JP2008542315A - 2−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1h−インドール−5−カルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

2−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1h−インドール−5−カルボン酸誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の化合物を製造するための方法、式(I)の化合物の製造の間に得られる新規な中間体、及びIkBキナーゼ阻害剤を製造するための中間体としてのそれらの使用に関する。
【化1】

Description

本発明は、式Iの化合物を製造するための方法及び式Iの化合物を得る際の新規な中間体に関する。記載されるインドール誘導体は、IkBキナーゼ阻害剤を製造するための適切な中間体である(WO 01/30774 A1;WO2004/022553)。
インドール誘導体が活性医薬成分の合成のための単位として使用されることは知られている。例えば、2−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸又はそれらの塩は、IkBキナーゼ阻害剤の製造のための重要な単位である(WO01/30774 A1を参照のこと):
Figure 2008542315
2−(2−アミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸は、対応する4−アセチルピリミジン(III)及び4−ヒドラジノ安息香酸(II)から始める古典的なFischer−インドール合成により製造することができる(スキーム1を参照のこと):
Figure 2008542315
ここでの1つの不利な点は、十分な変換に必要とされる厳しい反応条件である。第二に、この反応の生成物は、対応するオリゴマーとの混合物で得られ、これは特に濾過時間に関して乏しい分離可能性をもたらす。さらに、これらのオリゴマーは、2−(2−アミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸の有機溶媒中での低い溶解性に起因して、かろうじて除去することしかできず、そしてさらなる反応に、いくつかの場合には活性成分まで不純物として混入される。
上述のような不都合を有さない、式Iの化合物を製造するための工業的方法を見出すことが本発明の目的である。
式I
Figure 2008542315
[式中、
R1は、1)水素原子、
2)−(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環であり、
R2及びR3は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
1)水素原子、
2)(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、[ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル又は
5)4〜15員Het環であり、
Pは、水素原子又は窒素保護基である]
の化合物を得るための方法であって、
a)式IV
Figure 2008542315
[式中、R1は、式Iにおいて規定されるとおりであり、
R4及びR5は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
1)−OH、
2)−O−(C1−C12)−アルキル、
3)−O−(C6−C14)−アリール、
4)−O−(C3−C8)−シクロアルキル、
5)−(C1−C12)−アルキル又は
6)−O−Het[ここでHetは、4〜15員Het環である]であるか、又は
R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、環中に4個、5個、6個若しくは7個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、特定の炭素原子の代わりに2つの酸素原子若しくは2つの酸素原子および1つの窒素原子を含有していてもよく、
Pは水素原子又は窒素保護基である]
のボロノインドールを、
式V
Figure 2008542315
[式中、R2及びR3は、それぞれ式Iにおいて規定されるとおりであり、そしてXは1)ハロゲン、
2)−O−SO2−R2、又は
3)−O−C(O)−R2である]
のアミノピリミジンと反応させ、そして存在するあらゆる窒素保護基を外すこと、又は
b)式IVのボロノインドールを、式VI
Figure 2008542315
[式中、Xは式Vにおいて規定されたとおりであり、そして
Yは1)ハロゲン、
2)−O−SO2−R2、又は
3)−O−C(O)−R2である]
のピリミジンと反応させて、式VII
Figure 2008542315
[式中、R1及びPはそれぞれ式IVにおいて規定されたとおりであり、そしてYは式VIの化合物において規定されたとおりである]
の化合物を得、次いで式VIIの化合物を式VIII
Figure 2008542315
[式中、R2及びR3は、式Iにおいて規定されたとおりである]
のアミンと反応させて式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外すこと、又は
c)式IX
Figure 2008542315
[式中、R1は式Iにおいて定義されるとおりである]
のアルキンを、式(V)のピリミジンと反応させて、式X
Figure 2008542315
[式中、R1、R2及びR3は、それぞれ式Iにおいて規定されたとおりである]
のアルキンを得、そして式Xの化合物を閉環により式Iの化合物に変換すること、又は
d)方法a)、b)若しくはc)により製造された式Iの化合物を遊離形態で単離するか、又は酸性基若しくは塩基性基が存在する場合にはそれを生理学的に適合性の塩に変換することのいずれか、
からなる方法が今や見いだされた。
本発明はさらに、
R1が1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、
3)フェニル又は
4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、式Iの化合物を得るための方法に関し、
この方法において、式IV
[式中、R1は式Iについて規定されるとおりであり、
R4及びR5は同じか若しくは異なり、そしてそれぞれ独立して−OH若しくは−(C1−C6)−アルキルであるか、又は
R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン若しくは[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンの群からの環を形成し、
Pは1)水素原子、
2)−C(O)−O−R6[ここでR6は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは、フェニル、ナフチル、アントリル及びフルオレニルより選択され、そしてアリールは、非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニル、の群からのラジカルである]、
3)SO3−R6、
4)−O−SO2−R6、
5)−Si−R6又は
6)ベンジルである]
のボロノインドールを、式V
[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]のアミノピリミジンと反応させ、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す。
本発明はさらに、
R1が水素原子又はエチルであり、
R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、式Iの化合物を得るための方法に関し、
この方法において、式IV
[式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
R4及びR5は同じであり、かつそれぞれ−OHであり、そして
Pは1)水素原子、
2)−O−トシレート又は
3)ベンジルである]
のボロノインドールを、式V
[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
Xは、Cl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]のアミノピリミジンと反応させ、そして
存在するあらゆる窒素保護基を外す。
本発明はさらに、
R1が1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、
3)フェニル又は
4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、
式Iの化合物を得るための方法に関し、
この方法において、式IV
[式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して−OH又は−(C1−C6)−アルキルであるか、又は
R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン又は[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンの群からの環を形成し、
Pは1)水素原子、
2)−C(O)−O−R6[ここで、R6は
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールはフェニル、ナフチル、アントリル又はフルオレニルの群より選択され、そしてアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである]、
3)SO3−R6、
4)−O−SO2−R6、
5)−Si−R6又は
6)ベンジルである]
のボロノインドールを、式VI[式中、
XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートであり、そして
YはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]のピリミジンと反応させて、式VIIの化合物を得、次いで式VIIの化合物を、式VIII[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである]のアミンと反応させて、式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す。
本発明はさらに、
R1が水素原子又はエチルであり、
R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、
式Iの化合物を得るための方法に関し、
この方法において、式IV
[式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
R4及びR5は同じであり、かつそれぞれ−OHであり、そして
Pは1)水素原子、
2)−O−トシレート又は
3)ベンジルである]
のボロノインドールを、式VI[式中、
XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートであり、そして
YはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]
のピリミジンと反応させて、式VIIの化合物を得、次いで式VIIの化合物を、式VIII[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである]のアミンと反応させて、式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す。
方法の工程a)は、例えばHeterocycles,Vol.53,2000,p.1489−1498においてB.Jiang及びC.Yangに記載されるような反応条件下で行われる。
ボロノインドール(IV)と、ピリミジン誘導体(V)との反応は、好ましくは触媒量のパラジウム化合物またはニッケル化合物、例えばPd(PPh34、Pd2(dba)3、Pd(OAc)2又はPdCl2/TPPTSの存在下で行われる。
反応温度は40℃〜80℃、好ましくは60℃〜70℃である。反応時間は、混合物の組成及び選択された温度範囲によって一般的には2〜3時間である。適切な溶媒は、例えばメタノール、エタノール又はトルエンである。式IVの化合物対式Vの化合物のモル比は、例えば1:1〜1:1.3である。
純度をHPLCにより決定する。
式IVの化合物は公知であるか、又は対応するN−保護インドール−5−カルボン酸誘導体(Xl)を、LDA、LiTMP又はLiHMDSのような塩基と反応させ、続いてホウ酸トリイソプロピル又はホウ酸トリメチルのようなホウ酸エステルと反応させること(スキーム5)により製造することができる。
Figure 2008542315
この場合、ボロノ基の脱離の結果としてカップリングの間に副生成物として形成するインドール(XI)の形成がより低い程度になり、それによりより高い収率が得られるため、実際の反応の前に窒素保護基を除去することがより有利であることが見出された。
式Vの化合物は、公知であるか、又はピリミジン誘導体(VI)をアミンVIIIと反応させ、続いて異性体XIIから、例えばクロマトグラフィー、又は水蒸気蒸留により取り出すことにより製造することができる(スキーム6を参照のこと)。
Figure 2008542315
驚くべきことに、異性体(XII)がこのカップリングの反応条件下で、反応して(XIII)((I)の異性体)を生じないことが見出されたので、(V)と(XII)との混合物を用いて実際の反応を行うことも可能である(スキーム7)。
Figure 2008542315
方法の工程b)は、a)と同様に行われる。
方法の工程c)は、例えば、Tetrahedron Letters 44(2003) 501−5013においてI.Beletskayaらに記載されるような反応条件下で行われる。式IXの化合物とピリミジン誘導体(V)との反応は、好ましくは金属触媒(例えばPd(OAc)2又はCuI)及びトリフェニルホスフィン又はTPPTSの存在下で達成される。(I)への(X)の閉環は、例えば、KOtBu又はKHMDSのような塩基の添加により達成することができる。
反応温度は、15℃〜30℃、好ましくは20℃〜25℃である。反応時間は、一般的には、反応混合物の組成および選択された温度範囲によって20〜24時間である。適切な溶媒は、例えばN−メチルピロリドン(NMP)又はジメチルホルムアミド(DMF)である。
純度は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により決定する。
方法の工程d)に従う、塩形成可能な式Iの化合物(それらの立体異性体を含む)からの生理学的に適合性の塩の製造は、それ自体公知の方法で達成される。式Iの化合物は、塩基性試薬、例えば水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、アルコキシド、及びアンモニア、又は有機塩基、例えばトリメチルアミン若しくはトリエチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン若しくはトリエタノールアミン、トロメタモール又は塩基性アミノ酸、例えばリジン、オルニチン、若しくはアルギニンと、安定なアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又は場合により置換されたアンモニウム塩を形成する。式Iの化合物が塩基性基を有する場合、強酸を用いて安定な酸付加塩を製造することも可能である。この目的のために有用な酸としては、無機酸及び有機酸の両方、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、ヘミ硫酸、リン酸、メタスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、4−ブロモベンゼンスルホン酸、シクロヘキシルアミドスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、グリセロールリン酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、グルコン酸、グルクロン酸、パルミチン酸又はトリフルオロ酢酸が挙げられる。
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩が好ましい。アルカリ金属およびアルカリ土類金属の例は、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Mg、Ca、Sr又はBaである。アンモニウム塩の例はNH4である。
本発明はさらに、式Iの化合物を得るための方法に関し、この方法において、
a)式XIV
Figure 2008542315
[ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりであり、そしてXは式Vにおいて規定されたとおりである]のアミノ安息香酸を、トリメチルシリルアセチレンと反応させて、式XVI
Figure 2008542315
[ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりであり、そしてMeはメチルである]の化合物を得、そして
b)式XVIの化合物を、式IX[ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりである]のアルキンに変換し、そして
c)式IXのアルキンを、式(V)のピリミジンと反応させて、式X[式中、R1、R2及びR3はそれぞれ式Iにおいて規定されたとおりである]のアルキンを得、そして式Xの化合物を、閉環により式Iの化合物に変換する。
式IXの化合物は、公知であるか、又はアミノ安息香酸誘導体(XIV)をトリメチルシリルアセチレン(XV)と反応させ、続いてシリル保護基を外すことにより製造することができる(スキーム8)。
Figure 2008542315
用語「窒素保護基」は、T.Greene,「Protective Groups in Organic Synthesis」に記載されるような、アミン保護基(慣例的にP)を意味すると理解される。窒素保護基のさらなる例は、式IIの化合物におけるラジカルとしてのPに関するラジカル2)〜6)である。
用語「触媒量のパラジウム化合物又はニッケル化合物」は、0.03〜0.3mol(例えば式IVの化合物のモルに基づく)の以下の化合物Pd(PPh34、Pd2(dba)3、Pd(OAc)2又はPdCl2/TPPTSを意味すると理解される。
用語「金属触媒」は、0.03〜0.3mol(例えば式IVの化合物のモルに基づく)の以下の化合物Pd(PPh34、Pd2(dba)3、Pd(OAc)2又はPdCl2/TPPTSを意味すると理解される。
用語「−(C1−C12)−アルキル」は、その炭素鎖が直鎖又は分枝鎖であり、かつ1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素ラジカルを意味すると理解される。例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2,3−ジメチルブタン、ネオヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノナニル、デカニル又はドデカニルである。
用語「(C3−C8)−シクロアルキル」は、3〜8員の単環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルから誘導される化合物のようなラジカルを意味すると理解される。
用語「−(C6−C14)−アリール」又は「アリール」は、環中に6〜14個の炭素原子を有する芳香族炭素ラジカルを意味すると理解される。−(C6−C14)−アリールラジカルは、例えばフェニル、ナフチル、例えば1−ナフチル、2−ナフチル、アントリル又はフルオレニルである。
ナフチルラジカル及び特にフェニルラジカルが好ましいアリールラジカルである。
用語「4〜15員Het環」は、4〜15個の炭素原子を有し、互いに結合した1つ、2つまたは3つの環系で存在し、かつ1個、2個、3個又は4個の同じか又は異なる酸素、窒素及び硫黄の群からのヘテロ原子を含有する環系を意味すると理解される。これらの環系の例は、アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル及びキサンテニルラジカルである。
用語「R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、環中に4個、5個、6個若しくは7個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、特定の炭素原子の代わりに2つの酸素原子若しくは2つの酸素原子および1つの窒素原子を含有していてもよい」は、例えばボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン若しくは[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンから誘導される環系を意味すると理解される。
本発明はさらに、式II
Figure 2008542315
[式中、R1は1)水素原子、
2)−(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル又は
5)4〜15員Het環であり、
ただし、Pが水素原子でありかつDが−N(R2)−R3[ここでR2は水素原子であり、そしてR3は−(C1−C4)−アルキルである]である場合、R1は水素原子ではなく、
Pは1)水素原子、
2)−C(O)−O−R6
[ここでR6はa)水素原子、
b)−(C1−C12)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
e)4〜15員Het環である]、
3)−SO3−R6、
4)−O−SO2−R6、
5)−Si−R6、又は
6)ベンジルであり、
Dは、1)−N(R2)−R3、
2)ハロゲン、
3)−O−SO2−R2、又は
4)−O−C(O)−R2であり、
ここでR2及びR3は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
a)水素原子、
b)−(C1−C12)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
e)4〜15員Het環である]
の新規な化合物又は式IIの化合物の生理学的に適合性の塩に関する。
本発明のさらなる局面は、
式中、R1は、1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、
3)フェニル、又は
4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
ただし、Pが水素原子でありかつDが−N(R2)−R3[ここでR2は水素原子であり、そしてR3は−(C1−C4)−アルキルである]である場合、R1は水素原子ではなく、
Dは、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素又は−N(R2)−R3であり、ここでR2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
Pは、1)水素原子、
2)−C(O)−O−R6[ここでR6は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは、フェニル、ナフチル、アントリル及びフルオレニルの群より選択され、そしてアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである]、
3)−SO3−R6、
4)−O−SO2−R6、
5)−Si−R6、又は
6)ベンジルである、
式IIの新規な化合物に関する。
本発明のさらなる局面は、
式中、
R1が水素原子又はエチルであり、
ただし、Pが水素原子でありかつDが−N(R2)−R3[ここでR2は水素原子であり、そしてR3は−(C1−C4)−アルキルである]である場合、R1は水素原子ではなく、
Dが塩素又は−N(R2)−R3であり、ここで
R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
Pが水素原子、−O−トシレート又はベンジルである、
式IIの新規な化合物に関する。
式IIの化合物は、例えば式Iの化合物を製造するための方法の変形a)、c)若しくはd)により得ることができるか、又は式Iの化合物を製造するための方法の変形b)において式VIIの中間体として生じる。
本発明はさらに、式IV
Figure 2008542315
[式中、
R1は1)水素原子、
2)−(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環であり、
R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
1)−OH、
2)−O−(C1−C12)−アルキル、
3)−O−(C6−C14)−アリール、
4)−O−(C3−C8)−シクロアルキル、
5)−(C1−C12)−アルキル若しくは
6)−O−Hetであり、
R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、環中に4個、5個、6個若しくは7個の炭素原子を有する環を形成し、そして該環が特定の炭素原子の代わりに2個の酸素原子もしくは2個の酸素原子および1個の窒素原子を含有していてもよく、
Pは1)水素原子、
2)−C(O)−O−R6[ここでR6は、
a)水素原子、
b)−(C1−C12)−アルキル、
c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
e)4〜15員Het環である]、
3)−SO3−R6、
4)−O−SO2−R6、
5)−Si−R6、又は
6)ベンジルであり、
ただし、Pが−C(O)−O−(C1−C12)−アルキルであるか又はR1が−(C1−C12)−アルキルである場合、R4及びR5は、−OHでも−O−(C1−C12)−アルキルでもない]
の新規な化合物に関する。
本発明はさらに、
R1が1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールはフェニル、ナフチル、
アントリル又はフルオレニルの群から選択される]、
4)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環[ここでHetは、アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロ−ピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである]であり、
R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
1)−OH、
2)−O−(C1−C12)−アルキル、
3)−O−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは上で規定されたとおりである]、
4)−O−(C3−C6)−シクロアルキル、
5)−(C1−C6)−アルキル若しくは
6)−O−Het[ここでHetは4〜15員Het環であり、そして上で規定されたとおりである]であるか、又は
R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子とともに、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン若しくは[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンを形成し、そして
Pが水素原子である、
式IVの新規な化合物に関する。
本発明はさらに、式X
Figure 2008542315
[式中、
R1は、1)水素原子、
2)−(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環であり、
R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
1)水素原子、
2)(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環である]
の新規な化合物に関する。
式Xの化合物は、例えば、式Iの化合物を製造するための方法の変形c)により得ることができる。
本発明はさらに、式XVI
Figure 2008542315
[式中、
R1は、1)水素原子、
2)−(C1−C12)−アルキル、
3)−(C6−C14)−アリール、
4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
5)4〜15員Het環である]
の新規化合物に関する。
式II、IV、X、XI又はXVIの化合物は、例えばWO 01/30774 A1に記載されるような、IkB−キナーゼ阻害剤を製造するための中間体として適している。
本発明は、本明細書の以後で実施例を参照して詳細に説明される。
最終生成物は、通常1H−NMR(400MHz,DMSO−D6)により決定した。温度は摂氏温度であり;RTは室温(22℃〜26℃)を意味する。使用される略語は、説明しているか又は慣例に対応する。
略語のリスト:
Dba ジベンジリデンアセトン
KHMDS カリウムヘキサメチルジシラジド
KOtBu カリウムtert−ブトキシド
LDA リチウムジイソプロピルアミド
LiHMDS リチウムヘキサメチルジシラジド
LiTMP リチウムテトラメチルピペラジド
OTos
Figure 2008542315
は−O−トシレートに相当する
OMes
Figure 2008542315
は−O−メシレートに相当する
OAc
Figure 2008542315
は−O−アセテートに相当する
Pd(PPh34 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
Tos
Figure 2008542315
はトシレートに相当する
TPPTS トリフェニルホスフィントリスルホネート
THF テトラヒドロフラン
実施例1:2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルの合成
Figure 2008542315
28g(114mmol)の2−ボロノ−5−エトキシカルボニルインドール、12g(113mmol)の炭酸ナトリウム及び17.2gの2,4−(113mmol)ジクロロピリミジンを412mlのエタノール中に最初に入れた。透明な溶液に激しく撹拌しながらアルゴンを通気して(20分)酸素を除いた。RTにて、2.67gのテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を加えた。この混合物を2時間(h)65℃〜70℃に加熱した。続けて、112mlの水及び112mlの30%塩酸を加え、そしてこの混合物を0℃に冷却した。濾過し、そして減圧下で乾燥した後、37.3g(理論量の93%)の2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルを得た(HPLC >96%)。
純度を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により決定した:
カラム:Waters Symetry Shield RP8 3.9*150
温度:40℃
流量:1mL/分 注入体積:10μL
圧力:90bar UV:254nm
溶離液:A:水/トリフルオロ酢酸(0.05%)
B:アセトニトリル/トリフルオロ酢酸(0.05%)
時間(分) 0 15 20 25 30
A(%) 80 25 25 80 80
B(%) 20 75 75 20 20
表題化合物の保持時間:12.6分
実施例2:2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルの合成
Figure 2008542315
30g(95.4mmol)の2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルを最初に入れて、150mlのエタノール中に懸濁させた。メチルアミンのエタノール溶液(8M)53.9gをこの懸濁液に加え、75℃〜80℃にオートクレーブで4時間加熱した。濃縮してエタノールで洗浄したのち、29.7gの2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルを得た(97.6 HPLC面積%)。LCMS:[M+H]+ 297.12
実施例1のとおりのHPLC法;表題化合物の保持時間:5.8分
実施例3: 2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸ナトリウム塩の合成
Figure 2008542315
25gの2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸エチルを200mlのエタノール及び24.5gの33%水酸化ナトリウム溶液と混合し、そして65℃〜70℃に4時間加熱した。冷却後、この混合物を吸引濾過し、そして沈殿物を15mlのエタノール/水(9:1)で洗浄した。24.5g(理論値の87.6%)の2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸ナトリウム塩を得た(98.1 HPLC面積%)。LCMS:[M+H]+ 269.10
実施例1のとおりのHPLC法;表題化合物の保持時間:3.3分
実施例4:4−アミノ−3−トリメチルシリルエチニル安息香酸メチル
Figure 2008542315
5.83g(20mmol)の4−アミノ安息香酸メチル、20.2g(198mmol)のトリエチルアミン及び80mlのトルエンを最初に入れた。透明溶液を激しく撹拌しながらアルゴンを通気して酸素を除去した(20分)。20℃の内部温度にて、3.2g(33mmol)のトリメチルシリルアセチレン、76mgのヨウ化銅(I)及び52mgのトリフェニルホスフィンを加えた。水性後処理の後、5.45gの4−アミノ−3−トリメチルシリルエチニル安息香酸メチル(HPLC:>99面積%)。実施例1のとおりのHPLC法。
実施例5:4−アミノ−3−エチニル安息香酸メチルの合成
Figure 2008542315
1.9g(7.7mmol)の4−アミノ−3−トリメチルシリルエチニル安息香酸メチルを20mlのテトラヒドロフラン(THF)中に最初に入れた。5℃〜8℃にて、8.45ml(8.5mmol)のフッ化テトラブチルアンモニウム溶液(THF中1M)を5分以内で滴下した。2℃で25分後、438mlの酢酸を加えた。水を加えジクロロメタンで抽出した後、溶媒を除去した後、1.35gの4−アミノ−3−エチニル安息香酸メチルを得た。実施例1のとおりのHPLC法。
実施例6:4−アミノ−3−(1−メチルアミノピリミジン−4−イル)−エチニル安息香酸メチルの合成
Figure 2008542315
3.0g(17mmol)の4−アミノ−3−エチニル安息香酸メチル及び2.6g(19mmol)の4−クロロ−2−メチルアミノピリミジンを20mlのジメチルホルムアミド(DMF)及び8.7g(85mmol)のトリエチルアミン中に最初に入れて、5分間撹拌しながらアルゴンで脱気した。続けて、65mgのヨウ化銅(I)及び20mgのテトラキス(トリフェニルアミン)パラジウム(0)を加え、そしてこの混合物を71℃に3時間加熱した。水性後処理の後、4.1gの4−アミノ−3−(1−メチルアミノピリミジン−4−イル)エチニル安息香酸メチルを得た。(HPLC:99.7面積%)
実施例1のとおりのHPLC法。
実施例7:4−アミノ−3−(1−メチルアミノピリミジン−4−イル)エチニル安息香酸メチルの環化による2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルの合成
Figure 2008542315
73mg(0.7mmol)のカリウムtert−ブトキシドを1mlのNMPに溶解し、そして140mg(0.5mmol)の4−アミノ−3−(1−メチルアミノピリミジン−4−イル)エチニル安息香酸メチルの1ml NMP中の溶液と混合した。続けてRTで24時間撹拌を継続した。水性後処理により、115mgの2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸メチルを得た(HPLC:92.3面積%)。
実施例8:2−ボロノ−5−エトキシカルボニルインドールの合成
Figure 2008542315
350mlのトルエン中の150g(519mmol)のN−Boc−5−エトキシカルボニルインドール及び192ml(833mmol)のホウ酸トリイソプロピルを、5℃〜10℃にて350mlのLDAの1.8M THF溶液と混合した。この混合物をさらに5分間撹拌し、そして反応混合物を278gの30%塩酸及び940mlの水の溶液に加えた。続けて、この混合物を5℃〜10℃にて30分間撹拌した。その後、この混合物をろ過し、そしてフィルターケーキを530mlのエタノールに懸濁した。この懸濁液を、40℃にて500mlの30%塩酸及び224mlのエタノールの溶液に加えた。続けて、混合物を40℃〜45℃にて2.5時間撹拌し、そして30℃にて380mlの水と混合した。次いで混合物を10℃〜15℃に冷却し、この温度で30分間撹拌し、そして濾過した。減圧下で乾燥して79.5g(理論値の61%)の2−ボロノ−5−エトキシカルボニルインドールを得た(HPLC:92.7面積%)。

Claims (19)

  1. 式I
    Figure 2008542315
    [式中、
    R1は、1)水素原子、
    2)−(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環であり、
    R2及びR3は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    1)水素原子、
    2)(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル又は
    5)4〜15員Het環であり、
    Pは、水素原子又は窒素保護基である]
    の化合物を得るための方法であって、
    a)式IV
    Figure 2008542315
    [式中、R1は、式Iにおいて定義されるとおりであり、
    R4及びR5は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    1)−OH、
    2)−O−(C1−C12)−アルキル、
    3)−O−(C6−C14)−アリール、
    4)−O−(C3−C8)−シクロアルキル、
    5)−(C1−C12)−アルキル又は
    6)−O−Het(ここでHetは、4〜15員Het環である)であるか、又は
    R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、環中に4個、5個、6個若しくは7個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、特定の炭素原子の代わりに2つの酸素原子若しくは2つの酸素原子および1つの窒素原子を含有していてもよく、
    Pは水素原子又は窒素保護基である]
    のボロノインドールを、
    式V
    Figure 2008542315
    [式中、R2及びR3は、それぞれ式Iにおいて規定されるとおりであり、そしてXは
    1)ハロゲン、
    2)−O−SO2−R2、又は
    3)−O−C(O)−R2である]
    のアミノピリミジンと反応させ、そして存在するあらゆる窒素保護基を外すこと、又は
    b)式IVのボロノインドールを、式VI
    Figure 2008542315
    [式中、Xは式Vにおいて規定されたとおりであり、そして
    Yは1)ハロゲン、
    2)−O−SO2−R2、又は
    3)−O−C(O)−R2である]
    のピリミジンと反応させて、式VII
    Figure 2008542315
    (式中、R1及びPはそれぞれ式IVにおいて規定されたとおりであり、そしてYは式VIの化合物において規定されたとおりである)
    の化合物を得、次いで式VIIの化合物を式VIII
    Figure 2008542315
    (式中、R2及びR3は、式Iにおいて規定されたとおりである)
    のアミンと反応させて式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外すこと、又は
    c)式IX
    Figure 2008542315
    (式中、R1は式Iにおいて定義されるとおりである)
    のアルキンを、式(V)のピリミジンと反応させて、式X
    Figure 2008542315
    (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ式Iにおいて規定されたとおりである)
    のアルキンを得、そして式Xの化合物を閉環により式Iの化合物に変換すること、又は
    d)方法a)、b)若しくはc)により製造された式Iの化合物を遊離形態で単離するか、又は酸性基若しくは塩基性基が存在する場合にはそれを生理学的に適合性の塩に変換することのいずれか、
    からなる上記方法。
  2. R1が1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、
    3)フェニル又は
    4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
    R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、請求項1に記載の式Iの化合物を得るための方法であって、
    式IV
    〔式中、R1は式Iについて規定されるとおりであり、
    R4及びR5は同じか若しくは異なり、そしてそれぞれ独立して−OH若しくは−(C1−C6)−アルキルであるか、又は
    R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン若しくは[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンの群からの環を形成し、
    Pは1)水素原子、
    2)−C(O)−O−R6[ここでR6は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C6)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは、フェニル、ナフチル、アントリル及びフルオレニルより選択され、そしてアリールは、非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
    e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニル、の群からのラジカルである]
    3)SO3−R6、
    4)−O−SO2−R6、
    5)−Si−R6又は
    6)ベンジルである〕
    のボロノインドールを、式V(式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
    XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである)のアミノピリミジンと反応させ、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す、上記方法。
  3. R1が水素原子又はエチルであり、
    R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである請求項1または2に記載の式Iの化合物を得るための方法であって、
    式IV
    [式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
    R4及びR5は同じであり、かつそれぞれ−OHであり、そして
    Pは1)水素原子、
    2)−O−トシレート又は
    3)ベンジルである]
    のボロノインドールを、式V
    [式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
    Xは、Cl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]のアミノピリミジンと反応させ、そして
    存在するあらゆる窒素保護基を外す、上記方法。
  4. 式IVのボロノインドールと、式Vのピリミジン誘導体との反応が、触媒量のパラジウム化合物またはニッケル化合物、例えばPd(PPh34、Pd2(dba)3、Pd(OAc)2又はPdCl2/TPPTSの存在下で行われる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 反応温度が40℃〜80℃、好ましくは60℃〜70℃である、請求項4に記載の方法。
  6. 式IVの化合物対式Vの化合物のモル比が、1:1〜1:1.3である、請求項4又は5に記載の方法。
  7. R1が1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、
    3)フェニル又は
    4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
    R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、
    請求項1に記載の式Iの化合物を得るための方法であって、
    式IV
    〔式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
    R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して−OH又は−(C1−C6)−アルキルであるか、又は
    R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン又は[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンの群からの環を形成し、
    Pは1)水素原子、
    2)−C(O)−O−R6[ここで、R6は
    a)水素原子、
    b)−(C1−C6)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールはフェニル、ナフチル、アントリル又はフルオレニルの群より選択され、そしてアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
    e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである]、
    3)SO3−R6、
    4)−O−SO2−R6、
    5)−Si−R6又は
    6)ベンジルである〕
    のボロノインドールを、式VI[式中、
    XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートであり、そして
    YはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]のピリミジンと反応させて、式VIIの化合物を得、次いで式VIIの化合物を、式VIII[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである]のアミンと反応させて、式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す、上記方法。
  8. R1が水素原子又はエチルであり、
    R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである、
    請求項7に記載の式Iの化合物を得るための方法であって、
    式IV
    [式中、R1は式Iについて規定されたとおりであり、
    R4及びR5は同じであり、かつそれぞれ−OHであり、そして
    Pは1)水素原子、
    2)−O−トシレート又は
    3)ベンジルである]
    のボロノインドールを、式VI[式中、
    XはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートであり、そして
    YはCl、Br、I、−O−トシレート、−O−メシレート又は−O−アセテートである]
    のピリミジンと反応させて、式VIIの化合物を得、次いで式VIIの化合物を、式VIII[式中、R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルである]のアミンと反応させて、式Iの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外す、上記方法。
  9. 式IXのアルキンと式Vのピリミジンとを反応させて式Xのアルキンを得る反応が、15℃〜30℃、好ましくは20℃〜25℃の反応温度で行われる、請求項1に記載の方法。
  10. 反応が溶媒N−メチルピロリドン又はジメチルホルムアミド中で行われる、請求項9に記載の方法。
  11. a)式XIV
    Figure 2008542315
    (ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりであり、そしてXは式Vにおいて規定されたとおりである)のアミノ安息香酸を、トリメチルシリルアセチレンと反応させて、式XVI
    Figure 2008542315
    (ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりであり、そしてMeはメチルである)の化合物を得、そして
    b)式XVIの化合物を、式IX(ここでR1は式Iにおいて規定されたとおりである)のアルキンに変換し、そして
    c)式IXのアルキンを、式(V)のピリミジンと反応させて、式X(式中、R1、R2及びR3はそれぞれ式Iにおいて規定されたとおりである)のアルキンを得、そして式Xの化合物を、閉環により式Iの化合物に変換する、
    請求項1に記載の方法。
  12. 式II
    Figure 2008542315
    〔式中、R1は1)水素原子、
    2)−(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル又は
    5)4〜15員Het環であり、
    ただし、Pが水素原子でありかつDが−N(R2)−R3(ここでR2は水素原子であり、そしてR3は−(C1−C4)−アルキルである)である場合、R1は水素原子ではなく、
    Pは1)水素原子、
    2)−C(O)−O−R6
    [ここでR6はa)水素原子、
    b)−(C1−C12)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    e)4〜15員Het環である]、
    3)−SO3−R6、
    4)−O−SO2−R6、
    5)−Si−R6、又は
    6)ベンジルであり、
    Dは、1)−N(R2)−R3、
    2)ハロゲン、
    3)−O−SO2−R2、又は
    4)−O−C(O)−R2であり、
    ここでR2及びR3は、同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    a)水素原子、
    b)−(C1−C12)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    d)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
    e)4〜15員Het環である〕
    の化合物又は式IIの化合物の生理学的に適合性の塩。
  13. R1は、1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、
    3)フェニル、又は
    4)−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
    Dは、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素又は−N(R2)−R3であり、ここでR2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
    Pは、1)水素原子、
    2)−C(O)−O−R6〔ここでR6は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C6)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール[ここでアリールは、フェニル、ナフチル、アントリル又はフルオレニルの群より選択され、そしてアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される]、
    d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    e)アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキザゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである〕、
    3)−SO3−R6、
    4)−O−SO2−R6、
    5)−Si−R6、又は
    6)ベンジルである、
    請求項12に記載の式IIの化合物。
  14. R1が水素原子又はエチルであり、
    Dが塩素又は−N(R2)−R3であり、ここで
    R2及びR3が同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
    Pが水素原子、−O−トシレート又はベンジルである、
    請求項12又は13に記載の式Ilの化合物。
  15. 式IV
    Figure 2008542315
    〔式中、
    R1は1)水素原子、
    2)−(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環であり、
    R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    1)−OH、
    2)−O−(C1−C12)−アルキル、
    3)−O−(C6−C14)−アリール、
    4)−O−(C3−C8)−シクロアルキル、
    5)−(C1−C12)−アルキル若しくは
    6)−O−Het(ここでHetは4〜15員Het環である)であるか、又は
    R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子と共に、環中に4個、5個、6個若しくは7個の炭素原子を有する環を形成し、そして該環が特定の炭素原子の代わりに2個の酸素原子もしくは2個の酸素原子および1個の窒素原子を含有していてもよく、
    Pは1)水素原子、
    2)−C(O)−O−R6[ここでR6は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C12)−アルキル、
    c)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは非置換であるか又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    d)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    e)4〜15員Het環である]、
    3)−SO3−R6、
    4)−O−SO2−R6、
    5)−Si−R6、又は
    6)ベンジルであり、
    ただし、Pが−C(O)−O−(C1−C12)−アルキルであるか又はR1が−(C1−C12)−アルキルである場合、R4及びR5は、−OHでも−O−(C1−C12)−アルキルでもない〕
    の化合物。
  16. R1が1)水素原子、
    2)−(C1−C8)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールはフェニル、ナフチル、
    アントリル又はフルオレニルの群から選択される)、
    4)−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環[ここでHetは、アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダザリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、オキソチオラニル、ピリミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チオモルホリニル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニルの群からのラジカルである]であり、
    R4及びR5は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    1)−OH、
    2)−O−(C1−C12)−アルキル、
    3)−O−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは上述されたとおりである)、
    4)−O−(C3−C6)−シクロアルキル、
    5)−(C1−C6)−アルキル若しくは
    6)−O−Het(ここでHetは4〜15員Het環であり、そして上述されたとおりである)であるか、又は
    R4及びR5は、それらが結合しているホウ素原子とともに、ボロラン、ボリナン、ボレパン、ボロカン、[1,3,2]ジオキサボロラン、[1,3,2]ジオキサボリナン、[1,3,2]ジオキサボレパン、[1,3,2]ジオキサボロカン若しくは[1,3,6,2]ジオキサアザボロカンを形成し、そして
    Pが水素原子である、
    請求項15に記載の式IVの化合物。
  17. 式XI
    Figure 2008542315
    (式中、R1及びPはそれぞれ、式IVの化合物について規定されたとおりである)の化合物を塩基と反応させ、次いでホウ酸エステルB(R4)−R5(ここでR4及びR5はそれぞれ、式IVの化合物について規定されたとおりである)と反応させて、式IVの化合物を得、そして存在するあらゆる窒素保護基を外すことからなる、請求項15又は16に記載の式IVの化合物を製造する方法。
  18. 式X
    Figure 2008542315
    [式中、
    R1は、1)水素原子、
    2)−(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環であり、
    R2及びR3は同じか又は異なり、そしてそれぞれ独立して
    1)水素原子、
    2)(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール(ここでアリールは非置換であるか、又は−(C1−C6)−アルキルで一置換、二置換若しくは三置換される)、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環である]
    の化合物。
  19. 式XVI
    Figure 2008542315
    [式中、
    R1は、1)水素原子、
    2)−(C1−C12)−アルキル、
    3)−(C6−C14)−アリール、
    4)−(C3−C8)−シクロアルキル、又は
    5)4〜15員Het環である]
    の化合物。
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