JP2008532337A - 受信装置、集積回路及び受信方法 - Google Patents

受信装置、集積回路及び受信方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、OFDM変調方式を用いたデジタル放送方式の移動受信性能の向上を図るべく、SP信号の配置に着目し、分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が3減少する斜め方向に分散パイロット信号位置の伝送路特性を用いて分散パイロット信号以外の信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向の補間処理を行い、その後に同じシンボル番号位置の周波数軸方向に伝送路特性が算出された信号位置の伝送路特性を用いて伝送路特性が算出されていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向の補間処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)伝送方式による地上波デジタル放送等に用いられる受信装置、集積回路及び受信方法に関する。
日本及び欧州の地上波デジタル放送方式はOFDM方式を採用している。OFDM方式を採用したISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting -Terrestrial)方式及びDVB―T(Digital Video Broadcasting - Terrestrial)方式は、サブキャリアの中に振幅・位相が既知のパイロット信号を周波数領域で分散して挿入しており、このパイロット信号はScattered Pilot Signal(以下、SP信号と記載する。)と呼ばれる。
このSP信号の配置について図20を参照しつつ説明する。図20はOFDM信号のSP信号の配置を示す図である。このSP信号はサブキャリア毎に伝送されるのではなく、周波数軸方向及び時間軸方向に、シンボル番号nのシンボルに対し、セグメント内のキャリア番号kがk=3(n mod 4)+12p(modは剰余演算を表し、pは整数)を満たすサブキャリア位置で伝送される。すなわち、図20に示されたようにSP信号の配置は周波数軸方向に12サブキャリア間隔で配置されている。また、SP信号は、時間軸方向に4シンボルを周期として反復され、シンボル毎に周波数軸方向に3キャリアずつシフトして伝送される。なお、OFDM信号には、Continuous Pilot Signal(以下、CP信号と記載する。)及び制御情報信号が所定のサブキャリア位置に配置され、その他の部分に情報伝送信号が配置されている。
このSP信号は、送信側でそのサブキャリア位置で決定される特定のパターンで2値に変調されて送信される。受信側では、SP信号の位相をそろえた後、時間軸方向及び周波数軸方向に補間し、伝送路特性を推定する。そして、その推定結果に基づいて受信信号を等化する。
上記の時間軸方向の補間については、例えば特許文献1(特許第3027362号公報)、特許文献2(特許第3084368号公報)に記されており、図21及び図22を参照しつつ説明する。図21は時間軸方向の補間を説明するための説明図であり、図22は時間軸方向の補間により伝送路特性が補間された位置を示す図である。なお、図21はSP信号が伝送される特定のサブキャリアに着目して示している。
特許文献1の時間軸方向の補間では、図21(a)に示すように、SP信号位置の伝送路特性を時間軸方向にホールドする。すなわちSP信号が伝送されるキャリア番号k=3(n mod 4)+12pのキャリア位置で、SP信号が伝送されていないシンボルは、前シンボルで求められた伝送路特性と同じ伝送路特性を使用する。すなわち、最大3シンボル間は、同じ伝送路特性を用いている。
特許文献2の時間軸方向の補間では、図21(b)に示すように、SP信号が配置されているキャリア位置の伝送路特性をシンボル間で直線補間している。従って、特許文献2に記載された時間軸方向の補間は、特許文献1に記載された時間軸方向の補間に比べ、伝送路特性が変動している環境でも、より正確に伝送路特性の推定をすることが可能である。
このようにして時間軸方向に補間することにより、図22に示す信号位置に伝送路特性が補間される。
また、特許文献3(特開2004−282613号公報)は、詳細に示されていないものの、時間軸方向の補間を、上記の特許文献1又は特許文献2の補間処理と時間軸方向にフィルタをかける補間処理とを受信状態によって切り替えるというものである。時間軸方向にフィルタ処理した場合は、特許文献1、特許文献2よりも時間軸方向の補間精度が向上することが予想される。
上述した時間軸方向の補間を行う場合、SP信号は4シンボル毎に配置されているため、時間軸方向に4シンボルに1回SP信号が現れることになる。シンボル長の逆数をfsとすると、時間軸方向にはfs/4でサンプリングされていることになり、受信装置はサンプリング定理よりfs/8迄のドップラー周波数に対応できる。例えば、ISDB−T方式のモード3でガードインターバルのパラメータ(有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率)が1/8の場合、有効シンボル長は1008μs、ガードインターバル長は126μsであり、シンボル長は1134μsである。従って、fsは881Hz(=1/1134μs)となり、110Hz(=881Hz/8)のドップラー周波数まで原理的に等化できる。
特許第3027362号公報 特許第3084368号公報 特開2004−282613号公報
しかしながら、例えば、受信装置が車載されており、受信装置を搭載した自動車が移動している場合には、チューニングしているチャネルの周波数と受信装置の移動速度とにより最大のドップラー周波数が決まり、受信装置の移動速度が速くなるにつれて最大のドップラー周波数は高くなる。受信装置の移動速度が速くなり、ドップラー周波数が従来の時間軸方向の補間処理で対応可能な周波数fs/8を超えてしまうと、伝送路特性の推定精度が落ちる。
本発明は、SP信号の配置に着目し、従来の受信装置よりも等化可能なドップラー周波数が高い受信装置、集積回路及び受信方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の受信装置は、周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信装置であって、前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算部と、分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間部と、前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間部により推定された伝送路特性で除算する第2除算部と、を備える。
本発明の集積回路は、周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する集積回路であって、前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算回路と、分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間回路と、前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間回路により推定された伝送路特性で除算する第2除算回路と、を備える。
本発明の受信方法は、周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信方法であって、前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算手順と、分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間手順と、前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間手順により推定された伝送路特性で除算する第2除算手順と、を備える。
上記の受信装置、集積回路及び受信方法によれば、斜め方向補間処理における斜め方向を適切に選択することにより、斜め方向補間処理では時間軸方向の補間を行う場合より少ない数のシンボルに1回SP信号が現れることになる。上記の受信装置、集積回路及び受信方法は、より少ない数のシンボルに1回現れるSP信号を利用して補間処理を行うため、従来の時間軸方向の補間処理に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。この結果、受信装置が高速移動する場合でも伝送路特性の推定精度が高くなる。
上記の受信装置において、前記所定キャリア周期が12キャリア周期であり、前記所定キャリア分が3キャリアであり、前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が1減少する斜め方向に行うようにしてよい。
これによれば、従来例では4シンボルに1回SP信号が現れていたのに対して、3シンボルに1回SP信号が現れることになる。このように、受信装置は、より少ない数のシンボルに1回現れるSP信号を利用して補間処理を行うため、従来の時間軸方向の補間処理に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。この結果、受信装置が高速移動する場合でも伝送路特性の推定精度が高くなる。また、分散パイロット信号の配置がISDB−T方式及びDVB−T方式などの分散パイロット信号の配置になっているため、ISDB−T方式及びDVB−T方式にそのまま適用可能である。
上記の受信装置において、前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が前記所定キャリア分減少する斜め方向に行うようにしてよい。
これによれば、従来例では4シンボルに1回SP信号が現れていたのに対して、2シンボルに1回SP信号が現れることになる。このように、受信装置は、より少ない数のシンボルに1回現れるSP信号を利用して補間処理を行うため、対応可能なドップラー周波数が高くなる。この結果、受信装置が高速移動する場合でも伝送路特性の推定精度が高くなる。
上記の受信装置において、前記所定キャリア周期が12キャリア周期であり、前記所定キャリア分が3キャリアであり、前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が3減少する斜め方向に行うようにしてよい。
これによれば、従来例では4シンボルに1回SP信号が現れていたのに対して、2シンボルに1回SP信号が現れることになる。このように、受信装置は、より少ない数のシンボルに1回現れるSP信号を利用して補間処理を行うため、対応可能なドップラー周波数が高くなる。この結果、受信装置が高速移動する場合でも伝送路特性の推定精度が高くなる。また、分散パイロット信号の配置がISDB−T方式及びDVB−T方式などの分散パイロット信号の配置になっているため、ISDB−T方式及びDVB−T方式にそのまま適用可能である。
上記の受信装置において、前記補間部は、前記斜め方向補間処理の後に、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行い、当該時間軸方向補間処理の後に前記周波数軸方向の補間処理を行うようにしてよい。
これによれば、斜め方向の補間処理の後に時間軸方向の補間処理を行うことにより、1シンボルの伝送路の推定に利用するSP信号の数が多くなり、受信装置が補償できる遅延波の遅延時間の最大値を時間軸方向の補間処理を行わない場合に比べて大きくなる。
上記の受信装置において、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理における前記斜め方向を変更して当該斜め方向補間処理を行うようにしてよい。
これによれば、受信装置がガードインターバル長の最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記補間部は、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理を行うか行わないかを選択するようにしてよい。
これによれば、受信装置がガードインターバル長の最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記補間部は、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理に変えて、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行うようにしてよい。
これによれば、受信装置がガードインターバル長の最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理における前記斜め方向を変更して当該斜め方向補間処理を行うようにしてよい。
これによれば、受信装置が実在するであろう最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理を行うか行わないかを選択するようにしてよい。
これによれば、受信装置が実在するであろう最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理に変えて、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行うようにしてよい。
これによれば、受信装置が実在するであろう最大値の遅延時間の遅延波を補償しつつ、受信装置が対応可能なドップラー周波数を高くすることが可能になる。
上記の受信装置において、前記除算手段により位相が揃えられた分散パイロット信号を分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性にフィルタ処理を施すフィルタ部を更に備え、前記補間部は、前記除算部により算出された前記伝送路特性を用いる代わりに、前記フィルタ部によるフィルタ処理後の前記伝送路特性を用いるようにしてよい。
これによれば、第1除算部により算出された分散パイロット信号位置の伝送路特性にフィルタ処理を施して伝送路特性からノイズを除去するようにしているため、受信装置の伝送路特性の推定精度を高くすることができる。
また、本発明の受信装置は、周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、周波数軸方向にシンボル毎に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信装置であって、前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該シンボル番号及びキャリア番号の位置での伝送路特性を算出する第1除算部と、シンボル番号が同じ周波数軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていないキャリア番号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間部と、前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間部により推定された伝送路特性で除算する第2除算部と、を備える。
上記の受信装置によれば、補間部は毎シンボルに現れる分散パイロット信号を利用しての補間処理を行っていることになるため、4シンボルに1回現れる分散パイロット信号を利用して補間処理を行う従来の受信装置に比べれば、対応可能なドップラー周波数が高くなる。この結果、受信装置が高速移動する場合でも伝送路特性の推定精度が高くなる。
≪第1の実施の形態≫
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、ISDB−T方式やDVB−T方式の場合には、ガードインターバルのパラメータとして1/4、1/8、1/16、1/32の何れかを選択できる。
<全体構成>
以下、本発明の第1の実施の形態のOFDM方式の受信装置の全体構成について図1を参照しつつ説明する。図1はISDB−T方式の受信装置の全体構成を示すブロック図である。
受信装置1は、アンテナ100と、チューナ部101と、A/D変換器102と、直交検波回路103と、FFT(Fast Fourier Transform)回路104と、等化回路105と、周波数デインタリーブ回路106と、時間デインタリーブ回路107と、誤り訂正回路108とを備える。ただし、図1では同期回路は省略している。
アンテナ100はOFDM信号を受信してチューナ部101へ出力する。チューナ部101はアンテナ100から入力されるOFDM信号を選局し、選局したOFDM信号を所定の帯域にダウンコンバートし、A/D変換器102へ出力する。A/D変換器102は入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して直交検波回路103へ出力する。直交検波回路103はデジタル信号の直交検波を行い、直交検波後の信号をFFT回路104へ出力する。
FFT回路104は、直交検波後の信号を高速フーリエ変換して周波数領域の信号に変換し、等化回路105へ出力する。等化回路105はFFT回路104によるFFT後の信号を等化処理し、周波数デインタリーブ回路106へ出力する。周波数デインタリーブ回路106は、等化回路105による等化処理された信号を周波数デインタリーブ処理し、時間デインタリーブ回路107は、周波数デインタリーブ後の信号を時間デインタリーブ処理する。誤り訂正回路108は、時間デインタリーブ後の信号の誤り訂正処理を行う。
ただし、等化回路105の詳細については後述するが、それ以外の各回路の処理は通常行われているものと同様であることから、その詳細は省略する。
なお、DVB−T方式の場合は、時間デインタリーブ回路がないが、ISDB−T方式とほぼ同じ処理を行う。
<等化回路構成>
以下、図1のFFT回路104及び等化回路105の構成について図2を参照しつつ説明する。図2は図1のFFT回路104及びそれに続く等化回路105の構成を示すブロック図である。
等価回路105は、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、斜め方向補間回路205と、キャリア補間回路206と、複素除算回路207と、を備える。
遅延回路200は、後段の複素除算回路207で情報伝送信号等の複素除算に利用される伝送路特性が当該情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性になるようにFFT回路104からの入力を遅延させて複素除算回路207へ出力する。
SP抽出回路201は、FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、複素除算回路203へ出力する。SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ振幅及び位相の信号をサブキャリア位置に応じて内部保持しており、複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203は、SP抽出回路201から入力されるSP信号を、SP発生回路202から供給されるそのSP信号のサブキャリア位置に応じた信号で複素除算し、送信側でBPSK変調されたSP信号の位相を揃える。この処理により、各SP信号位置での伝送路特性が求まる。
メモリ204は、複素除算回路203により位相が揃えられたSP信号、つまり、SP信号位置での伝送路特性を記憶するものである。
斜め方向補間回路205は、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が1減少する斜め方向に伝送路特性の補間処理を行うものである。これについて図3を参照しつつ説明する。図3は図2の斜め方向補間回路205が行う斜め方向の補間処理を説明するための図である。
斜め方向補間回路205は、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が1減少する斜め方向(図3中の斜め方向OD1で示す方向)に、斜め方向上のSP信号位置の伝送路特性を用いて当該斜め方向上のSP信号以外の信号位置に伝送路特性を補間する。これを各斜め方向において行うことにより図3に示す位置に伝送路特性が補間される。この結果、同じシンボル番号位置の周波数軸方向には4サブキャリア間隔で伝送路特性が取得されたことになる。
本実施の形態では、上記の斜め方向に、例えば31タップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタをかけることによって斜め方向の補間を行う。
キャリア補間回路206は、同じシンボル番号位置の周波数軸方向に、周波数軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。これにより、全サブキャリアに対する伝送路特性が求まったことになる。
本実施の形態では、周波数軸方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって周波数軸方向の補間を行う。
なお、所定のタップ数が利用できない端部位置では伝送路特性をホールドすることによって、伝送路特性の補間を行う。
複素除算回路207は、遅延回路200から入力されるFFT回路104による高速フーリエ変換後の情報伝送信号等を、キャリア補間回路206から入力されるその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算する。そして、複素除算回路207は複素除算後の信号を等化した信号として後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力する。
<FFT回路及び等化回路の処理動作>
以下、図2を参照しつつ説明したFFT回路104及び等化回路105による処理動作について説明する。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、斜め方向補間回路205は上述した斜め方向の補間処理を行い、続いて、キャリア補間回路206は上述した周波数軸方向の補間処理を行う。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
<受信性能>
従来の時間軸方向の補間処理ではSP信号が4シンボルに1回現れていたのに対して、本実施の形態の斜め方向の補間処理ではSP信号が3シンボルに1回現れることになる。
従って、時間軸方向のサンプリング周波数をfsとすると、本実施の形態ではSP信号が時間軸方向に3シンボルに1回現れるため、時間軸方向にはfs/3でサンプリングされていることになる。この結果、本実施の形態の受信装置1は、サンプリング定理より、fs/6迄のドップラー周波数に対応できる。このように、本実施の形態の受信装置1は、fs/8のドップラー周波数迄しか対応できなかった従来例に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。
例えば、ISDB−T方式のモード3でガードインターバルのパラメータが1/8の場合、有効シンボル長は1008μs、ガードインターバル長は126μsであり、シンボル長は1134μsである。fsはシンボル長の逆数であるので、fsは881Hz(=1/1134μs)である。従って、ICI(Inter-Carrier Interference)等を考慮しなければ、146Hz(=881Hz/6)のドップラー周波数まで原理的に等化できる。なお、斜めに補間した場合、同時に周波数方向にも補間されることになる。この場合は、3キャリアに1回の補間がなされている。
本実施の形態では、斜め方向の補間処理の後、周波数軸方向に、4サブキャリアに一回の補間をすることになり、受信装置1は有効シンボル長の1/4の遅延波まで受信可能である。日本のISDB−T方式及び欧州のDVB−T方式は、共に、ガードインターバル長が有効シンボル長の最大1/4であるので、本実施の形態の補間処理を行っても、特に問題は生じない。
なお、周波数軸方向には4サブキャリアに1回現れるSP信号を利用しての補間となるため、有効シンボル長の1008μsの1/8の遅延波(±126μsの遅延波)が補償できる。実際には、主波から最大遅延波が256μs以内であれば等化可能である。これは、規格で決められている最大のガードインターバル長の256μsと同一であり、特に問題は生じない。
本実施の形態の斜め方向の補間処理と従来から行われている時間軸方向の補間処理とに同じタップ数のFIRフィルタを用いた場合、斜め方向の補間処理は時間軸方向の補間処理に比べて使用できるSP信号の数が4/3倍になり、補間の精度が向上する。
また、斜め方向の補間処理に従来から行われている時間軸方向の補間処理の3/4倍のタップ数のFIRフィルタを用いた場合、斜め方向の補間処理は時間軸方向の補間処理と同じ数のSP信号を使用でき、時間軸方向の補間処理と同程度の精度が出る。このため、斜め方向の補間処理において時間軸方向の補間と同程度の補間精度を出す場合メモリの使用量の削減が可能である。
≪第2の実施の形態≫
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本実施の形態は、第1の実施の形態の等化回路105の斜め方向の補間処理とは異なる斜め方向に斜め方向の補間処理を行うものである。なお、第1の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、第1の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図4を参照しつつ説明する。図4は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図4は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105aを図示しており、等化回路105aの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105aは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、斜め方向補間回路205aと、キャリア補間回路206aと、複素除算回路207と、を備える。
斜め方向補間回路205aは、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3減少する斜め方向に伝送路特性の補間処理を行うものである。これについて図5を参照しつつ説明する。図5は図4の斜め方向補間回路205aが行う斜め方向の補間処理を説明するための図である。
斜め方向補間回路205aは、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3減少する斜め方向(図5中の斜め方向OD2で示す方向)に、斜め方向上のSP信号位置の伝送路特性を用いて当該斜め方向上のSP信号以外の信号位置に伝送路特性を補間する。これを各斜め方向において行うことにより図5に示す位置、つまり、k=3((n+2)mod4)+12pの関係を満たす信号位置に伝送路特性が補間される。nはシンボル番号、kはキャリア番号、pは0以上の整数である。この結果、同じシンボル番号位置の周波数軸方向には6サブキャリア間隔で伝送路特性が取得されたことになる。
本実施の形態では、上記の斜め方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって斜め方向の補間を行う。
キャリア補間回路206aは、同じシンボル番号位置の周波数軸方向に、周波数軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。これにより、全サブキャリアに対する伝送路特性が求まったことになる。
本実施の形態では、周波数軸方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって周波数軸方向の補間を行う。
<受信装置の処理動作>
以下、図4を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、斜め方向補間回路205aは上述した斜め方向の補間処理を行い、続いて、キャリア補間回路206aは上述した周波数軸方向の補間処理を行う。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
<受信性能>
従来の時間軸方向の補間処理ではSP信号が4シンボルに1回現れていたのに対して、本実施の形態の斜め方向の補間処理ではSP信号が2シンボルに1回現れることになる。
従って、時間軸方向のサンプリング周波数をfsとすると、本実施の形態ではSP信号は時間軸方向に2シンボルに1回現れるため、時間軸方向にはfs/2でサンプリングされていることになる。この結果、本実施の形態の受信装置は、サンプリング定理より、fs/4迄のドップラー周波数に対応できる。このように、本実施の形態の受信装置は、fs/8のドップラー周波数迄しか対応できなかった従来例に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。
例えば、ISDB−T方式のモード3でガードインターバルのパラメータが1/8の場合、有効シンボル長は1008μs、ガードインターバル長は126μsであり、シンボル長は1134μsである。fsはシンボル長の逆数であるので、fsは881Hz(=1/1134μs)である。従って、ICI等を考慮しなければ220Hz(=881Hz/4)のドップラー周波数まで原理的に等化できる。
なお、斜め方向の補間処理において、SP信号は時間軸方向には2シンボルに1回現れるものの、周波数軸方向には6サブキャリアに1回現れるSP信号を利用しての補間となるため、有効シンボル長1008μsの1/12の遅延波(±84μsの遅延波)が補償できる。実際には、主波から最大遅延波が168μs以内であれば、等化可能である。
この場合、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8で送信している場合は、主波からの最大遅延時間が126μsまでの遅延波を想定しているため問題ない。なお、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/4で送信している場合は、主波からの最大遅延時間が256μsまでの遅延波を想定しているため、遅延時間が168μsを超えるような長遅延のマルチパスが生じた場合は受信が困難となる。
<シミュレーション結果>
以下、第1及び第2の実施の形態の補間処理並びに従来例の補間処理におけるフェージング環境を用いてシミュレーションを行った結果について図6を参照しつつ説明する。図6は第1及び第2の実施の形態の補間処理並びに従来例の補間処理におけるフェージング環境を用いてシミュレーションを行った結果を示す図である。図6において、横軸に最大ドップラー周波数、縦軸に所要CN比(Carrier to Noise Ratio)を示す。
フェージング環境として、GSM(Global System for Mobile Communications)等で使用されるTU6と呼ばれる伝送路を用い、OFDMのパラメータとして、モード3(FFTサイズ8K)、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8、QPSK、コードレートが1/2でシミュレーションを行った。
図6から分かるように、サンプリングによる理論限界までは達しないものの、第2の実施の形態の補間処理、第1の実施の形態の補間処理、従来例の補間処理の順に移動受信性能が良くなっているのが分かる。
≪第3の実施の形態≫
以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本実施の形態は、第2の実施の形態の斜め方向の補間処理の後に時間軸方向の補間処理を行うものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図7を参照しつつ説明する。図7は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図7は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105bを図示しており、等化回路105bの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105bは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、斜め方向補間回路205aと、シンボル補間回路210と、キャリア補間回路206bと、複素除算回路207と、を備える。
シンボル補間回路210は、同じキャリア番号位置の時間軸方向に、時間軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。これをSP信号が伝送される各サブキャリアにおいて行う。
本実施の形態では、時間軸方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって時間軸方向の補間を行う。
キャリア補間回路206bは、同じシンボル番号位置の周波数軸方向に、周波数軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。これにより、全サブキャリアに対する伝送路特性が求まったことになる。
本実施の形態では、周波数軸方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって周波数軸方向の補間を行う。
<補間処理>
以下、図7の等化回路105bが行う補間処理について図8を参照しつつ説明する。図8は図7の等化回路105bが行う補間処理を説明するための図である。
斜め方向補間回路205aは、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3減少する斜め方向(図8中の斜め方向OD3で示す方向)に、斜め方向上のSP信号位置の伝送路特性を用いて当該斜め方向上のSP信号以外の信号位置に伝送路特性を補間する。これを各斜め方向において行うことにより図8に示す位置、つまり、k=3((n+2)mod4)+12pの関係を満たす信号位置に伝送路特性が補間される。nはシンボル番号、kはキャリア番号、pは0以上の整数である。
その後、シンボル補間回路210は、同じキャリア番号位置の時間軸方向(図8中の時間軸方向TD3で示す方向)に、時間軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。これをSP信号が伝送される各サブキャリアにおいて行うことにより図8に示す位置に伝送路特性が補間される。
最後に、キャリア補間回路206bは、同じシンボル番号位置の周波数軸方向に、周波数軸方向上の伝送路特性が取得された信号位置の伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が取得されていない信号位置に伝送路特性を補間する。
<受信装置の処理動作>
以下、図7を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、斜め方向補間回路205aは上述した斜め方向の補間処理を行い、続いて、シンボル補間回路210は上述した時間軸方向の補間処理を行い、さらに、キャリア補間回路206bは上述した周波数軸方向の補間処理を行う。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
<受信性能>
従来の時間軸方向の補間処理ではSP信号が4シンボルに1回現れていたのに対して、本実施の形態の斜め方向の補間処理ではSP信号が2シンボルに1回現れることになる。
従って、時間軸方向のサンプリング周波数をfsとすると、本実施の形態ではSP信号は時間軸方向に2シンボルに1回現れるため、時間軸方向にはfs/2でサンプリングされていることになる。この結果、本実施の形態の受信装置は、サンプリング定理より、fs/4迄のドップラー周波数に対応できる。このように、本実施の形態の受信装置は、fs/8のドップラー周波数迄しか対応できなかった従来例に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。
≪第4の実施の形態≫
以下、本発明の第4の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、第1の実施の形態は斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行うのに対して、本実施の形態は周波数軸方向の補間処理のみを行うものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図9を参照しつつ説明する。図9は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図9は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105cを図示しており、等化回路105cの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105cは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、キャリア補間回路206cと、複素除算回路207と、を備える。
キャリア補間回路206cは、同じシンボル番号位置の周波数軸方向に、周波数軸方向上のSP信号位置の伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上のSP信号位置以外の信号位置に伝送路特性を補間する。これにより、全サブキャリアに対する伝送路特性が求まる。
本実施の形態では、周波数軸方向に、例えば31タップのFIRフィルタをかけることによって周波数軸方向の補間を行う。
<受信装置の処理動作>
以下、図9を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、キャリア補間回路206cは、上述した周波数軸方向の補間処理を行う。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
<受信性能>
従来の時間軸方向の補間処理ではSP信号が4シンボルに1回現れていたのに対して、本実施の形態では、実質的に毎シンボルにSP信号が現れることになる。
従って、時間軸方向のサンプリング周波数をfsとすると、時間軸方向にはfsでサンプリングされていることになる。この結果、本実施の形態の受信装置は、サンプリング定理より、fs/2迄のドップラー周波数に対応できる。このように、本実施の形態の受信装置は、fs/8のドップラー周波数迄しか対応できなかった従来例に比べて、対応可能なドップラー周波数が高くなる。
例えば、ISDB−T方式のモード3でガードインターバルのパラメータが1/8の場合、有効シンボル長は1008μs、ガードインターバル長は126μsであり、シンボル長は1134μsである。fsはシンボル長の逆数であるので、fsは881Hz(=1/1134μs)である。従って、ICI等を考慮しなければ440Hz(=881Hz/2)のドップラー周波数まで原理的に等化できる。
なお、周波数軸方向には、12サブキャリアに1回現れるSP信号を利用しての補間となるため、有効シンボル長1008μsの1/24の遅延波(±42μsの遅延波)が補償できる。実際には、主波から最大遅延波が84μs以内であれば、等化可能である。
この場合、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/16で送信している場合は、主波からの最大遅延時間が63μsまでの遅延波を想定しているため問題ない。なお、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8で送信している場合は、主波からの最大遅延時間が128μsまでの遅延波を想定しているため、遅延時間が84μsを超えるような長遅延のマルチパスが生じた場合は受信が困難となる。
≪第5の実施の形態≫
以下、本発明の第5の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、第1から第4の各実施の形態は補間処理の経路として1系統であるのに対して、本実施の形態は補間処理の経路として2系統を有するものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図10を参照しつつ説明する。図10は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図10は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105dを図示しており、等化回路105dの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105dは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、補間回路221と、補間回路222と、選択回路223と、複素除算回路207と、を備える。
補間回路221は、複素除算回路203による複素除算により算出されたSP信号位置の伝送路特性を利用してSP信号位置以外の信号位置に伝送路特性を補間するものである。補間回路221は、第1の実施の形態で説明した斜め方向補間回路205とキャリア補間回路206とから構成されている。
補間回路222は、複素除算回路203による複素除算により算出されたSP信号位置の伝送路特性を利用してSP信号位置以外の信号位置に伝送路特性を補間するものである。補間回路222は、第2の実施の形態で説明した斜め方向補間回路205aとキャリア補間回路206aとから構成されている。
選択回路223は、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には補間回路221からの入力及び補間回路222からの入力のうち補間回路221からの入力を選択して、補間回路221からの入力を複素除算回路207へ出力する。また、選択回路223は、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合には補間回路221からの入力及び補間回路222からの入力のうち補間回路222からの入力を選択して、補間回路222からの入力を複素除算回路207へ出力する。
この選択は次のようにして決めている。有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。また、補間回路221の補間処理及び補間回路222の補間処理の双方が有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる場合には、対応可能なドップラー周波数が高い補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。
<受信装置の処理動作>
以下、図10を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。ここでは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合を対象とする。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。
メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、補間回路221は第1の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223へ出力する。このとき、補間回路222は第2の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223へ出力する。
選択回路223は、ガードインターバルのパラメータが1/4であるので、補間回路221からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
なお、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合は、選択回路223が補間回路222からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
≪第6の実施の形態≫
以下、本発明の第6の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、第5の実施の形態は2系統の補間処理の選択をガードインターバルのパラメータに基づき行うものであるのに対して、本実施の形態は2系統の補間処理の選択を遅延プロファイルに基づき行うものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
本実施の形態はDVB−H(Digital Video Broadcast - Handheld)方式の規格に基づき説明する。
DVB−H方式は、DVB−T方式をベースとした方式であり、携帯端末用のサービスを伝送する。DVB−H方式では、時分割多重して、所定のサービスをバースト状に伝送する。受信機側では、フロントエンドにおいて所定のサービスを受信する区間のみ電源を入れ、その他の部分では電源をOFFにすることができるため、フロントエンドの低消費電力化が可能な方式となっている。所定のサービスが伝送されるバーストの時間は150ミリ秒程度であり、次に同じサービスが伝送されるまで5秒程度を要するので、この間電源をオフにする。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図11を参照しつつ説明する。図11は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図11は図1の直交検波回路103に続く選択回路231、それに続くFFT/IFFT回路104e及びそれに続く等価回路105eを図示しており、等化回路105eの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
選択回路231は、電源がONされると、直交検波回路103からの入力及び選択回路223eからの入力のうち、直交検波回路103からの入力を選択してFFT/IFFT回路104eへ出力する。この処理状態は所定期間(電源がONされてからFFT/IFFT回路104eが1つのバーストの最後のシンボルをFFT処理する迄の期間)継続される。選択回路231は、上記の所定期間が経過すると、直交検波回路103からの入力及び選択回路223eからの入力のうち、選択回路223eからの入力を選択してFFT/IFFT回路104eへ出力する。
FFT/IFFT回路104eは、電源がONされると、FFT処理状態になり、選択回路231から入力される信号を高速フーリエ変換して、高速フーリエ変換後の信号を遅延回路200及びSP抽出回路201の夫々へ出力する。この処理状態は上記の所定期間継続される。FFT/IFFT回路104eは、上記の所定期間が経過すると、FFT処理からIFFT処理に切り替わり、選択回路231から入力される信号を逆高速フーリエ変換して、逆高速フーリエ変換後の信号を遅延プロファイル解析回路232へ出力する。
等化回路105eは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、補間回路221と、補間回路222と、遅延プロファイル解析回路232と、選択回路223eと、複素除算回路207と、を備える。補間回路221は第1の実施の形態で説明した斜め方向補間回路205とキャリア補間回路206とから構成され、補間回路222は第2の実施の形態で説明した斜め方向補間回路205aとキャリア補間回路206aとから構成されている。
遅延プロファイル解析回路232は、FFT/IFFT回路104eから入力される逆高速フーリエ変換後の信号、つまり、遅延プロファイルに基づき、主波に対する遅延波の遅延時間及び大きさを解析する。遅延プロファイル解析回路232は、解析結果を基に所定のレベルよりレベルの大きい遅延波の遅延時間を検出し、検出した遅延波の遅延時間の最大値を選択回路223eへ出力する。
選択回路223eは、遅延プロファイル解析回路232から入力される遅延波の遅延時間の最大値が所定の遅延時間以下の場合補間回路221からの入力及び補間回路222からの入力のうち補間回路222からの入力を選択する。また、選択回路223eは、遅延波の遅延時間の最大値が所定の遅延時間を超える場合補間回路221からの入力及び補間回路222からの入力のうち補間回路221からの入力を選択する。この選択は次のバーストに適用される。
選択回路223eは、補間回路221からの入力及び補間回路222からの入力のうち前回のバーストで選択した補間回路からの入力を複素除算回路207及び選択回路231の夫々へ出力する。
ただし、DVB−H方式の場合、8MHz帯域の仕様で、8Kモードであれば、有効シンボル長は896μsである。従って、補間回路222が補償できる遅延波の遅延時間の最大値である有効シンボル長の1/6は149μsである。このことから、上記の所定の遅延時間は149μsとなる。
この選択は次のようにして決めている。現在のバーストでの最大の遅延時間の遅延波を補償できる補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。また、補間回路221の補間処理及び補間回路222の補間処理の双方が現在のバーストでの最大の遅延時間の遅延波を補償できる場合には、対応可能なドップラー周波数が高い補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。
<受信装置の処理動作>
以下、図11を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。ここでは、前回のバーストで補間回路221側が選択されていたとする。
電源がONになると、選択回路231は直交検波回路103からの入力をFFT/IFFT回路104eへ出力し、FFT/IFFT回路104eは選択回路231からの入力を高速フーリエ変換する。FFT/IFFT回路104eによる高速フーリエ変換後の信号がFFT/IFFT回路104eから遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。
メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、補間回路221は第1の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223eへ出力する。このとき、補間回路222は第2の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223eへ出力する。
選択回路223eは、前回のバーストで補間回路221の入力を選択するとしたので、補間回路221からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
FFT/IFFT回路104eから出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
この状態が上記の所定期間が経過するまで継続する。
上記の所定期間が経過すると、選択回路231はFFT/IFFT回路104eへの出力を直交検波回路103からの入力から選択回路223eからの入力に切り替え、FFT/IFFT回路104eはFFT処理からIFFT処理に切り替える。
選択回路231は選択回路223eからの入力をFFT/IFFT回路104eへ出力し、FFT/IFFT回路104eは選択回路231からの入力を逆高速フーリエ変換する。FFT/IFFT回路104eによる逆高速フーリエ変換後の信号がFFT/IFFT回路104eから遅延プロファイル解析回路232へ出力される。
遅延プロファイル解析回路232はFFT/IFFT回路104eからの入力に基づき上述した解析を行い、現在のバーストの最後のシンボルでの遅延波の遅延時間の最大値を選択回路223eへ出力する。選択回路223eは、遅延プロファイル解析回路232から入力される遅延波の遅延時間の最大値に基づき上述した選択処理を行う。次のバーストでは選択した補間回路からの入力が選択されて複素除算回路207及び選択回路231の夫々に出力される。
なお、前回のバーストで補間回路222側が選択されていた場合は、選択回路223eが補間回路222からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
≪第7の実施の形態≫
以下、本発明の第7の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、第5の実施の形態は補間処理の経路として2系統であるのに対して、本実施の形態は補間処理の経路として3系統を有するものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図12を参照しつつ説明する。図12は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図12は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105fを図示しており、等化回路105fの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105fは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、補間回路221と、補間回路222と、補間回路241と、選択回路223fと、複素除算回路207と、を備える。
補間回路221は第1の実施の形態において説明した斜め方向補間回路205とキャリア補間回路206とから構成されている。また、補間回路222は第2の実施の形態において説明した斜め方向補間回路205aとキャリア補間回路206aとから構成されている。
補間回路241は、複素除算回路203による複素除算により算出されたSP信号位置の伝送路特性を利用してSP信号位置以外の信号位置に伝送路特性を補間するものである。補間回路241は、図示していないが、第4の実施の形態で説明したキャリア補間回路206cにより構成されており、周波数軸方向の補間のみ行う。
選択回路223fは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には補間回路221からの入力を選択して複素除算回路207へ出力する。また、選択回路223fは、ガードインターバルのパラメータが1/8の場合には補間回路222からの入力を選択して複素除算回路207へ出力する。さらに、選択回路223fは、ガードインターバルのパラメータが1/16及び1/32の何れかの場合には補間回路241からの入力を選択して複素除算回路207へ出力する。
この選択は次のようにして決めている。有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。また、補間回路221の補間処理、補間回路222の補間処理及び補間回路241の補間処理のうち2以上の補間処理が有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる場合には、対応可能なドップラー周波数が高い補間処理を行う補間回路側が選択されるようにする。
<受信装置の処理動作>
以下、図12を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。ここでは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合を対象とする。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。
メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、補間回路221は第1の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223fへ出力する。このとき、補間回路222は第2の実施の形態において説明した斜め方向の補間処理及び周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223へ出力する。また、このとき、補間回路241は第4の実施の形態において説明した周波数軸方向の補間処理を行い、補間結果を選択回路223fへ出力する。
選択回路223fは、ガードインターバルのパラメータが1/4であるので、補間回路221からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
なお、ガードインターバルのパラメータが1/8の場合は、選択回路223fが補間回路222からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。また、ガードインターバルのパラメータが1/16、1/32の場合は、選択回路223fが補間回路241からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
≪第8の実施の形態≫
以下、本発明の第8の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本実施の形態は、第3の実施の形態の斜め方向の補間処理の前にSP信号位置の伝送路特性にフィルタ処理を施すものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図13を参照しつつ説明する。図13は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図13は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105gを図示しており、等化回路105gの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105gは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、SP方向フィルタ251と、斜め方向補間回路205aと、シンボル補間回路210と、キャリア補間回路206bと、複素除算回路207と、を備える。
SP方向フィルタ251は、SP信号位置の複素除算回路203により算出された伝送路特性にフィルタ処理を施して、SP信号位置の伝送路特性を補正するものである。これについて図14及び図15を参照しつつ説明する。図14及び図15は図13のSP方向フィルタ251の処理を説明するための図である。ただし、図15は図14の矢印で示した部分のSP信号を取り出したものである。
SP方向フィルタ251は、SP信号位置の伝送路特性に対して、SP信号が存在する位置から時間軸方向にシンボル番号が1増加し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3増加する斜め方向(図14中の斜め方向SD1で示す方向)にフィルタをかけてSP信号位置の伝送路特性を補正する。
本実施の形態では簡単のためSP方向フィルタ251が3タップのフィルタであるとして説明する。
SP信号SPA、SPB、SPC、SPD、SPEの信号位置での算出された伝送路特性の値を値A、B、C、D、Eとすると、3タップのフィルタをかけた結果、SP信号SPBの伝送路特性の値は(1/4)A+(1/2)B+(1/4)Cとなる。また、SP信号SPCの伝送路特性の値は(1/4)B+(1/2)C+(1/4)Dとなる。SP信号SPCの伝送路特性の値は(1/4)C+(1/2)D+(1/4)Eとなる。
<受信装置の処理動作>
以下、図13を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、SP方向フィルタ251は上述したフィルタ処理を行う。
SP方向フィルタ251のフィルタ処理後、第3の実施の形態において説明した補間処理(斜め方向補間回路205aによる斜め方向の補間処理、シンボル補間回路210による時間軸方向の補間処理、キャリア補間回路206bによる周波数軸方向の補間処理)が行われる。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
以上説明した本実施の形態の受信装置によれば、SP方向フィルタ251によりSP信号からノイズが除去され、ノイズが除去された後のSP信号を用いて補間処理、等化処理が行われるため、受信性能の向上が図れる。
ただし、フィルタのタップ数、フィルタ特性にもよるが、SP方向フィルタ251によるフィルタ処理により、等化できる遅延波の遅延時間が、上述した第3の実施の形態の受信装置と同様に狭くなる。しかし、斜め方向補間回路205aによる斜め方向の補間処理の前にSP方向フィルタ251によるフィルタ処理を施しても、フィルタ処理により更に等化できる遅延波の遅延時間を狭くするということは生じない。
≪第9の実施の形態≫
以下、本発明の第9の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、第8の実施の形態は補間処理の経路として1系統であるのに対して、本実施の形態は補間処理の経路として2系統を有するものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図16を参照しつつ説明する。図16は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図16は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105hを図示しており、等化回路105hの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105hは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、シンボル補間回路261と、遅延調整回路262と、SP方向フィルタ251と、斜め方向補間回路205aと、シンボル補間回路210と、遅延調整回路263と、選択回路223hと、キャリア補間回路206bと、複素除算回路207と、を備える。
シンボル補間回路261は、同じキャリア番号位置の時間軸方向に、時間軸方向上のSP信号位置の複素除算回路203により算出された伝送路特性を用いて当該時間軸方向上のSP信号以外の信号位置に伝送路特性を補間する。これをSP信号が伝送される各サブキャリアにおいて行う。ただし、シンボル補間回路261は図21(b)に示したSP信号位置の伝送路特性を4シンボル間で直線補間する。
遅延調整回路262及び遅延調整回路263は、シンボル補間回路261の出力とシンボル補間回路210の出力とが同じ信号位置で選択回路223hに入力されるようにシンボル補間回路261の出力とシンボル補間回路210の出力の遅延時間を調整する。
選択回路223hは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には、遅延調整回路262からの入力及び遅延調整回路263からの入力のうち遅延調整回路262からの入力を選択して、キャリア補間回路206bへ出力する。
選択回路223hは、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合には、遅延調整回路262からの入力及び遅延調整回路263からの入力のうち遅延調整回路263からの入力を選択して、キャリア補間回路206bへ出力する。
この選択は次のようにして決めている。有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる補間処理を行う補間処理側が選択されるようにする。また、双方の補間処理が有効シンボル長にガードインターバルのパラメータを乗算した時間の遅延波を補償できる場合には、対応可能なドップラー周波数が高い補間処理を行う補間処理側が選択されるようにする。
<受信装置の処理動作>
以下、図16を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。ここでは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合を対象とする。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路201は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。
メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、シンボル補間回路261による上述した時間軸方向の補間処理が行われる。シンボル補間回路261の出力は遅延調整回路262により遅延させられて、選択回路223hに入力される。
このとき、SP方向フィルタ251は第8の実施の形態で説明したフィルタ処理を行う。続いて、第3の実施の形態において説明した斜め方向補間回路205aによる斜め方向の補間処理及びシンボル補間回路210による時間軸方向の補間処理が行われる。シンボル補間回路210の出力は遅延調整回路263により遅延させられて、選択回路223hに入力される。
選択回路223hは、ガードインターバルのパラメータが1/4であるので、遅延調整回路262からの入力を選択して、キャリア補間回路206bへ出力し、第3の実施の形態において説明したキャリア補間回路206bによる周波数軸方向の補間処理が行われる。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
なお、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合は、選択回路223hが遅延調整回路263からの入力を選択して、キャリア補間回路206bへ出力する。
≪第10の実施の形態≫
以下、本発明の第10の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本実施の形態は補間処理の経路として2系統を有するものである。なお、上記の実施の形態と同様の機能を有する構成要件には同じ符号を付し、上記の実施の形態の説明が適用できるためその説明を省略する。
<受信装置構成>
以下、本実施の形態の受信装置の構成について図17を参照しつつ説明する。図17は本実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図17は図1の直交検波回路103に続くFFT回路104及びそれに続く等化回路105iを図示しており、等化回路105iの後段には周波数デインタリーブ回路106が続く。
等価回路105iは、遅延回路200と、SP抽出回路201と、SP発生回路202と、複素除算回路203と、メモリ204と、シンボル補間回路261と、キャリア補間回路206bと、遅延調整回路271と、斜め方向補間回路205aと、キャリア補間回路206aと、遅延調整回路272と、選択回路223iと、キャリア補間回路206bと、複素除算回路207と、を備える。
遅延調整回路271及び遅延調整回路272は、キャリア補間回路206bの出力とキャリア補間回路206aの出力とが同じ信号位置で選択回路223iに入力されるように
キャリア補間回路206bの出力とキャリア補間回路206aの出力の遅延時間を調整する。
選択回路223iは、チューナ部によりダウンコンバートされた後の信号に基づきCN比(平均雑音電力に対する平均搬送波電力の比)を算出する。選択回路223iは、CN比が所定の値より小さい場合には、遅延調整回路271からの入力及び遅延調整回路272からの入力のうち遅延調整回路271からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。また、選択回路223iは、CN比が所定の値以上の場合には、遅延調整回路271からの入力及び遅延調整回路272からの入力のうち遅延調整回路272からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。これは、AWGN環境下での受信性能はシンボル補間回路261及びキャリア補間回路206bの補間処理の方が斜め方向補間回路205a及びキャリア補間回路206aの補間処理より性能がよいためである。
<受信装置の処理動作>
以下、図17を参照しつつ説明した受信装置による処理動作について説明する。ここでは、CN比が所定の値より小さい場合を対象とする。
FFT回路104による高速フーリエ変換後の信号がFFT回路104から遅延回路200及びSP抽出回路201へ出力される。
SP抽出回路201は高速フーリエ変換後の信号からSP信号を抽出し、抽出されたSP信号がSP抽出回路201から複素除算回路203へ出力される。このとき、SP発生回路202は送信側の送信時のSP信号と同じ信号を複素除算回路203へ供給する。複素除算回路203はSP抽出回路201から入力されたSP信号をSP発生回路202から供給された信号で複素除算し、SP信号位置の伝送路特性を算出する。SP信号位置の伝送路特性はメモリ204に記憶される。
メモリ204に所定数の伝送路特性が揃うと、シンボル補間回路261による上述した時間軸方向の補間処理及びキャリア補間回路206bの上述した周波数軸方向の補間処理が行われる。キャリア補間回路206bの出力は遅延調整回路271により遅延させられて、選択回路223iに入力される。
このとき、斜め方向補間回路205aによる上述した斜め方向の補間処理及びキャリア補間回路206aの上述した周波数軸方向の補間処理が行われる。キャリア補間回路206aの出力は遅延調整回路272により遅延させられて、選択回路223iに入力される。
選択回路223iは、CN比が所定の値より小さいので、遅延調整回路271からの入力を選択して、複素乗算回路207へ出力する。
FFT回路104から出力された情報伝送信号等は遅延回路200により遅延させられて複素除算回路207に入力される。複素除算回路207により情報伝送信号等がその情報伝送信号等の信号位置の伝送路特性で複素除算され、後段の周波数デインタリーブ回路106へ出力される。
なお、CN比が所定の値以上の場合は、選択回路223iが遅延調整回路272からの入力を選択して、複素除算回路207へ出力する。
≪端部処理≫
以下、上記の各実施の形態の斜め方向補間回路及びSP方向フィルタが行う帯域の高い側の端部での端部処理について図18を参照しつつ説明する。図18は斜め方向補間回路及びSP方向フィルタが行う端部処理を説明するための図である。なお、以下において、帯域の高い側の端部を右端と呼び、帯域の低い側の端部を左端と呼ぶ。
上記の斜め方向補間回路が行う斜め方向の補間は、目的は時間軸方向の補間であるが、周波数軸方向にも補間されることになり、斜め方向の補間処理の場合に、帯域端部で端部処理を行う必要がある。また、SP方向フィルタも斜め方向にフィルタ処理を行うことから、帯域端部で端部処理を行う必要がある。
FFT回路又はFFT/IFFT回路の出力からCP信号を抽出し、抽出したCP信号を送信側の送信時のCP信号と同じ振幅及び位相の信号で複素除算して、CP信号位置の伝送路特性を算出する。
SP信号位置から時間軸方向にシンボル番号が1減少し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3増加する斜め方向(図18中の斜め方向SO1で示す方向)上の帯域の外側の位置に終端のCP信号を利用して外挿する。外挿には同じシンボル番号位置の終端のCP信号位置の伝送路特性を複写して用いている。
例えば、斜め方向SO1上の位置CP1aには同じシンボル番号位置の終端のCP信号CP1の値を複写し、位置CP2aには同じシンボル番号位置の終端のCP信号CP2の値を複写する。
ただし、DVB−T方式及びDVB−H方式の場合には、左端にもCP信号が配置されているため、上記の端部処理をそのまま適用することができる。
なお、ISDB−T方式の場合、左端にはCP信号が配置されていないため、左端には上記の端部処理をそのまま適用できない。このため、左端では同じシンボル番号位置の最左端に存在する分散パイロット信号の伝送路特性を複写に用いるようにする。或いは、最左端のサブキャリア位置で図21(b)などの時間軸方向の補間を行って最左端のサブキャリアの全信号位置の伝送路特性を求めておき、同じシンボル番号位置の最左端のサブキャリアの伝送路特性を複写に用いるようにする。
≪他の端部処理≫
以下、上記の各実施の形態の斜め方向補間回路及びSP方向フィルタが行う帯域の高い側の端部での端部処理について図19を参照しつつ説明する。図19は斜め方向補間回路が行う端部処理を説明するための図である。
SP信号位置から時間軸方向にシンボル番号が1減少し且つ周波数軸方向にキャリア番号が3増加する斜め方向(図19中の斜め方向SO2で示す方向)上における帯域の外側の位置に終端のCP信号を利用して外挿する。外挿には斜め方向上に存在する終端のCP信号位置の伝送路特性を複写して用いている。
例えば、斜め方向SO2上の位置CP3a、CP3bに、斜め方向SO2の終端に存在するCP信号CP3の値を複写する。
ただし、DVB−T方式及びDVB−H方式の場合には、左端にもCP信号が配置されているため、上記の端部処理をそのまま適用することができる。
なお、ISDB−T方式の場合、左端にはCP信号が配置されていないため、左端には上記の端部処理をそのまま適用できない。このため、同じ斜め方向上に存在する最左端のSP信号位置の伝送路特性を複写に用いるようにする。
≪補足≫
(1)上記の第5の実施の形態は、第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意し、ガードインターバルのパラメータに応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するものである。しかし、これに限られず、例えば、次のようなものであってもよい。
第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第3の実施の形態に対応した補間処理(斜め方向の補間、時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の3つからなる補間処理)を行う系統との2系統を用意し、ガードインターバルのパラメータに応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には第1の実施の形態に対応した補間処理を選択し、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合には第3の実施の形態に対応した補間処理を選択する。
図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意し、ガードインターバルのパラメータに応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を選択し、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合には第2の実施の形態に対応した補間処理を選択する。なお、第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統を第3の実施の形態に対応した補間処理を行う系統に置き換えて、図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第3の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意したものであってもよい。
(2)上記の第6の実施の形態は、第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意し、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値に応じて情報伝送信号の等化に用いる補間処理の系統を選択するものである。しかし、これに限らず、例えば、次のようなものであってもよい。
第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第3の実施の形態に対応した補間処理(斜め方向の補間、時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の3つからなる補間処理)を行う系統との2系統を用意し、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値に応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6以下であれば、第3の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6を越えていれば第1の実施の形態に対応した補間処理を選択する。
図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意し、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値に応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6以下であれば、第2の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6を越えていれば時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を選択する。なお、第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統を第3の実施の形態に対応した補間処理を行う系統に置き換えて、図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第3の実施の形態に対応した補間処理を行う系統との2系統を用意したものであってもよい。
第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第4の実施の形態において説明した補間処理(周波数軸方向の補間のみからなる補間処理)を行う系統との3系統を用意し、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値に応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/12以下であれば、第4の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/12を越え且つ1/6以下であれば第2の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6を越えていれば第1の実施の形態に対応した補間処理を選択する。
図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第4の実施の形態において説明した補間処理(周波数軸方向の補間のみからなる補間処理)を行う系統との3系統を用意し、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値に応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、遅延プロファイルの所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/12以下であれば、第4の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/12を越え且つ1/6以下であれば第2の実施の形態に対応した補間処理を選択し、その遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/6を越えていれば従来の補間処理を選択する。
(3)上記の第6の実施の形態は、DVB−H方式を対象とした場合を例に挙げ、一つのバーストの最後のシンボルを利用して遅延プロファイを解析し、この解析結果を利用して次のバーストにおける補間処理を選択するものである。しかし、これに限られず、例えば、次のようなものであってもよい。
DVB−T方式或いはISDB−T方式を対象とした場合、直交検波回路103の出力をFFT/IFFT回路104eに入力し、電源投入時の初期引き込み時に、FFT/IFFT回路104eは直交検波回路103から供給される信号を逆高速フーリエ変換して遅延プロファイル解析回路215へ供給し、遅延プロファイル解析回路215はFFT/IFFT回路104eから供給される信号の解析を行って遅延波の遅延時間の最大値を選択回路223eに供給する。選択回路223eは供給される遅延波の遅延時間の最大値に応じて補間処理の系統を切り替える。FFT/IFFT回路104eは電源投入時の初期引き込み時が経過するとFFT処理に切り替わり、直交検波回路103から供給される信号を高速フーリエ変換して遅延回路200及びSP抽出回路201へ供給する。なお、この場合、選択回路231は不要である。
(4)上記の第7の実施の形態において、第1の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第4の実施の形態に対応した補間処理を行う系統の3系統を用意し、ガードインターバルのパラメータに応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するものである。しかし、これに限られず、例えば、次のようなものであってもよい。
図20から図22を参照して説明した従来から行われている時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行う系統と第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統と第4の実施の形態に対応した補間処理を行う系統の3系統を用意し、ガードインターバルのパラメータに応じて情報伝送信号等の等化に用いる補間処理の系統を選択するようにしてもよい。この場合、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合には従来から行われている補間処理を選択し、ガードインターバルのパラメータが1/8の場合には第2の実施の形態に対応した補間処理を行う系統を選択し、ガードインターバルのパラメータが1/16及び1/32の何れかの場合には第4の実施の形態に対応した補間処理を行う系統を選択する。
(5)上記の第8の実施の形態は、SP方向フィルタ251によるフィルタ処理後に、第3の実施の形態に対応した斜め方向の補間、時間軸方向の補間及び周波数軸方向の補間の3つからなる補間処理を行うものである。しかし、これに限られず、次のようなものであってもよい。
SP方向フィルタ251によるフィルタ処理後に、第1の実施の形態に対応した斜め方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行うようにしてもよく、また、第2の実施の形態に対応した斜め方向の補間及び周波数軸方向の補間の2つからなる補間処理を行うようにしてもよい。なお、第2の実施の形態に対応した2種類の補間処理を行う場合、第3の実施の形態に対応した補間処理を行う場合と同様に、SP方向フィルタ251によるフィルタ処理を施しても、このフィルタ処理により、更に等化できる遅延波の遅延時間を狭くするということは生じない。
(6)上記の第8の実施の形態は、SP方向フィルタ251が3タップのフィルタであるが、これに限られず、タップ数が3タップより大きいフィルタであってもよく、タップ数が大きい程ノイズの除去効果が大きくなる。
(7)上記の第9の実施の形態は、遅延調整回路262と遅延調整回路263とを設けているが、これに限らず、例えば、次のようなものであってもよい。シンボル補間回路261の系統と、SP方向フィルタ251、斜め方向補間回路205a及びシンボル補間回路210の系統との遅延差はフィルタのタップ係数によるキャリア数の遅延調整のみでよいので遅延調整回路262のみ設けるようにしてもよい。
(8)上記の第9の実施の形態のSP方向フィルタ251、斜め方向補間回路205a及びシンボル補間回路210からなる回路部をSP方向フィルタ251及び斜め方向補間回路205aからなる回路部或いは斜め方向補間回路205a及びシンボル補間回路210からなる回路部に置き換えるようにしてもよい。
(9)上記の第9の実施の形態は、ガードインターバルのパラメータに応じて補間処理を行う系統を切り替えているが、これに限らず、例えば、次のようなものであってもよい。
第9の実施の形態に、第6の実施の形態で説明した遅延プロファイルを取得する回路部(選択回路231、FFT/IFFT回路104e、遅延プロファイル解析回路)を適用し、ガードインターバルのパラメータと遅延プロファイルに基づいて補間処理を切り替えるようにしてもよい。
この場合、選択回路223hは、ガードインターバルのパラメータが1/8、1/16、1/32の場合には、遅延調整回路263からの入力を選択してキャリア補間回路206bへ出力する。
また、選択回路223hは、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合において、遅延プロファイルに現れる所定のレベルより大きい遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/8より小さいときは遅延調整回路263からの入力を選択してキャリア補間回路206bへ出力し、有効シンボル長の1/8以上の場合は遅延調整回路262からの入力を選択してキャリア補間回路206bへ出力する。
なお、ガードインターバルのパラメータが1/4の場合において、所定のレベルより小さいが遅延波の遅延時間の最大値が有効シンボル長の1/8を超え、且つ、受信装置の移動速度が予め定められた速度以上の場合には、CN比或いはBER(Bit Error Rate)に基づき受信性能の良い方を選択するようにしてもよい。
(10)上記の第5から第7の実施の形態並びに第9及び第10の実施の形態において、最大のドップラー周波数を利用して補間処理の選択を行うようにしてもよい。この選択では、最大のドップラー周波数に対応できる補間処理が選択され、2つ以上の補間処理が最大のドップラー周波数に対応できる場合には補償できる遅延時間の長い補間処理が選択される。
チューニングしているチャネルと受信装置の移動速度から最大のドップラー周波数を算出することができる。例えば、受信装置が車載されている場合には車の速度メータから受信装置に速度を示す信号を入力する。
また、受信したOFDM信号自身からも、最大ドップラー周波数の推定を行うこともできる。例えば、第10の実施の形態において、同一キャリア位置のSP信号の4シンボル間での変動、例えば分散値を検出し、その分散値をキャリア方向に平均する。選択回路223iはその平均値が所定の値より大きい場合に遅延調整回路272からの入力を選択して複素除算回路207へ出力する。また、選択回路223iはその平均値が所定の値以下の場合に遅延調整回路271からの入力を選択して複素除算回路207へ出力する。
(11)上記の各実施の形態において説明した斜め方向の補間、時間軸方向の補間、周波数軸方向の補間には、直線補間や長タップのフィルタを用いた補間などどのような補間を用いてもよい。
(12)上記の各実施の形態はSP信号が周波数軸方向に12サブキャリア間隔で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に3サブキャリアずつシフトして伝送される配置を対象としているが、これに限らず、SP信号の配置は周波数軸方向に所定のサブキャリア間隔で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に所定キャリア分シフトして伝送される配置されるものであればよい。
(13)上記の各実施の形態の受信装置は、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてよい。各回路を個別に1チップとしてもよいし、全ての回路又は一部の回路を含むように1チップ化されてもよい。例えば、チューナ部101は他の回路部と同一の集積回路に集積されることもあれば、別の集積回路になる場合もある。
ここでは、LSIとして記載したが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラム化することが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明は、分散パイロット信号が分散して配置されたOFDM信号の受信を行う受信装置に適用できる。
本発明の第1の実施の形態の受信装置の全体構成を示すブロック図。 図1のFFT回路及び等化回路の構成を示すブロック図。 図2の斜め方向補間回路が行う斜め方向の補間処理を説明するための図。 第2の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 図4の斜め方向補間回路が行う斜め方向の補間処理を説明するための図。 第1及び第2の実施の形態の補間処理並びに従来例の補間処理におけるフェージング環境を用いてシミュレーションを行った結果を示す図。 第3の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 図7の等化回路が行う補間処理を説明するための図。 第4の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 第5の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 第6の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 第7の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 第8の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 図13のSP方向フィルタが行うフィルタ処理を説明するための図。 図13のSP方向フィルタが行うフィルタ処理を説明するための図。 図16は、第9の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 第10の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図。 受信装置の端部処理を説明するための図。 受信装置の他の端部処理を説明するための図。 OFDM信号のSP信号の配置を示す図。 従来の時間軸方向の補間を説明するための図。 従来の時間軸方向の補間を説明するための図。

Claims (15)

  1. 周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信装置であって、
    前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算部と、
    分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間部と、
    前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間部により推定された伝送路特性で除算する第2除算部と、
    を備えた受信装置。
  2. 前記所定キャリア周期が12キャリア周期であり、前記所定キャリア分が3キャリアであり、
    前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が1減少する斜め方向に行う請求項1記載の受信装置。
  3. 前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が前記所定キャリア分減少する斜め方向に行う請求項1記載の受信装置。
  4. 前記所定キャリア周期が12キャリア周期であり、前記所定キャリア分が3キャリアであり、
    前記補間部は、前記斜め方向の補間処理を分散パイロット信号位置からシンボル番号が1増加し且つキャリア番号が3減少する斜め方向に行う請求項1記載の受信装置。
  5. 前記補間部は、前記斜め方向補間処理の後に、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行い、当該時間軸方向補間処理の後に前記周波数軸方向の補間処理を行う請求項3又は請求項4記載の受信装置。
  6. 前記補間部は、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理における前記斜め方向を変更して当該斜め方向補間処理を行う請求項1記載の受信装置。
  7. 前記補間部は、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理を行うか行わないかを選択する請求項1記載の受信装置。
  8. 前記補間部は、有効シンボル長に対するガードインターバル長の比率に応じて、前記斜め方向補間処理に変えて、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行う請求項1記載の受信装置。
  9. 前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理における前記斜め方向を変更して当該斜め方向補間処理を行う請求項1記載の受信装置。
  10. 前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理を行うか行わないかを選択する請求項1記載の受信装置。
  11. 前記補間部は、遅延プロファイルに現れる主波に対する遅延波の最大遅延時間に応じて、前記斜め方向補間処理に変えて、キャリア番号が同じ時間軸方向に当該時間軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該時間軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する時間軸方向補間処理を行う請求項1記載の受信装置。
  12. 前記第1除算部により算出された分散パイロット信号位置の伝送路特性を分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向にフィルタ処理を施すフィルタ部を更に備え、
    前記補間部は、前記第1除算部により算出された前記伝送路特性を用いる代わりに、前記フィルタ部によるフィルタ処理後の前記伝送路特性を用いる請求項1記載の受信装置。
  13. 周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、周波数軸方向にシンボル毎に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信装置であって、
    前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該シンボル番号及びキャリア番号の位置での伝送路特性を算出する第1除算部と、
    シンボル番号が同じ周波数軸方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていないキャリア番号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間部と、
    前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間部により推定された伝送路特性で除算する第2除算部と、
    を備えた受信装置。
  14. 周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する集積回路であって、
    前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算回路と、
    分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間回路と、
    前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間回路により推定された伝送路特性で除算する第2除算回路と、
    を備えた集積回路。
  15. 周波数軸方向に所定キャリア周期で配置され、シンボル毎に周波数軸方向に前記所定キャリア分シフトして伝送される分散パイロット信号を含んで送信されるOFDM信号を受信する受信方法であって、
    前記OFDM信号に含まれる分散パイロット信号の各々に対して分散パイロット信号を送信時の当該分散パイロット信号と同じ既知の信号で除算して当該分散パイロット信号位置の伝送路特性を算出する第1除算手順と、
    分散パイロット信号位置からシンボル番号及びキャリア番号の双方が異なる斜め方向に当該斜め方向上の分散パイロット信号位置の前記伝送路特性を用いて当該斜め方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する斜め方向補間処理を行い、シンボル番号が同じ周波数軸方向に当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られている信号位置の前記伝送路特性を用いて当該周波数軸方向上の伝送路特性が得られていない信号位置に伝送路特性を補間する周波数軸方向補間処理を行って伝送路特性を推定する補間手順と、
    前記OFDM信号に含まれる情報伝送信号を前記補間手順により推定された伝送路特性で除算する第2除算手順と、
    を備えた受信方法。
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