JP2008540762A - ポリオレフィンのホスファイト添加剤 - Google Patents
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Abstract
Description
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む少なくとも一種類の高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、基本的重合体安定化剤(primary polymer stabilizer);
e) 任意に、酸除去剤(acid scavenger);
f) 任意に、有機塩基、ルイス塩基、又は脂肪族アミン;
g) 任意に、水;及び
h) 任意に、立体障害アミン(hindered amine);
を含む成分を一緒にすることにより形成される。
a) 1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する一種類のモノ−1−オレフィンの単独重合体、又は1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する少なくとも二種類の異なったモノ−1−オレフィンの共重合体から選択されたポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
然も、前記高活性ホスファイト、及び前記加水分解的に安定なホスファイトは、正味の(neat)ポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約20,000mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在し;
d) 任意に、式(I)(式中、別のアリールアルキルジホスファイト中のR2、R4、R5、R7、R9、及びR10は水素であり、R1、R3、R6、及びR8は、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖有機基から選択される)の別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量の立体障害フェノール;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量の水;
g) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
h) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;及び
i) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1.25mg/kg〜約500mg/kgの範囲内の量の酸除去剤;
を一緒にすることにより形成される。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び/又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、立体障害フェノール;
f) 任意に、水;
g) 任意に、酸除去剤;
h) 任意に、立体障害アミン;及び
i) 任意に、トリイソプロパノールアミン;
を混合することを含む方法が記載される。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む、ポリオレフィンのリサイクルで溶融安定性を改良する方法が記載される。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む、ポリオレフィンのフィリップス色番号又は白色度指数を改良する方法が記載される。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった第二アリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む方法により生成させたポリマーから製造される。
ポリオレフィン
本発明で用いられる用語「ポリオレフィン」には、オレフィン化合物の単独重合体及び共重合体が含まれる。通常そのような単独重合体は、1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有し、典型的には、1分子当たり約2〜約6個の炭素原子を有する一種類のモノ−1−オレフィンを含む。優れた性質を有するポリオレフィンを生ずるモノ−1−オレフィンの例には、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、及び1−オクテンが含まれるが、それらに限定されるものではない。本発明の一つの態様として、モノ−1−オレフィンは、その使用のし易さから本発明ではエチレンである。
重合体の選択された物理的性質を改良するため、屡々化学添加剤を重合体と一緒にする。例えば、熱、光、及び酸化に対する安定性を改良するため酸化防止剤を添加してもよい。本明細書で定義される重合体の「安定性」とは、例えば、重合体に作用する又はそれと反応する光、熱、及び酸素のような外部からの力によって重合体が如何に影響を受けるかの表示又は尺度である。換言すれば、安定性とは、重合体中及び/又は重合体に対し起きることがある変化の尺度である。
を有するアリールアルキルジホスファイトのような第一高活性ホスファイト;及び式:
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;を含む。
本発明で用いることができる多くの異なった基本的重合体安定化剤が存在する。例えば、立体障害フェノールは、基本的重合体安定化剤として重合体工業で用いられている。当業者によく知られている、単独で、又は互いに組合せて本発明で用いるのに等しく適している多くの立体障害フェノールがある。一般に、基本的重合体安定化剤は、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約5000mg/kgより少ない量で存在させることができる。典型的には、存在する場合、組成物中の水の量は、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約2500mg/kgの範囲にある。立体障害フェノールは、モノフェノール、ビスフェノール、チオビスフェノール、ポリフェノール、ヒドロキシベンジル芳香族、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸のアミド、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸と、一価又は多価アルコールとのエステル、スピロ化合物、及びそれらの混合物から選択される。
本発明により、水の添加又は存在は、水が無い場合のポリオレフィンよりもポリオレフィンの色を改善することができることが見出されている。しかし、水の存在は必要ではない。一般に、水は、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約5000mg/kgまでの量で存在させることができる。別法として、水は、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約2000mg/kgまでの量で存在させることができる。更に、水は、正味のポリオレフィンの質量に基づき、1000mg/kgまでの量で存在させることができる。5000mg/kgより大きい水の濃度は、ポリオレフィンの中に気泡を発生し、それを商業的に許容できないものにすることがある。典型的には、水が存在する場合、組成物中のその量は正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内にある。
得られる本発明の安定化ポリオレフィン組成物は、ポリオレフィン、高活性ホスファイト、及び加水分解的に安定なホスファイトを、基本的重合体安定化剤又は水を存在させて、又は存在させずに含み、場合により次のような種々の慣用的添加剤を含んでいてもよい:
(1.1) 例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール;2,5−ジ−t−ブチル−ヒドロキノン;2,5−ジ−6−アミル−ヒドロキノン;及び2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール;のようなアルキル化ヒドロキノン;
(2.1) 例えば、5′−メチル−、3′,5′−ジ−t−ブチル−、5′−t−ブチル−、5′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−、5−クロロ−3′−、5′−ジ−t−ブチル−、5−クロロ−3′−t−ブチル−5′−メチル−、3′−sec−ブチル−5′−t−ブチル、4′−オクトキシ、3′,5′−ジ−t−アミル−、及び3′,5′−ビス−(α,α−ジメチルベンジル)−誘導体、のような2−(2′−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリアゾール;
色、安定性、及びリサイクル後の溶融強度が向上したポリオレフィンを製造するために、次の成分:
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む少なくとも一種類の高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、基本的重合体安定化剤;
e) 任意に、酸除去剤;
f) 任意に、有機塩基、ルイス塩基、又は脂肪族アミン;及び
g) 任意に、水;
を混合することを含む方法を用いる。
a) 1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する一種類のモノ−1−オレフィンの単独重合体、又は1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する少なくとも二種類の異なったモノ−1−オレフィンの共重合体から選択されたポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
然も、前記高活性ホスファイト及び前記加水分解的に安定なホスファイトは、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約20,000mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在し;
d) 任意に、式(I)(式中、別のアリールアルキルジホスファイト中のR2、R4、R5、R7、R9、及びR10は水素であり、R1、R3及び、R6、及びR8は、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖有機基から選択される)の別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量の立体障害フェノール;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約5000mg/kgまでの量の水;
g) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
h) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;及び
i) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1.25mg/kg〜約500mg/kgの範囲内の量の酸除去剤;
を含む成分を一緒にすることにより形成された組成物を与える。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び/又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、立体障害フェノール;
f) 任意に、水;
g) 任意に、立体障害アミン;
h) 任意に、脂肪族アミン;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約1000mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することにより、ポリオレフィンのリサイクルで、ポリオレフィン組成物の溶融安定性が改良される。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む。
a) ポリオレフィン;
b) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった第二アリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
e) 任意に、立体障害フェノール;
f) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む方法により生成させた重合体から製造物品が調製される。
a) 式:
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む少なくとも一種類の高活性ホスファイト;
b) 式:
を有するトリアリールホスファイトを含む少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイト;
を含む。
A. ドーバー・ケミカル社の登録商標名であるドーバーホス(Doverphos)S−9228として市販されているビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト(CAS No.154862−43−8)、ドーバーホス9960Cは、95重量%のドーバーホスS−9228Tと5重量%のDHT−4Aである。ドーバーホスS−9228Tは、99重量%のドーバーホスS−9228と、1重量%のTIPAである。
流量(HLMI)−ASTM D1505、条件190/21.6。
流量(I5)−ASTM D1505、条件190/5.0。
ESCR A−ASTM D1693、条件A(100%イゲパル(Igepal))、F50。
ESCR B10%−ASTM D1693、条件B(10%イゲパル)、F50。
引張り衝撃−ASTM D1822、型S棒。
酸化誘導時間(OIT)−ASTM D3895。
式中:|η*|=複素粘性率(complex viscosity)の大きさ。
ω=角周波数。
η0=ゼロ剪断粘度。
τη=粘性緩和時間。
α=幅パラメーター。
n=0.1818に固定されたべき乗則指数(power law parameter)。
2. 9ガロン容器押出し。
3. 試料押出し容器(第1回通過壁断片(第1回パスの壁部分;first pass wall section))。
4. 容器を破片に細断し、その破片をブロー成形機で処理し直し、9ガロン容器を製造する。
5. 工程4からの試料押出し容器(第2回通過壁断片)。
6. 工程4からの容器を細断して破片にし、その破片をブロー成形機で処理し直し9ガロン容器を製造する。
7. 工程6からの試料押出し容器(第3回通過壁断片)。
8. 工程6からの容器を細断して破片にし、その破片をブロー成形機で処理し直し9ガロン容器を製造する。
9. 工程8からの試料押出し容器(第4回通過壁断片)。
10. 工程8からの容器を細断して破片にし、その破片をブロー成形機で処理し直し9ガロン容器を製造する。
11. 工程10からの試料押出し容器(第5回通過壁断片)。
12. 夫々の通過壁からの試験材料を再粉砕に通し、MI、色、GPC、衝撃強度、引張り特性、等について、図に示したように決定する。
酸素を排除するための押出し機への供給シュートの窒素パージ。
処理速度−約80kg/時。
押出し機スクリュー速度−約290rpm。
ギアーポンプ速度−約21rpm。
溶融放出温度−約266℃。
PE#=L(0.0382L−0.056a−0.3374b)
PE#が高い程、ポリエチレンは白いことを示している。
次の組成物は、上に記載したように製造し、評価した。
実験番号 添加剤 組成物中の量(重量%)
1 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.10
DHT−4A 0.01
2 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホス9960C 0.05
イルガホス168 0.05
3 イルガノックス1010 0.07
ウルトラノックス627A 0.05
イルガホス168 0.05
4 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.10
DHT−4A 0.01
UV濃厚物 1.00
5 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホス9960C 0.05
イルガホス168 0.05
UV濃厚物 1.00
6 イルガノックス1010 0.07
ウルトラノクス627A 0.05
イルガホス168 0.05
UV濃厚物 1.00
次の組成物は、上に記載したように製造し、評価した。実験1は、実験7〜9に対する比較のため対照組成物として用い、実験4は実験10〜12に対する比較のための対照組成物として用いた。
7 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.10
DHT−4A 0.01
8 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.05
イルガホス168 0.05
DHT−4A 0.01
9 イルガノックス1010 0.05
イルガホス168 0.15
10 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.10
DHT−4A 0.01
UV濃厚物 1.00
11 イルガノックス1010 0.07
ドーバーホスS−9228 0.05
イルガホス168 0.05
DHT−4A 0.01
UV濃厚物 1.00
12 イルガノックス1010 0.05
イルガホス168 0.15
UV濃厚物 1.00
Claims (50)
- 次の成分:
a) ポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む少なくとも一種類の高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される。)
を有するトリアリールホスファイトを含む少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、基本的重合体安定化剤;
e) 任意に、酸除去剤;
f) 任意に、有機塩基、ルイス塩基、又は脂肪族アミン;
g) 任意に、水;及び
h) 任意に、立体障害アミン;
を含み、然も、
少なくとも一種類の高活性ホスファイト及び少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイトは、フィリップス色番号(PE#)を処理により、同様な量のポリオレフィン、高活性ホスフェート、立体障害フェノール、水、及び酸除去剤を一緒にすることにより形成した組成物のPE#よりも大きな値へ増大させるのに充分な夫々の量で組成物中に存在する;
成分を一緒にすることにより形成された組成物。 - 更に、紫外線吸収剤又は光安定化剤を含む、請求項1に記載の組成物。
- 紫外線吸収剤又は光安定化剤が、2−(2′−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリアゾール;2−ヒドロキシ−ベンゾフェノン;置換及び非置換安息香酸のエステル;アクリレート;ニッケル化合物;立体障害アミン;蓚酸ジアミド;又はそれらの混合物である、請求項2に記載の組成物。
- 立体障害アミンが、ビス−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−セバケート;ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−セバケート;n−ブチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロン酸;ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)エステル;1−ヒドロキシエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジンと、コハク酸との縮合生成物;N,N′−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−ヘキサメチレンジアミンと、4−t−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−s−トリアジンとの縮合生成物;トリス−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−ニトリロトリアセテート;テトラキス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,5−ブタン−テトラカルボン酸;1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス−(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン);ジ−(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ベンゾキシピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)ピペリジン;N−(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−ε−カプロラクタム,又はそれらの混合物である、請求項3に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有するモノ−1−オレフィンの単独重合体、又は1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する少なくとも二種類の異なったモノ−1−オレフィンの共重合体である、請求項1に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、エチレン単独重合体である、請求項1に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、エチレンと、1分子当たり約3〜約16個の炭素原子を有する高級α−オレフィンコモノマーとの共重合体である、請求項1に記載の組成物。
- コモノマーが、共重合体の全重量に基づき、約1〜約20重量%の範囲内でポリオレフィン中に存在する、請求項1に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、無機酸化物担体酸化クロム触媒系を存在させて製造されている、請求項1に記載の組成物。
- 無機酸化物担体クロム触媒系の無機酸化物が、シリカ・チタニア担体である、請求項6に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、チタンとして計算して、約1mg/kg〜約10mg/kgのチタニア触媒残留物を含む、請求項7に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、遷移金属ハロゲン化物触媒系を存在させて製造されている、請求項1に記載の組成物。
- ポリオレフィンが、メタロセンを含む触媒系を存在させて製造されている、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイトのR2、R4、R5、R7、R9、及びR10が水素であり、R2、R3、R6、及びR8が、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する混合脂肪族及び芳香族有機基である、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイトが、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイトである、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイトが、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイトである、請求項1に記載の組成物。
- 第二アリールアルキルジホスファイトのR2、R4、R5、R7、R9、及びR10が水素であり、R1、R3、R6、及びR8が、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖有機基から選択されている、請求項1に記載の組成物。
- 別のアリールアルキルジホスファイトが、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイトである、請求項1に記載の組成物。
- 別のアリールアルキルジホスファイトが、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイトである、請求項1に記載の組成物。
- トリアリールホスファイト中のR2、R4、及びR5が水素であり、R1、及びR3が、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖有機基から選択されている。請求項1に記載の組成物。
- トリアリールホスファイトが、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトである、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約20,000mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約100mg/kg〜約1,500mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、100mg/kg〜1,200mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンに添加される高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトの合計量の約2重量%〜約90重量%の範囲内の量で存在する、請求項15に記載の組成物。
- 加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィン系に添加される高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトの合計量の約10重量%〜約60重量%の範囲内の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 基本的重合体安定化剤が、モノフェノール、ビスフェノール、チオビスフェノール、ポリフェノール、ヒドロキシベンジル芳香族、(1−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸のアミド、(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸と、一価又は多価アルコールとのエステル、スピロ化合物、又はそれらの何れかの混合物から選択された立体障害フェノールである、請求項1に記載の組成物。
- 基本的重合体安定化剤が、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン;1,3,5−トリ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン;α−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸−n−オクタデシルエステル;2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール;3,9−ビス−[1,1−ジメチル−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ−シフェニル)−エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ−[5,5]−ウンデカン;又はそれらの何れかの混合物から選択された立体障害フェノールである、請求項1に記載の組成物。
- 基本的重合体安定化剤が、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタンである、請求項1に記載の組成物。
- 基本的重合体安定化剤が、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約5000mg/kgより少ない量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 基本的重合体安定化剤が、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約2500mg/kgの範囲内の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 水が、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約5000mg/kgまでの量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 水が、正味のポリオレフィンの質量に基づき、1000mg/kgまでの量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 水が、約4〜約10の範囲内のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
- 水が、約6〜約8の範囲内のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
- 立体障害アミンが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量で存在する、請求項4に記載の組成物。
- 脂肪酸アミンがトリイソプロパノールアミンであり、トリイソプロパノールアミンが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
- 次の成分:
a) 1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する一種類のモノ−1−オレフィンの単独重合体、又は1分子当たり約2〜約10個の炭素原子を有する少なくとも二種類の異なったモノ−1−オレフィンの共重合体から選択されたポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R2、R4、R5、R7、R9、及びR10は水素であり、R1、R3、R6、及びR8は、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する混合脂肪族及び芳香族有機基である。)、
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、トリアリールホスファイト中のR2、R4、及びR5は水素であり、R1、及びR3は、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖有機基から選択される。)、
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
然も、前記高活性ホスファイト及び前記加水分解的に安定なホスファイトは、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約20,000mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在し;
d) 任意に、式(I)(式中、別のアリールアルキルジホスファイト中のR2、R4、R5、R7、R9、及びR10は水素であり、R1、R3、R6、及びR8は、1基当たり約1〜約20個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖有機基から選択される)の別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量の立体障害フェノール;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1mg/kg〜約5000mg/kgの範囲内の量の水;
g) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
h) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;及び
i) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1.25mg/kg〜約500mg/kgの範囲内の量の酸除去剤;
を含む成分を一緒にすることにより形成された組成物。 - 高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約1mg/kg〜約1,500mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在する、請求項38に記載の組成物。
- 高活性ホスファイト及び加水分解的に安定なホスファイトが、正味のポリオレフィンの質量に基づき、1mg/kg〜1,200mg/kgの範囲内の全ホスファイト量で存在する、請求項38に記載の組成物。
- a) ポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、立体障害フェノール;
f) 任意に、水;
g) 任意に、トリイソプロパノールアミン;
h) 任意に、酸除去剤;及び
i) 任意に、立体障害アミン;
を混合することを含む方法。 - 混合手順が、混合、ペレット化、押出し、及びそれらの組合せから選択される、請求項41に記載の方法。
- a) ポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、及び1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基からなる群から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.5mg/kg〜約50mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む、ポリオレフィンのリサイクルで溶融安定性を向上させる方法。 - a) ポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される。)
を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった第二アリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む方法により生成させた重合体から形成された製造物品。 - a) ポリオレフィン;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む高活性ホスファイト;
c) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される。)を有するトリアリールホスファイトを含む加水分解的に安定なホスファイト;
d) 任意に、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、又は脂環式有機基から選択される)の、前記高活性ホスファイトとは異なった別のアリールアルキルジホスファイト;
e) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約50mg/kg〜約5,000mg/kgの範囲内の量の立体障害アミン;
f) 任意に、正味のポリオレフィンの質量に基づき、約0.25mg/kg〜約100mg/kgの範囲内の量のトリイソプロパノールアミン;
g) 任意に、立体障害フェノール;
h) 任意に、水;及び
i) 任意に、酸除去剤;
を混合することを含む、ポリオレフィンのフィリップス色番号又は白色度指数を改善する方法。 - a)式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、同じか又は異なり、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される。)
を有するアリールアルキルジホスファイトを含む少なくとも一種類の高活性ホスファイト;
b) 式:
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、又は1基当たり、約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、芳香族又は脂肪族、及び混合脂肪族、芳香族、及び(又は)脂環式有機基から選択される。)
を有するトリアリールホスファイトを含む少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイト;
を含むキット。 - 少なくとも一種類の高活性ホスファイトと少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイトとが、互いに混合物になっている、請求項46に記載のキット。
- 少なくとも一種類の高活性ホスファイトと少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイトとが、互いに分離されている、請求項46に記載のキット。
- 少なくとも一種類の高活性ホスファイトが、複数の高活性ホスファイトを含み、そのようなホスファイトが、夫々互いに分離されている、請求項48に記載のキット。
- 少なくとも一種類の加水分解的に安定なホスファイトが、複数の加水分解的に安定なホスファイトを含み、そのようなホスファイトが、夫々互いに分離されている、請求項48に記載のキット。
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