JP4449849B2 - 残留燃料除去装置 - Google Patents
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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Description
この気化したHCを吸着するため、サージタンクの内壁に吸着材を設けた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、スロットルバルブやエアクリーナに吸着材を設けた装置が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
また、吸気ポートからスロットルバルブまでは距離が長いため、スロットルバルブまで上記対流が達しない可能性がある。このため、上記特許文献2に係る装置によってもHCを十分に吸着することができない。同様の理由により、上記特許文献3に係る装置によっても、HCを十分に吸着することができない。
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンクの壁面を兼ねる前記吸気通路の壁面に形成された開口部に配置され、吸気通路長を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料を吸着する吸着材と、
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンク内の複数の室を仕切る壁面に形成された開口部に配置され、前記サージタンクの容積を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料する吸着材と、
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1によるシステム構成を示す図である。本実施の形態1のシステムは、内燃機関1としてのガソリンエンジンを備えている。
内燃機関1は、シリンダブロック2を備えている。シリンダブロック2には、複数の気筒4が設けられている。図1には、1つの気筒4のみを示している。
ECU60の入力側には、クランク角センサ10、冷却水温センサ12、スロットル開度センサ36、アクセル開度センサ38、エアフロメータ40、空燃比センサ50等が接続されている。
また、ECU60の出力側には、点火プラグ18、インジェクタ24、開閉弁30、スロットルモータ34等が接続されている。
ECU60は、クランク角センサ10の出力に基づいて、機関回転数NEを算出する。
上記システムにおいて、インジェクタ24から吸気ポート20近傍に、燃料であるHCが噴射される。噴射されたHCは、吸気通路26を流れる空気と混合され、燃焼室16内に供給される。ここで、噴射されたHCの一部は、吸気ポート20壁面及び吸気弁22に付着する。また、インジェクタ24は金属によってシールされているため、エンジン停止中にもインジェクタ24からHCが漏れ出す場合がある。この場合も、漏れ出したHCがインジェクタ先端や吸気ポート20に付着してしまう。
内燃機関1の停止時に、インジェクタ先端や吸気ポート20や吸気弁22に付着したHCが、内燃機関1の熱によって暖められ気化する。その結果、気化したHCが、吸気通路に向かって流れる。すなわち、HCの対流が発生する。
図4は、本実施の形態1において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。
図4に示すルーチンによれば、先ず、機関回転数NEを読み込む(ステップ100)。ここで、ECU60は、クランク角センサ10により検出されたクランク角に基づいて、機関回転数NEを算出することができる。
また、高回転域において開閉弁30を開弁操作することにより、吸入空気の流れの中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
また、上記実施の形態1では、開閉弁30を芯材として、その両面に吸着材31が形成されているが、開閉弁自体を吸着材で構成するようにしてもよい。例えば、活性炭の粉末で成型された開閉弁を用いることができる。
上記実施の形態1のシステムは、可変吸気機構としての可変吸気通路長機構を有していた。本発明の実施の形態2のシステムは、可変吸気機構としての可変容積機構を有している。なお、その他の共通する構成要素については、説明を省略する。
図6は、本実施の形態2によるシステム構成を示す図である。
図6に示すように、サージタンク28は、複数の容積室28A,28Bを有している。第1室28Aは、上流のスロットルバルブ32と、下流の吸気ポート20とにそれぞれ連通している。第1室28Aと第2室28Bとを仕切るための壁面28Cには、開口部28Dが形成されている。この開口部28Dには、開閉弁30が配置されている。
本実施の形態2のシステムでは、可変吸気機構を構成する開閉弁30に吸着材31が設けられている。この開閉弁30は、内燃機関停止時に開弁操作される。すなわち、この開閉弁30の開弁操作により、第1室28Aと第2室28Bとが連通して、サージタンク28の容積が大きくなる。その結果、吸気ポート20で発生したHCの対流が、吸気通路26を通ってサージタンク28の第1室28A及び第2室28Bに流れ込む。よって、吸着材31が、対流の中に晒されることとなる。図3に示すように、この対流により、吸着材31の表面近傍に高濃度のHCが供給され、HCが吸着材31の表層に吸着される。さらに、対流により、吸着材31の内部に直接HCが吸着される。従って、吸着材31によりHCを効率良くかつ十分に吸着することができる。
また、高回転域において開閉弁30を開弁操作することにより、吸入空気の流れの中に吸着材31が晒される。これにより、吸着材31に吸着されたHCを効率良くパージすることができる。
2 シリンダブロック
4 気筒
6 ピストン
8 クランクシャフト
10 クランク角センサ
12 水温センサ
14 シリンダヘッド
16 燃焼室
18 点火プラグ
20 吸気ポート
22 吸気弁
24 インジェクタ
26 吸気通路
27 壁面
27A 開口部
28 サージタンク
28A 第1室
28B 第2室
28C 壁面
28D 開口部
30 開閉弁
31 吸着材
32 スロットルバルブ
34 スロットルモータ
36 スロットル開度センサ
38 アクセル開度センサ
40 エアフロメータ
42 エアクリーナ
44 排気ポート
46 排気弁
48 排気通路
50 空燃比センサ
52 触媒
Claims (2)
- 内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンクの壁面を兼ねる前記吸気通路の壁面に形成された開口部に配置され、吸気通路長を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料を吸着する吸着材と、
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする残留燃料除去装置。 - 内燃機関の吸気系に残留する燃料を除去する残留燃料除去装置であって、
各気筒の吸気通路に連通するサージタンクと、
前記サージタンク内の複数の室を仕切る壁面に形成された開口部に配置され、前記サージタンクの容積を可変とする開閉弁と、
前記開閉弁に設けられ、気化した残留燃料する吸着材と、
内燃機関の停止中に前記開閉弁を開弁操作する開閉弁制御手段と、
を備えたことを特徴とする残留燃料除去装置。
Priority Applications (1)
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JP2005214688A JP4449849B2 (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 残留燃料除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005214688A JP4449849B2 (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 残留燃料除去装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-07-25 JP JP2005214688A patent/JP4449849B2/ja not_active Expired - Fee Related
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