JP2009008526A - 水銀原子蛍光分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フローセルからの散乱光を減少させる水銀原子蛍光分析装置を提供し、検出器の信号のベースラインを低下させ、分析感度と精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】水銀原子蛍光分析装置は、試料Sに紫外線11を照射する水銀ランプ10と、試料Sから発生する水銀の蛍光12を検出する検出器40と、水銀ランプ10からの紫外線11が入射する入射窓21を有する壁23、試料Sから発生する水銀の蛍光12を検出器40に出射する出射窓22を有する壁24、入射窓21と対向する壁25および出射窓22と対向する壁26によってセルを形成し、前記セルにガス状の試料Sが導入される導入口35およびガス状の試料Sが導出される導出口36を有するフローセル20であって、入射窓21と対向する壁25および出射窓22と対向する壁26が紫外線を吸収する紫外線吸収材27で覆われているフローセル20とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水銀ランプからの紫外線の散乱を防止する水銀原子蛍光分析装置に関する。
従来から原子蛍光法による水銀分析は行われている。石英ガラスからなるフローセル中にガス状の試料を流し、水銀ランプから発生する紫外線を試料に照射し、試料中に存在する水銀原子から発生する水銀の蛍光強度を検出器で検出することにより水銀の定量分析が行われている。
しかし、従来の装置では、石英ガラスで製作されたフローセルの入射窓から入射した紫外線がフローセルの内面やフローセルを取り囲む部材において散乱するため、散乱光が発生していた。特に、フローセルを固定している固定部材の固定面からの散乱光が多く発生していた。そのため検出器で検出される信号のノイズが多く、またベースラインが高くなり、0.1pg(ピコグラム)の低濃度の水銀を検出することが困難であった。
本発明は前記従来の問題に鑑みてなされたもので、フローセルからの散乱光を減少させる水銀原子蛍光分析装置を提供し、検出器が検出する信号のベースラインを低下させるとともにノイズを減少させ、水銀原子蛍光分析装置の分析感度と精度を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の水銀原子蛍光分析装置は、試料に紫外線を照射する水銀ランプと、試料から発生する水銀の蛍光を検出する検出器と、前記水銀ランプからの紫外線が入射する入射窓を有する壁、試料から発生する水銀の蛍光を前記検出器に出射する出射窓を有する壁、前記入射窓と対向する壁および前記出射窓と対向する壁によってセルを形成し、前記セルにガス状の試料が導入される導入口およびガス状の試料が導出される導出口を有し、ガス状の試料を通過させるフローセルであって、前記入射窓および出射窓を除いて、少なくとも前記入射窓と対向する壁および前記出射窓と対向する壁が紫外線を吸収する紫外線吸収材または紫外線の反射を防止する紫外線反射防止材で覆われているフローセルとを有する。
「紫外線吸収材または紫外線反射防止材で覆われる」とは、フローセル内で発生する散乱光を減少させるために、フローセルの内面および/または外面を紫外線吸収材または紫外線反射防止材で包み込まれる、またはフローセル自身が紫外線吸収材または紫外線反射防止材で形成されることを意味する。
本発明の水銀原子蛍光分析装置によれば、水銀ランプから入射した紫外線がフローセル内で散乱することにより発生する散乱光を減少させることによって検出器の検出信号に重畳していた散乱光によるバックグラウンド信号を大幅に減少させ、検出信号のベースラインを低下させることができ、水銀原子蛍光分析装置の分析感度と精度を向上させることができる。
本発明の水銀原子蛍光分析装置において、紫外線吸収材および/または紫外線反射防止材が膜で形成されているのが好ましく、また紫外線反射防止材がフッ化マグネシウムまたはポリエチレンテレフタレートシリコンで形成されているのが好ましい。
以下、本発明の第1実施形態である水銀原子蛍光分析装置について説明する。図1に示すように、本装置は、試料Sに紫外線11を照射する水銀ランプ10、水銀ランプ10から出射する紫外線の光束を絞る入射スリット13、ガス状の試料を通過させるフローセル20、水銀ランプ10からの紫外線11をフローセル20の入射窓21に集光させる入射レンズ15、フローセル20を固定する固定部材50、試料Sから発生する蛍光12を検出する検出器40、フローセル20の出射窓22から出射する蛍光12を検出器40の検出器窓に集光させる出射レンズ16、出射レンズ16を透過した蛍光12の光束を絞る出射スリット17、検出器40で検出された信号を処理し試料中の水銀含有量を定量する信号処理手段70および試料導入部80を備えている。
水銀ランプ10は、例えば水銀が封入された放電管であり、通電され放電すると水銀の共鳴線である253.7nmの紫外線を発生する。入射レンズ15と出射レンズ16は、例えば溶融石英製の凸レンズであり、検出器40は、例えば光電子増倍管である。図2に示すように試料導入部80は、ガス状の試料を導入するためのアルゴンガスが充填されているアルゴンボンベ81、アルゴンガスの流量を制御するマスフローメータ83、アルゴンガスの流路を切替える三方切替弁84、アルゴンガスに含まれている水銀を除去するフィルタ85、ガス状の試料送入口86、試料送入口86から導入された水銀を捕集する水銀捕集管87、ガス状の試料が流れる試料流路88、アルゴンガスを試料流路88からバイパスさせるバイパス流路89および試料流路88とバイパス流路89を接続する三方ジョイント90で構成されている。
空気でガス状の試料を導入すると試料中の水銀が干渉を受け感度が低下するため、水銀の発光効率を上げるために導入ガスとしてアルゴンガスが通常用いられる。フィルタ85はアルゴンガスに含まれている極微量の水銀を除去するためのフィルタであり、金コーティングした海砂や水銀専用粒状活性炭などが容器に充填されている。水銀捕集管87は、フィルタ85と同様に金コーティングした海砂が充填された容器と、試料から捕集した水銀を解放するための加熱部を有している。
図3に示すように、フローセル20は、例えば正方形筒の形状であり、外寸の縦、横が12mm、高さが40mm、厚さが1mmの合成石英で形成されている。図4に示すようにフローセル20は、例えばアルミニウムブロックで形成された固定部材50の中に囲まれるように固定されており、水銀ランプ10に対向する筒壁23であって固定部材50に囲まれていない部分が水銀ランプ10からの紫外線11を入射させる入射窓21を形成し、光電子増倍管60に対向する筒壁24であって固定部材50に囲まれていない部分が試料から発生する水銀の蛍光12を出射させる出射窓22を形成している。
図4に示すように、入射窓21と対向するフローセルの筒壁25の外面25bおよび出射窓22と対向するフローセルの筒壁26の外面26bが紫外線を吸収する紫外線吸収材27、例えばポリエステルフィルムにメタリック蒸着を施した紫外線吸収フィルムで覆われている。紫外線吸収材27の市販品としてはミラリード社製の自動車用ウィンドウフィルムがある。例えば、紫外線吸収フィルムを入射窓21と対向するフローセルの筒壁の外面25bおよび出射窓22と対向するフローセルの筒壁の外面26bに貼付してもよいし、外面25bおよび外面26bに対向する固定部材50のそれぞれの面の間に挟みこむように配置してもよい。
図5は導入口ジョイント37および導出口ジョイント38が接続されたフローセル20の図4のI-I線断面図であり、この図に示すように、フローセル20はガス状の試料Sを導入する導入口35およびガス状の試料Sを導出する導出口36を有している。導入口35および導出口36はともに四フッ化エチレンで製作されている導入口ジョイント37および導出口ジョイント38に、厚さ1mmのフルオロカーボンゴム(バイトンゴム 登録商標)のシート39を介して接続され気密性が保たれている。導入口ジョイント37に試料導入部80(図2)が接続され、導出口ジョイント38に試料中の水銀を捕集する水銀捕集器を有するガス状の試料流出部(図示なし)が接続されている。
次に、第1実施形態の水銀原子蛍光分析装置の動作について説明する。図2に示すように、アルゴンボンベ81から出たアルゴンガスはマスフローコントローラ83によって所定の流量に制御されて三方切替弁84に導入される。水銀測定を行わないときは、三方切替弁84の試料流路88は閉じられ、バイパス流路89が開放されてアルゴンガスはバイパス流路89を経由して三方ジョイント90よりフローセル20に流れ、フローセル20内をパージしている。水銀測定を行うときは、三方切替弁84のバイパス流路89が閉じられ、試料流路88が開放され、アルゴンガスと試料送入口86より導入されたガス状の試料Sが流れ、試料S中の水銀が水銀捕集管87に捕集される。その後、水銀捕集管87の加熱部によって水銀捕集管87が加熱され、捕集された水銀がガス状の水銀となってフローセル20に導入される。
一方、水銀ランプ10からの紫外線11がフローセル20に照射されているので、フローセル20にガス状の水銀が導入されると、水銀原子から253.7nmの蛍光が発生する。この253.7nmの蛍光強度が光電子増倍管40によって検出され、その検出信号が信号処理手段70で処理され、試料中の水銀含有量が定量される。
次に、第1実施形態の装置と従来の装置とを用いて実験した結果について説明する。従来の装置のフローセルは、入射窓と対向するフローセルの筒壁の外面および出射窓と対向するフローセルの筒壁の外面が紫外線を吸収する紫外線吸収材で覆われていない。本実施形態の装置と従来の装置とは、フローセルが異なるだけであり、その他の構成は同じ装置である。両装置を用いて前記のように同じ測定条件で動作させて水銀量が45pg(ピコグラム)の同一の試料を測定した結果が図6〜図11であり、図6〜図8が第1実施形態の装置で測定したデータであり、図9〜図11が従来の装置で測定したデータである。
図6と図9は光電子増倍管40が検出した信号電圧のプロファイルを示しており、図6に示すように第1実施形態の装置ではベース電圧が0.2V(ボルト)にあるが、図9に示されている従来の装置ではベース電圧は4Vになっており、第1実施形態の装置ではベース電圧が1/20に減少している。第1実施形態の装置では、図4で示したように、入射窓21と対向するフローセルの外面25bおよび出射窓22と対向するフローセルの外面26bが紫外線を吸収する紫外線吸収材27で覆われており、フローセル20に水銀ランプ10から照射される紫外線の散乱を抑制し、散乱光を減少させているので、ベース電圧が1/20に減少している。一方、従来の装置では、フローセルが紫外線吸収材で覆われていないので、散乱光が多量に発生し、その散乱光が光電子増倍管40に入り、ベース電圧を増加させている。
図7と図10はともに信号電圧からベース電圧を差し引いた電圧を信号処理手段70によって処理した信号強度のプロファイルが示されている。信号強度は任意スケールである。図7と図10に示されている信号強度はともに7であり、ほぼ同じである。両装置のノイズレベルを分かりやすくするために図7の信号強度のすその部分を拡大して示した図が図8であり、図10の信号強度のすその部分を拡大して示した図が図11である。図8に示すように第1実施形態の装置ではノイズレベルは0.002と低く、信号強度のプロファイルにテーリング(裾を引いている状態)がほとんどないが、図11に示すように従来の装置ではノイズが多く、ノイズレベルも0.01と高く、信号強度のプロファイルがテーリングしている。
第1実施形態の装置では、図4に示すように、入射窓21と対向するフローセルの外面25bおよび出射窓22と対向するフローセルの外面26bが紫外線を吸収する紫外線吸収材27で覆われており、フローセル20に水銀ランプ10から照射される紫外線11の散乱を抑制し、散乱光を減少させているので、ノイズレベルは0.002と低く、信号強度のプロファイルにテーリングがほとんどなくなっている。一方、従来の装置では、フローセルが紫外線吸収材27で覆われていないので、散乱光が多量に発生し、その散乱光が光電子増倍管40に入り、散乱光による乱れによるノイズが多く発生し、ノイズレベルも0.01と高くなり信号強度のプロファイルのすその部分に幅広くテーリングしている。
当該分野では、一般的に検出限界の信号強度は、検出限界の信号強度=3×ノイズレベルと定義されているので、この式に従って第1実施形態の装置と従来の装置の検出限界の信号強度を計算すると、第1実施形態の装置の検出限界の信号強度は0.006であり、従来の装置の検出限界の信号強度は0.03となる。第1実施形態の装置と従来の装置で45pgの水銀を測定した信号強度はともに7であり、この信号強度7と前記の両装置の検出限界の信号強度から水銀量の検出限界値を算出すると、第1実施形態の装置では、0.039pgとなり、従来の装置では、0.19pgとなる。第1実施形態の装置では従来の装置に比べ5倍感度が向上している。
本発明の第2実施形態である水銀原子蛍光分析装置について説明する。第2実施形態の装置と第1実施形態の装置とは、フローセルが異なるだけであり、その他の構成は同じ装置であるので、フローセルについてのみ以下に説明する。図12に示すように、フローセル100は、第1実施形態と同一の正方形筒の合成石英で形成され、第1実施形態と同一の固定部材50の中に囲まれるように固定されており、水銀ランプ10に対向する筒壁103であって固定部材50に囲まれていない部分が水銀ランプ10からの紫外線11を入射させる入射窓101を形成し、光電子増倍管40に対向する筒壁104であって固定部材50に囲まれていない部分が試料から発生する水銀の蛍光12を出射させる出射窓102を形成している。入射窓101と対向するフローセルの筒壁105の内面105aおよび出射窓102と対向するフローセルの筒壁106の内面106aが紫外線を吸収する紫外線吸収材107、例えばポリエステルフィルムにメタリック蒸着を施した紫外線吸収材で覆われている。
第2実施形態の装置では、入射窓101と対向するフローセルの筒壁の内面105aおよび出射窓102と対向するフローセルの筒壁の内面106aが紫外線を吸収する紫外線吸収材107で覆われているので、第1実施形態の装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第3実施形態である水銀原子蛍光分析装置について説明する。第3実施形態の装置と第1実施形態の装置とは、フローセルが異なるだけであり、その他の構成は同じ装置であるので、フローセルについてのみ以下に説明する。図13に示すように、フローセル200は、第1実施形態と同一の正方形筒の形状であり、第1実施形態と同一の固定部材50の中に囲まれるように固定されており、水銀ランプ10に対向する筒壁203は合成石英であって固定部材50に囲まれていない部分が水銀ランプ10からの紫外線11を入射させる入射窓201を形成し、光電子増倍管40に対向する筒壁204は合成石英であって固定部材50に囲まれていない部分が試料から発生する水銀の蛍光12を出射させる出射窓202を形成している。入射窓201と対向する筒壁205および出射窓202と対向する筒壁206は紫外線を吸収する紫外線吸収材207、例えば、安中特殊硝子製作所製の紫外線吸収フィルタSTG−2050、ケンコウ光学ショップ製のフィルタUV(L39)、五十鈴精工硝子製の紫外線吸収フィルタITY−385などを加工して形成されている。
第3実施形態の装置では、入射窓201と対向する筒壁205および出射窓202と対向する筒壁206が紫外線を吸収する紫外線吸収材で形成されているので、第1実施形態の装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第4実施形態である水銀原子蛍光分析装置について説明する。第4実施形態の装置と第1実施形態の装置とは、フローセルが異なるだけであり、その他の構成は同じ装置であるので、フローセルについてのみ以下に説明する。図14に示すように、フローセル300は、第1実施形態と同一の正方形筒の合成石英で形成され、第1実施形態と同一の固定部材50の中に囲まれるように固定されており、水銀ランプ10に対向する筒壁303であって固定部材50に囲まれていない部分が水銀ランプ10からの紫外線11を入射させる入射窓301を形成し、光電子増倍管40に対向する筒壁304であって固定部材50に囲まれていない部分が試料から発生する水銀の蛍光12を出射させる出射窓302を形成している。
入射窓301と対向するフローセルの筒壁305の内面305aと外面305bおよび出射窓302と対向するフローセルの筒壁306の内面306aと外面306bが紫外線の反射を防止する紫外線反射防止材、例えばフッ化マグネシウムを蒸着した紫外線反射防止膜307で覆われている。紫外線反射防止材307としてポリエチレンテレフタレートシリコンで形成されている膜厚が0.4mmの膜や市販されている紫外線反射防止膜を貼付してもよい。
第4実施形態の装置では、入射窓301と対向するフローセルの筒壁の内面305aと外面305bおよび出射窓302と対向するフローセルの筒壁の内面306aと外面306bが紫外線の反射を防止する紫外線反射防止材307で覆われているので、第1実施形態の装置と同様の作用効果を得ることができる。
第1〜第3の実施形態では、フローセルを紫外線吸収材27、107、207で覆ったが、紫外線反射防止材で覆ってもよい。また第4の実施形態では、紫外線反射防止材307で覆ったが、紫外線吸収材で覆ってもよい。第1〜第4の実施形態では、入射窓21、101、201、301と対向するフローセルの筒壁25、105、205、305および出射窓22、102、202、302と対向するフローセルの筒壁26、106、206、306が紫外線吸収材27、107、207や紫外線反射防止材307で覆われていたが、これらの筒壁に加え、さらに入射窓21、101、201、301を有する壁23、103、203、303の入射窓21、101、201、301以外の領域および出射窓22、102、202、302を有する壁24、104、204、304の出射窓22、102、202、302以外の領域を紫外線吸収材または紫外線反射防止材で覆ってもよい。
フローセルの形状は正方形筒に限らず、長方形筒、円筒、楕円筒であってもよいし、筒形状でなくてもよく、中空の立方体、球体、楕円体などであってもよい。また、これらの形状の一部に突出した入射窓や出射窓を形成してもよい。導入口ジョイント37および導出口ジョイント38がフローセルと一体に形成されてもよい。
実施形態では、非分散型水銀原子蛍光分析装置について説明したが、波長分散型水銀原子蛍光分析装置であってもよい。また、水銀捕集管を用いたバッチ方式で測定する装置について説明したが、他のバッチ方式で測定する装置でも、またガス状の試料をフローセルに流しながら連続方式で測定する装置でも実施形態の装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態である水銀原子蛍光分析装置の概略ブロック図である。 同装置の試料導入部の概略ブロック図である。 同装置のフローセルの斜視図である。 同装置のフローセルの上面図である。 図4のI-I線断面図である。 同装置による信号電圧のプロファイルである。 同装置による信号強度のプロファイルである。 同装置による信号強度のノイズレベルのプロファイルである。 従来の水銀原子蛍光分析装置による信号電圧のプロファイルである。 同装置による信号強度のプロファイルである。 同装置による信号強度のノイズレベルのプロファイルである。 本発明の第2実施形態である水銀原子蛍光分析装置のフローセルの上面図である。 本発明の第3実施形態である水銀原子蛍光分析装置のフローセルの上面図である。 本発明の第4実施形態である水銀原子蛍光分析装置のフローセルの上面図である。
符号の説明
10 水銀ランプ
11 紫外線
12 水銀の蛍光
20 100 200 300 フローセル
21 101 201 301 入射窓
22 102 202 302 出射窓
23 103 203 303 入射窓を有する壁
24 104 204 304 出射窓を有する壁
25 105 205 305 入射窓と対向する壁
26 106 206 306 出射窓と対向する壁
27 107 207 紫外線吸収材
35 導入口
36 導出口
40 検出器
307 紫外線反射防止材
S 試料







Claims (3)

  1. 試料に紫外線を照射する水銀ランプと、
    試料から発生する水銀の蛍光を検出する検出器と、
    前記水銀ランプからの紫外線が入射する入射窓を有する壁、試料から発生する水銀の蛍光を前記検出器に出射する出射窓を有する壁、前記入射窓と対向する壁および前記出射窓と対向する壁によってセルを形成し、前記セルにガス状の試料が導入される導入口およびガス状の試料が導出される導出口を有し、ガス状の試料を通過させるフローセルであって、前記入射窓および出射窓を除いて、少なくとも前記入射窓と対向する壁および前記出射窓と対向する壁が紫外線を吸収する紫外線吸収材または紫外線の反射を防止する紫外線反射防止材で覆われているフローセルと、
    を有する水銀原子蛍光分析装置。
  2. 請求項1において、前記紫外線吸収材および/または前記紫外線反射防止材が膜で形成されている水銀原子蛍光分析装置。
  3. 請求項1または2において、前記紫外線反射防止材がフッ化マグネシウムまたはポリエチレンテレフタレートシリコンで形成されている水銀原子蛍光分析装置。
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