JP4449849B2 - 残留燃料除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置に関する。
吸気ポート及び吸気弁に付着した燃料(HC)が、内燃機関の停止時に気化し、吸気通路に向かって対流することが知られている。
この気化したHCを吸着するため、サージタンクの内壁に吸着材を設けた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、スロットルバルブやエアクリーナに吸着材を設けた装置が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2001−227421号公報 特開2002−332924号公報 特開2003−106225号公報
しかしながら、サージタンクの壁面近傍では、上記対流が発生しないか、発生したとしても速度が著しく低くなっている。このため、上記特許文献1に係る装置では、吸着材の周りに高濃度のHCが移動せず、HCを十分に吸着することができない。
また、吸気ポートからスロットルバルブまでは距離が長いため、スロットルバルブまで上記対流が達しない可能性がある。このため、上記特許文献2に係る装置によってもHCを十分に吸着することができない。同様の理由により、上記特許文献3に係る装置によっても、HCを十分に吸着することができない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、残留燃料の対流の中に吸着材を晒すことで、内燃機関の停止中に気化した残留燃料を効率良く吸着することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンクの壁面を兼ねる前記吸気通路の壁面に形成された開口部に配置され、吸気通路長を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料を吸着する吸着材と
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンク内の複数の室を仕切る壁面に形成された開口部に配置され、前記サージタンクの容積を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料する吸着材と
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、残留燃料の対流中に吸着材が晒されるため、内燃機関の停止中に気化した残留燃料を効率良く吸着することができる。また、この発明によれば、内燃機関の停止中に発生する残留燃料の対流中に吸着材を晒すことができる。
第2の発明によれば、サージタンクの開口部を流れる残留燃料の対流中に吸着材が晒されるため、内燃機関の停止中に気化した残留燃料を効率良く吸着することができる。また、この発明によれば、内燃機関の停止中に発生する残留燃料の対流中に吸着材を晒すことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1によるシステム構成を示す図である。本実施の形態1のシステムは、内燃機関1としてのガソリンエンジンを備えている。
内燃機関1は、シリンダブロック2を備えている。シリンダブロック2には、複数の気筒4が設けられている。図1には、1つの気筒4のみを示している。
各気筒4の内部にはピストン6が設けられている。ピストン6は、クランク機構を介してクランクシャフト8と接続されている。クランクシャフト8の近傍には、クランク角センサ10が設けられている。クランク角センサ10は、クランクシャフト8の回転角度(以下「クランク角」という。)を検出するように構成されている。
また、シリンダブロック2には水温センサ12が設けられている。水温センサ12は、内燃機関1を循環する冷却水温を検出するように構成されている。
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド14が組み付けられている。ピストン6上面からシリンダヘッド14までの空間は燃焼室16を形成している。シリンダヘッド14には、燃焼室16内の混合気に点火する点火プラグ18が設けられている。
シリンダヘッド14は、燃焼室16と連通する吸気ポート20を備えている。吸気ポート20と燃焼室16との接続部には吸気弁22が設けられている。
吸気ポート20の近傍には、該近傍に燃料を噴射するインジェクタ24が設けられている。吸気ポート20には、吸気通路26が接続されている。吸気通路26の途中には、サージタンク28が設けられている。サージタンク28から吸気ポート20までの吸気通路26は、インテークマニホールドを構成する。
吸気通路26の壁面27の一部は、サージタンク28の壁面を兼ねている。すなわち、壁面27の一部は、吸気通路26とサージタンク28とで共用されている。この壁面27の一部に、開口部27Aが形成されている。さらに、この開口部27Aに開閉弁30が配置されている。開閉弁30は、金属や樹脂等の材料により形成されたものである。
この開閉弁30が開弁されると、吸気通路の長さ(以下「吸気通路長」という。)が短くなる。一方、図1に示すように、開閉弁30が閉弁されると、吸気通路長が長くなる。よって、開閉弁30は、吸気通路長を切り替え可能な切替弁として機能する。本実施の形態1のシステムは、可変吸気機構としての可変吸気通路長機構を有している。
開閉弁30の両面には、吸着材31が設けられている。吸着材31は、気化したHCを吸着するように構成されたものである。吸着材31の材料としては、例えば、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、アルミナのような多孔質物質を用いることができる。例えば、上記多孔質物質の粉末を開閉弁30の両面にコーティングすることにより、吸着材31を構成することができる。また、該粉末を袋やケースに収納したものを開閉弁30に固定することにより、吸着材31を構成することもできる。
サージタンク28の上流にはスロットルバルブ32が設けられている。スロットルバルブ32は、スロットルモータ34により駆動される電子制御式のバルブである。スロットルバルブ32は、アクセル開度センサ38により検出されるアクセル開度AAに基づいて駆動されるものである。スロットルバルブ32の近傍には、スロットル開度センサ36が設けられている。スロットル開度センサ36は、スロットル開度TAを検出するように構成されている。
スロットルバルブ32の上流には、エアフロメータ40が設けられている。エアフロメータ40は、吸入空気量GAを検出するように構成されている。エアフロメータ40の上流にはエアクリーナ42が設けられている。エアクリーナ42の上流は、大気に開放されている。
また、シリンダヘッド14は、燃焼室16と連通する排気ポート44を備えている。排気ポート44と燃焼室16との接続部には排気弁46が設けられている。排気ポート44には排気通路48が接続されている。排気通路48には、空燃比センサ50が設けられている。空燃比センサ50は排気空燃比を検出するように構成されている。空燃比センサ50の下流には、排気ガスを浄化するための触媒52が設けられている。
本実施の形態1のシステムは、制御装置であるECU(Electronic Control Unit)60を備えている。
ECU60の入力側には、クランク角センサ10、冷却水温センサ12、スロットル開度センサ36、アクセル開度センサ38、エアフロメータ40、空燃比センサ50等が接続されている。
また、ECU60の出力側には、点火プラグ18、インジェクタ24、開閉弁30、スロットルモータ34等が接続されている。
ECU60は、クランク角センサ10の出力に基づいて、機関回転数NEを算出する。
[実施の形態1の特徴]
上記システムにおいて、インジェクタ24から吸気ポート20近傍に、燃料であるHCが噴射される。噴射されたHCは、吸気通路26を流れる空気と混合され、燃焼室16内に供給される。ここで、噴射されたHCの一部は、吸気ポート20壁面及び吸気弁22に付着する。また、インジェクタ24は金属によってシールされているため、エンジン停止中にもインジェクタ24からHCが漏れ出す場合がある。この場合も、漏れ出したHCがインジェクタ先端や吸気ポート20に付着してしまう。
内燃機関1の停止時に、インジェクタ先端や吸気ポート20や吸気弁22に付着したHCが、内燃機関1の熱によって暖められ気化する。その結果、気化したHCが、吸気通路に向かって流れる。すなわち、HCの対流が発生する。
既述した従来の装置によれば、気化したHCを吸着するために、図2に示すように、サージタンクの壁面61に吸着材62が設けられている。該サージタンク内にHCの対流が到達したとしても、壁面61近傍にはほとんど対流が発生していないため、吸着材62の近傍には高濃度のHCが供給されない。この装置において、吸着材62表層にHCが吸着されると、吸着されたHCは内部に向かって移動する。そして、吸着材62の表面近傍のHC濃度が低くなるため、該表面近傍にHCが拡散し、次の吸着が行われる。すなわち、HCの濃度差によって生じるHCの拡散により、HCが吸着材62に吸着される。このHCの拡散速度は対流速度に比して非常に低いため、吸着材62によりHCを効率的に吸着することができない。
これに対して、本実施の形態1のシステムでは、可変吸気機構を構成する開閉弁30に吸着材31が設けられている。この開閉弁30は、内燃機関停止時に開弁操作される。すなわち、この開閉弁30の開弁操作により、短い吸気通路長に切り替えられる。その結果、吸気ポート20で発生した対流が、開口部27Aを介してサージタンク28に流れ込む。よって、この吸着材31が、対流の中に晒されることとなる。対流により、吸着材31の表面近傍に高濃度のHCが供給される。さらに、図3に示すように、対流により、HCが吸着材31の表層だけではなく、吸着材31の内部にも直接吸着される。従って、吸着材31によりHCを効率良くかつ十分に吸着することができる。
なお、サージタンク28からスロットルバルブ32及びエアクリーナ42までの距離は長いため、吸気ポート20で発生した対流は該スロットルバルブ32及びエアクリーナ42まで到達しない可能性が高い。
また、本実施の形態1のシステムによれば、内燃機関の始動と同時、具体的には、初爆完了後(つまり、クランキング終了後)に、開閉弁30が閉弁操作される。すなわち、低回転域では、吸気効率を上げるため、開閉弁30により開口部27Aが塞がれ、吸気通路長が長くされる。このとき、吸気通路側に設けられた吸着材31に吸着されたHCのみがパージされる。ここで、開閉弁30は吸気通路26の壁面の一部を構成しているため、開閉弁30近傍の吸入空気の流速は低い。よって、吸着材31からのHCの脱離量が少ないため、空燃比制御に与える影響は小さい。
また、高回転域では、開閉弁30が開弁操作される。すなわち、高回転域では、吸気効率を上げるため、吸気通路長が短くされる。このとき、吸着材31は、吸入空気の流れの中に晒されることとなる。よって、開閉弁30の両面上の吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
[実施の形態1における具体的処理]
図4は、本実施の形態1において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。
図4に示すルーチンによれば、先ず、機関回転数NEを読み込む(ステップ100)。ここで、ECU60は、クランク角センサ10により検出されたクランク角に基づいて、機関回転数NEを算出することができる。
次に、上記ステップ100で読み込まれた機関回転数NEに基づいて、内燃機関が停止中であるか否かを判別する(ステップ102)。このステップ102において、スタータのON後、初爆完了前のクランキング中は、内燃機関停止中であるとみなされる。
上記ステップ102で内燃機関停止中であると判別された場合には、開閉弁30を開弁操作する(ステップ104)。これにより、開閉弁30及び吸着材31が、気化したHCの対流中に晒されるため、該HCが吸着材31に効率良く吸着される。
その後、本ルーチンを一旦終了した後、再び本ルーチンが起動されると、上記ステップ102で内燃機関停止中でないと判別された場合、つまり、内燃機関が始動されたと判別されると、機関回転数NEが所定値よりも小さいか否かを判別する(ステップ106)。この所定値は、開閉弁30を閉弁した方が開弁するよりも吸気効率が良い低回転域か、あるいは、開閉弁30を開弁した方が閉弁するよりも吸気効率が良い高回転域かを判別するための閾値である。すなわち、このステップ106では、吸気効率を高めるために、開閉弁30を開弁して吸気通路長を長くするか、開閉弁30を閉弁して吸気通路長を短くするかが判別される。
ステップ106で機関回転数NEが所定値よりも小さいと判別された場合には、つまり、低回転域であると判別された場合には、開閉弁30を閉弁操作する(ステップ108)。これにより、開口部27Aが塞がれ、吸気通路長が短くされる。その結果、開閉弁30の吸気通路26側の面に設けられた吸着材31に吸着されたHCがパージされる。
一方、ステップ106で機関回転数NEが所定値以上であると判別された場合には、つまり、高回転域であると判別された場合には、開閉弁30を開弁操作する(ステップ110)。これにより、吸気通路長が長くされる。その結果、開閉弁30及び吸着材31が空気の流れの中に晒されることとなる。すなわち、開閉弁30の両面に吸入空気が流れるため、吸着材31に吸着されたHCが効率良くパージされる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、サージタンク壁面を兼ねる吸気通路壁面27の開口部27Aに設けられた開閉弁30に吸着材31が設けられる。そして、内燃機関停止中に開閉弁30を開弁操作することにより、HCの対流中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31にHCを効率良くかつ十分に吸着させることができる。
また、高回転域において開閉弁30を開弁操作することにより、吸入空気の流れの中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
ところで、上記実施の形態1では、開閉弁30の中央の軸を中心として回転するタイプの開閉弁30を用いているが、開閉弁のタイプはこれに限られず、他のタイプの開閉弁を用いることができる。図5は、本実施の形態1の変形例を示す図である。図5に示すように、開閉弁の端部の軸を中心として回転するタイプの開閉弁30、すなわち、片持ちタイプの開閉弁30を用いることができる。この場合、開閉弁30のサージタンク28側の面に吸着材31を設けることにより、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態1では、開閉弁30を芯材として、その両面に吸着材31が形成されているが、開閉弁自体を吸着材で構成するようにしてもよい。例えば、活性炭の粉末で成型された開閉弁を用いることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1のシステムは、可変吸気機構としての可変吸気通路長機構を有していた。本発明の実施の形態2のシステムは、可変吸気機構としての可変容積機構を有している。なお、その他の共通する構成要素については、説明を省略する。
[システム構成の説明]
図6は、本実施の形態2によるシステム構成を示す図である。
図6に示すように、サージタンク28は、複数の容積室28A,28Bを有している。第1室28Aは、上流のスロットルバルブ32と、下流の吸気ポート20とにそれぞれ連通している。第1室28Aと第2室28Bとを仕切るための壁面28Cには、開口部28Dが形成されている。この開口部28Dには、開閉弁30が配置されている。
この開閉弁30が開弁されると、第1室28Aと第2室28Bが連通するため、サージタンク28の容積が大きくなる。一方、図6に示すように、開閉弁30が閉弁されると、第2室28Bが塞がれ吸気系として機能しないため、サージタンク28の容積が小さくなる。よって、開閉弁30は、サージタンク28の容積を切替可能な切替弁として機能する。本実施の形態2のシステムは、可変吸気機構としての可変容積機構を有している。
開閉弁30の両面には、上記実施の形態1と同様に、吸着材31が設けられている。
[実施の形態2の特徴]
本実施の形態2のシステムでは、可変吸気機構を構成する開閉弁30に吸着材31が設けられている。この開閉弁30は、内燃機関停止時に開弁操作される。すなわち、この開閉弁30の開弁操作により、第1室28Aと第2室28Bとが連通して、サージタンク28の容積が大きくなる。その結果、吸気ポート20で発生したHCの対流が、吸気通路26を通ってサージタンク28の第1室28A及び第2室28Bに流れ込む。よって、吸着材31が、対流の中に晒されることとなる。図3に示すように、この対流により、吸着材31の表面近傍に高濃度のHCが供給され、HCが吸着材31の表層に吸着される。さらに、対流により、吸着材31の内部に直接HCが吸着される。従って、吸着材31によりHCを効率良くかつ十分に吸着することができる。
また、本実施の形態2のシステムによれば、内燃機関の始動と同時、具体的には、初爆完了後(つまり、クランキング終了後)に、開閉弁30が閉弁操作される。すなわち、低回転域では、吸気効率を上げるため、開閉弁30により開口部28Dが塞がれ、サージタンク容積が小さくされる。このとき、第1室28A側に設けられた吸着材31に吸着されたHCのみがパージされる。ここで、吸着材31近傍の吸入空気の流速は低い。よって、吸着材31からのHCの脱離量が少ないため、空燃比制御に与える影響は小さい。
また、高回転域では、開閉弁30が開弁操作される。すなわち、高回転域では、吸気効率を上げるため、サージタンク容積が大きくされる。このとき、吸着材31は、吸入空気の流れの中に晒されることとなる。よって、開閉弁30の両面上の吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
本実施の形態2の具体的処理については、図4に示すルーチンと同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、サージタンク容積を可変とする開閉弁30に吸着材31が設けられる。そして、内燃機関停止中に開閉弁30を開弁操作することにより、HCの対流中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31にHCを効率良くかつ十分に吸着させることができる。
また、高回転域において開閉弁30を開弁操作することにより、吸入空気の流れの中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
尚、上記実施の形態1,2においては、ECU60が、ステップ104の処理を実行することにより第1又は第2の発明における「開閉弁制御手段」が実現されている。
本発明の実施の形態1によるシステム構成を示す図である。 従来の装置におけるHCの吸着を説明するための図である。 図1に示すシステムにおけるHCの吸着を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態2によるシステム構成を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダブロック
4 気筒
6 ピストン
8 クランクシャフト
10 クランク角センサ
12 水温センサ
14 シリンダヘッド
16 燃焼室
18 点火プラグ
20 吸気ポート
22 吸気弁
24 インジェクタ
26 吸気通路
27 壁面
27A 開口部
28 サージタンク
28A 第1室
28B 第2室
28C 壁面
28D 開口部
30 開閉弁
31 吸着材
32 スロットルバルブ
34 スロットルモータ
36 スロットル開度センサ
38 アクセル開度センサ
40 エアフロメータ
42 エアクリーナ
44 排気ポート
46 排気弁
48 排気通路
50 空燃比センサ
52 触媒

Claims (2)

  1. 内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
    各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
    前記サージタンクの壁面を兼ねる前記吸気通路の壁面に形成された開口部に配置され、吸気通路長を可変とする開閉弁と、
    前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料を吸着する吸着材と
    内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
    を備えたことを特徴とする残留燃料除去装置。
  2. 内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
    各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
    前記サージタンク内の複数の室を仕切る壁面に形成された開口部に配置され、前記サージタンクの容積を可変とする開閉弁と、
    前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料する吸着材と
    内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
    を備えたことを特徴とする残留燃料除去装置。
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