JP2009002734A - 三次元測定プローブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】三次元測定プローブの磁気発生手段を、透明板で密閉構造とするとともに、その一部に小径穴を設け、空気流れのダンパ効果により、振動低減を行なう。
【選択図】図1A
Description
F=Ma ・・・ (1)
測定力Fをできるだけ小さく、応答加速度aをできるだけ大きくしようとすれば、可動部質量、つまり小摺動軸部の質量Mをできるだけ小さくするしかない。また、横向きの力に対してスタイラスが傾かないためには、移動方向には摩擦無く動き、移動方向に垂直な方向には極めて高い剛性を実現できる構造が必要である。
この小摺動軸部と嵌合する穴が形成され、この小摺動軸部との隙間部に圧縮空気の膜を形成する空気噴出し部を有してプローブ枠に組み込まれる小エアー軸受け部と、
この小エアー軸受け部の端部に取り付けられた磁石とヨークが前記ピンと非接触で磁気回路を形成することにより、前記小摺動軸部の軸方向であるZ軸方向への移動を妨げる磁力を発生させる磁力発生手段とを備えて、
前記プローブ枠内の前記磁力発生手段が収納されている空気流制限用空間部を大略閉塞された閉塞空間とする透明板を前記プローブ枠に設けるとともに前記閉塞空間の一部が前記プローブ枠外と連通する小径穴を有する空気流制限部材を設けることにより、前記空気流制限用空間部での空気流れを制限して前記小摺動軸部の振動に対する減衰比を0.007以上にすることを特徴とする三次元測定プローブを提供する。
前記小エアー軸受け部をZ軸方向に移動させるZ軸ステージと、
前記測定物、または前記Z軸ステージをXY軸方向に移動させる形状測定時に、前記スタイラスが前記測定物の形状に沿ってZ軸方向に移動することにより発生する前記Z軸方向変位がほぼ一定になるように前記Z軸ステージを駆動するZ軸ステージ駆動装置とをさらに備えた第1態様に記載の三次元測定プローブを提供する。
前記発振周波数安定化レーザから発せられた前記発振周波数安定化レーザ光を前記透明板を通して前記ミラーに照射し、前記ミラーからの反射光から前記ミラーのZ座標を測定する手段とをさらに備えた第3の態様に記載の三次元測定プローブを提供する。
図1A及び図1Bは、本発明の実施の形態における三次元測定プローブ2Aの断面図を示す。図1A及び図1Bは同じプローブ2Aであるが、図1Aは、上から測定物1の表面Sを測定するとき、図1Bは下から測定物1の表面Sを測定するときのプローブ2Aの配置をそれぞれ示している。測定物1の上下の表面Sを同時に測定するときには、図1Aのプローブ2Aと図1Bのプローブ2Aとを同時的に測定物1の上下の表面Sに接触させればよい。図示しないが、横(例えば左右両側)からでも斜めからでもこのプローブ2Aは測定物1に対して配置可能である。図2Aは、本発明の前記実施形態における図1Aの三次元測定プローブ2Aが装着可能な、超高精度三次元測定機の上側の光プローブ部を含めた構成説明図である。図2Bは、本発明の前記実施形態における図1Bの三次元測定プローブ2Aが装着可能な、超高精度三次元測定機の下側の光プローブ部(上側の光プローブ部と同一構造。)を含めた構成説明図である。図3は、前記実施形態における三次元測定プローブの光プローブ変位検出部2を含めた概略構成説明図である。
は、図10のモデルの隙間、オリフィスをそれぞれ通過する空気の流量を決める流量係数で、実験、流体シミュレーションにより、求めることができるが、ここでは、管路抵抗の式により、計算した。
以上により、求められた減衰係数c、バネ定数
:小摺動軸部6をZ軸方向に保持する磁力発生手段95での磁気回路の復元力によるバネ定数 (20.9N/m)
図7は、前記(5)、(6)式をルンゲクッタギル法により、シミュレーションを行なった結果である。キャップ65の小径穴64の直径を変えたときの振動を比較した。三次元測定プローブ2Aに、42Hz(固有振動数)、1[gal]の振動を加えたときの小摺動軸部6のZ軸方向変位を縦軸、時間を横軸としている。この図7でわかるように、小径穴64の直径を0.50mmから、0.30mm、0.20mm、0.17mmと小さくすると、減衰効果が大きく、振動が小さくなることがわかる。
ここでは、小摺動軸部6の質量
2 光プローブ変位検出部
2A 光プローブ
3 原子間力プローブ枠
4 空気噴出し口
5 スタイラス
6 小摺動軸部
7 小エアー軸受け
8a リング状ヨーク
8b−1,8b−2 ヨーク
9 Zミラー
10 空気排出口
11 大エアースライダー可動部
12 大ヨーク
13 コイル
14 レンズ
15 ダイクロイックミラー
17 定荷重ばね
18 空気溜め部
20 磁性体ピン
21 X軸ステージ
22 Y軸ステージ
23 下石定盤
24 X参照ミラー
25 Y参照ミラー
26 Z参照ミラー
27 He−Ne発振周波数安定化レーザ
28 大磁石
29a,29b 磁石
32 レンズ
33 波長板
34 半導体レーザ
35 大エアースライドガイド
38 レンズ
39 ハーフミラー
40 ピンホール
41 光検出器
42 フォーカス誤差信号検出部
43 Z軸駆動装置
48 エアーチューブ
50 板バネ
53 バネ受け球
61 スタイラス先端球
64 小径穴
65 キャップ
66 透明板
95 磁力発生手段
102 Z2レシーバー
103 Z1レシーバー
104 Yレシーバー
105 Xレシーバー
106 上石定盤
200 空気流制限用空間部
201 連通路
Claims (9)
- 一端に測定物の表面に接するスタイラス、他端に磁性体で作られたピンを設けた小摺動軸部と、
この小摺動軸部と嵌合する穴が形成され、この小摺動軸部との隙間部に圧縮空気の膜を形成する空気噴出し部を有してプローブ枠に組み込まれる小エアー軸受け部と、
この小エアー軸受け部の端部に取り付けられた磁石とヨークが前記ピンと非接触で磁気回路を形成することにより、前記小摺動軸部の軸方向であるZ軸方向への移動を妨げる磁力を発生させる磁力発生手段とを備えて、
前記プローブ枠内の前記磁力発生手段が収納されている空気流制限用空間部を大略閉塞された閉塞空間とする透明板を前記プローブ枠に設けるとともに前記閉塞空間の一部が前記プローブ枠外と連通する小径穴を有する空気流制限部材を設けることにより、前記空気流制限用空間部での空気流れを制限して前記小摺動軸部の振動に対する減衰比を0.007以上にすることを特徴とする三次元測定プローブ。 - 前記小エアー軸受け部に対する前記小摺動軸部のZ軸方向変位を検出する変位検出手段と、
前記小エアー軸受け部をZ軸方向に移動させるZ軸ステージと、
前記測定物、または前記Z軸ステージをXY軸方向に移動させる形状測定時に、前記スタイラスが前記測定物の形状に沿ってZ軸方向に移動することにより発生する前記Z軸方向変位がほぼ一定になるように前記Z軸ステージを駆動するZ軸ステージ駆動装置とをさらに備えた請求項1に記載の三次元測定プローブ。 - 前記変位検出手段は、前記小摺動軸部に形成されたミラーと、前記小エアー軸受け部と一体で固定されかつ半導体レーザとレンズと光検出器を少なくとも含んだ光プローブと、この光プローブの前記半導体レーザから発せられたレーザ光を、前記レンズを介して前記透明板を通して前記ミラーに照射し、前記ミラーからの反射光を前記光検出器で受光し、この光検出器の出力信号から前記Z軸方向変位を検出する構成とした請求項2に記載の三次元測定プローブ。
- 発振周波数安定化レーザ光を発する発振周波数安定化レーザと、
前記発振周波数安定化レーザから発せられた前記発振周波数安定化レーザ光を前記透明板を通して前記ミラーに照射し、前記ミラーからの反射光から前記ミラーのZ座標を測定する手段とをさらに備えた請求項3に記載の三次元測定プローブ。 - 前記Z軸ステージはエアー軸受けで構成された請求項1〜4のいずれか1つに記載の三次元測定プローブ。
- 前記Z軸ステージ駆動手段はコイルと磁気回路で構成された請求項1〜5のいずれか1つに記載の三次元測定プローブ。
- 前記Z軸ステージの可動部を、その重量にほぼ等しい張力を発生する渦巻き状に巻かれた薄板よりなる定荷重バネで支持された請求項1〜6のいずれか1つに記載の三次元測定プローブ。
- 前記空気流制限部材は、前記閉塞空間である空気流制限用空間部の一部が前記プローブ枠外と連通する連通路の開口を閉じるキャップであり、かつ、前記小摺動軸部の振動に対する減衰比を0.007以上にするとともに、前記空気流制限用空間部の圧力を400Pa以下にするために、前記キャップに形成する小径穴の直径を0.05mm以上、0.6mm未満とし、その個数を1個以上60個以下とすることを特徴とする請求項1に記載の三次元測定プローブ。
- 前記空気流制限部材は、前記閉塞空間である空気流制限用空間部の一部が前記プローブ枠外と連通する連通路の開口を閉じるキャップであり、かつ、前記小摺動軸部の振動に対する減衰比を0.007以上にするとともに、前記空気流制限用空間部の圧力を400Pa以下にするために、前記小径穴の代わりに、多孔質材を用いて空気の流れを制限するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の三次元測定プローブ。
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