JP2009000032A - バウムクーヘン焼成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生地を焼き上げるためのガスバーナーに供給されるガスの無駄な消費量を削減することができるバウムクーヘン焼成装置を提供する。
【解決手段】生地Qを焼き上げるための開閉バルブ11を備えたガスバーナー3と、傾動アーム7を介して、後方にあるガスバーナー3近傍の焼成位置と前方の取出位置との間を移動可能とした生地Q巻き付け用の芯8と、該芯8を自動的に回転するための駆動装置とを備えてなるバウムクーヘン焼成装置であって、前記傾動アーム7と開閉バルブ11との間にバルブ調整機構Pを備え、該バルブ調整機構Pは、傾動アーム7による芯8の引き出し方向への移動に連動して前記開閉バルブ11を閉弁可能とし、且つ傾動アーム7による芯8のガスバーナー3近傍の焼成位置への移動に連動して前記開閉バルブ11を開弁可能としてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、特にガスバーナーによる火力を使用するバウムクーヘン焼成装置に関する。
ドイツのザクセン=アンハルト州で生まれた焼き菓子であるバウムクーヘンは、中心にドーナツ状の穴があり断面に樹木の年輪のような同心円状の模様が浮き出たケーキである。このバウムクーヘンは、製法が特殊なため普通のオーブンでは作れず、バウムクーヘン専用のオーブンが多く存在する。
この専用オーブンは、生地を巻き付けるための芯と、芯を自動的に回転させるための駆動装置が上部にあり、且つ下部には生地を焼き上げるための複数本のガスバーナーが据え付けられている。この芯自体は左右一対の傾動アームを介して、ガスバーナー近傍の焼成位置と、手前の取出位置との間を移動できるようにしてあり、芯に巻き付けられた生地の焼成完了後のバウムクーヘン製品の取り出し、および芯への新たな生地の巻き付けに際し、傾動アームを手前に引いて芯を引き出す構造となっている。このように専用オーブンは、庫内が密閉され壁面からの輻射熱を利用する一般のオーブンと異なり、開放型で直火で生地を焼き上げるものである。
また、本場ドイツのバウムクーヘン生地は、バター、鶏卵、砂糖、バニラ、マジパン、ラム酒、水などで作られる。芯になる棒の表面に生地を少量かけてガスバーナーで焼くと、表面が焦げた厚さ1〜2mmの薄い層ができる。さらに焼けた層の上に生地をかけながら焼く作業を繰り返し、薄い層を10〜20層程度つくる。焼きあがった後に芯を抜いて輪切りにすると、ガスバーナーで炙った際にできたこげと内側の白い部分が層状に表れ木の年輪のように見えるバウムクーヘンができ上がる。
特に無し
しかしながら、従来においては、芯に巻き付けられた生地の焼成完了後のバウムクーヘン製品の取り出し、および芯への新たな生地の巻き付けのために、傾動アームを手前に引いて芯を引き出した場合であっても、ガスバーナーの火口からは常時ガスが吹き出された着火の状態となっており、これによってガスが無駄に消費され極めて不経済となるのは勿論、周辺に不要な熱気をまき散らすことで、特に夏季におけるバウムクーヘン焼成作業人に相当な苦痛を与えるという問題を有している。例えば、本発明者は30数年間に亘って殆んど毎日数百回もアーム操作を行うなどバウムクーヘン焼成作業に携わっており、作業現場における熱気による苦痛軽減は緊急の課題である。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、芯を傾動アームを介してガスバーナー近傍の焼成位置に移動させて生地を焼成する時にはガスバーナーにガスが供給されると共に、生地の焼成完了後のバウムクーヘン製品の取り出し、および芯への新たな生地の巻き付けに際し、傾動アームを手前に引いて芯を引き出した時には、ガスバーナーへのガスの供給が停止されることで、ガスの無駄な消費量を削減することができると共に、周辺に不要な熱気をまき散らすのを阻止できるバウムクーヘン焼成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、生地を焼き上げるための開閉バルブを備えたガスバーナーと、傾動アームを介して、後方にあるガスバーナー近傍の焼成位置と前方の取出位置との間を移動可能とした生地巻き付け用の芯と、該芯を自動的に回転させるための駆動装置とを備えてなるバウムクーヘン焼成装置であって、前記傾動アームと開閉バルブとの間にバルブ調整機構を備え、該バルブ調整機構は、傾動アームによる芯の引き出し方向への移動に連動して前記開閉バルブを閉弁可能とし、且つ傾動アームによる芯のガスバーナー近傍の焼成位置への移動に連動して前記開閉バルブを開弁可能としてなることを特徴とする。
バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁と傾動アームの他端部との間に介在連繋させた引っ張りバネによって当該回転弁を回動可能としてなるバネ回転式によって構成されているものとした。
バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁と傾動アームの他端部との間に介在され互いに噛合連繋させたラックギアとピニオンギアとによって当該回転弁を回動可能となるようにしてなるラックピニオン式によって構成されているものとした。
バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁に備えた小円のコックギアと、傾動アームの支軸を中心として片側に突設した半円ギアとの噛合連繋により当該回転弁を回動可能となるようにしてなる半円ギア式によって構成されているものとした。
バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁に備えたコックギアと噛合連繋するモータギアを有し、モータと傾動アームとのそれぞれに設けられた近接センサーを介して当該モータを切替作動させることで回転弁を正逆回動可能となるようにしてなるセンサー式によって構成されているものとした。
バルブ調整機構は、ガス管の途中に介設した電磁弁を備え、傾動アームの前方乃至後方への傾倒移動に連動して電磁弁を通電作動させることで、ガス管のガス流路を遮断乃至開放させるようにしてなる電磁弁式によって構成されているものとした。
本発明によれば、芯を傾動アームを介して後方のガスバーナー近傍の焼成位置に移動させて生地を焼成する時にはガスバーナーにガスが供給されると共に、生地の焼成完了後のバウムクーヘン製品の取り出し、および芯への新たな生地の巻き付けに際し、傾動アームを手前に引いて芯を引き出した時には、ガスバーナーへのガスの供給が停止されることで、ガスの無駄な消費量を削減することができる。具体的にはガスの使用費を従来の3分の1から4分の1まで削減することができる。
また、本発明によれば、周辺に不要な熱気をまき散らすことで、特に夏季におけるバウムクーヘン焼成作業人に苦痛を与えるのを極力少なくすることができる。
さらに、ガスバーナーの開閉バルブを閉弁または開弁させるバルブ調整機構としては、バネ回転式・ラックピニオン式・半円ギア式・センサー式・電磁弁式のいずれかによって構成されているので、傾動アームの動作を介してのガスバーナーの開閉バルブの開閉切替調整を簡易な構成によって容易に実現させることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。
本発明に係るバウムクーヘン焼成装置は、図1に示すように、下部の四隅に備えたキャスターKによって搬送可能とされており、また上側には前面側が開放された焼成室1を備えている。該焼成室1内の背面側には、下部の主管2から分岐されて縦格子状に並列設置されたパイプ状の複数のガスバーナー3を備え、主管2は元バルブ4を備えたガス管5を介して、例えばLPガスボンベやその他のガス供給源(図示省略)に接続されている。
具体的には、このガスバーナー3は、不図示の自動点火機構により火口から約21000Kcal以上の熱量が発生し、この対流熱によって生地Qの表面を目標の褐色に熱効率良く焼成できるようになっており、しかもこのガスバーナー3における火力とエアーは適宜調整することができる。
また、焼成室1の両サイドに設けられた支軸6によって前傾方向と後退方向に回動可能としてなる傾動アーム7が配置され、該傾動アーム7の上端部同士には、生地Qを巻き付けるための円注状の芯8の両端が、例えばラジアル軸受もしくはスラスト軸受等の軸受9を介して回転可能に枢着され、焼成室1の内部に備えた不図示の駆動装置によって当該芯8を自動的に回転させるようにしてある。そして、この傾動アーム7は、一端に備えた操作バネ7aを介して、後方にあるガスバーナー3近傍の焼成位置と前方の取出位置との間を芯8自体が移動可能となるようにしてある。尚、図中の10は、芯8から製品を取り出すための載置台である。
また、前記主管2と元バルブ4との間おけるガス管5には、当該主管2へのガスの供給と停止との切替を行うための開閉バルブ11を備えており、該開閉バルブ11には、後述する種々の構成によるバルブ調整機構Pが付設されている。このバルブ調整機構Pによって、傾動アーム7による芯8の引き出し方向への移動に連動して開閉バルブ11を閉弁可能とし、且つ傾動アーム7による芯8のガスバーナー3近傍の焼成位置への移動に連動して開閉バルブ11を開弁可能となるようにしてある。
バルブ調整機構Pは、図2(a)に示すように、開閉バルブ11の回転弁12と傾動アーム7の他端部との間に介在連繋させた引っ張りバネ13によって当該回転弁12を回動可能としてなるバネ回転式によって構成されている。
すなわち、図2(b)乃至図2(e)に示すように、開閉バルブ11は、ガス管5の途中に介在する弁筐体15の中に回転弁12が回動可能に収納され、回転弁12はその中央に、ガス管5に連通可能とする開口部を貫設し且つ一端部にはコック14が弁筐体15から外方に突出されている。このとき、回転弁12の開口部12aがガス管5と連通している状態からコック14を正逆いずれかの方向に廻して回転弁12を90°回転させた際には、回転弁12の開口部12aとガス管5とは互いに交差し閉塞されて非連通状態(ガス供給停止状態)となるようにしてある。
そして、コック14には、バネ回転式のバルブ調整機構Pを構成するところのL字状の作動片16の中央角部分が固定され、作動片16の一端部は引っ張りバネ13を介して傾動アーム7の他端部に連繋されている。また、作動片16の他端部は保持バネ17を介して焼成室1内の不動部に連繋されている。
尚、ガスの供給を完全に遮断する替わりに、作動片16を90°よりも小さな角度だけ回転させて回転弁12の開口部12aとガス管5との若干の連通状態を保持しながら、これを任意に調整できるようにしても良い(種火用)。
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用・動作の一例について説明する。尚、ガス管5の元バルブ4は、常時開弁した状態となっている。
先ず、芯8に生地Qを巻き付ける際には、操作バネ7aを介して保持されている傾動アーム7を前方に傾倒させることで芯8を取出位置まで移動させる。
このとき、図2(d)および図2(e)に示すように、傾動アーム7の他端部が作動片16から離反して引っ張りバネ13は緊張されるため、当該作動片16は保持バネ17による保持力に抗して90°回転されることとなり、これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが遮断されてガス供給停止の状態となる。
また、ガスの供給を完全に遮断する替わりに、作動片16を90°よりも小さな角度だけ回転させて回転弁12の開口部12aとガス管5との若干の連通状態を保持しながらもこれを任意に調整できるようにすれば、傾動アーム7を前方に傾倒させた際に、ガスバーナー3の火力を小さくしておくことでガスの消費量を削減できる。
そして、芯8に生地Qを巻き付けた後に、操作バネ7aを介して保持されている傾動アーム7を後方に傾倒させることで芯8をガスバーナー3近傍の焼成位置まで移動させてから駆動装置によって芯8を回転させながら生地Qを焼成する。
このとき、図2(b)および図2(c)に示すように、傾動アーム7の他端部は作動片16に近接して引っ張りバネ13は弛緩されるため、作動片16は保持バネ17によって正規の状態に保持されることから、回転弁12の開口部12aとガス管5とが連通したガス供給状態となっている。尚、このガス供給状態となった時には、ガスバーナー3は、不図示の自動点火機構により自動的に着火される。
こうして、焼けた生地Q層の上に生地Qをかけながら上記した焼成作業を繰り返すことで、ガスバーナー3で炙った際にできたこげと内側の白い部分が層状に表れ木の年輪のように見えるバウムクーヘンができ上がる。
次に、バルブ調整機構Pの他の例について説明する。
尚、以下に説明する各種のバルブ調整機構Pは、本発明のほんの一例を示したに過ぎず、傾動アーム7に連動して開閉バルブ11を制御可能とするものであれば、他の方式によるバルブ調整機構Pを採用することもできることは云うまでもない。
図3にはラックピニオン式によるバルブ調整機構Pが示されており、図3(a)および(b)に示すように、開閉バルブ11の回転弁12と傾動アーム7の他端部との間に介在され互いに噛合連繋させたピニオンギア21とラックギア22とによって当該回転弁12を回動可能となるように構成されている。
すなわち、開閉バルブ11は、ガス管5の途中に介在する弁筐体15の中に回転弁12が回動可能に収納され、該回転弁12はその中央に、ガス管5に連通可能とする開口部12aを貫設し且つ一端部にはコック14が弁筐体15から外方に突出された状態で固定されている。このとき、図3(c)に示すように、回転弁12の開口部12aがガス管5と連通している状態からコック14を正逆いずれかの方向に廻して回転弁12を90°回転させた際には、回転弁12の開口部12aとガス管5とは互いに交差し閉塞されて非連通状態(ガス供給停止状態)となるようにしてある。
そして、回転弁12には、ラックピニオン式のバルブ調整機構Pを構成するところのピニオンギア21が一体となって連結されており、傾動アーム7の他端部には、不動部に固定された傾斜面状のガイド23によってスライド可能に保持されてなるラックギア22の一端が回動可能に枢着されており、ピニオンギア21とラックギア22とは互いに噛合連繋されている。
図3(c)に示すように、傾動アーム7の他端部がピニオンギア21から離反移動した際には、該ピニオンギア21に噛合しているラックギア22がガイド23に沿って斜め上方向に移動するため、当該ピニオンギア21は回転弁12と共に回転する。これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが遮断されてガス供給停止の状態となる。
また、図3(b)に示すように、傾動アーム7の他端部がピニオンギア21に接近移動した際には、該ピニオンギア21に噛合しているラックギア22がガイド23に沿って斜め下方向に移動するため、当該ピニオンギア21は回転弁12と共に復帰方向に回転する。これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが連通されてガス供給の状態となる。
図4には、半円ギア式によるバルブ調整機構Pが示されており、図4(a)および(b)に示すように、開閉バルブ11の回転弁12に備えた小円のコックギア31と、傾動アーム7の支軸6を中心として片側に突設した半円ギア32との噛合連繋により当該回転弁12を回動可能となるように構成されている。
すなわち、開閉バルブ11は、ガス管5の途中に介在する弁筐体15の中に回転弁12が回動可能に収納され、該回転弁12はその中央に、ガス管5に連通可能とする開口部12aを貫設し且つ一端部にはコック14が弁筐体15から外方に突出された状態で固定されている。このとき、図4(c)に示すように、回転弁12の開口部12aがガス管5と連通している状態からコック14を正逆いずれかの方向に廻して回転弁12を90°回転させた際には、回転弁12の開口部12aとガス管5とは互いに交差し閉塞されて非連通状態(ガス供給停止状態)となるようにしてある。
そして、回転弁12には、半円ギア式のバルブ調整機構Pを構成するところの小円のコックギア31が一体となって連結されており、傾動アーム7の支軸6を中心として片側に突設した半円ギア32と噛合連繋させてある。
図4(c)に示すように、傾動アーム7が前方側に傾倒した際には、半円ギア32に噛合しているコックギア31が回転弁12と共に回転する。これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが遮断されてガス供給停止の状態となる。
また、図4(b)に示すように、傾動アーム7が後方に傾倒した際には、半円ギア32によってコックギア31は回転弁12と共に復帰方向へ回転し、これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが連通されてガス供給の状態となる。
図5には、センサー式によるバルブ調整機構Pが示されており、開閉バルブ11の回転弁12に備えた小円のコックギア31と、大径の中間ギア41を介して噛合連繋するモータギア42とを有し、モータMと傾動アーム7とのそれぞれに設けられた近接センサー43を介して当該モータMを正逆回転方向に切替作動させることで回転弁12を回動可能となるように構成されている。
すなわち、開閉バルブ11は、ガス管5の途中に介在する弁筐体15の中に回転弁12が回動可能に収納され、回転弁12はその中央に、ガス管5に連通可能とする開口部12aを貫設し且つ一端部にはコック14が弁筐体15から外方に突出された状態で固定されている。このとき、回転弁12の開口部12aがガス管5と連通している状態からコック14を正逆いずれかの方向に廻して回転弁12を90°回転させた際には、回転弁12の開口部12aとガス管5とは互いに交差し閉塞されて非連通状態(ガス供給停止状態)となるようにしてある。
そして、回転弁12には、センサー式のバルブ調整機構Pを構成するところの小円のコックギア31が一体となって連結されており、大径の中間ギア41を介してモータギア42に噛合連繋させてある。また、モータギア42が駆動軸に取り付けられているモータMと、傾動アーム7の他端部とにはそれぞれ近接センサー43が付設されており、傾動アーム7が前方側に傾倒した際には、両近接センサー43が互いに接近してモータMを正方向に回転させることとなり、モータギア42および中間ギア41を介してコックギア31が回転弁12と共に正回転する。これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが遮断されてガス供給停止の状態となる。
また、傾動アーム7が後方に傾倒した際には、両近接センサー43が互いに離反してモータMを逆方向に回転させることとなり、モータギア42および中間ギア41を介してコックギア31が回転弁12と共に逆回転する。これによって回転弁12の開口部12aとガス管5とが連通されてガス供給の状態となる。
また、図6には、前記同様にセンサー式によるバルブ調整機構Pが示されており、開閉バルブ11には、横向きのシリンダーCの往復駆動軸45に連結されたプレート弁46が前記開閉バルブ11を開閉するように備えられている。そして、シリンダーCと傾動アーム7とのそれぞれに設けられた近接センサー47を介して当該シリンダーCを正逆回転方向に切替作動させることでプレート弁46を水平方向へ往復摺動可能となるように構成されている。
すなわち、傾動アーム7が前方側に傾倒した際には、両センサー47が互いに離反してシリンダーCの往復駆動軸45が図7に示す状態に伸張するため開閉バルブ11が閉じてガス管5が遮断されてガス停止の状態となる。
また、傾動アーム7が後方に傾倒した際には、両近接センサー47が互いに近接してシリンダーCの往復駆動軸45が図7の矢印に示す方向に縮小するため開閉バルブ11が開いてガス管5が連通されてガス供給の状態となる。
尚、図中5aは種火用ガス管、48は種火用ガス管5aの開閉弁、49はその開閉用コックをそれぞれ示す。
図7には、電磁弁式によるによるバルブ調整機構Pが示されており、ガス管5の途中に電磁弁51を介設し、傾動アーム7の前方乃至後方への傾倒移動に連動して当該電磁弁51を通電作動させることで、ガス管5のガス流路を遮断乃至開放させるように構成されている。このとき、電磁弁51の電磁石の一方の極からは、電線52が傾動アーム7の他端側に余裕長さを有する状態で接続されており、電磁弁51の他方の極には、電源53を介して接点端子54が後方側に配されている。
この電磁弁51は、電気信号によって作動する電磁石(ソレノイド)の力を利用することで弁体を動かすものであり、電磁弁51の構造は、電磁石の部分と弁体の部分とから構成されている。この電磁弁としては、小型の電磁石でパイロット弁を操作しその力で弁体を動かすパイロット式と、電磁石の力で直接弁体を動かす直動式とがある。そして、電磁石はソレノイドコイルと鉄心からできており、コイルに通電することで可動鉄心(プランジャ)が吸引されて弁が開閉する。
すなわち、傾動アーム7が前方側に傾倒した際には、当該傾動アーム7と電磁弁51とに繋がれた電線52と、接点端子54とが接触導通され、電源53からコイルに通電することで可動鉄心(プランジャ)が吸引されて弁が閉弁し、ガス供給停止状態となる。
一方、傾動アーム7が後方側に傾倒した際には、当該傾動アーム7と電磁弁51とに繋がれた電線52と、接点端子54とが離反され、コイルは非通電状態となり可動鉄心(プランジャ)の吸引が開放されて弁が開弁し、ガス供給状態となる。
尚、この電磁弁式によるによるバルブ調整機構Pにおいては、傾動アーム7の動作に応じて互いに接触乃至離反可能なる電線52と接点端子54とによって構成されているが、これに替わって、電磁弁と傾動アーム7とのそれぞれに前記と同様な近接センサー43を設け、当該近接センサー43の作動によって電磁弁51を駆動させるようにしても良い。
本発明を実施するための最良の形態におけるバウムクーヘン焼成装置の概略を示す構成図である。 同じくバネ回転式によるバルブ調整機構の一例を示し、(a)はバルブ調整機構を備えた焼成室の一部省略の断面図、(b)は開弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図、(c)開弁状態のバルブ調整機構を側面から見た断面図、(d)閉弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図、(e)閉弁状態のバルブ調整機構を側面から見た断面図である。 ラックピニオン式によるバルブ調整機構の一例を示し、(a)はバルブ調整機構を備えた焼成室の一部省略の断面図、(b)は開弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図、(c)閉弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図である。 半円ギア式によるバルブ調整機構の一例を示し、(a)はバルブ調整機構を備えた焼成室の一部省略の断面図、(b)は開弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図、(c)閉弁状態のバルブ調整機構を正面から見た断面図である。 センサー式によるバルブ調整機構の一例を示す一部省略の断面図である。 センサー式によるバルブ調整機構の第二例を示す一部省略の断面図である。 電磁弁式によるバルブ調整機構の一例を示す一部省略の断面図である。
符号の説明
P バルブ調整機構
Q 生地
K キャスター
M モータ
C シリンダー
1 焼成室
2 主管
3 ガスバーナー
4 元バルブ
5 ガス管
5a 種火用ガス管
6 支軸
7 傾動アーム
7a 操作バネ
8 芯
9 軸受
10 載置台
11 開閉バルブ
12 回転弁
12a 開口部
13 引っ張りバネ
14 コック
15 弁筐体
16 作動片
17 保持バネ
21 ピニオンギア
22 ラックギア
23 ガイド
31 コックギア
32 半円ギア
41 中間ギア
42 モータギア
43 近接センサー
45 往復駆動軸
46 プレート弁
47 近接センサー
48 開閉弁
49 開閉用コック
51 電磁弁
52 電線
53 電源
54 接点端子

Claims (6)

  1. 生地を焼き上げるための開閉バルブを備えたガスバーナーと、傾動アームを介して、後方にあるガスバーナー近傍の焼成位置と前方の取出位置との間を移動可能とした生地巻き付け用の芯と、該芯を自動的に回転させるための駆動装置とを備えてなるバウムクーヘン焼成装置であって、前記傾動アームと開閉バルブとの間にバルブ調整機構を備え、該バルブ調整機構は、傾動アームによる芯の引き出し方向への移動に連動して前記開閉バルブを閉弁可能とし、且つ傾動アームによる芯のガスバーナー近傍の焼成位置への移動に連動して前記開閉バルブを開弁可能としてなることを特徴とするバウムクーヘン焼成装置。
  2. バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁と傾動アームの他端部との間に介在連繋させた引っ張りバネによって当該回転弁を回動可能としてなるバネ回転式によって構成されている請求項1記載のバウムクーヘン焼成装置。
  3. バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁と傾動アームの他端部との間に介在され互いに噛合連繋させたラックギアとピニオンギアとによって当該回転弁を回動可能となるようにしてなるラックピニオン式によって構成されている請求項1記載のバウムクーヘン焼成装置。
  4. バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁に備えた小円のコックギアと、傾動アームの支軸を中心として片側に突設した半円ギアとの噛合連繋により当該回転弁を回動可能となるようにしてなる半円ギア式によって構成されている請求項1記載のバウムクーヘン焼成装置。
  5. バルブ調整機構は、開閉バルブの回転弁に備えたコックギアと噛合連繋するモータギアを有し、モータと傾動アームとのそれぞれに設けられた近接センサーを介して当該モータを切替作動させることで回転弁を正逆回動可能となるようにしてなるセンサー式によって構成されている請求項1記載のバウムクーヘン焼成装置。
  6. バルブ調整機構は、ガス管の途中に介設した電磁弁を備え、傾動アームの前方乃至後方への傾倒移動に連動して電磁弁を通電作動させることで、ガス管のガス流路を遮断乃至開放させるようにしてなる電磁弁式によって構成されている請求項1記載のバウムクーヘン焼成装置。
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