JP2009003381A - 電極接続構造および液晶表示ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】必要な位置精度が得られるとともに、位置合せの作業効率の向上が図れる電極接続構造、ならびに、この電極接続構造を有した液晶表示ユニットを提供する。
【解決手段】縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた基板と、前記複数の電極と対応して縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた透明基板とが、重ねられて前記電極同士が接続される電極接続構造およびこの電極接続構造を有する液晶表示ユニットである。そして、上記の基板と透明基板には、互いの位置合せを行うために、円の中に同心円状の空白部分を有する第1アライメントマーク25と、縦長矩形状の第2アライメントマーク15とが形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、アライメントマークにより位置決めされて接続される電極接続構造、ならびに、この電極接続構造を有する液晶表示ユニットに関する。
以前より、ドライバICが設けられた透明なフレキシブル基板(COF:チップオンフィルム)を、液晶パネルに接続するのに、アライメントマークによる位置合せが行われている。すなわち、液晶パネルに設けられた透明電極の複数の電極端子の近傍に一方のアライメントマークを形成し、フレキシブル基板に設けられた複数の電極端子の近傍に他方のアライメントマークを形成し、液晶パネルとフレキシブル基板とを重ねるとともに、顕微鏡等で確認しながら両方のアライメントマークが適宜なパターンで重なるように位置合せを行う。
例えば、図11(a),(b)に示すように、液晶パネルに一方のアライメントマーク82を形成し、フレキシブル基板にもう一方のアライメントマーク81を形成し、図12(b),(c)に示すように、2つのアライメントマーク81,82がずれている状態から、図12(a)のように2つのアライメントマーク81,82が合致している状態まで位置合せを行う。
そして、アライメントマークがあったら、接着シート等を挟んで液晶パネルとフレキシブル基板とを圧着して接着させる。
また、本発明に関連する従来技術として、次のような技術の開示があった。例えば、特許文献1には、液晶パネルのカラーフィルタと透明導電膜との位置合せを行うアライメントマークについての技術が開示されている。特許文献2には、マトリックス型表示装置の2つの透明基板を積層する際に位置合せを行うアライメントマークについての技術が開示されている。特許文献3には、液晶パネルの薄膜トランジスタ基板とカラーフィルタとを張り合わせる際に位置合せを行うアライメントマークについての技術が開示されている。特許文献4には、液晶パネルの透明電極の貼合せ時のずれ量を計測するためのアライメントマークについての技術が開示されている。特許文献5には、液晶パネルとフレキシブル基板とを接続する際に位置合せを行う位置決めパターンについての技術が開示されている。
特開平11−109656号公報 特開平10−254376号公報 特開2000−329516号公報 特開平09−230800号公報 特開2006−235503号公報
しかしながら、上記従来の技術に示されるようなアライメントマークでは、液晶パネルとフレキシブル基板とを接続するのに、位置合せの作業に必要以上の時間がかかり、作業効率を低下させるという課題があった。
すなわち、フレキシブル基板と液晶パネルには、縦方向に長い微細な電極が多数並列された状態に形成され、アライメントマークを合わせることで、これらフレキシブル基板側の電極と液晶パネル側の電極とを重ねた状態に電気的に接続するのが一般である。電極は微細なものであるが縦方向に長い形状をしているため、横方向の位置精度の許容誤差は小さく、縦方向の位置精度の許容誤差は比較的大きい。しかしながら、上記従来のようなアライメントマークでは、縦方向と横方向との両方で同じ許容誤差を示すことしか出来ないため、縦方向の位置合せに必要以上の位置精度を課すこととなって、その分、位置合せ作業に時間を要することとなっていた。
一般に、アライメントマークは、接続する基板上の離間された2箇所にそれぞれ設けられ、これら2個所のアライメントマークをともに合わせたときに、2つの部材の位置および角度が適宜合わせられて、基板の位置合せが完了となる。このような構成では、基板を動かして1箇所のアライメントマークを合わせた後に、再び基板を動かしてもう1箇所のアライメントマークを合わせると云った作業が必要となる。このとき、1箇所のアライメントマークを合わせるために基板を動かすと、もう一箇所のアライメントマークの箇所でも基板が少しずれてしまうため、先に合わせたアライメントマークが少しずれてしまう。従って、このような作業を1箇所ごと交互に何度も行って、最終的に、2箇所のアライメントマークがともに合った状態にする必要がある。
このように2箇所のアライメントマークを合わせることになると、その操作は非常に複雑になるため、1つのアライメントマークの位置合せに必要以上の位置精度を課すと、全体的な位置合せの作業効率が著しく低下してしまう。
この発明の目的は、必要な位置精度を得ることが出来るとともに、作業効率の向上を図ることのできる電極接続構造、ならびに、この電極接続構造を有した液晶表示ユニットを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた基板と、前記複数の電極と対応して縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた透明基板とが、重ねられて前記電極同士が接続される電極接続構造であって、前記基板と前記透明基板のうち、一方には互いの位置合せを行うための第1アライメントマークが、他方には互いの位置合せを行うための第2アライメントマークが形成され、これら第1アライメントマークと第2アライメントマークとが重ねられた状態で前記電極同士が接続および固定されるとともに、前記第1アライメントマークは中央部位に空白部分を有する枠体状のマークであり、前記第2アライメントマークは前記空白部分を埋める矩形状のマークであり、前記矩形状のマークの横幅は前記空白部分の横幅より第1許容誤差より小さい範囲で長く、前記矩形状のマークの縦幅は前記空白部分の縦幅より前記第1許容誤差を超えて長く形成されている構成とした。
このような手段によれば、第1アライメントマークと第2アライメントマークとを重ねて第1アライメントマークの空白部分が埋まったか否かを視認することで、両者の位置合せの成否を判断できる。また、位置合せの許容誤差が縦方向に大きく、横方向に小さくなるので、縦方向に長い電極を接続する上で適した許容誤差となる。
望ましくは、前記第1アライメントマークは、中央部位の空白部位を間隙を開けずに囲う枠体状のマークとすると良い。
このような構成により、位置合せの成否の判断が確実なものとなる。
また望ましくは、前記第1アライメントマークは、円の中に同心円状の空白部分を有するマークであり、前記第2アライメントマークは、横幅が前記空白部分の直径より前記第1許容誤差より小さい範囲で長く、縦幅が前記空白部分の直径より前記第1許容誤差を超えて長くされた矩形状のマークとすると良い。
さらに望ましくは、前記第2アライメントマークは、縦幅が前記第1アライメントマークの縦幅とほぼ同一長にすると良い。
このような構成によれば、第1アライメントマークが回転対称の形状をしているため、角度が大きくずれていても第1アライメントマークの空白部分を第2アライメントマークにより完全に埋めることが出来る。従って、アライメントマークを2箇所等に設けて、1箇所ずつアライメントマークを合わせていく構成において、最初に角度が大きくずれている場合でも、通常の場合と同様にアライメントマークを重ねることが出来るので、都合が良い。
また望ましくは、前記第1アライメントマークは、内部に矩形の空白部分を有する矩形状のマークであり、前記第2アライメントマークは、横幅が前記空白部分の横幅より前記第1許容誤差より小さい範囲で長く、縦幅が前記空白部分の縦幅より前記第1許容誤差を超えて長くされた矩形状のマークとしても良い。
このような構成によれば、第1アライメントマークの一つの辺と第2アライメントマークの一つの辺とが平行状態からどれだけずれているかを視認することで、基板の大まかな角度のずれを認識することができるので、一組のアライメントマークの位置合せである程度の角度のずれも認識したいような場合に都合が良い。
また、本発明の液晶表示ユニットは、液晶パネルと、該液晶パネルを駆動するドライバICが設けられたフレキシブル基板と、該フレキシブル基板に信号を供給する配線基板とを備え、前記液晶パネルと前記フレキシブル基板とが上述の電極接続構造により接続されている構成とした。
本発明に従うと、横方向の許容誤差を小さく、縦方向の許容誤差を大きくとった状態で、位置合せを行うことができるので、縦方向に長い複数の電極を接続する上で必要な許容誤差を達成できるとともに、過度な許容誤差を課した位置合せと比較して、位置合せの作業時間の短縮を図ることが出来る。
また、それにより、作業効率を向上させて、液晶表示ユニットの製造コストの低減を図ることが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図10の図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態の液晶表示ユニットの全体構成を示す平面図である。
この実施の形態の液晶表示ユニット1は、ガラス上に液晶セルや透明電極が形成された基板としての液晶パネル10と、液晶パネル10を駆動するゲートドライバ21a…またはソースドライバ21…が形成された透明基板としてのCOF(チップオンフィルム)20…と、ゲートドライバ21a…やソースドライバ21に電源電圧や各種信号を供給するための回路および配線が形成されたプリント基板30a,30等から構成される。
上記構成のうち、COF20と液晶パネル10、ならびに、COF20とプリント基板30,30aとは、異方性導電接着フィルムをはさんで互いの電極パッドが押圧されることで、これらの電極パッドが互いに接着され、且つ、電気的に接続されるようになっている。このうち、液晶パネル10とCOF20の接続部には、微細な電極が多数並列した状態に形成され、液晶パネル10の電極とCOF20の電極とが電気的に接続された状態で両者が接着されるようになっている。
図2は、液晶パネル10とCOF20との接続部の詳細を示した平面図である。
液晶パネル10の縁近傍には、縦方向に長い微細な多数の電極12…が形成され、COF20の縁近傍にも縦方向に長い微細な多数の電極22…が形成されている。なお、液晶パネル10の下辺においてはデータ線につながる電極12…が上下方向に伸び、液晶パネル10の左辺においてはゲート線につながる電極12…が左右方向に伸びて形成されているが、下辺と左辺の何れにおいても電極12…の長手方向を縦方向と呼んでいる。
COF20には、その一辺側に設けられた複数の電極22…における両側の部位に1個ずつ合計2個のアライメントマーク25,25が形成されている。また、液晶パネル10の対応する箇所にも合計2個のアライメントマーク15,15が形成されている。そして、液晶パネル10側のアライメントマーク15,15とCOF20側のアライメントマーク25,25とが適宜なパターンで重ねることで、液晶パネル10の電極12…とCOF20の電極22…とが重なるようになっている。
図3は、第1実施形態のアライメントマークを示した平面図である。
第1実施形態においては、液晶パネル10側に図3(a)の矩形状のアライメントマーク15が形成され、COF20側に図3(b)の円形のアライメントマーク25が形成されている。
一方のアライメントマーク25は、図3(b)に示すように、円の中に同心円状の空白部分Sが形成された円形のマークである。通常、マークの部分が不透明な暗い色に形成され、空白部分Sは透明のままにされる。このアライメントマーク25の暗い部分はある程度の幅を有し、例えば、アライメントマーク25の全体の直径が空白部分Sの直径の1.5倍〜2.5倍程度にされている。
もう一方のアライメントマーク15は、図3(a)に示すように、縦幅が横幅より長い矩形状のマークである。アライメントマーク15の横幅は、円形の空白部分Sの直径より、わずかに長く形成され、空白部分Sを完全に覆い隠すことが可能になっている。アライメントマーク15の横幅と空白部分Sの直径との差異は、電極12…,22…の横方向の位置ずれに対する許容誤差(第1許容誤差)よりも小さくなるように設定されている。また、アライメントマーク15の縦幅は、円形のアライメントマーク25の縦幅と同程度の長さにされている。
図4には、第1実施形態のアライメントマークを重ねた状態の説明図を示す。
上記のアライメントマーク15,25によれば、図4(a)に示すように、一方のアライメントマーク15で他方のアライメントマーク25の空白部分Sを覆いかくすことが可能になっている。また、図4(b)に示すように、2つのアライメントマーク15,25の位置がずれてくると、空白部分Sが露出されるようになっている。従って、この空白部分Sが露出されているか完全に隠れたかを確認することによって、位置合せの成否を識別できるようになっている。
また、空白部分Sが円形なのに対して、これを覆うアライメントマーク15は縦幅が長い矩形状にされている。そのため、このようなアライメントマーク15,25で位置合せを行った場合には、横方向の位置ずれは横方向の許容誤差の範囲内にされる一方、縦方向の許容誤差は比較的大きくなる。従って、縦方向に長い複数の電極を接続する上で必要十分な許容誤差が得られる一方、過度な許容誤差が課されることがなく、位置合せの作業時間の短縮を図ることが出来る。それにより、作業効率を向上させて、液晶表示ユニットの製造コストの低減を図れるという効果がある。
また、上記のアライメントマーク15,25によれば、円形のアライメントマーク25は回転対称の形状をしているため、液晶パネル10とCOF20との角度が大きくずれている場合でも、アライメントマーク15,25の重ね合わせ処理には影響しない。すなわち、角度のずれがない場合と同様にアライメントマーク15,25の重ね合わせ処理を行うことが出来る。従って、例えば、図2に示したように、アライメントマーク15,25を2箇所に設けて、1箇所ずつ交互にアライメントマーク15,25の位置合せを行い、最終的に2箇所両方のアライメントマーク15,25の位置合せを達成するような場合でも、最初に角度が大きくずれている段階からアライメントマーク15,25の重ね合わせ処理を通常どおり行うことが出来るので、位置合せの作業性が向上するという効果がある。
また、矩形状のアライメントマーク15の縦幅が、円形のアライメントマーク25の直径とほぼ同一長にされているので、両者のアライメントマーク15,25を重ねたときに矩形状のアライメントマーク15の端部が視認できる状態になる。従って、これにより縦方向のズレも大まかに認識するこが出来るという効果が得られる。
[第2実施形態]
図5には、第2実施形態のアライメントマークを示した平面図を、図6には、これらアライメントマークを重ねた状態を表した説明図を示す。
第2実施形態の液晶表示ユニットは、アライメントマーク15b,25bの形状のみが異なり、他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態において液晶パネル10側には、図5(a)のアライメントマーク15bが形成され、COF20側には、図5(b)のアライメントマーク25bが形成されている。
一方のアライメントマーク25bは、図5(b)に示すように、正方形の中に小さな正方形の空白部分Sbが形成された矩形状のマークである。アライメントマーク25bの外周の縦の辺や空白部分Sbの縦の辺はCOF20の電極22の長手方向に沿った向きにされている。
もう一方のアライメントマーク15bは、縦幅が横幅より長い矩形状のマークであり、その横幅は正方形の空白部分Sbの横幅より、わずかに長く形成されており、空白部分Sを完全に覆い隠すことが可能になっている。アライメントマーク15bの横幅と空白部分Sbの横幅との差異は、横方向の許容誤差よりも小さくされている。また、矩形状のアライメントマーク15bの縦幅は、正方形のアライメントマーク25bの縦幅と同程度の長さにされている。
このようなアライメントマーク15b,25bによれば、図6(a),(b)に示すように、一方のアライメントマーク15bが他方のアライメントマーク25の空白部分Sを覆いかくしているか否かを確認することで、互いのアライメントマーク15b,25bが重なって位置合せが達成されたか否かを識別できるようになっている。
また、正方形の空白部分Sbを覆うのに、アライメントマーク15bが縦長にされているので、横方向の位置ずれは横方向の許容誤差以内に収めることができる一方、縦方向の許容誤差は比較的大きくとることが出来る。したがって、縦方向に長い複数の電極を接続する上で必要な許容誤差が得られる一方、過度な許容誤差が課されることがなく、位置合せの作業時間の短縮が図れる。
また、上記のアライメントマーク15b,25bによれば、液晶パネル10とCOF20との角度が大きくずれている場合に、矩形状のアライメントマーク15bで空白部分Sbを完全に覆いかくすことが出来なくなったり、アライメントマーク15b,25bの各辺同士が平行状態からずれること等により、液晶パネル10とCOF20の角度のずれを認識することができる。従って、一組のアライメントマーク15b,25bの位置合せの際に、大まかな角度の調整も行いたいときに都合が良い。
[第3実施形態]
図7には、第3実施形態のアライメントマークを示した平面図を、図8には、これらのアライメントマークを重ねた状態を表した説明図を示す。
第3実施形態の液晶表示ユニットは、アライメントマーク15c,25cの形状のみが異なり、他の構成は第1や第2実施形態とほぼ同様である。同様の構成については説明を省略する。
第3実施形態において液晶パネル10側には、図7(a)のアライメントマーク15cが形成され、COF20側には、図7(b)のアライメントマーク25cが形成されている。
一方のアライメントマーク25cは、図7(b)に示すように、正方形の中に小さな長方形の空白部分Scが形成された矩形状のマークである。空白部分Scは、縦幅より横幅が長い長方形をしている。また、アライメントマーク25cの外周の縦辺や空白部分Scの縦辺はCOF20の電極22の長手方向に沿った向きにされている。
もう一方のアライメントマーク15cは、縦幅と横幅とが同一の矩形状(正方形)のマークであり、その横幅は長方形の空白部分Scの横幅より、わずかに長く形成されており、空白部分Sを完全に覆い隠すことが可能になっている。アライメントマーク15cの横幅と空白部分Scの横幅との差異は、横方向の許容誤差よりも小さくされている。
このようなアライメントマーク15c,25cによれば、図8(a),(b)に示すように、一方のアライメントマーク15cが他方のアライメントマーク25の空白部分Sを覆いかくしているか否かを確認することで、互いのアライメントマーク15c,25cが重なって位置合せが達成されたか否かを識別できるようになっている。
また、横長の空白部分Scを正方形のアライメントマーク15cで覆う構成なので、横方向の位置ずれは横方向の許容誤差以内に収めることができる一方、縦方向の許容誤差は比較的大きくとることが出来る。したがって、縦方向に長い複数の電極を接続する上で必要な許容誤差が得られる一方、過度な許容誤差が課されることがなく、位置合せの作業時間の短縮が図れる。
[第4実施形態]
図9には、第4実施形態のアライメントマークを示した平面図を、図10には、これらのアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。
第4実施形態の液晶表示ユニットは、アライメントマーク15d,25dの形状のみが異なり、他の構成は第1〜第3実施形態とほぼ同様である。同様の構成については説明を省略する。
第4実施形態において液晶パネル10側には、図9(a)のアライメントマーク15dが形成され、COF20側には、図9(b)のアライメントマーク25dが形成されている。
一方のアライメントマーク25dは、図9(b)に示すように、中央の空白部分Sdを挟んで横側を囲う2個の矩形状の縦枠を有したマークである。アライメントマーク25dの外周の縦の辺や空白部分Sdの縦の辺はCOF20の電極22の長手方向に沿った向きにされている。
もう一方のアライメントマーク15dは、縦幅が横幅より長い矩形状のマークであり、その横幅は空白部分Sdの横幅より、わずかに長く形成されており、空白部分Sを完全に覆い隠すことが可能になっている。アライメントマーク15dの横幅と空白部分Sdの横幅との差異は、横方向の許容誤差よりも小さくされている。また、矩形状のアライメントマーク15dの縦幅は、2個の縦枠からなるアライメントマーク25dの縦幅より少し長く形成されている。
このようなアライメントマーク15d,25dによれば、図10(a),(b)に示すように、一方のアライメントマーク15dが他方のアライメントマーク25の空白部分Sを覆いかくしているか否かを確認することで、互いのアライメントマーク15d,25dが重なって位置合せが達成されたか否かを識別できるようになっている。
また、空白部分Sdを覆うのに、アライメントマーク15dが縦長にされているので、横方向の位置ずれは横方向の許容誤差以内に収めることができる一方、縦方向の許容誤差は比較的大きくとることが出来る。したがって、縦方向に長い複数の電極を接続する上で必要な許容誤差が得られる一方、過度な許容誤差が課されることがなく、位置合せの作業時間の短縮が図れる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第1〜第3実施形態のアライメントマークでは、空白部分の周囲を間隙なく囲う枠体状のマークを例示したが、枠体状の部分に何ヶ所か間隙が形成されていても良い。また、上記実施形態では、本発明の電極接続構造を、液晶表示ユニットの液晶パネルとCOFとの接続に適用した例を示したが、その他、同様の電極の構造を有しているものであれば種々の電極の接続部に適用することができる。その他、実施形態で示した細部等は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態の液晶表示ユニットの全体構成を示す平面図である。 図1の液晶パネルとCOFとの接続部の詳細を示した平面図である。 第1実施形態のアライメントマークを示した平面図である。 図3のアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。 第2実施形態のアライメントマークを示した平面図である。 図5のアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。 第3実施形態のアライメントマークを示した平面図である。 図7のアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。 第4実施形態のアライメントマークを示した平面図である。 図9のアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。 従来のアライメントマークの一例を示した平面図である。 図11のアライメントマークを重ねた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 液晶表示ユニット
10 液晶パネル(基板)
12 電極
20 COF(透明基板:フレキシブル基板)
22 電極
21 ソースドライバ(ドライバIC)
21a ゲートドライバ(ドライバIC)
30 プリント基板(配線基板)
15〜15d アライメントマーク(第2アライメントマーク)
25〜25d アライメントマーク(第1アライメントマーク)
S〜Sd 空白部分

Claims (7)

  1. 縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた基板と、前記複数の電極と対応して縦方向に長い複数の電極が並列した状態に設けられた透明基板とが、重ねられて前記電極同士が接続される電極接続構造であって、
    前記基板と前記透明基板のうち、一方には互いの位置合せを行うための第1アライメントマークが、他方には互いの位置合せを行うための第2アライメントマークが形成され、これら第1アライメントマークと第2アライメントマークとが重ねられた状態で前記電極同士が接続および固定されるとともに、
    前記第1アライメントマークは中央部位に空白部分を有する枠体状のマークであり、
    前記第2アライメントマークは前記空白部分を埋める矩形状のマークであり、
    前記矩形状のマークの横幅は前記空白部分の横幅より第1許容誤差より小さい範囲で長く、
    前記矩形状のマークの縦幅は前記空白部分の縦幅より前記第1許容誤差を超えて長く形成されていることを特徴とする電極接続構造。
  2. 前記第1アライメントマークは、
    中央部位の空白部位を間隙を開けずに囲う枠体状のマークであることを特徴とする請求項1記載の電極接続構造。
  3. 前記第1アライメントマークは、
    円の中に同心円状の空白部分を有するマークであり、
    前記第2アライメントマークは、
    横幅が前記空白部分の直径より前記第1許容誤差より小さい範囲で長く、縦幅が前記空白部分の直径より前記第1許容誤差を超えて長くされた矩形状のマークであることを特徴とする請求項2記載の電極接続構造。
  4. 前記第2アライメントマークは、
    縦幅が前記第1アライメントマークの縦幅とほぼ同一長にされていることを特徴とする請求項3記載の電極接続構造。
  5. 前記第1アライメントマークは、
    内部に矩形の空白部分を有する矩形状のマークであり、
    前記第2アライメントマークは、
    横幅が前記空白部分の横幅より前記第1許容誤差より小さい範囲で長く、縦幅が前記空白部分の縦幅より前記第1許容誤差を超えて長くされた矩形状のマークであることを特徴とする請求項2記載の電極接続構造。
  6. 液晶パネルと、
    該液晶パネルを駆動するドライバICが設けられたフレキシブル基板と、
    該フレキシブル基板に信号を供給する配線基板とを備え、
    前記液晶パネルと前記フレキシブル基板とが請求項1〜5の何れか1項に記載の電極接続構造により接続されていることを特徴とする液晶表示ユニット。
  7. 液晶パネルと、
    該液晶パネルを駆動するドライバICが設けられたフレキシブル基板と、
    該フレキシブル基板に信号を供給する配線基板とを備え、
    前記液晶パネルには縦方向に長い複数の電極が並列した状態に形成され、
    前記フレキシブル基板には前記液晶パネルの前記電極に対応した位置に縦方向に長い複数の電極が複数並列した状態に形成されるとともに、
    前記液晶パネルの前記複数の電極の近傍には、
    円の中に同心円状の空白部分を有する第1アライメントマークが形成され、
    前記フレキシブル基板の前記複数の電極の近傍には、
    横幅が前記空白部分の直径より前記第1許容誤差より小さい範囲で長く、縦幅が第1アライメントマークの縦幅とほぼ同一長にされた矩形状の第2アライメントマークが形成され、
    前記第1アライメントマークの空白部分が前記第2アライメントマークにより隠された状態で前記液晶パネルと前記フレキシブル基板とが重ねられて固定されていることを特徴とする液晶表示ユニット。
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