JP2009002250A - スロットル装置 - Google Patents

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Masayuki Daikuhara
雅之 大工原
Hiromi Kawaguchi
裕美 川口
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Abstract

【課題】レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成で高い防塵及び防水機能を確保することができるスロットル装置を提供すること。
【解決手段】スロットルボディ2にスロットルシャフト4を回動可能に支持せしめ、該スロットルシャフト4に、吸気通路3を開閉するスロットルバルブ5を取り付けるとともに、該スロットルバルブ5の開度を検出するスロットル開度センサ6を前記スロットルボディ2に取り付けて成るスロットル装置1において、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタ9を前記スロットル開度センサ6に一体に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンに吸入される空気の量を制御するためのスロットル装置に関するものである。
自動二輪車や自動車等の一般車両、四輪バギー車(ATV)やスノーモービル等の特殊車両の他、船外機等に搭載されるエンジンには、混合気形成のための空気が吸引されるが、その空気量はスロットル装置によって制御される。
ところで、スロットル装置には、スロットル開度を検出するためのスロットル開度センサが設けられており、このスロットル開度センサによって検出されたスロットル開度はエンジン制御ユニットにフィードバックされてエンジンの制御に供されている。
ここで、従来のスロットル装置の一例を図6に示す。
図6は従来のスロットル装置101の部分断面図であり、同図において、102はスロットルボディであって、その内部には吸気通路103が形成されている。そして、スロットルボディ102にはスロットルシャフト104が回動可能に挿通支持されており、このスロットルシャフト104には、吸気通路103を開閉するスロットルバルブ105が取り付けられている。
又、スロットルボディ102のスロットルシャフト104が貫通する部位の外部にはセンサ取付部102aが一体に形成されており、このセンサ取付部102aの開口端にスロットル開度センサ106が開口部を塞ぐようにリップシール107を介して取り付けられている。従って、センサ取付部102aの内部には、スロットル開度センサ106によって密閉空間Sが画成されており、スロットルボディ102のスロットルシャフト104が貫通する部位はシール108によってシールされている。
ところで、スロットル開度センサ106には、例えばポテンショメータが使用され、該ポテンショメータのロータ106aはスロットルシャフト104と同軸に配され、該ロータ106aの端部とスロットルシャフト104の端部とが密閉空間S内での凹凸係合によって互いに連結されている。従って、スロットルシャフト104(スロットルバルブ105)の回動量がロータ106aの回動量として検出され、これによってスロットル開度が検出される。
上述のようにスロットルボディ102のセンサ取付部102aの内部に密閉空間Sを形成し、スロットルボディ102のスロットルシャフト104が貫通する部位をVシール108によってシールしても、吸気通路103からの燃料やオイル等がシール108を通過して密閉空間Sへと漏れ出し、この漏れ出した燃料やオイル等がスロットル開度センサ106に侵入して該スロットル開度センサ106に悪影響を及ぼすという問題があった。又、密閉空間S内の温度上昇と共に該密閉空間Sの内圧が高くなり、スロットル開度センサ106に悪影響を及ぼすという問題もあった。
そこで、図7に示すように、センサ取付部102aに呼吸孔102bを形成し、この呼吸孔102bを介して密閉空間Sを大気に連通させることによって密閉空間Sの内圧を大気圧に保つとともに、密閉空間Sから漏れ出た燃料等を呼吸孔102bから外部に排出する構成が採用されている。
又、図8に示すように、密閉空間Sに燃料排出管130と吸気管131を接続し、燃料排出管130をスロットルバルブ105の上流側に連通させ、吸気管131を不図示のエアクリーナの下流側に連通させることによって、密閉空間Sに漏れ出た燃料等を負圧によって吸気側にパージする構成が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2005−299599号公報 特開2006−291777号公報
しかしながら、図7に示すようにスロットルボディ102のセンサ取付部102aに呼吸孔102bを形成すると、使用環境が厳しいときには呼吸孔102bから水や粉塵が密閉空間Sに侵入し、種々の不具合が発生する可能性がある。
又、図8に示す密閉空間Sを吸気側に連通させる構成では、密閉空間Sをスロットルバルブ105の上流側やエアクリーナの下流側に接続するための配管が必要となり、部品点数や組立工数が増える他、レイアウトに制約を伴うという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成で高い防塵性及び防水機能を確保することができるスロットル装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、スロットルボディにスロットルシャフトを回動可能に支持せしめ、該スロットルシャフトに、吸気通路を開閉するスロットルバルブを取り付けるとともに、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサを前記スロットルボディに取り付けて成るスロットル装置において、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタを前記スロットル開度センサに一体に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記スロットル開度センサの内部を迂回する経路を通して外気と連通させ、その連通出口に前記フィルタを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記スロットル開度センサの内部を通して外気と連通させ、その連通出口に前記フィルタを設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、スロットルボディにスロットルシャフトを回動可能に支持せしめ、該スロットルシャフトに、吸気通路を開閉するスロットルバルブを取り付けるとともに、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサを前記スロットルボディに取り付けて成るスロットル装置において、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタを前記スロットルボディに一体に設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記フィルタを介して外気に連通させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタをスロットル開度センサに一体に設けたため、配管等が不要となって部品点数及び組立工数を削減することができるとともに、外部からの水や埃のスロットル開度センサ内部への侵入がフィルタによって防がれ、レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成でスロットル装置に高い防塵性と防水性を確保することができる。尚、吸気通路から漏れ出た燃料がスロットル開度センサの内部に侵入しても、この燃料が気化すればフィルタを通過してガス状の燃料が外部に排出されるため、スロットル開度センサに高い作動安定性が確保される。
請求項2記載の発明によれば、密閉空間をスロットル開度センサの内部を迂回する経路を通して外気と連通させ、その連通出口にフィルタを設けたため、外部から密閉空間への水や埃の侵入がフィルタによって防がれるとともに、吸気通路から密閉空間へと漏れ出た燃料が気化してフィルタを通過して外部に排出され、スロットル開度センサの安定した作動が可能となる。又、密閉空間は外気に連通しているため、その内圧が大気圧に保たれ、該密閉空間の内圧の異常な上昇が防がれる。
請求項3記載の発明によれば、密閉空間をスロットル開度センサの内部を通して外気と連通させ、その連通出口にフィルタを設けたため、外部からスロットル開度センサ及び密閉空間への水や埃の侵入がフィルタによって防がれるとともに、吸気通路から密閉空間へと漏れ出た燃料が気化してスロットル開度センサ及びフィルタを通過して外部に排出され、スロットル開度センサの安定した作動が可能となる。又、密閉空間はスロットル開度センサとフィルタを介して外気に連通しているため、その内圧が大気圧に保たれ、該密閉空間の内圧の異常な上昇が防がれる。
請求項4及び5記載の発明によれば、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタをスロットルボディに一体に設けたため、配管等が不要となって部品点数及び組立工数を削減することができるとともに、外部からの水や埃の密閉空間内への侵入がフィルタによって防がれ、レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成でスロットル装置に高い防塵性と防水性を確保することができる。尚、吸気通路から漏れ出た燃料が密閉空間内に侵入しても、この燃料が気化すればフィルタを通過して燃料が外部に排出されるため、スロットル開度センサへの燃料の侵入が防がれ、該スロットル開度センサに高い作動安定性が確保される。
[第1発明]
以下に第1発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係るスロットル装置を備えたエンジン吸気系の構成を示す破断側面図であり、図示のエンジン10は4サイクルエンジンであって、そのシリンダボディ11のシリンダ12内にはピストン13が摺動自在に嵌挿されており、該ピストン13はコンロッド14を介して不図示のクランクシャフトに連結されている。
又、上記シリンダボディ11の上部にはシリンダヘッド15が被着されており、このシリンダヘッド15には、吸気ポート16を開閉する吸気バルブ17と排気ポート18を開閉する排気バルブ19が設けられるとともに、シリンダ12内に吸入された混合気を着火燃焼させるための点火プラグ20が取り付けられている。
更に、シリンダヘッド15には、吸気ポート16に連なる吸気管21と、排気ポート18に連なる排気管22が接続されており、吸気管21の先端部(上流端)にはエアクリーナ23が取り付けられている。又、吸気管21のエアクリーナ23の下流には、エアフローセンサ24と本発明に係るスロットル装置1及びインジェクタ25が設けられている。尚、排気管22の後端部(下流端)は大気に開口しており、その途中には不図示の触媒コンバータ、サイレンサ等が設けられている。
ところで、吸気管21の一部は絞られてベンチュリ部21aが形成されており、このベンチュリ部21aに本発明に係る前記スロットル装置1が組み付けられている。ここで、スロットル装置1の構成の詳細を図2に基づいて説明する。
図2はスロットル装置1の部分断面図であり、同図において、2はスロットルボディであって、その内部には吸気通路3が形成されている。そして、スロットルボディ2にはスロットルシャフト4が回動可能に挿通支持されており、このスロットルシャフト4には、吸気通路3を開閉する円板状のスロットルバルブ5が取り付けられている。
又、スロットルボディ2のスロットルシャフト4が貫通する部位の外部には円筒状のセンサ取付部2aが一体に形成されており、このセンサ取付部2aの開口端にスロットル開度センサ6が開口部を塞ぐようにリップシール7を介して取り付けられている。従って、センサ取付部2aの内部には、スロットル開度センサ6によって密閉空間Sが画成されており、スロットルボディ2のスロットルシャフト4が貫通する部位はシール8によってシールされている。
ここで、スロットル開度センサ6には、例えばポテンショメータが使用され、該ポテンショメータのロータ6aはスロットルシャフト4と同軸に配され、該ロータ6aの一端端部とスロットルシャフト4の端部とが密閉空間S内での凹凸係合によって互いに連結されている。従って、スロットルシャフト4(スロットルバルブ5)の回動量がロータ6aの回動量として検出され、これによってスロットル開度が検出される。
又、図1に示すように、スロットルシャフト4の他端部にはアクチュエータ26が取り付けられており、このアクチュエータ26によってスロットルシャフト4が回動せしめられることによってスロットルバルブ5が開閉され、これによって吸気管21を流れる空気の量(エンジン10への吸入空気量)が調整され、吸気管21を流れる空気の流量は前記エアフローセンサ24によって検出される。
而して、本実施の形態においては、図2に示すように、スロットル開度センサ6の外端面の一部にはフィルタ取付部6bが一体に突設されており、このフィルタ取付部6bの開口部には、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタ9が一体に設けられている。そして、フィルタ9は、スロットル開度センサ6に一体に形成された庇状のカバー6cによって覆われている。従って、スロットル開度センサ6の内部はフィルタ9を介して外気と連通している。
ところで、図1に示すように、エンジン10には、該エンジン10の運転状態を制御するための制御ユニット(ECU)27が設けられており、この制御ユニット27には、点火プラグ20、エアフローセンサ24、インジェクタ25、スロットル開度センサ6、アクチュエータ26、アクセルペダル28に設けられたアクセル開度センサ29が信号線によって接続されている。
以上のように構成されたエンジン10が駆動されると、制御ユニット27は、エアフローセンサ24、スロットル開度センサ6及びアクセル開度センサ29からそれぞれ入力される検出信号に基づいて点火プラグ20とインジェクタ25及びアクチュエータ26をそれぞれ駆動制御し、点火プラグ20の点火時期、インジェクタ25の燃料噴射量と噴射タイミング及びスロットル装置1のスロットル開度をエンジン10の運転状態に応じて最適に制御する。
即ち、エンジン10が駆動されると、吸気行程においてシリンダ12内に発生する吸気負圧に引かれて大気中の空気(新気)がエアクリーナ23を経て吸気管21に導入され、この空気はスロットル装置1のスロットルバルブ5によって流量が制御される。そして、この空気がスロットル装置1を通過して吸気管21をエンジン10に向かって流れる過程で、該空気にインジェクタ25から適量の燃料が適当なタイミングで噴射されることによって所定空燃比(A/F)の混合気が形成され、この混合気は、吸気バルブ17によって開いた吸気ポート16からシリンダ12内に導入される。
シリンダ12内に導入された混合気は、圧縮行程においてシリンダ12内を上昇するピストン13によって圧縮された後、点火プラグ20によって着火燃焼せしめられ、この混合気の燃焼によって発生した排気ガスは、排気バルブ19が排気ポート18を開くとシリンダ12内から排気管22へと流出し、排気管22を通って大気中に排出される。以後、以上のサイクルが繰り返されてエンジン10が連続運転される。
而して、本実施の形態に係るスロットル装置1においては、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタ9をスロットル開度センサ6に一体に設けたため、配管等が不要となって部品点数及び組立工数を削減することができるとともに、外部からの水や埃のスロットル開度センサ6内部への侵入がフィルタ9によって防がれる。このため、レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成でスロットル開度センサ6に高い防塵性と防水性を確保することができ、該スロットル開度センサ6の安定した作動が可能となって、スロットル開度が常に正確に検出される。特に、本実施の形態では、スロットル開度センサ6に一体に形成されてカバー6cによってフィルタ9を外部から覆うよう構成したため、外部からの水等がフィルタ9に直接掛かることがなく、又、カバー6cによってフィルタ9が外力等から保護されるため、該フィルタ9の損傷が防がれる。
又、シール8を通過して吸気通路3から燃料が密閉空間Sに漏れ出たとしても、この燃料が密閉空間S内で気化すれば、この気化した燃料はフィルタ9を通過して大気中に排出されるため、スロットル開度センサ6への燃料の侵入が防がれ、該スロットル開度センサ6の安定した作動が実現してスロットル開度が正確に検出される。
<実施の形態2>
次に、第1発明の実施の形態2を図3に基づいて説明する。
図3は第1発明の実施の形態2に係るスロットル装置の部分断面図であり、本図においては図2に示したものと同一要素には同一符号を付し、以下、本実施の形態の特徴についてのみ説明する。
本実施の形態は、スロットルボディ2のセンサ取付部2aの内部に形成された密閉空間Sをスロットル開度センサ6の内部を迂回する経路6dを通して外気と連通させ、その連通出口であるフィルタ取付部6bの開口部にフィルタ9を設けたことを特徴とする。
而して、本実施の形態によれば、密閉空間Sをスロットル開度センサ6の内部を迂回する経路6dを通して外気と連通させ、その連通出口であるフィルタ取付部6bの開口部にフィルタ9を設けたため、外部から密閉空間Sへの水や埃の侵入がフィルタ9によって防がれる。
又、吸気通路3からシール8を通過して密閉空間Sへと漏れ出た燃料は気化し、この気化した燃料はフィルタ9を通過して密閉空間S外へ排出されるため、スロットル開度センサ6への燃料の侵入が防がれ、該スロットル開度センサ6の安定した作動が可能となって、正確なスロットル開度の検出が安定的になされる。
更に、密閉空間Sは外気に連通しているため、その内圧が常時大気圧に保たれ、該密閉空間Sの内圧の異常な上昇が防がれてスロットル開度センサ6への悪影響が回避される。
<実施の形態3>
次に、第1発明の実施の形態3を図4に基づいて説明する。
図4は第1発明の実施の形態3に係るスロットル装置の部分断面図であり、本図においても図2に示したものと同一要素には同一符号を付し、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、スロットルボディ2のセンサ取付部2aの内部に形成された密閉空間Sをスロットル開度センサ6の内部を通して外気と連通させ、その連通出口であるフィルタ取付部6bの開口部にフィルタ9を設けたことを特徴とする。
而して、本実施の形態によれば、外部からスロットル開度センサ6及び密閉空間Sへの水や埃の侵入がフィルタ9によって防がれるとともに、吸気通路3から燃料が密閉空間Sへと漏れ出たとしても、この漏れ出た燃料が密閉空間S内で気化すれば、この気化した燃料がスロットル開度センサ6の内部及びフィルタ9を通過して外部に排出されるため、燃料がスロットル開度センサ6に侵入して該スロットル開度センサ6の作動性を害することがなく、スロットル開度センサ6の安定した作動が可能となってスロットル開度の正確な検出が安定的になされる。
又、密閉空間Sはスロットル開度センサ6の内部とフィルタ9を介して外気に連通しているため、その内圧が常時大気圧に保たれ、該密閉空間Sの内圧の異常な上昇が防がれてスロットル開度センサ6への悪影響が回避される。
[第2発明]
次に、第2発明の実施の形態を図5に基づいて説明する。
図5は第2発明に係るスロットル装置の部分断面図であり、本図においても図2に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、本第2発明の要点のみについて説明する。
本実施の形態は、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタ9をスロットルボディ2に一体に設けたことを特徴としている。即ち、本実施の形態においては、スロットルボディ2に一体に形成されたセンサ取付部2aにはフィルタ取付部2bが一体に突設されており、このフィルタ取付部2bは密閉空間Sと外気に開口している。そして、このフィルタ取付部2bの外気への開口端面にはフィルタ9が一体に設けられており、このフィルタ9は、スロットル開度センサ6に一体に形成された庇状のカバー6cによって覆われている。従って、密閉空間Sはフィルタ9を介して外気と連通している。
而して、本実施の形態によれば、空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタ9をスロットルボディ2に一体に設けたため、配管等が不要となって部品点数及び組立工数を削減することができるとともに、外部からの水や埃の密閉空間S内への侵入がフィルタ9によって防がれる。このため、レイアウト上の制約を伴うことなく、簡単な構成で密閉空間Sに高い防塵性と防水性を確保することができ、スロットル開度センサ6への水や埃の浸入が防がれて該スロットル開度センサ6の安定した作動が可能となる。
又、吸気通路3から燃料がシール8を通過して密閉空間Sへと漏れ出たとしても、この漏れ出た燃料が密閉空間S内で気化すれば,この気化した燃料はフィルタ9を通過して外部に排出されるため、スロットル開度センサ6への燃料の侵入が防がれ、該スロットル開度センサ6に高い作動安定性が確保されてスロットル開度の正確な検出が安定的になされる。
更に、密閉空間Sはフィルタ9を介して外気に連通しているため、その内圧が常時大気圧に保たれ、該密閉空間Sの内圧の異常な上昇が防がれてスロットル開度センサ6への悪影響が回避される。
本発明は、DCモータ室、STM(ステッピングモータ)室、その他のセンサ室の呼吸作用にも応用することができる。例えば、TPS(スロットルポジションセンサ)室とDCモータ室とを配管で連結し、DCモータ室側に半透過膜から成るフィルタを設けることも可能である。
本発明に係るスロットル装置を備えたエンジン吸気系の構成を示す破断側面図である。 第1発明の実施の形態1に係るスロットル装置の部分断面図である。 第1発明の実施の形態2に係るスロットル装置の部分断面図である。 第1発明の実施の形態3に係るスロットル装置の部分断面図である。 第2発明の実施の形態に係るスロットル装置の部分断面図である。 従来のスロットル装置の部分断面図である。 従来のスロットル装置の部分断面図である。 従来のスロットル装置の部分断面図である。
符号の説明
1 スロットル装置
2 スロットルボディ
2a スロットルボディのセンサ取付部
2b スロットルボディのフィルタ取付部
3 吸気通路
4 スロットルシャフト
5 スロットルバルブ
6 スロットル開度センサ
6a スロットル開度センサのロータ
6b スロットル開度センサのフィルタ取付部
6c スロットル開度センサのカバー
6d スロットル開度センサの迂回経路
7 リップシール
8 Vシール
9 フィルタ
10 エンジン
11 シリンダボディ
12 シリンダ
13 ピストン
14 コンロッド
15 シリンダヘッド
16 吸気ポート
17 吸気バルブ
18 排気ポート
19 排気バルブ
20 点火プラグ
21 吸気管
21a 吸気管のベンチュリ部
22 排気管
23 エアクリーナ
24 エアフローセンサ
25 インジェクタ
26 アクチュエータ
27 制御ユニット(ECU)
28 アクセルペダル
29 アクセル開度センサ
S 密閉空間

Claims (5)

  1. スロットルボディにスロットルシャフトを回動可能に支持せしめ、該スロットルシャフトに、吸気通路を開閉するスロットルバルブを取り付けるとともに、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサを前記スロットルボディに取り付けて成るスロットル装置において、
    空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタを前記スロットル開度センサに一体に設けたことを特徴とするスロットル装置。
  2. 前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記スロットル開度センサの内部を迂回する経路を通して外気と連通させ、その連通出口に前記フィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。
  3. 前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記スロットル開度センサの内部を通して外気と連通させ、その連通出口に前記フィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。
  4. スロットルボディにスロットルシャフトを回動可能に支持せしめ、該スロットルシャフトに、吸気通路を開閉するスロットルバルブを取り付けるとともに、該スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサを前記スロットルボディに取り付けて成るスロットル装置において、
    空気の通過のみを許容する半透過膜から成るフィルタを前記スロットルボディに一体に設けたことを特徴とするスロットル装置。
  5. 前記スロットルボディの前記スロットルシャフトが貫通する部位の外部にセンサ取付部を形成するとともに、該センサ取付部の内部に前記スロットル開度センサによって密閉空間を画成し、該密閉空間を前記フィルタを介して外気に連通させたことを特徴とする請求項4記載のスロットル装置。
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