JP2008152023A - 表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 表示データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバは、画像データを受信するためのインタフェース回路と、インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、電気光学装置の複数のゲート線を選択するゲート線駆動回路とを含む。ゲート線駆動回路は、エラー検出回路によりエラーが検出された画像データが表示される走査ラインを選択しないように複数のゲート線を走査する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器に関する。
近年、液晶パネルに代表される表示パネル(広義には電気光学装置)の高精細化と大画面化とが進み、1画面分の表示データのデータサイズが急激に増大している。更に、1ピクセル当たりの表示データのビット数が増加する傾向にあるにもかかわらず、表示パネルが搭載される電子機器の小型化の要求により、表示パネルを実装する上で信号線数の増加が大きな課題となっている。
そこで、表示パネルを駆動する駆動回路に対して表示データを供給する場合に、該表示データを低振幅信号に変換して高速に伝送させることが行われる。これにより、表示データのデータサイズの拡大や信号線数の増加に対応することができる。
ところが、表示データや表示制御信号を低振幅信号に変換して高速に伝送させる場合であっても、ノイズ等の影響を受け、異常な画像を表示する事態を招くことがある。そこで、特許文献1には、外部から水平同期信号、垂直同期信号やデータイネーブル信号が伝送される途中にノイズが混入して異常が発生した場合でも、内部で水平同期信号、垂直同期信号やデータイネーブル信号を生成する液晶表示装置が開示されている。これにより、特許文献1では異常な画像の表示を防止している。
特開2003−167545号公報
しかしながら、特許文献1では、表示データ自体に異常が発生した場合であっても、異常が発生した表示データを用いてそのまま画像表示が行われるという問題がある。一般的に、液晶表示装置では周期的に画像が更新される。そのため、異常が発生した表示データにより乱れた画像が視認されることが一瞬であり、画質への影響を少ないと考えられている。
ところが、画素数の増加に伴い画質の向上に対する市場の要求が強くなり、できるだけ乱れた画像を表示させる事態をなくすことが望ましい。
更には、表示データのみならず、表示制御信号(示タイミング信号)に異常が発生した場合であっても、より一層簡素な構成で、画質の劣化を最小限に抑えることができることが望ましい。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表示データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
また本発明の他の目的は、表示タイミング信号に異常が発生した場合であっても、より簡素な構成で、画質の劣化を最小限に抑えることができる表示ドライバ、ブリッジ回路、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路とを含み、
前記ゲート線駆動回路が、
前記エラー検出回路によりエラーが検出された画像データが表示される走査ラインを選択しないように前記複数のゲート線を走査する表示ドライバに関係する。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路を含むことができる。
上記のいずれかの発明におけるアクティブマトリックス型の電気光学装置では、画素が選択されない場合には前回書き込まれた電圧が画素に保存される。一般的に画像データが周期的に更新されるが、前のフレームとの画像の差異は少ない。そのため、エラーが検出された画素を含む走査ラインに、敢えて白表示や黒表示を行うと却って当該走査ラインが目立ってしまう場合がある。
これに対して、本発明によれば、エラーが検出された画像データが表示される走査ラインではゲート線が選択されないように制御するので、当該走査ラインでは前回と同じ画素表示が行われる。従って、画像データ自体にエラーが検出された場合であっても、画質への影響を最小限に抑えることができる。特に、1画面分に複数の走査ラインでエラーが検出された場合に、各走査ラインに白表示や黒表示を行う場合と比較して、画質の劣化への影響を大幅に低減させることができるようになる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置を駆動するための表示タイミング信号を生成する表示タイミング生成回路と、
自発パルスを生成する自発パルス生成回路とを含み、
前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたことを条件に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力することができる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記表示タイミング信号が、
水平走査期間を規定する水平同期信号であってもよい。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記表示タイミング信号が、
垂直走査期間を規定する垂直同期信号であってもよい。
上記のいずれかの発明によれば、上記の効果に加えて、表示タイミング信号を規定する受信信号にエラーが発生したときに自発パルスを代用して表示タイミング信号としたので、該受信信号にエラーが発生しても正常な画像表示を継続できる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号として垂直同期信号を規定する受信データのエラーが検出されたとき、該エラーが検出された水平走査期間の次の水平走査期間に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力し、
前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力した垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数が、エラーが検出されない垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数より1だけ少なくてもよい。
本発明によれば、自発パルス発生回路で垂直同期信号を生成し、該垂直同期信号を表示タイミング信号として代用したときの表示ラインのずれによる画像の乱れを簡素な構成で回避できるようになる。
また本発明に係る表示ドライバでは、
所与のタイムアウトカウント値まで所与の基準クロックに同期してカウント値が更新されるカウンタを含み、
前記カウンタが、
前記エラー検出回路により正常なデータが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化されると共に、前記エラー検出回路により表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに前記カウンタが前記タイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを前記自発パルスとして出力することができる。
本発明によれば、タイムアウトパルスを自発パルスとする回路構成を採用することで、簡素な構成で画質の劣化を抑えることができる。
また本発明は、
画像データを受信するためのインタフェース回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置を駆動するための表示タイミング信号を生成する表示タイミング生成回路と、
自発パルスを生成する自発パルス生成回路とを含み、
前記エラー検出回路によりエラーが検出されたことを条件に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力するブリッジ回路に関係する。
また本発明に係るブリッジ回路では、
前記表示タイミング信号が、
水平走査期間を規定する水平同期信号であってもよい。
また本発明に係るブリッジ回路では、
前記表示タイミング信号が、
垂直走査期間を規定する垂直同期信号であってもよい。
また本発明に係るブリッジ回路では、
前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号として垂直同期信号を規定する受信データのエラーが検出されたとき、該エラーが検出された水平走査期間の次の水平走査期間に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力し、
前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力した垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数が、エラーが検出されない垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数より1だけ少なくてもよい。
また本発明に係るブリッジ回路では、
所与のタイムアウトカウント値まで所与の基準クロックに同期してカウント値が更新されるカウンタを含み、
前記カウンタが、
前記エラー検出回路により正常な画像データが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化されると共に、前記エラー検出回路により表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに前記カウンタが前記タイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを前記自発パルスとして出力することができる。
また本発明は、
複数のゲート線と、
複数のソース線と、
各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて前記複数のゲート線の走査又は前記複数のソース線の駆動を行う上記のいずれか記載の表示ドライバとを含む電気光学装置に関係する。
また本発明は、
複数のゲート線と、
複数のソース線と、
各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて前記複数のソース線を駆動するソースドライバと、
前記ソースドライバに接続された上記のいずれか記載のブリッジ回路とを含む電気光学装置に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載の表示ドライバを含む電気光学装置に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、画像データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
ホストと、
前記ホストからの画像データを受信する上記のいずれか記載の表示ドライバとを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
ホストと、
電気光学装置を駆動する表示ドライバと、
前記ホストからの画像データに基づいて前記ソースドライバの表示タイミング信号を生成する上記のいずれか記載のブリッジ回路とを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記のいずれか記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、画像データ自体に異常が発生した場合であっても、画質の劣化を最小限に抑えることができる電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 液晶表示装置
図1に、本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の構成の概要を示す。なお図1では、電気光学装置としてアクティブマトリクス型の液晶表示パネルが採用された液晶表示装置について説明するが、液晶表示パネルに限定されるものではない。
液晶表示装置10は、液晶表示パネル(広義には表示パネル、更に広義には電気光学装置)20を含む。液晶表示パネル20は、例えばガラス基板上に形成される。このガラス基板上には、Y方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びるゲート線(走査線)GL1〜GLM(Mは2以上の整数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるソース線(データ線)SL1〜SLN(Nは2以上の整数)とが配置されている。また、ゲート線GLm(1≦m≦M、mは整数、以下同様。)とソース線SLn(1≦n≦N、nは整数、以下同様。)との交差位置に対応して、画素領域(画素)が設けられ、該画素領域に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す。)22mnが配置されている。
TFT22mnのゲートは、ゲート線GLnに接続されている。TFT22mnのソースは、ソース線SLnに接続されている。TFT22mnのドレインは、画素電極26mnに接続されている。画素電極26mnと、これに対向する対向電極28mnとの間に液晶(広義には電気光学物質)が封入され、液晶容量(広義には液晶素子)24mnが形成される。画素電極26mnと対向電極28mnとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。対向電極28mnには、対向電極電圧VCOMが供給される。
このような液晶表示パネル20は、例えば画素電極及びTFTが形成された第1の基板と、対向電極が形成された第2の基板とを貼り合わせ、両基板の間に電気光学物質としての液晶を封入させることで形成される。
液晶表示装置10は、表示ドライバ40を含む。表示ドライバ40は、液晶表示パネル20を駆動する。表示ドライバ40は、ソースドライバ(データドライバ)30と、ゲートドライバ(ゲート線駆動回路、走査ドライバ)32とを含む。ソースドライバ30は、表示データ(画像データ、階調データ)に基づいて、液晶表示パネル20のソース線SL1〜SLNを駆動する。ゲートドライバ32は、一垂直走査期間内に、液晶表示パネル20のゲート線GL1〜GLMを順次駆動(走査)する。
また、液晶表示装置10は、電源回路100を含むことができる。電源回路100は、ソース線の駆動に必要な電圧を生成し、これらをソースドライバ30に対して供給する。電源回路100は、ゲート線の走査に必要な電圧を生成し、これをゲートドライバ32に対して供給する。
更に電源回路100は、対向電極電圧生成回路を含み、該対向電極電圧生成回路が対向電極電圧VCOMを生成する。即ち電源回路100は、ソースドライバ30によって生成された極性反転信号POLのタイミングに合わせて、高電位側電圧VCOMHと低電位側電圧VCOMLとを周期的に繰り返す対向電極電圧VCOMを、液晶表示パネル20の対向電極に出力する。
液晶表示装置10は、ホスト38を含むことができる。ホスト38は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと略す。)及びメモリを含み、該メモリに格納されたプログラムを読み込んで実行したCPUにより、表示ドライバ40の各部、電源回路100を制御する処理を実現する。例えば、ホスト38は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32に対し、動作モードの設定、極性反転駆動の設定、極性反転タイミングの設定、内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給等を行う。
なお図1では、液晶表示装置10に電源回路100又はホスト38を含めて構成するようにしているが、これらのうち少なくとも1つを液晶表示装置10の外部に設けて構成するようにしてもよい。
また、ソースドライバ30は、ゲートドライバ32及び電源回路100のうち少なくとも1つを内蔵してもよい。
更にまた、表示ドライバ40、ホスト38及び電源回路100の一部又は全部を液晶表示パネル20上に形成してもよい。例えば図2では、液晶表示パネル20上に、表示ドライバ40が形成されている。このように液晶表示パネル20は、複数のゲート線と、複数のソース線と、複数のゲート線の1つと複数のソース線の1つとにより特定される画素(画素電極)と、複数のゲート線を走査するゲートドライバと、複数のソース線を駆動するソースドライバとを含むように構成することができる。液晶表示パネル20の画素形成領域78に、複数の画素が形成されている。
図3に、図1又は図2の液晶表示装置の構成例を示す。
図3では、パネル基板90上にゲート線やソース線が配設され画素が形成される画素形成領域92が設けられる。そしてパネル基板90の縁部に、表示ドライバ40が実装される。パネル基板90には、フレキシブル基板94が接続され、フレキシブル基板94には、表示ドライバ40の設定情報を格納するEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)96が搭載される。フレキシブル基板94には、データ転送バスとして機能するシリアルバス98が設けられる。表示ドライバ40とEEPROM96は、所与の信号線を介して電気的に接続される。表示ドライバ40とホスト38は、パケットデータを、シリアルバス98を介してやり取りする。
2. インタフェース回路
本実施形態では、ホスト38と表示ドライバ40とが、シリアルバスを介して接続される。シリアルバスは、2組の差動信号線により構成され、ホスト38及び表示ドライバ40間の転送信号が、2組の差動信号に変換されて伝送される。より具体的には、ホスト38からの3種類以上の複数種類の送信信号が送信インタフェース(Interface:以下、I/F)回路によって2組の差動信号に変換されて、シリアルバスを介して転送される。そして、該シリアルバスに接続された受信I/F回路によって、元の複数種類の送信信号に変換されて表示ドライバ40に供給される。
図4に、本実施形態におけるホスト38及び表示ドライバ40間の構成例のブロック図を示す。
図4において、ホスト38は5種類の送信信号を出力し、該送信信号を受けて2組の差動信号に変換する送信I/F回路50が設けられている。送信I/F回路50は、ホスト38からの送信信号を、最大振幅値が該送信信号より低い2組の差動信号に変換し、変換後の差動信号をシリアルバス(差動信号線)98に出力する制御を行う。即ち、ホスト38からの並列の送信信号は、パラレル/シリアル変換され、直列の差動信号として送信される。図4では、送信I/F回路50がホスト38の外部に設けられているが、ホスト38の内部に設けてもよい。
一端に送信I/F回路50が接続されるシリアルバス98の他端には、受信I/F回路54が接続される。受信I/F回路54は、シリアルバス98を介して受信した受信信号を、最大振幅値が該受信信号より高い元の信号に変換し、該信号を表示ドライバ40の駆動部60に供給する。駆動部60は、図1又は図2のソースドライバ30及びゲートドライバ32を含む。図4では、受信I/F回路54がホスト38の内部に設けられているが、ホスト38の外部に設けてもよい。
そして本実施形態では、受信I/F回路54がホスト38(より具体的には、送信I/F回路50)からの受信信号のエラーを検出し、その検出結果をエラー検出フラグFlgErrとして駆動部60(より具体的には、ソースドライバ30)に通知する。受信I/F回路54は、シリアルバス98を介した伝送されてきた受信信号のパリティエラー等を検出することができる。
図5に、ホスト38が出力する送信信号の例を示す。
ホスト38は、表示制御信号(VS、HS、DE、PCLK)(表示タイミング信号)及び表示データDBUSを出力する。例えば1ピクセルが3ドットで構成される場合、表示データDBUSは、例えば8ビットのR成分の階調データ、8ビットのG成分の階調データ及び8ビットのB成分の階調データを有する。即ち、表示データDBUSは、24ビットのデータである。この表示データDBUSは、1ピクセル分の24ビットのデータがピクセルクロック信号PCLKに同期して順次転送される。
上記の表示制御信号のうち垂直同期信号(Vertical Synchronization signal)VSは、1垂直走査期間を規定する信号であり、例えば1垂直走査期間が垂直同期信号VSの立ち下がりエッジで規定される。また水平同期信号(Horizontal Synchronization signal)HSは、1水平走査期間を規定する信号であり、例えば1水平走査期間が水平同期信号HSの立ち下がりエッジで規定される。データイネーブル信号(Data Enable signal)DEは、表示データDBUSが有効か否かを示す信号である。データイネーブル信号DEがHレベルの期間の表示データDBUSは有効であることを示し、データイネーブル信号DEがLレベルの期間の表示データDBUSは無効であることを示す。ピクセルクロック信号PCLKは、1ピクセル毎に表示データDBUSを転送するための同期信号である。
このようにホスト38は、4ビットの表示制御信号と24ビットの表示データを出力する。送信I/F回路50は、ホスト38から合計28ビットの信号を受けて、2組の差動信号に変換し、シリアルバス98を介して表示ドライバ40に差動信号を伝送する。
図6に、シリアルバス98を介して伝送される差動信号の例を示す。
シリアルバス98は、データ転送用の第1の差動信号線と、クロック転送用の第2の差動信号線とを含む。第1の差動信号線を構成する2つの信号線には、互いに位相が反転したデータ信号D及び反転データ信号DXが出力される。第2の差動信号線を構成する2つの信号線には、互いに位相が反転したクロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXが出力される。クロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXは、シリアルバス98を介したシリアル転送の転送基準タイミングとなる。データ信号D及び反転データ信号DXは、表示制御信号(VS、HS、DE、PCLK)をシリアルで転送するために変化する。
そして、クロック信号CLKがLレベルの期間(反転クロック信号CLKXがHレベルの期間)に、予め決められたR(Rは2以上の整数)ビット数のデータ信号D及び反転データ信号DXが伝送される。同様に、クロック信号CLKがHレベルの期間(反転クロック信号CLKXがLレベルの期間)に、Rビット数のデータ信号D及び反転データ信号DXが伝送される。
このように図4の送信I/F回路50は、図5に示す表示制御信号及び表示データを図6に示す差動信号に変換する。これに対して、図4の受信I/F回路54は、図6に示す差動信号を図5に示す表示制御信号及び表示データに変換すると共に、該表示制御信号及び表示データのパリティエラーの有無等を検出し、エラー検出フラグFlgErrを出力する。そして、受信I/F回路54の出力信号が、駆動部60に供給される。
図7(A)、図7(B)に、ホスト38と表示ドライバ40との間でやり取りされるパケットデータの説明図を示す。
ホスト38と表示ドライバ40との間では、図7(A)又は図7(B)に示すパケット化されたコマンド又はデータが、シリアルバス98を介してやり取りされる。図7(A)に示すパケットデータにより、例えばホスト38が表示ドライバ40に対してコマンドを発行する。また、図7(B)に示すパケットデータにより、例えばホスト38が、表示ドライバ40の表示駆動処理対象の表示データを送信する。
図7(A)、図7(B)に示すように、パケットデータは、パケットヘッダ部PH、データ部DT、パケットフッタ部PFを有する。パケットヘッダ部PHには、データの識別コードやデータタイプの他に、必要に応じてパケット長が設定される。データ部DTには、コマンド発行用のデータ又は処理対象のデータが設定される。コマンド発行用のデータは、コマンドデータとパラメータデータとを含み、コマンドデータのデコード結果に基づいてパラメータデータが特定される。パケットフッタ部PFには、エラー検出用データが設定される。ここで、エラー検出用データは、例えばパリティ符号、CRCデータ、チェックサムデータ、ECCデータ、ハッシュ関数データ等がある。
コマンドの例としては、表示ドライバ40のソースドライバ30及びゲートドライバ32に対し、動作モードの設定、極性反転駆動の設定、極性反転タイミングの設定、1画面のサイズ、垂直走査期間や水平走査期間の設定を行うものがある。
データの例としては、静止画データや動画データ等の表示データ、垂直同期信号や水平同期信号、データイネーブル信号等の表示制御信号がある。
このようなパケットデータは、ショートパケット構造又はロングパケット構造を有する。
図8(A)に、ショートパケット構造の一例を示す。図8(B)に、ロングパケット構造の一例を示す。
ショートパケット構造のパケットデータは、図8(A)に示すように、パケットヘッダ部PH、データ部DT、パケットフッタ部PFを有する。ショートパケット構造のパケットデータのパケットフッタ部PFには、ECC(Error Correcting Code)データが設定され、ECCデータに基づいてパケットデータの1ビットエラーが訂正され、2ビットエラーが検出される。
ロングパケット構造のパケットデータは、図8(B)に示すように、パケットヘッダ部PH、データ部DT、PF部を有する。ロングパケット構造のパケットデータのパケットヘッダ部PHには、ECCデータが設定される。このECCデータに基づいて、パケットヘッダ部PH内の1ビットエラーが訂正され、2ビットエラーが検出される。また、ロングパケット構造のパケットデータのパケットフッタ部PFには、チェックサムデータが設定される。このチェックサムデータに基づいて、データ部DTの1ビット以上のエラーが検出される。
なお、図8(A)、図8(B)ではエラー検出データとして、ECCデータやチェックサムデータを採用する例を説明したが、本発明がこれらのデータに限定されるものではない。
図9に、パケットデータによる1水平走査分の表示データのやり取りの説明図を示す。
パケットヘッダ部PHに水平同期開始タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットとパケットヘッダ部PHに水平同期終了タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットを、ホスト38が表示ドライバ40に対して送信することで、表示ドライバ40内で水平同期信号HSを生成できる。
ホスト38は、上記のSYNCパケットを送信後、1ライン分の表示データがパケット化されたパケットデータを表示ドライバ40に送信する。このパケットデータは、パケットヘッダ部PHに画像フォーマットや表示データである旨の識別子が設定され、データ部DTに表示データが設定され、パケットフッタ部PFにエラー検出データが設定される。
その後、ホスト38は、次の水平同期開始タイミングや水平同期終了タイミングを指定するためにSYNCパケットを送信する。
なお、図9では、2つのSYNCパケットにより水平同期信号の変化タイミングを指定するようにしたが、水平同期信号のアクティブ期間を指定して1つのSYNCパケットにより水平同期信号の変化タイミングを指定するようにしてもよい。
図10に、パケットデータによる1垂直走査分の表示データのやり取りの説明図を示す。
パケットヘッダ部PHに水平同期開始タイミングを示す識別子が設定されたSYNCパケットを、ホスト38が表示ドライバ40に対して送信することで、表示ドライバ40内で垂直同期信号VSを生成できる。同様に、ホスト38からの水平同期開始タイミングを指定するSYNCパケットを受けた表示ドライバ40は、水平同期信号HSを生成できる。そして、ホスト38は、上記のSYNCパケットを送信後、1ライン分の表示データがパケット化されたパケットデータを表示ドライバ40に送信する。このパケットデータは、パケットヘッダ部PHに画像フォーマットや表示データである旨の識別子が設定され、データ部DTに表示データが設定され、パケットフッタ部PFにエラー検出データが設定される。
それ以降では、1水平走査単位で同様のパケットの送受信が行われる。
3. 表示ドライバ
図11に、本実施形態における表示ドライバ40の構成の概要を示す。
表示ドライバ40は、上述の受信I/F回路54、ソースドライバ30及びゲートドライバ32を含むことができる。受信I/F回路54で受信された信号は、ソースドライバ30又はゲートドライバ32に供給される。
図12に、図11の受信I/F回路54の構成例のブロック図を示す。
受信I/F回路54は、物理層回路200、受信処理回路210、タイミング生成回路220を含む。物理層回路200は、第1及び第2の差動レシーバRx1、Rx2、シリアル/パラレル変換回路70、PLL(Phase Lock Loop)回路72を含む。受信処理回路210は、パケット処理部212、エラー検出部214(広義には、エラー検出回路)、デコーダ216を含む。
送信I/F回路50の第2の差動トランスミッタTx2により駆動される第2の差動信号線に接続される第2の差動レシーバRx2は、クロック信号CLK及び反転クロック信号CLKXを差動増幅することで、シリアルバス98を介したシリアル転送の転送基準タイミングを生成する。PLL回路72は、第2の差動レシーバRx2の出力信号に位相を同期させた基準クロックを、タイミング生成回路220に出力する。
タイミング生成回路220は、PLL回路72からの基準クロックに基づいて、シリアル/パラレル変換回路70及び受信処理回路210の基準タイミング信号を生成する。
送信I/F回路50の第1の差動トランスミッタTx1により駆動される第1の差動信号線に接続される第1の差動レシーバRx1は、データ信号D及び反転データ信号DXを差動増幅することで、シリアルバス98を介してシリアル転送される転送データを生成する。シリアル/パラレル変換回路70は、タイミング生成回路220からの基準タイミング信号に同期して、第1の差動レシーバRx1により差動増幅されたシリアル信号をパラレル信号に変換する。
受信処理回路210は、タイミング生成回路220からの基準タイミング信号に同期して、シリアル/パラレル変換回路70の出力信号から垂直同期信号VS、水平同期信号HS、データイネーブル信号DE、ピクセルクロック信号PCLK、表示データDBUS、及びエラー検出フラグFlgErrを生成する。
より具体的には、パケット処理部212によりパケットデータの各部のデータが抽出され、デコーダ216によりSYNCパケットやデータパケットが解析された結果、受信処理回路210は、垂直同期信号VS、水平同期信号HS、データイネーブル信号DE、ピクセルクロック信号PCLK、及び表示データDBUSを生成する。エラー検出部214は、パケットデータのエラー検出データに基づいて、公知のエラー検出処理によりエラーが発生しているか否かを判別し、エラーが発生していると判別されたときエラー検出フラグFlgErrをアクティブにする。
表示ドライバ40は、ゲートドライバ32によりゲート線を走査しながら、ソースドライバ30のソース線駆動部300により表示データに基づいてソース線を駆動する。更に表示ドライバ40は、エラー処理部310により、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、ホスト38からの信号にエラーが発生したか否かを判別して、画質への影響を最小限に抑える制御を行う。
図13に、本実施形態におけるエラー処理部の処理例の説明図を示す。
エラー処理部310は、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、エラー検出部214が表示データのエラーを検出したとき、エラーが検出された表示データが表示される走査ライン(ゲート線)を選択しないように複数のゲート線を走査する制御を行う。
この結果、図13に示すように、エラー検出フラグFlgErrがアクティブになった表示データが表示される走査ラインでは、ゲート線が選択されない。即ち、当該ゲート線に接続される画素が選択されない。図1又は図2の液晶表示パネル20はアクティブマトリックス型であるため、画素が選択されない場合には、前回書き込まれた電圧が画素に保存されることになる。
一般的に表示データが周期的に更新されるが、前のフレームとの画像の差異は少ない。そのため、エラーが検出された画素を含む走査ラインに、敢えて白表示や黒表示を行うと却って当該走査ラインが目立ってしまう場合がある。これに対して、本実施形態によれば、エラーが検出された画素を含む走査ラインを選択しないようにすることで、当該走査ラインでは前回と同じ画素表示が行われる。従って、表示データ自体にエラーが検出された場合であっても、画質への影響を最小限に抑えることができる。特に、1画面分に複数の走査ラインでエラーが検出された場合に、各走査ラインに白表示や黒表示を行う場合と比較して、画質の劣化への影響を大幅に低減させることができるようになる。
3.1 ゲートドライバ
図14に、図11のゲートドライバ32の構成例を示す。
ゲートドライバ32は、シフトレジスタ80、レベルシフタ82、出力制御回路84を含む。
シフトレジスタ80は、各ゲート線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ80は、クロック信号VCKに同期してスタートパルス信号VSPをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号VCKに同期して隣接するフリップフロップにスタートパルス信号VSPをシフトする。ここで入力されるクロック信号VCKは水平同期信号であり、スタートパルス信号VSPは垂直同期信号である。
レベルシフタ82は、シフトレジスタ80からの電圧のレベルを、液晶表示パネル20の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧のレベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要になる。
出力制御回路84は、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧をバッファリングしてゲート線に出力し、ゲート線を駆動する。出力制御回路84は、ゲート線毎に設けられた論理積演算回路を含み、レベルシフタ82によってシフトされた走査電圧と、出力イネーブル信号VENBとの論理積演算結果が、ゲート線の選択信号として出力される。従って、出力イネーブル信号VENBによりゲート線の選択期間を制御することができるようになっている。
3.2 ソースドライバ
図15に、図11のソースドライバ30の構成例のブロック図を示す。
ソースドライバ30は、データラッチ120、ラインラッチ122、レベルシフタ124、基準電圧発生回路126、DAC(Digital-to-Analog Converter)(広義には電圧選択回路)128、出力バッファ130を含む。
更にソースドライバ30は、エラー処理部310(エラー処理回路)、表示タイミング生成回路136、レベルシフタ138を含む。
データラッチ120には、受信I/F回路54によって差動増幅後に生成された表示データDBUSが取り込まれる。受信I/F回路54は、1ピクセル単位に表示データをシリアルにソースドライバ30に供給し、該表示データがデータラッチ120に順次取り込まれていく。
ラインラッチ122は、データラッチ120に取り込まれた表示データを、水平同期信号HSに基づいてラッチする。
レベルシフタ124は、ラインラッチ122から読み出した各ビットの信号の電圧レベルを変換する。
基準電圧発生回路126は、各基準電圧が、各表示データに対応した複数の基準電圧を発生させる。より具体的には、基準電圧発生回路126は、高電位側電源電圧VDDH及び低電位側電源電圧VSSHの間の電圧を抵抗分割した複数種類の基準電圧を発生させ、DAC128に供給する。
DAC128は、各基準電圧が表示データに対応した複数の基準電圧の中から、ソース線ごとにレベルシフタ124からの表示データに対応する駆動電圧(階調電圧)を出力する。より具体的には、DAC128は、レベルシフタ124からの1ドット分の表示データをデコードし、デコード結果に基づいて複数の基準電圧のいずれかを選択する。DAC128において選択された基準電圧は、駆動電圧として出力バッファ130に出力される。
出力バッファ130は、各データ出力部が各ソース線に対応して設けられた複数のデータ出力部を有する。出力バッファ130の各データ出力部は、DAC128からの駆動電圧に基づいて、ソース線を駆動する。各データ出力部は、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器を含む。
エラー処理部310には、受信I/F回路54からのエラー検出フラグFlgErr、垂直同期信号VS、水平同期信号HS及びピクセルクロック信号PCLKが入力される。そしてエラー処理部310は、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、受信I/F回路54の受信信号のエラーを検出し、エラー検出結果を表示タイミング生成回路136に出力する。
表示タイミング生成回路136は、垂直同期信号VS、水平同期信号HS、ピクセルクロック信号PCLK及びエラー処理部310のエラー検出結果に基づいて、ゲート線の選択タイミングとソース線の駆動タイミングとを制御する制御信号を生成する。レベルシフタ138は、表示タイミング生成回路136によって生成された該制御信号の各ビットの電圧レベルを変換する。例えばレベルシフタ138は、ゲートドライバ32の表示タイミングを制御するためのクロック信号VCK、スタートパルス信号VSP、出力イネーブル信号VENBを出力する。
例えば、エラー処理部310は、エラー検出フラグFlgErrに基づいて、エラーが発生した表示データが表示される画素を含む走査ラインをエラーラインとして検出することができる。エラー処理部310は、垂直同期信号VSにより開始される1垂直走査期間内に、水平同期信号HSのパルスをカウントし、エラー検出フラグFlgErrがアクティブになったときの水平同期信号HSのパルス数により、エラーが発生した表示データが表示される画素を含む走査ラインをエラーラインとして検出できる。
図16に、表示タイミング生成回路136の構成要部の一例を示す。
図16では、表示タイミング生成回路136のうち出力イネーブル信号VENBを生成する回路部分のブロックのみを示している。このように、表示タイミング生成回路136は、カウンタ350、ゲート出力制御部352を含むことができる。
カウンタ350は、ピクセルクロック信号PCLK又は水平同期信号HSが入力され、1垂直走査期間内のピクセルクロック信号PCLK又は水平同期信号HSのパルス数をカウントする。これにより、カウンタ350は、1垂直走査期間内の走査ラインをカウント値で特定することができる。ゲート出力制御部352は、エラー処理部310により検出されたエラーラインとカウンタ350のカウント値とを比較し、両者が一致する走査ラインを選択しないように出力イネーブル信号VENBを生成する。
以上のように、表示ドライバ40は、エラーが検出された表示データが表示される画素を含む走査ラインを選択しないように制御される。
なお、図15のソースドライバ30は、更に、自発パルス発生回路400を含むことができる。自発パルス発生回路400は、表示ドライバ40(ソースドライバ30)の外部からの表示制御信号にかかわらず(該表示制御信号とは非同期で)自発パルスを発生することができる。ソースドライバ30は、SYNCパケットのエラー検出結果に基づいて、自発パルス発生回路400が発生した自発パルスを表示制御信号の代わりに出力し、ソース線の駆動タイミングやゲート線の走査タイミングを指定することができる。
図17に、図15の自発パルス発生回路400の構成要部の一例を示す。
図17では、自発パルス発生回路400が、水平同期開始タイミングや水平同期終了タイミングを規定するSYNCパケットにエラーが発生したときに自発水平同期信号HSxを生成する回路ブロックの例を示している。
自発パルス発生回路400は、第1のタイムアウトレジスタ410、カウンタ420、比較器430を含むことができる。第1のタイムアウトレジスタ410には、ホスト38によりタイムアウト値が設定される。カウンタ420は、ピクセルクロック信号PCLKのクロック数をカウントし、そのカウント値を比較器430に出力する。比較器430は、第1のタイムアウトレジスタ410のレジスタ値とカウンタ420のカウント値とを比較し、両者が一致したときに一致検出パルスを出力する。この一致検出パルスは、カウンタ420のタイムアウトパルスとなる。カウンタ420のカウント値は、水平同期信号HSがアクティブになったとき、又は比較器430からの一致検出パルスが出力されたときに初期化される。
即ち、カウンタ420は、正常な画像データが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化される。更に、表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに、カウンタ420がタイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを自発パルスとして出力することができる。
比較器430の一致検出パルスは、自発水平同期信号HSxとして出力される。そして、エラー検出フラグFlgErrにより、水平同期開始タイミングや水平同期終了タイミングを規定するSYNCパケットのエラー発生が検出されたことが通知される。このエラー検出フラグFlgErrにより、表示タイミング生成回路136が、水平同期信号HS又は自発水平同期信号HSxのいずれかを選択出力する。
こうして、エラー検出部214よりSYNCパケット(表示タイミング信号を規定する受信データ)のエラーが検出されたことを条件に、自発水平同期信号HSx(自発パルス)を水平同期信号HS(表示タイミング信号)として出力することができる。
図18に、図15の自発パルス発生回路400の構成要部の一例を示す。
図18では、自発パルス発生回路400が、垂直同期開始タイミングや垂直同期終了タイミングを規定するSYNCパケットにエラーが発生したときに自発垂直同期信号VSxを生成する回路ブロックの例を示している。
自発パルス発生回路400は、第2のタイムアウトレジスタ450、カウンタ460、比較器470を含むことができる。第2のタイムアウトレジスタ450には、ホスト38によりタイムアウト値が設定される。カウンタ460は、水平同期信号HSのパルス数をカウントし、カウント値を比較器470に出力する。比較器470は、第2のタイムアウトレジスタ450のレジスタ値とカウンタ460のカウント値とを比較し、両者が一致したときに一致検出パルスを出力する。この一致検出パルスは、カウンタ460のタイムアウトパルスとなる。カウンタ460のカウント値は、垂直同期信号VSがアクティブになったとき、又は比較器470からの一致検出パルスが出力されたときに初期化される。
即ち、カウンタ460は、正常な画像データが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化される。更に、表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに、カウンタ460がタイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを自発パルスとして出力することができる。
比較器470の一致検出パルスは、自発垂直同期信号VSxとして出力される。そして、エラー検出フラグFlgErrにより、垂直同期開始タイミングや垂直同期終了タイミングを規定するSYNCパケットのエラー発生が検出されたことが通知される。このエラー検出フラグFlgErrにより、表示タイミング生成回路136が、垂直同期信号VS又は自発垂直同期信号VSxのいずれかを選択出力する。
こうして、エラー検出部214よりSYNCパケット(表示タイミング信号を規定する受信データ)のエラーが検出されたことを条件に、自発垂直同期信号VSx(自発パルス)を垂直同期信号VS(表示タイミング信号)として出力することができる。
次に、自発パルス発生回路400の動作タイミングの一例を示す。
図19に、表示同期制御に必要な各種期間の説明図を示す。
図19に示すとおり、垂直走査方向と水平走査方向とにブランキング期間、フロントポーチ期間、バックポーチ期間が規定される。
VSTは、垂直走査方向同期期間であり、垂直同期信号VSがLレベルの期間に相当する。VBPは、垂直走査方向のバックポーチ期間である。VFPは、垂直走査方向のフロントポーチ期間である。VDISPは、垂直走査方向の表示アクティブ期間であり、データイネーブル信号DEがアクティブの走査ラインの選択期間である。
HSTは、水平走査方向同期期間であり、水平同期信号HSがLレベルの期間である。HBPは、水平走査方向のバックポーチ期間である。HFPは、水平走査方向のフロントポーチ期間である。HDISPは、水平走査方向の表示アクティブ期間であり、データイネーブル信号DEがアクティブの期間である。
図20に、水平同期信号HSを規定するSYNCパケットが正常に受信されたときの自発パルス発生回路400の動作タイミングの一例を示す。
図20では、シリアルバスを介して、SYNCパケットP1が受信された後に、表示データのデータパケットP2が受信されている。SYNCパケットP1が受信されると、該SYNCパケットP1に基づいて水平同期信号HSが生成される。自発パルス発生回路400は、図示しない水平期間カウンタと、図17のカウンタ420に相当するエラー検出用カウンタとを備える。エラー検出用カウンタは、図19のHFPをカウントするカウンタでもあり、水平同期信号HSの変化点を基準に生成される内部用水平同期信号intHsyncにより初期化されるようになっている。水平期間カウンタは、内部用水平同期信号intHsyncを1クロック遅らせた初期化用信号ini1Hにより初期化される。
従って、図20では、SYNCパケットP3が正常に受信されたことにより、水平同期信号HSが正常に生成されている(TG1)。これにより、内部用水平同期信号intHsyncが生成され(TG2)、内部用水平同期信号intHsyncによりエラー検出用カウンタが所与のタイムアウト値(例えば図20では255)に達するまでに初期化される。内部用水平同期信号intHsyncを1クロック遅らせた初期化用信号ini1Hは、水平期間カウンタのカウント値を初期化する。
図21に、水平同期信号HSを規定するSYNCパケットにエラーが検出されたときの自発パルス発生回路400の動作タイミングの一例を示す。
図21では、シリアルバスを介して、SYNCパケットP10が受信された後に、表示データのデータパケットP11が受信されている。SYNCパケットP10が受信されると、該SYNCパケットP10に基づいて水平同期信号HSが生成される。
図21では、SYNCパケットP12を受信したときにエラーが検出されたものとする。このとき、水平同期信号HSが生成されない(TG10)。その結果、内部用水平同期信号intHsync及び初期化用信号ini1Hがアクティブとならない。そして、自発パルス発生回路400は、エラー検出用カウンタが255に達したことを条件に上述のように自発水平同期信号HSxを水平同期信号HSとして内部で生成し、次の同期タイミングで内部用水平同期信号intHsyncをアクティブにする(TG11)。この結果、内部用水平同期信号intHsyncを1クロック遅らせた初期化用信号ini1Hにより、水平期間カウンタのカウント値を初期化する。
図22に、垂直同期信号VSを規定するSYNCパケットが正常に受信されたときの自発パルス発生回路400の動作タイミングの一例を示す。
図22では、SYNCパケットが受信されると、該SYNCパケットに基づいて垂直同期信号VSが生成される。自発パルス発生回路400は、図示しない垂直期間カウンタと、図18のカウンタ460に相当するエラー検出用カウンタとを備える。このエラー検出用カウンタは、図19のVFPをカウントするカウンタでもあり、垂直同期信号VSの変化点を基準に生成される内部用垂直同期信号Vsyncにより初期化されるようになっている。垂直期間カウンタは、内部用垂直同期信号intVsyncにより初期化される。
従って、図22では、SYNCパケットが正常に受信されたことにより、垂直同期信号VSが正常に生成されている(TG20)。これにより、内部用垂直同期信号intVsyncが生成され(TG21)、内部用垂直同期信号intVsyncによりエラー検出用カウンタが所与のタイムアウト値(例えば図22では327)に達するまでに初期化される。内部用垂直同期信号intVsyncは、垂直期間カウンタのカウント値を初期化する。
図23に、垂直同期信号VSを規定するSYNCパケットにエラーが検出されたときの自発パルス発生回路400の動作タイミングの一例を示す。
自発パルス発生回路400は、エラーが検出されたときに次の水平走査期間に同期して自発垂直同期信号VSxが垂直同期信号VSとして生成される点に着目して、VBPS切替用制御信号を生成することができる。図23では、VBP数切替用制御信号がLレベルのときのVBP数が、VBP数切替用制御信号がHレベルのときのVBP数より1だけ多くなるように表示期間が開始される。即ち、自発垂直同期信号VSx(自発パルス)を垂直同期信号VSとして出力した垂直走査期間における水平走査期間数が、通常の垂直走査期間における水平走査期間数より1だけ少ない。こうすることで、自発パルス発生回路400で自発垂直同期信号を出力したときの表示ラインのずれによる画像の乱れを回避できる。
従って、図23において、SYNCパケットにエラーが検出されると、垂直同期信号VSが生成されない(TG30)。その結果、内部用垂直同期信号intVsyncがアクティブとならない。そして、自発パルス発生回路400は、エラー検出用カウンタが327に達したことを条件に上述のように自発垂直同期信号VSxを垂直同期信号VSとして内部で生成し、次の同期タイミングで内部用垂直同期信号intVsyncをアクティブにする(TG31)。この結果、内部用垂直同期信号intVsyncにより、垂直期間カウンタのカウント値を初期化する。
更に、自発垂直同期信号VSxを垂直同期信号VSとして内部で生成された垂直走査期間では、VBP数切替用制御信号がHレベルとなり、VBPが4ラインのとき表示期間が開始される。この結果、当該垂直走査期間では、通常の垂直走査期間と同じ表示ライン数の画像が表示される。
以上のように、自発パルスを表示タイミング信号として出力した垂直走査期間における垂直走査方向のフロントポーチ期間の水平走査期間数が、エラーが検出されない通常の垂直走査期間における垂直走査方向のフロントポーチ期間の水平走査期間数より1だけ少ない。なお、図23では、垂直走査方向のフロントポーチ期間を例に説明したが、垂直走査方向のバックポーチ期間における水平走査期間数を制御してもよい。
4. ブリッジ回路
図1〜図23では、表示ドライバ40内に受信I/F回路54が内蔵される例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、受信I/F回路54、エラー処理部310及び自発パルス発生回路400の機能を、表示ドライバの外部に設けられるブリッジ回路に内蔵させてもよい。
図24に、本実施形態におけるブリッジ回路を含む液晶表示装置の構成例のブロック図を示す。図24において、図1、図2、図4、図12又は図15と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態におけるブリッジ回路500は、図24に示すようにホスト38と、液晶表示パネル20を駆動する表示ドライバ600との間に設けられる。表示ドライバ600は、ソースドライバ610と、ゲートドライバ620とを含む。ソースドライバ610は、ソースドライバ30の表示タイミング生成回路136のうち自発垂直同期信号及び自発水平同期信号を生成する回路部分が省略された構成を有している。また、ソースドライバ610は、ソースドライバ30の各ブロックのうち自発パルス発生回路400及びエラー処理部310が省略された構成を有している。ゲートドライバ620は、ゲートドライバ32と同様の構成を有している。
ブリッジ回路500は、物理層回路200、受信処理回路210、タイミング生成回路220、表示タイミング生成回路510、自発パルス発生回路400、エラー処理部310を含むことができる。表示タイミング生成回路510は、図16〜図18の各回路ブロックを有する。また、表示タイミング生成回路510は、図15の表示タイミング生成回路136のすべての機能を有していてもよい。従って、上述のソースドライバ30の機能のうちエラー処理に関する機能をブリッジ回路500で実現させることができる。この場合、ソースドライバ610は、ブリッジ回路500からの表示データ及び表示制御信号に基づいて、液晶表示パネル20のソース線を駆動する。
以上のように、エラーが検出された画素を含む走査ラインを選択しないようにすることで、画質の乱れを最小限に抑えることができる。その上、表示タイミング信号を規定する受信信号にエラーが発生したときに自発パルスを代用して表示タイミング信号としたので、該受信信号にエラーが発生しても正常な画像表示を継続できる。更には、タイムアウトパルスを自発パルスとする回路構成を採用することで、簡素な構成で画質の劣化を抑える表示ドライバやブリッジ回路、これらを含む電気光学装置、電子機器を提供できる。
5. 電子機器
図25に、本実施形態における電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図25において、図1又は図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットでホスト38に供給する。
携帯電話機900は、液晶表示パネル20を含む。液晶表示パネル20は、ソースドライバ30及びゲートドライバ32を含む表示ドライバ40によって駆動される。液晶表示パネル20は、複数のソース線、複数のゲート線、複数の画素を含む。ソースドライバ30は、表示データに基づいてソース線の駆動制御を行う。
ホスト38は、表示ドライバ40に接続され、ソースドライバ30に対してRGBフォーマットの表示データを供給する。
電源回路100は、表示ドライバ40に接続され、各ドライバに対して、駆動用の電源電圧を供給する。また液晶表示パネル20の対向電極に、対向電極電圧VCOMを供給する。
またホスト38は、アンテナ960を介して受信された表示データを、変復調部950で復調した後、表示ドライバ40に供給できる。ホスト38は、このように表示データに基づき、表示ドライバ40により液晶表示パネル20に表示させる。
ホスト38は、カメラモジュール910で生成された表示データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト38は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、液晶表示パネル20の表示処理を行う。
図26に、本実施形態における電子機器の他の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図26において、図24、図25と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図26の携帯電話機980が図25の携帯電話機と異なる点は、表示ドライバとホスト38との間に、図25のブリッジ回路500が挿入されている点である。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の構成の概要を示す図。 本実施形態におけるアクティブマトリックス型の液晶表示装置の他の構成の概要を示す図。 図1又は図2の液晶表示装置の構成例を示す図。 本実施形態におけるホスト及び表示ドライバ間の構成例のブロック図。 ホストが出力する送信信号の例を示す図。 シリアルバスを介して伝送される差動信号の例を示す図。 図7(A)、図7(B)はホストと表示ドライバとの間でやり取りされるパケットデータの説明図。 図8(A)はショートパケット構造の一例を示す図。図8(B)はロングパケット構造の一例を示す図。 パケットデータによる1水平走査分の表示データのやり取りの説明図。 パケットデータによる1垂直走査分の表示データのやり取りの説明図。 本実施形態における表示ドライバの構成の概要を示す図。 図11の受信I/F回路の構成例のブロック図。 本実施形態におけるエラー処理部の処理例の説明図。 図11のゲートドライバの構成例のブロック図。 図11のソースドライバの構成例のブロック図。 表示タイミング生成回路の構成要部の一例を示す図。 図15の自発パルス発生回路の構成要部の一例を示す図。 図15の自発パルス発生回路の構成要部の一例を示す図。 表示同期制御に必要な各種期間の説明図。 水平同期信号を規定するパケットが正常に受信されたときの自発パルス発生回路の動作タイミングの一例を示す図。 水平同期信号を規定するパケットにエラーが検出されたときの自発パルス発生回路の動作タイミングの一例を示す図。 垂直同期信号を規定するパケットが正常に受信されたときの自発パルス発生回路の動作タイミングの一例を示す図。 垂直同期信号を規定するパケットにエラーが検出されたときの自発パルス発生回路の動作タイミングの一例を示す図。 本実施形態におけるブリッジ回路を含む液晶表示装置の構成例のブロック図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。 本実施形態における電子機器の他の構成例のブロック図。
符号の説明
10 液晶表示装置、 20 液晶表示パネル、 30 ソースドライバ、
32 ゲートドライバ、 38 ホスト、 40 表示ドライバ、
50 送信I/F回路、 54 受信I/F回路、 60 駆動部、
70 シリアル/パラレル変換回路、 72 PLL回路、
98 シリアルバス、 136 表示タイミング生成回路、
200 物理層回路、 210 受信処理回路、 212 パケット処理部、
214 エラー検出部、 216 デコーダ、 220 タイミング生成回路、
300 ソース線駆動部、 310 エラー処理部、
400 自発パルス発生回路、 410 第1のタイムアウトレジスタ、
420、460 カウンタ、 430、470 比較器、
450 第2のタイムアウトレジスタ、 DE データイネーブル信号、
FlgErr エラー検出フラグ、 HS 水平同期信号、
HSx 自発水平同期信号、 PCLK ピクセルクロック信号、
VS 垂直同期信号、 VSx 自発垂直同期信号

Claims (18)

  1. アクティブマトリックス型の電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記電気光学装置の複数のゲート線を走査するゲート線駆動回路とを含み、
    前記ゲート線駆動回路が、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出された画像データが表示される走査ラインを選択しないように前記複数のゲート線を走査することを特徴とする表示ドライバ。
  2. 請求項1において、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置のソース線を駆動するソース線駆動回路を含むことを特徴とする表示ドライバ。
  3. 請求項1又は2において、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置を駆動するための表示タイミング信号を生成する表示タイミング生成回路と、
    自発パルスを生成する自発パルス生成回路とを含み、
    前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたことを条件に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力することを特徴とする表示ドライバ。
  4. 請求項3において、
    前記表示タイミング信号が、
    水平走査期間を規定する水平同期信号であることを特徴とする表示ドライバ。
  5. 請求項3又は4において、
    前記表示タイミング信号が、
    垂直走査期間を規定する垂直同期信号であることを特徴とする表示ドライバ。
  6. 請求項5において、
    前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号として垂直同期信号を規定する受信データのエラーが検出されたとき、該エラーが検出された水平走査期間の次の水平走査期間に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力し、
    前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力した垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数が、エラーが検出されない垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数より1だけ少ないことを特徴とする表示ドライバ。
  7. 請求項3乃至6のいずれかにおいて、
    所与のタイムアウトカウント値まで所与の基準クロックに同期してカウント値が更新されるカウンタを含み、
    前記カウンタが、
    前記エラー検出回路により正常なデータが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化されると共に、前記エラー検出回路により表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに前記カウンタが前記タイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを前記自発パルスとして出力することを特徴とする表示ドライバ。
  8. 画像データを受信するためのインタフェース回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データのエラー検出処理を行うエラー検出回路と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて、前記電気光学装置を駆動するための表示タイミング信号を生成する表示タイミング生成回路と、
    自発パルスを生成する自発パルス生成回路とを含み、
    前記エラー検出回路によりエラーが検出されたことを条件に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力することを特徴とするブリッジ回路。
  9. 請求項8において、
    前記表示タイミング信号が、
    水平走査期間を規定する水平同期信号であることを特徴とするブリッジ回路。
  10. 請求項8又は9において、
    前記表示タイミング信号が、
    垂直走査期間を規定する垂直同期信号であることを特徴とするブリッジ回路。
  11. 請求項9において、
    前記エラー検出回路により前記表示タイミング信号として垂直同期信号を規定する受信データのエラーが検出されたとき、該エラーが検出された水平走査期間の次の水平走査期間に、前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力し、
    前記自発パルスを前記表示タイミング信号として出力した垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数が、エラーが検出されない垂直走査期間における垂直走査方向のバックポーチ期間又はフロントポーチ期間の水平走査期間数より1だけ少ないことを特徴とするブリッジ回路。
  12. 請求項9乃至11のいずれかにおいて、
    所与のタイムアウトカウント値まで所与の基準クロックに同期してカウント値が更新されるカウンタを含み、
    前記カウンタが、
    前記エラー検出回路により正常な画像データが受信されたことが検出されたときにカウント値が初期化されると共に、前記エラー検出回路により表示タイミング信号を規定する受信データのエラーが検出されたときに前記カウンタが前記タイムアウトカウント値までカウントしたことを示すタイムアウトパルスを前記自発パルスとして出力することを特徴とするブリッジ回路。
  13. 複数のゲート線と、
    複数のソース線と、
    各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて前記複数のゲート線の走査又は前記複数のソース線の駆動を行う請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバとを含むことを特徴とする電気光学装置。
  14. 複数のゲート線と、
    複数のソース線と、
    各画素が各ゲート線及び各ソース線により特定される複数の画素と、
    前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
    前記インタフェース回路で受信された画像データに基づいて前記複数のソース線を駆動するソースドライバと、
    前記ソースドライバに接続された請求項8乃至12のいずれか記載のブリッジ回路とを含むことを特徴とする電気光学装置。
  15. 請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバを含むことを特徴とする電気光学装置。
  16. ホストと、
    前記ホストからの画像データを受信する請求項1乃至7のいずれか記載の表示ドライバとを含むことを特徴とする電子機器。
  17. ホストと、
    電気光学装置を駆動する表示ドライバと、
    前記ホストからの画像データに基づいて前記ソースドライバの表示タイミング信号を生成する請求項8乃至12のいずれか記載のブリッジ回路とを含むことを特徴とする電子機器。
  18. 請求項13乃至15のいずれか記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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