JP2009001995A - 梯子長調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】梯子体のスライドを妨げず、押さえ部材の破損や踏桟の破損(凹みなど)を防止でき、しかも、梯子体を円滑にスライドさせることのできる耐久性に優れた多段梯子用の梯子長調整装置を提供する。
【解決手段】上段の梯子体の前記柱部材に取り付けた取付枠と、この取付枠に基端側を枢支連結して揺動自在となし、他端側に前記下段の梯子体の踏桟に係合する係合凹部を形成した係止部材と、この係止部材を、前記下段の梯子体の踏桟側に付勢する係止部材用付勢部材と、前記係止部材の略中間部に一端を枢支連結し、他端を前記取付枠に取付けたピン体に長孔を介して連結した作動桿と、前記上段の梯子の下降動作に伴って前記作動桿を押下して前記係止部材を前記係止部材用付勢部材に抗して引き込ませるカム体と、を具備する構成とした。
【選択図】図6

Description

この発明は、伸縮自在な多段梯子に設けられる梯子長調整装置に関する。
従来、高所に移動する場合、あるいは電線などの架線工事やその修理工事などを行う場合、必要な高さに調整可能な多段梯子を用いることが多い。
かかる多段梯子は、それぞれ左右一対の柱部材間に複数の踏桟を架設した複数の梯子体を多段に連結し、下段の梯子体に対して上段の梯子体を伸縮自在に組み付けた構成となっている。
そして、この多段梯子に、高さ調整用の梯子長調整装置を取り付け、上段の梯子体を所定位置で保持可能としていた。
かかる梯子長調整装置の一例として、上段の梯子体(例えば3段梯子であれば2段目、3段目の梯子体)の柱部材に取り付けた取付枠と、この取付枠に、基端側を枢支連結して揺動自在となし、他端側に前記下段(例えば3段梯子であれば2段目、2段梯子であれば1段目の梯子体)の梯子体の踏桟に係合する係合凹部を形成した係止部材と、この係止部材を下段(例えば3段梯子であれば2段目、2段梯子であれば1段目の梯子体)の梯子体の踏桟側に付勢する弾性部材と、この弾性部材に付勢された前記係止部材の先端を押し付けて前記取付枠体内部に押し込み可能とした振り子状の押さえ部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、かかる構成の梯子長調整装置では、係止部材の先端を取付枠体側に押し付けるための前記振り子状の押さえ部材が長くなってしまうため、この押さえ部材が上段側梯子体と干渉しやすく、場合によっては梯子体のスライドができなくなってしまうおそれがある。また、上段の梯子を収縮する場合、一旦上段梯子を引き上げ操作して、係止部材を係合している踏桟から離脱させる必要があるが、押さえ部材が長いために、上段梯子の引上げ操作量が大きくなってしまい、操作性を損なう要因ともなっていた。
そこで、本出願人は、図15に示すように、押さえ部材の長さを特許文献1に記載のものよりも短くしたものを提案した。図中、400は下段側梯子体、410は同下段側梯子体400の踏桟、200は上段側梯子体であり、梯子長調整装置300は、上段側梯子体200の柱部材210の内面側に取り付けられている。
この梯子長調整装置300は、柱部材210の内側面に枢支連結され、バネ370で下段側梯子体400側に付勢された係止部材310を備え、この係止部材310の先端部には、長尺爪部320と短尺爪部330とで形成された係合凹部340が形成されている。そして、前記長尺爪部320の先端に、特許文献1に記載のものよりも短くした振り子状の押さえ部材350が枢支連結されている。360は枢軸である。
実用新案登録第3024686号公報
ところが、上記梯子長調整装置300の構成では、上段側梯子体200を伸長させようとすると、図15(a)に示すように、係止部材310の長尺爪部320や押さえ部材が梯子背面側に突出する場合があり、梯子体の背面側に通常架設されている補強材と干渉してスライドを妨げるおそれがあった。また、図15(c)に示すように、上段側梯子体200を伸長しようとすると、振り子状の押さえ部材350と下段側梯子体400の踏桟410との接触角θが大きくなってしまい、梯子体のスライドを妨げる抵抗となるばかりか、場合によっては押さえ部材の破損や踏桟410の破損(凹みなど)を生じるおそれがあった。
特に、係止部材や押さえ部材を金属製とした場合は、経時的に補強材や踏桟410との接触部分が摩耗して腐食するおそれもあり、梯子体を円滑にスライドさせることが困難になるばかりか、その耐久性にも問題を生じるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決することのできる多段梯子用の梯子長調整装置を提供することを目的としている。
(1)上記課題を解決するために、本発明では、それぞれ左右一対の柱部材間に複数の踏桟を架設した複数の梯子体を多段に連結し、下段の梯子体に対して上段の梯子体を伸縮自在に組み付けた多段梯子に取り付けられ、前記上段の梯子体を所定位置で保持して梯子長を調整する梯子長調整装置であって、前記梯子長調整装置は、前記上段の梯子体の前記柱部材に取り付けた取付枠と、この取付枠に、基端側を枢支連結して揺動自在となし、他端側に前記下段の梯子体の踏桟に係合する係合凹部を形成した係止部材と、この係止部材を、前記下段の梯子体の踏桟側に付勢する係止部材用付勢部材と、前記係止部材の略中間部に一端を枢支連結し、他端を前記取付枠に取付けたピン体に長孔を介して連結した作動桿と、前記上段の梯子の下降動作に伴って前記作動桿を押下して前記係止部材を前記係止部材用付勢部材に抗して引き込ませるカム体と、を具備することとした。
(2)本発明は、上記(1)に記載の梯子長調整装置において、前記取付枠における前記作動桿の他端側に取付けた枢軸を介して一端を回動自在に連結し、前記一端側に前記カム体を形成するとともに、他端を前記カム体から伸延させた押さえ部材と、この押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟側に付勢して、当該押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟に当接可能とした押さえ部材用付勢部材と、を具備し、前記押さえ部材は、前記上段の梯子の下降動作に伴って前記下段の梯子体の踏桟に当接しながら回動して、前記カム体により前記作動桿を押下する構成としたことを特徴とする。
(3)本発明は、上記(2)に記載の梯子長調整装置において、前記押さえ部材の長さを、当該押さえ部材が略起立状態時で、かつ前記係止部材が略垂下状態となったときに、前記押さえ部材の先端と前記係止部材の先端とが一部重合して、前記押さえ部材の回動により、前記係止部材を押し込み可能な長さに規定したことを特徴とする。
(4)本発明は、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の梯子長調整装置において、前記係止部材は、樹脂製プレートを挟むように金属プレートを重合した積層構造であることを特徴とする。
(5)本発明は、上記(1)〜(4)いずれかに記載の梯子長調整装置において、前記作動桿の他端を枢支する前記ピン体に、ローラ部材を回転自在に嵌装したことを特徴とする。
この発明によれば、多段梯子の上段側の梯子体を所定位置で確実に保持できるとともに、その伸長、収縮作業を極めて円滑に行うことが可能となる。
本実施形態に係る多段梯子用の梯子長調整装置は、それぞれ左右一対の柱部材間に複数の踏桟を架設した複数の梯子体を多段に連結し、下段の梯子体に対して上段の梯子体を伸縮自在に組み付けた多段梯子に取り付けられ、前記上段の梯子体を所定位置で保持して梯子長を調整するものであり、前記上段の梯子体の前記柱部材に取り付けた取付枠と、この取付枠に、基端側を枢支連結して揺動自在となし、他端側に前記下段の梯子体の踏桟に係合する係合凹部を形成した係止部材と、この係止部材を、前記下段の梯子体の踏桟側に付勢する係止部材用付勢部材と、前記係止部材の略中間部に一端を枢支連結し、他端を前記取付枠に取付けたピン体に長孔を介して連結した作動桿と、前記上段の梯子の下降動作に伴って前記作動桿を押下して前記係止部材を前記係止部材用付勢部材に抗して引き込ませるカム体と、を具備する構成としている。
すなわち、梯子長調整装置に備えられた係止部材は、同係止部材の略中間部に一端を枢支連結し、他端を前記取付枠に取付けたピン体に長孔を介して連結した作動桿が押下されることにより収納状態となる構成としており、同作動桿の押下はカム体により行われるようにしている。
ここで、係止部材の収納状態とは、前記基端側の枢支部を支点として略垂下した状態であり下段の踏桟に干渉しない状態をいう。
かかる構成としたことにより、取付枠よりも背部側に係止部材が飛び出てしまい、梯子体の背面側に架設されている補強材と干渉してスライドを妨げるおそれがない。また、カム体と作動桿とは、その殆どを取付枠内に配置することが可能であるため、これらが上段側梯子体をスライドさせるときに下段側梯子体の踏桟と強く接触するようなことがなく、上段側梯子体のスライドを妨げることがない。
さらに、梯子長調整装置の構成として、前記取付枠における前記作動桿の他端側に取付けた枢軸を介して一端を回動自在に連結し、前記一端側に前記カム体を形成するとともに、他端を前記カム体から伸延させた押さえ部材と、この押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟側に付勢して、当該押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟に当接可能とした第2の付勢部材と、を具備し、前記押さえ部材は、前記上段の梯子の下降動作に伴って前記下段の梯子体の踏桟に当接しながら回動して、前記カム体により前記作動桿を押下する構成とすることができる。
このように、従来の梯子長調整装置同様に振り子状とした押さえ部材を備えた構成であっても、この押さえ部材の基端側にカム体が形成されているため、押さえ部材で係止部材を押し込む必要がないことから、この押さえ部材自体の長さを短く形成することができる。したがって、押さえ部材が下段側の梯子体と干渉して、スライド不能になったり、スライドを妨げたりするようなおそれがなくなる。
また、前記押さえ部材の長さを、当該押さえ部材が略起立状態時で、かつ前記係止部材が略垂下状態となったときに、前記押さえ部材の先端と前記係止部材の先端とが一部重合して、前記押さえ部材の回動により、前記係止部材を押し込み可能な長さに規定している。
すなわち、上段の梯子の下降動作の際に、押さえ部材の回動に伴って係止部材が徐々に垂下状態となるのであるが、略垂下状態となった係止部材の先端部は、略起立状態となった押さえ部材の先端部が外方に位置する状態で重合されることとなる。
また、押さえ部材が略起立状態となる最後の方では、作動桿の動作によるだけではなく、この押さえ部材の先端部でも係止部材を押し込むことになり、押し込み動作をより確実に行うとともに、作動桿への負荷を減じて耐久性を向上させることができる。
また、前記係止部材は、樹脂製プレートを挟むように金属プレートを重合した積層構造とすることが望ましい。
また、樹脂製プレートの外形は、金属プレートと同じか、少なくともわずかに大きくすることが望ましい。
すなわち、係止部材が踏桟と接触する際に、金属同士のみではなく樹脂部分も確実に当接することになり、係止部材が踏桟と接触しながら回動する動作が円滑に行える。
また、前記作動桿の他端を枢支する前記ピン体には、ローラ部材を回転自在に嵌装することが望ましい。
すなわち、作動桿に形成した長孔の内周面は、ピン体に回転自在に嵌装したローラ部材と接触するため、作動桿がカム体に押されて変位する際の長孔内における摺動抵抗が大きく減少して、作動桿の円滑な動作が実現でき、係止部材の引き込み動作も円滑に行えるようになる。
以下、本発明に係る梯子長調整装置を多段梯子に設けた場合の実施形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。図1(a)は本実施形態に係る多段梯子の伸長状態を示す全体正面図、図1(b)は同側面図、図1(c)は同多段梯子を収縮した状態を示す側面図である。また、図2は多段梯子の柱部材及び踏桟の説明図である。
(多段梯子の全体構成)
図1に示すように、本実施例に係る多段梯子1は、下側にベース梯子体となる下段梯子体11を設け、同下段梯子体11に、伸長用梯子体としての中段梯子体21及び上段梯子体31をそれぞれ伸縮自在に連結し、操作綱6による操作によって多段に伸長自在とした構成としている。
下段梯子体11は、図2に示すように、断面視コ字状とし、凹部同士を互いに対向させた左右の柱部材12,12の間に、複数の踏桟13を縦方向に所定間隔をあけて取付けて構成しており、同じように中段梯子体21も凹部同士を互いに対向させた左右の柱部材22,22の間に、複数の踏桟23を縦方向に所定間隔をあけて取付けて構成している。他方、上段梯子体31は、下段梯子体11及び中段梯子体21とは逆に、断面視略コ字状とし、凹部がそれぞれ外側を向くように配設された左右の柱部材32,32の間に、複数の踏桟33を縦方向に所定間隔をあけて取付けて構成している。なお、図1(b)に示すように、下段梯子体11の柱部材12,12及び中段梯子体21の柱部材22,22のウェブ部12b,22bはそれぞれ型抜き加工されて軽量化が図られている。
(梯子長調整装置の構成)
図1に示すように、上段梯子体31及び中段梯子体21には、これらを伸長状態で保持するために、踏桟23,13と係合可能としたストッパ部材として機能する梯子長調整装置34,24が柱部材32,32(22,22)内側に設けられている。
すなわち、この梯子長調整装置34,24は、本実施形態の要部をなすものであり、図1(a)、図3(a)及び図3(b)に示すように、梯子長調整装置24は中段梯子体21の柱部材22,22の下部近傍に、梯子長調整装置34は上段梯子体31の柱部材32,32の下部近傍に設けられている。
上段梯子体31に配設した梯子長調整装置34は、中段梯子体21の踏桟23に係合することで、上段梯子体31が下方向へ移動するのを規制する役割を担っている。
また、中段梯子体21に配設した梯子長調整装置24は、下段梯子体11の踏桟13に係合することで、中段梯子体21及び上段梯子体31を所定位置に保持しつつ、下方向へ移動するのを規制する役割を担っている。
以下、梯子長調整装置34,24の構造についてさらに詳説するが、中段梯子体21に配設した梯子長調整装置24と、上段梯子体31に配設した梯子長調整装置34とは、その構成は基本的に同じであるため、まず、上段梯子体31に配設した梯子長調整装置34を例にとって説明する。
梯子長調整装置34は、図4(a)〜(d)に示すように、上段梯子体31の柱部材32,32下部近傍の内側側に左右それぞれ一つずつ設けられている。なお、図4(a)は上段梯子体31の左側に取り付けられた梯子長調整装置34の側面図、図4(b)は梯子長調整装置34の正面図、図4(c)は上段梯子体31の右側に取り付けられた梯子長調整装置34の側面図、図4(d)は梯子長調整装置34の平面図である。
梯子長調整装置34は、同梯子長調整装置34の外観を形成する略矩形短尺筒状の取付枠100と、同取付枠100内に収納された、中段梯子体21の踏桟23に係合する係止機構37とで構成している。
取付枠100は、同取付枠100を柱部材32,32に取り付けるための取付足部101,101と、前述の係止機構37を収納可能とし、側面視略矩形状の開口部103を備えた係止機構収納枠102とで構成しており、同取付足部101,101に穿設したボルト穴105にボルトを挿通し締結することで、柱部材32,32の内側面に取付枠100を固定できるようにしている。
係止機構収納枠102に収納した係止機構37は、係止機構収納枠102に回動可能に軸支され踏桟23の上面に係合する係合凹部111を一端側に備える係止部材110と、同係止部材110に連結された側面視略く字状の作動桿130と、同作動桿130を押圧するためのカム体141を備える押さえ部材140を備えている。
係止部材110は、側面視略矩形状の係止部材本体112の下端部を一部切り欠いて踏桟23に係合する係合凹部111を備えると共に、上端部の一部を直線状に切り欠いた切欠当接部113を備えた形状としており、その上端部近傍を係止機構収納枠102に係止部材軸支ピン160で軸支することにより、図4(b)に示す突出状態と、係止部材110が垂下して係止機構収納枠102に収納された状態(以下、収納状態ともいう)との間で揺動可能としている。
また、係止部材軸支ピン160には、図5(c)に示す蔓巻バネ状の係止部材用付勢部材120が弾性力を有する状態で装着されており、同係止部材用付勢部材120の一端を係止機構収納枠102の上部枠104に当接させ、他端を係止部材本体112の付勢部材係合溝114に係合させて、自由状態では係止部材110が突出状態となるように付勢している。
また、図4(d)に示すように、係止部材110の突出幅Mは、係止部材本体112の切欠当接部113が、係止機構収納枠102の上部枠104に当接することで規制されるようにしている。すなわち、切欠当接部113が係止部材110の揺動ストッパとして機能している。
この係止部材110は、板状の樹脂で所定形状に形成した樹脂製プレートと、金属板で所定形状に形成した金属プレートを重合した重合構造としている。
すなわち、図5(a)に示すように、係止部材110は、2枚の係止部材金属片117,117で、係止部材樹脂片118をサンドイッチ状に重合させて形成している。
なお、前述の係止部材110に形成した切欠当接部113は、係止部材金属片117,117の切欠当接部113a,113aと、係止部材樹脂片118の切欠当接部113bとが重合されることにより形成される。
また、前述の付勢部材係合溝114についても、係止部材金属片117,117の付勢部材係合溝114a、114aと、係止部材樹脂片118の付勢部材係合溝114bとが重合されることにより形成されるものである。
さらに、係止部材110の係合凹部111についても、係止部材金属片117,117の係合凹部111a,111aと係止部材樹脂片118の係合凹部111bとが重合されて形成されるものであるが、係止部材樹脂片118の切欠部分は、係止部材金属片117,117の切欠部分と形状を異にしている。
すなわち、係止部材樹脂片118の切欠部分は、略1/4円弧状の係合凹部111bと略矩形状の作動桿揺動切欠部115とを併せた形状としている。
この作動桿揺動切欠部115は、作動桿130が後述する作動桿軸支ピン163で係止部材110に軸支された際に、作動桿130が揺動する空間となるものである。
また、先に係止部材110は、突出状態と、収納状態との間で揺動可能である旨述べたが、係止部材110の収納状態では、この作動桿揺動切欠部115の切欠部上面116が作動桿130と当接することにより、係止部材110がさらに後方に収納されるのを規制している。
そして、係止部材金属片117,117と係止部材樹脂片118とを重合させることで、図5(b)に示すように、係止部材110を一体的に形成している。
このような構成とすることにより、係止部材110の強度を保ちながらも、係止部材110がアルミニウムやアルミ合金などからなる金属製の踏桟23等に接触した際の衝撃を先述の係止部材樹脂片118で緩衝することができるため、係止部材110や踏桟23の接触部分の摩耗やへこみ、損傷等を防止することができる。
また、作動桿揺動切欠部115に作動桿130の基端部131を挿入し、係止部材金属片117,117に穿設した作動桿軸支ピン挿通孔119a、119aと、作動桿基端部131に穿設した作動桿軸支ピン挿通孔119cとに、作動桿軸支ピン163を挿通することで、係止部材110に作動桿130を揺動自在に連結している。
一方、作動桿130の先端部132は、図4に示すように、係止機構収納枠102にピンで枢支している。
すなわち、作動桿130先端部132に長穴133を穿設し、係止機構収納枠102に固定した作動桿長穴ピン162を挿通することで、作動桿130が作動桿長穴ピン162に対して長穴133の長さだけ摺動可能に枢支している。
しかも、作動桿130の先端部132(長穴133)を枢支する作動桿長穴ピン162には、ローラ部材164を回転自在に嵌装しており、作動桿長穴ピン162と長穴133との摺動抵抗を低減して円滑に摺動するようにしている。
また、作動桿130は、側面視略へ字状に屈曲させて形成しており、作動桿130の基端部131から中途部にかけて形成した斜部134と、先端部132近傍に形成した直線部135と、斜部134と直線部135との間に形成した屈曲部136とを有している(図4(b)参照)。
このような略へ字状の屈曲構造は、係止機構収納枠102内に作動桿130をコンパクトに収納可能とし、梯子長調整装置34の幅を短くする役割を担うと共に、斜部134の角度を急にして後述するカム体141の回動による係止部材110の収納動作を鋭敏にする役割をも担っている。
そして、この屈曲部136の近傍には、押さえ部材140を押さえ部材軸支ピン161にて係止機構収納枠102に回動自在に軸支している。
具体的に説明すると、押さえ部材140は、押さえ部材140の基端部を形成するとともに、作動桿130に接触・押圧可能に形成したカム体141と、同カム体141から伸延して、先端部が踏桟23に接触可能な長さとした押さえ部材接触片142とを備えており、前記カム体141の略中心部に穿設した押さえ部材軸支孔143に押さえ部材軸支ピン161を挿通することで、押さえ部材140を係止機構収納枠102に回動自在に軸支している。
また、押さえ部材軸支ピン161には、図5(d)に示す蔓巻バネ状の押さえ部材用付勢部材150が弾性力を有する状態で装着されており、図4(b)に示すように、同押さえ部材用付勢部材150の一端を前述の作動桿長穴ピン162に係合させ、他端を押さえ部材140に係合させて、自由状態では押さえ部材140が突出状態となるように付勢している。
また、押さえ部材140を押さえ部材軸支ピン161で軸支する位置は、押さえ部材140が自由状態においてカム体141が作動桿130を押圧せず、押さえ部材140が起立する方向へ回動するに従って、カム体141が作動桿130を押圧する位置としている。
また、本実施形態における押さえ部材140は、前述の係止部材110と同様に、板状の樹脂で所定形状に形成した樹脂製プレートと、金属板で所定形状に形成した金属プレートを重合した重合構造としている。
すなわち、図5(e)に示すように、押さえ部材140は、2枚の押さえ部材金属片144,144で、押さえ部材樹脂片145をサンドイッチ状に重合させて形成している。
このような構成とすることにより、押さえ部材140と踏桟23との接触の際の衝撃を緩衝することができ、しかも、カム体141と斜部134との摺動摩擦をも減少させることができる。
また、押さえ部材140の押さえ部材接触片142の長さは、同押さえ部材接触片142の先端と前記係止部材110の先端とが一部重合して、押さえ部材140の回動により、係止部材110を係止機構収納枠102内に押し込み(収納)可能な長さとしている。
すなわち、押さえ部材140の押さえ部材接触片142は、起立した際に、係止部材110の先端に外側から重合して、押さえ部材140の回動により係止部材110を係止機構収納枠102内に押し込むことができる。
従って、押さえ部材140の長さを短くすることができ、下段梯子体11の踏桟13と干渉してしまうことを防止できると共に、係止部材110を係止機構収納枠102内に確実に収納させることができ、上段梯子体31を円滑にスライドさせることができる。
また、押さえ部材140の長さを短くすることができるため、係止部材110が踏桟23に係合している状態から上段梯子体31を下降させる際に、押さえ部材140が踏桟23をかわさせる引き上げ動作量を可及的少なくすることができる。
梯子長調整装置34は、上述してきたような係止機構37を有し、上段梯子体31を所定位置で確実に保持できるとともに、その伸長、収縮作業を極めて円滑に行うことが可能となっている。
次に、梯子長調整装置34の作動について、図6を用いて説明する。図6(a)〜(f)は、上段梯子体31を縮動、すなわち下降させたときに、突出状態である押さえ部材140が中段梯子体21の踏桟23と当接しながら起立状態へと変動する際の梯子長調整装置34の動きを示した説明図である。
まず、図6(a)に示すように、梯子長調整装置34の自由状態では、係止部材110と押さえ部材140とが突出状態となっており、作動桿130は、短尺の直線部135が係止機構収納枠102と略平行な状態となっている。
ここで、図6(b)のように、上段梯子体31が下降して、中段梯子体21の踏桟23が押さえ部材140に接触し、押さえ部材140が回動されると、カム体141が斜部134に当接する。
次いで、図6(c)のように、さらに押さえ部材140が回動されると、カム体141が斜部134を押下し、作動桿130と連結されている係止部材110が垂下状態(収納状態)の方向へ回動され、係止部材110の突出幅が減少してくる。
そして、図6(d)及び(e)に示すように、押さえ部材140が起立状態に近くなるにつれ、徐々に係止部材110が収納方向へ回動し、図6(f)に示すように押さえ部材140が略起立状態となると、押さえ部材140と係止部材110とが係止機構収納枠102の内方に収納されることとなる。
これら一連の動きは、上段梯子体31を下降させる際に、押さえ部材140が踏桟23に当接することにより行われる動きであり、よって、係止部材110は、係止機構収納枠102内に収納されて踏桟23と干渉することなく、上段梯子体31を下降させることができるのである。
また、係止部材110及び作動桿130は、係止機構収納枠102内に収納された際に背面側に飛び出すことがないため、同背面側に架設されている連結補強板16(図2参照)などの補強材と干渉してスライドを妨げるおそれもない。
次に、中段梯子体21の柱部材22,22に配設した梯子長調整装置24,24について述べるが、前述したように、梯子長調整装置24,24も梯子長調整装置34,34と基本的に同様の構造を有しており、重複する説明は省略する。なお、梯子長調整装置24,24は、下段梯子体11の踏桟13に係合することにより、中段梯子体21を所定位置に保持しつつ、下降するのを規制するための装置である。
上段梯子体31に配設した梯子長調整装置34,34と、中段梯子体21に配設した梯子長調整装置24,24との主な相違点は、梯子長調整装置24,24の柱部材22,22に対する取付構造にある。
すなわち、図7に示すように、梯子長調整装置24,24は、取付枠170と、前述の係止機構37とで構成されており、同係止機構37については梯子長調整装置34,34と同様の構成としている。
一方、取付枠170は、取付足部171と係止機構収納枠172とで形成している。
図8(a)に示すように、取付足部171は、金属板を屈曲させて形成したものであり、柱部材22,22の側部に連結するための第1屈曲面173と、同第1屈曲面173より略90度屈曲させながら立ち上げて形成した第2屈曲面174と、第1屈曲面とは反対方向に同第2屈曲面174より略90度屈曲させて形成した第3屈曲面175と、同第3屈曲面175から略90度屈曲させて第2屈曲面174と重複して平行となるように形成した第4屈曲面176とを備えている。
第1屈曲面173には、柱部材22,22と連結するためのボルトを挿通するボルト挿通孔177,177を穿設しており、柱部材22,22の側部に予め穿設したボルト挿通孔(図示せず)と、このボルト挿通孔177,177とにボルトを挿入して締結することにより、柱部材22,22と取付足部171とを連結可能としている。
第2屈曲面174と第3屈曲面175とは、後述する係止機構収納枠172に収納される係止機構37を踏桟13と干渉可能な位置に配置するためのアームの役割を担っている。
第4屈曲面176は、係止機構収納枠172と結合することで、係止機構37を収納する収納空間を形成する面としての役割を有している。
すなわち、第4屈曲面176には、同第4屈曲面176と係止機構収納枠172とを連結するボルトを挿通するためのボルト挿通孔178,178と、前述の係止部材軸支ピン160を挿通するための係止部材軸支ピン挿通孔179と、押さえ部材軸支ピン161を挿通するための押さえ部材軸支ピン挿通孔180と、作動桿長穴ピン162を挿通するための作動桿長穴ピン挿通孔181とを穿設している。
一方、、図8(b)に示すように、係止機構収納枠172にも同様に、ボルト挿通孔178,178と、係止部材軸支ピン挿通孔179と、押さえ部材軸支ピン挿通孔180と、作動桿長穴ピン挿通孔181とを穿設しており、第4屈曲面176に係止機構収納枠172を対向させて配設し、両者のボルト挿通孔178,178にボルトを挿通して締結し、形成された収納空間に係止機構37を収納するようにしている。
このような構成とすることで、梯子長調整装置24,24についても梯子長調整装置34,34と同様に、係止部材110は、係止機構収納枠102内に収納されて踏桟13と干渉することなく、中段梯子体21を下降させることができる。
ここで、梯子長調整装置24,34の変形例について説明する。図14は梯子長調整装置の変形例を示す説明図である。なお、ここでは、梯子長調整装置34の変形例を説明するが、梯子長調整装置24についても適用できることはいうまでもない。
図示するように、変形例に係る梯子長調整装置34´は、係止部材110を付勢する蔓巻バネ状の係止部材用付勢部材120、及び押さえ部材140を付勢する蔓巻バネ状の押さえ部材用付勢部材150に代えて、それぞれ板ばね状の付勢部材190を用いている。
しかも、この変形例では、付勢部材190は、係止部材付勢用板ばね191と、押さえ部材付勢用板ばね192とを、断面視略コ字状に形成し、作動桿130の直線部135側に、作動桿長穴ピン162と固定ピン194を介して取り付けられる枠体取付部193の左右側壁からそれぞれ伸延形成して構成している。
このように、単一部材である付勢部材190によって、係止部材110を付勢する係止部材用付勢部材としての機能と、押さえ部材140を付勢する押さえ部材用付勢部材としての機能とを奏するようにしているため、部品点数を減じることができ、梯子長調整装置34´の組み立て工数も減って、組み付け作業の能率化が図れる。
次に、本実施形態に係る多段梯子のその他の構造について、図1及び図9〜図13を参照しながら説明する。
図1及び図9に示すように、本実施形態に係る多段梯子1では、下段梯子体11の左右の柱部材12,12の下端を結ぶように鞘部41を取付け、この鞘部41内に、左右方向へ伸長して張り出し自在としたアウトリガー4を設けている。
すなわち、アウトリガー4は、伸縮桿42の先端に、脚部43が高さ調整自在に取り付けられ、この脚部43の下端に接地座44が角度変更自在に取り付けられた周知のものであるが、前記鞘部41内に、左右伸縮桿42,42を収納状態で端部同士が付き合うように収納している。図中、Gは設置面である。
すなわち、一般に、梯子は現場において頻繁に移動して使用する場合が多いため、たとえ多段梯子にアウトリガーを設けてあったとしてもこれを利用しない場合が多い。しかし、梯子の設置個所は必ずしも平たんであるとは限らないため、梯子の接地部分は可及的に幅広の方が転倒しにくいことが自明である。
そこで、本実施形態では、下段梯子体11の左右の柱部材12,12の最下端の間隔が最大幅となるように裾広がり形状に形成して(図1参照)、アウトリガー4を伸縮させて使用せずとも安定して立て掛けられるようにしているのである。なお、アウトリガー4の左右伸縮桿42,42を梯子設置個所に応じて適宜引き出して用いれば、安定度がより向上することは当然のことである。
このように、下段梯子体11を裾広がり形状に形成しているため、鞘部41も比較的に長尺となり、当該鞘部41内において、左右伸縮桿42,42の端部同士を付き合わせた状態で略一直線状に収納することが可能である。従来のように、下段梯子体11の左右の柱部材12,12がストレート形状であれば、アウトリガー4の伸縮桿42,42同士は、一部重合した状態で収納しなければ所望する伸長量を確保することができないが、本実施形態では、下段梯子体11の左右の柱部材12,12の最下端の間隔が最大幅となるように裾広がり形状に形成して、この最大幅に対応した鞘部41の長さを確保しているため、伸縮桿42の長さが従来と同じであってもこれらを伸長させたときの脚部43,43間の距離が長くとれることになって安定性が向上する。
また、鞘部41の幅などは左右伸縮桿42,42よりもわずかに大きくするだけでよく、大型化することがないために本多段梯子1は収納、搬送時などにかさばることがない。しかも、収納時に左右伸縮桿42,42を一部重複させる従来の構成では耐性や剛性を考慮して重量が増加する傾向にあったが、本実施形態に係る鞘部41は軽量化が可能である。
また、左右伸縮桿42,42を、それぞれ所定の伸長位置で保持するためのストッパ機能を有する操作部45,45を、鞘部41の梯子昇降面側(図1における正面側)に設けている。このように、操作部45,45を鞘部41の梯子昇降面側に設けたことにより、アウトリガー4の伸縮作業の操作性も向上している。
さらに、図9に示すように、本実施形態に係る多段梯子1は、上段梯子体31の上端部に、当該多段梯子1を例えば壁面などに立て掛けたときに横ずれを防止する横ずれ防止具5を取り付けている。
この横ずれ防止具5については後に詳述するが、本横ずれ防止具5は、上段梯子体31
の左右の柱部材32,32上端それぞれに、当該柱部材32に対して水平方向に回転可能に突設したフック支持体51と、このフック支持体51に首折れ自在に連結し、表面に滑り止めパターン54を設けた逆U字状のフック体53とを備えた構成としている(図13参照)。
次に、上述してきた本実施形態に係る多段梯子1、すなわち、伸長用梯子体である中段梯子体21、上段梯子体31を備えた多段梯子1において、中段梯子体21、上段梯子体31を伸縮操作するための操作綱6の構成について述べる。
すなわち、図9及び図10に示すように、下段梯子体11から上段梯子体31にかけて1本の操作綱6が第1滑車71、第2滑車72、第3滑車73、及び第4滑車74を介して掛け渡されており、この操作綱6を下側へ引張り操作することで上段梯子体31と中段梯子体21とが順次伸長し、前述の梯子長調整装置24,34によって、所望の高さ位置でこれらを保持することができるようになっている。
より具体的に説明すると、図9に示すように、操作綱6の始端は、上段梯子体31の柱部材32,32の上端間に掛け渡した略V字形の親綱連結桿35の中央に連結され、他端を梯子昇降面側を通すとともに、前記下段梯子体11の下部に設けた前記鞘部41の中央に配設した第1滑車71に掛けて上方へ伸延させ、同下段梯子体11の最上段に位置する踏桟13の中央に吊支した第2滑車72に掛け渡して下方へ伸延させ、次に中段梯子体21の最下端近傍に掛け渡した連結桿25の略中央に取付けた第3滑車73に掛けて上方へ伸延させ、同中段梯子体21の背面側に掛け渡した連結補強板26の略中央に取付けた第4滑車74に掛けて下方へ伸延させ、上段梯子体31の下端近傍に掛け渡した連結桿36に設けた連結金具36aに連結固定している。このように操作綱6を掛け渡すことにより、操作綱6はたるむことなく下段梯子体11から上段梯子体31まで張られた状態となる。
なお、本実施形態では、第1滑車71と第4滑車74については、滑車の軸を踏桟13(23)と直交する方向に、第2滑車72と第3滑車73については、滑車の軸を踏桟13(23)に対して平行となる向きにして取付けている。
そして、本実施形態では、図9及び図10に示すように、かかる操作綱6の一部、すなわち多段梯子1の昇降面側に位置する綱を、転落防止具8(図12参照)と連結するための親綱として使用可能としている。以下、操作綱6のうち、親綱として機能する部分を親綱部60と呼ぶことにする。
転落防止具8は、所謂「ロリップ」と呼ばれる周知の構成のものであり、一端に急激な力が加わると、急制動がかかる機能を有する安全器81を備え、この安全器81を親綱部60に取り付け、他端にショックアブソーバを介して取り付けたフック82を、作業者の腰ベルトなどに係止するようになっている(図12参照)。
かかる構成としたことにより、多段梯子1は、実質的に親綱を予め備えていることになり、多段梯子1を作業現場などに設置した場合、操作綱6を即座に親綱としての機能を発揮させることができる。そして、従来のように、搬送・移動時に親綱を忘れて作業に支障を来たすことがなく、また、自動車などに積載する際にも従来のように親綱の分だけかさばることもない。
本多段梯子1を架線Lに係止して使用する場合、例えば、図12に示すように、梯子昇降面の略中央には、操作綱6と親綱部60とが並んでおり、作業者は、操作綱6を引き下げることにより(相対的に親綱部60は上方へ引き上げられる)、上段梯子体31を伸長させて上昇させる。上段梯子体31が最大伸長位置に達すると、上段梯子体31の柱部材32と中段梯子体21の柱部材22とに設けた図示しない係合具により、上段梯子体31と中段梯子体21とが係合し、さらに操作綱6を引き下げると、中段梯子体21が上昇していく。
上段梯子体31及び中段梯子体21は、前述したようにストッパ部材34(24)を備えており、作業者は、操作綱6を操作することによって、上段梯子体31であればストッパ部材34を中段梯子体21の踏桟23のいずれかに、中段梯子体21であればストッパ部材24を下段梯子体11の踏桟13のいずれかに係合させることによって、多段梯子1を所望高さにセットすることができ、横ずれ防止具5のフック体53を架線Lに係止する。
そして、作業者は、自身の腰ベルトに一端を連結した転落防止具8の安全器81を親綱部60に装着し、昇降面を上って作業に従事する。
このように、本実施形態に係る多段梯子1は、これを作業現場などに設置すると、既に親綱が装備された状態となっていることから、従来のように別途用意した親綱を作業前にセットするような煩わしさがなく、作業性を向上させることができる。
ところで、昇降面側に張られた操作綱6には、操作綱6を挿通する筒状のグリップ体(図示せず)を装着し、親綱部60との識別を容易に行えるようにするとともに、引き下げ、引き上げなどの操作を行いやすくしている。また、親綱部60であることを識別しやすくするために、操作綱6のうち親綱部60のみ他の部分と異なる色で着色することもできる。
なお、前記親綱部60に、転落防止具8を予め連結しておくこともできる。そのような構成とすれば、親綱のみならず、転落防止具8についても、本多段梯子1を現場に設置したときに即座に使用可能となり、また、搬送・移動時に忘れたりすることもない。そして、この場合も自動車などに積載する際にかさばることがない。
また、図1、図9及び図12に示すように、本実施形態における親綱部60は、梯子中央、すなわち、各踏桟13,23,33の略中央を縦断するように配置されている。
したがって、作業者に他端を連結した転落防止具8の一端は、多段梯子1の略中心に連結されることになり、万一作業者が転落しても、多段梯子1にはかかる荷重は左右いずれにも偏ることがないため、多段梯子1は転倒のおそれがなく、より安全性が向上する。
図13(a)〜図13(d)は後述する横ずれ防止具の説明図であるが、図示するように、前記親綱連結桿35は、横ずれ防止具5が取り付けられた上段梯子体31の上端間に架設されており、この親綱連結桿35は、正面視では略V字形状に形成され、側面視においては、図13(d)に示すように、梯子昇降面側に膨出するように形成されている。そして、この親綱連結桿35の中央に、前記操作綱6(親綱部60)の一端を連結している。
このように、梯子昇降面側に膨出し、略V字状に形成した親綱連結桿35に、操作綱6(親綱部60)の一端を連結しているため、操作綱6は、各踏桟13(23,33)との間に適度な間隙を保持して張られることになり、転落防止具8の安全器81が親綱部60を円滑に摺動するようになって、転落防止具8の操作性が向上する。
(踏桟13,23,33の構成)
また、本実施形態に係る多段梯子1は、図2に示すように、下段梯子体11、中段梯子体21の各踏桟13(23)の左右端部13´、23´を潰し加工している。そして、下段梯子体11の踏桟13は、その左右端部13´を昇降面側に張り出した状態で柱部材12のフランジ部12aに取り付ける一方、中段梯子体21の踏桟23は、その左右端部23´を昇降面とは反対側に張り出した状態で柱部材22のフランジ部22aに取り付けている。他方、上段梯子体31の踏桟33は略直線状に形成されており、その左右端部は柱部材32のウェブ部32bに取り付けている。
かかる構成とすることにより、本実施形態のように、多段梯子1が3段式の場合、上段梯子体31、中段梯子体21を下段梯子体から伸長したり、あるいは格納したりする場合に、各梯子体11,21,31の踏桟13,23,33同士の干渉を防止することができ、収縮作業を円滑に多なうことができる。さらに、踏桟13,23,33同士の間に形成できる間隙内に操作綱6を張設しても、操作綱6が踏桟13,23,33と強く干渉することを防止でき、操作綱6の擦れを防止できる。なお、図2において、16は下段梯子体11の昇降面とは反対側をなすフランジ部12a,12a間に取り付けられた連結補強板、26は中段梯子体21の昇降面とは反対側をなすフランジ部22a,22a間に取り付けられた連結補強板である。
(横ずれ防止具5)
ここで、本実施形態に係る多段梯子1が備える横ずれ防止具5について説明する。図13に示すように、横ずれ防止具5は、上段梯子体31の左右の柱部材32,32上端それぞれに、棒状のフック支持体51を柱部材32に対して水平方向に回転可能に突設し、このフック支持体51に、表面に滑り止めパターン54を設けた逆U字状のフック体53をジョイント部55を介して首折れ自在に連結している。そして、前記フック支持体51の回転操作を規制するストッパ機能部52が、柱部材32,32上端内部に配設されている。なお、このストッパ機能部52は、ボールジョイント方式の周知の構造を備えたもので、フック支持体51を押し込んだ状態で水平回転が可能となっている。
フック体53は、ジョイント部55との連結部53aと、この連結部53aに連続して水平方向に伸延し、先端に爪部53bとを連設した水平部とからなり、この水平部に硬質の合成樹脂からなる壁面当接部53cを被覆している。そして、壁面当接部53cの表面に凹凸面からなる滑り止めパターン54を形成している。
また、爪部53bの中途には、架線Lなどのストランドに、より確実に係止するための複数の突起56を形成するとともに、先端部にはストランドからの脱落を防止するための鉤部57を連結部53a側に向けて突設している。なお、図中、58はジョイント部55を挟んでフック支持体51と連結部53aとの間に掛け渡したコイルスプリングである。
かかる構成により、例えば、本実施形態に係る多段梯子1を壁面などに立て掛けて使用する場合、図13(a)に示すように、横ずれ防止具5のフック体53,53を、それぞれ各柱部材32の外側に回転させて壁面当接部53cが壁面に平行となるようにすれば、壁面当接部53cによって、横ずれすることなく確実に多段梯子1を支持することができる。
また、本実施形態に係る多段梯子1を、空中の架線などのストランドに係止して使用する場合は、図13(b)、図13(d)に示すように、横ずれ防止具5のフック体53,53を回転させて、壁面当接部53cが壁面に略直角となるようにして、フック体53をストランドに確実に係止して、作業者は安全に高所作業を行うことができる。
さらに、本実施形態に係る横滑り防止具5は、図13(c)に示すように、フック体53の爪部53b,53b同士が向かい合うようにフック支持体51を回転させるとともに、ジョイント部55を介して当該フック体53を首折れ状態となすことができるため、多段梯子1の幅内にコンパクトに収めることができ、例えば、搬送時や収納時などに、フック体53などを他の物品にぶつけて変形させたり、他の物品を損傷させたりするおそれがない。
また、図示するように、この横ずれ防止具5には、左右のフック体53,53間に弾性を有する帯体9を架設している。
これは本多段梯子1を、例えば電柱やその他円柱状のポール状の対象物に立て掛けるときに有用であり、電柱を対象物とした場合、この帯体9で電柱を抱持するようにし、さらに左右のフック体53,53で当該電柱を挟むようにすれば、表面が曲面の電柱であっても多段梯子1の立て掛けを安全に行える。
なお、帯体9は、前述したように左右のフック体53,53間に取り付けることが好ましく、例えば本多段梯子1を壁面に立て掛けて、横ずれ防止具5により横ずれ機能を発揮させているときに、首折れ自在としたフック体53が何らかの拍子に折れたりすることを当該帯体9によって防止することができ、安全である。
以上、多段梯子1とともに、本実施形態に係る梯子長調整装置24,34を説明したが、本実施形態によれば、梯子体(中段梯子体21、上段梯子体31)のスライドを妨げず、押さえ部材140の破損や踏桟13,23の破損(凹みなど)を防止でき、しかも、梯子体を円滑にスライドさせることのできる耐久性に優れた梯子長調整装置23,24とすることができる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例であって、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。このため、上述した実施形態以外であっても、本発明に係る技術思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、図4に示した構成では、押さえ部材140を軸支する押さえ部材軸支ピン161の取付位置を作動桿130の屈曲部136近傍としているが、特にこの位置に限定されるものではなく、例えば、押さえ部材軸支ピン161の取付位置を更に係止部材110寄りとし、押さえ部材接触片142の長さを踏桟23,13と接触可能な範囲内でさらに短く構成してコンパクトな梯子長調整装置34,24としても良い。
(a)は本実施形態に係る多段梯子の伸長状態を示す全体正面図、(b)は同側面図、(c)は同多段梯子を収縮した状態を示す側面図である。 多段梯子の柱部材及び踏桟の説明図である。 梯子長調整装置を多段梯子に装着した状態を示す説明図である。 梯子長調整装置の構造を示した説明図である。 梯子長調整装置の構成部材を示した説明図である。 押さえ部材140が自由状態から起立状態へ変動した際の梯子長調整装置34の動きを示した説明図である。 梯子長調整装置の構造を示した説明図である。 梯子長調整装置の取付枠の構造を示した説明図である。 操作綱の正面視による説明図である。 同操作綱の側面視による模式的説明図である。 アウトリガーの説明図である。 多段梯子の使用状態を示す説明図である。 防止具の説明図である。 梯子長調整装置の変形例を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1 多段梯子
11 下段梯子体
12 柱部材
13 踏桟
21 中段梯子体
22 柱部材
23 踏桟
24 梯子長調整装置
31 上段梯子体
32 柱部材
33 踏桟
34 梯子長調整装置
100 取付け枠
110 係止部材
111 係合凹部
117 係止部材金属片
118 係止部材樹脂片
120 係止部材用付勢部材
130 作動桿
131 基端部
132 先端部
133 長穴
140 押さえ部材
141 カム体
142 押さえ部材接触片
150 押さえ部材用付勢部材
160 係止部材軸支ピン
161 押さえ部材軸支ピン
162 作動桿長穴ピン
163 作動桿軸支ピン
164 ローラ部材
170 取付枠

Claims (5)

  1. それぞれ左右一対の柱部材間に複数の踏桟を架設した複数の梯子体を多段に連結し、下段の梯子体に対して上段の梯子体を伸縮自在に組み付けた多段梯子に取り付けられ、前記上段の梯子体を所定位置で保持して梯子長を調整する梯子長調整装置であって、
    前記梯子長調整装置は、
    前記上段の梯子体の前記柱部材に取り付けた取付枠と、
    この取付枠に基端側を枢支連結して揺動自在となし、他端側に前記下段の梯子体の踏桟に係合する係合凹部を形成した係止部材と、
    この係止部材を、前記下段の梯子体の踏桟側に付勢する係止部材用付勢部材と、
    前記係止部材の略中間部に一端を枢支連結し、他端を前記取付枠に取付けたピン体に長孔を介して連結した作動桿と、
    前記上段の梯子の下降動作に伴って前記作動桿を押下して前記係止部材を前記係止部材用付勢部材に抗して引き込ませるカム体と、
    を具備することを特徴とする梯子長調整装置。
  2. 前記取付枠における前記作動桿の他端側に取付けた枢軸を介して一端を回動自在に連結し、前記一端側に前記カム体を形成するとともに、他端を前記カム体から伸延させた押さえ部材と、
    この押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟側に付勢して、当該押さえ部材を前記下段の梯子体の踏桟に当接可能とした押さえ部材用付勢部材と、
    を具備し、
    前記押さえ部材は、
    前記上段の梯子の下降動作に伴って前記下段の梯子体の踏桟に当接しながら回動して、前記カム体により前記作動桿を押下する構成としたことを特徴とする請求項1記載の梯子長調整装置。
  3. 前記押さえ部材の長さを、当該押さえ部材が略起立状態時で、かつ前記係止部材が略垂下状態となったときに、前記押さえ部材の先端と前記係止部材の先端とが一部重合して、前記押さえ部材の回動により、前記係止部材を押し込み可能な長さに規定したことを特徴とする請求項2記載の梯子長調整装置。
  4. 前記係止部材は、樹脂製プレートを挟むように金属プレートを重合した積層構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の梯子長調整装置。
  5. 前記作動桿の他端を枢支する前記ピン体に、ローラ部材を回転自在に嵌装したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の梯子長調整装置。
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