JP2009000151A - パチンコ遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】外側の入賞部品の方向に流下する球が内側の入賞部品に入る可能性と外側の入賞部品に入る可能性とを生じるようにする。
【解決手段】始動部品12と風車18およびワープ部品19が遊技盤7の前面に対し上下方向に延びる1本の直線上に配置され、ワープ部品19はワープ入口部36に入った球を遊技盤7の前面よりも後側に誘導してワープ出口部37から始動部品12に向けて排出し、誘導突起20はワープ部品19の前面から前側に突出しかつ球を外側から内側に誘導するようにワープ部品19の前面におけるワープ入口部36とワープ出口部37との間の部分に設けられており、遊技盤7の前面を上方から外側の始動部品12の方向に流下する球がワープ部品19による通路と誘導突起20による通路とに分かれて外側の始動部品12に入る可能性と中央側の始動部品13または中央側の下可変入賞部品16に入る可能性とを生じる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外側の入賞部品の方向に流下する球が当該外側の入賞部品に入る可能性と中央側の入賞部品に入る可能性とを生じるパチンコ遊技機の遊技盤に関する。
図6は、特許文献1で開示されたパチンコ遊技機の遊技盤の一部の正面を示す。図6において、遊技盤7には、入賞部品51;52;53、入賞部品51乃至53のそれぞれに対する命釘54;55;56、左外側の入賞部品51に対する袴釘群57、右外側の入賞部品53に対する袴釘群58、中央側の入賞部品52に対する振分釘群59が設けられている。そして、矢印X21で示すように袴釘群57の間の隙間を落下した球が入賞部品51に入る可能性が有り、矢印X22で示すように袴釘群58の間の隙間を落下した球が入賞部品53に入る可能性があり、矢印X23で示すように袴釘群57の右側である中央側を落下した球や矢印X23で示すように袴釘群58の左側である中央側を落下した球が入賞部品52に入る可能性があるものの、矢印X25で示すように袴釘群57の左側である外側を落下した球や矢印X26で示すように袴釘群58の右側である外側を落下した球が入賞部品51乃至53に入ることがなく、遊技性に欠けるという欠点がある。
特開平1−43281号公報
発明が解決しようとする問題点は、袴釘群の外側を落下した球が、当該袴釘群の真下に位置する左外側や右外側の入賞部品や中央側の入賞部品に入る可能性を生じないという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、複数の入賞部品が遊技盤を前側から見た場合における遊技盤の前面の左右方向の中央側と外側とに互いに離れて設けられ、ワープ部品がワープ入口部およびワープ出口部を備えて外側の入賞部品よりも上方に離れかつワープ入口部に入った球を遊技盤の前面より後側に誘導してワープ出口部から当該外側の入賞部品に向けて球を排出するように遊技盤の前面に設けられ、誘導突起が球をワープ部品よりも左右方向の外側から中央側の入賞部品の方向に誘導するようにワープ入口部とワープ出口部との間に位置して遊技盤の前面に設けられるか、または、複数の入賞部品が遊技盤を前側から見た場合における遊技盤の前面の左右方向の中央側と外側とに互いに離れて設けられ、ワープ部品が外側の入賞部品よりも左右方向の外側に位置するワープ入口部および外側の入賞部品と中央側の入賞部品との間に位置するワープ出口部を備えて外側の入賞部品よりも上方に離れかつワープ入口部に入った球を遊技盤の前面より後側に誘導してワープ出口部から中央側の入賞部品に向けて球を排出するように遊技盤の前面に設けられ、誘導突起が球を外側の入賞部品の上方から当該外側の入賞部品の方向に誘導するようにワープ入口部とワープ出口部との間に位置して遊技盤の前面に設けられたことを最も主要な特徴とする。縦連釘群および斜連釘群がワープ部品よりも左右方向の外側に離れて遊技盤の前面に設けられ、斜連釘群が球を誘導突起の左右方向の外側から誘導突起の方向に誘導するように設けられてもよい。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、遊技盤の前面を上方から外側の入賞部品の方向に流下する球がワープ部品による通路と誘導突起による通路とに分かれるので、遊技盤の前面を上方から外側の入賞部品の方向に流下する球が中央側の入賞部品に入る可能性と外側の入賞部品に入る可能性とを生じ、遊技性に富むという利点がある。遊技盤には、縦連釘群および斜連釘群がワープ部品よりも外側に離れて配置され、斜連釘群が球を外側から誘導突起の方向に誘導するように設けられれば、ワープ部品の外側を落下した球がワープ部品と縦連釘群との間から斜連釘群に接触して誘導突起を通過して中央側の入賞部品に入る可能性を生じるという利点がある。
図1乃至図3は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技盤7の一部の正面を示す。図2は、図1をA−A線に沿って切断した断面を示す。図3は、パチンコ遊技機の正面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、パチンコ遊技機を図3の状態に置いて図3の紙面の表側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、遊技盤7における下可変入賞部品16の左周辺について説明する。遊技盤7の前面には、始動部品12;13、下可変入賞部品16、風車18、ワープ部品19、誘導突起20、振分釘25、命釘26;27;28、縦連釘群29、斜連釘群30、振分釘31、斜連釘群32、横連釘群33、振分釘群34;35が設けられる。
遊技盤7を前側から見た場合、始動部品12が遊技盤7の前面の左右方向の外側に設けられた入賞部品を構成し、始動部品13および下可変入賞部品16が遊技盤7の前面の左右方向の中央側に設けられた入賞部品を構成し、始動部品12と風車18およびワープ部品19が遊技盤7の前面に対し上下方向に延びる1本の直線上に配置される。この1本の直線は、図1における断面線A−Aを結ぶことによって想定される仮想線に相当する。
風車18は、遊技盤7の前面を流下する球が風車18に絡むと、遊技盤7の前面から前側に突出する風車軸18aを中心として遊技盤7の前面と平行する方向に回転する。風車軸18aの一部は、遊技盤7の前面から内部に固定されている。
ワープ部品19は、ワープ入口部36およびワープ出口部37を備え、ワープ入口部36に入った球を遊技盤7の前面よりも後側に誘導してワープ出口部37から始動部品12に向けて排出する。誘導突起20は、ワープ部品19の前面よりも前側に突出し、かつ、球を外側から中央側に誘導するように、ワープ部品19の前面におけるワープ入口部36とワープ出口部37との間の部分に設けられる。
振分釘25は、命釘26における2本の釘の間の隙間に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。命釘26は、ワープ入口部36に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。命釘27は、始動部品12に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。命釘28は、始動部品13に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。
縦連釘群29は、風車18よりも左外側で上から下に直線的に並ぶ複数の釘により構成される。斜連釘群30は、縦連釘群29よりも下方において、左外側から中央側に下り勾配となるように並ぶ複数の釘により構成される。振分釘31は、誘導突起20よりも上部に配置される。
斜連釘群32は、誘導突起20よりも下部に配置され、中央側から左外側に下り勾配となるように並ぶ複数の釘により構成される。横連釘群33は、誘導突起20よりも中央側に配置され、誘導突起20から中央側に下り勾配となるように並ぶ複数の釘により構成される。振分釘群34は、命釘28の周囲に点在する多数の釘により構成される。振分釘群35は、下可変入賞部品16の開閉体24の周囲に点在する多数の釘により構成される。
開閉体24が点線で示すように閉じることによって下可変入賞部品16の球入口16aを閉鎖するので、球が遊技盤7の前面から球入口16aに入らなくなる。開閉体24が仮想線で示すように開くことによって球入口16aを開放するので、球が遊技盤7の前面から球入口16aに入る可能性がある。
風車18と振分釘25との間の隙間、誘導突起20とワープ入口部36との間の隙間、開閉体24と振分釘群35との間の隙間、振分釘25における2本の釘の間の隙間、振分釘25と命釘26の間の隙間、振分釘25と縦連釘群29との間の隙間、命釘26乃至27における2本の釘の間の隙間、命釘28と振分釘群34との間の隙間、縦連釘群29と斜連釘群30の間の隙間、斜連釘群30と振分釘31との間の隙間、振分釘31とワープ入口部36との間の隙間、振分釘群34;35における多数の釘どうしの間の隙間は、1個の球の直径よりも大きく、1個の球の直径の2倍よりも小さい。
縦連釘群29、斜連釘群30、斜連釘群32、横連釘群33のそれぞれにおける複数の釘どうしの間の隙間は、1個の球の直径よりも小さい。
よって、風車18の左外側を通過した球が矢印X1で示すように振分釘25と縦連釘群29との間の隙間から命釘26と縦連釘群29との間の隙間を流下して斜連釘群30に接触して矢印X2で示すように振分釘31の方向に曲がる。また、球が矢印X3で示すように縦連釘群29の左外側から縦連釘群29と斜連釘群30との間の隙間を通過した後に斜連釘群30に沿って矢印X2で示すように振分釘31の方向に流下する。
矢印X2で示すように振分釘31の方向に向かった球は、矢印X4で示すように斜連釘群30と振分釘31との間の隙間を通過するか、または、矢印X5で示すように誘導突起20および横連釘群33を通過して始動部品13および下可変入賞部品16に向かう。横連釘群33から始動部品13の方向に向かった球は、振分釘群34で振り分けられながら始動部品13に入ることなく下可変入賞部品16の開閉体24の方向に流れるか、または、振分釘群34で振り分けられながら命釘28における2本の釘の間の隙間を通過して始動部品13に入る。横連釘群33から下可変入賞部品16の方向に流れた球は、振分釘群35で振り分けられながら下可変入賞部品16の開閉体24の方向に流れる。
矢印X6または矢印X7で示すように風車18に絡みながら通過した球が、左側の振分釘25から左外側に振り分けられるか、または、右側の振分釘25から中央側に振り分けられるか、振分釘25における2本の釘の間の隙間を通過後に左側の命釘26から左外側に振り分けられるか、または、振分釘25における2本の釘の間の隙間を通過後に右側の命釘26から中央側に振り分けられるか、または、振分釘25における2本の釘の間の隙間を通過後に命釘26における2本の釘の間の隙間を通過してワープ入口部36に入る。
ワープ入口部36に入った球は、誘導突起20よりも後方のワープ通路40を通過してワープ出口部37から始動部品12の方向に流れる。ワープ出口部37から始動部品12の方向に流れた球は、命釘27における2本の釘の間の隙間を通過して始動部品12に入るか、または、命釘27における2本の釘の間の隙間を通過することなく始動部品12の左外側または中央側を落下する。
要するに、遊技盤7を前側から見た場合、始動部品12が遊技盤7の前面の左右方向の外側に設けられ、始動部品13または下可変入賞部品16が遊技盤7の前面の左右方向の中央側に設けられ、ワープ部品19が外側の入賞部品としての始動部品12よりも上方に離れかつワープ入口部36に入った球を遊技盤7の前面より後側に誘導されてワープ出口部37から外側の始動部品12に向けて排出するように遊技盤7の前面に設けられ、誘導突起20が球を外側の始動部品12の外側から中央側の入賞部品としての始動部品13または中央側の入賞部品としての下可変入賞部品16の方向に誘導するようにワープ入口部36とワープ出口部37との間の部分に設けられている。
このため、遊技盤7の前面を上方から外側の始動部品12の方向に流下する球がワープ部品19による通路と誘導突起20による通路とに分かれる。そして、ワープ部品19で誘導された球は外側の始動部品12に入る可能性が有り、誘導突起20で誘導された球は中央側の始動部品13または中央側の下可変入賞部品16に入る可能性が有る。つまり、遊技盤7の前面を上方から外側の始動部品12の方向に流下する球が、当該外側の始動部品12に入る可能性と中央側の始動部品13または中央側の下可変入賞部品16に入る可能性とが生じるという利点がある。
遊技盤7には、縦連釘群29および斜連釘群30がワープ部品19よりも左外側に離れて配置され、斜連釘群30が球を左外側から誘導突起20の方向に誘導するように設けられているので、ワープ部品19の左外側を落下した球がワープ部品19と縦連釘群29との間から斜連釘群30に接触して誘導突起20を通過して始動部品13または下可変入賞部品16に入る可能性を生じる。
縦連釘群29と斜連釘群30との間に図外の釘を設けてもよいが、縦連釘群29と斜連釘群30との間には球の通過し得る隙間が形成されているので、矢印X3で示すように球が縦連釘群29の左外側から縦連釘群29と斜連釘群30との間の隙間を通過して誘導突起20を通過して始動部品13または下可変入賞部品16に入る可能性を生じる。
遊技盤7には振分釘31が誘導突起20の端部よりも上部に配置されて設けられ、かつ、斜連釘群30と振分釘31との間には球の通過し得る隙間が形成されているので、振分釘31の遊技盤7から前側に突出する頭部が図示位置から右側または左側または上側または下側に移動するように調整されることによって、球が矢印X4で示す方向または矢印X5で示す方向の何れか一方に流れやすくなる。例えば、振分釘31の頭部が図示位置から右側または上側に調整され、斜連釘群30と振分釘31との間の隙間が広くなった場合、球は矢印X5で示す方向よりも矢印X4で示す方向に流れやすくなる。逆に、振分釘31の頭部が図示位置から左側または下側に調整され、斜連釘群30と振分釘31との間の隙間が狭くなった場合、球は矢印X4で示す方向よりも矢印X5で示す方向に流れやすくなるという利点がある。
図2を参照し、ワープ部品19の内部構造について説明する。ワープ部品19の後部が遊技盤7に形成された部品逃避孔38に遊技盤7の前から挿入され、ワープ部品19の取付部39が遊技盤7の前面に接触されて部品逃避孔38を覆い隠し、図外のねじ釘などの固着具が取付部39に形成された貫通孔から遊技盤7に締結されることによって、ワープ部品19が遊技盤7に固定される。ワープ部品19における部品逃避孔38に取り込まれた後部には、ワープ通路40が設けられる。ワープ通路40は、ワープ入口部36から入った球をワープ出口部37に誘導する。ワープ部品19におけるワープ通路40の前面を覆う前壁41およびワープ入口部36は、光透過性合成樹脂により構成され、ワープ通路40を通る球をワープ部品19の前から見えるようになっている。誘導突起20は、ワープ部品19の前壁41から前側に突出する。符号Pは、球を示す。遊技盤7の裏面には、球寄せ部材42が固定される。球寄せ部材42は、始動部品12乃至14や上可変入賞部品15および下可変入賞部品16から遊技盤7の後に排出された球を下方に誘導して排出する通路を遊技盤7の後に構成する。始動部品13;14や上可変入賞部品15および下可変入賞部品16は、図3参照。
図3を参照し、パチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠1は、遊技盤7を交換可能に入れる容器として、遊技機設置構造体に設置される。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。遊技機枠1の前部には、窓2、前面パネル3、受皿4、発射操作機構5が設けられる。遊技機枠1の内部には、発射機構6が設けられる。
遊技盤7の前面には、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12;13;14、上可変入賞部品15、下可変入賞部品16、遊技釘17、風車18、ワープ部品19、誘導突起20が設けられる。上可変入賞部品15は、開閉体21、外れ領域22、当たり領域23を備える。
遊技盤7が遊技機枠1の内部に装着された場合、遊技領域Hが発射機構6から発射された球の飛び交う領域として前面パネル3と遊技盤7の前面との間におけるガイドレール8で囲まれた部分として形成され、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12乃至14、上可変入賞部品15、下可変入賞部品16、遊技釘17、風車18、ワープ部品19、誘導突起20が、遊技機枠1の前側から窓2および前面パネル3を通して視認可能になる。
遊技盤7が遊技機枠1に装着され、遊技者が受皿4にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が発射操作機構5を操作すると、発射機構6が発射操作機構5の操作量に応じた発射力で駆動し、発射機構6が受皿4から遊技機枠1の内部に取り込まれた球を1個ずつ発射通路9に向けて発射する。発射通路9に発射された球は、発射通路9から遊技領域Hの上部に到達する。
遊技領域Hに到達した球は、遊技領域Hを流下する過程において、一般入賞部品11や始動部品12;13;14、上可変入賞部品15、下可変入賞部品16の何れか1つに入って遊技盤7の後側に排出される。一般入賞部品11や始動部品12;13;14、上可変入賞部品15、下可変入賞部品16のいずれにも入らないで、遊技領域Hの最下部に到達した球は、アウト口10から遊技盤7の後側に排出される。
パチンコ遊技の一例について説明すると、開閉体21が閉じている状態において、遊技領域Hを流下する球が、一般入賞部品11や始動部品12乃至14の何れか1つに入賞するごとに、賞球としての球が図外の球払出機構から受皿4に払い出される。始動部品12乃至14の何れか1つに入賞すると、開閉体21が開く。開閉体21が開いた状態において、遊技領域Hを流下する球が、上可変入賞部品15に入賞すると、入賞するごとに、賞球としての球が図外の球払出機構から受皿4に払い出される。
上可変入賞部品15に入賞した球が外れ領域22に入ると、外れ領域22に入った球は遊技盤7の後側に排出される。上可変入賞部品15に入賞した球が当たり領域23に入ると、当たり領域23に入った球が遊技盤7の後側に排出され、かつ、開閉体24の開閉する大当たり遊技が始まる。
大当たり遊技は、開閉体24の開閉の開始からの経過時間がラウンド規定時間に到達するかまたは下可変入賞部品16への球の入賞個数が入賞規定個数に到達するかのいずれか1つが成立したら開閉体24を閉じて1ラウンドを終了し、開閉体24の開閉を再開し、最大ラウンド数まで繰り返される遊技形態である。ラウンド規定時間、入賞規定個数、最大ラウンド数は、制御装置のROMに設定される。
図4および図5は、発明を実施するための異なる形態である。図4は、遊技盤7の一部の正面を示す。図5は、図4をB−B線に沿って切断した断面を示す。図4において、ワープ部品19および誘導突起20が、図1のワープ部品19および誘導突起20と異なる。つまり、図4において、ワープ部品19は、ワープ入口部36に入った球を遊技盤7の前面よりも後側に誘導してワープ出口部37から中央側の始動部品13または中央側の下可変入賞部品16に向けて排出する。誘導突起20は、ワープ部品19の前面から前側に突出し、かつ、球を始動部品12に誘導する左右に相対峙する2本の部材により、ワープ部品19の前面におけるワープ入口部36とワープ出口部37との間の部分に設けられる。誘導突起20における左右に相対峙する2本の部材は、上方から下方に行くに従って徐々に左右の間隔が大きくなるような袴形状を構成する。
遊技盤7には、命釘44、縦連釘群45、振分釘群46、振分釘47、閉鎖釘群48、振分釘49が設けられる。命釘44は、袴形状を構成する誘導突起20の間の隙間に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。縦連釘群45は、風車18の外側を流下した球を直線的に誘導するように並ぶ複数の釘により構成される。振分釘群46は、命釘44における2本の釘の間の隙間に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。振分釘47は、命釘26と振分釘群46との間に設けられる。閉鎖釘群48は、命釘26における2本の釘の間の隙間に入った球をワープ入口部36に誘導するように設けられた複数の釘により構成される。振分釘49は、命釘27における2本の釘の間の隙間に入る球を調整するための左右に相対峙する2本の釘により構成される。
よって、風車18の左外側を通過した球は、矢印X8で示すように縦連釘群45と振分釘47との間の隙間から命釘26における2本の釘の間の隙間を経由してワープ入口部36に入るか、または、矢印X9で示すように縦連釘群45と振分釘47との間の隙間から命釘26と振分釘47との間の隙間および左側の誘導突起20とワープ入口部36との間の隙間を経由して始動部品12の左外側に向かって落下するか、または、矢印X10で示すように振分釘群46と振分釘47との間の隙間から命釘26と命釘44との間の隙間および左側の誘導突起20とワープ入口部36との間の隙間を始動部品12の左外側に向かって落下するか、または、矢印X11;X12;X13で示すように風車18に絡みながら振分釘群46における2本の釘の間の隙間、命釘44における2本の釘の間の隙間、2本の誘導突起20の間の隙間、振分釘49における2本の釘の間の隙間、命釘27における2本の釘の間の隙間を経由して始動部品12に入る可能性が有る。
また、2本の誘導突起20の間の隙間を経由した球が、矢印X14で示すように左側の振分釘49で左外側に振り分けられるか、または、矢印X15で示すように右側の振分釘49で中央側に振り分けられる。矢印X14で示すように左側の振分釘49で左外側に振り分けられた球は、外側の始動部品12に入ることなく落下する。矢印X15で示すように右側の振分釘49で中央側に振り分けられた球は、中央側の下可変入賞部品16の方向に流れる。ワープ入口部36に入った球は、誘導突起20よりも後方のワープ通路40を通過してワープ出口部37から中央側の始動部品13および中央側の下可変入賞部品16の方向に流れる。
図5において、ワープ部品19の後部が遊技盤7に形成された部品逃避孔38に遊技盤7の前方から挿入され、ワープ部品19の取付部39が遊技盤7の前面に接触されて部品逃避孔38を覆い隠し、図外のねじ釘などの固着具が取付部39に形成された貫通孔から遊技盤7に締結されることによって、ワープ部品19が遊技盤7に固定される。ワープ部品19における部品逃避孔38に取り込まれた後部には、ワープ通路40が設けられる。ワープ通路40は、ワープ入口部36から入った球をワープ出口部37に誘導する。ワープ部品19におけるワープ通路40の前面を覆う前壁41およびワープ入口部36は、光透過性合成樹脂により構成され、ワープ通路40を通る球をワープ部品19の前から見えるようになっている。誘導突起20は、前壁41から前側に突出する。符号Pは、球を示す。
図1における振分釘25、命釘26乃至28、縦連釘群29、斜連釘群30、振分釘31、斜連釘群32、横連釘群33、振分釘群34、振分釘群35が、図3における右外側の始動部品14、風車18、ワープ部品19、誘導突起20に対して設けられてもよい。その場合、前述した図1の説明における左外側を右外側と読み替えることによって、容易に理解できるであろう。
図2または図5において、ワープ部品19の前壁41およびワープ入口部36を光透過性合成樹脂以外の合成樹脂により構成し、前壁41およびワープ入口部36に、前後方向への複数の貫通孔を球の流れる方向に分けて設けたり、または前後方向に貫通するスリットを球の流れる方向に連続する長孔として設けたりすることによって、ワープ通路40を通る球をワープ部品19の前から見えるようにしてもよい。
図3において、ガイドレール8は、遊技機枠1または遊技盤7に設けられる。誘導突起20は、ワープ部品19と別体に形成して遊技盤7に取り付けてもよい。始動部品12乃至14は、球が入ることによって賞球だけを払い出す入賞部品でもよく、開閉体が有る形態でもよい。下可変入賞部品16は、開閉体24の無い入賞部品でもよい。
遊技盤の一部の正面図(最良の形態)。 図1のA−A線断面図(最良の形態)。 パチンコ遊技機の正面図(最良の形態)。 遊技盤の一部の正面図(異なる形態)。 図4のB−B線断面図(異なる形態)。 遊技盤の一部の正面図(従来)。
符号の説明
1は遊技機枠、2は窓、3は前面パネル、4は受皿、5は発射操作機構、6は発射機構、7は遊技盤、8はガイドレール、9は発射通路、10はアウト口、11は一般入賞部品、12乃至14は始動部品、15は上可変入賞部品、16は下可変入賞部品、16aは球入口、17は遊技釘、18は風車、18aは風車軸、19はワープ部品、20は誘導突起、21は開閉体、22は外れ領域、23は当たり領域、24は開閉体、25は振分釘、26乃至28は命釘、29は縦連釘群、30は斜連釘群、31は振分釘、32は斜連釘群、33は横連釘群、34;35は振分釘群、36はワープ入口部、37はワープ出口部、38は部品逃避孔、39は取付部、40はワープ通路、41は前壁、42は球寄せ部材、43は欠番、44は命釘、45は縦連釘群、46は振分釘群、47は振分釘、48は閉鎖釘群、49は振分釘、50は欠番、51乃至53は入賞部品、54乃至56は命釘、57;58は袴釘群、59は振分釘群、Hは遊技領域。

Claims (3)

  1. 複数の入賞部品が遊技盤を前側から見た場合における遊技盤の前面の左右方向の中央側と外側とに互いに離れて設けられ、ワープ部品がワープ入口部およびワープ出口部を備えて外側の入賞部品よりも上方に離れかつワープ入口部に入った球を遊技盤の前面より後側に誘導してワープ出口部から当該外側の入賞部品に向けて排出するように遊技盤の前面に設けられ、誘導突起が球をワープ部品よりも左右方向の外側から中央側の入賞部品の方向に誘導するようにワープ入口部とワープ出口部との間に位置して遊技盤の前面に設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤。
  2. 複数の入賞部品が遊技盤を前側から見た場合における遊技盤の前面の左右方向の中央側と外側とに互いに離れて設けられ、ワープ部品が外側の入賞部品よりも左右方向の外側に位置するワープ入口部および外側の入賞部品と中央側の入賞部品との間に位置するワープ出口部を備えて外側の入賞部品よりも上方に離れかつワープ入口部に入った球を遊技盤の前面より後側に誘導してワープ出口部から上記中央側の入賞部品に向けて球を排出するように遊技盤の前面に設けられ、誘導突起が球を外側の入賞部品の上方から当該外側の入賞部品の方向に誘導するようにワープ入口部とワープ出口部との間に位置して遊技盤の前面に設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤。
  3. 遊技盤には、縦連釘群および斜連釘群がワープ部品よりも左右方向の外側に離れて遊技盤の前面に設けられ、斜連釘群が球を誘導突起の左右方向の外側から誘導突起の方向に誘導するように設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ遊技機の遊技盤。
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