JP2009008022A - 排気絞り弁 - Google Patents

排気絞り弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2009008022A
JP2009008022A JP2007170769A JP2007170769A JP2009008022A JP 2009008022 A JP2009008022 A JP 2009008022A JP 2007170769 A JP2007170769 A JP 2007170769A JP 2007170769 A JP2007170769 A JP 2007170769A JP 2009008022 A JP2009008022 A JP 2009008022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
side wall
gas
bearing
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007170769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4798078B2 (ja
Inventor
Kazuma Yahiro
一馬 八尋
Toshiaki Yamazaki
敏明 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007170769A priority Critical patent/JP4798078B2/ja
Publication of JP2009008022A publication Critical patent/JP2009008022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4798078B2 publication Critical patent/JP4798078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

【課題】弁体が閉の状態のときでも、回動軸が軸方向に押圧されることがなく、弁体の周側面と排気管の内壁面との接触によるかじりの発生を防止することができ耐久性に優れた排気絞り弁を提供する。
【解決手段】ガス通路を有する排気管21と、第1の軸受22および第2の軸受23と、回動軸24と、弁体25と、弁体25の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁41とを備え、排気管21がガス通路26とガス通路27とを連通したバイパス通路28を有する排気絞り弁において、ガス空間38が第1の軸受22に支持された回動軸24の端部24bを囲むプラグ32の側壁部32c、突出部34の内壁によってガス空間38が形成され、ガス空間38をバイパス通路28に連通するようプラグ32の側壁部32cに連通孔33を形成したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気絞り弁、特にディーゼルエンジンの排気管に設置して効果的な排気絞り弁に関する。
一般に、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスには、種々の有害物質が含まれている。このような有害物質の中でも、例えば、すすなどの未燃HC(Hydro Carbon)が含まれる粒子状物質(PM:Particulate Matter)や窒素酸化物(NOx:Nitrogen Oxides)を削減することが強く要請されている。このようなディーゼルエンジンにおいては、PMを捕捉するとともにNOxなどの有害物質を削減するよう排気管にフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)が設置されている。また、このDPFの下流側には、排気絞り弁が設けられており、NOxを減少させるとともに、捕捉したPMがDPF内に堆積しないようにしてDPFの目詰まりを防止している。この排気絞り弁においては、排気ガスの通路を絞り込んで排気ガスの温度を上昇させ、DPF内のNOxの酸化を促進させるとともに、PMの酸化・除去を促進させてPMを減少させることによりPMがDPF内に堆積しないようにしている。この排気絞り弁は、円筒状の排気管と、この排気管の側壁部に設けられた一対の軸受と、この軸受に回動可能に支持された回動軸と、この回動軸に固定された円盤状の弁体とで構成されている。
従来、この種の排気絞り弁として、回動軸の中心軸と排気ガスの通路の中心軸とが偏心した位置になるよう回動軸を配置するとともに、排気管の内壁面と最も近接する弁体の周側面の2箇所に凹部を形成することにより、弁体の周側面と排気管の内壁面との接触が起きないようにして、かじりの発生を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−299457号公報
しかしながら、上述のような従来の排気絞り弁にあっては、軸受に支持された回動軸の端部を排気管の内壁で取り囲む構造になっているので、弁体により排気ガスの通路が閉じられて弁体の上流側で排気ガスの圧力が高くなったとき、高圧の排気ガスが軸受部から漏れ出して回動軸の端部と排気管の間の空間内の圧力が高まり、弁体の回動軸にスラスト荷重が発生してしまうことがあった。そして、そのような状態で排気絞り弁が使用されていると、弁体の周側面と排気管の内壁面との間でかじりが発生して排気絞り弁の円滑な動きが妨げられてしまうという作動不良が発生するおそれがあるという問題があった。
本発明は、前述のような従来における問題を解決すべくなされたもので、排気絞り弁の回動軸に生ずるスラスト荷重を低減し、弁体の周側面と排気管の内壁面とのかじりによる作動不良を未然に防止することができる耐久性に優れた排気絞り弁を提供することを目的とする。
本発明に係る排気絞り弁は、上記目的達成のため、(1)内燃機関から排出される排気ガスのガス通路を有するとともに、互いに対向する一方の側壁部および他方の側壁部を有する排気管と、前記一方の側壁部に設けられた第1の軸受および前記第1の軸受に対向するよう前記他方の側壁部に設けられた第2の軸受と、前記第1の軸受および前記第2の軸受に回動可能に支持された回動軸と、前記一方の側壁部と前記他方の側壁部の間に位置するようにして前記回動軸に固定された弁体と、前記弁体の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁と、を備え、前記排気管が前記弁体の上流側の前記ガス通路と前記弁体の下流側の前記ガス通路とを連通するよう形成されたバイパス通路を有する排気絞り弁において、前記第1の軸受に支持された前記回動軸の端部を囲む前記一方の側壁部によってガス空間が形成され、前記ガス空間を前記バイパス通路に連通するよう前記一方の側壁部に連通孔を形成したことを特徴とする。
この構成により、本発明に係る排気絞り弁においては、回動軸が第1の軸受および第2の軸受に支持され所定の角度だけ回動すると、弁体が回動軸の回動に伴って回動し、この弁体によって排気管が閉止され排気ガスの流動が阻止される。他方、閉止方向と逆方向に回動軸が所定の角度だけ回動すると、弁体が回動軸の回動に伴って回動し、この弁体によって排気管の閉止が解除され、排気ガスが弁体の上流側から下流側に流動する。また、回動軸が任意の角度に回動すると、排気管の弁体が任意の開度になり、排気管内を流動する排気ガスの流量が絞られる。
また、本発明の排気絞り弁においては、第1の軸受に支持された回動軸の端部を囲む一方の側壁部に形成されたガス空間とバイパス通路とが連通孔によって連通しているので、ガス空間内の排気ガスの圧力が高まることはなく、排気絞り弁の回動軸が不要なスラスト荷重を受けることがない。その結果、弁体の周側面と排気管とのかじりの発生が防止され、かじりによる排気絞り弁の作動不良が未然に防止される。
上記(1)に記載の排気絞り弁においては、(2)前記一方の側壁部が、前記第1の軸受の端部の近傍の前記排気管に装着されたプラグによって構成され、前記プラグに前記連通孔を形成してもよい。
この構成により、バイパス通路から異物がガス空間に侵入することを防止することができる。また、バイパス通路内の排気ガスの脈動圧力が直接ガス空間に作用することを防止することができる。
上記(1)または(2)に記載の排気絞り弁においては、(3)前記連通孔の断面積は、前記ガス空間に作用する前記バイパス通路内の排気ガスの脈動圧力を遮断する大きさに形成してもよい。
この構成により、バイパス通路内の排気ガスに脈動圧力が生じても、連通孔により脈動圧力が遮断されてガス空間に作用することはない。その結果、ガス空間内の排気ガスの圧力は、この脈動圧力の影響を直接受けることはなく、回動軸が不要なスラスト荷重を受けることはない。
本発明に係る排気絞り弁は、上記目的達成のため、(4)内燃機関から排出される排気ガスのガス通路を有するとともに、互いに対向する一方の側壁部および他方の側壁部を有する排気管と、前記一方の側壁部に設けられた第1の軸受および前記第1の軸受に対向するよう前記他方の側壁部に設けられた第2の軸受と、前記第1の軸受および前記第2の軸受に回動可能に支持された回動軸と、前記一方の側壁部と前記他方の側壁部の間に位置するようにして前記回動軸に固定された弁体と、前記弁体の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁と、を備え、前記排気管が前記弁体の上流側の前記ガス通路と前記弁体の下流側の前記ガス通路とを連通するよう形成されたバイパス通路を有する排気絞り弁において、前記第1の軸受に支持された前記回動軸の端部を囲む前記一方の側壁部によってガス空間が形成され、前記ガス空間を大気側に開放するよう前記一方の側壁部に排気ガス通路を形成したことを特徴とする。
この構成により、弁体が閉弁状態のときに、弁体の上流側で排気ガスの圧力が高くなり、第1の軸受と第1の軸受保持部との隙間などから上流側の高圧の排気ガスがガス空間に流入したとしても、ガス空間内の排気ガスは、排気ガス通路から大気側に排出されるので、このガス空間内の排気ガスの圧力が高まることはなく、排気絞り弁の回動軸に不要なスラスト荷重が生じることはない。その結果、弁体の周側面と排気管とのかじりの発生が防止され、排気絞り弁の作動不良が未然に防止される。
上記(1)〜(4)に記載の排気絞り弁においては、(5)前記回動軸に前記第1の軸受と近接してシール部材を併設してもよい。
この構成により、弁体の上流側のガス通路から排気ガスがガス空間に侵入することが防止される。その結果、ガス空間内の排気ガスの圧力が高まることが防止される。
本発明によれば、排気絞り弁の弁体が閉の状態のときに、その回動軸がスラスト荷重により軸方向に押圧されることがなく、弁体の周側面と排気管の内壁面とのかじりによる作動不良の発生を未然に防止することができる耐久性に優れた排気絞り弁を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁を含むディーゼルエンジンの構成図である。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁が適用されるディーゼルエンジンの概略の構成について説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン10は、ディーゼルエンジン本体11と、エアクリーナ12と、ターボチャージャ13と、吸気管14と、排気管15および21と、EGR(Exhaust Gas Recirculation)管16と、EGRバルブ17と、フィルタ18(DPF)と、エンジン電子制御ユニット19と、排気絞り弁20と、電磁弁29とを含んで構成されている。
ディーゼルエンジン本体11は、その種類、型式などのエンジン仕様は任意に選択され、例えば、V型8気筒などの公知のディーゼルエンジンで構成されており、エアクリーナ12、ターボチャージャ13および吸気管14を介して空気が供給されるようになっている。このターボチャージャ13は、タービンおよびこのタービンと同軸に設けられたコンプレッサを備えており、エアクリーナ12から吸入された空気がコンプレッサにより圧縮され、その圧力が高められてディーゼルエンジン本体11に供給されるようになっている。この圧縮された空気と燃料噴射ノズル11aから噴射された燃料とが混合しシリンダ内で燃焼し動力が発生するようになっている。EGR管16は、一端部が排気管15に連結され、他端部が吸気管14に連結されており、その内部に排気管15内の排気ガス通路と吸気管14内の吸気通路とが連通したEGR通路を有している。ディーゼルエンジン本体11から排出された排気ガスは、このEGR通路を通って吸気通路に還流され、シリンダ内に供給されるようになっている。EGR通路には、EGRバルブ17が設けられており、このEGRバルブ17の開度がエンジン電子制御ユニット19により制御されて、吸入空気通路に還流される排気ガスの量が調整されるようになっている。
また、排気管15には、フィルタ18が設けられており、排気ガスに含まれる未燃HCや可溶有機成分(SOF:Soluble Organic Fraction)などからなる粒子状物質(PM)などの有害物質が除去されるようになっている。
このフィルタ18は、その上流側に配置された白金などからなる酸化触媒コンバータ(CCO:Catalytic Converter Oxidation)およびその下流側に配置されたセラミック体により構成されており、上流側でCCOにより排気ガス中のNOxなどを酸化させ、排気ガスを二酸化窒素(NO)の多い状態にし、下流側でセラミック体において二酸化窒素の強力な酸化性能でPMを燃焼させて減少させるようにしている。このフィルタ18においては、排気ガスが高温である程、内部に堆積するPMが短時間で燃焼するので、内部が高温であることが好ましいが、内部温度が高すぎると、触媒担体のセラミックス体が溶けてしまうおそれもあり、適切な温度範囲になるよう制御されるようになっている。例えば、CCOやセラミック体の温度が600〜650℃の高温状態で酸化反応が促進されるようエンジン電子制御ユニット19によりフィルタ18の内部温度が制御されるようになっている。特に、ディーゼルエンジン本体11が低負荷領域にあるとき、例えば、車両が停止しディーゼルエンジン本体11がアイドル状態にあるときは、フィルタ18の温度が下がる傾向にあるので、エンジン電子制御ユニット19によりフィルタ18の温度が上昇するよう制御がなされ、フィルタ18の強制再生が自動的に実行されるようになっている。
具体的には、エンジン電子制御ユニット19により、排気絞り弁20が閉じられたとき、排気絞り弁20の内部の排気ガスの圧力を100〜200kPa、好ましくは150kPa以上に上昇させるようにしている。この排気ガスの圧力を150kPa以上に上昇させるときの排気ガスの流量は、10〜20g/sに設定され、また、この排気ガスの温度は600〜650℃に設定され、フィルタ18の強制再生が効率よく実行されるようになっている。
なお、エンジン電子制御ユニット19の制御による自動再生だけでなく、例えば、ディーゼルエンジン10を搭載する車両にフィルタ18の再生専用スイッチを設け、この再生専用スイッチを手動で押すことにより排気絞り弁20を動作させてもよい。このような手動再生の場合には、排気絞り弁20を手動で閉じることにより、内部の排気ガスの圧力を100〜200kPa、好ましくは150kPa以上に上昇させ、このときの内部の排気ガスの流量を15〜25g/sとし、この排気ガスの温度を200〜300℃として強制的にフィルタ18を再生するようにしてもよい。
エンジン電子制御ユニット19は、CPU(Central Processing Unit)、処理プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、バッテリを電源として作動し書換え可能な不揮発性のメモリからなるEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、A/D変換器やバッファ等を含む入力インターフェース回路および駆動回路等を含む出力インターフェース回路を含んで構成されている。
エンジン電子制御ユニット19の入力インターフェース回路には、EGRバルブ開度センサ、リーンセンサ、スロットル開度センサ、クランクポジションセンサ、吸入空気圧センサ、吸入空気量センサなどのセンサがそれぞれ接続されており、これらのセンサから出力される情報は、入力インターフェース回路を介してエンジン電子制御ユニット19に取り込まれるようになっている。エンジン電子制御ユニット19においては、クランクポジションセンサなどのディーゼルエンジン本体11の回転数を検知するセンサからの情報に基づいてディーゼルエンジン本体11の回転数(rpm)が求められるようになっている。また、スロットル開度センサ、吸入空気量センサ、アクセルポジションセンサおよびクランクポジションセンサなどのディーゼルエンジン本体11の出力に関する情報に基づいて、例えば、ROMなどの記憶媒体に記憶したディーゼルエンジン本体11の出力に関するマップなどを参照し、ディーゼルエンジン本体11の軸トルク(Nm)を求め、この軸トルクおよび回転数(rpm)などからディーゼルエンジン本体11の出力(kw)が求められるようになっている。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の斜視図であり、カバーを取り外した状態を示す。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のA−A断面を示す断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図3の部分拡大断面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のB−B断面を示す断面図である。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2の断面を示す断面図であり、弁体が開の状態を示す。図7は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のC−C断面を示す断面図であり、弁体が閉の状態を示す。
図2および図3(a)、(b)に示すように、排気絞り弁20は、排気管21と、第1の軸受22と、第2の軸受23と、回動軸24と、弁体25とを含んで構成されており、この排気管21の端部21dでフィルタ18に連結され、端部21eで排気管49に連結されている。
排気管21は、断面が円形の筒状体からなり、その内部に排気ガスを通すガス通路48を有しており、このガス通路48を介してフィルタ18から流入した排気ガスを排気管49内に流出させるようになっている。
弁体25は、回動軸24に固定され、第1の軸受22および第2の軸受23を介して排気管21に回動可能に支持されており、弁体25の回動軸24を支持する排気管21の一方の側壁部21f側には、側方に突出した環状の突出部21cが形成されている。この突出部21cには、深さDのガス穴21gが形成されている。
このガス穴21gの底部21hには、弁体25の上流側のガス通路26と連通するガス流入口21bが形成されており、さらに弁体25の下流側のガス通路27と連通するガス排出口28aが形成されている。また、このガス穴21gの開口端には、カバー21iが固定されており、ガス穴21gとガス流入口21bとガス排出口28aとによりバイパス通路28が構成されている。このバイパス通路28により、上流側のガス通路26と下流側のガス通路27とが連通し、排気管21に流入した排気ガスが上流側のガス通路26から下流側のガス通路27に迂回して流動するようになっている。
また、このバイパス通路28のガス流入口21bには、圧力調節弁41が設けられており、この圧力調節弁41により、弁体25が閉の状態のとき、上流側のガス通路26内の排気ガスの圧力が高くなりすぎないよう調節されるようになっている。この圧力調節弁41においては、ディーゼルエンジン本体11の負荷が変動し圧力が上昇し、上流側のガス通路26内で排気ガスの圧力が所定の値、例えば、100〜200kPa、好ましくは150kPa以上になったとき、バルブが開放され上流側のガス通路26内の排気ガスが下流側のガス通路27に迂回することにより、上流側のガス通路26内で排気ガスの圧力が高くなりすぎないよう調節されるようになっている。
この圧力調節弁41は、所定の圧力値で自動的にバルブを開閉するウエストゲートバルブなどからなり、ステー42と、このステー42を回動可能に支持する回動軸43と、弁体44と、この回動軸43と弁体44とを固定する固定リベット45とにより構成されている。この回動軸43は、図示しないウエストゲートアクチュエータと連結されており、上流側のガス通路26内で排気ガスの圧力が所定値以上になったとき、ウエストゲートアクチュエータが作動することにより回動するようになっている。
図4に示すように、一方の側壁部21fには、ガス穴21gの底部21hから側方に突出した突出部34が設けられており、一方の側壁部21fおよび突出部34を貫通した貫通孔34aが形成されている。この貫通孔34aには、第1の軸受22が挿入されており、この第1の軸受22には、回動軸24の端部24bが挿入されている。また、この貫通孔34aの開口端部には、プラグ32が設けられており、このプラグ32の内面32aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔34aを囲む一方の側壁部21fの内側面21jと、回動軸24の端面24aとでガス空間38が画成されている。
プラグ32は、円筒部32bとこの円筒部32bと一体的に形成された側壁部32cとにより構成されており、この側壁部32cが、回動軸24の端面24aと対向するよう、円筒部32bで貫通孔34aに圧入されている。また、この側壁部32cの軸方向の中心部に連通孔33が形成されており、ガス空間38とバイパス通路28とが連通している。この連通孔33の断面積の大きさおよび形状は、設計上決定されるが、バイパス通路28内の排気ガスの脈動圧力を考慮し、この脈動圧力がガス空間38に作用して回動軸24の軸方向に押圧力が生ずることがないよう、脈動圧力を遮断する大きさおよび形状で決定される。
プラグ32は、その内面32a側で、突出部34と共に回動軸24の一方の端部を囲む一方の側壁部を構成している。なお、第1の実施の形態においては、回動軸24の端面24aと対向するそのプラグ32に連通孔33を形成する場合について説明したが、本発明に係る排気絞り弁においては、第1の軸受に支持された回動軸の端部を囲む筒状の突出部34にガス空間とバイパス通路とを連通させる連通孔を形成してもよい。
図3(a)、(b)に示すように、一方の側壁部21fと対向する排気管21の他方の側壁部21aには、外側に突出する突出部35が形成されており、この他方の側壁部21aおよび突出部35を貫通して貫通孔35aが形成されている。この貫通孔35aには、ラビリンスシール37が挿入されるとともに第2の軸受23が挿入されており、このラビリンスシール37により上流側のガス通路26の排気ガスが貫通孔35aから漏出しないようになっている。このラビリンスシール37および第2の軸受23には、回動軸24の端部24cが挿入されている。また、この回動軸24には、固定リング39が装着され、第2の軸受23およびラビリンスシール37が軸方向に移動しないよう保持されている。この回動軸24の端部24cには、ステー51が装着されており、このステー51は、保持リング52により回動軸24の端部24cに固定され保持されている。また、この回動軸24には、円盤状の弁体25が、固定リベット25a、25bにより固定されており、回動軸24の回動とともに回動するようになっている。
図6に示すように、ステー51は、アクチュエータ55の一部を構成しており、このアクチュエータ55が動作することにより、ステー51を介して回動軸24が回動し弁体25が開閉するようになっている。
このアクチュエータ55は、ステー51に固定されている支持軸66と回動可能に連結されたスピンドル65と、このスピンドル65の先端部に固定されたカップ69と、このカップ69の外周部を囲むように設けられたダイアフラム63と、このダイアフラム63を挟むよう固定する上側ケース61および下側ケース62と、この上側ケース61の内壁部とカップ69の底部との間に収容された圧縮コイルスプリング64と、上側ケース61の側壁部と連結された配管72と、ステー51およびスピンドル65を収容するスピンドルケース71とにより構成されている。
この上側ケース61の内部には、配管72を介して流体の圧力、例えば、ディーゼルエンジン本体11の吸気管14から分岐した図示しない分岐管を経由して吸入空気が供給され、その吸入空気の圧力が作用することにより上側ケース61の内部の圧力が調節されるようになっている。この上側ケース61内部に吸入空気の圧力が加わっていない状態のときは、図6に示すように、圧縮コイルスプリング64の付勢力によりカップ69およびダイアフラム63が下方に押圧され、ステー51がスピンドルケース71の下部の側壁に形成されたストッパ67に当接し、弁体25が全開の状態になっている。
他方、上側ケース61の内部に配管72を経由して吸入空気の負圧が加わると、図7に示すように、圧縮コイルスプリング64の付勢力に抗してカップ69およびダイアフラム63が上方に移動するようになっている。カップ69およびダイアフラム63が上方に移動すると、スピンドル65も上方に移動し、スピンドル65を介してステー51が、スピンドルケース71の上部の側壁に形成されたストッパ68に当接するまで回動し、弁体25が全閉の状態になるよう構成されている。
図5に示すように、排気管21の端部21eに連結された下流側の排気管49の外周部には、ブラケット58が固定されており、このブラケット58に形成された固定ボス58a、58bを介して排気管21が図示しない車体に固定されている。
図1および図2に示すように、電磁弁29は、排気絞り弁20に接続されているアクチュエータ55の配管72に配置されており、全開か全閉のいずれかで制御されるいわゆるON−OFFタイプの開閉弁で構成されている。この電磁弁29は、配管72内を流動する流体、例えば、吸気管14から供給される空気の通路を開閉するようになっている。また、この電磁弁29は、エンジン電子制御ユニット19により、その開閉が制御されるようになっている。なお、この電磁弁29は、全開または全閉のいずれかの制御だけでなく、通路内の流体の流量を適宜制御することができる流量制御弁であってもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁20の作用について説明する。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の開閉制御を示すグラフである。
図8のグラフにおいては、横軸にディーゼルエンジン回転数(rpm)が示され、縦軸にディーゼルエンジン出力(kw)が示されており、実線で表示された曲線A、Bにより、ディーゼルエンジン回転数に対するディーゼルエンジン出力の関係が示されている。
横軸、縦軸および曲線Aで示された領域は、排気絞り弁20の弁体25が閉状態となるバルブ閉領域を示し、曲線Aおよび曲線Bで囲まれた領域は、排気絞り弁20の弁体25が開状態となるバルブ開領域を示している。
図8に示すように、排気絞り弁20においては、ディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以上であるときは、ディーゼルエンジン回転数の全域に渡って、バルブ開領域となっている。他方、ディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以下であるときは、ディーゼルエンジン本体11が所定の回転数になるまで、排気絞り弁20の弁体25が閉状態となるバルブ閉領域となっている。
このバルブ閉領域は、ディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以下の低負荷にある領域を表し、例えば、車両が停止しディーゼルエンジン本体11がアイドル状態にある領域を表す。ディーゼルエンジン本体11がアイドル状態にあるときは、フィルタ18の温度が下がる傾向にあるのでエンジン電子制御ユニット19によりフィルタ18の温度が上昇するよう制御がなされるようになっている。
具体的には、エンジン電子制御ユニット19により、排気絞り弁20が閉じられたとき、排気絞り弁20の内部の排気ガスの圧力は150kPa以上に上昇する。この排気ガスの圧力を150kPa以上に上昇させるときの排気ガスの流量は、10〜20g/sに設定され、また、この排気ガスの温度は600〜650℃に設定され、フィルタ18の強制再生が効率よく実行される。
ディーゼルエンジン10を搭載する車両にフィルタ18の再生専用スイッチを設けた場合には、この再生専用スイッチが手動で押されると、排気絞り弁20が閉じられ、内部の排気ガスの圧力が150kPa以上に上昇する。内部の排気ガスの圧力が150kPa以上に上昇するとき、内部の排気ガスの流量は、15〜25g/sに設定され、排気ガスの温度は、200〜300℃に設定され、フィルタ18は強制的に再生される。
この弁体25によって排気管21のガス通路48が閉止されると、排気絞り弁20の上流側に設けられているフィルタ18からの熱放散が減少し、そのフィルタ18の内部が保温されるとともに、ディーゼルエンジン本体11の排圧が上昇しディーゼルエンジン本体11に作用する負荷トルクが増大して噴射される燃料も増大する。噴射される燃料が増大するとディーゼルエンジン本体11から排出される排気ガスの温度が上昇し、フィルタ18内の酸化触媒が活性化され、粒子状物質の除去処理が促進される。すなわち、排気絞り弁20の開閉制御による強制再生が自動的に実行され、フィルタ18内の目詰まりが防止される。
また、この排気絞り弁20においては、前述のようにプラグ32の内面32aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔34aを囲む一方の側壁部21fの内側面21jと、回動軸24の端面24aとで画成されたガス空間38と、バイパス通路28とが連通孔33によって連通しているので、このガス空間38内の排気ガスは、連通孔33からバイパス通路28に排出され、このガス空間38内の排気ガスの圧力が高まることはなく、回動軸24が軸方向に移動することはない。その結果、従来、弁体25の周側面と排気管21の他方の側壁部21aとの接触により起きていたかじりの発生が防止される。
また、この排気絞り弁20においては、プラグ32にこのような連通孔33が形成されていると、バイパス通路28から異物がガス空間38に侵入することを防止することができる。また、バイパス通路28内の排気ガスの脈動圧力が直接ガス空間38に作用することを防止することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁20の動作について説明する。
まず、ディーゼルエンジン10の運転が開始されると、エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の回転数(rpm)および出力(kw)が求められ、ディーゼルエンジン本体11の運転状態が監視される。エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以上であったと認識された場合は、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁20の弁体25は、開かれる。この出力が所定値以下であったと認識された場合は、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値以下のとき、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁20の弁体25は、閉じられ、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値を超えたとき、排気絞り弁20の弁体25は、開かれる。このようなエンジン電子制御ユニット19による排気絞り弁20の制御は、ディーゼルエンジン10の運転が停止し、電源がOFFになるまで繰り返し実行される。
第1の実施の形態に係る排気絞り弁20においては、ガス空間38とバイパス通路28とを連通する連通孔33を設け、ガス空間38内の圧力を減少させた場合について説明したが、排気管21の一方の側壁部21fに排気ガス通路を形成しガス空間38を大気側に開放するようにしてもよい。
以下、第1の実施の形態における排気管21の一方の側壁部21fに排気ガス通路を形成しガス空間38を大気側に開放するようにした第2の実施の形態について説明する。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のA−A断面に相当する断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁の図9の部分拡大図である。
なお、第2の実施の形態に係る排気絞り弁30においては、第1の実施の形態の排気管の一方の側壁部に排気ガスのガス通路を形成しガス空間を大気側に開放するようにした構造が異なっているが、他の構成は第1の実施の形態と同様に構成されている。したがって、同一の構成については、図1から図8に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
まず、本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁の構成について説明する。
図9(a)、(b)に示すように、排気絞り弁30は、排気管53、第1の軸受22と、第2の軸受23と、回動軸24と、弁体25とを含んで構成されており、この排気管53の端部53dでフィルタ18の下流側の端部に連結され、端部53eで下流側の排気管49に連結されている。
排気管53は、断面が円形の筒状体からなり、その内部に一方の側壁部53fおよび他方の側壁部53aで囲まれた排気ガスを通すガス通路48を有しており、このガス通路48を介してフィルタ18から流入した排気ガスを排気管49内に流出させるようになっている。
また、この排気管53の一方の側壁部53fには、突出した突出部53cが形成されており、この突出部53cには、深さDのガス穴53gが形成されている。
このガス穴53gの底部53hには、弁体25の上流側のガス通路26と連通するガス流入口53bが形成されており、さらに弁体25の下流側のガス通路27と連通するガス排出口28aが形成されている。また、このガス穴53gの開口端には、カバー53iが固定されており、ガス穴53gとガス流入口53bとガス排出口28aとによりバイパス通路28が構成されている。また、このバイパス通路28のガス流入口53bには、第1の実施の形態と同様に、圧力調節弁41が設けられている。
また、この一方の側壁部53fには、突出した突出部34が形成されており、一方の側壁部53fおよび突出部34を貫通した貫通孔34aが形成されている。この貫通孔34aには、シール部材としてのラビリンスシール36が挿入されるとともに、このラビリンスシール36に近接して第1の軸受22が挿入されており、このラビリンスシール36により上流側のガス通路26の排気ガスが貫通孔34a内に侵入しないようになっている。このラビリンスシール36および第1の軸受22には、回動軸24の端部24bが挿入されている。このラビリンスシール36は第1の軸受22と近接して併置されていればよく、その位置関係は適宜決定される。例えば、ラビリンスシール36が第1の軸受22よりガス通路48側に配置されてもよく、ラビリンスシール36が第1の軸受22よりガス空間47側に配置されてもよい。
図10に示すように、この貫通孔34aの開口端部には、第1の実施の形態と同様に、プラグ56が圧入されており、このプラグ56の内面56aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔34aを囲む一方の側壁部53fの内側面53jと、回動軸24の端面24aとでガス空間47が画成されている。このプラグ56は、円筒部56bとこの円筒部56bと一体的に形成された側壁部56cとにより構成されており、この側壁部56cが、回動軸24の端面24aと対向するよう、円筒部56bで貫通孔34aに圧入されている。また、一方の側壁部53fには、一端がガス空間47と連通し、他端が大気に開放される排気ガス通路31が形成されており、ガス空間47内に流入した排気ガスを大気側に放出するようになっている。
プラグ56は、プラグ32と同様、本発明に係る排気絞り弁において、回動軸24の端部を囲む一方の側壁部を構成している。
図9(a)、(b)に示すように、排気管53の貫通孔34aが形成された一方の側壁部53fと対向する排気管53の他方の側壁部53aに突出して突出部35が形成され、この他方の側壁部53aおよび突出部35を貫通して貫通孔35aが形成されている。この貫通孔35aには、ラビリンスシール37が挿入されるとともに第2の軸受23が挿入されており、このラビリンスシール37により上流側のガス通路26の排気ガスが貫通孔35aから漏出しないようになっている。このラビリンスシール37および第2の軸受23には、回動軸24の端部24cが挿入されている。また、この回動軸24には、固定リング39が装着され、第2の軸受23およびラビリンスシール37が軸方向に移動しないよう保持している。この回動軸24の端部24cには、第1の実施の形態と同様に、ステー51が装着されており、保持リング52により回動軸24の端部24cに固定され保持されている。また、この回動軸24には、円盤状の弁体25が、固定リベット25a、25bにより固定されており、回動軸24の回動とともに回動するようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁30の作用について説明する。
排気絞り弁30は、第1の実施の形態における排気絞り弁20と同様にエンジン電子制御ユニット19により制御される。この排気絞り弁30においては、プラグ32の内面32aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔34aを囲む一方の側壁部53fの内側面53jと、回動軸24の端面24aとで画成されたガス空間47が排気ガス通路31により大気側に開放されているので、このガス空間47内の排気ガスは、排気ガス通路31から大気側に排出される。したがって、ガス空間47内の排気ガスの圧力が高まることはなく、回動軸24が軸方向に移動することはない。その結果、従来、スラスト荷重下の弁体25と排気管53との接触により起きていたかじりの発生が防止される。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁30の動作について以下説明する。
まず、ディーゼルエンジン10の運転が開始されると、第1の実施の形態と同様に、エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の回転数(rpm)および出力(kw)が求められ、ディーゼルエンジン本体11の運転状態が監視される。エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以上であったと認識された場合は、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁20の弁体25は、開かれる。この出力が所定値以下であったと認識された場合は、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値以下のとき、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁20の弁体25は、閉じられ、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値を超えたとき、排気絞り弁20の弁体25は、開かれる。このようなエンジン電子制御ユニット19による排気絞り弁20の制御は、ディーゼルエンジン10の運転が停止し、電源がOFFになるまで繰り返し実行される。
第1および第2の実施の形態に係る排気絞り弁20および30においては、圧力調節弁41を設け、排気管内の排気ガスの圧力が所定値になったとき、圧力制御弁を開放し、排気ガスの圧力が所定値を超えないよう制御する場合について説明したが、圧力調節弁41を設けなくともよい。
以下、圧力調節弁41を設けないで排気管を形成した第3の実施の形態について説明する。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁の回動軸方向に切断した断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。図12は、本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁の図11の拡大断面図である。
なお、第3の実施の形態に係る排気絞り弁40においては、第1の実施の形態の圧力制御弁が異なっているが、他の構成は、第1の実施の形態と同様に構成されている。したがって、同一の構成については、図1から図8に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
図11(a)、(b)に示すように、排気絞り弁40は、排気管54、第1の軸受22と、第2の軸受23と、回動軸24と、弁体25とを含んで構成されており、この排気管54の端部54dでフィルタ18の下流側の端部に連結され、端部54eで下流側の排気管49に連結されている。
排気管54は、断面が円形の筒状体からなり、その内部にガス通路48を有しており、フィルタ18内を通過した排気ガスをガス通路48を介して下流側の排気管49内に流動させるようになっている。
弁体25の回動軸24を支持する排気管54の一方の側壁部54fには、外方に突出した突出部54bが形成されており、一方の側壁部54fと突出部54bとを貫通した貫通孔54gが形成されている。この貫通孔54gには、シール部材としてのラビリンスシール36が挿入されるとともに、このラビリンスシール36に近接して第1の軸受22が挿入されており、このラビリンスシール36により上流側のガス通路26の排気ガスが貫通孔54gから漏出しないようになっている。このラビリンスシール36および第1の軸受22には、回動軸24の端部24bが挿入されている。このラビリンスシール36は第1の軸受22と近接して併置されていればよく、その位置関係は適宜決定される。例えば、ラビリンスシール36が第1の軸受22よりガス通路48側に配置されてもよく、ラビリンスシール36が第1の軸受22よりガス空間77側に配置されてもよい。
図12に示すように、この貫通孔34aの開口端部には、プラグ32が圧入されており、このプラグ32の内面32aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔54gを囲む一方の側壁部54fの内側面54jと、回動軸24の端面24aとでガス空間77が画成されている。このプラグ32は、円筒部32bとこの円筒部32bと一体的に形成された側壁部32cとにより構成されており、この側壁部32cが、回動軸24の端面24aと対向するよう、円筒部32bで貫通孔54gに圧入されている。また、この側壁部32cの軸方向の中心部に連通孔33が形成されており、ガス空間77が大気側に開放されている。
プラグ32は、本発明に係る排気絞り弁において、回動軸24の端部を囲むとともに連通孔33が形成された排気管の一方の側壁部を構成している。
図11(a)、(b)に示すように、排気管54の貫通孔54gが形成された一方の側壁部54fと対向する排気管54の他方の側壁部54aに突出して突出部54cが形成され、この他方の側壁部54aと突出部54cを貫通して貫通孔54hが形成されている。この貫通孔54hには、ラビリンスシール37が挿入されるとともに第2の軸受23が挿入されており、このラビリンスシール37により上流側のガス通路26の排気ガスが貫通孔54hから漏出しないようになっている。このラビリンスシール37および第2の軸受23には、回動軸24の端部24cが挿入されている。また、この回動軸24には、固定リング39が装着され、第2の軸受23およびラビリンスシール37が軸方向に移動しないよう保持している。この回動軸24の端部24cには、ステー51が回動可能に挿入され、さらに保持リング52により回動軸24の端部24cに固定され保持されている。
また、この回動軸24には、円盤状の弁体25が、固定リベット25a、25bにより固定されており、回動軸24の回動とともに回動するようになっている。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁40の作用について説明する。
排気絞り弁40は、第1の実施の形態における排気絞り弁20と同様にエンジン電子制御ユニット19により制御される。また、この排気絞り弁40においては、前述のようにプラグ32の内面32aと、第1の軸受22の外端面22aと、貫通孔54gを囲む一方の側壁部54fの内側面54jと、回動軸24の端面24aとで画成されたガス空間77が連通孔33により大気側に開放されているので、このガス空間77内の排気ガスは、連通孔33から大気側に排出される。したがって、このガス空間77内の排気ガスの圧力が高まることはなく、回動軸24が軸方向に移動することはない。その結果、従来、弁体25の周側面と排気管54の他方の側壁部54aとの接触により起きていたかじりの発生が防止される。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁40の動作について説明する。
まず、ディーゼルエンジン10の運転が開始されると、第1の実施の形態と同様に、エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の回転数(rpm)および出力(kw)が求められ、ディーゼルエンジン本体11の運転状態が監視される。エンジン電子制御ユニット19によりディーゼルエンジン本体11の出力が所定値以上であったと認識された場合は、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁40の弁体25は、開かれる。この出力が所定値以下であったと認識された場合は、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値以下のとき、電磁弁29およびアクチュエータ55が動作し、排気絞り弁40の弁体25は、閉じられ、ディーゼルエンジン本体11の回転数が所定値を超えたとき、排気絞り弁40の弁体25は、開かれる。このようなエンジン電子制御ユニット19による排気絞り弁40の制御は、ディーゼルエンジン10の運転が停止し、電源がOFFになるまで繰り返し実行される。
上述した第1、第2および第3の実施の形態においては、排気絞り弁20、30、40をフィルタ18の下流側に配置した場合について説明したが、フィルタ18の上流側に配置してもよい。また、本第1、第2および第3の実施の形態に係る排気絞り弁20、30、40においては、排気管21を断面が円形の筒状体で形成した場合について説明したが、本発明に係る排気絞り弁においては、排気管を断面が非円形、例えば、断面が四角形の筒状体で形成してもよい。
また、本第1および第2の実施の形態に係る排気絞り弁20、30においては、アクチュエータ55を動作させる媒体を負圧の空気とし、配管72に電磁弁29を配置した場合について説明したが、本発明に係る排気絞り弁においては、アクチュエータ55を駆動モータなどによる回転機構およびその他の機構により直接動作させてもよい。
以上説明したように、本発明に係る排気絞り弁は、内燃機関から排出される排気ガスのガス通路48を有するとともに、互いに対向する一方の側壁部21fおよび他方の側壁部21aを有する排気管21と、一方の側壁部21fに設けられた第1の軸受22および第1の軸受22に対向するよう他方の側壁部21aに設けられた第2の軸受23と、第1の軸受22および第2の軸受23に回動可能に支持された回動軸24と、一方の側壁部21fと他方の側壁部21aの間に位置するようにして回動軸24に固定された弁体25と、弁体25の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁41とを備え、排気管21が弁体25の上流側のガス通路26と弁体25の下流側のガス通路27とを連通するよう形成されたバイパス通路28を有する排気絞り弁において、第1の軸受22に支持された回動軸24の端部24bを囲む一方の側壁部21fによってガス空間38が形成され、ガス空間38をバイパス通路28に連通するよう第1の軸受22の端部24bの近傍の排気管21に装着されたプラグ32の連通孔33が形成されているので、または、第1の軸受22に支持された回動軸24の端部24bを囲む一方の側壁部53fによってガス空間47が形成され、ガス空間47を大気側に開放するよう排気管53の一方の側壁部53fに形成した排気ガス通路31を備えているので、弁体25が閉の状態のときでも、連通孔33または排気ガス通路31から排気ガスが排気され、回動軸24が軸方向に押圧されることがなく、回動軸に不要なスラスト荷重を生じた弁体25の周側面と排気管21の内壁面とのかじりによる作動不良の発生を未然に防止することができるという効果を奏する。したがって、本発明に係る排気絞り弁は、ディーゼルエンジンの排気絞り弁全般に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁を含むディーゼルエンジンの構成の概略を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の斜視図であり、カバーを取り外した状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のA−A断面を示す断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図3の部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のB−B断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2の断面を示す断面図であり、弁体が開の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のC−C断面を示す断面図であり、弁体が閉の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る排気絞り弁の開閉制御を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁の図2のA−A断面に相当する断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態に係る排気絞り弁の図9の部分拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁の回動軸方向に切断した断面図であり、(a)は、弁体が開の状態を示し、(b)は、弁体が閉の状態を示す。 本発明の第3の実施の形態に係る排気絞り弁の図11の部分拡大断面図である。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン
11 ディーゼルエンジン本体
15、21、49 排気管
18 フィルタ
19 エンジン電子制御ユニット
20、30、40 排気絞り弁
21、53、54 排気管
21a、53a、54a 他方の側壁部
21b ガス流入口
21c 支持部
21d、21e、24b、24c 端部
21f、53f、54f 一方の側壁部
21g、53g ガス穴
21h、53h 底部
21i、53i カバー
21j 内側面
22 第1の軸受
22a 外端面
23 第2の軸受
24、43 回動軸
24a 端面
24b、24c、53d、53e、54d、54e 端部
25、44 弁体
28 バイパス通路
28a ガス排出口
29 電磁弁
31 排気ガス通路
32、56 プラグ
32a、56a 内面
32b、56b 円筒部
32c、56c 側壁部
33 連通孔
34a 貫通孔
34、35 突出部
36、37 ラビリンスシール(シール部材)
38、47、77 ガス空間
41 圧力調節弁
48 ガス通路
53b ガス流入口
53c 突出部
53j 内側面
54b、54c 突出部
54g、54h 貫通孔
54j 内側面

Claims (5)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスのガス通路を有するとともに、互いに対向する一方の側壁部および他方の側壁部を有する排気管と、
    前記一方の側壁部に設けられた第1の軸受および前記第1の軸受に対向するよう前記他方の側壁部に設けられた第2の軸受と、
    前記第1の軸受および前記第2の軸受に回動可能に支持された回動軸と、
    前記一方の側壁部と前記他方の側壁部の間に位置するようにして前記回動軸に固定された弁体と、
    前記弁体の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁と、を備え、
    前記排気管が前記弁体の上流側の前記ガス通路と前記弁体の下流側の前記ガス通路とを連通するよう形成されたバイパス通路を有する排気絞り弁において、
    前記第1の軸受に支持された前記回動軸の端部を囲む前記一方の側壁部によってガス空間が形成され、前記ガス空間を前記バイパス通路に連通するよう前記一方の側壁部に連通孔を形成したことを特徴とする排気絞り弁。
  2. 前記一方の側壁部が、前記第1の軸受の端部の近傍の前記排気管に装着されたプラグによって構成され、前記プラグに前記連通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の排気絞り弁。
  3. 前記連通孔の断面積は、前記ガス空間に作用する前記バイパス通路内の排気ガスの脈動圧力を遮断する大きさであることを特徴とする請求項1または2に記載の排気絞り弁。
  4. 内燃機関から排出される排気ガスのガス通路を有するとともに、互いに対向する一方の側壁部および他方の側壁部を有する排気管と、
    前記一方の側壁部に設けられた第1の軸受および前記第1の軸受に対向するよう前記他方の側壁部に設けられた第2の軸受と、
    前記第1の軸受および前記第2の軸受に回動可能に支持された回動軸と、
    前記一方の側壁部と前記他方の側壁部の間に位置するようにして前記回動軸に固定された弁体と、
    前記弁体の上流側の排気ガスの圧力を調節するよう設けられた圧力調節弁と、を備え、
    前記排気管が前記弁体の上流側の前記ガス通路と前記弁体の下流側の前記ガス通路とを連通するよう形成されたバイパス通路を有する排気絞り弁において、
    前記第1の軸受に支持された前記回動軸の端部を囲む前記一方の側壁部によってガス空間が形成され、前記ガス空間を大気側に開放するよう前記一方の側壁部に排気ガス通路を形成したことを特徴とする排気絞り弁。
  5. 前記回動軸に前記第1の軸受と近接してシール部材が併設されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排気絞り弁。
JP2007170769A 2007-06-28 2007-06-28 排気絞り弁 Expired - Fee Related JP4798078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170769A JP4798078B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 排気絞り弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170769A JP4798078B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 排気絞り弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009008022A true JP2009008022A (ja) 2009-01-15
JP4798078B2 JP4798078B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=40323344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007170769A Expired - Fee Related JP4798078B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 排気絞り弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4798078B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102684A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Ud Trucks Corp エンジンの排気浄化装置
US8839607B2 (en) 2012-12-13 2014-09-23 Ford Global Technologies, Llc Ejector in conjunction with post-catalyst exhaust throttle for vacuum generation
US9429110B2 (en) 2013-01-16 2016-08-30 Ford Global Technologies, Llc Method and system for vacuum control
US9556771B2 (en) 2013-01-16 2017-01-31 Ford Global Technologies, Llc Method and system for catalyst temperature control
CN111350571A (zh) * 2020-02-21 2020-06-30 南通大学 一种超重力柴油机尾气净化装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137229U (ja) * 1979-03-23 1980-09-30
JPH03129745U (ja) * 1990-04-09 1991-12-26
JPH0427129U (ja) * 1990-06-26 1992-03-04
JPH10311438A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Chiyoda Jidosha Kogyo Kk 排気バルブのシール構造
JP2003106143A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の排気流動制御装置
JP2005325685A (ja) * 2003-05-19 2005-11-24 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の排圧上昇装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137229U (ja) * 1979-03-23 1980-09-30
JPH03129745U (ja) * 1990-04-09 1991-12-26
JPH0427129U (ja) * 1990-06-26 1992-03-04
JPH10311438A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Chiyoda Jidosha Kogyo Kk 排気バルブのシール構造
JP2003106143A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の排気流動制御装置
JP2005325685A (ja) * 2003-05-19 2005-11-24 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の排圧上昇装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102684A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Ud Trucks Corp エンジンの排気浄化装置
US8839607B2 (en) 2012-12-13 2014-09-23 Ford Global Technologies, Llc Ejector in conjunction with post-catalyst exhaust throttle for vacuum generation
US9429110B2 (en) 2013-01-16 2016-08-30 Ford Global Technologies, Llc Method and system for vacuum control
US9556771B2 (en) 2013-01-16 2017-01-31 Ford Global Technologies, Llc Method and system for catalyst temperature control
US9719391B2 (en) 2013-01-16 2017-08-01 Ford Global Technologies, Llc Method and system for vacuum control
US10711672B2 (en) 2013-01-16 2020-07-14 Ford Global Technologies, Llc Method and system for catalyst temperature control
CN111350571A (zh) * 2020-02-21 2020-06-30 南通大学 一种超重力柴油机尾气净化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4798078B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4789242B2 (ja) 排気浄化装置
US10458348B2 (en) Control apparatus for an internal combustion engine
US9435237B2 (en) Exhaust-gas aftertreatment system
JP4798078B2 (ja) 排気絞り弁
JP2009103093A (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP2007064277A (ja) 流体制御弁
JP4433861B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006200473A (ja) 排ガス後処理装置付きエンジンの制御装置
JP4440819B2 (ja) ターボチャージャの排ガスシール構造
CN102465741A (zh) 具有微粒过滤器的内燃发动机排气系统
JP5053294B2 (ja) 排気ガス再循環バルブ
JP2009257090A (ja) 可変容量型ターボチャージャ
US11073113B2 (en) Exhaust manifold
JPH0431614A (ja) 内燃機関の排気処理装置
JP4948385B2 (ja) 排気温度制御装置
JP2009270537A (ja) ターボチャージャ
JP2008069645A (ja) 排気ガス再循環装置
JP4007934B2 (ja) エンジンの排ガス再循環装置
CN111287872B (zh) 进气歧管和发动机系统
JP2010196569A (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法
JP2011127561A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2008215105A (ja) ディーゼルエンジン
JP2007040220A (ja) 排気浄化装置
JP4631680B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4421360B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees