JP2006292524A - 熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ、及び、光計測装置 - Google Patents
熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ、及び、光計測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006292524A JP2006292524A JP2005112908A JP2005112908A JP2006292524A JP 2006292524 A JP2006292524 A JP 2006292524A JP 2005112908 A JP2005112908 A JP 2005112908A JP 2005112908 A JP2005112908 A JP 2005112908A JP 2006292524 A JP2006292524 A JP 2006292524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- light
- plasma
- ignition
- heat engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
【解決手段】 碍子部1と、碍子部1の先端部に設けられた点火(放電)部2と、碍子部1内を通り点火部2に接続された電路3と、碍子部に穿設された透孔4内に配設され先端部を碍子部1の先端面に望ませている少なくとも一の光学センサ用光学系5とを備える。光学センサ用光学系5は、先端面を碍子部の先端面に望ませた一体的に形成されたマイクロカセグレン光学素子である光学素子10を有している。
【選択図】 図1
Description
碍子部と、碍子部の先端部に設けられた点火・放電部と、碍子部内を通り点火・放電部に接続された電路と、碍子部に穿設された透孔内に配設され先端部を該碍子部の先端面に望ませている少なくとも一の光学センサ用光学系とを備え、光学センサ用光学系は、先端面を碍子部の先端面に望ませている光学素子を有して構成されており、光学素子は、第1面及び第2面を有して一体的に形成され、第1面及び第2面がそれぞれ第1領域と第2領域とを有し、第1面の第1領域が凹面の透過面であり、第2面の第1領域が凹面反射面であり、第1面の第2領域が反射面であってこの第1面の物点側表面に反射物質膜が被着されて形成され、この反射物質膜の物点側が防護層によって覆われており、物点からの光が第1面の第1領域に入射され、この光を第2面の第1領域において反射し、この反射光を第1面の第2領域において反射し、この反射光を像点に集光させることを特徴とするものである。
構成1を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学センサ用光学系を複数備えることを特徴とするものである。
構成1、または、構成2を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の防護層は、耐熱性、耐食性、耐蝕性、耐触性の少なくともいずれか一を有するものであることを特徴とするものである。
構成1乃至構成3のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の防護層は、クロム、フッ化マグネシウム、二酸化珪素、二酸化ジルコニア、酸化チタン、アルミナのいずれかの材料からなる単層膜、または、これらの二以上の材料からなる多層膜によって形成されていることを特徴とするものである。
構成4を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の防護層は、第1面の全面に亘って形成され、第1面の第1領域への入射光についての反射防止膜の機能を有していることを特徴とするものである。
構成1乃至構成3のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の防護層は、第1面と第2面との間の媒質と同一の材料によって、第1面の全面に亘って形成されていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成6のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第1面は、第2面よりも小径の面となされており、第1面及び第2面の間には、該第1面の外径から該第2面の外径への拡径部が形成されており、拡径部により、不要光が遮断されることを特徴とするものである。
構成1乃至構成6のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第1面及び第2面の間の媒質には、側面部に切欠き部が形成されており、切欠き部により、不要光が遮断されることを特徴とするものである。
構成1乃至構成8のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第1面の第2領域は、凸面反射面であることを特徴とするものである。
構成1乃至構成9のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第2面の第1領域には、像点側より、金属材料からなる反射膜が被着形成されていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成9のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第2面の第1領域は、特定の波長帯域の光のみを選択的に反射することを特徴とするものである。
構成1乃至構成11のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第2面の第1領域は、物点を焦点とする回転楕円面であることを特徴とするものである。
構成1乃至構成12のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第2面の第2領域は、像点を曲率中心とした凸球面の透過面となっていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成13のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の像点は、第2面の第2領域上、または、第2面よりも第1面の側にあることを特徴とするものである。
構成1乃至構成14のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の第1面及び第2面がそれぞれ複数の第1領域と第2領域とを有し、第2面の各第1領域は、互いに異なる曲率中心、または、焦点を有する複数の部分に分割された凹面からなる反射面であり、物点からの光は、第1面の各第1領域に入射され、第2面の各第1領域において対応して反射され、第1面の各第2領域において反射され、像点に集光されることを特徴とするものである。
構成1乃至構成15のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、少なくとも一の光ファイバを備え、光ファイバの入射端面は、光学素子の単数、または、複数の像点の位置に配置されていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成15のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、複数の光ファイバからなる光ファイバアレイを備え、各光ファイバの各入射端面は、光学素子の複数の像点の位置に配置されており、光軸に対して所定角度をなす一平面上、または、光軸方向について互いに異なる位置に1次元乃至3次元配列されていることを特徴とするものである。
構成14を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、少なくとも一の光ファイバを備え、光ファイバの入射端面は、光学素子の第2面の第2領域上、または、第2面よりも第1面の側の単数、または、複数の像点の位置に配置されていることを特徴とするものである。
構成14を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、複数の光ファイバからなる光ファイバアレイを備え、各光ファイバの各入射端面は、光学素子の第2面の第2領域上、または、第2面よりも第1面の側の複数の像点の位置に配置されており、光軸に対して所定角度をなす一平面上、または、光軸方向について互いに異なる位置に1次元乃至3次元配列されていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成15のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、光学素子の像点に複数の受光部を配置させた受光素子を備え、受光素子により、光学素子の物点側の複数の計測点における光の光学素子による複数の像点からの光を検出することを特徴とするものである。
構成20を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、複数の計測点は、1次元配列されており、複数の受光部は、複数の計測点に対応する複数の像点の位置に1次元配列されていることを特徴とするものである。
構成20を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、複数の計測点は、マトリクス状に2次元配列されており、複数の受光部は、複数の計測点に対応する複数の像点の位置にマトリクス状に2次元配列されていることを特徴とするものである。
構成20を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおいて、複数の計測点は、3次元配列されており、複数の受光部は、複数の計測点に対応する複数の像点の位置に3次元配列されていることを特徴とするものである。
熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、構成1乃至構成15のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、光学素子の像点における光を分光する分光手段と、分光手段により分光された光を受光する受光素子を有する光計測手段と、計測手段により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とするものである。
熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、構成16乃至構成19のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、光学素子の像点における光が光ファイバを介して入射され、この光を分光する分光手段と、分光手段により分光された光を受光する受光素子を有する光計測手段と、計測手段により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、
物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とするものである。
熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、構成20乃至構成23のいずれか一を有する熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、受光素子により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域のプラズマ場の一または複数の局所における異なる波長の発光強度を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域のプラズマ場における異なる波長の光強度比、スペクトルの線幅、または、シフト量から、プラズマ特性量を同定することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその時間的変化を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、物理・化学反応領域の一または複数の局所における局所空燃比を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の厚さを計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度を計測することを特徴とするものである。
構成33を有する光計測装置において、信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる火炎帯もしくは反応帯の到達速度を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動を計測することを特徴とするものである。
構成35を有する光計測装置において、信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動周波数を計測することを特徴とするものである。
構成37を有する光計測装置において、信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動周波数を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の広がる方向を計測することを特徴とするものである。
構成39を有する光計測装置において、信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる火炎帯もしくは反応帯の広がる方向を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、熱機関またはプラズマ装置の時系列変動(サイクル変動など)を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、熱機関またはプラズマ装置におけるノッキングなどの異常反応を検出することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎もしくは反応の核の形成情報を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎、ガス、または、プラズマの温度情報を計測することを特徴とするものである。
構成24乃至構成26のいずれか一を有する光計測装置において、信号処理手段は、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるガスの組成・濃度を計測することを特徴とするものである。
この光ファイバの入射端面に対して共役な領域からの光を光学素子から光ファイバに直接導入することができる。
本発明に係る熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグは、図1に示すように、碍子部1と、この碍子部1の先端部に設けられた点火(放電)部2と、碍子部1内を通り点火(放電)部2に接続された電路3とを備えている。
本発明に係る熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおける光学センサ用光学系5を構成する光学素子10は、図2に示すように、第1面11及び第2面12を有する一体的な光学素子である。これら第1面11及び第2面12間は、いわゆる光学ガラスや合成石英等の一様な媒質となっている。
そして、本発明に係る熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグにおける光学センサ用光学系は、図2に示すように、前述の光学素子と、光ファイバ16とからなるものとすることができる。
前述のように構成された光学センサ用光学系は、図10に示すように、ケース20内に収納されることにより、本発明に係る熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグの碍子1内に組込まれる。このケース20は、ステンレス等の材料により、内径が前述の光学素子の第2面12の直径に略々等しい円筒状に形成されている。このケース20の先端部には、光学素子の第1面11の直径に略々等しい内径の開口部20aが形成されている。
本発明に係る光計測装置は、前述のように、多点からの光を検出できるようにした光学センサ用光学系を有する光計測装置である。この光計測装置においては、種々の熱機関、または、半導体製造装置、医療機器などのプラズマ装置における物理・化学反応、例えば、燃焼やプラズマ反応の一または複数の局所における自発光、プラズマ発光、蛍光、燐光、散乱光、放射光等の物理・化学反応による光の計測を、同時に、または、順次的に行うことができる。
前述のような計測装置を様々な熱機関や半導体製造装置、医療機器などのプラズマ装置のような物理・化学反応装置における物理・化学反応の解析に用いることによって、多くの重要な情報を得ることができる。例えば、自動車のエンジンにおいては、物理・化学反応(燃焼やプラズマ反応)は、その幅が0.1mm以下のオーダーの物理・化学反応帯が形成され、所定の移動速度で移動・伝播される。このとき、計測点において光を計測すると、物理・化学反応帯の通過に対応した光の強度の立ち上がり(ピーク)が観測される。このピークの時間から通過時刻、ピーク幅Δtから通過に要した時間、また、ピーク強度から物理・化学反応の強度についての情報をそれぞれ得ることができる。
ラジカル発光スペクトルの時系列計測結果は、熱機関、または、半導体製造装置、医療機器などのプラズマ装置における物理・化学反応領域における発光スペクトルに基づいて、図16に示すように、横軸を波長、縦軸を発光強度、奥行きを時間として示すことができる。また、ラジカル発光スペクトルの時系列計測結果は、熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域における発光スペクトルに基づいて、図17に示すように、横軸を時間とし、圧力センサにより計測された物理・化学反応領域における圧力信号と、各ラジカル(OH*、CH*及びC2 *)からの発光強度とを関連させた状態で示すことができる。ここでは、エンジンの物理・化学反応(燃焼やプラズマ反応)サイクルの5サイクル分の結果を示している。
火炎帯もしくは反応帯の到達速度及び火炎帯もしくは反応帯の厚さの計測は、図18に示すように、点火(放電)部と計測点との間の距離をdとして、点火時(イグニッションタイミング)から火炎発光スペクトルの立ち上がりまでの時間t1及び火炎発光スペクトルの初期のピーク幅t2に基づいて求めることができる。すなわち、火炎帯の到達速度は、d/t1によって求めることができる。また、火炎帯の厚さは、d・t2/t1によって求めることができる。
各ラジカルからの発光強度のピークの平均値及び時系列変動(サイクル変動など)は、図19に示すように、OH*、CH*及びC2 *からの光のピーク強度の時間的変化をトレースすることによって計測することができる。図19には、発光強度ピークのサイクル変動が示されている。図19において、横軸はサイクル、縦軸はピーク強度を示しており、ドットは、連続したサイクルのピーク強度、実線はその平均値を示す。右側の棒グラフは、ピーク強度のヒストグラムを示し、図中の数値は、ピーク強度の平均値と標準偏差を示している。
各ラジカルからの発光強度のピーク比の平均値及び時系列変動(サイクル変動など)は、図20に示すように、OH*、CH*及びC2 *からの光のピーク強度の比(C2 */CH*、C2 */OH*、OH*/CH*)の時間的変化をトレースすることによって計測することができる。図20には、発光強度ピークの比のサイクル変動が示されている。図20において、横軸はサイクル、縦軸はピーク強度の比を示しており、ドットは、連続したサイクルのピーク強度の比、実線はその平均値を示す。右側の棒グラフは、ピーク強度の比のヒストグラムを示し、図中の数値は、ピーク強度の比の平均値と標準偏差を示している。
図22の(a)において、横軸はエンジン回転数、縦軸はピーク強度を示し、(b)において、横軸はエンジン回転数、縦軸はピーク強度比を示している。図22の(a)において、エンジン回転数が上昇すると火炎発光が強くなり、OH*、CH*及びC2 *からの光のピーク強度は増加している。図22の(b)において、各ラジカルからの光の強度比は、エンジン回転数が変化してもコンスタントに近くなっている。このことから、信号の強度ではなく、相対比を使うと、回転数に関係なく、また、局所空燃比(燃料濃度)が異なる条件でも、一つのパラメータになりうることがわかる。
図23は、各ラジカルからの発光強度のピーク比と設定条件としての空燃比(A/F:Air/Fuel)との関係を、横軸を設定した空燃比(A/F)、縦軸を各ラジカルからの発光強度のピーク比として示す。エンジン回転数が一定(例えば、7000rpm)の場合には、ラジカルからの光のビーク強度と設定した空燃比(A/F)との関係が各ラジカル(OH*、CH*及びC2 *)によって異なるため、これらの比をとると、図23に示すように、3本の曲線が得られる。この図23においては、縦軸の各ラジカルからの発光強度のピーク比から、空燃比(A/F)の値が算出できることがわかる。すなわち、この図23に示す曲線が、局所空燃比(A/F)を算出するための較正曲線となる。
局所空燃比の平均値及び時系列変動(サイクル変動など)は、図24に示すように、横軸をサイクル、縦軸を局所空燃比(A/F)として、図23に示した3本の較正曲線を用いて、各ラジカルからの発光強度に基づいて局所空燃比(A/F)の変動を算出した結果として得られる。
火炎帯もしくは反応帯の厚さの平均値及び時系列変動(サイクル変動など)の計測は、図29に示すように、OH*、CH*及びC2 *からの光に基づいて算出される火炎帯もしくは反応帯の厚さの時間的変化をトレースすることによって計測することができる。図29には、火炎帯の厚さのサイクル変動が示されている。図29において、横軸はサイクル、縦軸は各ラジカルについての火炎帯の厚さを示しており、ドットは、連続したサイクルの火炎帯の厚さ、実線はその平均値を示す。右側の棒グラフは、火炎帯の厚さのヒストグラムを示す。
火炎帯もしくは反応帯の到達速度の平均値及び時系列変動(サイクル変動など)の計測は、図30に示すように、OH*、CH*及びC2 *からの光に基づいて算出される火炎帯もしくは反応帯の到達速度の時間的変化をトレースすることによって計測することができる。図30には、火炎帯の到達速度のサイクル変動が示されている。図30において、横軸はサイクル、縦軸は各ラジカルについての火炎帯の到達速度を示しており、ドットは、連続したサイクルの火炎帯の到達速度、実線はその平均値を示す。右側の棒グラフは、火炎帯の到達速度のヒストグラムを示す。
さらに、この光計測装置においては、物理・化学反応領域(燃焼やプラズマ反応)の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、熱機関またはプラズマ装置におけるノッキングなどの異常反応を検出することもできる。
2 点火(放電)部
3 電路
4 透孔
5 光学センサ用光学系
10 光学素子
11 第1面
11a 第1領域
11b 第2領域
12 第2面
12a 第1領域
12b 第2領域
13 段差部
13a 拡径部
13b 切欠き部
14,15 反射膜
4,5 反射膜
16 光ファイバ
30 分光器
31 分光ユニット
40,41 コンピュータ
Claims (45)
- 碍子部と、
前記碍子部の先端部に設けられた点火・放電部と、
前記碍子部内を通り、前記点火・放電部に接続された電路と、
前記碍子部に穿設された透孔内に配設され、先端部を該碍子部の先端面に望ませている少なくとも一の光学センサ用光学系とを備え、
前記光学センサ用光学系は、先端面を前記碍子部の先端面に望ませている光学素子を有して構成されており、
前記光学素子は、第1面及び第2面を有して一体的に形成され、前記第1面及び前記第2面がそれぞれ第1領域と第2領域とを有し、前記第1面の第1領域が凹面の透過面であり、第2面の第1領域が凹面反射面であり、前記第1面の第2領域が反射面であってこの第1面の物点側表面に反射物質膜が被着されて形成され、この反射物質膜の前記物点側が防護層によって覆われており、前記物点からの光が前記第1面の第1領域に入射され、この光を前記第2面の第1領域において反射し、この反射光を前記第1面の第2領域において反射し、この反射光を像点に集光させる
ことを特徴とする熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記光学センサ用光学系を複数備えることを特徴とする請求項1記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の防護層は、耐熱性、耐食性、耐蝕性、耐触性の少なくともいずれか一を有するものであることを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の防護層は、クロム、フッ化マグネシウム、二酸化珪素、二酸化ジルコニア、酸化チタン、アルミナのいずれかの材料からなる単層膜、または、これらの二以上の材料からなる多層膜によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の防護層は、前記第1面の全面に亘って形成され、前記第1面の第1領域への入射光についての反射防止膜の機能を有していることを特徴とする請求項4記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の防護層は、前記第1面と前記第2面との間の媒質と同一の材料によって、前記第1面の全面に亘って形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第1面は、前記第2面よりも小径の面となされており、
前記第1面及び前記第2面の間には、該第1面の外径から該第2面の外径への拡径部が形成されており、
前記拡径部により、不要光が遮断されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記光学素子の第1面及び前記第2面の間の媒質には、側面部に切欠き部が形成されており、
前記切欠き部により、不要光が遮断されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記光学素子の第1面の第2領域は、凸面反射面であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第2面の第1領域には、前記像点側より、金属材料からなる反射膜が被着形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第2面の第1領域は、特定の波長帯域の光のみを選択的に反射することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第2面の第1領域は、前記物点を焦点とする回転楕円面であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第2面の第2領域は、前記像点を曲率中心とした凸球面の透過面となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の像点は、前記第2面の第2領域上、または、前記第2面よりも前記第1面の側にあることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。
- 前記光学素子の第1面及び前記第2面がそれぞれ複数の第1領域と第2領域とを有し、
前記第2面の各第1領域は、互いに異なる曲率中心、または、焦点を有する複数の部分に分割された凹面からなる反射面であり、
前記物点からの光は、前記第1面の各第1領域に入射され、前記第2面の各第1領域において対応して反射され、前記第1面の各第2領域において反射され、像点に集光されることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 少なくとも一の光ファイバを備え、
前記光ファイバの入射端面は、前記光学素子の単数、または、複数の像点の位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 複数の光ファイバからなる光ファイバアレイを備え、
前記各光ファイバの各入射端面は、前記光学素子の複数の像点の位置に配置されており、光軸に対して所定角度をなす一平面上、または、光軸方向について互いに異なる位置に1次元乃至3次元配列されていることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 少なくとも一の光ファイバを備え、
前記光ファイバの入射端面は、前記光学素子の前記第2面の第2領域上、または、前記第2面よりも前記第1面の側の単数、または、複数の像点の位置に配置されていることを特徴とする請求項14記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 複数の光ファイバからなる光ファイバアレイを備え、
前記各光ファイバの各入射端面は、前記光学素子の前記第2面の第2領域上、または、前記第2面よりも前記第1面の側の複数の像点の位置に配置されており、光軸に対して所定角度をなす一平面上、または、光軸方向について互いに異なる位置に1次元乃至3次元配列されていることを特徴とする請求項14記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記光学素子の像点に複数の受光部を配置させた受光素子を備え、
前記受光素子により、前記光学素子の物点側の複数の計測点における光の前記光学素子による複数の像点からの光を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記複数の計測点は、1次元配列されており、
前記複数の受光部は、前記複数の計測点に対応する複数の像点の位置に1次元配列されていることを特徴とする請求項20記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記複数の計測点は、マトリクス状に2次元配列されており、
前記複数の受光部は、前記複数の計測点に対応する複数の像点の位置にマトリクス状に2次元配列されていることを特徴とする請求項20記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 前記複数の計測点は、3次元配列されており、
前記複数の受光部は、前記複数の計測点に対応する複数の像点の位置に3次元配列されていることを特徴とする請求項20記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグ。 - 熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、
請求項1乃至請求項15のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、
前記光学素子の像点における光を分光する分光手段と、
前記分光手段により分光された光を受光する受光素子を有する光計測手段と、
前記計測手段により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、
前記物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とする光計測装置。 - 熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、
請求項16乃至請求項19のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、
前記光学素子の像点における光が前記光ファイバを介して入射され、この光を分光する分光手段と、
前記分光手段により分光された光を受光する受光素子を有する光計測手段と、
前記計測手段により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、
前記物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とする光計測装置。 - 熱機関またはプラズマ装置における物理・化学反応領域の一または複数の局所における物理・化学反応量及びその状態からの光を計測するための光計測装置であって、
請求項20乃至請求項23のいずれか一に記載の熱機関またはプラズマ装置に用いる点火または放電プラグと、
前記受光素子により得られた信号を処理する信号処理手段とを備え、
前記物理・化学反応領域の一または複数の局所から発せられる任意の波長の光を検出することを特徴とする光計測装置。 - 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域のプラズマ場の一または複数の局所における異なる波長の発光強度を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域のプラズマ場における異なる波長の光強度比、スペクトルの線幅、または、シフト量から、プラズマ特性量を同定することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその時間的変化を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における局所空燃比を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の厚さを計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる前記火炎帯もしくは反応帯の到達速度を計測することを特徴とする請求項33記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる前記火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動を計測することを特徴とする請求項35記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動周波数を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる前記火炎帯もしくは反応帯の到達速度の変動周波数を計測することを特徴とする請求項37記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎帯もしくは反応帯の広がる方向を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、ラジカルの組成ごとに異なる前記火炎帯もしくは反応帯の広がる方向を計測することを特徴とする請求項39記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記熱機関またはプラズマ装置の時系列変動を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記熱機関またはプラズマ装置におけるノッキングなどの異常反応を検出することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎もしくは反応の核の形成情報を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所における火炎、ガス、または、プラズマの温度情報を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
- 前記信号処理手段は、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるラジカルの光強度及びその空間的・時間的分布に基づいて、前記物理・化学反応領域の一または複数の局所におけるガスの組成・濃度を計測することを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか一に記載の光計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005112908A JP4264480B2 (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 熱機関、または、プラズマ装置に用いる点火、または、放電プラグ、及び、光計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005112908A JP4264480B2 (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 熱機関、または、プラズマ装置に用いる点火、または、放電プラグ、及び、光計測装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006292524A true JP2006292524A (ja) | 2006-10-26 |
JP2006292524A5 JP2006292524A5 (ja) | 2008-08-07 |
JP4264480B2 JP4264480B2 (ja) | 2009-05-20 |
Family
ID=37413250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005112908A Expired - Fee Related JP4264480B2 (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 熱機関、または、プラズマ装置に用いる点火、または、放電プラグ、及び、光計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4264480B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008059976A1 (en) | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Imagineering, Inc. | Reaction analyzer, recording medium, measurement system, and control system |
JP2009008526A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Nippon Instrument Kk | 水銀原子蛍光分析装置 |
JP2009097976A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Imagineering Kk | 光計測装置及び計測システム |
JP2010025869A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Imagineering Inc | 物質分析装置 |
JP2010071271A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Imagineering Inc | 燃料濃度計測装置及び燃料濃度計測方法、並びに、そのための較正曲線の準備方法 |
JP2011180594A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Masataka Shirasaki | 光学器具 |
JP2011241753A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Toyota Motor Corp | 火花点火式内燃機関の筒内状態モニタリング装置及び制御装置 |
JP5311305B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2013-10-09 | イマジニアリング株式会社 | 反応解析装置、記録媒体、計測システム及び制御システム |
JP2014059319A (ja) * | 2009-04-28 | 2014-04-03 | Imagineering Inc | 分光器、光計測装置 |
CN105651747A (zh) * | 2016-01-07 | 2016-06-08 | 浙江工业大学 | 一种用于定点捕捉火焰自由基荧光强度的测量装置 |
JP2016180343A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関燃焼状態判定方法および内燃機関燃焼状態判定装置 |
US9759178B2 (en) | 2013-08-26 | 2017-09-12 | Shimadzu Corporation | Plug built-in type optical measurement probe, and optical measurement device provided with the same |
-
2005
- 2005-04-08 JP JP2005112908A patent/JP4264480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5311305B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2013-10-09 | イマジニアリング株式会社 | 反応解析装置、記録媒体、計測システム及び制御システム |
WO2008059598A1 (fr) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Imagineering, Inc. | Dispositif d'analyse de réaction, support d'enregistrement et système de mesure |
WO2008059976A1 (en) | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Imagineering, Inc. | Reaction analyzer, recording medium, measurement system, and control system |
US8758689B2 (en) | 2006-11-17 | 2014-06-24 | Imagineering, Inc. | Reaction analysis apparatus, recording medium, measurement system and control system |
KR101331437B1 (ko) | 2006-11-17 | 2013-11-21 | 이마지니어링 가부시키가이샤 | 반응 해석 장치, 기록 매체, 계측 시스템, 및 제어 시스템 |
JP2009008526A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Nippon Instrument Kk | 水銀原子蛍光分析装置 |
JP2009097976A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Imagineering Kk | 光計測装置及び計測システム |
JP2010025869A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Imagineering Inc | 物質分析装置 |
JP2010071271A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Imagineering Inc | 燃料濃度計測装置及び燃料濃度計測方法、並びに、そのための較正曲線の準備方法 |
JP2014059319A (ja) * | 2009-04-28 | 2014-04-03 | Imagineering Inc | 分光器、光計測装置 |
JP2011180594A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Masataka Shirasaki | 光学器具 |
JP2011241753A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Toyota Motor Corp | 火花点火式内燃機関の筒内状態モニタリング装置及び制御装置 |
US9759178B2 (en) | 2013-08-26 | 2017-09-12 | Shimadzu Corporation | Plug built-in type optical measurement probe, and optical measurement device provided with the same |
JP2016180343A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関燃焼状態判定方法および内燃機関燃焼状態判定装置 |
CN105651747A (zh) * | 2016-01-07 | 2016-06-08 | 浙江工业大学 | 一种用于定点捕捉火焰自由基荧光强度的测量装置 |
CN105651747B (zh) * | 2016-01-07 | 2019-02-01 | 浙江工业大学 | 一种用于定点捕捉火焰自由基荧光强度的测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4264480B2 (ja) | 2009-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4264480B2 (ja) | 熱機関、または、プラズマ装置に用いる点火、または、放電プラグ、及び、光計測装置 | |
JP2006292524A5 (ja) | ||
KR101331437B1 (ko) | 반응 해석 장치, 기록 매체, 계측 시스템, 및 제어 시스템 | |
US6154277A (en) | Absolute intensity measurements in laser induced incandescence | |
JP5716187B2 (ja) | 分光器、光計測装置 | |
CN101625269B (zh) | 一种同时监测燃烧火焰温度场和中间产物浓度二维分布的方法 | |
Kamimoto et al. | Re-examination of the emissivity of diesel flames | |
US20090153853A1 (en) | Fiber optic spectroscopic digital imaging sensor and method for flame properties monitoring | |
Ryser et al. | Soot particle sizing during high-pressure Diesel spray combustion via time-resolved laser-induced incandescence | |
JP5401638B2 (ja) | 光計測装置及び計測システム | |
JP4665211B2 (ja) | 光学素子 | |
JP2000111398A (ja) | 火炎自発光計測装置 | |
Lind et al. | Diffuse back-illumination temperature imaging (DBI-TI), a novel soot thermometry technique | |
Behrendt et al. | Optical measurements of the reacting two-phase flow in a realistic gas turbine combustor at elevated pressures | |
Antoni et al. | Cycle resolved emission spectroscopy for IC engines | |
Grünefeld et al. | Simultaneous multiple-line Raman/Rayleigh/LIF measurements in combustion | |
JP5311305B2 (ja) | 反応解析装置、記録媒体、計測システム及び制御システム | |
Reichle et al. | Fiber optic spark plug sensor for UV-LIF measurements close to the ignition spark | |
RU121934U1 (ru) | Устройство спектральной оптической диагностики факела жидкостного ракетного двигателя | |
Zimmermann | New approaches for optical and microoptical diagnostics in IC engines | |
Radkar | Characterization and Application of a Lens System Design for Engine Diagnostics and 3D Reconstructions | |
Sharaborin | Planar thermometry using the method of spontaneous Raman scattering with structured laser illumination | |
Marouf et al. | A Promising Comprehensive Optical System Design and Fabrication for Solid-Fuel Characterization of the Missiles Engines | |
Hardalupas et al. | Spatial resolution of a chemiluminescence sensor in a model gas turbine combustor | |
Briieggemann et al. | Laser Diagnostics for Combustion Analysis |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080407 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20080410 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20080428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080624 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20080624 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20080704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081201 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4264480 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
S202 | Request for registration of non-exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
S202 | Request for registration of non-exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |