JP2009006536A - 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一枚の基板にノズル孔、キャビティ及びリザーバを形成するとともに、そのノズ
ル孔、特に先端ノズル孔の長さ及び径の精度を向上させて液滴の吐出精度を向上させた液
滴吐出ヘッド、液滴吐出置及び液滴吐出ヘッドの製造方法を提案する。
【解決手段】エッチングストップ層1Aが所望の深さの内部位置に形成された流路基板1
に、エッチングストップ層1Aを貫通し液滴を吐出するノズル孔11〜13が形成され、
流路基板1の液滴吐出面と反対の面側に、ノズル孔11〜13に連通し圧力室を形成する
キャビティ14と、キャビティ14に連通し吐出液を取り込んで貯えるリザーバ16とが
形成されており、入力信号に応じて変形可能であって、キャビティ14とともに圧力室を
形成する振動板2が、流路基板1の液滴吐出面と反対の面に積層されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノズル孔と、キャビティと、リザーバとを1つの基板に形成した液滴吐出ヘ
ッド、そのヘッドを備えた液滴吐出装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法に関する。
液滴吐出装置に搭載されている液滴吐出ヘッド、たとえばインクジェットヘッドは、イ
ンク液滴を吐出するための複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、このノズルプ
レートに接合され、ノズル孔に連通するキャビティ(圧力室ともいう)、リザーバ等のイ
ンク流路が形成されたインク流路基板であるキャビティプレートとを備えるように構成さ
れることが多い。そして近年、インクジェットヘッドには、印刷速度の高速化及びカラー
化を目的として、ノズル列を複数有することが要求されている。さらに、ノズルの高密度
化及び長尺化(1列当りのノズル数の増加)が進行し、その上コンパクト化も要求されて
いる。
上記のようなノズルの高密度化、長尺化及びコンパクト化に対応するため、ノズル孔、
キャビティ及びリザーバを一枚の基板に形成することは、有効な手段の一つである。
ただし一枚の基板にこれらの要素を含めたインクジェットヘッドは従来からもあった。
たとえば、一枚の基板にノズル開口、圧力発生室及びインク供給口を備えたインクジェッ
トヘッドが既に知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、流路板であるシリコン基板の表面に、ノズル長さと等しい厚みをもつエッチング
マスク層を形成し、ノズルをそのエッチングマスク層に形成し、加圧液室、共通液室及び
ノズル連通路をシリコン基板に形成するようにしているものもある(たとえば、特許文献
2参照)。
特開平5−229114号公報 特開2003−326724号公報
しかしながら、特許文献1のように、ウェットエッチングによるノズル形成工程では、
サイドエッチング量の制御が難しく、ノズルの径精度を十分に確保するのが困難であると
いった問題があった。また、通常の加工方法ではノズルの長さについても、十分な精度を
確保することが難しかった。
一方、特許文献2の場合にノズル長さの精度は向上する。しかし、流路基板であるシリ
コン基板の表面に、ノズル長さと等しい厚みをもつエッチングマスク層を形成する場合、
メニスカス制御の観点からエッチングマスク層は少なくとも10μm程度の厚さが必要で
ある。しかしながら特許文献2のような方法で、そのような厚みのエッチングマスク層を
形成するのは非常に困難である。また、仮にできたとしてもコストや時間がかかってしま
うという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、一枚の基板にノズル孔
、キャビティ及びリザーバを形成するとともに、そのノズル孔、特に先端ノズル孔の長さ
及び径の精度を向上させて液滴の吐出精度を向上させた液滴吐出ヘッド、液滴吐出置及び
液滴吐出ヘッドの製造方法を提案することを目的とする。
本発明の液滴吐出ヘッドは、エッチングストップ層が所望の深さの内部位置に形成され
た流路基板に、エッチングストップ層を貫通し液滴を吐出するノズル孔が形成され、流路
基板の液滴吐出面と反対の面側に、ノズル孔に連通し圧力室を形成するキャビティと、キ
ャビティに連通し吐出液を取り込んで貯えるリザーバとが形成されており、入力信号に応
じて変形可能であって、キャビティとともに圧力室を形成する振動板が、流路基板の液滴
吐出面と反対の面に積層されているものである。
上記液滴吐出ヘッドによれば、ノズル孔とキャビティとリザーバを1枚の流路基板に一
体形成することで部材費と組み立てコストを低減することができる。また、エッチングス
トップ層を利用した製造工程により、最終吐出口となる先端ノズル孔の長さやリザーバの
深さを高精度に形成でき、それにより液滴の吐出精度が向上する。さらに、この構成によ
れば、最終吐出口となる先端ノズル孔の長さを、メニスカス制御が可能な十分な長さにす
ることができるという利点も有する。
なお、ノズル孔の径は、液滴吐出面と反対の面から液滴吐出面に向かって段階的に若し
くは徐々に小さくなっていて、液滴吐出面側に位置する最小径のノズル孔の長さは、液滴
吐出面からエッチングストップ層までの深さに等しいことが好ましい。
このようにノズル孔の入口側径を出口側(吐出口側)径よりも大きくすることで、ノズ
ル孔の長さが長くなることによる流路抵抗の増加を抑制することができる。また、出口に
向かってノズル孔径が次第に小さくなるので、整流作用により液滴吐出方向の直進性を高
める効果がある。さらに、最も精度が要求される最小径ノズル孔の長さが一定に定まり、
高精度に形成できる。
また、リザーバの深さは、液滴吐出面と反対の面からエッチングストップ層を除去した
位置までの深さとなっていることが好ましい。これにより、面積の大きいリザーバを均一
な深さにすることができる。
また、エッチングストップ層がシリコン酸化膜であることが好ましい。これによれば、
普及しているSOI(Silicon On Insulator)基板を使用することができ、部材調達が
容易で低コスト化がはかれる。
また、キャビティとリザーバの連通部に、キャビティの流路断面積より小さな流路断面
積であるオリフィスを設けていることが好ましい。こうすることで、流路基板のキャビテ
ィ形成時に、工程を増やすことなく流路抵抗を調整するためのオリフィスを形成できる。
なお、振動板の上に圧電素子を設け、圧電素子に電圧を印加したときの該圧電素子の変
形を利用して振動板を変形させることができる。これによれば、高精度かつ高出力な駆動
をする液滴吐出アクチュエータが実現される。
また、振動板に隙間を有して対向配置させた電極を設け、電極に電圧を印加したときに
生じる静電力を利用して振動板を変形させても良い。これによれば、高精度かつ高密度な
液滴吐出アクチュエータが実現される。
本発明の液滴吐出装置は、上記いずれかに記載の液滴吐出ヘッドを備えたものである。
この液滴吐出装置は上記の特徴を有しているため、安価で良好な吐出特性を有する。
本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法は、エッチングストップ層が所望の深さの内部位置
に形成された流路基板に対して、液滴吐出面とする側からエッチングストップ層まで異方
性ドライエッチングを行って先端ノズル孔を形成するステップと、流路基板に対して、液
滴吐出面となる側と反対の面側から異方性ドライエッチングを行い、吐出液を取り込んで
貯えるリザーバと、リザーバに連通し圧力室を形成することとなるキャビティと、キャビ
ティと先端ノズル孔とを連通させるための内部ノズル孔とを形成するステップであって、
リザーバと内部ノズル孔は、異方性ドライエッチングをエッチングストップ層まで行って
形成するステップと、流路基板の液滴吐出面と反対の面に入力信号に応じて変形可能な振
動板を積層し、キャビティと振動板とにより圧力室を形成するステップとを備えたもので
ある。
この方法によれば、最も精度が要求される先端ノズル孔を、その他の部位と別けて予め
定められた厚さだけ異方性ドライエッチングして形成するため、その先端ノズル孔の径及
び長さを高精度に形成できる。また、面積の大きいリザーバを均一な深さに形成すること
もできる。
なお、リザーバは、リザーバを形成しようとする領域内の複数箇所をエッチングストッ
プ層まで異方性ドライエッチングし、次にウェットエッチングにより、異方性ドライエッ
チングにより露出した部分のエッチングストップ層を除去するとともに、リザーバを形成
しようとする領域内で異方性ドライエッチングが行われていない残留部分に対応するエッ
チングストップ層を除去することで、残留部分をリフトオフ除去することによって形成す
ることが好ましい。
この方法によれば、面積の大きなリザーバの異方性ドライエッチング工程において、異
方性ドライエッチングによる加工面積を減らすことでエッチングレートを向上させ、良好
なスループットを確保することができる。
また、リザーバのエッチングストップ層を除去する前に、少なくとも内部ノズル孔と先
端ノズル孔との対向位置にあるエッチングストップ層がウェットエッチングされないよう
にする保護膜を形成することが好ましい。これにより、先端ノズル孔と内部ノズル孔との
間にあるエッチングストップ層が除去されてしまい、隣り合うノズル同士が連通すること
や、エッチングストップ層部分の径が先端ノズル孔の径より大きくなることを防止できる

なお、保護膜の形成は、流路基板の液滴吐出面とその反対面との両方の面にパーフルオ
ロカーボン混合物を成膜した後、リザーバ部分の膜を酸素プラズマ処理にて除去して行う
ことができる。これによれば、ディッピングにより被覆性の良好な薄膜を形成でき、酸素
プラズマ及び溶媒で除去することが可能である。
上記の方法においては、先端ノズル孔と内部ノズル孔との間のエッチングストップ層を
ドライエッチングにより除去するのが好ましい。これによれば、内部ノズル孔から先端ノ
ズル孔に至るノズル径を、エッチングストップ層も含めて、確実に段階的若しくは徐々に
小さくでき、液滴の吐出精度を向上させることができるからである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る圧電駆動方式のインクジェット用液滴吐出ヘッド
10の分解した状態を示す分解斜視図、図2は、液滴吐出ヘッド10の断面構成を示す縦
断面図である。図1及び図2に示すように、この液滴吐出ヘッド10は、流路基板1と、
振動板2とが積層されて接合されている。流路基板1には、それぞれ複数のノズル孔(こ
こでは第1ノズル孔11,第2ノズル孔12及び第3ノズル孔13により1つのノズル孔
が形成されている)、キャビティ(圧力室として作用する)14、オリフィス15、及び
これらに共通のリザーバ16が形成されて、インクの流路を構成している。なお、リザー
バ16に所定の容積を確保するために、流路基板1には所定の厚さ、たとえば、200μ
m以上の厚さが必要となる。
流路基板1は、たとえば厚さ300μm、面方位(100)の単結晶のシリコン基板か
らなり、液滴吐出面から30μmの深さの内部位置に、エッチングストップ層1Aとして
機能する厚さ2μm程度の膜、たとえばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などが形成され
ている。また、流路基板1には、符号11、12、13の各部から構成されたノズル孔が
、所定のピッチで垂直に複数(キャビティ14の数と同数)貫通形成されている。それら
のノズル孔は、振動板2との接合面からその反対側の液滴吐出面に向かって段階的または
徐々に小さくなるように形成されている。実施の形態1でこのノズル孔は段階的に小さく
なるように形成されており、径の小さい孔から順に、第1ノズル孔(本明細書では先端ノ
ズル孔ともいう)11、第2ノズル孔(本明細書では内部ノズル孔ともいう)12、第3
ノズル孔(本明細書では内部ノズル孔ともいう)13の3段構成となっている。このよう
に構成することで、径の小さなノズル孔が長くなることによる流路抵抗の増加を抑制する
ことができる。また、吐出口に向かってノズル径が小さくなっているので、整流作用によ
りインク吐出方向の直進性を高めることもできる。
流路基板1の振動板2との接合面側には、符号11〜13で構成されたノズル孔に連通
し、圧力を発生させて第1ノズル孔11よりインクを吐出させる圧力室を形成している独
立した複数のキャビティ14と、各キャビティ14に供給するインクを溜める共通のリザ
ーバ16と、各キャビティ14とリザーバ16とを連通する複数のオリフィス15とが形
成されている。オリフィス15の断面積は、流路抵抗を調整するため、キャビティ14の
流路断面積よりも小さく形成するのが良い。
振動板2は、たとえば厚さ30μmのステンレスで構成されている。振動板2において
、キャビティ14と対向する部分が実際に振動(変形振動)する部位となっており、その
振動の駆動源となる圧電素子21が、キャビティ14毎にキャビティ14と反対側の面に
設置されている。圧電素子21は、たとえばピエゾ素子などからなる圧電体膜(PZT)
の両面に、電極22,22が形成された構成を有している。実施の形態1では、下側の電
極を共通電極とし、上側の電極を各キャビティ14に対応した個別電極としている場合を
例に示しているが、駆動回路や配線の都合でこれらを逆にしてもよい。
また、振動板2には、外部のインクカートリッジ(図示省略)内のインクを流路基板1
のリザーバ16に供給するためのインク供給孔26が貫通形成されている。このインク供
給孔26は、流路基板1に形成されるリザーバ16に対応する位置に貫通形成するとよい
。なお、ここでは、振動板2がステンレスで構成されている場合を例に説明しているが、
振動板2はシリコンなど他の材料から構成しても良い。
次に、液滴吐出ヘッド10の動作について説明する。液滴吐出ヘッド10には、外部の
インクカートリッジ内のインクがインク供給孔26を通じてリザーバ16内に供給されて
いる。このインクは、各オリフィス15を介してそれぞれのキャビティ14に供給される
。そして、第3ノズル孔13及び第2ノズル孔12を介して第1ノズル孔11の先端まで
インクで満たされている。この液滴吐出ヘッド10の動作を制御するためのドライバIC
等の駆動制御回路(図示せず)は、圧電素子21の電極22を構成している個別電極と共
通電極との間に接続されている。したがって、この駆動制御回路により圧電素子21に駆
動信号(パルス電圧)が印加されると、対応する圧電素子21及び振動板2がたわみ変形
し、対応するキャビティ14内の圧力が高まって、第3ノズル孔13及び第2ノズル孔1
2を経て第1ノズル孔11からインクが吐出される。
実施の形態1に係る液滴吐出ヘッド10によれば、ノズル孔11〜13、キャビティ1
4及びリザーバ16を1枚の流路基板1に形成したので、複数枚の基板で流路を作る場合
に比べて材料費と組立コストを低減することができる。
一方、キャビティ14と振動板2とは別々の基板で形成しているため、キャビティ14
は従来のように流路基板1をほぼ貫通する深さに形成する必要がなくなり、流路基板1の
厚みはキャビティ14の最適深さに制約されることなく自由に選択することができる。こ
のため、十分な厚さの基板を流路基板1として選択することで、吐出に最適なキャビティ
14の深さに留めながら、クロストークを防止するのに十分なリザーバ容積も確保するこ
とが可能となる。
上記のように流路基板1の厚みを自由に選択することができる結果、ノズル孔、特に液
滴吐出面側に位置する最小径ノズル孔である第1ノズル孔11を高精度に加工形成するこ
とが要求される。これに対しては、流路基板1の液滴吐出面からエッチングストップ層1
Aまでを異方性ドライエッチングして第1ノズル孔11を形成することにより、第1ノズ
ル孔11の長さと径の寸法精度を高めることができる。
次に、実施の形態1に係る液滴吐出ヘッド10の製造方法について、図3〜図5の製造
工程図を用いて説明する。なお、以下において示す基板の厚さやエッチング深さ、温度、
圧力等の値はあくまでも一例を示すものであり、液滴吐出ヘッド10の製造方法はこれら
の値によって限定されるものではない。
厚さ300μm、面方位(100)、片側の面から30μmの深さに厚さ1μmのエッ
チングストップ層(ここではシリコン酸化膜層とする)1Aを有した流路基板1となるシ
リコン基板100を用意する。このようなシリコン基板100は、SOI基板として市販
されているので、入手が容易でコストも低減できる。なお、シリコン基板100のエッチ
ングストップ層1Aは、ノズル孔のメニスカス制御を考慮すると、表面からの深さが少な
くとも10μm以上 、好ましくは20μm以上、そして特に好ましくは本例のように3
0μm以上とするのが良い。
(a)このシリコン基板100の外面に厚さ2.2μmの熱酸化膜101を形成する。そ
して、エッチングストップ層1Aに近い側の面(以下、N面という)の熱酸化膜101に
対して、第1ノズル孔(先端ノズル孔)11を形成するための第1ノズル孔になる部分1
1aをフォトリソグラフィー法により開口し、振動板2と接着する側の面(以下、C面と
いう)の熱酸化膜101に対して、第2ノズル孔(内部ノズル孔)12、第3ノズル孔(
内部ノズル孔)13、キャビティ14、オリフィス15、リザーバ16になるそれぞれの
部分12a、13a、14a、15a、16aを、フォトリソグラフィー法によりパター
ニングする。ただし、リザーバになる部分16aについての開口パターンは、最終的にリ
ザーバとなる全域を開口するのではなく、その域内の複数箇所をリザーバドライエッチン
グ部16bとしてフォトリソグラフィー法により開口するものとする。
このとき、各部分11a、12a、13a、14a、15a、16bの熱酸化膜101
の残し膜厚が、次の関係になるようにエッチングする。すなわち、第1ノズル孔になる部
分11a=第2ノズル孔になる部分12a=リザーバドライエッチング部16b=0<第
3ノズル孔になる部分13a<キャビティになる部分14a=オリフィスになる部分15
a、となるように熱酸化膜101の残し膜厚を決定する。
(b)次に、Deep−RIEにて、シリコン基板100の第1ノズル孔になる部分11
aをN面側から30μm異方性ドライエッチングし、エッチングストップ層1Aを露出さ
せる。
(c)続いて、Deep−RIEにて、シリコン基板100の第2ノズル孔になる部分1
2aとリザーバドライエッチング部16bをC面側から30μm異方性ドライエッチング
する。
(d)次に、N面をテープ40で保護した状態で、C面の熱酸化膜101を適量エッチン
グ除去して、第3ノズル孔になる部分13aを開口させ、その後Deep−RIEで第3
ノズル孔になる部分13aを170μm程度異方性ドライエッチングする。このとき、第
2ノズル孔になる部分12aと、リザーバドライエッチング部16bも同程度エッチング
される。
(e)さらに、N面をテープ40で保護した状態で、C面の熱酸化膜101を適量エッチ
ング除去して、キャビティになる部分14a及びオリフィスになる部分15aを開口させ
、その後ICPドライエッチングでキャビティになる部分14aとオリフィスになる部分
15aを80μm程度エッチングする。この際オリフィスになる部分15aの幅はキャビ
ティになる部分14aの幅より狭く加工するが、両者は同じ深さまで加工される。従って
オリフィスになる部分15aとキャビティになる部分14aとの加工は同じ工程で行える

なお、このとき、第2ノズル孔になる部分12a、第3ノズル孔になる部分13a、及
びリザーバドライエッチング部16bも同程度エッチングされる。ただし、第2ノズル孔
となる部分12aとリザーバドライエッチング部16bは、エッチングストップ層1Aが
露出した時点(約70μmエッチングされた時点)でエッチングがストップする。これに
よって、第2ノズル孔になる部分12a及び第3ノズル孔になる部分13a、キャビティ
になる部分14a、オリフィスになる部分15a、及びリザーバドライエッチング部16
bがそれぞれ所望の深さに形成される。
(f)次に、各部が形成されたシリコン基板100の両面に、ウェットエッチング保護膜
41、たとえばパーフルオロカーボン混合物を0.1μmだけディップ成膜する。なお、
パーフルオロカーボン混合物としては、たとえばサイトップ(登録商標)が膜の形成及び
膜の除去の観点から適している。
(g)そして、リザーバ16を形成しようとする部分以外をマスク42で覆い、その状態
で酸素プラズマによりリザーバ16を形成しようとする部分のウェットエッチング保護膜
41を除去する。これにより、リザーバ16を形成しようとする部分に位置するエッチン
グストップ層1Aはエッチング可能となる一方、少なくとも第2ノズル孔になる部分12
aと第1ノズル孔になる部分11aの対向位置にあるエッチングストップ層1Aはエッチ
ングに対して確実に保護される。
(h)続いて、バッファードフッ酸(BHF)を利用してウェットエッチングを行い、D
eep−RIEの異方性ドライエッチングにより露出した部分のエッチングストップ層1
Aを除去するとともに、リザーバになる部分16aで異方性ドライエッチングが行われて
いない残留部分に対応するエッチングストップ層1Aを除去して、リザーバになる部分1
6aの残留部分をもリフトオフ除去する。これによりリザーバとなる部分16aの最終形
状が形成される。
(≡)次に、ウェットエッチング保護膜41を除去した後、第2ノズル孔となる部分12
aと第1ノズル孔となる部分11aとの対向位置のエッチングストップ層1AおよびN面
の熱酸化膜101を、CHF3 ガスを用いたドライエッチングにより除去する。このドラ
イエッチングは、エッチングの指向性を考慮してN面側からの行うのが好ましい。このド
ライエッチングによるノズル孔の貫通により、第2ノズル孔となる部分12aと第1ノズ
ル孔となる部分11aとの間にあるエッチングストップ層1A部分の貫通孔径は、第2ノ
ズル孔12の径以下で、かつ第1ノズル孔11の径以上にできる。これにより、第3ノズ
ル孔13から第1ノズル孔11に至るノズル孔の径を、第3ノズル孔13から第1ノズル
孔11に向かって段階的に小さくできる。
(j)さらに、吐出液(たとえばインク)保護膜としての熱酸化膜102を、シリコン基
板100の全面に成膜することで、流路基板1が完成する。
最後に、完成した流路基板1の液滴吐出面と反対の面に、入力信号に応じて変形可能な
振動板2を積層して接合し、キャビティと振動板2とにより圧力室を形成し、液滴吐出ヘ
ッドを形成する。なお、振動板2には、圧電素子21を設けて、圧電素子に電圧を印加し
たときの該圧電素子の変形を利用して振動板を変形させるようにする。
上記の液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、一枚のシリコン基板にノズル孔11〜13
、キャビティ14及びリザーバ16を形成するとともに、先端ノズル孔である第1ノズル
孔11の長さ及び径の精度を向上させて、液滴の吐出精度を向上させた液滴吐出ヘッドを
製造することができる。また、加工量の多いリザーバ16を、異方性ドライエッチングと
ウェットエッチングのユニークな組み合わせにより形成しているため、その形成時間も短
縮できる。なお、内部ノズル孔である第3ノズル孔13から第2ノズル孔12までのノズ
ル孔の径は、上記に示した段階的形状でなくて、第3ノズル孔13から第2ノズル孔12
に向かって先細りのテーパ形状としてもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る静電駆動方式の液滴吐出ヘッド50を分解した状
態を示す分解斜視図、図7は、液滴吐出ヘッド50の断面構成を示す縦断面図である。な
お、この実施の形態2では上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、
実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この液滴吐出ヘッド50は、振動板2の駆動が静電駆動方式であり、実施の形態1に係
る液滴吐出ヘッド10の振動板2に設けられていた圧電素子21の代わりに、振動板2の
振動部と隙間33を介して対向配置された電極32を有した電極基板3が設けられている
。ここでは、振動板2を共通電極とし、電極基板3の電極を個別電極32としている。そ
して振動板2の振動部と電極基板3の個別電極32との間の隙間33は封止材34で封止
されている。
従って、この液滴吐出ヘッド50は、流路基板1と、振動板2と、電極基板3とが積層
されて接合された状態となっている。実施の形態2における流路基板1は実施の形態1の
それと同じ形状としてよく、前述の製造方法が利用できる。また、実施の形態2における
振動板2は、たとえば可撓性を有する(110)面方位のシリコン基板等で構成するとよ
い。また、振動板2の少なくとも電極基板3側の面には、たとえばTEOS(Tetra
ethoxysilane:テトラエトキシシラン)を原料としたプラズマCVDによる
SiO2 膜からなる絶縁膜が、たとえば0.1μmの厚さで形成されているものとする
(図示せず)。この絶縁膜は、液滴吐出ヘッド50の駆動時における絶縁破壊や短絡を防
止するためのものである。
電極基板3は、たとえば厚さ約1mmのガラス材で構成する。電極基板3には、振動板
2を介して、流路基板1の各キャビティ14に対向する位置に、それぞれ電極用凹部31
が形成されている。各電極用凹部31は、たとえばエッチングにより約0.3μmの深さ
に形成されており、各電極用凹部31の底面には、一般に、ITO(Indium Tin Oxide:
インジウム錫酸化物)からなる個別電極32が、たとえば0.1μmの厚さでスパッタに
より形成されている。また、電極基板3には、インク供給孔36が設けられており、振動
板2のインク供給孔26とともに、流路基板1のリザーバ16に連通している。
振動板2と個別電極32との間に形成される隙間33は、電極用凹部31の深さ、個別
電極32及び振動板2を覆う絶縁膜の厚さにより決定され、実施の形態2では0.2μm
となっている。この隙間33は、液滴吐出ヘッド50の吐出特性に大きく影響するため、
厳格な精度管理が要求される。この隙間33の開放端部は、エポキシ接着剤等からなる封
止材34により気密に封止されている。これにより、異物や湿気等が隙間33に侵入する
のを防止することができ、液滴吐出ヘッド50の信頼性を高く保持することができる。
なお、個別電極32をITOで構成した場合を例に説明したが、これに限定するもので
はなく、たとえばIZO(Indium Zinc Oxide)あるいは金、銅等の金属を用いて構成し
てもよい。ただし、ITOは、透明であるので振動板2の当接具合の確認が行いやすいこ
となどの理由から、一般にはITOが用いられる。
次に、液滴吐出ヘッド50の動作について説明する。液滴吐出ヘッド50には、外部の
インクカートリッジ内のインクが、電極基板3のインク供給孔36及び振動板2のインク
供給孔26を通じてリザーバ16内に供給されている。このインクは、各オリフィス15
を介してそれぞれのキャビティ14に供給される。そして、第3及び第2ノズル孔13,
12を介して第1ノズル孔11の先端までインクで満たされている。なお、この液滴吐出
ヘッド50の動作を制御するためのドライバIC等の駆動制御回路(図示せず)が、各個
別電極32と振動板2の共通電極(図示省略)との間に接続されている。
上記駆動制御回路により選択された個別電極32に駆動信号(パルス電圧)が印加され
、たとえばその個別電極32をプラスに帯電させる。このとき、共通電極を介して振動板
2には負の極性を有する電荷が供給され、正に帯電された個別電極32に対応する位置に
おける振動板2を相対的にマイナスに帯電させる。そのため、選択された個別電極32と
振動板2との間には静電気力(クーロン力)が発生することになる。そうすると、振動板
2は、静電気力によって個別電極32側に引き寄せられて撓むことになる。これによって
、キャビティ14の容積が増大する。
その後、個別電極32へ印加していたパルス電圧をオフにすると、振動板2と個別電極
32との間の静電気力がなくなり、振動板2はその弾性力により元の状態に復元する。こ
のとき、キャビティ14の容積が急激に減少するため、キャビティ14内部の圧力が急激
に上昇する。これにより、キャビティ14内のインクの一部が第3及び第2ノズル孔13
,12を介し、第1ノズル孔11からインク滴となって吐出されることになる。このイン
ク滴が、たとえば記録紙に着弾することによって印刷等が行われるようになっている。そ
の後、インクがリザーバ16からオリフィス15を通じてキャビティ14内に補給され、
初期状態に戻る。
この実施の形態2に係る液滴吐出ヘッド50によれば、実施の形態1に係る液滴吐出ヘ
ッド10とほぼ同様の作用効果を得ることが可能になる。また、振動板2の駆動手段を静
電駆動方式としたため、実施の形態1の圧電素子を用いた場合に比べて、微細化が容易で
、構造を単純なものとすることができる。したがって、高密度で多数のノズル孔を形成し
た液滴吐出ヘッド50を比較的安価に作製することができる。
ここで、実施の形態2に係る液滴吐出ヘッド50の製造方法の一例を簡単に説明してお
く。流路基板1は、既に説明したように実施の形態1の方法と同様にして形成できる。こ
の流路基板1に、シリコン製の振動板2を積層し接着剤などを利用して接合する。さらに
、振動板2と従来から公知の方法で作製された電極基板3とを、陽極接合などを利用して
接合する。そして、振動板2と個別電極32との間に形成された隙間33を、封止材34
で封止することで、液滴吐出ヘッド50が製造できる。なお、振動板2と電極基板3とを
予め接合しておいて、それらの積層体を流路基板1に接合して、液滴吐出ヘッド50を製
造するようにすることもできる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態1の液滴吐出ヘッド10又は実施の形態2の液滴吐出ヘッド50を
搭載した液滴吐出装置150であるインクジェットプリンタの斜視図である。この液滴吐
出装置150は、先述した液滴吐出ヘッド10または50を液滴吐出部に備えているので
、それらが有する特徴に起因して、吐出液(ここではインク)の吐出精度が向上する。
なお、実施の形態1の液滴吐出ヘッド10及び実施の形態2の液滴吐出ヘッド50は、
図8に示す液滴吐出装置150の他に、吐出液を種々変更することで、液晶ディスプレイ
のカラーフィルタの製造、有機EL表示装置の発光部分の形成、生体液体の吐出等にも適
用することができる。また、本発明の液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、及び液滴吐出ヘッ
ドの製造方法は、本発明の実施の形態1、2で説明した内容に限定されるものではなく、
本発明の思想の範囲内において適宜変更することができる。
実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドの分解した状態を示す分解斜視図。 実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドの断面構成を示す縦断面図。 実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドの製造工程を示す縦断面図。 図3に続く製造工程を示した縦断面図。 図4に続く製造工程を示した縦断面図。 実施の形態2に係る液滴吐出ヘッドの分解した状態を示す分解斜視図。 実施の形態2に係る液滴吐出ヘッドの断面構成を示す縦断面図。 実施の形態1または2の液滴吐出ヘッドを搭載した液滴吐出装置であるプリンタの斜視図。
符号の説明
1 流路基板、1A エッチングストップ層、2 振動板、3 電極基板、10 液滴
吐出ヘッド、11 第1ノズル孔(先端ノズル孔)、11a 第1ノズル孔になる部分、
12 第2ノズル孔(内部ノズル孔)、12a 第2ノズル孔になる部分、13 第3ノ
ズル孔(内部ノズル孔)、13a 第3ノズル孔になる部分、14 キャビティ、14a
キャビティになる部分、15 オリフィス、15a オリフィスになる部分、16 リ
ザーバ、16a リザーバになる部分、16b リザーバドライエッチング部、21 圧
電素子、22 電極、26 インク供給孔、31 電極用凹部、32 個別電極、33
隙間、34 封止材、36 インク供給孔、40 テープ、41 ウェットエッチング保
護膜、42 マスク、50 液滴吐出ヘッド、100 シリコン基板、101 熱酸化膜
、102 熱酸化膜、150 液滴吐出装置。

Claims (13)

  1. エッチングストップ層が所望の深さの内部位置に形成された流路基板に、前記エッチン
    グストップ層を貫通し液滴を吐出するノズル孔が形成され、
    前記流路基板の液滴吐出面と反対の面側に、前記ノズル孔に連通し圧力室を形成するキ
    ャビティと、前記キャビティに連通し吐出液を取り込んで貯えるリザーバとが形成されて
    おり、
    入力信号に応じて変形可能であって、前記キャビティとともに前記圧力室を形成する振
    動板が、前記流路基板の液滴吐出面と反対の面に積層されていることを特徴とする液滴吐
    出ヘッド。
  2. 前記ノズル孔の径は、液滴吐出面と反対の面から液滴吐出面に向かって段階的に若しく
    は徐々に小さくなっており、前記液滴吐出面側に位置する最小径のノズル孔の長さは、前
    記液滴吐出面から前記エッチングストップ層までの深さに等しいことを特徴とする請求項
    1記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記リザーバの深さは、前記液滴吐出面と反対の面から前記エッチングストップ層を除
    去した位置までの深さとなっていることを特徴とする請求項1または2記載の液滴吐出ヘ
    ッド。
  4. 前記エッチングストップ層はシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記キャビティと前記リザーバの連通部に、前記キャビティの流路断面積より小さな流
    路断面積であるオリフィスを設けていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記振動板の上に圧電素子を設け、前記圧電素子に電圧を印加したときの前記圧電素子
    の変形を利用して前記振動板を変形させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記振動板に隙間を有して対向配置させた電極を設け、前記電極に電圧を印加したとき
    に生じる静電力を利用して前記振動板を変形させることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液滴吐
    出装置。
  9. エッチングストップ層が所望の深さの内部位置に形成された流路基板に対して、液滴吐
    出面とする側から前記エッチングストップ層まで異方性ドライエッチングを行って先端ノ
    ズル孔を形成するステップと、前記流路基板に対して、前記液滴吐出面となる側と反対の
    面側から異方性ドライエッチングを行い、吐出液を取り込んで貯えるリザーバと、前記リ
    ザーバに連通し圧力室を形成することとなるキャビティと、前記キャビティと前記先端ノ
    ズル孔とを連通させるための内部ノズル孔とを形成するステップであって、前記リザーバ
    と前記内部ノズル孔は、前記異方性ドライエッチングを前記エッチングストップ層まで行
    って形成するステップと、
    前記流路基板の液滴吐出面と反対の面に入力信号に応じて変形可能な振動板を積層し、
    前記キャビティと前記振動板とにより圧力室を形成するステップと、
    を備えることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  10. 前記リザーバは、前記リザーバを形成しようとする領域内の複数箇所を前記エッチング
    ストップ層まで異方性ドライエッチングし、次にウェットエッチングにより、前記異方性
    ドライエッチングにより露出した部分の前記エッチングストップ層を除去するとともに、
    前記リザーバを形成しようとする領域内で異方性ドライエッチングが行われていない残留
    部分に対応する前記エッチングストップ層を除去することで、前記残留部分をリフトオフ
    除去することによって形成することを特徴とする請求項9記載の液滴吐出ヘッドの製造方
    法。
  11. 前記リザーバの前記エッチングストップ層を除去する前に、少なくとも前記内部ノズル
    孔と前記先端ノズル孔との対向位置にある前記エッチングストップ層がウェットエッチン
    グされないようにする保護膜を形成することを特徴とする請求項9または10記載の液滴
    吐出ヘッドの製造方法。
  12. 前記保護膜の形成は、前記流路基板の液滴吐出面とその反対面との両方の面にパーフル
    オロカーボン混合物を成膜した後、前記リザーバ部分の前記膜を酸素プラズマ処理にて除
    去して行うことを特徴とする請求項11記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  13. 前記先端ノズル孔と前記内部ノズル孔との間の前記エッチングストップ層をドライエッ
    チングにより除去することを特徴とする請求項11または12記載の液滴吐出ヘッドの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102653389A (zh) * 2011-03-02 2012-09-05 精工爱普生株式会社 贯通孔形成方法、喷嘴板以及mems器件
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