JP2008541737A5

JP2008541737A5 -

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Publication number: JP2008541737A5
Application number: JP2008513869A
Authority: JP
Filing date: 2006-06-02
Publication date: 2009-07-16

Claims

細胞の発現を調節する方法であって、
該方法は、該細胞の発現を調節する能力を有する核酸を該細胞内に導入するステップを含み、
該核酸は、マイクロRNAの結合の標的部位を含み、
該細胞内の該マイクロRNAの活性及び／又は濃度は、結果として該細胞の発現を調節するのに十分な該細胞内の該核酸の活性及び／又は濃度のレベルに至る、方法。
前記核酸は、前記細胞の発現を阻害する能力を有する、請求項１に記載の方法。
前記核酸は、細胞毒性又は細胞増殖抑制作用を有する、請求項２に記載の方法。
前記核酸は、前記細胞の発現を促進する能力を有する、請求項１に記載の方法。
前記核酸は、サイトカイン又は治療用タンパク、又はそのフラグメントあるいはバリアントをコードする、請求項４に記載の方法。
前記細胞は、癌細胞、前癌細胞、胚幹細胞、成体幹細胞、造血細胞、造血性前駆体細胞、脂肪細胞、神経細胞、精細胞または精子形成細胞、膵臓ランゲルハンス島細胞、及びウイルス感染細胞、からなる群から選択される、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
動物又はヒト被験者の疾患、病気、又は状態を治療及び／又は予防するために細胞の発現を調節するのに用いられる、細胞の発現を調節する能力を有する核酸であって、
該核酸は、マイクロRNAの結合の標的部位を含み、
該細胞内の該マイクロRNAの活性及び／又は濃度は、結果として該細胞の発現を調節するのに十分な該細胞内の該核酸の活性及び／又は濃度のレベルに至る、核酸。
動物又はヒト被験者の疾患、病気、又は状態を治療及び／又は予防するために細胞の発現を調節するための薬剤の製造における、該細胞の発現を調節する能力を有する核酸の使用であって、
該核酸は、マイクロRNAの結合の標的部位を含み、
該細胞内の該マイクロRNAの活性及び／又は濃度は、結果として該細胞の発現を調節するのに十分な該細胞内の該核酸の活性及び／又は濃度のレベルに至る、核酸の使用。
細胞の発現を調節する能力を有する核酸であって、
該核酸は、マイクロRNAの結合部位を含む、核酸。
前記核酸は、細胞の発現を阻害する能力を有する、請求項９に記載の核酸。
前記核酸は、サイトカイン又は治療用タンパクをコードする、請求項１０に記載の核酸。
前記核酸は、前記細胞の発現を促進する能力を有する、請求項９に記載の核酸。
前記核酸は、サイトカイン又は治療用タンパク、又はそのフラグメントあるいはバリアントをコードする、請求項１２に記載の核酸。
前記結合部位は、特異的発現及び／又は特異的活性を示すマイクロRNAの結合部位である、請求項９〜１３のいずれか１項に記載の核酸。
治療に用いられる、請求項９〜１４のいずれか１項に記載の核酸。
結腸直腸癌、肺癌、胸腺癌、膀胱癌、乳癌、及び前立腺癌を含む癌；ヒトB細胞慢性リンパ球性白血病；B細胞（バーキット）リンパ腫；糖尿病を含む膵臓内分泌細胞の疾患又は障害；EBV、HIV、肝炎およびヘルペス細胞感染を含む細胞のウイルス感染に関連した疾患又は病気；5q-骨髄異形成症候群（大赤血球性貧血症）；造血機能不全に関連した疾患又は病気並びにクローン病を含む自己免疫性炎症性疾患；脆弱性X精神遅滞；ディジョージ症候群；ウィルムス腫瘍；神経細胞機能障害に関連した疾患又は病気；脂肪細胞機能異常に関連した疾患又は病気；胚幹細胞又は成体幹細胞で治療可能な疾患；精子形成細胞に関連した疾患又は病気、から成る群から選択される疾患、病気、又は状態を予防及び／又は治療するための薬剤に用いられる、請求項７あるいは請求項１４に記載の核酸、又は請求項８に記載の核酸の使用。
マイクロRNAの活性及び／又は濃度が低下した細胞の発現を阻害する方法である請求項１に記載の方法であって、
該方法は、該細胞の発現を阻害する能力を有する核酸を該細胞内に導入するステップを含み、
該核酸は、該マイクロRNAの結合の標的部位を含み、
該細胞内の該マイクロRNAの該活性及び／又は濃度の低下は、結果として該細胞の発現を阻害するのに十分な該細胞内の該核酸の活性及び／又は濃度のレベルに至る、方法。
マイクロRNAの活性及び／又は濃度が低下した細胞の発現を促進する方法である請求項１に記載の方法であって、
該方法は、該細胞の発現を促進する能力を有する核酸を該細胞内に導入するステップを含み、
該核酸は、該マイクロRNAの結合の標的部位を含み、
該細胞内の該マイクロRNAの該活性及び／又は濃度の低下は、結果として該細胞の発現を促進するのに十分な該細胞内の該核酸の活性及び／又は濃度のレベルに至る、方法。
マイクロRNA又はその結合部位は、hsa-let-7a-1、hsa-let-7a-2、hsa-let-7a-3、hsa-let-7b、hsa-let-7c、hsa-let-7f、hsa-miR-10b、hsa-miR-15a、hsa-miR-15b、hsa-miR-16、hsa-miR-19b mature miRNA、hsa-miR-20、hsa-miR-21、hsa-miR-22、hsa-miR-23a、hsa-miR-24、hsa-miR-189、hsa-miR-26、hsa-miR-26b、hsa-miR-26a、hsa-miR-27b、hsa-miR-29a、hsa-miR-30a-3p、hsa-miR-141、hsa-miR-142-5p、hsa-miR-142-3p、hsa-miR-143、hsa-miR-145、hsa-miR-192、hsa-miR-194、hsa-miR-199b、hsa-miR-200b、hsa-miR-200c、hsa-miR-320、hsa-miR-321、hsa-miR-30a-5p、hsa-miR-29b,hsa-miR-125b、hsa-miR-125a、hsa-miR-126^*、hsa-miR-126、hsa-miR-188、hsa-miR-331、hsa-miR-181b-1、hsa-miR-155、hsa-miR-124a、hsa-miR-9、及び前記マイクロRNAに対応するオルソログ、から成る群から選択されるマイクロRNAの結合部位である、請求項１〜１８のいずれか１項に記載の方法、核酸、又は使用。