JP2008536698A - 釘打ち工具マガジン内に配列された釘のための釘前進システム - Google Patents

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Abstract

ファスナ前進システムが、ファスナ駆動工具の駆動ブレード部材に連結された複数のレバーリンク機構による機械式に作動する或いは電気機械式に作動する、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具の駆動ブレードチャンネル内に前進させるためのシステムを具備する。電気機械式に作動するシステムでは、ファスナ前進給送爪または爪部材を動作させるために、プッシュタイプ、プルタイプのソレノイド部材または回転ソレノイド部材が用いられる。

Description

本発明は一般的に釘打ち工具に関し、特に、釘ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナを駆動部材によって駆動し、下にある基材内へ該先頭の釘ファスナを釘打ち工具から放出できるように、釘ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナを釘打ち工具の装置軸に沿って位置決めするように前進させるための新規で改良された釘前進システムに関する。
燃焼動力式ファスナ駆動工具では、可燃性燃料が燃焼室内に噴射され、空気と混合されて可燃性混合物が形成される。該可燃性混合物は、点火に際して駆動ピストンを駆動する。駆動ピストンには、ファスナ駆動部材が固定されている。こうして、ファスナ駆動部材は、軸方向の経路沿いに、その退縮位置から伸長位置へ駆動される。前記軸方向の経路には、釘ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナが予め配置されており、釘ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナが駆動され、釘打ち工具から下にある基材内に放出される。ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナをファスナ駆動部材の軸方向の駆動経路沿いに予め配置するように、ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナを周期的に前進させるために、こうした燃焼動力式ファスナ駆動工具では、通常、ファスナ給送機構またはファスナ前進機構が採用されている。該ファスナ給送機構またはファスナ前進機構は、燃焼室内に生成されている排気ガスによって効果的に駆動される。そして、こうした燃焼ガスの一部は、ファスナ前進またはファスナ給送ピストンシリンダ集成体へ流用される。このタイプのファスナ前進またはファスナ給送ピストンシリンダ集成体は、1996年9月24日にヴァインシュタイン(Weinstein)に発行された米国特許第5558264号に開示、説明されている。
より詳細には、ヴァインシュタインの特許の図4〜図6に相当する図1〜図3に示すように、上述したタイプのファスナ前進またはファスナ給送ピストンシリンダ集成体は、ファスナ給送機構シリンダ220と、ファスナ給送機構ピストン230とを具備している。ファスナ給送機構ピストンは、図2に示す退縮位置と、図1、3に示す伸長位置との間で移動自在にファスナ給送機構シリンダ220内に配置されている。ファスナ給送機構シリンダ220は円筒壁222、閉じた端壁224、円筒壁222の開いた端部228内に固定された環状ブッシュ226を具備している。ピストン230が、図2に示す引込み位置または退縮位置と、図1、3に示す前進位置または伸長位置との間で移動自在にシリンダ222内に排泄されている。ピストン230は、環状ブッシュ226によって移動自在に案内されるピストン棒232を具備している。ピストン230と端壁224との間にコイルバネ234が排泄されており、ピストン230およびピストン棒232が前進位置または伸長位置へ向けて付勢される。Oリング部材236が、ピストン230に形成された環状溝238内に装着されており、円筒壁222に対してシールできるようになっている。
更に、給送爪230が、回動ピン242によってピストン232の前端部分に回動自在に取付けられており、順に並べた帯または配列の複数の釘Nに対して作用位置つまり係合位置と、釘Nに対して非作用位置つまり離反位置を交互に配置されるようになっている。給送爪240を作用位置つまり係合位置に向けて付勢するように、捻りバネ244が排泄されている。給送爪240は、複数の釘ファスナNの先頭の1つをバネ234の付勢作用によって前進させるために、該先頭の釘ファスナを効果的に把持または包囲する切欠が形成された一対の指246を具備している。後方に配置されている指246の背面248はカム面となっており、工具の燃焼室をシリンダ222に効果的に連通させる管路274を通じてシリンダ222内に供給されるガス圧の作用によるピストン230およびピストン棒232の後方への動作に応答して、給送爪240が捻りバネ244の付勢力に抗して非作用位置つまり離反位置に回動したときに、次の釘ファスナN上に効果的に係合して前進させるようになっている。少なくとも1つの保持指260を具備した保持爪250が、釘ファスナNを順に並べた帯に隣接させて回動自在に取付けられており、釘ファスナNを順に並べた帯内の次順の釘Nに対して係合位置と離反位置とに交互に配置されるようになっている。保持爪250のソケット258内に配置されたコイルバネ254によって、保持爪250は係合位置へ向けて付勢される。
米国特許第5558264号明細書
上述したタイプのファスナ前進機構組立体またはファスナ給送機構組立体は実施可能なシステムを提供するが、この特定のタイプのファスナ前進機構またはファスナ給送機構は、燃焼動力式ファスナ駆動工具の駆動部材が移動する軸方向の駆動経路に向けて新たなファスナNを給送または前進の準備段階で、燃焼ガスの一部を燃焼動力式ファスナ駆動工具の燃焼室からシリンダ222内に流入させ、ファスナ給送ピストン230、ピストン棒232および給送爪組立体240を後方へ動作させなければならいという観点から、明らかに燃焼動力式ファスナ駆動工具でしか作用しない。従って、この技術分野では、燃焼動力式ではない、従って、例えば釘ファスナを順に並べた帯または配列の先頭の釘ファスナの給送サイクルつまり前進サイクルの間に、給送爪または同様の機構を所望方向に移動させるための動力源として、燃焼生成ガスを利用できないファスナ駆動工具に関連して使用するようにしたファスナ給送システムまたはファスナ前進システムを改良する必要性がある。
上述した目的および他の目的は、機械式および電気機械式に作動するシステムを備えた新規で改良されたファスナ給送システムまたはファスナ前進システムを通じて本発明の技術および原理によって達成される。より詳細には、本発明の技術および原理によって構成された先頭ファスナ給送システムまたは先頭ファスナ前進システムによれば、ファスナ駆動ブレードが、その戻り行程の間に上動するとき、前進バネの付勢力に抗して、釘ファスナ給送爪または爪部材が、ファスナ駆動ブレードに連結された複数のレバーリンクシステムにより、その引込位置に移動させられ、前進させるべき次順の釘ファスナである釘ファスナ上に割り出される。駆動ブレードとレバーリンク機構との間の連結が外れると、先頭のファスナが、前進バネの影響のもとで駆動チャンネル内に前進させられ、該先頭のファスナは、駆動ブレードが、引続き、ファスナ駆動工具の次の打込サイクルの間に下動したときに、ファスナ駆動工具から駆動、放出される準備が整う。上述した機械式レバーリンク機構に加えて、或いは、機械式レバーリンク機構に代えて、同様の先頭ファスナ前進動作を得るために、直動ソレノイドシステム或いは回転ソレノイドシステムが開示される。
本発明の他の特徴およびそれに伴う利点は、添付図面を参照して詳細に説明する以下の記載から一層明らかとなろう。添付図面において、同様の部品には同じ参照番号が付されている。
以下、添付図面、特に図4〜図6を参照すると、本発明の原理および技術により構成された新規で改良されたファスナ前進システムが全体的に参照番号110にて指示されている。より詳細には、ファスナ前進システム110はトリップレバー112を具備している。該トリップレバーは、相対的に長い水平の脚または腕114と、相対的に短い垂直の脚または腕116とを有して、実質的にL形の断面形状を有している。トリップレバー112は、相対的に長い水平脚または腕114を貫通する回動ピン118を中心として回動自在に取付けられており、回動ピン118は、ファスナ駆動工具のフレーム部分120に固定されている。
トリップレバー112の相対的に長い水平脚または腕114の先端または遠位端部122は、トリップ爪部材124に接触するようになっており、該トリップ爪部材は、リンクピン128によって、該ファスナ駆動工具の垂直に配向された駆動ブレード126の上端部分に回動自在に取付けられている。トリップレバー112の比較的短い垂直脚または腕116の先端または遠位端部130は、実質的にL形のリンクバー136の水平脚または腕134の先端または遠位端部132に接触するようになっている。リンクバー136はリンクピン139を中心として回動自在に取付けられており、リンクバー136の垂直脚または腕142の先端または遠位端部140は、ピンまたはポストおよびスロットから成る組立体146、148を介して、ジンバルまたはスライドブロック機構144に接触するようになっている。リンクバー136は、好ましくは、少なくとも2〜3:1の機械的利得を有している。
更に、図4から理解されるように、ジンバルまたはスライドブロック機構144はガイドレール150に摺動自在に取付けられており、かつ、ジンバルまたはスライドブロック機構144には、横断方向に向けられた一対の取付ブロック152、152が固定されている。取付ブロック152、152は一対のトラニオン154、154を有している。該トラニオンは、背中合わせに配置された取付ブロック152、152から外側に突出している。ファスナ給送爪または爪部材156が、一対のクレビスタイプのスリーブ部材158、158によって、取付ブロック152、152の突出トラニオン154、154に回動自在に取付けられており、給送爪または爪部材156が、上方につまり紙面から外側に回動したり、下方へつまり紙面内に回動可能となっている。給送爪または爪部材156のこうした下動動作に関連して、例えばヴァインシュタインの特許に開示された捻りバネと同様の捻りバネ(図示せず)が給送爪または爪部材156と協働して、該給送爪または爪部材156が下方へつまり紙面内に常時付勢されるようになっている。更に、ガイドレール150は、その両端において、適当な支持部材160、160によって支持されている。左側の支持部材160とジンバルまたはスライドブロック機構144の後端部分との間でガイドレール150の周囲に前進コイルバネ162が配置されており、ジンバルまたはスライドブロック機構144が、前進方向つまり図面において右方向へ付勢されるようになっている。こうして、図4〜図6から理解されるように、駆動ブレード126が、復帰行程の間に上方へ移動するとき、駆動ブレード126の上端部分に回動自在に取付けられているトリップ爪部材124が、トリップレバー112の相対的に長いに水平脚または腕114の先端または遠位端部122に接触し、トリップレバー112が、図5、6に示すように、回動ピン118を中心として時計回りの方向に回動するようになっている。
更に、トリップレバー112の比較的短い垂直脚または腕116の先端または遠位端部130と、リンクバー136の水平脚または腕134の先端または遠位端部132との係合によって、トリップレバー112が上記時計回りの方向に回動すると、リンクバー136が、図4、5に示すように、回動ピン138を中心として時計回りの方向に回動する。従って、リンクバー136の回動すると、ピンスロット組立体146、148によるリンクバー136の垂直脚または腕142の先端または遠位端部140とジンバルまたはスライドブロック機構144との間の回動自在の連結によって、ジンバルまたはスライドブロック機構144が、前進コイルバネ162の付勢力に抗してガイドレール150沿いに図4において左方向へ引き込みまたは後退直線動作する。従って、ファスナ給送爪または爪部材156がジンバルまたはスライドブロック機構144に回動自在に取付けられているので、ファスナ給送爪または爪部材156も同様にファスナ給送爪または爪部材156ジンバルまたはスライドブロック機構144と共に後方へ移動し、同時に、ファスナ給送爪または爪部材156は上方へ移動し、次いで、トラニオン154、154によって決定される回動軸線を中心として回動し、ファスナ給送爪または爪部材156が、ファスナを順に並べた帯の先頭のファスナの次のファスナに割出、係合動作する。これに関連して、駆動ブレード126が上方へ移動し続ける間、この一連の動作ステップが生じると、トリップ爪部材124は効果的に迂回して、トリップレバー112の相対的に長い水平脚または腕114の先端または遠位端部122の上方に配置され、トリップレバー112の相対的に長い水平脚または腕114から脱離する。こして、トリップレバー112、リンクバー136、ジンバルまたはスライドブロック機構144、および、ファスナ給送爪または爪部材156から成るリンクレバーシステムの全体が、前進コイルバネ162の付勢力の影響のもとで縦覧の位置に復帰する。最も重要な点として、ジンバルまたはスライドブロック機構144およびファスナ給送爪または爪部材156は前進して、駆動ブレード126が往復動作する駆動チャンネル(図示せず)内に先頭のファスナを効果的に前進させ、新たなファスナ駆動、放出サイクルが実行されるときに、駆動ブレード126によって衝当するように正しい位置に予め配置される。
より詳細には、こうしたファスナ駆動、放出動作に関連して、駆動ブレード126がその上方動作または復帰動作を完了したとき、トリップ爪部材124は、トリップレバー112の相対的に長い水平脚または腕114の先端または遠位端部122の上方に配置される。更に、リンクピン128を中心として回動自在に取付けられているトリップ爪部材124は、戻り捻りバネ164の一端が駆動ブレード126の直立した延長部分165に固定され、戻り捻りバネ164の他端がトリップ爪部材124に係合していることから、戻り捻りバネ164によって図6に示す位置に付勢され、駆動ブレード126は、また、リンクピン128によって工具の動力機構(図示せず)の駆動リンク166に連結されている。ファスナ駆動工具から先頭のファスナを駆動、放出するように、ファスナ工具を作動させたとき、駆動ブレード126が図6において下方へ移動するが、その際、トリップ爪部材124とトリップレバー112の相対的に長い水平脚または腕114の先端または遠位端部122との間の接触によって、トリップ爪部材124がリンクピン128を中心として図6において反時計回りの方向に回動し、それによって、駆動ブレード126が円滑に下動し、それによって、先頭のファスナがファスナ駆動工具から外方へ駆動チャンネルを通して駆動される。
次に、図7を参照すると、図4〜図6に示したファスナを順に並べた帯の先頭のファスナを割出、前進させる機械的に作動するファスナ前進システムの利用に代えて、電気機械式に作動するファスナ前進システムを採用することもできる。こうした、新規で改良されたファスナ前進システムの第2の実施形態は、例えば、プッシュタイプのソレノイド式機構を具備し、全体的に参照番号310にて指示されている。より詳細には、電気機械式ファスナ前進システム310は、プッシュタイプのソレノイド要素312を具備している。該ソレノイド要素は、直線往復動作する作用ロッドまたはプランジャ314を具備している。ソレノイド要素312は、電源およびタイミング回路316に電気的に接続されており、ソレノイドの作用ロッドまたはプランジャ314の先端または遠位端部は、第1の回動ピン320によってヨーク部材318の一端に連結されている。ヨーク部材318は、第2の回動ピン322によってその中間部分において回動可能となっている。第2の回動ピン322はブラケット部材324に固定されており、該ブラケット部材は工具のノーズ部に一体的に取着されている。ヨーク部材318の反対側の第2の端部は、第3の回動ピン328によって直線的に移動自在の制御棒326に回動自在に連結されている。第1と第2の回動ピン320、322間の間隔または有効距離は、第2と第3の回動ピン322、328と比較して、ソレノイド要素312によってヨーク部材318が例えば反時計回りの方向に回動するとき、機械的利得が少なくとも2:1または3:1となるようになっている。
制御棒326は、円筒ハウジング332内に往復動自在に設けられている中空体部分またはピストン330に一体的に連結されている。円筒ハウジング332は、また、工具のノーズ部の一部を構成しており、該ハウジング33の後端を効果的に閉じるエンドキャップ334を備えている。中空体部分またはピストン330は、制御棒326と中空体部分またはピストン330から成る構造体が段付き部分を有するように、制御棒326の直径よりも大きな直径を有しており、これによって、制御棒326と中空体部分330との間の境界に環状の肩部336が画成される。環状の支承部材338が、円筒ハウジング332内に固定されており、中空体部分またはピストン330が、円筒ハウジング332内で該支承部材に沿って円滑、容易に移動できるようになっている。環状のシール部材340が、円筒ハウジング332の前方端部に配置されてろい、制御棒326が円筒ハウジング332に対して直線往復動作する際に効果的に密封するようになっている。シール部材340は、また、中空体部分またはピストン330の環状の肩部336が当接する停止部材として作用し、制御棒326の前方行程を効果的に限定する。また、エンドキャップ334にはベント穴342が設けられており、中空体部分またはピストン330が円筒ハウジング332内で後方へ移動する際に、円筒ハウジング332内の空気が排気されるようになっている。中空体部分またはピストン330には、更に、後方に開いた有底状のボア344が形成されており、戻りコイルバネ346の一端が該有底状のボア344内に着座し、戻りコイルバネ346の反対側の端部が、エンドキャップ334の内面に着座するようになっている。こうして、理解されるように、ソレノイド要素が励磁すると、作用ロッドまたはプランジャ314が外方へ伸長または突出して、これにより、ヨーク部材318が反時計回りの方向へ回動し、戻りコイルバネ346の付勢力に抗して後方へ、つまり図7において右方向へ直線動作し、戻りコイルバネ346が圧縮される。反対に、ソレノイド要素312が消磁されると、戻りコイルバネ346によって、制御棒326は前方へ、つまり図7において左方向へ直線動作する。更に、制御棒326には、ファスナ給送爪または爪部材348が、回動ピン328によって回動自在に取付けられている。制御棒326には、捻りバネ350が取付けられており、捻りバネ350の一端が制御棒326に係合し、捻りバネ350の螺旋部分が回動ピン328の周囲に配置され、かつ、捻りバネ350の第2の端部がファスナ給送爪または爪部材348に係合する。
本発明の原理と技術により構成された新規で改良された電気機械式に作動するファスナ前進システム310の作用は、容易に理解されるであろうが、以下に簡単に説明する。複数のファスナを配列した帯から先頭のファスナを駆動、放出するように、ファスナ工具を作動させ、駆動ブレードが上方位置へ復帰すると、タイミング回路316は、例えば、駆動ブレードが作動前位置に復帰していることを示す適当な信号によって起動し、これによって、ソレノイド要素312が、作用ロッドまたはプランジャ314を伸長または突出させるように作動可能な状態となる。作用ロッドまたはプランジャ314が伸長すると、ヨーク部材318が反時計回りの方向へ回動し、これによって、制御棒326が、戻りコイルバネ346の付勢力に抗して図7において右方向へ移動する。制御棒326が右方向へ移動することによって、ファスナ給送爪または爪部材348が、同様に、右方向へ移動し、これによって、ファスナ給送爪または爪部材348は、図7に示すように、新たな第1のファスナまたは先頭のファスナ352の上方を通過できるように、捻りバネ350の付勢力に抗して上方へ移動可能となり、次いで、捻りバネ350の付勢力によって下方へ回動して、図7に示すように、二番目のファスナ352と係合する。引き続き、タイミング回路316による時間が経過すると、ソレノイド要素312が消磁され、戻りコイルバネ346は、直線状に制御棒326を図7において左方向へ押圧可能となり、第1の或いは新たな先頭のファスナ352が駆動ブレードチャンネル内に効果的に前進させられ、ファスナ駆動工具による新たな駆動シーケンスのための準備がなされる。
次いで、図8を参照すると、全体的に参照番号410で示す新規で改良されたファスナ前進システムの第3の実施形態は、例えば、第2のタイプの電気機械式に作動するファスナ前進システムであって、図7に示した第1のタイプ電気機械式に作動するファスナ前進システムに幾分類似しており、図4に示した第1の実施形態によるファスナ前進システムに対応した作動要素を有している。特に、図8に示したファスナ前進システム410と、図7に示したファスナ前進システムの主要な相違は、図8に示したファスナ前進システムでは、ソレノイド要素412が、ソレノイド要素312の特徴である直動式のソレノイドではなく、回転式のソレノイドを具備している点である。従って、ソレノイド要素412はクランク部材414を具備し、該クランク部材は、その一端において、ソレノイド要素412の回転出力軸416に固定されており、ソレノイド要素412が励磁されると、クランク部材414は、実線で示す位置から波線で示す位置まで例えば67.5°の所定の角度で反時計回りの方向に回転または回動する。
更に、クランク部材414の反対側の端部は、回動ピン420によってリンクアーム418の第1の端部に回動自在に連結されており、かつ、リンクアーム418の反対側の第2の端部は第2の回動ピン424によって、ヨークまたは割出腕422の第1の端部に回動自在に連結されている。ヨークまたは割出腕422は、その中間領域において第3の回動ピン426によって回動自在に取付けられており、かつ、ヨークまたは割出腕422の反対側の端部は、ジンバルまたはスライドブロック430の第4の回動ピンまたはポスト428に回動自在に連結されている。ヨーク部材318の場合と同様に、また、ソレノイド要素312の作用ロッドまたはプランジャ314との連結および制御棒326との連結の場合と同様に、第2と第3の回動ピン424、426間の間隔または有効距離は、第4と第4の回動ピン426、428間の間隔または有効距離と比較して、ヨークまたは割出腕422が、ソレノイド要素412の作用のもとで例えば反時計回りの方向に回動動作したときに、少なくとも2:1または3:1の機械的利得が効果的に得られるようにする。更に、図4に示したファスナ前進システム110のジンバルまたはスライドブロック144の場合と同様に、ジンバルまたはスライドブロック430はガイドレール432に摺動自在に取付けられている。
ジンバルまたはスライドブロック430には、横断方向に向けられた一対の取付ブロック434、434が固定されている。取付ブロック434、434は一対のトラニオン436、436を有している。該トラニオンは、背中合わせに配置された取付ブロック434、434から外側に突出している。ファスナ給送爪または爪部材438が、一対のクレビスタイプのスリーブ部材440、440によって、取付ブロック434、434の突出トラニオン436、436に回動自在に取付けられており、給送爪または爪部材438が、上方につまり紙面から外側に回動したり、下方へつまり紙面内に回動可能となっている。給送爪または爪部材438のこうした下動動作に関連して、例えばヴァインシュタインの特許に開示された捻りバネと同様の捻りバネ(図示せず)が給送爪または爪部材438と協働して、該給送爪または爪部材438が下方へつまり紙面内に常時付勢されるようになっている。更に、ガイドレール432は、その両端において、適当な支持部材442、442によって支持されている。左側の支持部材442とジンバルまたはスライドブロック機構430の後端部分との間でガイドレール432の周囲に前進コイルバネ444が配置されており、ジンバルまたはスライドブロック機構430が、前方つまりファスナ前進方向へ付勢されるようになっている。
複数のファスナ446を順に配列した帯から先頭のファスナを駆動、放出するように、ファスナ工具を作動させ、駆動ブレードが上方位置へ復帰すると、タイミング回路448は起動し、これによって、ソレノイド要素412が、クランク部材414を反時計回りの方向に回転させるように作動可能な状態となる。クランク部材414が反時計回りの方向に回転すると、ヨーク部材またはリンクアーム418が時計回りの方向へ回動し、これによって、ジンバルまたはスライドブロック430が、戻りコイルバネまたは前進バネ444の付勢力に抗して図8において左方向へ移動する。ジンバルまたはスライドブロック430が左右方向へ移動することによって、ファスナ給送爪または爪部材438が、同様に、左方向へ移動し、これによって、ファスナ給送爪または爪部材438は、図8に示すように、新たな第1のファスナまたは先頭のファスナ446の上方を通過できるように、捻りバネ(図示せず)の付勢力に抗して上方へ移動可能となり、次いで、捻りバネ(図示せず)の付勢力によって下方へ紙面内に回動して、図8に示すように、二番目のファスナ446と係合する。引き続き、タイミング回路448による時間が経過すると、ソレノイド要素412が消磁され、戻りコイルバネまたは前進バネ444は、直線状にジンバルまたはスライドブロック430を図8において左方向へ押圧可能となり、ファスナ給送爪または爪部材438によって第1の或いは新たな先頭のファスナ44が駆動ブレードチャンネル内に効果的に前進させられ、ファスナ駆動工具による新たな駆動シーケンスのための準備がなされる。
次いで、図9を参照すると、全体的に参照番号510で示す新規で改良されたファスナ前進システムの第4の実施形態は、例えば、第3のタイプの電気機械式に作動するファスナ前進システムであって、図7に示した第1のタイプ電気機械式に作動するファスナ前進システムに幾分類似している。図7に示したソレノイド要素312の特徴である直線動作するプッシュタイプまたは伸長タイプソレノイドに代えて、ソレノイド要素512は、プルタイプまたは引込タイプの直動式のソレノイドである。ソレノイド要素512は引込ロッドまたはプランジャ514を具備し、該引込ロッドまたはプランジャは、クレビス部分518と、ロッドとを具備している。該ロッドは、クレビス部分518の横断方向に離間した壁部材を貫通して横断方向に延び、横断方向に離間した一対の回動ピン520、520を効果的に形成するようになっている。戻りコイルバネまたは前進コイルバネ530の第1の端部は、工具のノーズ部(図示せず)の固定された部分に連結されるようになっており、戻りコイルバネまたは前進コイルバネ530の第2の端部は、クレビス部分518内に横断方向に取付けられているロッドの周囲に取付けられており、ソレノイドの引込ロッドまたはプランジャ514を前方つまりファスナ前進方向へ付勢するようになっている。ファスナ給送爪または爪部材534が、横断方向に離間配置され直立した一対の耳部またはラグ536、536を有している。該耳部またはラグは、一対の回動ピン520、520に回動自在に取付けられている。捻りバネ部材538が、ソレノイド要素512のクレビス端部518に取付けられており、その両端部539、539がファスナ給送爪または爪部材534の両側に係合して、該ファスナ給送爪または爪部材を下方へつまり図9の紙面内に効果的に付勢するようになっている。
複数のファスナを順に配列した帯から先頭のファスナを駆動、放出するように、ファスナ工具を作動させ、駆動ブレードが上方位置へ復帰すると、タイミング回路540は起動し、これによって、ソレノイド要素512が、ソレノイドロッドまたはプランジャ514を図9において左方向に効果的に引込むように作動可能な状態となる。このソレノイドロッドまたはプランジャ514の引込動作によって、そのクレビス端部518、回動ピン520、520が形成されている横断方向に配向されたシャフト、直立した耳部またはラグ536、536によって、回動ピン520、520に取付けられているファスナ給送爪または爪部材534が、戻りコイルバネまたは前進コイルバネ530によって、同様に図9において左方向に移動する。こうして、ファスナ給送爪または爪部材534が、図9に示すように、複数のファスナを順に配列した帯の第1のまたは新たな先頭のファスナの上方を通過できるように、捻りバネ538の付勢力に抗して上方に紙面から外へ回動可能となり、次いで、捻りバネ538の付勢力によって下方へ紙面内に回動して、複数のファスナを順に配列した帯の二番目のファスナと係合する。引き続き、タイミング回路540による時間が経過すると、ソレノイド要素512が消磁され、戻りコイルバネまたは前進バネ530は、直線状にファスナ給送爪または爪部材534を図9において右方向へ直線的に牽引可能となり、第1の或いは新たな先頭のファスナが駆動ブレードチャンネル内に効果的に前進させられ、ファスナ駆動工具による新たな駆動シーケンスのための準備がなされる。
最後に、図10を参照すると、全体的に参照番号610で示す新規で改良されたファスナ前進システムの第5の実施形態は、例えば、第4のタイプの電気機械式に作動するファスナ前進システムであって、図9に示した第3のタイプ電気機械式に作動するファスナ前進システムに幾分類似している。ソレノイド式に作動する機構に関連して、ロッドまたはプランジャが、ソレノイドコイルによって形成される電磁場内に完全に配置されている場合に、ソレノイドコイルが最も有効である。従って、ソレノイド作用ロッドまたはプランジャを所定距離を以て作動させる或は移動させるために必要な動力は、ソレノイドコイルからソレノイドロッドまたはプランジャの配置されている距離によって変化する或は該距離の関数となっている。従って、ソレノイドコイルの作動または励磁に先立って、ソレノイドロッドまたはプランジャを、その引込み方向へ最初に移動させてソレノイドコイルの近傍に効果的に配置することができるならば、ソレノイドロッドまたはプランジャを所定距離移動させるつまり完全に引込んだ位置へ移動させるために通常必要となる動力を発生させる必要はなくなり、従って、ソレノイド機構の大きさを重量を効果的に低減可能となり、これは携帯工具では非常に望ましいこととなる。
図9に示したプルタイプまたは引込タイプの直動式のソレノイド要素512を具備した電気機械式に作動するファスナ前進システム510の場合と同様に、電気機械式に作動するファスナ前進システム610は、引込ロッドまたはプランジャ614を有している。また、ソレノイド要素612は、工具のノーズ部(図示せず)に取付けることができよう。ソレノイドの引込ロッドまたはプランジャ614の前方の遠位端または先端部にはクレビス部618が設けられている。ロッド620が、クレビス部618の横断方向に離間した壁部材を横断方向に貫通しており、横断方向に離間した一対の回動ピン622、622が形成または画成されるようになっている。戻りコイルバネまたは前進コイルバネ632の第1の端部630が、工具のノーズ部(図示せず)の固定された部分に連結されるようになっており、戻りコイルバネまたは前進コイルバネ632の第2の端部634は、クレビス部分618の横断方向に離間した壁部材の内に取付けられている横断方向に配向さえれたロッド620の周囲に取付けられており、ソレノイドの引込ロッドまたはプランジャ614を前方つまりファスナ前進方向へ付勢するようになっている。
ファスナ給送爪または爪部材636が、工具のノーズ部(図示せず)の下側に配置されており、かつ、横断方向に離間配置された一対の耳部またはラグ638、638を有している。該耳部またはラグは、工具のノーズ部内に形成された開口部を通して上方に突出し、一対の回動ピン622、622に回動自在に取付けられている。更に、捻りバネ部材642が、ソレノイド要素612のクレビス端部618に取付けられている。捻りバネ部材642は、回動ピン622、622に取付けられる螺旋部分644、644を有し、また、その両端部分646、646がファスナ給送爪または爪部材636の両側に係合して、該ファスナ給送爪または爪部材を下方へつまり図10の紙面内に効果的に付勢するようになっている。更に、該第5の実施形態による電気機械式に作動するファスナ前進システム610は、上述したように、ソレノイド要素612の必要動力を低減可能となるように、機械式に補助される電気機械式に作動するファスナ前進システムとなっている。図9に示すような電気機械式に作動するファスナ前進システム510に実質的に一致する上述の構成に加えて、ファスナ給送爪または爪部材636は、更に該ファスナ給送爪または爪部材に連結されたカムフォロア648を具備している。該カムフォロアは、第1の傾斜のカムフォロア面部分650を有しており、該カムフォロア面部分は、ファスナ給送爪または爪部材636およびカムフォロア648が相対的に下がった位置にあるとき、常にノーズ部(図示せず)の上に着座するようになっている。ワーク接触要素652がノーズ部(図示せず)内に移動可能に取付けられている。ワーク接触要素652にはカムローラ656が設けられており、該カムローラは、カムフォロア648のカムフォロア面部分650に係合するように回転自在に取付けられている。
ファスナ駆動工具を作動させるとき、ワーク接触要素652は、ファスナを打込むべきワークに接触するように配置され、これによって、ファスナ駆動工具を安全に作動させるようになっている。こうして、ワーク接触要素652が、図10に示すように上方に移動することによって、カムローラ656はカムフォロア648のカムフォロア面部分650と相互作用してカムフォロア648、および、該カムフォロアに連結されたファスナ給送爪または爪部材636が、戻りコイルバネ632の付勢力に抗して図10において所定距離を以て左方向へ移動する。例えば、図7〜図9に関連して上述した実施形態と同様に、複数のファスナを順に配列した帯から先頭のファスナを駆動、放出するように、ファスナ工具を作動させ、駆動ブレードが上方へ点火前の位置へ復帰すると、それを示す信号がタイミング回路662に伝達され、該タイミング回路662が起動し、これによって、該タイミング回路662は、次いで、ソレノイド要素612を作動させ或いは励磁し、ソレノイドロッドまたはプランジャ614が図10において左方向に効果的に引込まれる。
このソレノイドロッドまたはプランジャ514の引込動作が完了すると、そのクレビス端部618、回動ピン622、622が形成されている横断方向に配向されたシャフト620、直立した耳部またはラグ638、638によって、回動ピン622、622に取付けられているファスナ給送爪または爪部材636が、戻りコイルバネまたは前進コイルバネ632によって、同様に図10において左方向に移動する。こうして、ファスナ給送爪または爪部材636が、複数のファスナを順に配列した帯の第1のまたは新たな先頭のファスナの上方を通過できるように、捻りバネ642の付勢力に抗して上方に紙面から外へ回動可能となり、次いで、捻りバネ642の付勢力によって下方へ紙面内に回動して、複数のファスナを順に配列した帯の二番目のファスナと係合する。引き続き、タイミング回路662による時間が経過すると、ソレノイド要素612が消磁され、戻りコイルバネまたは前進バネ632は、直線状にファスナ給送爪または爪部材636を図10において右方向へ直線的に牽引可能となり、第1の或いは新たな先頭のファスナが駆動ブレードチャンネル内に効果的に前進させられ、ファスナ駆動工具による新たな駆動シーケンスのための準備がなされる。
こうして、本発明の原理および技術による機械的に作動する或いは電気機械式に作動する新規で改良されたファスナ給送システムまたはファスナ前進システムの複数の実施形態を説明した。より詳細には、第1のファスナ給送システムまたはファスナ前進システムは、ファスナ駆動ブレードに連結され、ファスナ駆動ブレードが復帰行程の間に上方へ移動するとき、前進バネの付勢力に抗して、釘ファスナ給送爪または爪部材を引込位置へ移動させる複数のレバーリンク機構から成るシステムを具備している。こうして、ファスナ給送爪または爪部材は、前進させるべき次順の釘ファスナである釘ファスナ上に割出動作し、ファスナ駆動ブレードとレバーリンク機構との間の連結が効果的に外れたときに、ファスナ給送爪または爪部材は、前進バネによって先頭の釘ファスナを駆動ブレードチャンネル内に前進させ、これによって、先頭のファスナは、ファスナ駆動工具の次の作動サイクルの間、駆動ブレードが引続き下動するときに、ファスナ駆動工具から駆動または放出される準備ができる。先頭のファスナを駆動ブレードチャンネル内に移動させるための先頭ファスナの割出、前進動作を得るための、上述した機械式レバーリンク機構に加えて或いは機械式レバーリンク機構に代えて、ファスナ給送爪または爪部材を引込、前進させるための様々なプッシュタイプまたはプルタイプの直動レノイドシステム或いは回転ソレノイドシステムを開示した。
上記技術から本発明の多くの変更、修正が可能なことは明らかである。従って、特許請求の範囲に記載された範囲内で、本発明はここに記載した以外の形態で実施可能であることは理解されよう。
ファスナ前進ピストン組立体が前進位置または伸長位置にあり、給送爪が、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを割出、前進させた状態にある従来技術によるファスナ前進システムの断面図である。 ファスナ前進ピストン組立体が、その引込位置或いは後退位置に移動または復帰して、給送爪が複数のファスナを順に配列した帯の次順のファスナに係合し、複数のファスナを順に配列した帯の新たな先頭のファスナを割出、前進させる準備が整った状態で示す図1の従来技術によるファスナ前進システムの断面図である。 ファスナ前進ピストン組立体が、複数のファスナを順に配列した帯の新たな先頭のファスナを割出、前進させるように、図2に示した引込位置或いは後退位置から前進位置または伸長位置に復帰した状態で示す図1、2の従来技術によるファスナ前進システムの断面図である。 本発明の原理および技術により構成された機械式に作動する新規で改良された給送爪ファスナ前進システムから成る第1の実施形態の側面図であり、その作動部品を示す図である。 図4の矢視線5−5に沿う図4の機械式に作動する給送爪ファスナ前進システムの断面図である。 図4、5の機械式に作動する給送爪ファスナ前進システムの駆動ブレード、トリップレバーおよびリンクバーの各構成要素間の相互作用を示す詳細図である。 本発明の原理および技術により構成されたプッシュタイプのソレノイドアクチュエータを使用した電気機械式に作動する新規で改良された給送爪ファスナ前進システムから成る第2の実施形態の一部を判断して示す平面図であり、その作動部品を示す図である。 本発明の原理および技術により構成された回転ソレノイドアクチュエータを使用した電気機械式に作動する新規で改良された給送爪ファスナ前進システムから成る第3の実施形態の側面図であり、その作動部品を示す図である。 本発明の原理および技術により構成されたプルタイプのソレノイドアクチュエータを使用した電気機械式に作動する新規で改良された給送爪ファスナ前進システムから成る第4の実施形態の側面図であり、その作動部品を示す図である。 図9に示した第4の実施形態による給送爪ファスナ前進システムに類似するが、本発明の原理および技術により構成された機械式に補助されるプルタイプのソレノイドアクチュエータを使用した電気機械式に作動する新規で改良された給送爪ファスナ前進システムから成る第5の実施形態の側面図であり、その作動部品を示す図である。
符号の説明
110 ファスナ前進システム
112 トリップレバー
136 リンクバー
114 水平脚または腕
116 垂直脚または腕
118 回動ピン
120 ファスナ駆動工具のフレーム部分
156 ファスナ給送爪または爪部材
312 ソレノイド要素
348 ファスナ給送爪または爪部材
412 ソレノイド要素
438 ファスナ給送爪または爪部材
512 ソレノイド要素
534 ファスナ給送爪または爪部材
612 ソレノイド要素
636 ファスナ給送爪または爪部材

Claims (20)

  1. ファスナ駆動工具内で用いるためのファスナ前進システムにおいて、
    前記ファスナ駆動工具の駆動チャンネル内で後方に引込まれた位置と、前方の伸長した位置との間で往復動自在に取付けられ、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記駆動チャンネルを通して駆動し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを該ファスナ駆動工具から放出するための駆動手段と、
    前記駆動手段が前記後方に引込まれた位置から前方に伸長した位置へ移動するときに、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネルを通して駆動、放出し、前記駆動手段にファスナ駆動工具の外部に押出すための準備として、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内へ予め配置するように、前記駆動手段が前記後方に引込まれた位置に配置されているときに、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段とを具備したファスナ前進システム。
  2. 前記駆動手段が駆動ブレードを具備する請求項1に記載のファスナ前進システム。
  3. 前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段が、前記駆動ブレードに係合可能な機械的システムを具備する請求項2に記載のファスナ前進システム。
  4. 前記機械的システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネ手段と、
    その第1の端部において前記ファスナ前進給送爪に連結されたリンクバーと、
    その第1の端部において前記リンクバーの第2の端部に連結され、かつ、その第2の端部において前記駆動ブレードに連結されたトリップレバーであって、前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記駆動ブレードの一部が該トリップレバーに係合して、該トリップレバーによって前記リンクバーが動作し、次いで、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナに係合するように、前記バネ手段の付勢力に抗して、前記ファスナ前進給送爪が、前記リンクバーによって後方への引込方向に移動し、そして、駆動ブレードの前記一部が、前記トリップレバーを迂回して移動したときに、前記バネ手段の付勢力によって、前記ファスナ前進給送爪が前記前方へ伸長した位置に移動して、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナが前記ファスナ駆動工具の駆動チャンネル内に前進するようにした請求項3に記載のファスナ前進システム。
  5. 前記トリップレバーおよび前記リンクバーが回動自在に取付けられており、
    前記トリップレバーに係合する駆動ブレードの前記一部が、前記駆動ブレードに回動自在に取付けられたトリップ爪部材を具備する請求項4に記載のファスナ前進システム。
  6. 前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段が、前記駆動ブレードに係合可能な電気機械式のシステムを具備する請求項2に記載のファスナ前進システム。
  7. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結されたプッシュタイプの直動ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪が後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段を消磁するための、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項6に記載のファスナ前進システム。
  8. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結された回転ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪を後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記回転ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記回転ソレノイド手段を消磁するための、前記回転ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項6に記載のファスナ前進システム。
  9. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結されたプルタイプの直動ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪が後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記プルタイプの直動ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記プルタイプの直動ソレノイド手段を消磁するための、前記プルタイプの直動ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項6に記載のファスナ前進システム。
  10. 更に、ワーク接触要素と、
    前記プルタイプの直動ソレノイド手段が励磁されたときに、該プルタイプの直動ソレノイド手段に要求される動力を最小とするように、先ず、前記バネにより付勢された手段およびファスナ前進給送爪を、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、後方への引込方向へ所定距離移動さるための、前記ワーク接触要素を前記バネにより付勢された手段とを相互接続するカム手段とを具備した請求項9に記載のファスナ前進システム。
  11. ファスナ駆動工具において、
    駆動チャンネルであって、該駆動チャンネルを通してファスナが該ファスナ駆動工具から外部へ放出される駆動チャンネルと、
    ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内で後方に引込まれた位置と、前方の伸長した位置との間で往復動自在に取付けられ、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記駆動チャンネルを通して駆動し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを該ファスナ駆動工具から放出するための駆動手段と、
    前記駆動手段が前記後方に引込まれた位置から前方に伸長した位置へ移動するときに、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネルを通して駆動、放出し、前記駆動手段にファスナ駆動工具の外部に押出すための準備として、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内へ予め配置するように、前記駆動手段が前記後方に引込まれた位置に配置されているときに、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段とを具備したファスナ駆動工具。
  12. 前記駆動手段が駆動ブレードを具備する請求項11に記載のファスナ駆動工具。
  13. 前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段が、前記駆動ブレードに係合可能な機械的システムを具備する請求項12に記載のファスナ駆動工具。
  14. 前記機械的システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネ手段と、
    その第1の端部において前記ファスナ前進給送爪に連結されたリンクバーと、
    その第1の端部において前記リンクバーの第2の端部に連結され、かつ、その第2の端部において前記駆動ブレードに連結されたトリップレバーであって、前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記駆動ブレードの一部が該トリップレバーに係合して、該トリップレバーによって前記リンクバーが動作し、次いで、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナに係合するように、前記バネ手段の付勢力に抗して、前記ファスナ前進給送爪が、前記リンクバーによって後方への引込方向に移動し、そして、駆動ブレードの前記一部が、前記トリップレバーを迂回して移動したときに、前記バネ手段の付勢力によって、前記ファスナ前進給送爪が前記前方へ伸長した位置に移動して、前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナが前記ファスナ駆動工具の駆動チャンネル内に前進するようにした請求項13に記載のファスナ駆動工具。
  15. 前記トリップレバーおよび前記リンクバーが回動自在に取付けられており、
    前記トリップレバーに係合する駆動ブレードの前記一部が、前記駆動ブレードに回動自在に取付けられたトリップ爪部材を具備する請求項14に記載のファスナ駆動工具。
  16. 前記複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを、同複数のファスナを順に配列した帯の残りのファスナから分離し、該複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナを前記ファスナ駆動工具の前記駆動チャンネル内に前進させるための前記駆動手段に連結された手段が、前記駆動ブレードに係合可能な電気機械式のシステムを具備する請求項12に記載のファスナ駆動工具。
  17. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結されたプッシュタイプの直動ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪が後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段を消磁するための、前記プッシュタイプの直動ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項16に記載のファスナ駆動工具。
  18. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結された回転ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪を後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記回転ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記回転ソレノイド手段を消磁するための、前記回転ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項16に記載のファスナ駆動工具。
  19. 前記電気機械式システムが、
    ファスナ前進給送爪と、
    前記ファスナ前進給送爪を前方へファスナ前進方向に付勢するための前記ファスナ前進給送爪に係合するバネにより付勢された手段と、
    前記バネにより付勢された手段に連結されたプルタイプの直動ソレノイド手段と、
    前記駆動ブレードが前記前方に伸長した位置から前記後方に引込まれた位置へ移動するとき、前記バネにより付勢された手段の付勢力に抗して、該バネにより付勢された手段によって前記ファスナ前進給送爪が後方への引込方向に移動させて、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、前記プルタイプの直動ソレノイド手段を励磁し、かつ、所定時間が経過した後に、前記バネにより付勢された手段の付勢力の影響のもとで、同前記バネにより付勢された手段の付勢力によって前記ファスナ前進給送爪が前方への伸長方向に移動可能となり、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナをファスナ駆動工具駆動チャンネル内へ前進させるように、前記プルタイプの直動ソレノイド手段を消磁するための、前記プルタイプの直動ソレノイド手段に接続されたタイミング回路手段とを具備した請求項16に記載のファスナ駆動工具。
  20. 更に、ワーク接触要素と、
    前記プルタイプの直動ソレノイド手段が励磁されたときに、該プルタイプの直動ソレノイド手段に要求される動力を最小とするように、先ず、前記バネにより付勢された手段およびファスナ前進給送爪を、複数のファスナを順に配列した帯の先頭のファスナの背後に配置されているファスナと係合するように、後方への引込方向へ所定距離移動さるための、前記ワーク接触要素を前記バネにより付勢された手段とを相互接続するカム手段とを具備した請求項19に記載のファスナ前進システム。
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