JP2008546446A - 輪郭付けした通気管を有する広幅リム付きの完全通気式のほ乳びん - Google Patents

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Abstract

圧力を常に開放するための通気管(113)を伸延させたほ乳びんが提供される。通気管は、通気構造部分と、乳首部分とを広幅リム付きの開口部に保持するためのカラーと作動上関連した通気インサート(117)からその遠位方向に伸延され、ほ乳びんの底部の中心に向けて遠位方向に掛けて直径が減少する切頭円錐形状を有し、かくしてほ乳びんから液体が漏れ出す原因となり得る圧力を消散させる。通気インサートは、液体がカラーから出て乳幼児にかかるのを防止する主シール(124)と、副シール(125)とを有する。

Description

本発明は、一般に、乳幼児用品である、輪郭付けした通気管を有する広幅リム付きの完全通気式の型ほ乳びんに関し、詳しくは、びん内に真空が生じないようにし且つほ乳びんからの乳幼児の吸液を補助する内側管を有するほ乳びんに関する。
本発明は、その使用中や保管中に十分な通気を提供する通気管の直径を拡開するようにした点を特徴とするものである。
乳幼児には母乳を吸う本能があるが、様々な理由で母乳以外の液体を飲むことがしばしばある。乳幼児に液体を飲ませる場合、普通のグラスやコップを使うとこぼすのでベビーボトル又はほ乳びんを使う。ほ乳びんの上部開口には、シリコーン、ラテックス、ゴム又はその他材料製の、先端に孔を設けた乳首部分がこの上部開口を覆ってしっかりと取り付けられる。現行のほ乳びんは、液体を充填し、通気管を挿通し、乳首部分を取付け、びんを逆さにし、乳首部分を乳児にくわえさせて液体を飲ませるように使われる。
乳首部分の縁部位置で通気させるようにしたほ乳びんは、乳首部分の開口部以外が厳重にシールされ、乳幼児が液体を吸飲し続けてびん内の液量が減少すると、それに比例してびん内の真空度が高まって液体が汚染されるようになる。しかしながら、乳幼児が液体を吸飲する間、通気管を通して液体の後方部分全体に周囲空気が取り込まれ、吸飲によってびん内に生じる真空量が減少する。通気管は、乳首部分から出る液体の流れを乳幼児が吸飲しやすいように改善し、空気を飲み込んで激しい腹痛を起こす恐れを小さくする。
乳幼児用の容器やほ乳容器は、乳首部分を取り付けるための細い上方オリフィス部分を備えるが、この部分の開口が小さいとびん内部へのアクセスや内部の清掃がしにくなることが指摘された。そこで製造業者はこの問題を解決するべくびんの開口径をもっと大きくしたところ市場での売れ行きが良くなった。
開口直径を大きくする場合、それに見合う大直径のフランジ部分の付いた乳首部分及び飲み口を製造及び使用する必要がある。直径の大きなフランジによって乳首部分をびんに連結する部分の漏れは防止されるが、その部分から乳首部分の内端部までの間の直径寸法が同じになり、乳首部分内の容積が大きくなってしまう。
しかも、乳幼児は、乳首部分がその設計上びん内の液体を吸飲するようになっているのにしばしばこれを噛む。従って、乳首部分及びその他のほ乳用アクセサリーは噛んでも大丈夫なように設計強度を上げてある。乳首部分を噛む乳幼児は、神経学的な遅延又は欠損のような摂食障害を来すことが多く、神経学的な遅延を生じると口に入れたもの(しばしば乳首部分)は常に噛むようになる。
乳幼児が、特に直径及び内容積の大きいほ乳用の乳首部分を噛むと、その間に乳首部分の空気がびん側に押し出され、びんの内圧が高くなる。すると、しばしばびんの液体がびん内の通気管に押し込まれ、押し込まれた液体が通気管差し込み口及び通気管を横断してびんを出、結局、びんから漏れ出す。
乳首部分を噛む時に入った空気が円筒状の通気管内の中間に止まっている場合も液体はびんから漏れ出す。乳幼児が乳首部分を噛んだ時に生じた気泡が円筒状の通気管内の圧力によって幾分かの液体を通気管内に捕捉し得るのである。気泡は、びんを逆さにして乳幼児への授乳位置とした時に入り込んだ場合は常に強制排出されるのが理想的である。
しかし、通気管内に気泡が捕捉されたままだと、通気管の遠位端部分内の液体部分はこの通気管を通してびん内の遠位端側を出て、通気管を正しく通気作用させるための通気管の拡開リザーバ部分に入ることができず、あろうことか通気管の通気作用を妨害する。
ほ乳びんに吸飲中に生じる真空発生量を減少させる通気口を設ける試みが数多く為されて来ている。初期の米国特許第598,231のものではほ乳びんはU字形通気管を備えている。しかしながら、平均的な乳幼児がびんを持ち上げた場合、幾分かの液体がこのU字形通気管内に残ってU字形通気管を塞ぎ、周囲空気によるびん内真空の解放を妨害する。他の特許によれば、米国特許第927,013号におけるように、関連する技術形式が提示され、容器内を通気させるための手段が提供される。また、米国特許第1,441,623号、同第2,061,477号にはほ乳びん内部を通気するための別の手段が提示される。
上記従来特許、米国特許第5,779,071号及び同第5,570,796号のものでは、通気管や内部の管が、吸飲中の部分真空形成を妨害し、液体の漏れ出しに抵抗する。前記米国特許第5,779,071号のものでは、びんの下方に十分突出する中空円筒形状を有する通気管をびん内に伸延させており、同第5,570,796号のものでは、びんのマークよりも上の位置にリザーバを位置付けている。このリザーバは、吸飲された液体をリザーバの空気で置換させる導管システムと連通してびん内に部分真空を生じさせないようにしている。入手可能な従来のほ乳びんは多種あるが大抵のものでは、乳幼児への授乳のような中身の分与時にびん内にしばしば真空が生じる。乳幼児には、こうした状況下に生じる真空によって様々な生理的障害が引き起こされと考えられている。吸飲によってびん内に生じた真空は乳幼児の身体の色々な機構部分、例えば、外耳道内の圧力に平衡異常を生じさせ、それが、中耳炎、言語障害、脳性麻痺、発達障害、病気又はその他の困苦をもたらす恐れがある。
それ故、ベビー用品分野では、びん内に真空を生じさせない通気手段を組み込んだほ乳びんの開発が望まれてきている。例えば、本件出願人の前記米国特許第5,779,071号及び同第5,570,796号のものでは、びん内の下方部分に伸延してキャップの上部付近の位置で外部に通気するリザーバ管が、びんを部分的又は完全に逆さにしてその中身を消費する間の通気口として機能する。
一方、本願発明によれば、ほ乳びんの使用時、直立させた状態での保管時、又は、その中身を消費する間の如く、部分的又は完全に逆さにした状態であるとを問わず、びん内に真空又は圧力が生じないようにびん内の空気圧を通気する手段が提供される。
本発明の主題に係わるその他の米国特許には、米国特許第189,691号、同第345,518号、同第679,144号、同第834,014号、同第1,600,804号、同第2,156,313号、同第2,239,275号、同第2,610,755号、同第2,742,168号、同第2,744,696号、同第3,059,707号、同第5,570,796号、同第273,185号、同第454,053号、がある。
米国特許第598231号明細書 米国特許第927013号明細書 米国特許第1441623号明細書 米国特許第2061477号明細書 米国特許第5779071号明細書 米国特許第5570796号明細書 米国特許第189691号明細書 米国特許第345518明細書 米国特許第679144号明細書 米国特許第834014号明細書 米国特許第1600804号明細書 米国特許第2156313号明細書 米国特許第2239275号明細書 米国特許第2610755号明細書 米国特許第2742168号明細書 米国特許第2744696号明細書 米国特許第3059707号明細書 米国特許第5570796号明細書 米国特許第273185号明細書 米国特許第454053号明細書
1.乳幼児のほ乳びん用の新規且つ改善された通気管を提供することである。
2.びんから液体に加わる圧力を散逸させて通気管内に液体が入り込まないようにすることにより、液漏れを止める構成を提供することである。
3.びんを逆さにした時、気泡が速やかに排出される構成を提供することである。
4.通気管の見た目の容積が、その円錐形状の直径が大きくなることで増大し、かくして通気管内の液体が速やかに排出される装置を提供することである。
5.ほ乳びんとして使用するための容積サイズの容器にして、その略中央には通気インサートを配置した通気管を有し、この通気管内の通気口が、乳幼児への授乳に際しての使用時、又は、保管時のようにびんをその底部を下にしての不使用時、加熱時、又は載置時の何れの場合でも、びん内の調合乳またはミルクによって塞がれることがない容器を提供することである。
6.容器内に生じた圧力又は真空を、容器の使用又は不使用時に拘わらず、連続的に解放させる構造手段をほ乳びん内部に提供することである。
7.ほ乳びんにするような標準的な広口容器と共に使用する、広幅リム形の、又はその他の寸法形状のカラー構造にして、調合乳又はミルクを乳幼児に与えるために有益なカラー構造を提供することである。
本発明によれば、変化する形状を有するほ乳びん内の通気管が提供される。通気管は全体的に輪郭付けされており、好ましくは、下側よりも上側の方が大直径の切頭円錐形状を有する。切頭円錐形状であることから、びんの下側から入った空気が液体を通気管のリザーバ内に速やかに流入させる。通気インサートが切頭円錐形状であることから、液体は通気インサートには流入できず、かくしてびんが迅速に通気されると共に、びんからの液漏れが防止される。
更には、本発明によれば、液体及び空気の内圧を低下させる、改善形状の通気管が提供される。乳首部分の圧迫により生じる圧力は、通気管の広幅の近位端位置では減少する。びん内のミルクを加圧するとミルクは通気管内を上昇するが、通気管が幅の広がる形態を有するので通気管の上方の広幅部分ではその圧力が小さくなる。通気インサートの切頭円錐形状の大直径端部が、びん内の液体が近位方向に移動して通気インサートの通気管に流入することによる液漏れを防止する。これは、切頭円錐形状部分の、通気管の近位端位置での直径が遠位端位置でのそれと比較して大きいので空気の圧力が散逸され、液体がリザーバに緩やかに流入することによるものである。切頭円錐形状は、通気インサート内への液体の推進と、びんからの漏れ出しとを防止する。
切頭円錐形状の大直径端部はリザーバの容量を増大させる。乳幼児がびんを空にし、液体高さが最大値以下となると、リザーバ内の液体はずっと速く且つ効率的にリザーバを出る。保護者又は乳幼児がびんを直立状態で保持すると、リザーバを出た液体は速やかに切頭円錐形状の大直径端部内に入り、残りの液体はびんに戻る。
本発明によれば、乳幼児が乳首部分を噛んだ時に入り込んだ気泡が、通気管の遠位端に向けて速やかに且つ完全に移動され得る。また、本発明によれば、気泡よりも近位側にある液体が通気管のリザーバの近位側に移動する。かくして通気管は、その意図通りに、自動的且つ連続的に作用する。
本発明は、コンテナ又は容器と、ほ乳びん内の調合乳との間に構造的な関連性を持たせるものである。ほ乳びんは、調合乳を調製して容器内に配置した場合、調合乳の表面高さ位置が、容器の外側方向に導出される通気目的用の通気ポート又は通気管位置よりも低くなるに十分な大きさとされる。また、乳幼児又は保護者が授乳時に容器を逆さにした場合でも尚、調合乳は通気インサートの遠位端の任意位置にある通気口には接近しない。従って、本発明の概念は、4オンス、6オンス、8オンス(約113g、170g、226g)又は任意の寸法種類であれ、調合乳又はミルクが、ほ乳びんの通気を目的とする特定の通気ポートから常に排出されるに十分な大きさ及び容積を持つ容器を提供することである。
かくして、授乳に備えて加温又は加熱する間の如くほ乳びんを直立方向に維持する場合や、授乳中のようにほ乳びんを逆さにした時でさえ、通気目的上通気ポートが開き、乳幼児の吸飲などにより容器内に生じ得る負圧が解放され得る。
容器の内容積は、大型で且つ球形の、又は円筒形状で各表面が平坦な、又はメーソンジャー(商標名)のような、大き過ぎる程度の容器を用いることで十分に大きくすることができる。ある容器は球形を有し得、他の容器は各側面が平坦な円筒形のものであり得る。別の容器は広口形のものであり得、又はその各側に、簡単に持ち上げられるようにするための幾つかの凹部を有するものでもあり得る。更には、球形又は円筒形タイプの容器は、ほ乳びんをどこかの表面上に置く際の安定性を高める平坦な底部を有し得る。
好ましい実施例では、通気インサート内部の通気ポートは、通気インサート内部に組み込んだ通気管や横断方向の通気長孔と協動する。通気インサートは、この通気インサートに関連するネジ溝付きカラー手段にして、通気インサートと、容器内の通気管と、従来からの乳首部分とを然るべく保持するネジ溝付きカラー手段によって容器の上部に固定される。通気インサート内部にあって通気管と関連する通気ポートは、容器内に直接開口し且つ容器の下方部分内に入り、その何れかの側部には横断方向ポートを有し得、この横断方向ポートが、通気管に調合乳が入らないようにすると共に、容器を使用中に逆さにした場合に容器を通気させる。
他の実施例のものは、容器と、カラーと、乳首部分とが従来形式のものであり得るが、先に説明したような各形状に基づく容積サイズを有し、通気インサート内部の通気管及び通気ポートは、米国特許第5,779,071号について説明したような様式下にカラーと協動するのではなくむしろ、容器の表面を貫いて伸延され得る。
しかしながら、通気ポートの、通気管に通じる入口位置の向きを、容器の形状又は構造に拘わらず容器形態の中央寄りに配置して、ほ乳びんが先に説明したようにして載置されるか又は使用中に逆さにされる際に、調合物が通気ポートよりも下方か又は上方に位置付けられるようにすることができる。
本発明は、通気管を使用してほ乳びん内の真空発生量を低減させる必要のある、乳首部分を介して通気する方式の従来型ほ乳びんの問題を解決する。即ち、本発明によれば、テーパ付けされた通気管により、通気管内の空気が速やかにその遠方端から排出され、液体は速やかにリザーバに戻り、かくしてほ乳びん内の真空発生量が低減される。通気管の近位端が拡大されることから、ほ乳びんからの漏れ出しが最小化される。本発明は清掃が容易で、噛んでも大丈夫であり、噛まれることにより生じた圧力を解放させる。本発明は、液体の漏れ出しを防止すると共に、びんを連続的に通気し通気管内の気泡を消散させる。かくして、下記の如き事項を達成する。
1.乳幼児のほ乳びん用の新規且つ改善された通気管が提供される。
2.びんから液体に加わる圧力を散逸させて通気管内に液体が入り込まないようにすることにより、液漏れを止める構成が提供される。
3.びんを逆さにした時、気泡が速やかに排出される構成が提供される。
4.通気管の見た目の容積が、その円錐形状の直径が大きくなることで増大し、かくして通気管内の液体が速やかに排出される装置が提供される。
5.ほ乳びんとして使用するための容積サイズの容器にして、その略中央には通気インサートを配置した通気管を有し、この通気管内の通気口が、乳幼児への授乳に際しての使用時、又は、保管時のようにびんをその底部を下にしての不使用時、加熱時、又は載置時の何れの場合でも、びん内の調合乳またはミルクによって塞がれることがない容器が提供される。
6.容器内に生じた圧力又は真空を、容器の使用又は不使用時に拘わらず、連続的に解放させる構造手段がほ乳びん内部に提供される。
7.ほ乳びんにするような標準的な広口容器と共に使用する、広幅リム形の、又はその他の寸法形状のカラー構造にして、調合乳又はミルクを乳幼児に与えるために有益なカラー構造が提供される。
本願発明は、容器内部の真空を排除し且つ容器からの漏れ出しを防ぐ、テーパ付けされた通気管を備えた、完全通気式の、広幅リム付きまたはその他寸法形状のほ乳びんを提供することにより、従来品の制約を解消するものである。特に図1及び図2を参照するに、完全通気式の、広幅リム付きまたはその他寸法形状の、本発明以前のほ乳びんが例示され、本発明が必要とする結果を得るに十分な容積を有する球形の容器1を含んでいる。即ち、乳幼児に通常授乳する量の、番号2で示すような調合物を入れた時、調合物は、図示されるように通気管3の底部よりも尚、下方の高さ、詳しくは、通気インサート及びその通気ポート4の遠位端よりも下方に充填されるに過ぎない。
従って、ほ乳びんを加熱した時に容器内に蓄積される圧力は、通気インサートの遠位端位置の通気ポート4の開口から大気中に即座に解放される。通気ポート4は、例え僅かであっても何らかの圧力が発生するとこれを吸収し、図示されるほ乳びんの外側の大気中に解放するべく開口されている。容器1の上縁部にネジ溝を介して装着した乳首部分5、ネジ溝付きカラー6、通気インサート7は、容器1の広幅リムの開口に嵌合するように広幅寸法化した点を除き、前記米国特許第5,779,071号に関して説明したように作製されそれにより、例え標準サイズの乳首部分を使用したとしても、ほ乳びんの使用中に、例えば通気インサート及びその通気ポートのような構造部分と、ほ乳びんに入れる標準量の調合物の高さとの間に、本発明の利益を得る関係を実現するに十分な容積が提供される。
更には、乳幼児への授乳に際して本発明のほ乳びんを逆さにすると調合物は逆さの容器1の反対側に上昇し得るが、その表面高さは尚、通気インサートの遠位端及びその通気ポート4よりも下方であり、それ故、授乳中の乳幼児の吸飲によってほ乳びん内に真空または部分真空が発生しても、それらは先に説明したように、通気ポート4から通気管3を通り、通気インサート7を通して連続的に解放される。本発明の容器1は、未使用時、保管時、または中の調合物を消費させるための準備として加温または加熱等する際にほ乳びんを自立させ得るよう、その底部には番号8で示すような小平坦部を含んでいる。
図2Aには授乳時の如くほ乳びんを逆さにした状況の容器1が示される。この状態でも尚、流体高さ2は通気ポート4の開口部よりも下側に保たれ、授乳中に内部に発生する部分真空の解放が妨害されることがない。
図3及び図4には、図示したほ乳びんの容器9の別形態のものが示され、通気管10が容器の底部11と一体構成化され、その通気ポートが番号12で示すように容器の一般に中央に配置されている。かくして、このほ乳びんの場合、容器9の位置に係わらず、調合物の表面高さ13は、図示された容器の底部開口14から出して通気させるための空気の通気ポート12への流入を妨害するようなものではなく、この点は、容器9を保管時又は授乳時に図3に示すように垂直位置にする場合、又は逆さにする場合でも同じである。この実施例では、ネジ溝形のカラー15や乳首部分16は従来通りのものであり、容器9の広幅リム17とネジ溝を介して係合することでほ乳びんの使用中の容積を大型化し、開発上望ましく且つ必要な結果をもたらす。加えて、広幅リム形の容器9は全体が図3に示すように球形であり、その前後の表面は図4に示すように平坦化されるが、尚、開発上望ましく且つ必要とされるような、調合物のための容積を実現する。
図5及び図6には、図3及び図4に関して先に説明したような改変型のほ乳びんの背面図及び平面図が夫々示される。
図7〜図9には、本発明の更に他のほ乳びんの実施例が示され、容器18はメーソンジャー(商標名)形式の形態を有し、その上端部位置の開口は、図示される容器のネジ溝24にその全てをネジ溝を介して係合する、通気管20、容器部分25、通気インサート21、乳首部分22、ネジ溝付きカラー23、を収受するべく広幅リム19形式のものとされている。通気管20、容器部分25、通気インサート21、乳首部分22、ネジ溝付きカラー23は、図示された容器18の広幅リム形の開口19に収受され得るよう、もっと広幅の寸法に作製される点を除き、前記米国特許第5,779,071号に関して先に説明したものと非常に良く似たものである。
通気管は、その内側上部にあってリザーバ様の形態を構成する容器部分25と連通し、この容器部分25に入り込む形で通気インサート21の内側通気管26が容器部分25の上方に位置決めされ、この内側通気管が米国特許第5,779,071号に関して先に説明したような様式で作用する。しかしながら本実施例では、容器18の広幅リムにその全てが取り付けられるので、通気構造の通気ポート27は容器18に挿通されると容器18の内側空間の概略中心位置に配置され、かくして本発明の説明した如き利益及び結果を実現する。かくして、容器に入れた調合物の表面高さ28は通気ポート27の入口よりも常に低くなり、容器18を図7に示すように置く、又は、授乳時のように任意の角度に傾ける、又は逆さにする、側面位置で置く、とに係わらず、通気ポート27が塞がれなくなり、ほ乳びんでの授乳中に容器内部に生じる弱い圧力が常に大気中に解放されるようになる。特に前記米国特許第5,779,071号の特許を参照するに、これらの通気管や通気インサート構造を広幅リムに挿通し、カラー23によって然るべく保持すれば、通気インサートの遠位端と通気管26とが横断方向の通気路29と内側で連通し、且つカラー23の内側で大気に開放され、それにより容器を常に通気させ、本発明の目的及び利益が達成される。
ずっと大型のびんを使用中に把持及び保持するための、図8に番号30で示すような凹部を容器18の側部に一体形成し得る。
図10〜図13には、全体に矩形形態の容器31を有する大容量型のほ乳びんが示される。本実施例のほ乳びんは、そこに組み込むための、図示されるカラー33、カラー33に支持した乳首部分34、通気管35、通気インサート36、を収受する、番号32で示すような広幅リム形の開口を有する。
図14及び図15には通気インサートの詳細が示される。通気インサートの底部37は開放され、この通気管の横断方向に渡り伸延する横断方向ポート38を通して通気がなされ、かくして図示される容器の内側が通気される。また、横断方向ポート38はびんの略容積中心位置に配置され、授乳時にびんを逆さにした時に調合物39が入り込むのを防止するが、調合物は図13に示すように常に通気管35の底部から離れた高さに位置付けられるので本発明の目的が達成される。更には、図15に示され、また前記米国特許第5,779,071号及び同第5,570,796号に記載されるように、通気インサート36は、通気管35と連通して、ほ乳びんの使用中にその内部に発生した真空、圧力その他をほ乳びんの外側の大気に解放し、本発明の利益及び結果を実現する横断方向通気孔38を有する。
図16には、半球形の容器40と、その広幅リム41に取り付けた、カラー42、乳首部分43、通気インサート44、を有するほ乳びんが例示される。本実施例では通気管45が、その底部46をほ乳びんの略容積中心位置に配置する状態で容器40内を下方に伸延され、かくして本発明の利益が達成される。
図17には球形のほ乳びんが示され、その容器61には、カラー63と乳首部分64とがネジ溝係合によって広幅リム62に取り付けられている。
この実施例では番号65で示す通気管は、容器61の底部から一体的に上方に伸延して容器内部を外側の大気に通気し、その上端部位置には横断方向通気ポート66を有する。これらの通気ポートもまた、図示された容器の略容積中心位置に配置され、かくして本発明の利益を達成する。
図18及び図19には、別態様での本発明のほ乳びんが例示され、容器51はある寸法形状は全体的に矩形形態であるが、その垂直方向に沿った形状は番号52で示すような楕円形状となっている。カラー53が乳首部分54を支持し、通気インサート55がほ乳びんと一体の容器51の広幅リム56に支持される。通気インサートの遠位端と、通気インサートの通気管57とが下方に伸延され、延長された通気管58を含み、この通気管58の略底端部位置の通気ポート59が、ほ乳びんの容器51の、やはり略容積中心位置に配置される。かくして、ほ乳びんに収納した授乳用の調合物60は、ほ乳びんを図18に示すように直立状態で置く時又は授乳時の如く逆さにした時とを問わず、通気ポート59よりも下側に位置付けられる。
図20には、図16のそれと類似形式のほ乳びんが示されるが、この実施例ではその容器47の平坦な底部48には上方に伸延する通気管49が一体形成され、この通気管49の通気ポートを形成する上端50が、図示される容器のやはり略容積中心位置に配置される。
図21〜図25には、本発明の通気管の色々な配置構成が示される。図21に示すほ乳びんではその容器67には広幅リム68が取り付けられ、この広幅リムにカラー69と、乳首部分70とがネジ溝を介して装着される。この実施例では、通気目的上、通気管71は容器67と一体形成され、図示される容器の略中央位置に向けて斜め方向に沿って容器内を半径方向内側に伸延し、通気ポート72が前記略中央位置に配置される。
かくして、容器内の、乳幼児に通常授乳する量の調合物73は、常に通気ポート72の入口位置よりも低い位置を取るので漏れを生じることがない。この点は、ほ乳びんを保管する時又は使用時の如く逆さにした場合でも同じである。
図22には、図示されたほ乳びん用の半球形形式の容器74が例示される。ほ乳びんは広幅リム75を有し、この広幅リム75にはカラー76と乳首部分77とがネジ溝を介して装着される。
この実施例では、図21に関連して説明したようなほ乳びんのそれと類似の通気管78が容器と一体形成され、容器内で斜めに配置され、番号79で示すようなその通気ポート、詳しくはその横断方向通気孔80が、図示された容器内の略容積中心位置に配置され、かくして本発明の利益が達成される。
図23には、図21に関して説明したそれと類似構成のほ乳びんが例示されるが、本実施例では容器81が、図示される容器の側部のずっと下方に配置され、番号83で示すような位置で大気に開放され、またその通気ポート84が容器81の略容積中心位置に設けられる。
図24には図22に関して先に説明したそれと類似のほ乳びんが例示されるが、本実施例では容器85には、図示される容器の側部のずっと下方の、番号87で示すような位置に通気管86が一体形成される。通気管86はフランジ88を、容器85の側壁を貫いて設けた開口89に接着させるなどにより一体形成又は構造上付着させ得る。通気管86の内側端部には、本発明の結果及び利益を達成するための通気ポート90が、やはり容器の略容積中心位置に配置される。図25及び図26には、本発明のほ乳びんの更に他の実施例が示され、矩形形態の容器91が、図26の番号92で示すように垂直方向に沿って楕円状の外観を有している。
本実施例では十分な容積が提供され、容器内に収納した調合物の、番号93で示すような表面位置は、使用中のほ乳びんの取る位置に拘わらず、通気管94及びその通気ポート95よりも下方となる。本発明の、図25及び図26に示すような通気特性の構成では、通気管94は通気インサート97の各側に横断方向に伸延する横断方向通気孔96を有し、これらの横断方向通気孔96が、本件出願人のこれまでの特許発明から理解されるように、ネジ溝形態部分101を介して大気中に通じさせることで、容器91内部に生じた圧力又は真空を解放する。
米国特許第5,779,071号及び同第5,570,796号に示されるように、通気インサート97は、番号99で示すような位置に中間部間隙を提供し且つ授乳時のようにほ乳びんを逆さにした時に調合物がそこを流動し得るようにする一連の支持用ベーン98を含む。しかし、横断方向通気孔96が通気管94と連通され、この横断方向通気孔を通る圧力又は不足圧力を、図示されたほ乳びんの容器91の広幅リム構成のカラー100とネジ溝形態部分101との間のネジ溝連結部に形成される不完全シールを通して大気に通じさせる。この構成でも、容器に入れた調合物が容器から漏れ出さないようにするために通気ポート95を容器91の略容積中心位置に位置付ける点は、授乳時のようにほ乳びんを使用、保管、加熱又は逆さにするとを問わず通気が容易化されるようにする上で非常に重要である。
図27に示すびんの各構成部品は図13〜図15に組み立て状態で示すそれらと類似したものである。図27では各部品は、液体容器又はびんを省略した状態で分解斜視図として示されている。乳首部分115はびん1に固定したカラー116から外側に伸延され、カラーとびんとの間にはびん1のリム部分を把持する通気インサート117が配置される。通気インサートは中空で且つ全体に円筒形状を有し、低い周囲壁123を有する。通気インサート117は、直径方向に横断する横断方向通気構造119を有し、この横断方向通気構造119の中央には、図27A及び図27Bに示すようにびん側に向けた孔が設けられる。横断方向通気構造は、びん1と大気との間で一般に空気を連通させる対向する2つの開口118を有する。通気インサート117は、図27Bに示すように、主リップ121と、この主リップと同中心を有し且つ若干下方に位置付けた副リップ122とを有する。通気インサート117の主リップ121は、通気インサートと連続する中空円筒形状を有するが、その直径は周囲壁123に依存してこの周囲壁の直径よりも若干小さい。これにより、通気インサートはその組み立てに際してびんのリム部分内にぴったりとシールする状態で装着されるようになり、通気インサート構造を通して通気させたい空気や、ほ乳びん内に取り込んで利用したい空気以外の空気が通気インサート部分から漏れないようになる。
番号114で示す位置には輪郭付けした通気管113用の孔114が設けられる。通気管113は好ましい実施例では切頭円錐形状を有するがその他形状としても良い。また本実施例では通気管の底部は、標準的なびん、広幅リム形のびんその他であるとに係わらず、本発明の通気構造を適用するほ乳びんの、代表的には内側底部に近い位置で終端される。主リップは、この主リップよりも若干直径の大きい円周方向隆起部124を有し、この円周方向隆起部が通気インサートをほ乳びんの内径部分にシールする。主リップの外径はほ乳びんの内径と同じである。通気インサート117の副リップ122は、横断方向通気構造119に依存して主リップよりも直径の小さい中空円筒形状を有する。副リップ122はこの副リップよりも直径が若干大きい円周方向隆起部125を有し、リザーバの内径と同じ外径を有する。副リップは、本発明の通気管のリザーバ126を通気インサート117に対してシールする。
通気管113はリザーバ126を有し、リザーバ126は、中空で且つ全体的に円筒形状を有し、開口した上部127と、部分的に閉じた底部128とを有する。底部128は、上部127から下方に向けて下降するに従い円滑に丸味付けされる。底部128の中央位置には、この底部に連結した通気管113への通路となる孔129が設けられる。かくして通気管は、リザーバ126側に位置付けた大直径端部130と、遠位端側に位置付けた小直径端部131とを有する中空の切頭円錐形状を有する。
通気管113と同中心の通気インサート117は、横断方向通気構造119の孔位置にその中心を有し且つ、周囲壁123に対向する横断方向通気構造119と直交する遠位端通気インサート又は内側通気管120を有する。内側通気管120は、その直径よりも長い中空円筒形状を有し、横断方向通気構造119から通気管113のリザーバ126に入る空気と連通するが、本発明に於いては液体を供給することはない。
図28には通気管113のみが示され、リザーバ126の底部128に近い側で且つその直径と類似する直径大直径端部130を有し、またその遠位端側の小直径端部131に向けてテーパ付けされている。好ましい実施例では大直径端部130の直径は小直径端部131の約2倍であり、その比率は約2:1である。
図29にはやはり通気管113のみが示されるが、本実施例では大直径端部130の直径は図28の実施例のそれよりも実質的に小さくされている。この実施例では、大直径端部130の直径は小直径端部131のそれの少なくとも1/8大きく、また先の実施例同様、その遠位端側の小直径端部131に向けてテーパ付けされている。本実施例では大直径端部130は約1.1:1.0の比率下において小直径端部131よりも若干大きい。
図30には、乳幼児が、持ちやすいように水平方向よりも下に下げて持った状態で従来型のほ乳びんを噛んでいる様子が示される。ほ乳びん1は直径が一定の円筒管状のものであり、このように下方に下げて持つと授乳液と接触する。乳首部分を噛むなどして急に圧迫すると、液体の上方で圧縮された空気が容器内部の液体を一瞬加圧する。圧縮された空気は通気インサートのベーンを介して乳首部分から前進して容器に入り、容器を加圧し、直線的で且つ直径が一定の壁を有する従来の通気管内に液体を押し上げる。通気管内の液体は通気インサート内に突然且つ急激に入り込み、通気インサートの横断方向ポートを通してほ乳びんから漏れ出し、乳幼児あるいは保護者を濡らす。
図31に示すような本発明のテーパ付けした通気管によれば、通気管内に吸飲された授乳液が消散されるようになる。特に切頭円錐形状の、輪郭付けされた管の直径が拡大することで、授乳液は従来品のように通気ポートから急激に漏れ出すのではなくむしろ、リザーバ内に穏やかに流入し、かくして通気管内の液体の圧力が消散される。図31に示すほ乳びん1は切頭円錐形状の通気管を有し、その直径が小直径端部131から大直径端部130にかけて増大され、それにより、乳幼児が乳首部分5を噛んで液体2を圧迫しても、通気管の増大する直径が通気管内の容積増分量を漸減させるので、授乳液2が横断方向通気構造119位置でほ乳びん1を出てカラー6から漏れ出すのが抑制される。通気管の直径が増大することでほ乳びん1内の圧力増大が制限され、かくして本発明によればほ乳びんからの漏れ出しが防止される。
以上の如く、完全通気式の広幅リム形又はその他直径のリムを有するほ乳びんが説明された。本発明のほ乳びんは、通気管内での圧力増大を低減させてほ乳びんからの漏れ出しを防止する点で独特のものであり、ほ乳びんおよびその種々の構成部品は、これに限定しないが、ポリマー、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ガラス、ナイロン、鉄金属及び非鉄金属、それらの合金及び複合物、を含む多種の材料から作製することが可能である。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
球形のほ乳びんの平面図である。 図1のほ乳びんの側面図である。 使用中のほ乳びんの側面図である。 通気管をほ乳びんの底部から上方に伸延させた別態様の球形のほ乳びんの側面図である。 図3のほ乳びんの側面図である。 図3のほ乳びんの背面図である。 図3のほ乳びんの平面図である。 カラー及び乳首部分を取付け、また内部には通気構造を支持する広幅リム形態を有する別態様のほ乳びんの側面図である。 図7のほ乳びんの側面図である。 図7のほ乳びんの作用部品を示す分解斜視図である。 カラー及び乳首部分をその上端部の広幅リムに装着した、矩形形態の、広幅構造を有するほ乳びんの正面図である。 図10のほ乳びんの平面図である。 図10のほ乳びんの底面図である。 図10のほ乳びんの、内側の通気用構造を示す側面図である。 図13に示すようなほ乳びんの容器の広幅リムに取り付けた場合の、カラー内部に装着した通気インサートを示す平面図である。 図14を線15−15に沿って切断した、通気インサートの断面図である。 カラー、通気インサート、乳首部分、をその広幅リムの上部に装着し、通気管と通気ポートとを、図示される容器の略中央に配置した容積構成を有するほ乳びんの正面図である。 その底部セグメントに、この底部セグメントと共に作用する構造の通気管を配置したほ乳びん用容器の正面図である。 作動上その全てが関連する、カラー、通気インサート、延長部付き又は無しの通気管を有するほ乳びん用の、矩形の容積構成を有する容器の正面図である。 本発明の更に別の、広幅リム形のほ乳びんの平面図である。 図19のほ乳びんの正面図である。 通気管が、容器の上方表面から中央に向けて内側に伸延する広幅リム形のほ乳びんの正面図である。 通気管が容器の略上方の表面から内側に向けて斜めに伸延する広幅リム形のほ乳びんの正面図である。 通気管が容器の表面から内側方向に伸延する広幅リム付きのほ乳びんの正面図である。 通気管がびんの側部に沿って更に下方に伸延する構成とした、図22と類似のほ乳びんの正面図である。 更に他の形状の通気管を有するほ乳びんの正面図である。 広幅リム付きの、楕円形状のほ乳びんの平面図である。 通気管及び付属部品の分解斜視図である。 通気インサートの平面図である。 通気インサートの断面図である。 近位端側を大直径とした通気管の斜視図である。 近位端側を小直径とした通気管の斜視図である。 乳幼児の使用中に漏れを生じる円筒状の通気管を有する従来のほ乳びんの斜視図である。 乳幼児の使用中に漏れを生じない、傾斜させた通気管を有する通気式のほ乳びんの斜視図である。
符号の説明
1 容器
2 流体高さ
3 通気管
4 通気ポート
5 乳首部分
6 カラー
7 通気インサート
8 小平坦部
9 容器
10 通気管
11 底部
12 通気ポート
13 調合物の表面高さ
14 底部開口
15 カラー
16 乳首部分
17 広幅リム
18 容器
19 広幅リム
19 開口
20 通気管
21 通気インサート
22 乳首部分
23 ネジ溝付きカラー
24 ネジ溝
25 容器部分
26 内側通気管
27 通気ポート
28 調合物の表面高さ
29 横断方向通気構造
30 凹部
31 容器
33 カラー
34 乳首部分
35 通気管
36 通気インサート
37 底部
38 横断方向ポート
39 調合物
40 半球形容器
41 広幅リム
42 カラー
43 乳首部分
44 通気インサート
45 通気管
46 底部
51 容器
53 カラー
54 乳首部分
55 通気インサート
56 広幅リム
57 通気管
58 通気管
59 通気ポート
60 調合物
61 容器
62 広幅リム
63 カラー
64 乳首部分
65 通気管
66 横断方向通気ポート
67 容器
68 広幅リム
69 カラー
70 乳首部分
71 通気管
72 通気ポート
73 調合物
74 容器
75 広幅リム
76 カラー
77 乳首部分
79 通気ポート
80 横断方向通気孔
81 容器
84 通気ポート
85 容器
86 通気管
88 フランジ
89 開口
90 通気ポート
91 容器
94 通気管
95 通気ポート
96 横断方向通気孔
100 カラー
101 ネジ溝形態部分
113 通気管
114 孔
115 乳首部分
116 カラー
117 通気インサート
118 開口
119 横断方向通気構造
120 内側通気管
121 主リップ
122 副リップ
123 周囲壁
124、125 円周方向隆起部
126 リザーバ
127 上部
128 底部
129 孔
130 大直径端部
131 小直径端部
138 横断方向通気孔

Claims (12)

  1. 容器を有するほ乳びん組立体であって、
    容器が、
    閉じた底端部と、
    容器に入れる液体を受けるための開口を有する上端部と、
    容器の上端部位置に位置付けられて該容器の上端部位置での開口寸法を画定する内径を有するリムと、
    ネジ溝付きのカラーと、
    乳首部分と、
    その全体が、容器の上端部位置で開口の蓋を提供する形態を有し且つ配置され、ほ乳びんの使用時に容器の内側空間を通気する通気インサートとを含み、
    該通気インサートが通気管を有し、該通気管が、容器の内側空間内にその全体を配置した遠位端を有し、該通気管の下方端部が、通気を容易化するべく容器の内側空間内に開口され、
    前記通気管がリザーバに連結され且つ全体的に中空の、輪郭付けされた形状を有し、該輪郭付けされた形状の大直径部分がリザーバに近接して配置され、
    前記通気インサートが前記容器及びリザーバに対してシールされると共に、容器の内側空間と連通されるほ乳びん。
  2. 通気管が切頭円錐形状を有する請求項1のほ乳びん。
  3. リザーバが、開放された上部と、該上部と対向する小底端部を有する全体的に中空の、円筒形状を有し、
    通気管が、大直径の近位側部分と、該近位側部分と対向する小直径の遠位側部分とを有し、
    容器の内側空間が、容積と、容積中心とを有し、通気管の小直径部分が容器の一般に底部付近に配置される請求項2のほ乳びん。
  4. 通気管の大直径部分の直径がリザーバの直径以上ではなく且つ通気管の小直径部分の直径以上である請求項3のほ乳びん。
  5. 通気管の大直径部分の直径を小直径部分の直径で除した比が少なくとも2である請求項4のほ乳びん。
  6. 通気管の大直径部分の直径を小直径部分の直径で除した比が2未満である請求項4のほ乳びん。
  7. 通気管の大直径部分の直径が15.24cmであり、小直径部分の直径が7.62cmである請求項4のほ乳びん。
  8. 容器が、その底端部から容器上端位置のリム部分までの長さを有し、体長さを容器の上端部位置のリム部分の内径で除したアスペクト比が3.0未満である請求項2のほ乳びん。
  9. 容器のアスペクト比が2.8未満である請求項7のほ乳びん。
  10. 通気インサートが、該通気インサートと容器との間をシールするための主シール部分と、通気インサートとリザーバとの間をシールするための副シール部分とを有する請求項2のほ乳びん。
  11. 通気インサートが、各端部が開放された、周囲方向壁を有する中空且つ円筒形状を有し、
    主シール部分が、前記周囲方向壁から容器に向けて垂下され、
    通気インサートの直径方向に横断して位置付けられ、各端部が開放された、前記周囲方向壁を貫く横断方向通気孔にして、容器側を向いた中央穴を有する横断方向通気孔を有し、
    副シール部分が、前記横断方向通気孔と全体的に同中心を有し且つ該横断方向通気孔から垂下され且つ全体的に主シール部分と同中心を有し、
    内側通気管にして、中空の円筒形状を有し、主シール部分と同軸で通気インサートと同中心を有し、前記横断方向通気孔に対して直交され、リザーバと連通する内側通気管を有する請求項10のほ乳びん。
  12. 主シール部分が、通気インサートを容器と摩擦係合させるための円周方向の隆起部分を有し、
    副シール部分が、通気インサートをリザーバと摩擦係合させるための円周方向の隆起部分を有し、
    かくして、容器内の液体の主シール部分及び副シール部分を越えての漏れ出しが防止される請求項11のほ乳びん。
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