指定データとして用いる。
特に、特性を揃えるための割り当て表P1に従った階調データの選択の仕方として、LCDパネル20の最高性能を引き出すような階調データが選択されない。即ち、スーパーホワイト領域やスーパーブラック領域と呼ばれる領域は、階調データの違いによる画質への影響が小さく、この領域の階調データが用いられることは稀である。例えば、1画素を構成する色成分間のばらつきを補正するために、全ビットが「0」又は全ビットが「1」の階調データを選択してしまうと、階調の補正範囲が制限されるため、全ビットが0又は全ビットが1スーパーブラック領域(スーパーホワイト領域)の階調データが採用されることはない。
そこで、本実施形態では、このような階調データを、垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データとして採用することで、階調データと同じ伝送路を介して表示タイミングをソースドライバ30に供給するようにしている。この結果、ソースドライバ30や表示コントローラ38の差動I/Fの回路規模を増大させることなく、垂直同期信号や水平同期信号が入出力される端子を削減できるようになる。
2. ソースドライバの概要
図4に、図1のソースドライバ30の構成要部のブロック図を示す。
図4では、ドットクロックが伝送される1対の差動信号線と、6ビットの階調データが伝送される6対の差動信号線を介して表示コントローラ38とソースドライバ30とが接続される。
ソースドライバ30は、受信回路300、ソース線駆動回路310を含む。受信回路300は、階調データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングのいずれかが伝送される伝送線である差動信号線を介して階調データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングを受信する処理を行う。ソース線駆動回路310は、受信回路300により受信された垂直同期タイミング又は水平同期タイミングに同期して、受信回路300により受信された階調データに基づいてLCDパネル20のソース線を駆動する。
受信回路300は、レシーバ回路302と、シリアル/パラレル(Serial to Parallel:S/P)変換回路304とを含む。レシーバ回路302は、表示コントローラ38のドライバI/F260のトランスミッタによって差動信号線を介して送信された差動信号を受信する。S/P変換回路304は、レシーバ回路302によって受信されたシリアルデータをパラレルデータに変換する。より具体的には、S/P変換回路304は、レシーバ回路302によって受信されたクロックを用いて、レシーバ回路302によって受信されたデータをパラレルデータに変換する。
例えば、図5に示すように、ドットクロックの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジで、それぞれ6ビットの階調データが取り込まれ、S/P変換回路304において12ビットのパラレルデータに変換される。
そして、ソースドライバ30では、受信回路300の受信データと、所与の垂直同期タイミング指定データ又は所与の水平同期タイミング指定データとを比較し、垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データと一致した受信データにより、前記垂直同期タイミング又は水平同期タイミングが指定される。このため、ソースドライバ30は、垂直同期タイミング比較回路330、水平同期タイミング比較回路340を含むことができる。
垂直同期タイミング比較回路330は、S/P変換回路304によって変換されたパラレルデータである受信回路300の受信データと、所与の垂直同期タイミング指定データとを比較する。そして、両データが一致したとき、垂直同期タイミング比較回路330は、垂直同期信号VSYNCのパルスを出力する。この垂直同期信号VSYNCのパルスは、1垂直走査期間を規定する。垂直同期タイミング指定データは、図3に示すように、予め表示コントローラ38の垂直同期タイミングデータ生成回路240で指定された、いわゆるスーパーホワイト領域(スーパーブラック領域)のBビットのデータである。そのため、ソースドライバ30は、更に垂直同期指定データ設定レジスタ332を有し、ホスト又は表示コントローラ38からのレジスタアクセスによって、該レジスタに垂直同期タイミング指定データが設定されるようになっている。
水平同期タイミング比較回路340は、S/P変換回路304によって変換されたパラレルデータである受信回路300の受信データと、所与の水平同期タイミング指定データとを比較する。そして、両データが一致したとき、水平同期タイミング比較回路340は、水平同期信号HSYNCのパルスを出力する。この水平同期信号HSYNCのパルスは、1水平走査期間を規定する。水平同期タイミング指定データは、図3に示すように、予め表示コントローラ38の水平同期タイミングデータ生成回路250で指定された、いわゆるスーパーホワイト領域(スーパーブラック領域)のBビットのデータである。そのため、ソースドライバ30は、更に水平同期指定データ設定レジスタ342を有し、ホスト又は表示コントローラ38からのレジスタアクセスによって、該レジスタに水平同期タイミング指定データが設定されるようになっている。
なお、垂直同期タイミング比較回路330は、受信回路300の受信データが垂直同期タイミング指定データと所定回数(例えば10回)連続して一致したことを条件に、該受信データにより、垂直同期タイミングを指定することが望ましい。こうすることで、差動信号線上に重畳したノイズにより受信データが変化した場合であっても、誤って垂直同期タイミングを指定してしまう事態を大幅に削減できる。
また、水平同期タイミング比較回路340は、受信回路300の受信データが水平同期タイミング指定データと所定回数(例えば10回)連続して一致したことを条件に、該受信データにより、水平同期タイミングを指定することが望ましい。こうすることで、差動信号線上に重畳したノイズにより受信データが変化した場合であっても、誤って水平同期タイミングを指定してしまう事態を大幅に削減できる。
なお、受信データと垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データとが所定回数連続して一致したことを条件に垂直同期タイミング又は水平同期タイミングが指定される場合、垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データを、上記の所定回数のうちの少なくとも1回だけ垂直同期タイミング指定データ又は水平同期タイミング指定データを変更してデータをローテーションさせてもよい。例えば、垂直同期タイミング指定データが「11・・・111」であり、所定回数が10回である場合、10回のうち1回だけ垂直同期タイミング指定データを「11・・・110」してもよい。こうすることで、垂直同期タイミング比較回路330又は水平同期タイミング比較回路340の比較結果を用いた場合でも、誤って垂直同期タイミング又は水平同期タイミングを指定してしまう事態をより一層減少させることができるようになる。
更にソースドライバ30では、以下のように垂直同期タイミング比較回路330の比較結果をマスクすることで、低消費電力化を図ることができる。
即ち、ソースドライバ30は、第1のカウンタ350を含むことができる。第1のカウンタ350は、受信回路300の受信データと垂直同期タイミング指定データとの一致を検出後にカウント動作を開始する。そして、第1のカウンタ350のカウント値が、走査ライン数に対応するデータの受信カウント数以下の第1のカウント値となるまで、受信データと垂直同期タイミング指定データとの比較結果をマスクする。
図6に、垂直同期タイミング比較回路330の動作例のタイミング図を示す。
垂直同期タイミング比較回路330は、受信回路300の受信データと垂直同期指定データ設定レジスタ332に設定された垂直同期タイミング指定データとの一致を検出したとき、垂直同期信号VSYNCのパルスを発生させる。そして、第1のカウンタ350は、この垂直同期信号VSYNCの例えば立ち上がりエッジを基準にカウント動作を開始して、そのカウント値を例えば水平同期信号HSYNCで規定される水平走査期間毎にカウントアップさせる。
第1のカウンタ350は、そのカウント値と所与の第1のカウント値とを比較し、両者の値が一致するまで垂直同期タイミング比較回路330の比較結果をマスクする制御を行う。第1のカウント値は、LCDパネル20の走査ライン数分の階調データを受信したときの第1のカウンタ350の受信カウント数以下の値であることが望ましい。
こうすることで、第1のカウンタ350のカウント値が、垂直同期信号VSYNCの立ち上がりエッジを基準にLCDパネル20の走査ライン数に対応した受信カウント数となるまでは、受信回路300の受信データはLCDパネル20の表示画像の階調データであるため、垂直同期信号に対応したデータが受信されることはなく、少なくとも該受信カウント数となる直前から比較処理を開始させることで無駄な比較処理を行わなくて済む。また、差動信号線に重畳されるノイズにより、誤って垂直同期タイミングであることを検出してしまう事態を回避できるようになる。
このため、垂直同期信号VSYNCの立ち上がりエッジを基準に、第1のカウンタ350のカウント値が第1のカウント値となるまでは垂直同期タイミング比較回路330の比較結果のマスク期間となり、その後、次の垂直走査期間における垂直同期信号VSYNCの立ち上がりエッジまで垂直同期タイミング比較回路330の比較結果の非マスク期間とすることができる。
またソースドライバ30では、以下のように水平同期タイミング比較回路340の比較結果をマスクすることで、低消費電力化を図ることができる。
図7に、水平同期タイミング比較回路340の動作例のタイミング図を示す。
水平同期タイミング比較回路340は、受信回路300の受信データと水平同期指定データ設定レジスタ342に設定された水平同期タイミング指定データとの一致を検出したとき、水平同期信号HSYNCのパルスを発生させる。そして、第2のカウンタ360は、この水平同期信号HSYNCの例えば立ち上がりエッジを基準にカウント動作を開始して、そのカウント値を例えばドットクロック毎にカウントアップさせる。
第2のカウンタ360は、そのカウント値と所与の第2のカウント値とを比較し、両者の値が一致するまで水平同期タイミング比較回路340の比較結果をマスクする制御を行う。第2のカウント値は、LCDパネル20の水平画素数分の階調データを受信したときの第2のカウンタ360の受信カウント数以下の値であることが望ましい。
こうすることで、第2のカウンタ360のカウント値が、水平同期信号HSYNCの立ち上がりエッジを基準にLCDパネル20の水平画素数に対応した受信カウント数となるまでは、受信回路300の受信データはLCDパネル20の表示画像の階調データであるため、水平同期信号に対応したデータが受信されることはなく、少なくとも該受信カウント数となる直前から比較処理を開始させることで無駄な比較処理を行わなくて済む。また、差動信号線に重畳されるノイズにより、誤って水平同期タイミングであることを検出してしまう事態を回避できるようになる。
このため、水平同期信号HSYNCの立ち上がりエッジを基準に、第2のカウンタ360のカウント値が第2のカウント値となるまでは水平同期タイミング比較回路340の比較結果のマスク期間となり、その後、次の水平走査期間における水平同期信号HSYNCの立ち上がりエッジまで水平同期タイミング比較回路340の比較結果の非マスク期間とすることができる。
次に、本実施形態における差動信号線を伝送される差動データのデータフォーマットについて説明する。
図8(A)、図8(B)、図8(C)に、本実施形態において差動信号線を伝送される差動データのデータフォーマットの説明図を示す。
図8(A)はVSYNC指定データのフォーマットの一例を表し、図8(B)はHSYNC指定データのフォーマットの一例を表し、図8(C)はVSYNC/HSYNC指定データのフォーマットの一例を表す。
各指定データは、12ビット毎に10回の送信でソースドライバ30に送られるようになっている。各指定データのフォーマットでは、Vフィールド、Hフィールド、Cフィールド、Dフィールド、Pフィールドが規定されている。Vフィールドには、垂直同期タイミング指定データが設定される。Hフィールドには、水平同期タイミング指定データが設定される。Cフィールドには、ソースドライバ30を制御するためのコマンドデータが設定される。Dフィールドには、データが入力される。Pフィールドには、パリティチェックを行うためのパリティデータが互いにビット反転されて2回に亘って入力される。
Dフィールドを、LCDパネル20の画像データが指定される画像データフィールドということができる。また、Vフィールド、Hフィールド、Cフィールド及びPフィールドを、垂直同期タイミング、水平同期タイミング及びパリティデータが指定されるフラグフィールドということができる。従って、このフラグフィールド内に、ソースドライバ30を制御するためのコマンドが指定される領域が設けられている。
垂直同期タイミング比較回路330は、図8(A)〜図8(C)に示すデータフォーマットのPフィールドのパリティデータに基づいてエラーがないと判別されたことを条件に、Vフィールドの12ビットのデータが、垂直同期タイミング指定データか否かを検出できる。
水平同期タイミング比較回路340は、図8(A)〜図8(C)に示すデータフォーマットのPフィールドのパリティデータに基づいてエラーがないと判別されたことを条件に、Hフィールドの12ビットのデータが、水平同期タイミング指定データか否かを検出できる。
こうして、ソースドライバ30は、図8(A)〜図8(C)に示すVSYNC指定データ、HSYNC指定データ又はVSYNC/HSYNC指定データを判別する。そして、例えばHSYNC指定データであることが判別されたとき、該HSYNC指定データのパリティデータの直後から、LCDパネル20の表示画像の階調データとして扱うようになっている。また、例えばVSYNC指定データであることが判別されたとき、該VSYNC指定データのパリティデータの直後から、LCDパネル20の表示画像の階調データとして扱うようになっている。
図9に、図8(A)〜図8(C)の差動データの入力例を示す。
例えば、まず、図8(A)に示すVSYNC指定データが入力された後、ダミーとして扱われる差動データが入力される。そして、ブランキング期間においても同様にVSYNC指定データが入力された後に、ダミーデータとして扱われる差動データが入力される。
その後、図8(B)に示すVSYNC/HSYNC指定データが入力された後に、階調データとして扱われる差動データが入力される。その後も同様にVSYNC/HSYNC指定データが入力された後に、階調データとして扱われる差動データが入力される。
そして、図8(C)に示すHSYNC指定データが入力された後に、階調データとして扱われる差動データが入力される。その後も同様に、HSYNC指定データが入力された後に、階調データとして扱われる差動データが入力される。
3. 具体的な構成例
次に、本実施形態におけるソースドライバが適用される液晶装置、電気光学装置、電子機器について説明する。
3.1. 液晶装置
図10に、本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶装置の構成の概要を示す。ここでは、アクティブマトリックス型の液晶装置について説明するが、他の液晶装置についても、本実施形態におけるソースドライバを適用できる。
以下では、液晶装置の液晶表示パネルをいわゆるマルチ駆動する例について説明するが、該液晶表示パネルをいわゆる非マルチ駆動であるノーマル駆動する場合にも本発明を適用できる。ここで、マルチ駆動とは、1出力当たりに複数のソース線の駆動信号が時分割多重された状態で駆動するマルチ駆動する方式をいい、非マルチ駆動とは、各出力に各ソース線の駆動信号を出力する駆動方式をいう。
液晶装置10は、LCDパネル(広義には表示パネル、更に広義には電気光学装置)20を含む。LCDパネル20は、高温ポリシリコン液晶パネルであり、例えばガラス基板上に形成される。このガラス基板上には、Y方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びるゲート線(走査線)GL1〜GLM(Mは2以上の整数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるソース線(データ線)SL1〜SLN(Nは2以上の整数)とが配置されている。LCDパネル20は、複数のソース線毎に設けられたデマルチプレクサDMPX〜DMPX(jは2以上の整数)を含み、ソースドライバのソース出力を分離して複数のソース線SL1〜SLNのそれぞれに駆動電圧を出力する。
ゲート線GLm(1≦m≦M、mは整数、以下同様。)とソース線SLn(1≦n≦N、nは整数、以下同様。)との交差位置に対応して、画素領域(画素)が設けられ、該画素領域に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す。)22mnが配置されている。
TFT22mnのゲートは、ゲート線GLmに接続されている。TFT22mnのソースは、ソース線SLnに接続されている。TFT22mnのドレインは、画素電極26mnに接続されている。画素電極26mnと、これに対向する対向電極28mnとの間に液晶(広義には電気光学素子)が封入され、液晶容量(広義には液晶素子)24mnが形成される。画素電極26mnと対向電極28mnとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。対向電極28mnには、対向電極電圧Vcomが供給される。
このようなLCDパネル20は、例えば画素電極及びTFTが形成された第1の基板と、対向電極が形成された第2の基板とを貼り合わせ、両基板の間に電気光学材料としての液晶を封入させることで形成される。
従って、LCDパネル20は、スイッチ素子としてのTFTを介してソース線と接続される画素電極を有するということができる。またLCDパネル20は、複数のソース線と、複数のスイッチ素子と、各画素電極が各ソース線と各スイッチ素子を介して接続される複数の画素電極とを有するということができる。
液晶装置10は、LCDパネル20を駆動する表示ドライバ(広義には駆動回路)90を含む。表示ドライバ90は、ソースドライバ30を含む。ソースドライバ30は、各ソース線に対応した画像データ(階調データ)に基づいて、LCDパネル20のソース線SL1〜SLNをマルチ駆動する制御を行う。即ち、ソースドライバ30は、複数のソース線に出力する駆動電圧を時分割多重してそれぞれソース電圧供給線SP1〜SPjに出力し、各ソース電圧供給線に接続されるLCDパネル20のデマルチプレクサが、ソースドライバ30から指定される分離タイミングでソース電圧供給線の駆動電圧を分離して複数のソース線に分配する。なお、図10では、デマルチプレクサがLCDパネル20に含まれているものとして説明するが、ソースドライバ30がデマルチプレクサDMPX〜DMPXを含んでもよい。
表示ドライバ90は、ゲートドライバ(広義には走査ドライバ)32を含むことができる。ゲートドライバ32は、1垂直走査期間内に、LCDパネル20のゲート線GL1〜GLMを走査する。表示ドライバ90は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32の少なくとも一方が省略された構成であってもよい。
液晶装置10は、電源回路100を含むことができる。電源回路100は、ソース線の駆動に必要な電圧を生成し、これらをソースドライバ30に対して供給する。電源回路100は、例えばソースドライバ30のソース線の駆動に必要な電源電圧VDDH、VSSHや、ソースドライバ30のロジック部の電圧を生成する。
また電源回路100は、ゲート線の走査に必要な電圧を生成し、これをゲートドライバ32に対して供給する。
更に電源回路100は、対向電極電圧Vcomを生成する。電源回路100は、ソースドライバ30によって生成された極性反転信号POLのタイミングに合わせて、高電位側電圧VCOMHと低電位側電圧VCOMLとを周期的に繰り返す対向電極電圧Vcomを、LCDパネル20の対向電極に出力する。
液晶装置10は、表示コントローラ38を含むことができる。表示コントローラ38は、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと略す。)等のホストにより設定された内容に従って、ソースドライバ30、ゲートドライバ32、電源回路100を制御する。例えば、表示コントローラ38は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32に対し、動作モードの設定、内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行う。このとき、表示コントローラ38とソースドライバ30とは差動信号線を介して接続されており、該差動信号線を介して動作モードの設定、内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行う。
なお図10では、液晶装置10に電源回路100又は表示コントローラ38を含めて構成するようにしているが、これらのうち少なくとも1つを液晶装置10の外部に設けて構成するようにしてもよい。或いは、液晶装置10に、ホストを含めるように構成することも可能である。
また、ソースドライバ30は、ゲートドライバ32及び電源回路100のうち少なくとも1つを内蔵してもよい。
更にまた、ソースドライバ30、ゲートドライバ32、表示コントローラ38及び電源回路100の一部又は全部をLCDパネル20上に形成してもよい。例えば図11では、LCDパネル20上に、表示ドライバ90(ソースドライバ30及びゲートドライバ32)が形成されている。このようにLCDパネル20は、複数のソース線と、複数のゲート線と、各スイッチ素子が複数のゲート線の各ゲート線及び複数のソース線の各ソース線とに接続された複数のスイッチ素子と、複数のソース線を駆動するソースドライバとを含むように構成することができる。LCDパネル20の画素形成領域80に、複数の画素が形成されている。
3.2 ゲートドライバ
図12に、図10又は図11のゲートドライバ32の構成例を示す。
ゲートドライバ32は、シフトレジスタ40、レベルシフタ42、出力バッファ44を含む。
シフトレジスタ40は、各フリップフロップが各ゲート線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ40は、クロック信号CPVに同期してスタートパルス信号STVをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CPVに同期して隣接するフリップフロップにスタートパルス信号STVをシフトする。ここで入力されるクロック信号CPVは水平同期信号(HSYNC)であり、スタートパルス信号STVは垂直同期信号(VSYNC)である。
レベルシフタ42は、シフトレジスタ40からの電圧のレベルを、LCDパネル20の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧のレベルにシフトする。
出力バッファ44は、レベルシフタ42によってシフトされた走査電圧をバッファリングしてゲート線に出力し、ゲート線を駆動する。パルス状の走査電圧の高電位側は選択電圧であり、走査電圧の低電位側は非選択電圧である。
なお、ゲートドライバ32は、図12のようにシフトレジスタを用いてゲート線を走査することなく、アドレスデコーダによるデコード結果に対応したゲート線を選択することで複数のゲート線を走査するようにしてもよい。
3.3 ソースドライバ
図13に、図10又は図11のソースドライバ30の詳細な構成例を示す。
ソースドライバ30は、受信回路51、I/Oバッファ50、表示メモリ52、ラインラッチ54、マルチ駆動制御回路55、多重化回路56、階調電圧発生回路58、DAC(Digital/Analog Converter)60、ソース線駆動回路62を含む。
ソースドライバ30には、表示コントローラ38から画像データとしての階調データDが差動信号線を介して入力される。
受信回路51は、図4の受信回路300、垂直同期タイミング比較回路330、垂直同期指定データ設定レジスタ332、水平同期タイミング比較回路340、水平同期指定データ設定レジスタ342、第1及び第2のカウンタ350、360の機能を有する。受信回路51で受信された階調データDは、I/Oバッファ50においてバッファリングされる。ドットクロック信号DCLKは、表示コントローラ38から供給される。
I/Oバッファ50は、表示コントローラ38又は図示しないホストによってアクセスされる。I/Oバッファ50にバッファリングされた階調データは、表示メモリ52に書き込まれる。また、表示メモリ52から読み出された階調データは、I/Oバッファ50でバッファリングされた後に、表示コントローラ38等に対して出力されるようになっている。
表示メモリ52は、各メモリセルが各ソース線に接続される各出力線に対応して設けられた複数のメモリセルを含む。各メモリセルは、ロウアドレス及びカラムアドレスによって特定される。また1走査ライン分の各メモリセルは、ラインアドレスによって特定される。
アドレス制御回路66は、表示メモリ52内のメモリセルを特定するためのロウアドレス、カラムアドレス及びラインアドレスを生成する。アドレス制御回路66は、階調データを表示メモリ52に書き込む際には、ロウアドレス及びカラムアドレスを生成する。即ち、I/Oバッファ50にバッファリングされた階調データが、ロウアドレス及びカラムアドレスによって特定される表示メモリ52のメモリセルに書き込まれる。
ロウアドレスデコーダ68は、ロウアドレスをデコードし、該ロウアドレスに対応した表示メモリ52のメモリセルを選択する。カラムアドレスデコーダ70は、カラムアドレスをデコードし、該カラムアドレスに対応した表示メモリ52のメモリセルを選択する。
階調データを表示メモリ52から読み出してラインラッチ54に出力する際には、アドレス制御回路66は、ラインアドレスを生成する。即ち、ラインアドレスデコーダ72は、ラインアドレスをデコードし、該ラインアドレスに対応した表示メモリ52のメモリセルを選択する。そして、ラインアドレスによって特定されるメモリセルから読み出された1水平走査分の階調データがラインラッチ54に出力される。
アドレス制御回路66は、階調データを表示メモリ52から読み出してI/Oバッファ50に出力する際には、ロウアドレス及びカラムアドレスを生成する。即ち、ロウアドレス及びカラムアドレスによって特定される表示メモリ52のメモリセルに保持された階調データがI/Oバッファ50に読み出される。I/Oバッファ50に読み出された階調データは、表示コントローラ38又は図示しないホストにより取り出される。
従って、図13において、ロウアドレスデコーダ68、カラムアドレスデコーダ70及びアドレス制御回路66が表示メモリ52への階調データの書き込み制御を行う書き込み制御回路として機能する。一方、図13において、ラインアドレスデコーダ72、カラムアドレスデコーダ70及びアドレス制御回路66が表示メモリ52からの階調データの読み出し制御を行う読み出し制御回路として機能する。
ラインラッチ54は、表示メモリ52から読み出された1水平走査分の階調データを、1水平走査期間を規定する水平同期信号HSYNC(ラッチパルスLP)の変化タイミングでラッチする。ラインラッチ54は、各レジスタが1ドット分の階調データを保持する複数のレジスタを含む。ラインラッチ54の複数のレジスタの各レジスタには、表示メモリ52から読み出された1ドット分の階調データが取り込まれる。
マルチ駆動制御回路55は、各ソース線に対応した階調データを時分割多重するためのマルチプレクス制御信号を生成する。
多重化回路56は、マルチプレクサMPX〜MPXを含み、各マルチプレクサが、ラインラッチ54でラッチされた1水平走査分の階調データを、マルチプレクス制御信号に基づいてk(kは正の整数、但し、k×j=N)本のソース出力毎に時分割で多重化した多重化データを生成する。
階調電圧発生回路58は、各階調電圧(基準電圧)が各階調データに対応する複数の階調電圧を生成する。より具体的には、階調電圧発生回路58は、高電位側電源電圧VDDHと低電位側電源電圧VSSHとに基づいて、各階調電圧が各階調データに対応する複数の階調電圧を生成する。
DAC60は、多重化回路56の各マルチプレクサからの多重化データに多重化された階調データに対応した階調電圧を、ソース出力毎に生成する。より具体的には、DAC60は、階調電圧発生回路58によって生成された複数の階調電圧の中から、多重化回路56の各デマルチプレクサからの多重化データに多重化された階調データ毎に各階調データに対応した階調電圧を選択し、選択した階調電圧を出力することで多重化階調電圧を出力する。このようなDAC60は、ソース出力毎に設けられた電圧選択回路DEC〜DECを含む。各電圧選択回路は、階調電圧発生回路58からの複数の階調電圧の中から、多重化データの各階調データに対応した1つの階調電圧を出力する。
ソース線駆動回路62は、出力回路OP〜OPを含む。出力回路OP〜OPの各出力回路は、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器を含み、DAC60の各電圧選択回路からの多重化階調電圧を用いてインピーダンス変換を行い、その出力を駆動する。
なお、図4のソース線駆動回路310は、図13のソース線駆動回路62の他に、マルチ駆動制御回路55、多重化回路56、階調電圧発生回路58、DAC60の機能を有することができる。
図14に、図13のマルチプレクサMPXの動作例を示す。
マルチプレクサMPXは、10本のソース線に対応した階調データを時分割多重した多重化データを生成する。ラインラッチ54で取り込まれた第1〜第10のソース出力用の階調データGD〜GD10は、多重化回路56のマルチプレクサMPXで多重化される。マルチプレクサMPX〜MPXの各マルチプレクサには、時分割タイミングを規定するマルチプレクス制御信号SEL1〜SEL10が入力される。このようなマルチプレクス制御信号SEL1〜SEL10は、ソースドライバ30のマルチ駆動制御回路55において生成される。マルチ駆動制御回路55は、1水平走査期間内に、例えばマルチプレクス制御信号SEL1〜SEL10のいずれか1つのマルチプレクス制御信号が順番にHレベルとなるようにマルチプレクス制御信号SEL1〜SEL10を生成する。各マルチプレクス制御信号がHレベルの期間に当該マルチプレクス制御信号に対応した階調データが多重化データとして出力される。
このような多重化回路56は、各画素が複数ドットを有する複数の画素単位で階調データを時分割多重してもよいし、各画素を構成する同じ色成分の複数のドット単位で階調データ単位を時分割多重してもよい。
図15に、LCDパネル20のデマルチプレクサの構成例の回路図を示す。
図15では、RGBの色成分毎に設けられた出力回路が、10マルチ駆動を行うものとする。この場合、各デマルチプレクサが、当該デマルチプレクサに対応する多重化回路56のマルチプレクサと反対の動作を行う。即ち、各デマルチプレクサが、ソース線駆動回路62の各出力回路からの多重化階調電圧を、10本のソース出力に分離して出力する。デマルチプレクサの分離動作タイミングは、多重化回路56の各マルチプレクサの時分割タイミングと同期している。
図15では、ソース線SL1〜SL30に分離するデマルチプレクサDMPX〜DMPXの例を示している。各マルチプレクサは、1画素を構成する色成分毎に階調電圧を分離する。即ち、ソースドライバ30の各出力回路OPが、色成分毎に10マルチ駆動を行うようにソース電圧供給線を駆動する。これにより、出力回路OPのばらつきに起因して同じ階調電圧を出力する場合でも区切り線が発生する現象を回避して、画質を向上させることができるようになる。
出力回路OPには、RGB成分のうちR用多重化階調電圧が、DAC60の電圧選択回路DECから入力される。そして、出力回路OPは、R用多重化階調電圧を用いてインピーダンス変換を行い、その出力を駆動する。デマルチプレクサDMPXには、多重化回路56の時分割タイミングに同期したデマルチプレクス制御信号が入力され、デマルチプレクス制御信号により規定された期間だけ出力回路OPの出力電圧を順番にソース線SL1、SL4、SL7、SL10、・・・、SL28に出力する。
出力回路OPには、RGB成分のうちG用多重化階調電圧が、DAC60の電圧選択回路DECから入力される。そして、出力回路OPは、G用多重化階調電圧を用いてインピーダンス変換を行い、その出力を駆動する。デマルチプレクサDMPXには、多重化回路56の時分割タイミングに同期したデマルチプレクス制御信号が入力され、デマルチプレクス制御信号により規定された期間だけ出力回路OPの出力電圧を順番にソース線SL2、SL5、SL8、SL11、・・・、SL29に出力する。
出力回路OPには、RGB成分のうちB用多重化階調電圧が、DAC60の電圧選択回路DECから入力される。そして、出力回路OPは、B用多重化階調電圧を用いてインピーダンス変換を行い、その出力を駆動する。デマルチプレクサDMPXには、多重化回路56の時分割タイミングに同期したデマルチプレクス制御信号が入力され、デマルチプレクス制御信号により規定された期間だけ出力回路OPの出力電圧を順番にソース線SL3、SL6、SL9、SL12、・・・、SL30に出力する。
図16に、図15のデマルチプレクサの動作説明図を示す。
図16では、図15のデマルチプレクサDMPXの動作について説明するが、他のデマルチプレクサも同様である。
デマルチプレクサDMPXは、R用の多重化階調電圧として時分割多重化された階調電圧GDV、GDV、GDV、・・・、GDV10を分離して、各階調電圧を各ソース線に出力する。ここで、階調電圧GDVは、階調電圧発生回路58において生成された複数の階調電圧のうち階調データGDに対応した階調電圧である。また階調電圧GDVは、階調電圧発生回路58において生成された複数の階調電圧のうち階調データGDに対応した階調電圧である。同様に、階調電圧GDV10は、階調電圧発生回路58において生成された複数の階調電圧のうち階調データGD10に対応した階調電圧である。
デマルチプレクサDMPX〜DMPXには、デマルチプレクス制御信号DSEL1〜SEL10が入力される。デマルチプレクス制御信号DSEL1〜DSEL10は、それぞれマルチプレクス制御信号SEL1〜SEL10と同期した信号である。このようなデマルチプレクス制御信号DSEL1〜DSEL10は、ソースドライバ30のマルチ駆動制御回路55において生成される。マルチ駆動制御回路55は、1水平走査期間内に、例えばデマルチプレクス制御信号DSEL1〜DSEL10のいずれか1つのデマルチプレクス制御信号が順番にHレベルとなるようにデマルチプレクス制御信号DSEL1〜DSEL10を生成する。R用多重化階調データに多重化された階調電圧のうちデマルチプレクス制御信号がHレベルの期間の階調電圧が、当該デマルチプレクス制御信号に対応したソース線に出力される。
従って、デマルチプレクサDMPXは、図16に示すようにR用多重化階調電圧から分離した階調電圧GDV、GDV、GDV、・・・、GDV10を、それぞれソース線SL1、SL4、SL7、・・・、SL28に出力することができる。デマルチプレクサDMPX、DMPXも、デマルチプレクサDMPXと同様にG用多重化階調電圧、B用多重化階調電圧から分離した各階調電圧を、各ソース線に出力できる。
3.3.1 変形例
なお、上記の実施形態では、ソースドライバが、デマルチプレクサDMPX〜DMPXが形成される高温ポリシリコン液晶パネルであるLCDパネル20に対してマルチ駆動を行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。
本変形例におけるソースドライバは、パネル基板上にデマルチプレクサDMPX〜DMPXを形成しないアモルファスシリコン液晶パネルであるLCDパネルを駆動する。この場合、上記の実施形態におけるデマルチプレクサDMPX〜DMPXの機能を、ソースドライバ側が備えることになる。
図17に、本変形例におけるソースドライバの構成例のブロック図を示す。
図17において図13と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図17のソースドライバが図13のソースドライバと異なる点は、ソース線駆動回路62の出力側に分離回路64が設けられている点である。この分離回路64は、図10又は図11においてLCDパネル20に設けられていたデマルチプレクサDMPX〜DMPXを有する。この分離回路64の機能は、図16と同様であるため詳細な説明を省略する。
4. 電子機器
次に、本実施形態における液晶装置10(ソースドライバ30)が適用される電子機器について説明する。
4.1 投写型表示装置
上述の液晶装置10を用いて構成される電子機器として、投写型表示装置がある。
図18に、本実施形態における液晶装置10が適用された投写型表示装置の構成例のブロック図を示す。
投写型表示装置700は、表示情報出力源710、表示情報処理回路720、表示駆動回路730(表示ドライバ)、液晶パネル740、クロック発生回路750及び電源回路760を含んで構成される。表示情報出力源710は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、光ディスク装置等のメモリ、画像信号を同調して出力する同調回路等を含み、クロック発生回路750からのクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の表示情報を表示情報処理回路720に出力する。表示情報処理回路720は、増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、或いはクランプ回路等を含むことができる。表示駆動回路730は、ゲートドライバ及びソースドライバを含んで構成され、液晶パネル740を駆動する。電源回路760は、上述の各回路に電力を供給する。
図19に、投写型表示装置の要部の概略構成図を示す。
投写型表示装置は、光源810、ダイクロイックミラー813、814、反射ミラー815、816、817、入射レンズ818、リレーレンズ819、出射レンズ820、液晶光変調装置822、823、824、クロスダイクロイックプリズム825、投写レンズ826を含む。光源810は、メタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とを含む。青色光・緑色光反射のダイクロイックミラー813は、光源810からの光束のうち赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射されて、赤色光用液晶光変調装置822に入射される。一方、ダイクロイックミラー813で反射された色光のうち緑色光は緑色光反射のダイクロイックミラー814によって反射され、緑色光用液晶光変調装置823に入射される。一方、青色光は第2のダイクロイックミラー814も透過する。青色光に対しては、長い光路により光損失を防ぐため、入射レンズ818、リレーレンズ819、出射レンズ820を含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けられ、これを介して青色光が青色光用液晶光変調装置824に入射される。各光変調回路により変調された3つの色光はクロスダイクロイックプリズム825に入射する。このプリズムは、4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。以上のように、投写型表示装置の投写手段が構成される。この投写手段によって合成された光は、投写光学系である投写レンズ826によってスクリーン827に投写され、画像が拡大されて表示される。
4.2 携帯電話機
また上述の液晶装置10を用いて構成される電子機器として、携帯電話機がある。
図20に、本実施形態における液晶装置10が適用された携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図20において、図10又は図11と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットで表示コントローラ38に供給する。
携帯電話機900は、LCDパネル20を含む。LCDパネル20は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32によって駆動される。LCDパネル20は、複数のゲート線、複数のソース線、複数の画素を含む。
表示コントローラ38は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32に接続され、ソースドライバ30に対してRGBフォーマットの階調データを供給する。
電源回路100は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32に接続され、各ドライバに対して、駆動用の電源電圧を供給する。またLCDパネル20の対向電極に、対向電極電圧Vcomを供給する。
ホスト940は、表示コントローラ38に接続される。ホスト940は、表示コントローラ38を制御する。またホスト940は、アンテナ960を介して受信された階調データを、変復調部950で復調した後、表示コントローラ38に供給できる。表示コントローラ38は、この階調データに基づき、ソースドライバ30及びゲートドライバ32によりLCDパネル20に表示させる。
ホスト940は、カメラモジュール910で生成された階調データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト940は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、LCDパネル20の表示処理を行う。
図20では、ホスト940又は表示コントローラ38が、階調データを供給する手段ということができる。
本実施形態又はその変形例が適用可能な電子機器としては、例えばパーソナルコンピュータ、その周辺機器(例えばプリンタ装置、スキャナ装置又は複合機)、携帯電話機、携帯情報端末、オーディオプレーヤ、ロボット装置、デジタルカメラ、ビデオカメラ、GPS装置、テレビ受信装置、プロジェクタ等がある。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。また、液晶パネルは、高温ポリシリコン液晶パネル、低温ポリシリコン液晶パネル、アモルファスシリコン液晶パネル等の種類に限定されるものではない。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態における液晶装置の構成の概要を示す図。 図1の表示コントローラの構成例のブロック図。 本実施形態におけるスーパーホワイト領域及びスーパーブラック領域の階調データの説明図。 図1のソースドライバの構成要部のブロック図。 差動信号線を介したデータ伝送の説明図。 垂直同期タイミング比較回路の動作例のタイミング図。 水平同期タイミング比較回路の動作例のタイミング図。 図8(A)、図8(B)、図8(C)は、本実施形態において差動信号線を伝送される差動データのデータフォーマットの説明図。 図8(A)〜図8(C)の差動データの入力例を示す図。 本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶装置の構成の概要を示す図。 本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶装置の他の構成の概要を示す図。 図10又は図11のゲートドライバの構成例を示す図。 図10又は図11のソースドライバの詳細な構成例を示す図。 図13のマルチプレクサの動作例を示す図。 LCDパネルのデマルチプレクサの構成例の回路図。 図15のデマルチプレクサの動作説明図。 本変形例におけるソースドライバの構成例のブロック図。 本実施形態における投写型表示装置の構成例のブロック図。 投写型表示装置の要部の概略構成図。 本実施形態における携帯電話機の構成例のブロック図。
符号の説明
10 液晶装置、 20 LCDパネル、 30 ソースドライバ、
38 表示コントローラ、 200 ホストI/F、 210 階調データ変換回路、
220 フレームメモリ、 230 表示タイミング生成回路、
240 垂直同期タイミングデータ生成回路、
250 水平同期タイミングデータ生成回路、 260 ドライバI/F、
300 受信回路、 302 レシーバ回路、 304 S/P変換回路、
310 ソース線駆動回路、 330 垂直同期タイミング比較回路、
332 垂直同期指定データ設定レジスタ、 340 水平同期タイミング比較回路、
342 水平同期指定データ設定レジスタ、 350 第1のカウンタ、
360 第2のカウンタ

Claims (18)

  1. 電気光学装置のソース線を駆動するためのソースドライバであって、
    画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングのいずれかが伝送される伝送線を介して画像データ、垂直同期タイミング又は水平同期タイミングを受信するための受信回路と、
    前記垂直同期タイミング又は前記水平同期タイミングに同期して前記画像データに基づいて前記ソース線を駆動するソース線駆動回路とを含み、
    前記受信回路が、
    前記受信回路の受信データと、所与の垂直同期タイミング指定データ又は所与の水平同期タイミング指定データとを比較し、
    前記垂直同期タイミング指定データ又は前記水平同期タイミング指定データと一致した前記受信データにより、前記垂直同期タイミング又は前記水平同期タイミングが指定されることを特徴とするソースドライバ。
  2. 請求項1において、
    前記受信データと前記垂直同期タイミング指定データとの一致を検出後にカウント動作を開始する第1のカウンタを有し、
    前記第1のカウンタのカウント値が、走査ライン数に対応するデータの受信カウント数以下の第1のカウント値となるまで、前記受信データと前記垂直同期タイミング指定データとの比較結果をマスクすることを特徴とするソースドライバ。
  3. 請求項1又は2において、
    前記受信データと前記水平同期タイミング指定データとの一致を検出後にカウント動作を開始する第2のカウンタを有し、
    前記第2のカウンタのカウント値が、水平画素数に対応するデータの受信カウント数以下の第2のカウント値となるまで、前記受信データと前記水平同期タイミング指定データとの比較結果をマスクすることを特徴とするソースドライバ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記受信データが前記垂直同期タイミング指定データと所定回数連続して一致したことを条件に、前記受信データにより、前記垂直同期タイミングが指定されることを特徴とするソースドライバ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記受信データが前記水平同期タイミング指定データと所定回数連続して一致したことを条件に、前記受信データにより、前記水平同期タイミングが指定されることを特徴とするソースドライバ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記伝送線を伝送されるデータが、
    画像データが指定される画像データフィールドと、前記垂直同期タイミング、前記水平同期タイミング及びパリティデータが指定されるフラグフィールドとを有することを特徴とするソースドライバ。
  7. 請求項6において、更に、
    前記フラグフィールド内に、ドライバを制御するためのコマンドが指定される領域を有することを特徴とするソースドライバ。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記垂直同期タイミング指定データが設定される垂直同期指定データ設定レジスタを含み、
    前記受信回路が、
    前記受信回路の受信データと、前記垂直同期指定データ設定レジスタの設定値とを比較することを特徴とするソースドライバ。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記水平同期タイミング指定データが設定される水平同期指定データ設定レジスタを含み、
    前記受信回路が、
    前記受信回路の受信データと、前記水平同期指定データ設定レジスタの設定値とを比較することを特徴とするソースドライバ。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記垂直同期タイミング指定データが、
    全ビットが0又は全ビットが1のスーパーホワイト領域又はスーパーブラック領域のデータであることを特徴とするソースドライバ。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記水平同期タイミング指定データが、
    全ビットが0又は全ビットが1のスーパーホワイト領域又はスーパーブラック領域のデータであることを特徴とするソースドライバ。
  12. 複数のゲート線と、
    複数のソース線と、
    各画素が、各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
    前記複数のゲート線を走査するためのゲートドライバと、
    前記複数のソース線を駆動するための請求項1乃至11のいずれか記載のソースドライバとを含むことを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項1乃至11のいずれか記載のソースドライバを含むことを特徴とする電気光学装置。
  14. 請求項12又は13記載の電気光学装置と、
    前記電気光学装置に光を入射するための光源と、
    前記電気光学装置から出射される光を投写するための投写手段とを含むことを特徴とする投写型表示装置。
  15. 請求項1乃至11のいずれか記載のソースドライバを含むことを特徴とする投写型表示装置。
  16. 請求項12又は13記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
  17. 請求項12又は13記載の電気光学装置と、
    前記電気光学装置に対して画像データを供給する手段とを含むことを特徴とする電子機器。
  18. 請求項1乃至11のいずれか記載のソースドライバを含むことを特徴とする電子機器。
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