JP2009001996A - アスファルト合材製造設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バージンドライヤの運転に支障がないように図りながら脱臭炉の高温排ガスをバージンドライヤに適量自動供給可能とし、脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収して省エネを図るようにしたアスファルト合材製造設備を提供する。
【解決手段】 バージンドライヤ2内の静圧を静圧センサ19にて検出してその検出値が所定値を維持するようにメイン開閉ダンパ17の開度を調整して排ガスを排気制御する静圧/ダンパ開度制御器20と、前記メイン開閉ダンパ17の開度信号に基づいて脱臭炉排ガス調整用の開閉ダンパ12の開度を制御するダンパ開度制御器21とを備える。そして、バージンドライヤ2の運転状況に応じて略過不足なしに排ガスを吸引排気させながら、バージンドライヤ2のメイン開閉ダンパ17の開度、即ち排ガス処理量の余裕度合を見ながら適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤ2に供給して熱回収を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リサイクルドライヤ、バージンドライヤ、及びリサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉を備え、脱臭炉の高温排ガスをバージンドライヤに供給して高温排ガスの熱回収を行うアスファルト合材製造設備に関する。
アスファルト合材製造工場には、アスファルト舗装廃材(以下「廃材」という)を加熱するリサイクルドライヤと、バージン材、即ち新規骨材を加熱するバージンドライヤとが設置されている。前記リサイクルドライヤにて廃材を加熱するときには加熱条件により悪臭の排ガスが発生することがあり、この悪臭処理のために脱臭炉を設置し、排ガス中の悪臭成分を800℃前後で燃焼して脱臭することが行われる。このとき、脱臭炉から排出される排ガスは高温であって大気中に放出すると経済的損失となるために、排ガスの全量もしくは適当量をバージンドライヤに供給し、バージン材の加熱に利用することで排ガスの保有熱の回収を図ることが提案されている(特許文献1)。
特開平8−100408号公報
ところで、脱臭炉から排出する高温排ガスの全量をバージンドライヤに供給すると、バージンドライヤの運転状況によっては排気ファンの排ガス処理能力をオーバーしてバージンドライヤの隙間から吹き出しが生じる可能性もあり得る。また、脱臭炉からバージンドライヤに供給する高温排ガス量を風量調整用開閉ダンパの開度調整で適宜決定すると、バージンドライヤから吹き出しのない程度に供給可能とできるが、このようにバージンドライヤに供給する高温排ガス量を一定量で固定してしまうと最適量の高温排ガスがバージンドライヤに供給されないこととなり、熱回収率を最大とすることができない。
本発明は上記の点に鑑み、バージンドライヤの運転に支障がないように図りながら脱臭炉の高温排ガスをバージンドライヤに適量自動供給可能とし、脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収して省エネを図るようにしたアスファルト合材製造設備を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1記載のアスファルト合材製造設備は、リサイクルドライヤと、バージンドライヤと、リサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉とを備え、該脱臭炉の排気ダクトを分岐してその分岐ダクトをバージンドライヤに連結して脱臭炉の高温排ガスの一部をバージンドライヤに供給する構成としたアスファルト混合物製造設備において、バージンドライヤ内の静圧を検出する静圧センサと、バージンドライヤの排気ダクト下流に配設した風量調整用のメイン開閉ダンパと、前記静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記メイン開閉ダンパの開度を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/ダンパ開度制御器と、脱臭炉下流の分岐ダクトを通過してバージンドライヤに流れる高温排ガスの風量調整用の開閉ダンパと、該開閉ダンパの開度を前記メイン開閉ダンパの開度信号に基づいて制御するダンパ開度制御器とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載のアスファルト合材製造設備は、リサイクルドライヤと、バージンドライヤと、リサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉とを備え、該脱臭炉の排気ダクトを分岐してその分岐ダクトをバージンドライヤに連結して脱臭炉の高温排ガスの一部をバージンドライヤに供給する構成としたアスファルト混合物製造設備において、バージンドライヤ内の静圧を検出する静圧センサと、バージンドライヤの排気ダクト下流に配設した回転数調整手段を有する排気ファンと、前記静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記排気ファンの回転数を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/回転数制御器と、脱臭炉下流の分岐ダクトを通過してバージンドライヤに流れる高温排ガスの風量調整用の開閉ダンパと、該開閉ダンパの開度を前記排気ファンの回転数信号に基づいて制御するダンパ開度制御器とを備えたことを特徴としている。
以上のように本発明に係る請求項1記載のアスファルト合材製造設備によれば、バージンドライヤ内の静圧を静圧センサにて検出してその検出値が所定値を維持するようにメイン開閉ダンパの開度を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/ダンパ開度制御器と、前記メイン開閉ダンパの開度信号に基づいて脱臭炉からバージンドライヤに流れる高温排ガス量調整用の開閉ダンパの開度を制御するダンパ開度制御器とを備えたので、バージンドライヤの運転状況に応じて略過不足なしに排ガスを吸引排気させながら、バージンドライヤのメイン開閉ダンパの開度具合、即ちバージンドライヤの排ガス処理量の余裕度合を見ながら最適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤに自動供給可能であり、バージンドライヤの運転に支障を生じさせることなく脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できて効率良く省エネが図れる。
また、請求項2記載のアスファルト合材製造設備によれば、バージンドライヤ内の静圧を静圧センサにて検出してその検出値が所定値を維持するように排気ファンの回転数を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/回転数制御器と、前記排気ファンの回転数信号に基づいて脱臭炉からバージンドライヤに流れる高温排ガス量調整用の開閉ダンパの開度を制御するダンパ開度制御器とを備えたので、バージンドライヤの運転状況に応じて略過不足なしに排ガスを吸引排気させながら、排気ファンの回転数、即ちバージンドライヤの排ガス処理量の余裕度合を見ながら最適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤに自動供給可能であり、バージンドライヤの運転に支障を生じさせることなく脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できて効率良く省エネが図れる。
本発明のアスファルト合材製造設備にあっては、リサイクルドライヤと、バージンドライヤと、リサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉とを備え、該脱臭炉の排気ダクトを分岐してその分岐ダクトをバージンドライヤに連結して脱臭炉の高温排ガスの一部をバージンドライヤに供給する構成とする。また、バージンドライヤ内の静圧を検出する静圧センサと、バージンドライヤの排気ダクト下流に風量調整用のメイン開閉ダンパとを備えると共に、前記静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記メイン開閉ダンパの開度を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/ダンパ開度制御器を備える。更に、脱臭炉下流の分岐ダクトを通過してバージンドライヤに流れる高温排ガスの風量を調整する開閉ダンパを備えると共に、該開閉ダンパの開度を前記メイン開閉ダンパの開度信号に基づいて開閉制御するダンパ開度制御器を備える。
そして、バージンドライヤでは、静圧/ダンパ開度制御器によってバージンドライヤのバーナ側の静圧(内圧)が常に−30〜−50Pa程度で少しエアーを吸い込み気味になるようにしながらメイン開閉ダンパの開度を制御し、運転状況が変化しても略過不足なしに排ガスを吸引排気させることで、ドライヤの隙間から吹き出しのないようにすると共に、極力余分なエアーを吸い込まないように運転する。
次に、リサイクルドライヤを運転すると、リサイクルドライヤにて発生する臭気成分を含む排ガスは脱臭炉へと導かれ、排ガス中の臭気成分が800℃前後で燃焼されて脱臭される。脱臭炉から排出される高温の排ガスの一部は分岐ダクトを介してバージンドライヤに供給されるが、バージンドライヤに供給される脱臭炉排ガス量の調整は、分岐ダクトに配設した風量調整用の開閉ダンパの開度調整によって行われると共に、この風量調整用の開閉ダンパはバージンドライヤ下流のメイン開閉ダンパの開度信号に基づいて制御される。
前記分岐ダクトに配設した風量調整用の開閉ダンパの開度調整は、例えば、運転開始から開閉ダンパの開度を30%(5分)→50%(5分)→80%(5分)と順次開いていく。このとき、バージンドライヤのメイン開閉ダンパの開度を一定のタイミング毎に逐次検出し、その開度が80%を超えると、バージンドライヤの排ガス処理能力をオーバーすることのないように開閉ダンパを5%閉める。また、メイン開閉ダンパの開度が50%以下になると、バージンドライヤの排ガス処理能力に余裕があるために開閉ダンパを5%開ける。運転中、この制御を繰り返す。
このように、バージンドライヤのメイン開閉ダンパの開度具合、即ちバージンドライヤの排ガス処理量の余裕度合を見ながら適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤに供給するようにすると、バージンドライヤの運転に支障を生じさせることなく自動制御にて脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できる。
また、他の実施形態として、バージンドライヤの排気ダクト下流に回転数調整手段であるインバータを有した排気ファンを備えると共に、静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記排気ファンの回転数を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/回転数制御器を備える。更に、脱臭炉下流の分岐ダクトに配設した開閉ダンパの開度を前記排気ファンの回転数信号に基づいて制御するダンパ開度制御器とを備える。
そして、前記と同様に、バージンドライヤでは、静圧/回転数制御器によってバージンドライヤ内の静圧が−30〜−50Pa程度となるように排気ファンの回転数をインバータ制御する。次に、リサイクルドライヤを運転し、脱臭炉の高温排ガスを分岐ダクトを経由してバージンドライヤに供給するが、その供給量制御は、排気ファンの回転数信号に基づいて分岐ダクトの開閉ダンパの開度を制御することで行われる。
分岐ダクトの開閉ダンパの開度調整は、前記したように、運転開始から開閉ダンパの開度を30%(5分)→50%(5分)→80%(5分)と順次開いていっても良いが、例えば、最初から80%と大きく開く。そして、バージンドライヤの排気ファンの回転数を一定のタイミング毎に逐次検出し、排気ファンの回転数が基準回転数の80%を超えると、バージンドライヤの排ガス処理能力をオーバーすることのないように開閉ダンパを5%閉める。また、排気ファンの回転数が基準回転数の50%以下になると、バージンドライヤの排ガス処理能力に余裕があるために開閉ダンパを5%開ける。運転中、この制御を繰り返す。
このように、バージンドライヤの排気ファンの回転数、即ちバージンドライヤの排ガス処理量の余裕度合を見ながら適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤに供給すると、バージンドライヤの運転に支障を生じさせることなく自動制御にて脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のアスファルト合材製造設備を示す概略構成図であり、リサイクル材を加熱するリサイクルドライヤ1と、バージン材を加熱するバージンドライヤ2とを備えている。
前記リサイクルドライヤ1はバーナ3を備える一方、その排気ダクト4の下流には集塵機5、排ガスを吸引排気する排気ファン6、熱交換器7、及び排ガス中の臭気成分を800℃前後にて燃焼して脱臭する脱臭炉8を配設している。また、9は脱臭炉8のバーナ10の燃焼用空気を昇温させるための熱交換器である。脱臭炉8の下流の排気ダクト4は分岐され、分岐ダクト11はバージンドライヤ2へと連結されている。分岐ダクト11には風量調整用の開閉ダンパ12を配設すると共に、排気ダクト4の分岐部下流には前記開閉ダンパ12と連動制御される風量調整用の開閉ダンパ13を配設している。
バージンドライヤ2は加熱バージン材温度に基づいて燃焼量制御されるバーナ14を備える一方、その排気ダクト15の下流には集塵機16、風量調整用のメイン開閉ダンパ17、及び排気ファン18を配設している。また、前記バーナ14側のバージンドライヤ2内の静圧を測定する静圧センサ19を配設すると共に、該静圧センサ19の検出信号が設定値を維持するように前記メイン開閉ダンパ17の開度をコントロールする静圧/ダンパ開度制御器20を配設している。該静圧/ダンパ開度制御器20では、バージンドライヤ2内の静圧の設定値を−30〜−50Pa程度に設定し、少しエアーを吸い込み気味にしながら風量制御することで、ドライヤの隙間から吹き出しのないようにすると共に、不必要なエアーの吸引を極力少なくしている。
また、前記メイン開閉ダンパ17の開度に基づいて開閉ダンパ12、13を開度調整するダンパ開度制御器21を配設している。該ダンパ開度制御器21は、メイン開閉ダンパ17の開度具合、即ちバージンドライヤ2の排ガス処理量の余裕度合を見ながら開閉ダンパ12、13の開閉制御を行うことで、バージンドライヤ2の運転に支障がない適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤ2に供給させるものである。メイン開閉ダンパ17の開度を、例えば少し余裕を持たせて80%開近くを維持するように風量調整すると好ましい。また、開閉ダンパ12、13は、開閉ダンパ12が開けば開閉ダンパ13を閉じ、開閉ダンパ12が閉じれば開閉ダンパ13は開くように連動制御してバージンドライヤ2に供給する脱臭炉排ガス量のコントロール性を良くしている。
なお、ダンパ開度制御器21による開閉ダンパ12の開度制御方法は種々考えられるが、例えば、運転開始から開閉ダンパ12の開度を30%(5分)→50%(5分)→80%(5分)と順次開いていく。このとき、バージンドライヤ2のメイン開閉ダンパ17の開度を一定のタイミング毎に逐次検出し、メイン開閉ダンパ17の開度が80%を超えると開閉ダンパ12を5%閉める。また、メイン開閉ダンパ17の開度が50%以下になると開閉ダンパ12を5%開けるように制御し、バージンドライヤ2に適量の脱臭炉排ガスを供給するようにする。
また、運転開始から開閉ダンパ12を80%と大きく開き、以後、前記と同様に、メイン開閉ダンパ17の開度が80%を超えると開閉ダンパを5%閉める。またメイン開閉ダンパ17の開度が50%以下になると開閉ダンパ12を5%開けるといった制御方法も考えられる。
次に、上記アスファルト合材製造設備においてリサイクルドライヤ1とバージンドライヤ2とを同時に運転してアスファルト合材を製造する場合について説明する。リサイクルドライヤ1とバージンドライヤ2を同時に運転するときには、バージンドライヤ2に供給するバージン材量は、ほぼリサイクル材量分減少することとなるので、排ガス量も減少して排気ファン18は能力的に余裕がでてくる。そこで、リサイクルドライヤ1下流の脱臭炉8を通過した高温排ガスを分岐ダクト11側に分流させてバージンドライヤ2に供給する。
このとき、例えば、前記説明したダンパ開度制御器21による開閉ダンパ12の開度制御の一方法を採用し、運転開始から開閉ダンパ12の開度を30%(5分)開き、脱臭炉8の高温排ガスを分岐ダクト11を経由してバージンドライヤ2に供給する。脱臭炉の排ガスはプラス圧にてバージンドライヤ2に供給されるので静圧センサ19にて測定される検出値は静圧設定値(−30〜−50Pa程度)よりプラス圧となるので、静圧/ダンパ開度制御器20は、メイン開閉ダンパ17の開度を開いて静圧設定値となるように開度制御を行い、バージンドライヤ2に供給されるガス量を略過不足なく吸引排気し、バージンドライヤ2の隙間から吹き出しのないように最適の運転状態を維持する。
続いて、5分経過すると開閉ダンパ12の開度を50%(5分)開く。すると静圧/ダンパ開度制御器20はメイン開閉ダンパ17の開度を開いて静圧設定値となるように開度制御を行う。更に、5分経過して開閉ダンパ12の開度を80%(5分)開くと、静圧/ダンパ開度制御器20はメイン開閉ダンパ17の開度を更に開いて静圧設定値となるように開度制御を行う。なお、これらの開度制御の過程で、メイン開閉ダンパ17の開度を一定のタイミング毎に逐次検出し、メイン開閉ダンパ17の開度が80%を超えると開閉ダンパ12を5%閉める一方、メイン開閉ダンパ17の開度が50%以下になると開閉ダンパ12を5%開けるなど、バージンドライヤ2に供給する脱臭炉排ガス量を適宜調整し、適量の脱臭炉排ガスを供給していく。
このように、バージンドライヤ2のメイン開閉ダンパ17の開度具合、即ちバージンドライヤ2の排ガス処理量の余裕度合を見ながら適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤ2に供給するので、バージンドライヤ2の運転に支障を生じさせることなく脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できる。
図2は他の実施例を説明する図である。なお、図2において図1と同一符号は、同一構成要素を示し、その説明は省略する。
22は、バージンドライヤ2の排気ダクト15下流に配設した回転数調整手段であるインバータを有した排気ファンであり、静圧センサ19の検出値が設定値を維持するように排気ファン22の回転数を調整してバージンドライヤ2の排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/回転数制御器23を備える。また、脱臭炉8下流の分岐ダクト11に配設した開閉ダンパ12の開度を排気ファン22の回転数信号に基づいて制御するダンパ開度制御器24を備える。
次に、上記アスファルト合材製造設備においてリサイクルドライヤ1とバージンドライヤ2とを同時に運転する場合について説明する。前記と同様に、バージンドライヤ2では、静圧/回転数制御器23によってバージンドライヤ2内の静圧が−30〜−50Pa程度となるように排気ファン22の回転数をインバータ制御する。続いて、リサイクルドライヤを運転すると、脱臭炉8の高温排ガスを分岐ダクト11を経由してバージンドライヤ2に供給するが、その供給量制御は、排気ファン22の回転数信号に基づいて分岐ダクト11の開閉ダンパ12の開度を制御することで行われる。
分岐ダクトの開閉ダンパの開度調整は、前記したように、運転開始から開閉ダンパ12の開度を30%(5分)→50%(5分)→80%(5分)と順次開いていっても良いが、例えば、最初から80%と大きく開いても良い。そして、排気ファン22の回転数を一定のタイミング毎に逐次検出し、基準回転数の80%を超えると開閉ダンパ12を5%閉める。また、排気ファン22の回転数が基準回転数の50%以下になると開閉ダンパを5%開けるようにしてバージンドライヤ2に供給する排ガス量を適宜調整し、極力多くの高温排ガスをバージンドライヤ2に供給するように制御する。
このように、バージンドライヤ2の排気ファン22の回転数、即ちバージンドライヤ2の排ガス処理量の余裕度合を見て適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤ2に供給すれば、バージンドライヤ2の運転に支障を来すことなく脱臭炉排ガスの保有熱を極力多く回収できる
なお、上記実施例にて説明したように、ダンパ開度制御器21、24による開閉ダンパ12の開度制御方法は種々考えられるが、要は、バージンドライヤ2の排ガス処理量の余裕度合を見ながら運転に支障を来さない適量の脱臭炉排ガスをバージンドライヤ2に供給することにあり、バージンドライヤのメイン開閉ダンパ17の開度やインバータ制御の排気ファン22の回転数を、例えば常に80%程度を維持するように開閉ダンパ12を開閉制御するようにしても良いなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係るアスファルト合材製造設備の一実施例を示す概略構成図である。 本発明に係るアスファルト合材製造設備の他の実施例を示す概略構成図である。
符号の説明
1…リサイクルドライヤ 2…バージンドライヤ
4…排気ダクト 8…脱臭炉
11…分岐ダクト 12、13…開閉ダンパ
15…排気ダクト 16…集塵機
17…メイン開閉ダンパ 19…静圧センサ
20…静圧/ダンパ開度制御器 21…ダンパ開度制御器
22…回転数調整手段を有する排気ファン 23…静圧/回転数制御器
24…ダンパ開度制御器

Claims (2)

  1. リサイクルドライヤと、バージンドライヤと、リサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉とを備え、該脱臭炉の排気ダクトを分岐してその分岐ダクトをバージンドライヤに連結して脱臭炉の高温排ガスの一部をバージンドライヤに供給する構成としたアスファルト混合物製造設備において、バージンドライヤ内の静圧を検出する静圧センサと、バージンドライヤの排気ダクト下流に配設した風量調整用のメイン開閉ダンパと、前記静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記メイン開閉ダンパの開度を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/ダンパ開度制御器と、脱臭炉下流の分岐ダクトを通過してバージンドライヤに流れる高温排ガスの風量調整用の開閉ダンパと、該開閉ダンパの開度を前記メイン開閉ダンパの開度信号に基づいて制御するダンパ開度制御器とを備えたことを特徴とするアスファルト合材製造設備。
  2. リサイクルドライヤと、バージンドライヤと、リサイクルドライヤの排ガス中の臭気成分を燃焼させる脱臭炉とを備え、該脱臭炉の排気ダクトを分岐してその分岐ダクトをバージンドライヤに連結して脱臭炉の高温排ガスの一部をバージンドライヤに供給する構成としたアスファルト混合物製造設備において、バージンドライヤ内の静圧を検出する静圧センサと、バージンドライヤの排気ダクト下流に配設した回転数調整手段を有する排気ファンと、前記静圧センサの検出値が所定値を維持するように前記排気ファンの回転数を調整してバージンドライヤの排ガスを略過不足なしに排気制御する静圧/回転数制御器と、脱臭炉下流の分岐ダクトを通過してバージンドライヤに流れる高温排ガスの風量調整用の開閉ダンパと、該開閉ダンパの開度を前記排気ファンの回転数信号に基づいて制御するダンパ開度制御器とを備えたことを特徴とするアスファルト合材製造設備。
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