JP2009072347A - パチンコ遊技機の遊技盤 - Google Patents
パチンコ遊技機の遊技盤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009072347A JP2009072347A JP2007243584A JP2007243584A JP2009072347A JP 2009072347 A JP2009072347 A JP 2009072347A JP 2007243584 A JP2007243584 A JP 2007243584A JP 2007243584 A JP2007243584 A JP 2007243584A JP 2009072347 A JP2009072347 A JP 2009072347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- component
- nail
- variable winning
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【課題】右打ちされた球が大形な可変入賞部品に入賞しやすくなるようにする。
【解決手段】発射通路3からガイドレール2に沿って右側に移動するように右打ちされた球が跳返部材18に衝突して可変入賞部品9の側に跳ね返され、当該跳ね返された球が右第1連釘群40および右第2連釘群44などの連釘群によって上可変入賞部品9における開いた開閉体24の方に誘導されることによって、上可変入賞部品9が大形であっても、右打ちされた球が上可変入賞部品9に入賞する可能性は増加する。
【選択図】図1
【解決手段】発射通路3からガイドレール2に沿って右側に移動するように右打ちされた球が跳返部材18に衝突して可変入賞部品9の側に跳ね返され、当該跳ね返された球が右第1連釘群40および右第2連釘群44などの連釘群によって上可変入賞部品9における開いた開閉体24の方に誘導されることによって、上可変入賞部品9が大形であっても、右打ちされた球が上可変入賞部品9に入賞する可能性は増加する。
【選択図】図1
Description
本発明は、右打ちされた球が可変入賞部品に入賞しやすくなるパチンコ遊技機の遊技盤に関する。
図5は、特許文献1で開示されたパチンコ遊技機の遊技盤1の正面を示す。図5において、遊技盤1の前面にはガイドレール2が設けられ、ガイドレール2で囲まれた遊技盤1の前面の中央部には開閉体62を有する可変入賞部品61が設けられ、ガイドレール2で囲まれた遊技盤1の前面の可変入賞部品61よりも左側部には開閉体62の開閉のきっかけを作る左始動部品63が設けられ、ガイドレール2で囲まれた遊技盤1の前面の可変入賞部品61よりも右側部には開閉体62の開閉のきっかけを作る右始動部品64が設けられ、開閉体62を開閉させるために左始動部品63に球を集中させるように左打ちが行われ、左始動部品63への入賞をきっかけとして開閉体62が開閉した後、開閉体62を開閉させるために右始動部品64に球を集中させるように右打ちが行われるようになっている。しかしながら、跳返部材18が上側のガイドレール2の右端部と下側のガイドレール2の右端部とを互いに連結するレール連結部品16に設けられていることから、右打ちされた球が跳返部材18で跳ね返った後に開いた開閉体62から可変入賞部品61に入賞しやすくするには、可変入賞部品61が下方に配置されることになり、可変入賞部品61が下方に配置されると、可変入賞部品61とアウト口との間に別の可変入賞部品を配置することが不可能になるため、可変入賞部品61および別の可変入賞部品を遊技盤1の中央部に上下に設けるには、可変入賞部品61および別の可変入賞部品が小形になり、遊技性に欠けるという欠点がある。
特開2005−261576号公報
発明が解決しようとする問題点は、右打ちされた球が開いた開閉体から可変入賞部品に入賞しやすくするとともに、可変入賞部品とアウト口との間に別の可変入賞部品を配置するには、可変入賞部品および別の可変入賞部品が小形にならざるを得ないという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、遊技盤の前面にはガイドレールが設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の中央部には開閉体を有する可変入賞部品が設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の可変入賞部品よりも左側部には可変入賞部品の開閉体の開閉のきっかけを作る左始動部品が設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の可変入賞部品よりも右側部には可変入賞部品の開閉体の開閉のきっかけを作る右始動部品が設けられ、可変入賞部品の開閉体を開閉させるために左始動部品に球を集中させるように左打ちが行われ、左始動部品への入賞をきっかけとして可変入賞部品の開閉体が開閉した後、可変入賞部品の開閉体を開閉させるために右始動部品に球を集中させるように右打ちが行われるパチンコ遊技機の遊技盤において、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面には跳返部材が右打ちされた球をガイドレールと跳返部材との間の隙間に入ることなく可変入賞部品の側に跳ね返すように当該可変入賞部品よりも右上に位置しかつガイドレールに近接して設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面には跳返部材で可変入賞部品の側に跳ね返された球を左斜め下方における可変入賞部品の開いた開閉体の方に誘導する連釘群が設けられたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤は、右打ちされた球が跳返部材に衝突して可変入賞部品の側に跳ね返され、この跳ね返された球が連釘群によって可変入賞部品の開いた開閉体の方に誘導されて可変入賞部品に入賞する可能性が増加し、遊技性が向上するという利点がある。
図1は、遊技盤1の正面を示す。図2は、上可変入賞部品9の周りの遊技盤1の正面を示す。図3は、遊技盤1における左打ちまたは右打ちされた球の経路X1;X2を示す。図4は、パチンコ遊技機の正面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図4の状態に遊技機枠51を置いて図4の紙面の表側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、遊技盤1の前面の構造について説明する。遊技盤1の前面には、ガイドレール2、発射通路3、アウト口4、一般入賞部品5、左始動部品6、右通過部品7、右始動部品8、上可変入賞部品9、下可変入賞部品10、第1特別図柄表示器11、第2特別図柄表示器12、普通図柄表示器13、左下部品14、右上部品15、レール連結部品16、球戻防止弁17、跳返部材18、遊技釘19、風車20などが設けられる。
右始動部品8は、電動チューリップとも呼ばれ、開閉体22を備える。開閉体22は、図示のように閉じた場合、遊技領域57から球を右始動部品8に入れない構造である。上可変入賞部品9は、センター役物とも呼ばれ、仕切壁23、開閉体24、特定入賞領域25、特定入賞表示灯26などを備える。開閉体24が、図示のように閉じた場合、遊技領域57から球を上可変入賞部品9に入れない構造である。
下可変入賞部品10は、アタッカーとも呼ばれ、開閉体27および突起28;29を備える。開閉体27は、図示のように閉じた場合、遊技領域57から球を下可変入賞部品10に入れない構造である。突起28は、開閉体27から左右両側に離れて下可変入賞部品10の前面から前側に突出する。突起29は、開閉体27や突起28から下方に離れて左右に相対峙し、下可変入賞部品10の前面から前側に突出する。突起28における左右に相対峙する間隔、突起29における左右に相対峙する間隔、突起28と突起29との間の隙間は、球が通過可能な寸法である。遊技釘19は、多数本設けられることから、それらの1本1本に符号「19」を付ける代わりに、黒く塗り潰した丸(黒丸)で図示した。
遊技盤1の前面の中央部には大形の上可変入賞部品9と下可変入賞部品10とが上下に並んで設けられ、遊技盤1の前面の上可変入賞部品9よりも左側部には上可変入賞部品9の開閉体24の開閉のきっかけを作る左始動部品6が設けられ、遊技盤1の前面の上可変入賞部品9よりも右側部には上可変入賞部品9の開閉体24の開閉のきっかけを作る右始動部品8が設けられている。上記左始動部品6の設けられる左側部は、上可変入賞部品9とその左側におけるガイドレール2との間の部分である。上記右始動部品8の設けられる右側部は、上可変入賞部品9とその右側におけるガイドレール2との間の部分である。
パチンコ遊技の一例としては、大まかには、開閉体24が閉じた状態において、先ず、球が左始動部品6に入賞することによって、開閉体24が開閉する。この左始動部品6への入賞をきっかけとして開閉体24が開いた状態において、別の球が上可変入賞部品9の仕切壁23で囲まれた内部に進入して特定入賞領域25に入ると、この特定入賞領域25への入賞に対する制御装置による時短抽選が行われ、時短抽選によって、時短遊技が選択されると、制御装置が遊技者に右打ちを開始させるための表示を行なう処理を行う。そして、右打ちされた球が右通過部品7を通過すると、この右通過部品7への球の通過に対する制御装置による内部抽選が行われ、この内部抽選によって当たりが選択されると、右始動部品8の開閉体22が開閉する。そして、別の球が右始動部品8に入賞すると、開閉体24が開閉する。この右始動部品8への入賞をきっかけとして開閉体24が開いた状態において、別の球が上可変入賞部品9の仕切壁23で囲まれた内部に進入して特定入賞領域25に入ることによって、下可変入賞部品10の開閉体27が開閉する大当たりの遊技状態になる。
開閉体22の開閉は、右始動部品8への球の入賞に関わらず規定時間または規定回数のいずれかで終了する。開閉体24の開閉は、上可変入賞部品9への球の入賞に関わらず規定時間または規定回数のいずれかで終了する。開閉体27の開閉は、下可変入賞部品10への球の入賞に関わらず規定時間または規定回数のいずれかで終了する。
つまり、図1における遊技盤1は、遊技盤1の前面の中央部には開閉体24を有する上可変入賞部品9が設けられ、遊技盤1の前面の上可変入賞部品9よりも左側部には開閉体24の開閉のきっかけを作る左始動部品6が設けられ、遊技盤1の前面の上可変入賞部品9よりも右側部には開閉体24の開閉のきっかけを作る右始動部品8が設けられ、上可変入賞部品9の開閉体24を開閉させるために左始動部品6に球を集中させるように左打ちが行われ、左始動部品6への入賞をきっかけとして開閉体24が開閉し、球が特定入賞領域25に入賞し、時短遊技が選択され、右打ちを開始させるための表示が行われ、上可変入賞部品9の開閉体24を開閉させるために右始動部品8に球を集中させるように右打ちが行われるようになっている。
また、右上部品15が、レール連結部品16と対応し、遊技盤1の前面に設けられる。跳返部材18は、ゴムなどの弾性体から構成され、レール連結部品16に設けられることなく、右上部品15におけるレール連結部品16よりも左上部に突出した端部にだけ設けられるので、構造が簡単であるという利点がある。つまり、右上部品15が遊技盤1の前面に取り付けられることによって、跳返部材18が上可変入賞部品9よりも右上部でかつレール連結部品16よりも左上部でガイドレール2に球の通過不可能なように接近して遊技盤1の前面に設けられる。よって、右打ちされた球が、ガイドレール2と跳返部材18との間の隙間に入ることなく跳返部材18の左面に衝突して上可変入賞部品9の側に跳ね返されるので、上可変入賞部品9と下可変入賞部品10とが大形に構成され、下可変入賞部品10が上可変入賞部品9とアウト口4との間に別の可変入賞部品として配置できるという利点がある。
図2を参照し、上可変入賞部品9の周りの遊技釘19の構成について説明する。上可変入賞部品9の周りにおける遊技盤1には、天釘30、左第1連釘群31、調整釘32乃至34、左第2連釘群35、調整釘36乃至38、障害釘39、右第1連釘群40、調整釘41乃至43、右第2連釘群44、調整釘45乃至47が設けられる。
天釘30は、複数本の遊技釘19から構成され、上可変入賞部品9よりも上方に配置される。天釘30を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過可能な間隔で横方向に一列に配置される。左第1連釘群31は、複数本の遊技釘19から構成され、左上の風車20よりも上方に配置される。左第1連釘群31を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過不可能な間隔で右側に下り勾配となるように一列に配置される。そして、左第1連釘群31は、球がガイドレール2と左第1連釘群31との間の隙間を左側から右側に越えた後に左上の風車20に向かってきた場合、当該球を左上の風車20に衝突しないように受け止めて右斜め下方に誘導する。
調整釘32乃至34は、互いに1本の遊技釘19から構成される。調整釘32乃至34における相互間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘32は、左第1連釘群31より右斜め下に配置され、左第1連釘群31に球の通過不可能な間隔で隣接する。調整釘33は、調整釘32の右斜め下に配置される。調整釘34は、調整釘32より右側でかつ調整釘33より右斜め上に配置される。
左第2連釘群35は、複数本の遊技釘19から構成され、調整釘33より右斜め下に配置され、調整釘33に球の通過不可能な間隔で隣接する。左第2連釘群35を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過不可能な間隔で右側に下り勾配となるように一列に配置される。そして、左第2連釘群35は、上方から落下してきた球または左第1連釘群31の方から落下してきた球を受け止めて右斜め下方に誘導する。
調整釘36乃至38は、互いに1本の遊技釘19から構成される。調整釘36乃至38における相互間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘36は、左第2連釘群35より右斜め下に配置され、左第2連釘群35に球の通過不可能な間隔で隣接する。調整釘37は、調整釘36と左側の開いた開閉体24との間に配置される。左側の開いた開閉体24と調整釘37との間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘38は、調整釘37より右上に配置される。よって、左第2連釘群35から調整釘36を右側に超えた球、調整釘37と調整釘38との間の隙間を右側に通過した球は、左側の開いた開閉体24から上可変入賞部品9に入賞する可能性が高い。また、調整釘36と調整釘37との間の間隔が小さくなると、球は調整釘37と調整釘38との間を通過しやすくなる。調整釘37と調整釘38との間の間隔が小さくなると、球は調整釘36と調整釘37との間を通過しやすくなる。
障害釘39は、跳返部材18で跳ね返された球を受け止めて下方に落下させるものであって、跳返部材18よりも左側に配置され、複数本の遊技釘19から構成される。障害釘39を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過不可能な間隔で上下方向に一列に配置される。跳返部材18の左面と障害釘39との間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。障害釘39は、1本の遊技釘19から構成してもよいが、複数本の遊技釘19から構成されれば、跳返部材18から跳ね返された球を跳返部材18と障害釘39との間の隙間から下方に誘導する可能性が高くなる。跳返部材18の左面と障害釘39との間の隙間は、2個の球が同時に通過可能であってもよいが、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できないように構成すれば、跳返部材18から跳ね返された球が障害釘39で受け止められて安定して落下する。つまり、ガイドレール2で囲まれた遊技盤1の前面には障害釘39が跳返部材18よりも左側に球の通過可能に離れて設けられたので、障害釘39が跳返部材18から跳ね返された球を受け止められて適切に落下させることができるという利点がある。
右第1連釘群40は、跳返部材18と障害釘39との間の隙間を落下した球を左斜め下方に誘導する連釘群を構成し、右上の風車20より上方に配置され、複数本の遊技釘19から構成される。右第1連釘群40を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過不可能な間隔で左側に下り勾配となるように一列に配置される。跳返部材18と右第1連釘群40との間の隙間は、球の通過不可能な寸法である。障害釘39と右第1連釘群40との間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。そして、右第1連釘群40は、跳返部材18と障害釘39との間の隙間を落下した球を右上の風車20に衝突しないように受け止めて左斜め下方に誘導する。つまり、ガイドレール2で囲まれた遊技盤1の前面には跳返部材18と障害釘39との間の隙間を落下した球を左斜め下方に誘導する右第1連釘群40が設けられているので、開閉体24が開いた場合、右第1連釘群40で誘導された球が右側の開閉体24から上可変入賞部品9に入賞する可能性が高くなるという利点がある。
調整釘41乃至43は、互いに1本の遊技釘19から構成される。調整釘41乃至43における相互間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘41は、右第1連釘群40より左斜め下に配置され、右第1連釘群40に球の通過不可能な間隔で隣接する。調整釘42は、調整釘41の左斜め下に配置される。調整釘43は、調整釘41より左側でかつ調整釘42より左斜め上に配置される。
右第2連釘群44は、複数本の遊技釘19から構成され、調整釘42より左斜め下に配置され、調整釘42に球の通過不可能な間隔で隣接する。右第2連釘群44を構成する遊技釘19どうしは、互いに球の通過不可能な間隔で左側に下り勾配となるように一列に配置される。そして、右第2連釘群44は、上方から落下してきた球または右第1連釘群40の方から落下してきた球を受け止めて左斜め下方に誘導する。跳返部材18と障害釘39との間の隙間を落下した球を左斜め下方に誘導する連釘群が右第1連釘群40と右第2連釘群44とに分かれており、右第1連釘群40と右第2連釘群44との間の隙間が球の通過可能な寸法になっているので、球が右第1連釘群40から右第2連釘群44に飛び移る場合と、球が右第1連釘群40から落下する場合とが生じるという利点がある。
右第1連釘群40および右第2連釘群44などの連釘群が跳返部材18で可変入賞部品9の側に跳ね返された球を左斜め下方における可変入賞部品9の開いた開閉体24の方に誘導するので、右打ちされた球がガイドレール2と跳返部材18との間の隙間に入ることなく跳返部材18の左面に衝突して上可変入賞部品9の側に跳ね返された後、当該跳ね返された球が右第2連釘群44などの連釘群で開いた開閉体24の方に誘導されて上可変入賞部品9に入賞する可能性は増大するという利点がある。
調整釘45乃至47は、互いに1本の遊技釘19から構成される。調整釘45乃至47における相互間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘45は、右第2連釘群44より左斜め下に配置され、右第2連釘群44に球の通過不可能な間隔で隣接する。調整釘46は、調整釘45と右側の開いた開閉体24との間に配置される。右側の開いた開閉体24と調整釘46との間の隙間は、1個の球が通過可能であるものの2個の球が同時に通過できない寸法である。調整釘47は、調整釘46より左上に配置される。よって、右第2連釘群44から調整釘45を左側に超えた球、調整釘46と調整釘47との間の隙間を左側に通過した球は、右側の開いた開閉体24から上可変入賞部品9に入賞する可能性が高い。また、調整釘45と調整釘46との間の間隔が小さくなると、球は調整釘46と調整釘47との間を通過しやすくなる。調整釘46と調整釘47との間の間隔が小さくなると、球は調整釘45と調整釘46との間を通過しやすくなる。
調整釘32乃至34;36乃至38、41乃至43;45乃至47は、それぞれ遊技盤1から前方に突出した部分が遊技盤1に打ち込まれた部分を定点として左右上下の方向に斜めになるように調整されることによって、各調整釘32乃至34;36乃至38、41乃至43;45乃至47での隙間が狭くなって球を通過しにくくするかまたは広くなって球を通過しやすくするように調整される。
図3を参照し、遊技盤1に左打ちまたは右打ちされた球の経路X1;X2について説明する。先ず、左打ちされた球の経路X1について説明する。左打ちされた球は、発射通路3から球戻防止弁17を押し開けて左第1連釘群31を右に越えた場所に到達して最も左側に位置する天釘30に左側から衝突して左斜め下に跳ね返された後、自重で落下し、調整釘32と調整釘33との間の隙間を落下するか、または、左第2連釘群35から左側の開閉体24に向かって落下し、左始動部品6に入賞するか、または、下方に落下して突起28と突起29との間の隙間を経由してアウト口4に到達する。
次に、右打ちされた球の経路X2について説明する。右打ちされた球は、発射通路3から球戻防止弁17を押し開けて跳返部材18に衝突して跳返部材18と障害釘39との間の隙間から右第1連釘群40の上に落下し、右第1連釘群40から調整釘41を左側に超えて調整釘42と調整釘43との間の隙間から右第2連釘群44の上を流下した後、調整釘45と調整釘46との間の隙間から下方に落下するか、または、調整釘46と調整釘47との間の隙間から下方に落下し、右通過部品7を通過するか、または、上可変入賞部品9と右通過部品7との間の隙間から下方に落下して突起28と上可変入賞部品9との間の隙間を経由してアウト口4に到達する。
図4を参照し、パチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠51は、遊技盤1を交換可能に入れる容器として、遊技機設置構造体に設置される。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。遊技機枠51の前部には、窓52、窓パネル53、受皿54、発射操作機構55が設けられる。遊技機枠51の内部には、発射機構56が設けられる。
遊技盤1が遊技機枠51の内部に装着された場合、遊技領域57が窓パネル53と遊技盤1の前面との間におけるガイドレール2で囲まれた球の飛び交う領域として形成され、ガイドレール2、発射通路3、アウト口4、一般入賞部品5、左始動部品6、右通過部品7、右始動部品8、上可変入賞部品9、下可変入賞部品10、第1特別図柄表示器11、第2特別図柄表示器12、普通図柄表示器13、左下部品14、右上部品15、レール連結部品16、球戻防止弁17、跳返部材18、遊技釘19(図1参照)、風車20などが、遊技機枠51の前側から窓52および窓パネル53を通して視認可能になる。
パチンコ遊技の一例について説明すると、遊技盤1が遊技機枠51に装着され、遊技者が受皿54にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が発射操作機構55を操作するのに伴い、発射機構56が発射操作機構55の操作量に応じた発射力で駆動し、発射機構56が受皿54から遊技機枠51の内部に取り込まれた球を1個ずつ発射通路3に向けて発射する。発射通路3に発射された球は、球戻防止弁17を押し開いて発射通路3から遊技領域57の上部に到達する。遊技領域57に到達した球が、球戻防止弁17から離れると、球戻防止弁17は自身の弾性で復元して発射通路3を塞ぐ。遊技領域57に到達した球が、遊技領域57を流下する過程において、一般入賞部品5や左始動部品6の何れか1つに入賞するごとに、当該一般入賞部品5または左始動部品6に入賞した球を検出した球検出器が入賞信号を図外の制御装置に出力し、図外の制御装置が図外の球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿54に払い出す。
開閉体22;24;27が閉じた状態においては、遊技領域57に到達した球が左始動部品6に入賞するように、遊技者は、左打ちを開始する。その場合、遊技者は、発射機構56から発射された球が左上の風車20と開閉体24との間に到達するように、発射操作機構55の操作を調整する。遊技領域57に到達した球が左始動部品6に入賞すると、左始動部品6に入賞した球を検出した図外の球検出器が左始動信号を制御装置に出力し、制御装置が左始動部品6への球の入賞に対応する内部抽選を実行し、その実行結果を反映するように制御装置が第1特別図柄表示器11を制御し、さらに、制御装置が球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿54に払い出す。
左始動部品6への球の入賞に対応する内部抽選が外れの場合、制御装置が外れを表示するように第1特別図柄表示器11を制御する。左始動部品6への球の入賞に対応する内部抽選が当たりの場合、制御装置が当たりを表示するように第1特別図柄表示器11を制御した後、制御装置が開閉体24を開閉する駆動源を制御し、開閉体24が開閉する。開閉体24が開いた状態において、遊技領域57を流下する球が、上可変入賞部品9に入賞すると、入賞するごとに、上可変入賞部品9に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿54に払い出す。
上可変入賞部品9に入賞した球が、仕切壁23で囲まれた内部において、図外の外れ領域に入ると、当該外れ領域に入った球は遊技盤1の後方に排出される。上可変入賞部品9に入賞した球が、仕切壁23で囲まれた内部において、特定入賞領域25に入ると、当該特定入賞領域25に入った球は遊技盤1の後方に排出され、特定入賞領域25に入った球を検出した図外の球検出器が特定入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が時短抽選によって時短遊技を選択すると、制御装置が特定入賞表示灯26を点灯、点滅、消灯する。
そして、遊技者は、上記特定入賞表示灯26を見ることによって、遊技領域57に到達した球が右通過部品7や右始動部品8に入賞するように、右打ちを開始する。その場合、遊技者は、発射機構56から発射された球が右上の風車20の周りや跳返部材18に到達するように、発射操作機構55の操作を調整する。遊技領域57に到達した球が右通過部品7を遊技盤1の前面から遊技盤1の前面に排出されるように通過すると、右通過部品7を通過した球を検出した図外の球検出器がゲート信号を制御装置に出力し、制御装置が右通過部品7への球の通過に対応する内部抽選を実行し、その実行結果を反映するように制御装置が普通図柄表示器13を制御する。
右通過部品7への球の通過に対応する内部抽選が外れの場合、制御装置が外れを表示するように普通図柄表示器13を制御する。右通過部品7への球の通過に対応する内部抽選が当たりの場合、制御装置が当たりを表示するように普通図柄表示器13を制御した後、制御装置が開閉体22を開閉する駆動源を制御し、開閉体22が開閉する。開閉体22が開いた状態において、遊技領域57を流下する球が、右始動部品8に入賞すると、入賞するごとに、上可変入賞部品9に入賞した球を検出した図外の球検出器が右始動信号を制御装置に出力し、制御装置が球払出機構および開閉体24を開閉する駆動源を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿54に払い出し、開閉体24が開閉する。
右始動部品8への入賞後の開閉体24が開いた状態において、遊技領域57を流下する球が、上可変入賞部品9に入賞すると、入賞するごとに、上可変入賞部品9に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿54に払い出す。上可変入賞部品9に入賞した球が、仕切壁23で囲まれた内部において、図外の外れ領域に入ると、当該外れ領域に入った球は遊技盤1の後方に排出される。上可変入賞部品9に入賞した球が、仕切壁23で囲まれた内部において、特定入賞領域25に入ると、当該特定入賞領域25に入った球は遊技盤1の後方に排出され、特定入賞領域25に入った球を検出した図外の球検出器が特定入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が下可変入賞部品10の開閉体27の開閉する大当たり遊技を開始する。
大当たり遊技は、開閉体27の開閉の開始からの経過時間がラウンド規定時間に到達するかまたは下可変入賞部品10への球の入賞個数が入賞規定個数に到達するかのいずれか1つが成立したら開閉体27を閉じて1ラウンドを終了し、開閉体27の開閉を再開し、最大ラウンド数まで繰り返される遊技形態である。一般入賞部品5、左始動部品6、右始動部品8、上可変入賞部品9、下可変入賞部品10のいずれかに入賞した球は、遊技盤1の後方に排出される。一般入賞部品5、左始動部品6、右始動部品8、上可変入賞部品9、下可変入賞部品10のいずれにも入らないで、遊技領域57の最下部に到達した球は、アウト口4から遊技盤1の後方に排出される。
図1において、左始動部品6は、開閉体を有する構造でもよい。右始動部品8は、開閉体22が開閉体27のように1体であって、その開閉体22が前方斜めに開きかつ垂直に閉じるように前後方向に開閉する構造でもよい。上可変入賞部品9は、開閉体24が開閉体27のように1体であって、その開閉体24が前方斜めに開きかつ垂直に閉じるように前後方向に開閉する構造でもよい。下可変入賞部品10は、開閉体27が開閉体24のように左右に1体であって、左側の開閉体24が左斜めに開きかつ垂直に閉じ、右側の開閉体24が右斜めに開きかつ垂直に閉じるというように、左右の開閉体27が左右方向に開閉する構造でもよい。下可変入賞部品10が遊技盤1から除去され、上可変入賞部品9が遊技盤1の中央部に設けられ、上可変入賞部品9を可変入賞部品と読み替える構造でもよい。この場合、可変入賞部品の上下寸法は、上可変入賞部品9よりも大きくできる。調整釘32乃至34(図2参照)における相互間の隙間は、2個以上の球が同時に通過できる寸法でもよい。跳返部材18が右上部品15とレール連結部品16とに個別に設けられてもよいが、最良の形態のように、跳返部材18がレール連結部品16に設けられることなく右上部品15にだけ設けられれば、構造が簡単になる。跳返部材18は、右上部品15に取り付けられることなく、遊技盤1に取り付けられてもよい。
1は遊技盤、2はガイドレール、3は発射通路、4はアウト口、5は一般入賞部品、6は左始動部品、7は右通過部品、8は右始動部品、9は上可変入賞部品、10は下可変入賞部品、11は第1特別図柄表示器、12は第2特別図柄表示器、13は普通図柄表示器、14は左下部品、15は右上部品、16はレール連結部品、17は球戻防止弁、18は跳返部材、19は遊技釘、20は風車、21は欠番、22は開閉体、23は仕切壁、24は開閉体、25は特定入賞領域、26は特定入賞表示灯、27は開閉体、28;29は突起、30は天釘、31は左第1連釘群、32乃至34は調整釘、35は左第2連釘群、36乃至38は調整釘、39は障害釘、40は右第1連釘群、41乃至43は調整釘、44は右第2連釘群、45乃至47は調整釘、48乃至50は欠番、51は遊技機枠、52は窓、53は窓パネル、54は受皿、55は発射操作機構、56は発射機構、57は遊技領域、58乃至60は欠番、61は可変入賞部品、62は開閉体、63は左始動部品、64は右始動部品。
Claims (1)
- 遊技盤の前面にはガイドレールが設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の中央部には開閉体を有する可変入賞部品が設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の可変入賞部品よりも左側部には可変入賞部品の開閉体の開閉のきっかけを作る左始動部品が設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面の可変入賞部品よりも右側部には可変入賞部品の開閉体の開閉のきっかけを作る右始動部品が設けられ、可変入賞部品の開閉体を開閉させるために左始動部品に球を集中させるように左打ちが行われ、左始動部品への入賞をきっかけとして可変入賞部品の開閉体が開閉した後、可変入賞部品の開閉体を開閉させるために右始動部品に球を集中させるように右打ちが行われるパチンコ遊技機の遊技盤において、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面には跳返部材が右打ちされた球をガイドレールと跳返部材との間の隙間に入ることなく可変入賞部品の側に跳ね返すように当該可変入賞部品よりも右上に位置しかつガイドレールに近接して設けられ、ガイドレールで囲まれた遊技盤の前面には跳返部材で可変入賞部品の側に跳ね返された球を左斜め下方における可変入賞部品の開いた開閉体の方に誘導する連釘群が設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243584A JP2009072347A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | パチンコ遊技機の遊技盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007243584A JP2009072347A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | パチンコ遊技機の遊技盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009072347A true JP2009072347A (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=40607982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007243584A Pending JP2009072347A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | パチンコ遊技機の遊技盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009072347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011229576A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007243584A patent/JP2009072347A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011229576A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006263129A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4878328B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015047458A (ja) | 遊技機 | |
JPWO2007108310A1 (ja) | 遊技機 | |
JP2009072347A (ja) | パチンコ遊技機の遊技盤 | |
JP2015221105A (ja) | 遊技機 | |
JP5241526B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5092131B2 (ja) | 遊技機のセンターケース | |
JP2012235931A (ja) | 遊技機 | |
JP6745146B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009072348A (ja) | パチンコ遊技機の遊技盤 | |
JP2009207729A (ja) | 遊技機の役物 | |
JP5241008B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2008212459A (ja) | 遊技機の役物 | |
JP2006263292A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2005160638A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP2009056253A (ja) | パチンコ遊技機の遊技盤 | |
JP2016016141A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6371976B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP4302340B2 (ja) | 遊技盤及び遊技機 | |
JP2014226252A (ja) | 遊技機 | |
JP2009028214A (ja) | パチンコ遊技機の遊技盤 | |
JP4457123B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4841667B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2006141455A (ja) | 遊技機 |