JP2009005390A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明では、良質な低解像度データを読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の固体撮像装置は、受光面上の水平垂直方向に対して斜め向きにマトリクス配列されて受光量に応じた光電出力を生成する複数の受光素子と、受光素子で生成される光電出力を『受光面上に設定された画素ブロック』の単位に加算して外部に出力する読出部とを備える。この画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に受光素子をN(N≧2)個ずつまとめた画素ブロックである。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被写体像を光電変換して、画像データを生成する固体撮像装置に関する。
近年、電子カメラの普及に伴い、画像データが様々な用途に使用されるようになった。これらの各用途では、適当とされる解像度がそれぞれ異なる。
例えば、高画質プリント用や高画質保存用といった用途では、なるべく高解像度の画像データ(以下『高解像度データ』という)が必要とされる。
また、一般的な用途では、不揮発記録媒体の記録コマ数などの観点から、適度に低解像度の画像データ(以下『低解像度データ』という)が必要とされる。
[従来例A]
従来、このような要求に応えるため、解像度変換の機能を備えた電子カメラが開発されている。図21は、この種の電子カメラを示すブロック図である。
図21において、撮影レンズ92は、固体撮像装置93の受光面上に、被写体像を結像する。固体撮像装置93は、この被写体像を光電変換し、アナログの画像データを出力する。A/D変換部94は、この画像データをデジタル化した後、信号処理部95に出力する。
信号処理部95は、この画像データに対して、黒レベル補正、階調補正(ガンマ補正など)、ホワイトバランス調整などを施した後、バッファメモリ96に一旦記録する。
画像処理部97は、このバッファメモリ96内の画像データを読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を実施する。これらの処理により、高解像度データが生成される。
ここで、高解像度データの保存モードがユーザー設定されている場合、記録部99は、この高解像度データをメモリカードに圧縮保存する。
一方、低解像度データの保存モードがユーザー設定されている場合、解像度変換部98は、この高解像度データに解像度変換の数値演算を施し、低解像度データを生成する。記録部99は、この低解像度データをメモリカードに圧縮保存する。
[従来例B]
また従来、固体撮像装置の走査方式として、2線混合式インタレース走査がよく知られている。この2線混合式インタレース走査を応用することにより、上述した低解像度データを生成することもできる。以下、この動作について説明する(ただし、以下の説明中のnは自然数)。
(1) まず、(2n−1)行目の光電出力と(2n)行目の光電出力を加算しながら逐次読み出し、奇数フィールドを得る。
(2) 次に、(2n)行の光電出力と(2n+1)行の光電出力を加算しながら逐次読み出し、偶数フィールドを得る。
(3) 奇数フィールドと偶数フィールドを合わせて、1画面分の光電出力を得る。
この奇数(もしくは偶数)フィールドをもって、低解像度データとすることが可能である。
また、奇数フィールドおよび偶数フィールドを合成することにより、高解像度データを生成することも可能である。
ところで、従来例Aでは、低解像度データの生成に際して、最終的に必要な画素数の数倍分もの光電出力を撮像素子から読み出さなければならない。そのため、撮像素子の転送読み出しの所要時間が長いという問題点があった。
さらに、従来例Aでは、撮像素子の外部において低解像度変換を行う必要があり、その分だけ信号処理の所要時間が長くなったり、信号処理に使用するメモリ量が増えるといった問題点があった。
一方、従来例Bでは、隣接する2行分の光電出力を単純に合成して、1行分の光電出力を得る。この場合、フィールドデータだけでは画面全体に渡って垂直画素数が一様に半減する。そのため、このような転送処理では、視覚的な鮮鋭度が大きく低下するという問題点があった。
さらに、従来例Bでは、奇数フィールドと偶数フィールドの露光タイミングが異なる。そのため、両フィールドを合成して高解像度の静止画像を作った場合、動体被写体の画像がぶれる(ずれる)という問題点があった。
そこで、本発明では、上述の問題点に鑑みて、良質な低解像度データを読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。
(1)
本発明の固体撮像装置は、受光面上の水平垂直方向に対して斜め向きにマトリクス配列されて受光量に応じた光電出力を生成する複数の受光素子と、受光素子で生成される光電出力を『受光面上に設定された画素ブロック』の単位に加算して外部に出力する読出部とを備える。
この画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に受光素子をN(N≧2)個ずつまとめた画素ブロックである。
(2)
本発明の別の固体撮像装置は、受光面上にマトリクス配列されて受光量に応じた光電出力を生成する複数の受光素子と、受光素子で生成される光電出力を『受光面上に設定された画素ブロック』の単位に加算して外部に出力する読出部とを備える。
読出部は、受光素子で生成される光電出力を垂直転送する垂直転送路と、垂直転送路から転送出力される光電出力を水平転送する水平転送路とを有している。
また、画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に受光素子をN(N≧2)個ずつまとめた画素ブロックであり、かつ、マトリクス配列の偶数列と奇数列では画素ブロックが列方向に半位相ずれている。なお、画素ブロックのずらし方向(すなわち列方向)は、垂直転送路の転送方向と略直交する方向である。
そして、読出部が、マトリクス配列の奇数列の画素ブロックについて光電出力の加算のタイミングを半位相ずらすことにより、偶数列と奇数列との画素ブロックの半位相ずれを水平転送路で同一位相に揃える。
(3)
本発明の別の固体撮像装置は、上記(2)に記載の固体撮像装置において、読出部が、『水平転送路のライン上』および『水平転送路の出力部』の少なくとも一方において、光電出力を画素ブロックの単位に加算する。
(4)
本発明の別の固体撮像装置は、上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、画素ブロック単位に同一色を配したカラーフィルタアレイが、受光面に配置される。
(5)
本発明の別の固体撮像装置は、上記(4)に記載の固体撮像装置において、カラーフィルタアレイが、マトリクス配列の偶数列および奇数列の一方に、第1色が連続して配され、偶数列および奇数列の他方に、第2色および第3色が画素ブロック単位で交互に配される。
(6)
本発明の別の固体撮像装置は、上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、受光面に投影される光像を『マトリクス配列の列方向と略直交する方向』にぼかす(多重像化する場合も含む)光学的ローパスフィルタを備える。
(7)
本発明の別の固体撮像装置は、上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、画素ブロック単位の加算処理を行わずに、光電出力を受光素子単位に読み出す高解像度転送モードを、読出部が選択可能に有する。
なお、本発明における上述した目的およびそれ以外の目的は、以下の説明と添付図面とによって容易に確認することができる。
以下、本発明における実施の形態を説明する。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態にかかる電子カメラ11の概略構成を示すブロック図である。
図1において、電子カメラ11には、撮影レンズ12が装着される。この撮影レンズ12の像空間側には、機械シャッタ14および固体撮像装置13が光軸に沿って配置される。この固体撮像装置13の受光面には、光学的ローパスフィルタ(OLPF)13bが配置される。この固体撮像装置13の出力は、A/D変換部15、信号処理部16およびバッファメモリ17を介して、バス18に接続される。このバス18には、画像処理部19,記録部20,およびマイクロプロセッサ22などが接続される。このマイクロプロセッサ22は、上述した機械シャッタ14,固体撮像装置13,画像処理部19,および記録部20などを制御する。
図2は、上述した固体撮像装置13を示す図である。この固体撮像装置13は、インターライン転送方式の撮像デバイスである。
図2において、固体撮像装置13の受光面には、複数の受光素子31がマトリクス配列される。個々の受光素子31の上には、オンチップマイクロレンズ(不図示)が配置される。
さらに、このオンチップマイクロレンズと受光素子31との間には、カラーフィルタが設けられる。図2には、受光素子配置と、各受光素子に割り当てられるカラーフィルタの配色(RGBなどの符号)を示している。すなわち、偶数列の受光素子31には、G色のカラーフィルタが連続配置される。一方、奇数列の受光素子31には、後述する画素ブロック単位にR色とB色とが交互に配置される。なお、図2に示すように、このR色とB色は、隣り合う奇数列ごとに位置が入れ替わる方が好ましい。
このような受光面の上には、受光面の水平方向に光像をぼかす(多重像を形成する場合も含む)光学的ローパスフィルタ13bが配置される。この光学的ローパスフィルタ13bは、光像をずらす間隔が、受光素子31の水平間隔に略等しくなるように調整されている。
このような受光素子31の列の間には、垂直CCD33が個別に設けられる。この垂直CCD33は、複数の転送段を連ねて構成される。これら転送段には、4相の転送電極φV1〜φV4が配設される。制御回路35は、これらの転送電極φV1〜φV4に対して、制御電圧を印加する。
また、受光素子31と垂直CCD33との間には、移送ゲート32が設けられる。この移送ゲート32は、偶数列と奇数列とにおいて位置をずらして配置される。すなわち、図2において、偶数列の移送ゲート32は、受光素子31の右斜め下に配置される。一方、奇数列の移送ゲート32は、受光素子31の右斜め上に配置される。転送電極φV1,φV3は、これらの移送ゲート32まで延設される。制御回路35は、この転送電極φV1,φV3に、閾値電圧を超えた電圧を印加することにより、受光素子31から垂直CCD33へ光電出力を移送する。 これら垂直CCD33の終端には、水平CCD36が設けられる。この水平CCD36には、2相の転送電極φH1〜φH2が配設される。制御回路35は、これらの転送電極φH1〜φH2に対して、制御電圧を印加する。
[発明との対応関係]
以下、各請求項の記載事項と本実施形態との対応関係について説明する。
なお、ここでの対応関係は、参考のために一解釈を例示するものであり、本発明を徒らに限定するものではない。
請求項記載の受光素子は、受光素子31に対応する。
請求項記載の読出部は、移送ゲート32,垂直CCD33,水平CCD36および制御回路35に対応する。
請求項記載の移送ゲートは、移送ゲート32に対応する。
請求項記載の垂直転送路は、垂直CCD33に対応する。
請求項記載の水平転送路は、水平CCD36に対応する。
請求項記載のカラーフィルタアレイの配色は、図2に示すものである。
請求項記載の第1色は、G色に対応する。
請求項記載の第2色は、R色に対応する。
請求項記載の第3色は、B色に対応する。
請求項記載の光学的ローパスフィルタは、光学的ローパスフィルタ13bに対応する。
[低解像度転送モードの動作説明]
以下、第1の実施形態における低解像度転送モードの動作説明を行う。
まず、マイクロプロセッサ22は、機械シャッタ14を開閉して、固体撮像装置13の受光面に被写体像を投影する。機械シャッタ14の全開直後、マイクロプロセッサ22は、固体撮像装置13内の制御回路35に露光開始信号を送出する。制御回路35は、この露光開始信号に従って、受光素子31のリセット動作(不要電荷の排出)を実施する。このようにリセットされた受光素子31では、被写体像に応じた光電出力(信号電荷など)の蓄積が新たに開始される。
所定の露光時間が経過すると、マイクロプロセッサ22は、固体撮像装置13内の制御回路35に対して、低解像度転送モードの転送制御信号を送出する。
図3A〜Cは、この低解像度転送モードにおける固体撮像装置13の動作を示す図である。
まず、制御回路35は、転送電極φV1に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子31の光電出力(図3Aに示すG21,R32,G23,B34,G41,B52,G43,R54など)は、移送ゲート32を介して、転送電極φV1の転送段に移送される。ここまでの状態を、図3Aに示す。
この状態で、制御回路35は、転送電極φV1〜φV4に4相の転送パルスを印加し、垂直CCD33上の光電出力を転送段2つ分だけ転送する。ここまでの状態を、図3Bに示す。
次に、制御回路35は、転送電極φV3に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子31の光電出力(図3Bに示すG11,R22,G13,B24,G31,B42,G33,R44など)は、移送ゲート32を介して、転送電極φV3の転送段に移送される。このような動作により、転送電極φV3の転送段には、光電出力の加算結果として、(G11+G21),(R22+R32),(G13+G23),(B24+B34)などが生成される。ここまでの状態を、図3Cに示す。
この状態で、制御回路35は、転送電極φV1〜φV4に4相の転送パルスを順次に印加し、垂直CCD33上の加算結果1行分を水平CCD36に垂直転送する。制御回路35は、転送電極φH1〜φH2に2相の転送パルスを順次に印加し、水平CCD36上の加算結果1行分を外部に水平転送する。このような垂直転送および水平転送を交互に繰り返すことにより、光電出力の加算結果が、1画面分の低解像度データとして外部に読み出される。
この低解像度データは、A/D変換部15において、利得調整およびデジタル化の処理が施される。このようにデジタル化された低解像度データは、信号処理部16において、階調補正およびホワイトバランス調整などの信号処理を、必要に応じてほぼリアルタイムに施された後、バッファメモリ17に一旦記録される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の低解像度データを、バス18を介して処理単位ごとに読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した低解像度データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
[低解像度転送モードの特徴について]
図4Aは、上記動作における光電出力の加算範囲を、受光面上の画素ブロック(図中の点線四角)として示した図である。この図に示されるように、画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に受光素子31を2個ずつまとめたものである。また、偶数列と奇数列では、この画素ブロックが列方向に半位相ずれる。なお、本発明では、数値的に厳密に半位相ずれる必要はなく、実質的な範囲(例えば、解像感向上などの視覚効果が得られる範囲など)で半位相ずれていればよい。
このような画素ブロックの設定により、1画素当たりの信号電荷量は受光素子2つ分に拡大する。したがって、低解像度転送モードの固体撮像装置13では、受光素子31から信号を個別に読み出して外部メモリ上で加算する場合よりも、読出回数の少ない分だけノイズが減少し、S/Nの優れた画像データを撮像することができる。
また、全画素を読み出してから演算によって加算を行う場合に比べて、撮像素子の読出し時間が半分ですむ。そのため、この低解像度モードは、高速モードでもある。したがって、低解像度モードでは、カメラ撮影のコマ速度を、全画素読出した場合の2倍程度まで高速化することが可能になる。
さらに、この画素ブロックは、偶数列と奇数列において半位相ずらして設定される。このような位相ずらしにより、列方向の鮮鋭度低下を補うことができる。したがって、低解像度転送モードの固体撮像装置13では、鮮鋭度の優れた画像データを撮像することができる。
また、この画素ブロックの位相ずれは、図2に示すように移送ゲート32の位置をずらしたことにより、垂直CCD33上で同一位相に揃えられる。したがって、光電出力を転送する際に、画素ブロックの位相ずれを考慮する必要がなく、光電出力の転送シーケンスを単純化することが可能になる。
ところで、画素ブロックのアパーチャ(入射光の範囲)は、光学的ローパスフィルタ13bの像ずらし効果により拡大する。図4Bは、この画素ブロックのアパーチャを示した図である。
この図において、合成出力(例えば、G11+G21)は、受光素子31の直上に配置されるマイクロレンズ2つ分の入射光によって生成される。
このマイクロレンズ2つ分には、光学的ローパスフィルタ13bによって像ずらしされた光が入射する。その結果、このマイクロレンズ2つ分には、直上(図4Bに示す実線の丸2つ)と、ずらし方向(図4Bに示す点線の丸2つ)とから、光が重畳して入射する。
このような作用により、各合成出力の等価的アパーチャは、図4Bに示すマイクロレンズ2×2個分の開口域に拡大され、実質的にほぼ正方形状のアパーチャとなる。
このとき、G色の等価的アパーチャは、受光面全体をほぼ隙間なく覆う。一方、R色およびB色の等価的アパーチャは市松状に受光面を覆う。さらに、このR色およびB色の等価的アパーチャは、G色の等価的アパーチャに対して、水平および垂直方向に半位相ずつずれる。
この図4Bに示す等価的アパーチャの色配列は、2板式撮像装置(G色の撮像素子とRB市松の撮像デバイスを画素ずらし状態に配したもの)の画素配列にほぼ等しい。この等価的アパーチャの色配列は、ベイアー配列を斜め(ここでは45度)に回転したものになっているが、単板式撮像素子のベイアー配列に比べて、図4Bに示すように、等価的アパーチャが大きくなっている。そのため、1方向のみの光学的ローパスフィルタ13bだけでも、偽信号は十分に抑圧される。
通常、ベイアー配列の単板式撮像素子では、偽色を取り除くために縦方向および横方向に像をずらす光学的ローパスフィルタが必要となる。そのため、光学的ローパスフィルタの厚みが増し、光学系の収差性能を劣化させたり、スペースをとるなどの問題が生じていた。
しかしながら、本実施形態の構成では、上述したように、一方向のみに像をずらす光学的ローパスフィルタ13bを使用すればよい。したがって、本実施形態では、ベイアー配列の単板式撮像素子において複数方向に像をずらす場合よりも、光学的ローパスフィルタを薄くすることが可能になる。その結果、光学系の収差性能の劣化や、スペースをとるといった問題を改善することが可能になる。また、光学的ローパスフィルタの簡略化により、コスト面の利点も生じる。
また、図4Bに示す色配列は、ベイアー配列を45度傾けた色配列にも等しい。したがって、画像処理部19では、ベイアー配列用の色補間処理を45度傾けて実施することが可能である。
[高解像度転送モードの動作説明]
続いて、第1の実施形態における高解像度転送モードの動作説明を行う。
このモードは、受光素子31の光電出力を、加算せずに独立に読み出す。固体撮像装置13では、隣接する2つの受光素子31に対して、4相の転送段が設けている。そのため、本実施形態の高解像度転送モードでは、光電出力を独立に読み出すため、インタレース転送(光電出力を、第1フィールドおよび第2フィールドの2回に分けて読み出す転送方式)を実施する。このインターレース転送において、第1フィールドおよび第2フィールドの露光タイミングを揃えるため、本実施形態の高解像度転送モードでは、機械シャッタ14による露光量制御を実施する。
以下、この高解像度転送モードの動作を具体的に説明する。
まず、マイクロプロセッサ22は、固体撮像装置13内の制御回路35に蓄積開始信号を送出する。制御回路35は、この蓄積開始信号に従って、受光素子31のリセット動作(不要電荷の排出)を実施する。このリセット動作により、受光素子31は、被写体像に応じた信号電荷の蓄積に備える。
この状態で、マイクロプロセッサ22は、機械シャッタ14を開閉制御する。この機械シャッタ14の開閉制御により、固体撮像装置13の露光期間が実質的に決定され、上述した第1フィールドおよび第2フィールドの露光タイミングが等しく揃う。
マイクロプロセッサ22は、機械シャッタ14が閉じた後、固体撮像装置13内の制御回路35に対し、高解像度転送モードの転送制御信号を送出する。制御回路35は、この転送制御信号に従って、転送電極φV1に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子31の光電出力(図2に示すG21,R32,G23,B34,G41,B52,G43,R54など)は、移送ゲート32を介して、転送電極φV1の転送段に移送される。この状態で、制御回路35は、垂直CCD33および水平CCD36を駆動して、垂直CCD33上の光電出力を順次に読み出す。このような転送動作により、第1フィールドの画像データがまず読み出しされる。この第1フィールドの画像データは、A/D変換部15、信号処理部16を介して処理された後、バッファメモリ17に一旦記録される。
次に、制御回路35は、第2フィールドの画像データ(図2に示すG11,R22,G13,B24,G31,B42,G33,R44など)についても、同様の読み出し動作を行う。
このようなインタレース転送により、1画面分の画像データが2回の転送に分かれてバッファメモリ17内に蓄積される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の画像データを、バス18を介して読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した画像データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
[高解像度転送モードの特徴について]
図5は、高解像度転送モードにおける画素の等価的アパーチャ(光学ローパスフィルタの効果を含む)を示す図である。
図5に示されるように、高解像度転送モードでは、低解像度転送モードに比べてG単独での垂直解像度が倍増する。したがって、高解像度転送モードの固体撮像装置13では、画像の微細構造をより精細に撮像することが可能になる。
なお、上述した低解像度転送モードでは、ほぼプログレッシブな転送動作となるため、電子シャッタ機能のみの撮像動作が可能であり、機械シャッタ14は必ずしも必要ではない。このような場合でも、機械シャッタ14を、余分な光が転送段に入るのを避けるための遮光手段として、アシスト的に使用することは好ましい。(もちろん、電子シャッタの開閉の間に機械シャッタ14の開閉動作を入れて、機械シャッタ14で露光制御する構成としても構わない。)
一方、上述した高解像度転送モードでは、インタレース転送となる。この場合、露光時間の経過直後に機械シャッタ14を閉じることにより、2つのフィールド画像の露光完了時刻を揃えることができる。
なお、受光面直前でフォーカルプレーンシャッタを閉じる場合は、画面内位置による露光量の違いが問題となる。その場合は、上述したように、蓄積開始の後にフォーカルプレーンシャッタを開けるようにして、画面内位置による露光量の違いをなくすことが好ましい。
なお、上述した第1の実施形態では、図14のAパターンに示すように、垂直CCD33の1相目と3相目に移送ゲート32を列単位にずらして周期配置した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図14のBパターンに示すように、偶数列(あるいは奇数列)の垂直CCD33の2相目と4相目に移送ゲート32を周期配置し、奇数列(あるいは偶数列)の垂直CCD33の1相目と3相目に移送ゲート32を周期配置してもよい。この場合、低解像度転送モードの転送動作は、次の手順(1)〜(4)により実行することが好ましい。
(1) 転送電極φV1,φV4に移送電圧を同時に与え、垂直CCD33の1相目と4相目を連結した電位井戸に光電出力を移送する。
(2) 2段分だけ垂直転送する。
(3) 転送電極φV2,φV3に移送電圧を同時に与え、垂直CCD33の2相目と3相目を連結した電位井戸に光電出力を移送する。このとき、電位井戸内において、光電出力が画素ブロック単位に加算合成される。
(4) 垂直CCD33上の合成出力を順次に転送して、外部に読み出す。
このように、Bパターンの移送ゲート配置においても、画素ブロックの半位相ずれを、垂直CCD33上で同位相に揃えることができる。
次に、別の実施形態について説明する。
《第2の実施形態》
第2の実施形態における電子カメラの特徴は、図1に示す固体撮像装置13を、図6に示す固体撮像装置50に代えた点である。なお、その他の電子カメラの構成については、第1の実施形態と同様であるため、ここでの説明を省略する。
図6Aは、固体撮像装置50の外形図である。
図6Bは、この固体撮像装置50の内部構成を示す図である。
図6Bに示すように、固体撮像装置50の受光面には、受光素子51が、斜め向きにマトリクス配列される。この受光素子51の上には、オンチップマイクロレンズ(不図示)が形成される。このオンチップマイクロレンズと受光素子51との間には、図7Aに示す配色のカラーフィルタアレイが配置される。(すなわち、マトリクス配列の偶数列には、G色のカラーフィルタが連続配置される。一方、奇数列には、後述する画素ブロック単位にR色とB色とが交互配置される。なお、このR色とB色は、隣り合う奇数行ごとに、位置が入れ替わるようにすることが好ましい。)
このカラーフィルタアレイの上には、マトリクス配列の行方向に光像をぼかす(多重像を形成する場合も含む)光学的ローパスフィルタ50bが配置される。この光学的ローパスフィルタ50bは、光像をずらす間隔が、マトリクス配列の列間隔に略等しくなるように調整されている。
図6Bに示すように、撮像素子の分離領域(チャンネルストップ)54は、受光素子51のジグザグ列の単位に受光面を区分する。これら複数本の分離領域54を境界線にして、複数本の垂直CCD53が形成される。
この垂直CCD53は、受光素子51の隙間に転送段を連ねて構成される。これらの転送段には、4相の転送電極φV1〜φV4が配設される。制御回路55は、これらの転送電極φV1〜φV4に対して、制御電圧を印加する。また、受光素子51と垂直CCD53との間には、移送ゲート52が設けられる。
これらの垂直CCD53の終端部には、水平CCD56が設けられる。この水平CCD56には、2相の転送電極φH1〜φH2が配設される。制御回路55は、これらの転送電極φH1〜φH2に対して制御電圧を印加する。
[発明との対応関係]
以下、各請求項の記載事項と本実施形態との対応関係について説明する。
なお、ここでの対応関係は、参考のために一解釈を例示するものであり、本発明を徒らに限定するものではない。
請求項記載の受光素子は、受光素子51に対応する。
請求項記載の読出部は移送ゲート52,垂直CCD53,水平CCD56および制御回路55に対応する。
請求項記載のカラーフィルタアレイの配色は、図7Aに示すものである。
請求項記載の第1色は、G色に対応する。
請求項記載の第2色は、R色に対応する。
請求項記載の第3色は、B色に対応する。
請求項記載の光学的ローパスフィルタは、光学的ローパスフィルタ50bに対応する。
請求項記載の垂直転送路は、垂直CCD53に対応する。
請求項記載の水平転送路は、水平CCD56に対応する。
[低解像度転送モードの動作説明]
以下、図6Bを使用して、固体撮像装置50における低解像度転送モードの動作を説明する。なお、機械シャッタ14の動作および電子シャッタ動作については、第1の実施形態と同様なので、ここでの説明を省略する。
所定の露光時間が経過して受光素子51に光電出力が蓄積された後、マイクロプロセッサ22は、固体撮像装置50内の制御回路55に対して、低解像度転送モードの転送制御信号を送出する。
すると、制御回路55は、転送電極φV4に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子51の光電出力(図6Bに示すG21,B22,R41,G42など)は、移送ゲート52を介して、転送電極φV4の転送段に移送される。
この状態で、制御回路55は、転送電極φV1〜φV4に4相の転送パルスを印加し、垂直CCD53上の光電出力を転送段2つ分だけ転送する。
次に、制御回路55は、転送電極φV2に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子51の光電出力(図6Bに示すG11,B12,R31,G32など)は、移送ゲート52を介して、転送電極φV2の転送段に移送される。このような動作により、転送電極φV2の転送段には、光電出力の加算結果として、(G11+G21),(R31+R41),(B12+B22),(G32+G41)などが生成される。
この状態で、制御回路55は、転送電極φV1〜φV4に4相の転送パルスを順次に印加し、垂直CCD53上の加算結果1行分を水平CCD56に垂直転送する。制御回路55は、転送電極φH1〜φH2に2相の転送パルスを順次に印加し、水平CCD56上の加算結果1行分を外部に水平転送する。このような垂直転送および水平転送を交互に繰り返すことにより、光電出力の加算結果が、1画面分の低解像度データとして外部に読み出される。
この低解像度データは、A/D変換部15において、利得調整およびデジタル化の処理が施される。このようにデジタル化された低解像度データは、信号処理部16において、階調補正(ガンマ補正など)およびホワイトバランス調整などの信号処理を必要に応じてほぼリアルタイムに施される。このように信号処理された低解像度データは、バッファメモリ17に一旦記録される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の低解像度データを、バス18を介して処理単位ごとに読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した低解像度データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
[低解像度転送モードの特徴について]
図7Aは、上記動作における光電出力の加算範囲を、受光面上の画素ブロック(図中の点線四角)として示した図である。この図に示されるように、画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に受光素子51を2個ずつまとめたものである。
図7Aに示すように、奇数列の画素ブロックと、偶数列の画素ブロックは、列方向に半位相ずれている。一方、これらの画素ブロックは、受光面上の水平方向および垂直方向については、位相が揃っている。
ところで、画素ブロックの等価的アパーチャ(入射光の範囲)は、光学的ローパスフィルタ50bの像ずらし効果により拡大する。図7Bは、この画素ブロックの等価的アパーチャを示した図である。等価的なアパーチャは4つのマイクロレンズの集合と同等であり、図4Bで示したパターンを45度回転したものになっている。この図に示されるように、G色の等価的アパーチャは、受光面全体をほぼ隙間なく覆う。一方、R色およびB色の等価的アパーチャは斜め向きに市松配列される。さらに、このR色およびB色の等価的アパーチャは、G色の等価的アパーチャに対して、水平および垂直方向に半位相ずつずれる。
図7Bに示すように、これら等価的アパーチャの色配列は、ベイアー配列の色配列に等しい。したがって、画像処理部19では、ベイアー配列用の色補間処理を実施することが可能になる。
ただし、得られる色配列はベイアー配列であるが、等価的アパーチャのパターンは通常の単板ベイアーとは異なっている。これにもとづく光学的ローパスフィルタの簡略化に関する特徴は、第1の実施形態と同様である。
[高解像度転送モードの動作説明]
続いて、第2の実施形態における高解像度転送モードの動作説明を行う。
まず、マイクロプロセッサ22は、固体撮像装置50内の制御回路55に対して、高解像度転送モードの転送制御信号を送出する。
すると、制御回路55は、転送電極φV2に対して閾値電圧を超える電圧を印加する。すると、受光素子51の光電出力(図6Bに示すG11,B12,R31,G32など)は、移送ゲート52を介して、転送電極φV2の転送段に移送される。この状態で、制御回路55は、垂直CCD53および水平CCD56を駆動して、垂直CCD53上の光電出力を順次に読み出す。このような転送動作により、第1フィールドの画像データがまず読み出しされる。この第1フィールドの画像データは、A/D変換部15、信号処理部16を介して処理された後、バッファメモリ17に一旦記録される。
次に、制御回路55は、第2フィールドの画像データ(図6Bに示すG21,B22,R41,G42など)についても、同様の読み出し動作を行う。
このようなインタレース転送により、1画面分の画像データがバッファメモリ17内に蓄積される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の画像データを、バス18を介して処理単位ごとに読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した画像データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
[高解像度転送モードの特徴について]
図8は、高解像度転送モードにおける画素の等価的アパーチャ(光学ローパスフィルタの効果を含む)を示す図である。
図8に示されるように、高解像度転送モードでは、低解像度転送モードに比べて、斜め方向のG単独での解像度が増加する。したがって、高解像度転送モードの固体撮像装置50では、画像の微細構造をより精細に撮像することが可能になる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態は、転送電極φV1〜φV4の配線パターンを工夫した点に特徴を有する。なお、その他の点については、第1の実施形態とほぼ同様であるため、ここでの説明を省略する。
図15,図16,および図17は、転送電極φV1〜φV4の配線パターンを例示する図である。これらの図では、転送電極φV1および転送電極φV2を黒く塗りつぶすことによって、転送電極の形状を明確に示している。
以下、図ごとに説明する。
[図15に示す配線パターン]
図15において、受光面には、マトリクス配列された受光素子131と、これら受光素子131を電気的に区切るチャネルストップ(分離領域のこと)131aと、受光素子131の列間に配置される転送チャンネル133aと、転送電極φV1〜φV4とが設けられる。
ここでの転送電極φV1,φV3と転送電極φV2,φV4とは、電極の縁部分を半導体基板の厚み方向にずらして電気的に絶縁した上で、受光面上方から見て一部重なるように形成される。
この受光面の画素ブロックは、受光素子131を列方向に2個ずつまとめたものである。さらに、この画素ブロックは、偶数列と奇数列とにおいて列方向に半位相分(つまり受光素子131の1つ分)だけずれている。
転送電極φV1〜φV4は、画素ブロックの半位相分だけずれた『奇数列の受光素子131』と『偶数列の受光素子131』とを架け渡すように、千鳥状にパターン形成される。
以下、この配線パターンにおける転送動作について具体的に説明する。まず、転送電極φV1に高電圧読み出しパルスが印加されると、転送電極φV1の下の転送ゲートがオン状態になる。その結果、転送電極φV1の配線パターンに沿って、受光素子131から転送チャンネル133aへ光電出力が移送される。同様に、転送電極φV3に高電圧読み出しパルスが印加されると、転送電極φV3の下の転送ゲートがオン状態になる。その結果、転送電極φV3の配線パターンに沿って、受光素子131から転送チャンネル133aへ光電出力が移送される。
このような動作により、奇数列と偶数列では、転送電極φV1,φV3の配線パターンに沿って、光電出力が互い違いの方向に読み出される。その結果、画素ブロックの位相ずれが、転送チャンネル133aの電位井戸において同位相に揃えられる。
[図16に示す配線パターン]
図16においても、図15の場合と同様に、画素ブロックの半位相分だけずれた『奇数列の受光素子131』と『偶数列の受光素子131』とをつなぐように、転送電極φV1〜φV4をパターン形成する。
その結果、図16においても、画素ブロックの位相ずれが、転送チャンネル133aにおいて同位相に揃えられる。
なお、図16に示す配線パターンでは、移送ゲートの位置を奇数列と偶数列とで近づく方向にずらしている。その結果、転送電極φV1〜φV4の曲がり具合を緩和し、転送電極φV1〜φV4のパターンを滑らかな形状に近づけることに成功している。
さらに、転送電極φV1および転送電極φV3については、受光素子131の行間を一直線に貫いて、配線接続を行っている。
[図17に示す配線パターン]
図17においても、図15の場合と同様に、画素ブロックの半位相分だけずれた『奇数列の受光素子131』と『偶数列の受光素子131』とをつなぐように、転送電極φV1〜φV4をパターン形成する。
その結果、図17においても、画素ブロックの位相ずれが、転送チャンネル133aにおいて同位相に揃えられる。
なお、図17に示す配線パターンでは、移送ゲートの位置を奇数列と偶数列とで近づく方向にずらしている。その結果、転送電極φV1〜φV4の曲がり具合を緩和し、転送電極φV1〜φV4のパターンを滑らかな形状に近づけることに成功している。
さらに、転送電極φV1〜φV4の全てについて、受光素子131の行間を一直線に貫いて、配線接続を行っている。
次に、別の実施形態について説明する。
《第4の実施形態》
第4の実施形態における電子カメラの特徴は、図1に示す固体撮像装置13を、固体撮像装置213に代えた点である。なお、その他の電子カメラの構成については、第1の実施形態と同様であるため、ここでの説明を省略する。
図18は、この固体撮像装置213を示す図である。図19Aは、固体撮像装置213の画素ブロック(図中の点線矩形)を示す図である。図19Bは、固体撮像装置213の低解像度モードにおける個々の出力に関する等価的アパーチャを示す図である。
第4の実施形態では、光電出力の垂直転送方向と略直交する方向を『列方向』と定め、この列方向を基準に画素ブロックを設定している。その結果、図19Aに示す画素ブロックは、第1の実施形態の画素ブロック(図4A参照)を略90度回転したものに等しくなる。
さらに、このような画素ブロックの回転に伴い、図19Aに示すカラーフィルタアレイの色配列も、第1の実施形態の色配列(図4A参照)を略90度回転したものに等しくしている。また同様に、図19Bに示すOLPFの像ずらし方向も、第1の実施形態の像ずらし方向(図4B参照)を略90度回転したものに等しくしている。
なお、第4の実施形態では、垂直転送方向において、画素ブロックの位相が揃う。そのため、移送ゲート232については、第1の実施形態(図2)とは異なり、転送電極φV2および転送電極φV4の位置に配置される。
[低解像度転送モードの動作説明]
以下、第4の実施形態における低解像度転送モードの動作を、図1および図18を用いて説明する。
マイクロプロセッサ22は、機械式シャッタ14を閉じて、受光素子31の光電蓄積を完了した後、固体撮像装置213内の制御回路35に対して、低解像度転送モードの転送制御信号を送出する。
この転送制御信号に応じて、制御回路35は、垂直CCD33および水平CCD36を駆動して、インタレース転送を実施する。
1フィールド目のインタレース転送では、偶数列の光電出力(図18に示すG11,G12,G13,G31,G32,G33など)が、水平CCD36から順次出力される。水平CCD36の出力部(CCD出力段または出力回路)は、この水平転送に同期して、偶数列の光電出力を水平方向に加算し、画素ブロック単位の合成出力(例えば、G11+G12など)を生成する。
続く2フィールド目のインタレース転送では、奇数列の光電出力(図18に示すR22,R23,B24,B25など)が、水平CCD36から順次出力される。水平CCD36の出力部(CCD出力段または出力回路)は、この水平転送に同期して、この奇数列の光電出力を水平方向に加算し、画素ブロック単位の合成出力(例えば、R22+R23など)を生成する。このとき、水平CCD36の出力部は、水平加算のタイミングを半位相ずらすことにより、1フィールド目の合成出力に対して、水平方向に半位相ずれた合成出力を生成する。
このような2フィールド分のインタレース転送を経て、1画面分の低解像度データがバッファメモリ17内に蓄積される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の低解像度データを、バス18を介して読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した低解像度データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
以上の動作により、第1の実施形態とほぼ同様の低解像度データを得ることが可能になる。
[高解像度転送モードの動作説明]
次に、第4の実施形態における高解像度転送モードの動作を、図1および図18を用いて説明する。
マイクロプロセッサ22は、機械式シャッタ14を閉じて、受光素子31の光電蓄積を完了した後、固体撮像装置213内の制御回路35に対して、高解像度転送モードの転送制御信号を送出する。
この転送制御信号に応じて、制御回路35は、垂直CCD33および水平CCD36を駆動して、インタレース転送を実施する。
このとき、水平CCD36の出力部は、光電出力の水平加算の動作を停止し、光電出力を画素単位に出力する。
このような2フィールド分のインタレース転送を経て、1画面分の高解像度データがバッファメモリ17内に蓄積される。
画像処理部19は、このバッファメモリ17内の高解像度データを、バス18を介して読み出しながら、色補間処理などの2次元画像処理を施す。このように画像処理を完了した高解像度データは、記録部20を介して、メモリカード21に圧縮保存される。
以上の動作により、第1の実施形態とほぼ同様の高解像度データを得ることが可能になる。
《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態では、受光素子2個から画素ブロックを構成する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。一般に、受光素子N(N≧2)個から画素ブロックを構成することができる。その場合は、Nの数に合わせて転送電極の相数を変更すればよい。
また、上述した実施形態では、原色系のカラーフィルタアレイを使用する場合について説明した。しかしながら、本発明は、特定のカラーフィルタアレイに限定されるものではない。例えば、図9〜図11に示す配列パターンに従って、任意のカラーフィルタX1〜X8を配置してもよい。
この場合、図11中のCFA配列1を採用することにより、上述した原色系のカラーフィルタアレイを得ることができる。
また、図11中のCFA配列2を採用することにより、G色を輝度Yに置き換えた原色系のカラーフィルタアレイを得ることができる。
一方、図11中のCFA配列3を採用することにより、G色を交えた補色系のカラーフィルタアレイを得ることができる。
また、図11中のCFA配列4を採用することにより、任意の色a1〜a4からなるカラーフィルタアレイを得ることができる。
なお、上述した実施形態では、同一の画素ブロックに属するカラーフィルタを同じ色に揃えている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、同一の画素ブロックに属する複数のカラーフィルタを、異なる色に設定してもよい。この場合、高解像度転送モードでは、受光素子単位に細かい色情報を得ることが可能になる。また、低解像度転送モードでは、画素ブロック内のカラーフィルタの合成色に関する色情報を得ることが可能になる。
また、上述した実施形態では、1つの受光素子31,51に対して、垂直CCD33,53の転送段を2つ配分している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1つの受光素子31,51に対して、垂直CCD33,53の転送段を3〜4つ配分してもよい。この場合、高解像度転送モードにおいて、3〜4相駆動によるプログレッシブ転送を行うことが可能になる。
なお、上述した実施形態では、垂直CCD33,53上において、光電出力を加算している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、光電出力を垂直転送路(垂直CCD)を介してプログレッシブに垂直転送し、水平転送路(水平CCD)上において、光電出力を画素ブロック単位に加算してもよい。
この場合も、移送ゲートの配置を奇数列/偶数列でずらすことにより、垂直転送路上で画素ブロックの半位相ずれを揃えることが好ましい。あるいは、後述するように、垂直転送段数を偶数列/奇数列でずらすことにより、画素ブロックの位相ずれを水平転送路上で揃えることが好ましい。このような工夫により、水平転送路上における画素ブロック単位の加算処理を単純かつ的確に実行することが可能になる。
また、上述した実施形態では、制御回路35,55を、受光素子31,51などと同一の半導体基板上に形成している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御回路35,55を、受光素子31,51などの半導体基板と別体に構成してもよい。この場合、電子カメラ11内のマイクロプロセッサ22などに、制御回路35,55の機能を持たせることも可能である。
なお、上述した実施形態では、CCD方式の固体撮像装置について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、XYアドレス方式(CMOS方式など)の固体撮像装置に本発明を適用してもよい。
また、第1の実施形態では、移送ゲート32の配置をずらすことにより、画素ブロックの位相ずれを垂直CCD33上で揃えている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示す固体撮像装置13Yのように、垂直CCD33aの垂直転送段数(例えば、転送電極の数)を偶数列/奇数列でずらすことにより、画素ブロックの位相ずれを水平CCD36上で揃えてもよい。この例では、受光素子当たり4相の転送段を有するので、プログレッシブに垂直転送して、垂直転送段から水平転送段へ移す時点で加算を行う。水平転送段では、光電出力の加算結果(G11+G21,R22+R32など)を水平転送する。
なお、第2の実施形態では、受光素子51のジグザグ列ごとに、垂直CCD53を配置している。しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、図13に示す固体撮像装置70のように、分離領域74などを設けて受光素子71の垂直ラインごとに、垂直CCD73を設けてもよい。
この場合は、次のような低解像度転送モードの動作(1)〜(6)により、ブロック単位79の加算読み出しを行うことが好ましい。
(1) 制御回路75は、全画素の光電出力を垂直CCD73に移送する。
(2) 制御回路75は、垂直CCD73の光電出力(G11,B12など)を水平CCD76に転送する。
(3) 制御回路75は、水平CCD76上の電位井戸を2段転送する。
(4) 制御回路75は、垂直CCD73を2段送って、光電出力(G21,B22など)を水平CCD76に送る。このとき、水平CCD76の電位井戸内では、(G11+G21),(B12+B21)などの合成出力が生成される。
(5) 合成の後、水平CCD76上の合成出力を高速に水平転送して、外部に読み出す。
(6) 上述した(2)〜(4)の動作を繰り返し、1画面分の合成出力を外部に読み出す。
ちなみに、高解像度転送モードでは、上述した加算動作を省いて、プログレッシブに全画素転送動作を行う。
また、第4の実施形態では、水平CCD36の出力部において、光電出力を画素ブロック単位に加算している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図20Aおよび図20Bに示すように、水平CCDの電位井戸を連結するなどによって、水平CCDのライン上で光電出力を加算してもよい。
《付記》
以下、上述した実施形態について、より一般的な表現で説明する。
[1]上述の実施形態では、受光素子N個からなる画素ブロック単位に、光電出力を加算して読み出す低解像度モードについて説明した。この低解像度モードでは、固体撮像装置の内部において、光電出力の転送個数を1/Nまで低解像度化することができる。その結果、光電出力の転送個数が減少し、固体撮像装置の転送読み出しの所要時間を短縮することが容易になる。
また、上述の実施形態では、これら画素ブロックを偶数列と奇数列において半位相ずらしている。このような画素ブロックずらしにより、列方向の鮮鋭度低下を補うことができる。したがって、従来例Bよりも、鮮鋭度の優れた低解像度データを得ることが容易になる。
[2]上述の実施形態では、奇数列と偶数列で、受光素子から光電出力を互い違いの方向に読み出す構成について説明した。このような構成により、画素ブロックの半位相ずれを垂直転送路上で同一位相に揃えることができる。その結果、光電出力を垂直方向および水平方向に転送する際に、画素ブロックの位相ずれを考慮する必要がなくなり、光電出力の転送シーケンスを単純化することが容易になる。
[3]上述の実施形態では、垂直転送路の垂直転送段数を偶数列と奇数列でずらすことにより、画素ブロックの半位相ずれを水平転送路上で同一位相に揃える構成について説明した。このような構成により、光電出力を水平方向に転送する際に、画素ブロックの位相ずれを考慮する必要がなくなり、光電出力の転送シーケンスを単純化することが容易になる。
[4]上述の実施形態では、偶数列と奇数列で転送電極の配線パターンをずらして、画素ブロックの半位相ずれを垂直転送路上で同一位相に揃える構成について説明した。このような構成により、光電出力を垂直方向および水平方向に転送する際に、画素ブロックの位相ずれを考慮する必要がなくなり、光電出力の転送シーケンスを単純化することが容易になる。
[5]さらに、上述の実施形態では、画素ブロックの半位相分だけずれた『奇数列の受光素子』と『偶数列の受光素子』とを架け渡すように、転送電極の少なくとも一つをパターン形成する場合について説明した。
この転送電極が架け渡された複数の受光素子からは、光電出力が同時に読み出される。また、この転送電極が同時に発生させる複数の電位井戸には、読み出された光電出力が蓄積される。
このようにして、画素ブロックの半位相ずれを、転送電極のパターンに沿って、垂直転送路上で同位相に揃えることが可能になる。その結果、光電出力の転送に際して画素ブロックの位相ずれを考慮する必要がなくなり、光電出力の転送シーケンスを単純化することが容易になる。
[6]上述の実施形態では、垂直転送路および水平転送路の少なくとも一方において、転送中の光電出力を画素ブロックの単位に加算する処理について説明した。このような加算処理では、加算のための回路構成を外部に別途設ける必要がなく、電子カメラ等の構成を単純化することが容易になる。
[7]上述の実施形態では、画素ブロックのずらし方向(すなわち列方向)を、垂直転送路の転送方向と略直交する方向に設定する場合について説明した。このような設定では、画素ブロックが垂直転送路の方向に殆どずれない。そのため、画素ブロックの位相ずれを垂直転送路上で同位相に揃えるなどの工夫が不要となり、垂直転送に関する構成や動作を単純化することが容易になる。
[8]上述の実施形態では、斜め方向に並ぶ受光素子からなる画素ブロック単位に、光電出力を加算して読み出す場合について説明した。このような斜め向きの画素ブロックでは、受光面上の水平方向および垂直方向に位相を揃えることが容易になる。この場合、水平垂直に画素が整列した低解像度データを容易に得ることが可能になる。
[9]上述の実施形態では、画素ブロックごとにカラーフィルタを同一色に揃える場合について説明した。このようなカラー配列では、画素ブロック単位に各色信号を直に生成することが可能になる。
[10]上述の実施形態では、マトリクス配列の偶数列(奇数列)に第1色を連続して配し、奇数列(偶数列)に第2色および第3色を画素ブロック単位で交互に配する場合について説明した。
第1の実施形態では、このようなカラー配列により、ベイアー配列を45度回転した低解像度データを得ることができる。
また、第2の実施形態では、このようなカラー配列により、ベイアー配列の低解像度データが得られる。
[11]上述の実施形態では、受光面に投影される光像を、マトリクス配列の列方向と略直交する方向にぼかす光学的ローパスフィルタを備える構成について説明した。本実施形態の画素ブロックは、マトリクス配列の列方向に延びた形状を有する。したがって、光学的ローパスフィルタが列方向と略直交する方向に光像をぼかすことにより、画素ブロックの等価的なアパーチャ形状を正方形状に近づけることができる。その結果、異方性の少ない低解像度データを得ることが可能になる。
通常、ベイアー配列では、画質の等方性を保ちつつ偽色対策を行うため、2方向に光像をぼかす光学的ローパスフィルタを用いる。そのため、光学的ローパスフィルタを実質2枚分と、その間に挿入する1/4波長板が必要となり、光学的ローパスフィルタの総厚が厚くなるという問題点があった。
しかしながら、ここでの実施形態では、一方向のみの光学的ローパスフィルタを使用して、画質の等方性を保ちつつ、かつモアレや偽色を効率良く改善することが可能になる。その結果、光学的ローパスフィルタが薄くなり、光学系全体の結像性能を向上させることが可能になる。また、光学的ローパスフィルタの総厚が薄くなる分だけ、固体撮像装置の受光面の直前に空きスペースが生まれる。したがって、この空きスペースに機械シャッタを無理なく配置できるなど、設計の自由度が一段と高くなる。さらに、光学的ローパスフィルタの枚数削減によりコスト低減を図ることも容易になる。
[12]上述した実施形態では、高解像度転送モードをモード選択可能に有する場合について説明した。このような高解像度転送モードを選択することにより、低解像度データおよび高解像度データを選択的に得ることが可能になり、固体撮像装置の適用範囲を拡大することが可能になる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
電子カメラ11の概略構成を示すブロック図である。 固体撮像装置13の構成を示す図である。 低解像度転送モードの動作を説明する図である。 低解像度転送モードにおける画素ブロックおよびアパーチャを示す図である。 高解像度転送モードにおけるアパーチャを示す図である。 固体撮像装置50の構成を示す図である。 低解像度転送モードにおける画素ブロックおよびアパーチャを示す図である。 高解像度転送モードにおけるアパーチャを示す図である。 カラーフィルタX1〜X8の好適な配置例を示す図である。 カラーフィルタX1〜X8の好適な配置例を示す図である。 カラーフィルタX1〜X8の好適な配色例を示す図である。 固体撮像装置13Yの構成を示す図である。 固体撮像装置70の構成を示す図である。 移送ゲートの配置例を示す図である。 転送電極の配線パターンの一例を示す図である。 転送電極の配線パターンの一例を示す図である。 転送電極の配線パターンの一例を示す図である。 固体撮像装置213を示す図である。 低解像度転送モードにおける画素ブロックおよびアパーチャを示す図である。 水平転送路のライン上における光電出力の加算動作を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
11 電子カメラ
12 撮影レンズ
13 固体撮像装置
13a カラーフィルタアレイ
13b 光学的ローパスフィルタ
14 機械シャッタ
15 A/D変換部
16 信号処理部
17 バッファメモリ
18 バス
19 画像処理部
20 記録部
22 マイクロプロセッサ
31 受光素子
32 移送ゲート
33 垂直CCD
35 制御回路
36 水平CCD
50 固体撮像装置
50a カラーフィルタアレイ
50b 光学的ローパスフィルタ
51 受光素子
53 垂直CCD
54 分離領域
55 制御回路
56 水平CCD
93 固体撮像装置
94 A/D変換部
96 バッファメモリ
97 画像処理部
99 記録部
131 受光素子
131a チャネルストップ(分離領域)
133a 転送チャンネル
213 固体撮像装置
232 移送ゲート

Claims (7)

  1. 受光面上の水平垂直方向に対して斜め向きにマトリクス配列され、受光量に応じた光電出力を生成する複数の受光素子と、
    前記受光素子で生成される前記光電出力を、前記受光面上に設定された画素ブロックの単位に加算して、外部に出力する読出部とを備え、
    前記画素ブロックは、前記マトリクス配列の列方向に前記受光素子をN(N≧2)個ずつまとめた画素ブロックである
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 受光面上にマトリクス配列され、受光量に応じた光電出力を生成する複数の受光素子と、
    前記受光素子で生成される前記光電出力を、前記受光面上に設定された画素ブロックの単位に加算して、外部に出力する読出部とを備え、
    前記画素ブロックは、前記マトリクス配列の列方向に前記受光素子をN(N≧2)個ずつまとめた画素ブロックであり、かつ、前記マトリクス配列の偶数列と奇数列では前記画素ブロックが前記列方向に半位相ずれており、
    前記読出部は、前記受光素子で生成される前記光電出力を垂直転送する垂直転送路と、前記垂直転送路から転送出力される前記光電出力を水平転送する水平転送路とを有し、
    前記画素ブロックのずらし方向(すなわち前記列方向)は、前記垂直転送路の転送方向と略直交する方向であり、
    前記読出部が前記奇数列の前記画素ブロックについて前記加算のタイミングを半位相ずらすことにより、前記画素ブロックの半位相ずれを前記水平転送路で同一位相に揃える
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項2に記載の固体撮像装置において、
    前記読出部は、
    『前記水平転送路のライン上』および『前記水平転送路の出力部』の少なくとも一方において、前記光電出力を前記画素ブロックの単位に加算する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記画素ブロック単位に同一色を配したカラーフィルタアレイを、前記受光面に配置した
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項4に記載の固体撮像装置において、
    前記カラーフィルタアレイは、
    前記マトリクス配列の偶数列および奇数列の一方に、第1色が連続して配され、
    前記偶数列および前記奇数列の他方に、第2色および第3色が前記画素ブロック単位で交互に配される
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記受光面に投影される光像を、前記マトリクス配列の前記列方向と略直交する方向にぼかす光学的ローパスフィルタを備えた
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記読出部は、前記光電出力を前記受光素子単位に読み出す高解像度転送モードを選択可能に有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
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